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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十六章 汚いし姑息、あと臭い、そしてそれだけじゃない
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95 まずは全ての敵を洗い出す

「マリエル、この部屋には風呂も付いているのか?」


「奥の扉を開けた先がそうです、ただ1人用なので全員で入ると少し狭いかもです」


1人用という言葉と全員で入ると狭いという言葉が繋がる気がしない。

さすがは王宮、そしてさすがは王女、俺達の感覚とは少し、いやかなりズレているようだ。


「で、食事は?」


「もう少ししたら使用人が持って来るはずです」


「じゃあ先に風呂に入ろう、狭くても全員で入るぞ」



「勇者さんはその狭い空間で事故を装って皆のおっぱいを触るつもりですね」


「レーコ、お前のおっぱいがどこにあるのか教えてくれ、セラのと一緒に異世界に転移してしまったんだろう?」


「ぐぅぅっ! セラさん、この悪の勇者を滅ぼしましょう!」

「ええ、世界の平和を守るのよ!」



俺めがけて襲い掛かる2人、だが弱すぎだ。

直ちに取り押さえ、どこかにおっぱいを隠し持っていないか捜索する。

大量破壊兵器は見つかりませんでしたとさ。



「3人共、馬鹿なことをやっていないで早くお風呂に入りますよ、夕飯が来たときに素っ裸でも知りませんからね」


おっぱい強者のミラは余裕である、なんと大量破壊兵器を2つも持っているのだからな。




「あら、確かにこの人数だとちょっと狭いかも知れないわね、でも入れないことはないわ」


「ああ、これはギリギリだ、セラのおっぱいがもう少し大きかったら無理だったな」


セラはもう突っ込みを入れることすら諦めたようだ。



では、とりあえず全員で湯船に入ってみよう。

おお、湯が半分ぐらいは溢れてしまっただろうか? 俺達は全く売れていないコンビニのおでん状態でパンパンに詰まっている。



「うむ、これはなかなか、じゃあ俺の横にはジェシカとウシチチが来い、ルビアはこっちを向いて正面に座るんだ」


おっぱい大三元に囲まれて大変幸せである。

屋敷の風呂もこのぐらいの広さで再建したいところだな。




「というか主殿、先程からおっぱいの話しかしていないようだが、果たしてこんな所でまったりしていて良いものなのか?」


「大丈夫だジェシカ、今は王宮の連中が他にウラギール派の貴族が居ないか探っているんだ、メイからの手紙も待たなくてはだしな」


「ふむ、なら仕方ないか、あ、そういえばあのモニカという娘はこれからどうするつもりなのだ?」


モニカは人質を取られていたとはいえ、王宮にあのヤバめの大砲を撃ち込んだのである。

それで不問というわけにはいかないであろう。




「勇者様、モニカちゃんは死刑にだけはならないよう取り計らっておきます、あとは何か使い道を見つければ牢屋にも入らなくて済むんですが……」


「使い道か、それは困ったな、おっぱいも小さかったようだし」


「主殿は一旦おっぱいから離れて物事を考えるべきだと思うぞ」


ジェシカに怒られてしまった。

というかおっぱいから離れた思考とかどんな離れ業なのだ?



「じゃあ使い道は後で考えるとして、先に身柄だけでもこっちで預からせて貰おう、まだ敵について知っていることがあるかもだしな」


「そうですね、では今から地下牢まで迎えに行って来ます」


マリエルは裸のまま出て行ってしまった。

このままではミイラ取りがミイラになるが如くマリエルも地下牢に収監されてしまう。


拙いと思ったのか、マーサが慌てて追いかけていく、全裸で。

だから服を着なさいと……



というかそろそろ食事が来る頃だろうな、俺達も早めに上がっておこう……



※※※



「ただいまぁ~っ、モニカちゃんを連れて来ましたよ、ささっ、中に入って」



「皆さん、先程は気を失ってしまったようで申し訳ありません、しばらく厄介になりますが、よろしくお願いします」


「まぁ良いから座れよ、そろそろ食事が来るそうだ、モニカの分も頼んでおいたからな」



「この子がモニカちゃんね、始めまして私はルビアの母、シルビアよ、王宮に攻撃なんて相当気合が入っているようね」


「うぅ……ごめんなさい……」


「モニカ、後でシルビアさんにお仕置きしてもらうと良い、たぶん泣くぞ」


「ひぃぃっ!」




しばらく待つと、待望の食事が運ばれてくる。

ここは王宮だからな、きっと素敵なディナーが……サンドウィッチですか?


どうやら非常時に王宮で出される食事は、こういった食器の要らない簡素なものとするのが慣わしのようだ。

今は駄王やインテリノも同じものを摘まんでいるらしい、期待して損しましたよ。



あ、でも普通のものよりも格段に美味しい。

きっと材料は超高級なものを使っているのであろう。

カレンとリリィに押し付けられたパンだけの部分も余裕で食べられる。



「そういえばモニカの母親はどうしているんだ? あの屋敷に戻ったのか?」


「ええ、お母様は暫定で家の当主になりますから、屋敷を守る義務があります、もっともこの戦いが終わったらすぐにお取潰しになるのでしょうが……」


「そうか、それじゃお前らの行くところが無くなってしまうな、マリエル、モニカがここで活躍すればお家の存続は出来そうか?」


「もちろん、勝利のきっかけを作ったり、それに繋がる情報提供をすれば可能ですよ」


「じゃあモニカ、ちょっと頑張るんだな、さもないと路頭に迷うぞ」


「……それはイヤなので出来る限りの協力をします」


モニカが仲間に加わった!



※※※



翌朝……



「勇者様、早速トンビーオ村から返事が帰って来たそうですよ」


「いや早すぎる、何かの間違いじゃないのか?」


「それが、王宮で一番良い伝書鳩を使ったそうです、それならこのぐらいは妥当かと」


おかしいだろ絶対、もし本当にこの短時間で行って帰って来ていたとしてもそれは断じて鳩ではない、何か別の生物のはずだ。


部屋のドアがノックされ、使用人が入って来た、その肩には金ピカの鳥が乗っているが、鳩なのは形状だけである。



「おいてめぇ、本当に行って来たのか? どっかで適当にサボって帰って来たんじゃなかろうな?」


金の鳩らしき生物を問い詰めてみるものの、ポッポポッポと言うばかりで話にならない。

とりあえず、手紙が本物であると仮定しておくしかなさそうだ。



「勇者様、鳩さんとお話しているとかわいそうな人にしか見えませんよ、早く手紙を開けてみましょう」


「そうだな、とりあえず読んでみよう」



確かにメイのサインが入った手紙だ、そこに書かれていたのは……


・ウラギール侯爵が氷魔法使いを集めている事実がある

・夏に氷像祭りをやるという名目での募集

・なかなかの報酬を提示しているようだ


というようなことであった。



「拙いな、このままだとどんどん犠牲者が増えるぞ、何とかして募集に応じないよう広めないと」


「ではギルドの力を使いましょう、国が違っても情報は届くはずです」



直ちに冒険者ギルド、それから農林水産ギルドに注意喚起を流して貰う。

氷魔法使いはそのどちらかに所属している可能性が高いそうだ、これ以上敵を利さないためにも早く話が広まって欲しいところである。



「ではこちらはギルドの方に任せておこう、俺達はウラギール以外の敵を洗い出す方に参加しよう」


「それなら一旦王の間に行って、今そちらにある情報を聞いておきましょうか」



俺とセラ、そしてマリエルの3人で王の間へと向かう。

同じ建物の中なのにどうしてこんなにも遠いのだ?

直通のロープウェーを設置して欲しい。




「おぉ、ゆうしゃよ、鳩はちゃんと届いたか?」


「あれはたぶん鳩じゃないぞ、ヤバい生物かも知れんから良く調べておけ」


「そうなのか、して今回は何用じゃ?」


「俺達もウラギール以外の敵探しに参加しようと思ってな、今どこまでわかっているんだ?」



王宮の方では、モニカの供述から得られた北の伯爵、それからこの間身体強化のクスリ事件で処刑した子爵家と繋がりのある貴族が敵であることを掴んでいるという。

どちらも王都の北側に領地と赴任地を持っているそうだ。



「う~む、ブルタス伯爵家もコバヤッカ男爵家もその兆候は無かったのじゃがな、もう証拠が出ているから確定なのじゃが……」


「おいババァ、そいつらはウラギール同様、名前からして謀反を起こすタイプだ」


「そうなのか、さすが異世界人の知識は一味違うようじゃな」


こんな当たり前の情報提供で褒められても全く嬉しくない……

だが俺が居なかったらブルータスお前もか、になっていた訳だからな、感謝はしておいて欲しい。



「それともう1つ、西の男爵家も怪しいのじゃが、こちらは証拠が出なくての」


「じゃあそこを精霊様に偵察して貰うことにするよ、上から見れば動きでシロかクロかがわかるだろう」


「うむ、では頼むぞ、他に居なさそうじゃし、そこがわかり次第反攻作戦に出るつもりじゃ、準備しておくと良いぞ」


「わかった、それじゃあ任せておけ!」


西の男爵はアケチミ家というらしい、もう調べるまでもなく確定のような気もするが、一応証拠だけは押さえておきたい。






部屋に戻り、精霊様に偵察の件を伝える。

別に俺とリリィが行っても良いのだが、万が一例の大砲がその家にもあったら大事だ、リリィは良いかも知れないが俺が喰らったら死にかねない。



「モニカ、今のところお前の供述以外にも2つの貴族が挙がっている、他に気になる家は無いか?」


「そうですね……ウラギール家とも親交があって、あの叔父も仲良くしていた家が1つ気になります」


「どんな名前だ?」


「ユッダ侯爵家です」


「もうそいつも敵で決まりだな」


あからさますぎて逆に怪しいのだが、ここまでそういう名前の家は敵ばかり。

そこも間違いなく何か絡んでいるであろう。



「精霊様、申し訳ないがそちらのユッダ家とやらも見てきてくれ」


「高くつくわよ、良いお酒を樽で用意しておくことね、じゃあ行って来ます」



すぐ報酬を要求するからちょっと困るのだが、行動も早い、そして速度もダントツの精霊様は凄く使える。

今回は何をお土産として持って来るのでしょうね?



「うぅ……もしユッダ家がシロだったら私はわざわざ出向いて下さった精霊様に顔向け出来ません」


「大丈夫、ほぼ間違いなくクロだから」



1時間程で帰って来た精霊様、2つの貴族家は相当近くに住んでいたようだ。

西のアケチミ男爵家と東のユッダ侯爵家、そのどちらもが戦争の準備をし、いつでも王都に攻め込むことが出来る状態だったとのこと。


「俺達を南に誘い出して北から2つ、それと東西から攻め込むつもりだったんだな、なかなかやってくれるじゃないか」


「でもユッダ家まで敵だったなんて、これは王宮も掴んでいない情報ですね、モニカちゃん、これで勝利できれば恩赦もありますよ」


「良かった、お家はお取り潰しで私は永牢だと思っていましたから、でもまだ助かったわけではありませんね、勝たなくてはですもんね」



「でも問題はウラギール家の大砲だよな、モニカ、こっちについては何か弱点とかの情報は無いのか?」


「そうですね……あ、一度使ったら完全に乾燥させろとか、あとは雨の日には使うなというようなことを叔父があれを搬入した人から言われていましたね」



「それね、おそらくあれほどの氷魔法だと少しの水でも凍らせて、中で詰まって暴発するのよ」



そういうことか、あの氷魔法は撃った人間がグチャグチャになる程の威力だ。

放つときに砲の中に水分が残っていた場合、それが凍結して栓になり、行き場を失った魔法が中で大爆発を起こしてしまうということだな。



「つまりあの大砲の弱点は水濡れということだろう、どうしてインテリノ達には使わずに、精霊様だけは全力で迎撃されたのかがわかったな」


「私に撃ってきた数からしてあの城にあるのは100基程度ね、もう一度接近して水浸しにしてやるわ、どうせ被弾してもノーダメだし」


これでウラギール家攻めの作戦は決まりである。

もちろん中に居る普通の敵も強化してあるだろう、インテリノでも囲まれれば勝てないぐらいだから相当だ。


大砲を無力化してからも油断せず、最後まで全力で攻め切るつもりで仕掛けないとならないな。



「じゃあ勇者様、早速敵の本拠地を叩くのかしら?」


「待てセラ、本拠地に攻めさせるのが本来の敵の狙いなんだ、ここはウラギールに協力している4つの貴族家から潰していった方が面白いはずだ」


「先に外堀を埋めて絶望感を与える作戦なのね、さすが鬼畜異世界人だわ、最低の考え方ね」


「敵を叩く前にセラの尻を叩いておくことにしよう」


「じゃあお風呂上りにお願いするわ」



今話した内容を伝えるため、マリエルがもう一度王の間へと向かう。

ついでに有力な情報を出し、王宮の方で気付いていなかった敵の存在を明らかにしたモニカとその家の恩赦も頼んでくれるそうだ。



「精霊様、今見に行った2つの貴族家にはあの大砲が無いんですわよね?」


「ええ、空から見た限りでは無かったわ、あんなもの室内に入れることはないでしょうし、おそらく導入していないはずよ」


「そうだな、ウラギール家とモニカの叔父以外は兵を出して王都を攻める係だろうからな、そういうのは使わないはずだ」


「じゃあかなり近付くことが出来そうですの、そしたら私の火魔法でどっかーんしても良いですわよね?」


「事情を知らない民間人が避難してからなら構わんぞ、あと貴族本人を殺すなよ、処刑で死なせなくてはだからな」


「……かなり難しいことを言いますわね」



正直なところ、ユリナの火魔法は可能な限り温存したい。


もしかしたらこれからも魔族以外の連中と戦うことになるかも知れないからな。

そのときの敵となり得る奴等にはあの隠し玉を見せたくない。


だから無理難題を押し付けてなるべく使用に踏み切れないようにしておくのだ。



「たっだいま~っ!」


うっきうきのマリエルが帰って来た、すぐにモニカを抱きしめている辺り、恩赦の件は上手く通ったのであろう。


「モニカちゃんのお家は存続で決まりました、さすがに本人の罰はナシという訳にもいかないので、身柄を預かっている勇者パーティーが処罰しておいて良いとのことです」


「じゃあこれで戦に勝てば私もお母様も助かることが決まったわけですね、ちょっとホッとしました」


何よりも勝利を収めることが大切ではあるが、その後自分がどうなるのかわからないのでは堪らない。

無事で済むことが確定したのはモニカにとって大きな進歩であろう。



「良かったわねモニカちゃん、それでマリエルちゃん、作戦はいつから開始するのかしら?」


「今から兵を準備して、3日後には出陣とのことです、4方向に分けますから少し編成に時間がかかるみたいですね」


「じゃあ俺達は一番苦戦しそうなところを援護、余裕がありそうなら王都で待機という感じでいこう」


「その後はいよいよウラギール家を滅ぼしに行くのね、私の社を破壊するきっかけを作ったんだもの、楽には死なせないわよ」



皆やる気十分である、このまま気を抜かずに最後までモチベーションを保って頂きたい。


そして、今日はマリエルの提案で宴を開催することとなった。

夜には王都の兵達にも出撃前の酒が振舞われるとのことなので、俺達も飲んでいて構わないとのことである。



「じゃあ先に風呂に入ろう、その後に食事と酒を一緒に持って来て貰うぞ!」


酒と聞いてはしゃぐメンバーがいつもより1人多い。

最も酒好きのシルビアさんが居るからな、今日は荒れそうな予感だ……



モニカも参加したことによりさらにぎゅうぎゅう詰めの風呂に入り、食事の到着を待つ……

今日はサンドウィッチではないようだ、光明が見えた分、少しだけ自粛ムードが緩和されたのであろう。



「ハイそれでは乾杯っ!」


酒も存分にあるし、今日は戦いの前の休息だ。


勝てる見込みも出て来た、そしてモニカが酷い目に遭わなくて済むことも決まったのである。

何も気にせずに酒を飲むことが出来るのは久しぶりな気がするな。



「おお、モニカもいい飲みっぷりではないか、ささっ、遠慮せず好きなだけ飲みなさい、3日後からは敵を叩くんだ、今のうちだぞ」


「勇者様、敵の前に何か叩くものがあったはずよ」


「おっと忘れるところであった、ドMセラの尻を叩くんだったな」


セラの尻をぺちぺち叩いていると、それに精霊様とシルビアさんが反応した。



「モニカちゃん、あなたのお仕置きもあれで良いかしら?」

「ちなみにこの水の大精霊様が直々にやってあげるわよ、皆の前で」


モニカは逃げ出した。

今はマリエルに匿われている。



「お母さん、モニカちゃんを怖がらせてはいけないわよ!」


「あら、娘に怒られてしまったわ」



その日は皆で楽しく深酒をした。

次の日も、その次の日も会議に呼ばれたり、準備を進めたりと忙しく動き回る。



3日目の朝、ようやく出陣のときが来た。

日も昇らないうちに王宮前の広場に集合し、珍しく壇上に立った駄王の訓辞を聞く。


支離滅裂で何を言っているのかわからない。

というか後半はほぼエッチな話しかしていなかったような気がするのだが?


「全くお父様ったら恥ずかしい……」


「マリエル、ひとつ言っておくがお前も大概だぞ、ああいうのはインテリノにやらせるべきなんだよ、あなた方はもう引退しなさい」


「……何か反論しようと思ったのだけれど、たぶんそれが正解のようですね」


「わかってくれたか、で、俺達は最初はどこに向かう隊に入るんだ?」


「もっとも戦力があるユッダ侯爵家を攻める部隊に参加します、ここからすぐ東、帝国に行ったときにも通った所ですね」


敵の兵力はおよそ5,000とのことである、近いのなら一気に攻めて半日で終わらせてしまおう。

それに俺達が入る隊の指揮官はインテリノらしいからな、より一層早く終わらせられる可能性が高いはずだ。


早めに帰還してゆっくりしておくというのも手だな。



『それではユッダ侯爵家攻略部隊、出発する!』


インテリノの掛け声に対し、適当にオーッ、とか言っておく。

まだラスボスではないものの、ここを攻略出来ればあとは本丸だけである。


そちらもさっさと片付けて、早いとこ屋敷の再建を主張したいものだ。



7,000の部隊の中間付近、インテリノの近くにポジションを取り、そのまま進み続ける。

朝日が昇るころ、ようやくユッダ侯爵家の領地へと侵入した。




おや、早速お出迎えが……おいっ、何だあの敵は!?

今日はもうひとつ投稿できると良いなと思っています

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