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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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990 情報を持つ者は

「ギャァァァッ! 何だコレはぁぁぁっ……あっ」


「また喰われたっ! おいっ、良いから馬を外して、それに乗って後ろへ下がれ、馬車本体は大丈夫だし、そもそも俺達が戦い辛いっ!」


「へっ、へいぃぃぃっ!」


「セラ、ルビア、降りて来て前に出ろ、リリィは逃げる連中のカバーをっ」


『うぇ~いっ!』



 早速そこそこの人数が殺られてしまった部隊の先頭付近、俺達が近付いたことによって、物体のターゲットはこちらに移ったのだが、それでもまだ油断は出来ない。


 頭が悪いどころか考えるということがない物体であるから、せっかく良いターゲットが近くにあったとしても、惰性でこれまでのものを、たいして『栄養』がない一般の人族を狙ってしまうようなことも十分に考えられるのだ。


 と、近付いてみると物体の数はそこそこのようだな、思っていたよりも小さいのだが、草木の影に隠れていたようなものが次々と飛び出して来るではないか。


 これが一般的な小型のスライムであれば可愛いもので、おそらくこの部隊の誰もが敗北したりはしないであろう。

 だがその見た目のせいで、最初に『ダッシュで逃げる』という選択肢を取らなかった連中が犠牲となったのもまた事実。


 今はもう、全ての物体のターゲットがセラないしルビアに移ったことを確認したのだが……さて、かなり小さいものでもそこそこに強力であるゆえ、どうやって始末していくのかが問題だ。


 魔王城でこの物体と戦った際には、最後にユリナの火魔法を用いて完全に消滅させていたのだが、今はそのユリナが留守番のためここには居ない。


 代わりに火を噴くドラゴンであるリリィが、自分がフィニッシュを決めるべきであるということを理解したうえで、後退する普通の方々を背中で守りつつ待機しているにはいる。


 その前にダメージを与えるのが、基本的に接近して戦うことの出来る俺とカレンの役割なのだが……小さすぎるのはカレンに任せよう、俺は少しばかり大きな物体を、複数回の攻撃で粉微塵にするのだ……



「それそれそれそれっ!」


「カレン! こっちも潰したぞっ、さらに細かく刻んでくれっ!」


「わうっ! それそれそれっ!」


「さすがにカレンちゃんは手数が多いわね」

「さすがにご主人様はあまり素早くないですね……」


「うるさいなぁ、しょうがないだろう武器が棒切れなんだから……」



 いちいちカレンと俺とを比較してくるのは、ターゲット役として存在してはいるものの、この場では特に目立った活躍をしていない2人。


 確かにカレンの方が手数が多いのと、そのお陰でかなりの数の物体を細切れにしていることから、一方的に活躍しているようには見えるのだが、大型のものをカレンが潰し易いようにする俺の役割も重要なはず。


 それをわかっていないセラとルビアはまだまだだな、あと俺が近くに居るのに、特に気にせず火を噴いてくるリリィにも後で注意しておかねばなるまい。


 と、そんな感じで戦いを進め、10分程度したところでようやく、その場に出現した全ての物体を消滅させることに成功したのであった。


 残骸などは残らず、全てリリィのブレスによって消滅してしまった物体、サンプルを採取しようと待機していた部隊員も居たようだが、そんな危険なことは誰であっても絶対にさせることが出来ない。


 この物体はもうわけのわからないものとして、この世に存在するものを悉く消し去らなくてはならないのだ。

 研究用などの理由で持ち帰っても、また外に漏らしてしまうような馬鹿馬鹿しい事故が発生するのは目に見えているし……



「やれやれ、ようやく終わったわね、一旦元の位置に戻って、それから事の顛末をあの無能そうな指揮官に報告しておきましょ」


「あぁそうだな、無能指揮官にはガツンと言ってやらないとだ、この物体はマジで本当に危険なものなんだってことをな」


「まぁ、プライドがあるでしょうから相手にしてくれないかもだけど」


「だとしたらブチ殺す、行くぞ」



 戦闘が終了してすぐ、最初にやることは何と言ってもあの馬鹿、物体の恐怖を軽んじていた指揮官に苦情を入れることである。


 あの馬鹿さえもう少しまともな認識をしていれば、ここで複数の人員を失うことはなかったというのに。

 本来であれば責任を取って自刃しろとでも言うところだが、まだ出発したばかりでそれはあまりにもお粗末であるため、今回だけは勘弁してやろう。


 で、俺とセラでその馬鹿野郎が乗る馬車へと近付くと……扉も窓も締め切られているではないか、お話には一切応じません、そのような主張をするかの如くだ。


 馬車本体をドンドンと、半ば殴り付けるようにして叩くと、御者をしていた兵士がドン引きしているのだがそれは問題にはならない。


 その『出て来やがれ』という要請を受けて、渋々といった感じで窓を開けた指揮官に対し、殴るようなモーションを見せて脅しておく……どうやらウ○コを漏らしたようだな、本当に殺されるとでも思ったのであろう……



「おいお前、次にこんなことがあったら承知しないからな、ここからは俺達が作戦の指揮を執る、お前は物資の計算その他のことだけ考えて、戦闘に関してはこちらに任せろ、良いな?」


「わ……わかった、だがもしもの場合の責任は……」


「お前に決まってんだろうが、調子のんじゃねぇぞこのハゲ!」


「・・・・・・・・・・」



 鬱陶しいハゲ、指揮官として威張り腐り、自分は豪華な馬車に乗っているというのに、『若い』ことと『護衛』であることのみを理由として歩かされている俺達に、その被るべき責任まで押し付けようというのだから質が悪い。


 この件は帰って王宮に報告して、このクソ馬鹿野郎が最低でも降格、可能であれば死刑にして貰えるよう取り計らっておこう。


 もちろん本人にはそのことを伝えず、『多少の被害で済んで良かった』と思っているところに青天の霹靂的に呼び出しが掛かり、出発直後のこの詰問されるのを楽しみにしておくのだ。


 で、死んでしまった分の穴を埋めるかたちで、比較的大きなリヤカーを前後2人だけで押したり、少し後ろの護衛兵士を前に出したりして隊列を組み直し、再び出発とする。


 またいつどこで例の物体に遭遇するのかはわからないし、少なくともこのまま、何事もなく目的地へ到達することは叶わないであろう。


 だが先程の事態を間近で見て、どうにかこうにか(俺様のお陰で)生き残ることに成功した前列の兵士やその他部隊員の連中は、少なくともアレの恐怖について思い知ったはず。


 もう舐め腐った態度で逃げ遅れたり、もちろん自力で討伐することを試みたりする馬鹿は居ないであろうな。

 正直、この期に及んでそういう奴が居たとすれば、もうそれは今回の物資獲得計画にとって要らない人材だ。


 まぁ、そういうのが勝手に死んでくれるのは構わないし、死の恐怖に怯え、ただ叫びながらそのときを待つことしか出来ない状態になったところで、俺達には指を差して笑うぐらいのことしか出来ないのである。


 出来ないのではあるが……少なくともあの物体の増殖に貢献するのはやめて頂きたいところだ。

 もし死ぬのであれば、襲われた際に適当なムーブをして、崖から転落するなどして『害のない死亡』を成し遂げて欲しい。


 と、これが現在の時点での『物体出現時における馬鹿の行動につき最善のもの』なのではあるが、それは物体出現時であって、それ以外の……早速出現したようだな……



「ご主人様、結構先に5人ぐらい待ち構えていますよ、こちらの動きを察知しているみたいな感じです」


「そうかそうか、っと、俺にもわかったぞ、魔族が……上級魔族は1匹だけだな、結構デカい奴だ、あとはマジモンの雑魚だな、リリィ、すまないがちょっと縮んでくれ、セラとルビアも降りて、隠れながら進むぞ」


「そうね、私達が居るところを見られたら逃げてしまうわ、確実に仕留めるならそうするべきね、ルビアちゃん、ちょっと歩くわよ」


「ええ、ご主人様におんぶして貰いますから大丈夫です」


「誰もしないぞそんなことは……」



 甘えるルビアは勝手に背中に乗ろうと試みるが、どう考えても残り500m程度であるから、そのぐらいなら歩けるであろうと拒絶してやる。


 ルビアは非常に残念そうな顔をしているのだが、ダメなものはダメだし、そもそも非効率かつやっていて恥ずかしいという点において、ここで思い通りに刺せるわけにはいかないのだ。


 そんなルビアの尻を思い切り抓り上げて、自らの足でキッチリ歩くように促して……喜んでいるだけのようだな、どうもこれをして欲しかっただけのようである……



「……接近するわよ、全員馬車か何かの裏に隠れて」


「じゃあ私はミラちゃんの後ろに」


「私はリリィちゃんの後ろに隠れます」


「そうか、じゃあ俺はカレンの後ろに……はみ出してしまうなさすがに、皆、普通に荷馬車の後ろに隠れよう」


「もっとも、敵がこちらの戦闘力なんかを察知出来るタイプの魔族だったら意味がないと思いますが……」


「大丈夫だろうよ、そんな感じの奴ならもうとっくの昔に逃げ出しているはずだ、殺気ムンムンの状態でこちらを狙っているということはアレだ、追い剥ぎのつもりだ」



 向かう先に居ることがわかっている上級魔族1匹を含む魔族の集団、間違いなく魔王城から勝手に脱走した『落武者』の類であろうな。


 上級魔族もそこまで位が高い、そして戦闘力が高いというわけではないようだし、そもそも周りの配下に、本当の雑魚魔族に実行犯を押し付けようとしている感じの動きだ。


 きっと相当に腹が減っているのであろうな、こちらがどんな構成の部隊なのか、予め斥候を送って確認するような動きはなかったし、これからそうするつもりも毛頭ないらしい。


 今はとにかく食料を確保したい、移動している弱そうな人族の集団(実際には中身の確認が未)を襲って、イージーに食べるものをゲットしたいということだ。


 そして大変残念なことに、その弱そうな人族の集団の中には、恐ろしい勇者パーティーのメンバーが総数の半分だけ、含まれてしまっていることに気付く可能性はもうないのであった……



『ひゃっ……ヒャッハーッ! おいお前等! 喰えるものを全て置いて行きなっ! 言っておくが俺様は魔族だぞっ、人族が逆らえばどういうことになるかわかってんだろうなっ? 魔族だぞ魔族! しかも中級!』


「おいおい、何だか自信があるのかないのかわからん奴が出て来たぞ」


「はいはい中級魔族ね、田舎者が原始人にマウント取るようなものかしら?」


『おいそこに隠れているテメェらっ! 何無駄話してんだ? あ、もしかして魔族を見たことがないのか? 魔族だぞ、人族如きには到底敵わない存在である魔族だぞっ、見たことがないんだな? そうだな? ん?』


「いや逆にお前、勇者とか見たことないんだな……」


「ご主人様、親玉っぽい上級魔族の人が逃げていますよ」


「ちょっと死なない程度に痛め付けて引き摺って来い」


「わかりましたーっ」



 シュッと、その場から消え去るようにして逃げる上級魔族を追ったカレン、あまりのスピードに目が追い付かなかった目の前の中級魔族は、カレンが消えたことについてまだ理解出来ていないようだ。


 そして逃げ出した、つまり俺達の姿を見たことがあるのか、それとも肖像画などで確認したことがあるのかはわからないが、とにかく誰が何なのか知っていたらしい上級魔族は、次の瞬間にはカレンによって捕獲される。


 代表者として立ち塞がった中級魔族も、その後に『取り巻き感』を出しつつ登場する予定であったらしいその他の中級および下級魔族も、もう頭の方が付いて来ないようで立ち尽くしているのみ。


 その代表中級魔族の目の前に、親玉上級魔族が投げ込まれ、ボッコボコの顔面を地面にズザァーッと擦りながら停止する。

 うむ、生存はしているようだ、この後拷問して、そこそこの情報を吐いてくれることに期待しておこう。


 で、フリーズ状態の代表中級魔族なのだが……ここは俺様が直々に殺害してやろう、イマイチやり慣れていないのに頑張ったことに対する褒美である……



「よぉ~し、じゃあお前の相手は俺様が務める、武器を取っても構わないぞ……おい、聞いてんのかこのボケ」


『……はっ! 今一体何が起こって……たっ、隊長が目の前に倒れて……まさか、俺が倒したというのか、隊長を、この俺が倒したぞっ、ウォォォォッ!』


「いや違うからね、お前相当な馬鹿みたいだし、もう死んで良いぞ」


『フンッ、上級魔族である隊長を毒牙に掛けたこの俺様だ、テメェのようなゴミムシがどうこう出来ると……え? ちょっとデカくなった?』


「いや、お前が縮んだんだよ、正確には足首から下をだるま落としみたいに弾き飛ばしたんだがな」


『はぁっ? あっ、えぇぇぇっ⁉』


「ついでに手の指も全部なくなってんぞ」


『はひっ、はっ……ギャァァァッ! 俺の、俺のパーツがぁぁぁっ!』


「パーツって何だよ……」



 ひっくり返ってのたうち回る代表中級魔族、俺はその辺に落ちていたバールのようなものを拾い上げ、その転がって仰向けになった瞬間を狙って……腹部に一突きを加えてやった。


 飛び散る血飛沫とグロテスクな何か、表現しようと思えば出来るのだが、ここはあえて表現しない、『何か』とだけしておくのが正解であると思料する。


 その何かを腹から撒き散らしながら、さらにハイペースで転がり始める魔族、その眼球を、さらには鼻にバールのようなものの釘を抜くことが出来そうな部分を引っ掛けて……まぁ、これ以上はNGだな。


 今はサリナが居ないわけだし、モザイクが必要な状態であってもも対処することが出来ないのだ。

 既にやりすぎのような気がしなくもないが、そこそこの生命力を有する魔族、このまま苦しんで、のたうち回って死んで頂くこととしよう。


 で、他にもまだまだ混乱状態の魔族が居るわけだが……この連中は投降させて、拷問すべき上級魔族の前で締め上げて殺してしまうべきだな。


 対象に、『次はお前がこうなる番だ』ということを知らしめるため、そして何より、こういう馬鹿共が非業の死を遂げる瞬間を、腹を抱えて笑いながら眺めるのが楽しいためだ……



「おいそこの連中、死にたくなかったらこっち来い、もしかしたら助かるかも知れないぞ」


『へ、へぇ、そういうことなら……えっと、勇者のダンナ……』


「気安く呼んでんじゃねぇよゴラァァァ!」


『へぶちっ……ぷぽっ!』


「あ、やべぇやべぇ、うっかり殺してしまったぜ」


「勇者様、命は大切に消費しないといけませんよ」


「はいはいすみませんでした~」


『こ……こいつ等狂っていやがる……』



 狂っていやがるのはどちらだと、恐怖に怯えつつ投降して来た中級魔族の1匹に言ってやりたいところだが、時間もないのでスルーしてしまうこととしよう。


 まずは唯一の上級魔族にルビアの回復魔法を使わせ、その瀕死の重傷、死の淵から蘇らせる。

 傷は癒え、完全な状態に戻った上級魔族は……やはり逃げ出そうとするではないか、相当に死ぬのが怖いらしい。


 で、しばらく右往左往した挙句に諦め、放心状態でその場にへたり込んだ上級魔族。

 空腹と絶望と、それから例えようのない恐怖に支配され、このままでは精神が完全に崩壊してしまう。


 だがそれではつまらないので、まだ魂が還って来る可能性がある『新鮮』なうちに、痛め付けて情報を吐かせることを考えなくては……



「おいオラッ、ちょっと俺の話を聞けっ!」


「ギョェェェェッ! 小指が、小指が潰れてぇぇぇっ!」


「正気に戻ったようだな、どの指が潰れているのか理解しているなんて、馬鹿の癖にそこそこやるじゃねぇかこの馬鹿がっ!」


「ひょげぇぇぇっ! 今度は薬指の爪と第一関節付近がぁぁぁっ!」



 ダランと地面に垂れていた上級魔族の手先を踏み付けて潰し、まずは痛みによって覚醒させるという基本的な方法による意識の取り戻しに成功した。


 なお、傷の方はすぐにルビアが治療しているため、もう無限ではないかと思うほどに痛め付けることが出来るというのが勇者パーティー流拷問のメリットだ。


 で、コイツに聞きたいのはいくつかのこと、まずはどうして魔王城を出て、こんな場所に居るのかということだが……まぁ、普通に情けなく脱走したというのが事実であろうな。


 そして重要な要素、魔王がどこへ逃げたのかを知っているのかというところなのだが……これについては慎重に、丁寧に拷問して確実に知っていることを話させよう……



「……で、魔王の奴はどっちへ逃げた?」


「魔王様が……逃げただと? そんなはずはあるまい、いやマジで、魔王様は逃げてなどいない、まだ魔王城に留まっているはずだっ!」


「お前のような卑怯者と違ってか? だがな、アイツがあの性格で、危険極まりない魔王城の中に留まるとは到底思えないんだよ、何か知っているのであれば吐いた方が良いぞ、その方が楽に死ねる」


「ひぃぃぃっ! ほっ、ホントに知らないんだぁぁぁっ!」


「じゃあ誰か知っている奴を紹介しろ、誰でも良い、上手くそいつを騙して、魔王の行き先に関する情報を提供させるんだ、良いな?」


「そ、そんなことを言っても……俺ぼっちだったし……」


「大丈夫だ、こういう緊急事態においてはな、ムカつく陰キャのぼっち野朗であっても、顔を知っている奴を見つけたら大喜び、誰しもがベラベラと情報を吐き出すはずだ」


「・・・・・・・・・・」



 使えなさそう、というか使えるはずのないゴミのような魔族ではあるが、まぁ最初に手に入れる情報源としてはこれが限界であろう、RPGの武器で言えば最初に貰える木の棒のようなものだ。


 だがコイツから色々と辿り、藁しべ長者的感覚で最終的に魔王の行き先に関する情報を得て、その情報を元に捕縛すれば良いのである。


 きっとこの付近には他にも魔族、魔王軍の関係者が潜んでいるはずだ、その中で、やはり魔王に近いような存在に当たるまで、この雑魚の陰キャぼっち野郎から情報を繋げていくこととしよう……

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