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大空のムサシ  作者: 自宅防衛隊
ムサシ飛翔編
1/37

空のムサシ、帰る!!

純粋に戦闘機モノを書きたくなりましたので。(;^ω^)

極端なチートはありませんが、坂井もグレートエースと尊敬してた空のムサシを輝かせます。

私の名は武藤金吉。

中国戦線から闘い、末期まで激戦を生き抜いた猛者だ。


我が闘いには悔いは無い・・が、やはり下士官では指揮権も無く、ガキ時代の腕白を悔いてる。

もし、中学を退学させられなければ、私の学力なら兵学校を合格してたであろう。

親父様の逆鱗にさへ触れなければ・・。


その悔いは仕方ないと思い、弟にはキチンと指導し彼は先年兵学校を卒業し、我が横空に上官として赴任して来た。


その後、私は343空に赴任し、ある士官の護衛を任され初の出陣でヘマした士官を庇い・・。


何処を撃たれたかは分からぬ・・。


意識朦朧となりながらも豊後水道上空を飛行し四国沿岸の海岸近くに不時着水。


そこで意識は途絶えた・・・。


愛妻や娘の成長を見たかったな・・・。







気づくと私は愛知県の田舎の少年に戻ってた。


県立第三中学校の制服を着て・・。


時が戻ったのか??


医者の息子と遊び、金使いを咎められ中退させられたあの頃だな・・。


ウム。まだ間に合う。


私はバカ息子と縁を切り、勉学と柔道などの武道に専念。

遊ぶ暇があれば親父様の稼業を手伝い農作業も率先。

弟などの面倒も見て無事に中学を卒業。

念願の兵学校をトップで入学するのだ!!

時は昭和8年。

海軍兵学校(64期)として入校し常にトップの成績で卒業。

12年、飛行学生を拝命し海軍少尉に任官。


延長教育はもちろん戦闘機。

戦死時の記憶も鮮明なせいか、前史の腕は全然落ちて無い。


戦闘機は95式艦戦。


相手は・・親友だった坂井サブちゃんだ。

彼も士官なら良かったが、兵として飛んでた。


彼も確か腕白で中学を退学してたと聞く。

運命のイタズラで士官の道を断たれた少年は数多いだろう。


まあ私もその一人だった・・・。


95式戦は記憶の通りに機動し、難なく坂井の後ろを捉える。

照準器のレクチェルに彼の顔を捉え、撃墜確定。


バンクし空戦終了。


「武藤少尉、お見事です。」


降りると坂井が私に駆け寄り褒め言葉で賛辞する。

彼の言葉にはウソは無いだろう。


「ウム、坂井兵長・・。キミも見事だった。」


「いえ、まだまだだと思います。私の先輩は化け物揃いですし。」


少数精鋭のこの時代のパイロットは世界一優秀なパイロット揃いだった。

だが愚かな作戦で死なせてしまいバカな士官のお守で・・。


まあ悔いても仕方ない。

幸いにも私は元下士官としての経験もある。


優秀なパイロットを死なせない士官になり、出来れば作戦にも関わろう。

出来れば特攻作戦も阻止したい。。


そのためにはまずは腕を磨き階級を上げねば。


下士官兵では作戦に口を挟む事も出来ず戦闘機開発を頼む事も出来ぬ。

まずは自分を磨き部下を育てよう!!


帰ってきた空のムサシは大空を見上げ、滑走路の芝生に寝転ぶのである。



実在の武藤金義をモデルに書いておりますので歴史は同じです。

彼の戦歴は見事で日華事変初期から兵として飛び、終戦末期まで最前線を飛びました。

ただ護衛任務が多いので撃墜数は40機以下です。

彼の経歴を更に輝かせて書いてあげたいと思い書いております。

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