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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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993 激アツとなり得る場所

「え~っ、皆さんおはようございますっ!」


『ウォォォッ!』


「今日はですね、この勇者もその仲間達も、行方不明の魔王が心配であるということでですね、ハードなスケジュールの中から、捜索に参加する時間を捻出致しましたっ!」


『ウォォォッ!』


「はい、では早速出発しましょうっ! この付近、いや可能な限り広い範囲で、隠れているであろう魔王を捜し出し、連れ帰るのですっ!」


『ウォォォッ!』



 一緒に来た王都の部隊が米を始めとした物資、王都で不足しそうなものの買い付け交渉等をしている間、護衛として参加している俺やその仲間達は暇になってしまう。


 だからといって昼間から、滞在させて貰っているセラとミラの実家でゴロゴロしているというのはあまり芳しくない。

 それでは2人の馬鹿オヤジと同じであり、きっと数日のうちに、俺も仲間達も同様に堕落し切ってしまうであろう。


 そうならないための暇潰し……ではなく、一応は忙しくて仕方ないところを、逃亡生活を送る魔王の身を案じて、スケジュールの調整をしたうえで捜索に参加するという体だ。


 もちろん嘘っぱちなどではなく本当に参加するし、まぁ途中で休憩して食事などを取る点においては、一切の小休止もなく1日動き続けることが予定されているこの魔族連中とは違うのだが、それでもそこそこ本気で頑張ろうという意思はある。


 で、気合十分で散り散りになっていく馬鹿な魔族共を見送り、その全ての姿が見えない状態となるのを確認した後、ここでもうひとつやっておくべきことを済ませようと、村の公会堂のうらへと移動した……



「おいお前等このゴミ野朗共、昨夜は調子に乗ってくれたようだな、あんっ?」


「い、いや、俺は別に何も、誰に話し掛けても『お前とか知り合いじゃねぇし』って言われてたし」

「俺達もだ、この全く知らない人は何やらあの豚っぽい人に吹き込んでいたようだが、俺達は何も言っていない」


「嘘ばっか付いてんじゃねぇよ、そんなんだから嫌われるんだよこのゴミムシ共が……お前等、今夜どうなるかぐらいわかってんだよな? 協力的な皆さんの団結力を高めるため、不安分子のお前等は消し去らないとならねぇからな、なぁ?」


『ひぃぃぃっ!』


「ご主人様、こんな人達に構っていないで早く行きましょうよ、ほら、蚊取り線香、どんどん燃えてなくなっちゃいますよ」


「おっとすまんすまん、じゃあお前等、処刑の時間を楽しみに待っておくんだな、あ、でも逃げないようにしておかないと、セラ、やってしまえ」


「はいはい、じゃあ空気圧で作った箱の中に……クッ、潰れないようにするのは難しいわね……」


『ぶっちゅぅぅぅっ!』



 セラの風魔法で全方位を覆い、まるで透明な箱の中に詰め込んだような感じになった4匹のゴミ。

 ぼっち魔族野郎はおそらく、生きてきた中でもっとも他人と接近している時間であろう。


 で、本当にブチュッといって中身が飛び散らぬよう圧を調整し、俺達はそのまま騙されてノリノリで魔王捜索に出掛けた魔族共の後を追い、森へと入って行く。


 かなり気温が上がる時期の森は蒸し暑く、わけのわからない昆虫も活動を始めているため、ルビアなどはかなり不快感を覚えている様子。


 だがその分、蚊取り線香が入ったケースをずっと抱えていてくれるため、こちらの荷物がひとつだけ少なくて済む。


 もちろんそのルビアと離れると、こちらがあの凶悪な小生物、どの世界においても相当な数の人間を殺してきたであろう小さなバケモノに襲われ、貴重な勇者の血を奪われてしまうのだが……



「ルビア、もうちょっとこっち来い、カレンは前に出て、何かこう、音とか臭いとか、色々感じとてtくれ」


「わうっ、でもご主人様、音は先に入って行った人達がうるさすぎてダメですし、臭いも……あの人達、お風呂に入っていないので臭すぎて……」


「本当に使えないゴミ共だな、俺達の邪魔をしやがるとは、確実に成敗してやらねばならないところだ」


「それよりもご主人様、私達はどこをどんな感じで捜すんですか? てか何捜してたんでしたっけ?」


「リリィ、俺達が逃げ出した魔王を捜しているということぐらい把握しておけ、それから捜索ルートについてだが、それに関してはセラとミラの2人だ、地元民で山や森に詳しいからな、どうする2人共?」


「そうねぇ……ここからさらに東へ向かって、捜索の範囲を広げていくべきだと思うわよ」


「えぇ、東に王国の小さな砦があったじゃないですか、そこまで行ってみるのが良いと思います、魔王も持ち出した食糧を食べ尽くしてお腹が空いているころでしょうから」


「砦というと……あぁ、結構前に攻められた砦な、あそこって今兵士とかが駐在しているのか」


「元の状態、15人ぐらいよねきっと、しかもやる気はないと思うし、食料庫に侵入しようと思えば一発だわ」


「あっ、そこって私の場所なのにっ」



 確か、その小さな砦の食料庫には、リリィがその中身を全てキープするために名前を、扉にでかでかと書いてしまったような記憶がある。


 まぁ、昔のことなので消されてしまっているかも知れないが、もし魔王がそこへ侵入し、僅かな兵士のために用意された僅かな食料を奪ったのだとしたら、それはリリィのものを奪ったも同然。


 それは通常であれば万死に値し、魔王のような可愛い女の子キャラであればお仕置きが本の少し追加されるような、極めて悪質な行為だ。


 もしそれをやったのだとしたら、民衆の前で魔王に対し、リリィからの公開説教を受けさせる判決を下そう。

 多くの人の前で正座させられ、子どもに叱られるというのかなり堪えるはずだからな……


 と、そこで先頭のカレンと、それをナビゲートしていたミラがふと停止したではないか。

 何か落し物でも発見したのかとも思ったが、『物』ではなく『痕跡』の方であるようだ。


 そしてその痕跡とやらは真新しい人間の足跡、この辺りの土壌は水捌けが悪いらしく、前に選挙のために訪れたときにも、最初は足跡から敵の存在を確認し、捕まえることに成功したような記憶がある。


 それで、今回の足跡なのだが、確実に靴を履いている、素足ではない何者かが残して行った、そう断定してしまって良いものだ。


 さらにサイズ感も人間そのもの、靴のサイズでいうと25cmから26cm程度であるが、この世界の靴は川などで出来ていてかなり分厚い、24cmやそれ以下の可能性もあると、つまりそんなに正確にはサイズの測定が出来ないということを認識しておこう……



「う~ん、ちょっとめり込み過ぎですね、もう少しソフトな感じで付けてくれれば、サイズもわかったかも知れませんが」


「普段からシルビアさんの手伝いをして(無償強制労働)、革製品をそこそこ見ているルビアでも詳細はわからんか、なかなか難しいな」


「そうですね、せめて男物か女物かさえわかれば……あ、でもこの真ん中の所……」


「どうした?」


「ちょっとうっすらと……製造メーカーがこれは……あっ、『キイロギリ安全』のデッキシューズです」


「何なんだその怪しいメーカーは……」


「知らないの勇者様? かつて異世界からやって来た、本当に安全な伝説のデッキシューズを分析して作ったものなのよ」


「モロにパチモンじゃねぇか、しかも何だよ『ギリ安全』って、『ほぼ危険』なんじゃねぇのか?」


「しょうがないですよ、ご主人様は知っているはずですが、異世界の靴は良くわからない素材で出来ていて、それを再現するとなるとかなり大変なんですから、ギリ安全でもかなりのものです」


「そうなんだな……で、この足跡から他にわかることは?」


「そうですね……この感じ、ずっと室内で履いていたものを、初めて外用にした感じですね、間違いありません」


「ふむふむ、となると靴の持ち主、というか足跡の主は……」


『魔王!』



 誰もがそう思った、そうに違いないと思った、このブランドの靴が本当に高価で、だいたいの人間が内履き用に使っているということ、そしてうろ覚えではあるが、魔王がそんな靴を履いていたのではないかということも手伝っての予測だ。


 足跡は非常に新しく、今この場で俺達が、履いている安っすい靴で付けたものと比べても遜色ない。

 ならば魔王はこのすぐ近く、目と鼻のさきに居る可能性が極めて高いといえる。


 さらに、この先には王国の小さな砦が存在しているという内容の看板が、近くには複数、山道に沿って設置されている状態。


 魔王もこれを見て、砦であれば食糧を得られるとして、そちらに向かった、通常であればそう判断するはず。

 そして砦の警備を確認するため、付近で一度停止して、しばらくの間様子を見るのも確実な行動。


 捕まえるならそのタイミングだ、自分が獲物を狙って隠れている、その獲物しか眼中にないときこそ、自分が背後から狙われているかも知れないということを忘れがちになるのだから……



 ※※※



「うむ、そこそこ集まったな……皆聞いてくれっ!」


『ウォォォッ!』



 俺達は周囲を捜索していた馬鹿魔族共を掻き集め、この付近に魔王が居る可能性が高いこと、そして空腹によって危険な状態にあるかも知れず、一刻も早い救出が望まれることなどを告げた。


 やる気満々の魔族共は、その言葉を聞いた途端に動き出し、必死になって捜索を進める。

 人族の兵士もこれぐらいやる気があれば良いのだが、まぁ、もし駄王が行方不明になったとしても、ここまでのことは誰1人としてしないであろうな。


 で、もちろん俺達も捜索には参加するのだが、基本的には『作戦本部』というかたちを取り、あまり遠くまでは行かずに報告を受けるかたちでの参加となる。


 これだけの人数が居ればこの一帯を完全にカバーすることが出来るはずだ、そう思えるほどの魔族共が周囲に散り、魔王を捜しているのだから問題はない。


 あとは目撃の報告を受けて、それに基づいた動きをすれば良いのだが……と、早速どこかで動きがあったようだな。


 俺にはまるで聞こえないが、今回のメンバーの中で唯一感覚が鋭いカレンが、一定の方角を凝視しながら耳を動かしているではないか……



「どうしたカレン? 誰かが魔王を見つけたのか?」


「う~ん、そういう感じじゃないですけど、もっとこう、凄い手掛かりがあったみたいな、そんな話をしていますよ」


「落し物か何かかな? とにかく報告を待とう……っと、もう戻って来たのか……」


『報告する、こんなものが向こうに落ちていた、きっと魔王様が使ったものだ』


「これは……非常食のゴミか、つまり魔王はこの付近で食事をして、それを捨てて行ったということだな?」


『間違いない、しかもこれ、紐を引っ張ると熱くなるタイプのもの、そしてまだ温かい』


「近いな、少なくともこの足跡よりは新しいものだ、となると……やっぱ砦に向かったな……」



 足跡のあった場所からまっすぐそのゴミが落ちていた場所へ向かう、その直線上、さらに先には砦へ繋がる最後の一本道が存在しているのだ。


 魔王はここで昼食を取り、そして夕食は残ったものか、或いは新たに調達しようと試みているのであろう。

 もちろんまっすぐ砦に向かい、侵入のための監視を始める可能性もあるが……周囲の『寄り道スポット』も把握しておくべきだな。


 もし万が一、魔王よりも俺達の方が先に鶏でに到着してしまった場合、奴がそれを察知し、警戒して近付かなくなってしまう可能性もあるのだ。


 ならば周囲を丸ごと捜索して、魔王が付近に居ない、つまりまっすぐ砦へ向かったことを確認してからそちらを目指すべきである。


 どうせ砦の先に行くことは困難なのだ、結局はそこで止まってしまうのだから、付近を念入りに捜索してからでも良いであろう。


 ということで周囲一帯を、可能な限りの人員で捜していくのだが……徐々に日が暮れてきた、今日の捜索はここまでといったところか……と、ここで新たな報告だ……



『またこれが落ちていた、しかもこのゴミ、賞味期限がかなり先のものだ』


「……まぁ、間違いなくそういうのは先に、最後の方に消費するだろうな、となると……」


「いよいよ食糧が枯渇しているってことね、でも今日はもうどこかに隠れてしまうはず、暗くなるし、捜し出すのは困難だわ」


「だな、この場所の近くに魔王が居るってことだけは確かだが……うむ、一旦切上げて作戦を立てよう、明日は朝一番から再開だ」


『うぇ~いっ!』



 残念だがこの日はここまで、持ち帰った情報、主にそれぞれの手掛かりを発見した場所の位置情報をもとに、魔王がどこに隠れていて、どういう感じで砦を目指していくのかを考えることとしよう……



 ※※※



「え~っ、本日は残念ながら、魔王本人を捕縛……救出することは出来なかった、そしてもうひとつ残念なお知らせがある」


『ざわざわ……』


「実はですね、皆さんより先に助けた、この4人なんですが……魔王軍による『勇者こそ悪』という洗脳が解けません。これは由々しき事態でして、このまま放置すれば、この4人はまた皆さんを洗脳し、再び悪の道に走らせることでしょう……よってこの場で『矯正』するのですっ! やってしまって下さいっ!」


『ウォォォッ! このゴミ野朗!』

『死ねっ! 死値ねやボケェェェッ!』

『コイツ! 見たことがない奴だぞっ!』

『きっと洗脳を広めるための隠しキャラだっ!』

『ボッコボコにしてやるっ!』



 邪魔になった4匹のゴミ魔族、これを良い感じに、『仲間達』の団結がより強くなるような方法をもって処分する。

 4匹をリンチする魔族共は、徐々に目がヤバくなってきて、俺が言ったことを何の疑いもなく信じるようになってきた。


 このまま馬鹿共にあることないこと吹き込んで、完全な操り人形にしてしまおう、もちろん俺達に利益のためだけにだ。


 そして要らなくなったらゴミのように処分すれば良いし、特にコストも掛からないためそれはいつやっても良いという、非常に都合の良い存在である。


 まぁ、これに限らずさらに団結を強めさせ、最終的には自らの命も顧みず、『凄く良い奴』である俺に忠誠を誓うような存在に仕立て上げるのも可能であろうな……



「さて、勇者様、私達はそろそろ戻りましょう、お姉ちゃんがマップに今日のポイントになった場所を記録してくれましたから、それに基づいて話し合いをするんです」


「わかった、じゃあすぐに行こうか」



 そのまま拠点へと戻り、呑んだくれによる酒の誘いはスルーして作戦会議へと……リリィが釣られてしまったようだ、まぁ、どうせ会議では役に立たないからどうでも良いな。


 もう1人、釣られそうになっていたルビアは、ギリギリのところで襟首を掴んで捕獲し、引き摺って会議が行われるミラの部屋へと連行する。


 ルビアも役には立たないのだが、会議中は手元が暇なので髪の毛だのおっぱいだのを弄り倒すのにちょうど良い、梱包材のプチプチを、暇潰しに破裂させるのと同程度の行いだ。


 で、早速マップを広げて、セラが記入したそれぞれのポイント、そして砦の場所を確認しておく。

 様々なマークがあるが、砦の場所と村の場所ぐらいは、地元民ではない俺にも把握出来た。


 だがわからないものもかなり多い、樹齢がどれだけの有名な大木だとか、木こりが休憩するためのスペースとか、そういったものについては、セラとミラに詳細を聞くしかないのである。


 そして、そのセラとミラさえもわからない、この村に新しく追加されたスポットなども存在しているようだ……



「これは何かしらね? 今まではなかったわよ」


「う~ん、魔王がゴミを不法投棄した場所に近いし、ちょっと聞いてみた方が……おかあさ~んっ、ちょっと~っ」



 マップを持って母親の所へ行ったミラ、すぐにその『謎のランドマーク』の詳細を聞いて戻って来た。

 どうやら新しく発見された温泉があり、今のところは道の整備などが済んでいないものの、近いうちに村人全員が利用出来る憩いの場とする予定のものらしい。


 なるほど、王都の屋敷の庭でも温泉が出るぐらいだし、この辺りにもそういった場所があってもおかしくはないな。


 明日、捜索の際に確認して、良さそうであれば少し浸かってみるのもアリかも知れない……と、ルビアが何か言いたげだが……



「ご主人様、この温泉、怪しいです」


「怪しいって何がだ? 村の連中が温泉だと言っているんだから温泉だろうよ」


「いえそうではなくて、もしかするとですが、というか私が魔王の人だったらですけど……ここへ行くような気がしないでもないです」


「というと?」


「だって、魔王城を出てからもうかなり日数が経っているんですよ、その間お風呂に入ることが出来ないなんて、私だったら耐えられません、夜にコッソリ、誰も居ないことを確認して入りに行くと思います」


「……確かにルビアちゃんの言う通りですね、捕まるかも知れない、誰かに見られるかも知れないというリスクもあるでしょうけど、それを最小限に抑えれば、きっとお風呂には入りたくなるはずです」


「うむ、ということはだな……」


『今がまさにチャンス!』



 セラとミラの実家の村、その近くの山の中、木々に囲まれた場所に沸いたという新しい温泉。

 もちろん砦の近くであり、魔王が潜伏していたであろう場所からも程近い場所にある。


 さらに、既に森の中で活動する村人が利用する際に迷子にならないよう、道は整備されていないまでも看板などは設置されているらしい。


 つまりは魔王もそれを見て場所を確認、温泉に浸かるタイミングを図ることが可能だということだ……間違いなく今日、というかこの夜に温泉を目指すであろうな。


 その油断し切った状況、砦の食糧を狙っているどころではない、もっとも気の抜けた状況にある魔王を、襲撃して捕まえてしまうのは容易なことに違いない。


 そうとなれば早速行動開始だ、作戦会議を切上げ、セラ達の母親に事情を告げて、俺達は先程まで居た森の奥へと戻った……

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