閑話 、あるパイロットの最後
俺の名はジョン少佐。
栄えあるアメリカ海軍の新鋭機、グラマンF4Fを率いる隊長様だ!!
JAPと衝突する事になり、艦隊を率いてサル叩きに出撃して来た。
だが・・・。
サルの偵察機に発見されてからどうも雲行きがおかしい。
提督の命令でエアカバー体制に入ろうと出撃してたらJAPが突入して来たのだ。
小癪にも爆撃しやがって俺の部下を吹き飛ばしやがった・・。
チクョウ~~!!
敵は必ず取るからな!!
俺はスロットル全開でJAPに突進した・・が・・。
アレ??
JAPの爆撃機ってあんなに速いの??
俺の愛機のワイルドキャットが全速なのに、全然追いつけない・・。
それ処か・・JAPの爆撃機が反撃して来たのだ・・。
まさかアレは・・・。
「逃げろ!!アレは爆撃機では無い!!FIGHTERだ!!」
そこまで無電で言った瞬間・・。
俺は逝ったらしい。
グラマンの頑丈な装甲をブチ抜かれ即死したの・・だろう。
阿鼻叫喚の悲鳴が無電で飛び交ったと言うがそれを知る術は俺にはもう無い・・。
JAPの戦闘機は強かった・・。
我が戦闘隊は10分で壊滅。
一機も残らず海に叩き込まれたのだ。
俺様は魂となって彷徨いながら蒼空に浮かぶ同僚と共に天に昇って逝くのだった。
蒼空には我がボーイズの魂が幾多も浮かび・・天に消えて逝ったのである。
閑話です。
紅のブタさんの回想シーンを頂きました。




