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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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970 変な場所

「おいコラァァァッ! 降りて来いやボケェェェッ!」


「はいはい、でも障壁があるから無理よ、ほら、ここまでしか行けないの、残念でしたまた今度」


「いや秘密の出入口とかあるだろう、それにほら、そこに穴が空いているぞ、そこから出て来いっ!」


「あ~、確かにあると思うけど、ちょっとここでは対応しかねるわ、じゃあね、あと捕虜をいじめないように、バイバ~イ」


「待てやオラァァァッ!」



 観客席に座ったまま、こちらを見下すようにして話をする魔王、それがスッと立ち上がったと思いきや、明らかに転移する感じの光に包まれる。


 逃げ道だけは確保していたということか、まぁ、あの余裕ぶりから考えてそれは当然のことなのであろうが、とにかく魔王の姿は消え去り、観客席には案内係のジェーンと、それから記録係のPootuberのみが残された。


 これは俺達に追って来いと、この魔王城のさらに上層、それこそ魔王が普段生活している『ボス部屋』へとやって来いということなのであろう。


 そこまで行くことにつき、引き続きジェーンを案内係として……いや、副魔王を軽くシバいて協力させても良いな、とにかく方法は様々だが、上を目指さなくてはならないということだけは確定だな。


 で、ひとまずジェーンには戻って来るように告げ、大人しくそれに従う動きを見せたところまでを確認。

 そこからは瓶の中に閉じ込めた小さな小さな副魔王、そちらに目線を移し、これから自分が俺の『お相手』をさせられるということを認識させた……



「さてと、そんな無様な姿になってしまっているところ申し訳ないが、これから俺達はどうしたら良い? それを教えてくれ」


『え~っと、そのぐらいは考えればわかることで……』


「ミラ、ちょっとシェイクしてやれ、バーテンみたいにな」


「わかりました、シャコシャコシャコシャコッ」


『ひぃぃぃっ! すみませんすみませんっ! 調子に乗りましたぁぁぁっ! 何でも答えしますのでっ、止めて、止めて……おえぇぇぇっ……』


「ミラ、そろそろ良いにしてやれ」


「ええ、じゃああと20秒、シャコシャコシャコシャコッ!」


『・・・・・・・・・・』



 そこからキッチリ20秒、ミラが手を止めると、瓶の中のミニ副魔王は目を回し、逆さになって瓶の底でぐでんぐでんになってしまっていた。


 副魔王入りの瓶の底をパンッと叩くと、飛び跳ねた副魔王は意識をハッキリとさせ、すぐに正座して反省の意志を示してくる。

 これはかなり扱い易いな、魔力も一時的に失ってしまっているようだし、今の副魔王では、全力を出してもせいぜい町ひとつを消し飛ばす程度にしか暴れられないであろう。


 そんな副魔王に対して、改めてこれからどうすべきなのかについて確認を取ると……やはり俺達は魔王の部屋へ、この魔王城の最上階へ向かわなくてはならないということだ。


 その手前には魔王の部屋を守る強力なモンスターが待ち構えているというのだが、もちろん俺達にとっては単なる雑魚。

 どうせ甲冑の巨大騎士が動き出して攻撃してくるとか、その類のアレなのであろう、普通にブチ殺してやる。


 で、魔王の部屋へ到達すればそこまでだ、きっと些細な抵抗をしてくるであろう魔王を引っ叩き、縛り上げて拉致するだけの簡単なお仕事、それのみとなるであろう。


 当然にそうなるとは限らないし、もしかしたら大人しく指示に従い、無駄に痛め付けなくて済む可能性がなくもないが、ひとまずはそういう流れになるであろうとの想定で動かなくてはならない……



「よしっ、じゃあこのまま魔王の部屋へ一気に……どうしたリリィ?」


「怪我は治ったけどお腹が空きました、何か食べてからじゃないと動けません」


「……まぁそうだな、ここで一旦休憩としよう、副魔王にも何か食わせてみようぜ」


『あの、私はそういう携帯食とかじゃなくて、野菜も含めてバランスの取れた高級な食材を所望し……』


「ミラ、ちょっとミネラルウォーターを入れてやれ、高級な水をな」


「わかりました、じゃあさっき滴っているのを回収した精霊様の水を、ジョロロロッと」


『がばばばばっ……ごふっ……す、すびばせん……』


「というかミラちゃん、私の体の一部、勝手に回収するのはやめなさい」


「すみません精霊様、売れそうだなと思って……その聖なる水に魔の者を漬け込んだこの汁はもっと売れそうですが」


「マムシ酒じゃないんだから……」



 瓶の中で溺れるミニ副魔王、なるほどマムシを酒に漬けたのと変わらない様相を呈しているな。

 だが漬けた後の水だけ売ってもだれも買うまい、副魔王が中に封入された状態であってこそ、消費者の気を惹くものなのだ。


 とはいえ副魔王を誰かに、滋養強壮を志すその辺の変態貴族、変態豪商などに売ってしまうのはあまり良いことではない。

 どうせ殺されて逃げられて、また俺達が捕まえるためのミッションを押し付けられるし、場合によってはそのコストで大赤字となってしまう。


 なのでひとまずは副魔王漬け込み水だけとっておいて、後でどう処理すべきなのかを決めることとしておく。

 そんなことをしている間に、地面にはピクニックシートが敷かれ、カッサカサの携帯食や缶詰が並べられていた……



「クソッ、こんなときにこの食事内容かよ、せっかく宿敵の副魔王を捕縛したってのに、こういうときぐらいパーッとやりたいものなんだがな」


「私もそう思ったんだけど、ここ、コンビニもスーパーも遠いのよね、量販店なんか50階層も降りないとないのよ、どうやって生活しているのかしらこの付近の魔族は?」


「どんな田舎だよ、しかもひとつの建物の中で……おい副魔王、どうなんだオラッ」


『そんな、私達のような身分の者が、わざわざ自分で買い物に行くなんてことありませんから、普通に部下……の居場所はナイショですが、とにかくこの間一緒に居た子達が下の階層に行って、そこで中級魔族に命じて買い物をさせて、それを別の中級魔族とか下級魔族とかの、比較的清潔な者に運ばせるんですよここまで』


「ふ~ん、で、その買って来たものはどうやって調理するんだ?」


『それ専用のコックが居ますから、口に合わなかたったらその場で処刑するんで、やっている者はコロコロ変わりますがね』


「贅沢な方ですね、これからの暮らしに耐えられるか、それが心配ですよ」


「だな、だがまぁ、今この場でカッサカサの携帯食を食わせるところから始めて、徐々に慣れさせていくこととしようか、とにかくほら、この『味ナシ筋ばっか干し肉』を食べるんだ、誰も要らない、食べたくない部位だからな」


『ひぃぃぃっ! ランダムで買ったフライドチキンのハズレ部位みたいな……しかも臭いっ!』


「あ、じゃあ副魔王様、お口直しにわたしのおやつあげます」


『かたじけない、マーサよ、あなたは凄くいい子で……これサトウキビの欠片じゃないですかっ! ウサギの餌ですよこれはっ!』


「さすがにサトウキビ丸々1本は持って来られないからな、長いし」


『物干し竿とかっ、あとそっちの長い竹馬とか持ち込んでおいて何言っているんですかっ⁉』


「文句の多い捕虜ねぇ……」



 どうやら食事に不満がある様子の副魔王、これを俺達は毎回食べているのだし、それを食べさせられる、つまり遠征をさせられる原因を作ったのが自分達であるということを、どうにかわからせて反省させる必要があるな。


 コイツにはこれからもしばらく、干し肉や干し野菜の余ったもの、もちろん干し肉の脂身はカレンが喜んで食べるので、筋張った硬くて不味い部分を毎食のように食べさせてやることとしよう。


 で、結局マーサから貰ったサトウキビの欠片に、まるでスイカでも貪り喰うようにして抱え込み、徐々にそのエキスを吸い取っていく副魔王。


 実に美味そうである、何だかんだ言って、結局甘いものを貰って喜んでいる辺り、ただ小さくて邪悪なだけのその辺の人間と変わりない。


 というかそもそも、サトウキビ1本丸々を受け取ったとしても、このサイズでは下敷きになって身動きさえ取れなくなってしまうであろう。


 おそらくだが、今はまだ自分がそこまで小さくなってしまったことについて、キッチリ認識し切れていないので……と、もう腹が一杯になってしまったようだな、干し肉の方などまだほんの少ししか齧っていないというのに……



『ふぅっ、こんなモノですが、どうにかお腹を満たすことが出来ました、というか多すぎですね、アレですか? 食べさせ続けるタイプの拷問ですか?』


「ムカつく奴だな、どうしてくれようかこのチビは」


「ご主人様、割り箸に爪楊枝が付いていましたよ」


「おうルビア、ちょっとそれを貸してくれ、妖精さんとかにやるタイプのお仕置きをお見舞いしてやろう」


『っと、何ですか? そんな抓んで持ち上げるなんて、その、爪楊枝は何のために……』


「爪楊枝カンチョーの罰だ、喰らえっ!」


『はうぅぅぅっ! 調子に乗ってごめんなさいでしたっ!』


「次はもっとグイッといくし、その次はツウィストカンチョーにするからな、覚悟しておけよ」


『そ、そんなぁ~っ』


「大人しくしていれば、そして俺達をムカつかせなければ大丈夫なんだ、わかったら瓶の中へ戻れ」


『はぁ~い』



 先に食事を終えた副魔王は瓶に戻してミラのバッグの中へしまい、次はこちらが食事を摂っていく番だ。

 先程受けたダメージのせいか、無性に腹が減っているのだが、それよりも回復魔法を乱発し、かなり魔力を消費したルビアの食べっぷりがヤバい。


 普段であれば太るからもうやめろと止めに入るような、そんな次元の暴飲暴食なのだが、この状況においては致し方ない、むしろデザートも用意してやりたいぐらいだが、今はそれがないので後にしよう。


 で、食事のペースを徐々に落ち着かせつつ、これからの行動について皆で意見を出し合うこととした。

 まず魔王の部屋、この城の最上階へ向かうためのルートだが、予め選定してあった、もっとも近回りとなるそれで良いのかということ。


 そして途中に出現する敵キャラについて、如何に消耗を少なくしつつクリアしていくのかということについても重要だ。

 普通にブチ殺せばそこそこの力を使ってしまうのであるが、今はパンチ一発繰り出すだけのエネルギーも惜しい状態。


 ここで無駄な力を使い、魔王の下へ辿り着くまでに疲れ切ってしまっていては、きっとまた何かとんでもない技を使われ、まんまと逃げられてしまうに違いないのだから……



「う~む、近道をすればするほどに、出現する敵の質も量もアレになってくるのは確実だよな……」


「そうですね、しかもこっち、一番遠回りなルートであれば、今日中に最後の回復の泉まで辿り着きそうですよ、相当気合を入れればですが」


「ほう……だがそっちに行くと最上層まで3日は掛かるな、どのみち泉から2日、せっかくそこでリフレッシュしてもだ、もう一度疲れ切ってしまうのは明らかだぞ」


「てか何でこんな広いのかしらこの魔王城ってのは」


「道が入り組み過ぎなのだ、まっすぐに進めば今日中に最上層でも屋上でも到達することが可能だとは思うが、ほらここ、もう迷路だぞこのルートは」


「まぁそういうことだよな、壁をブチ抜いたら早いのは早い、だがまた怒られるし、報酬を減額されたりする可能性も高いからな……」



 もう一歩で魔王に手が届く、ろくに話したこともない、この城へやって来てようやくまともな会話をしたような相手なのだが、それがこれまで長きに渡って追い求めてきたターゲットであるということもまた事実。


 どうにかして最短で、可能であれば今日中に……と、それは無理かも知れないが、そのターゲットたる魔王を縛り上げる瞬間が到来して欲しいものだ。


 そのために立てる作戦としては、やはり壁の破壊と、それから城の中央、本当にど真ん中にある謎の四角いエリア……これは大黒柱なのか? 中が空洞だと良いのだが……



「なぁユリナ、サリナ、マーサも、この真ん中のコレ? 一体何なんだ?」


「さぁ? 私にもわかりませんのよ、というかご存じの通り魔王城は凄く広いですの、中には魔王様も、副魔王様も知らないような場所が沢山ありますわ」


「でもこの柱? 魔王の部屋らしき場所の横にも繋がっているぞ、おいどうなんだ副魔王……寝ていやがる……」


『zzzzz……』



 食べたらすぐに寝る、それでサイズが回復するらしい副魔王はそのままそっとしておいた方が良いであろう。

 ここで質問をぶつけるべきは、本来的な案内係であるジェーンだ、きっと何か知っているに違いない。


 ということで問いを投げ掛けてみるのだが……何だか知っているのに答えない、そんな感じを醸し出しつつ、プイッとそっぽを向いてしまったではないか。


 これは明らかに怪しい、怪しいどころかコイツが真犯人に違いないといった感じだな。

 少し痛い目に遭わせてでも、この中央の意味不明な、上まで続く空間について問いただすこととしよう。


 もしかするともしかするかも知れないし、そうであれば相当な時短を成し遂げることが出来るのだからな。

 きっと今頃荷物をまとめ、脱出の準備をしているのであろう魔王を、急襲というかたちで驚かせてやるのだ……



「おいジェーン、お前わかってんだろうな? もし俺の質問に答えなかった場合は……かなり痛いと思うぞ?」


「ひぃぃぃっ! その鞭をしまって下さいっ! お願いですからっ!」


「じゃあ質問に答えろ、イヤなら尻を突き出せ」


「あの、どっちもちょっと困るんですが……」


「そうか、なら顔面に喰らえっ!」


「ひぎぃぃぃっ……あれ?」


「次は寸止めじゃ済まないぞ、どうする?」


「……え~っと、副魔王様が目を覚ましてから、お伺いを立てたうえでというのはどうでしょう?」


「ダメだ、今すぐ答えないと……精霊様、ちょっとジェーンを押さえてくれ、鞭打ち100回の刑に処すから」


「合点! ほら早くしないと変な所を打たれるわよ、さぁ、どこに一撃、いえ百撃喰らいたいのかしら?」


「やめてっ、やめてぇぇぇっ!」



 叩かれるのは困るようだが、俺達に情報を提供するのはもっと困るような、そんな感じの動きをするジェーン。

 やはりその場所には何かがあるはず、本当に大黒柱で、そこを破壊すると魔王城そのものがどうにかなってしまうのかも知れないな。


 そしてそのことについてより詳しく知るため、押さえ付けられたジェーンの胸元に、おっぱいを打ち据える感じで鞭を置いて予告すると……泣き出してしまったではないか。


 これ以上はさすがにかわいそうだな、何か別の方法でこの秘密を知ることとしよう、もちろん副魔王を用いてだ。

 今は眠りこけているのだが、そのうちに起床することであろうし、それまで待ってから問い質すこととしよう。


 で、それまでの間俺達は、その柱らしきモノがある場所の近くを通る感じでルート選定をやり直す。

 可能であれば回復の泉にも立ち寄りたいのだが、そうするとそのルート上にある、明らかに強めの敵が出る感じの大部屋を通過する必要がありそうだ。


 まぁ、大部屋のボスがどんな奴なのかはまた聞き出せば良いとして、今は『中央の何か』をすぐ近くに捉えつつ進む道を探すことが先決。


 セラを中心にルート選定を行い、どうにかこうにか、途中でいくつかの壁をブチ抜かなくてはならないが、とにかくいけそうな感じのものを構築した……



「さてと、こんな感じで行こうか、おいジェーン、そんな所でガタガタ震えていないで、早く立って俺達を扇動しろ、さもないとpootuberの首を捥ぎ取るぞ」


「あ……は、はいっ……」



 立ち上がったジェーンに俺達が再構築したルートを示し、それに違わぬよう案内せよと命じる。

 副魔王入りの小瓶は確かにミラが持っているということをもう一度確認し、メンバー全員が逸れないよう、ひと固まりとなって先を目指した。


 しばらくするとボス部屋、そこのボスは名乗りを上げている最中にブチ転がし、続く『ちょっとした即死トラップ満載エリア』も、面倒なのでそのまま歩いて、特にリアクション芸などせずに通過する。


 そのまま先へ進んで行くと……どうやら例の柱、その一辺のすぐ目の前まで来ていたようだ。

 とはいえ視界に入るのは単なる壁であり、これがどうしたと、こんなもの特別でも何でもないといった感じ。


 もし何かあるのであれば、それこそ装飾が凄かったり、守っている何かが襲い掛かってきたり、近付いただけで火を噴くトラップが仕掛けられていたりと様々であるはず。


 それが一切ないということは、もしかするとこの『何か』自体が期待外れのものであり、特に俺達の進軍が有利になるようなものではなかったのではないかとも思ってしまう。


 だがそうだとしたら、先程俺が質問した段階でのジェーンの態度、それが非常におかしなものだと感じられる。

 もしあのときのジェーンの態度が壮大なフェイクで、俺達を遠回りさせるためだとしたら凄いが、さすがにそこまではしない、いや出来ないはず。


 ならばここには、今現在俺達には見えていない秘密が……カレンが壁に耳を押し当てているな、何かおかしなことでもあったのか……



「どうしたカレン? 中に何か居たりするのか?」


「う~ん、この中、カラッポだと思いますよ、壁はあるけど中身はありません」


「……いやどういうこと?」


「つまりカレン殿は、この壁の向こうが空洞だと言いたいのだな?」


「何だかわかりませんがたぶんそうです」


「ではこの王女ランスでひと突きしてみましょう」


「まぁ待て、無駄に壊すんじゃない、それでジェーン……は口にバッテン書いたガムテープを貼っているのか、頑として答えないつもりだな」


「・・・・・・・・・・」



 怪しい、ジェーンの態度も怪しいが、カレンの言うようにこの壁の向こうが空洞だとしたら、それは怪しさが限界を突破した、もはや何かのキッカケであることが確定の場所。


 そろそろ副魔王を叩き起こして、その詳細について問いただすべきときがきたかも知れないな……

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