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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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944 激戦の始まり

「まずは中級魔族を殺んぞ、カレン、ジェシカ、それと俺でだっ」


『わうっ!』


「……今ジェシカもわうって言わなかったか?」


「……気にしないでくれ、釣られただけだ、とにかくこの中級魔族をっ!」


『ギャァァァッ!』


「あ~あ、一撃で全部殺っちゃったよ」


「顔が赤いですジェシカちゃん」



 カレンに釣られ、うっかり犬のような反応をしてしまったことを悔いるジェシカ、その分、その気持ちを払しょくしようとしている分、戦闘力の方は無駄に高まっている様子である。


 で、お供をしていた中級魔族を全て滅ぼしてしまったことにより、俺達が対峙するのは3人の、顔見知りの上級魔族となった。


 ついこの間、『犯罪者ギルドの犯罪者の一味』として捕らえ、王都内の地下牢に収監してあった3人。

 それが本性を現し、人族の偽装を脱ぎ捨て、そのままの姿で凄まじい魔力を放っているのだ。


 だがそれは単なる上級魔族としての強さ、もしこれが本来の姿であり、さらなる偽装をしていないのだとしたら、それはもう俺達の敵ではない。


 死体となった中級魔族をガン無視して襲い掛かる3人の攻撃、狙いは前に居たカレンとジェシカ、そして俺をスルーしてマリエルのようだ。


 何か意味がある行動なのかと思ったのだが、それがどうなのかを確かめる暇もなく、あっという間にその攻撃は回避され、ついでにうち1人、宇宙人を自称していた子がマリエルのカウンターによって地面に叩き付けられた……



『へぷぷぷっ……あ、頭が地面に……抜けませんっ』


「あら、ちょっとやりすぎてしまいましたね、申し訳ありません」


「だ、ダメじゃないのっ! あの王女っぽいのなら倒せると思ったのにっ」


「ええ、てっきり『忖度されて勇者パーティーに捻じ込まれた王族の雑魚』だと思っていましたが、普通に勇者よりも強いようです」


『そ、その前に引っこ抜いて、誰でも良いからっ』



 どうやらマリエルを狙ったのは、その勇者パーティーに関する知識の欠落、調査不足によってそうなったものであるということがわかった。


 おそらくマリエルだけは、王族の箔付けとして勇者パーティーと共に行動し、中衛で、パーティーの真ん中で大事に守られるかたちで参加していたのであろうと、そう勝手に予想していたのだ。


 そして3人共、自分達が勝利出来るなどとは微塵も思っていなく、ただただマリエルにダメージを与え、『王女がやられた』ということを大々的に広めることによって王国軍側の戦意を削ぐ、それが目的であったようだな。


 で、そんな作戦は当然に失敗し、フェイクとしてカレンとジェシカを襲った2人も、すぐに後ろから出て来た精霊様によって地面に頭をめり込まされる。


 綺麗に並んで頭を地面に刺した3人、だがこのまま放っておくと、そのうち自力で脱出して他の作戦に従事したりしそうだ。


 どうにかして王都から排除する方法を考えなくては……と、魔法の障壁があるゆえ王都からは出られないし、新たに侵入することも出来ないのであったな……



「おい、どうしようかこの3人、このまま放っておくわけにもいかないぞ」


『助けてーっ、抜けないっ、抜けないからっ!』

『お願いします、このままだとパンツが見えて、この間の逆立ちみたいに……』

『もうしませんからっ、もうしませんから抜いて下さいっ!』


「うるせぇな、ちょっと黙れこのっ、カンチョーだっ!」


『ひぎぃぃぃっ!』

『はうぅぅぅっ!』

『ひょえぇぇぇっ!』



 地面に頭が埋まった状態の3人に対し、それぞれカンチョーを喰らわせることで黙らせる。

 で、うるさいので引っこ抜いてやり、そのまま地面に正座するよう命じたところ、素直に従ってくれた。


 やはり『勝てはしない』というところまでは認識しているようだ、だからといってこのまま目を離せば、また王都を破壊する厄介な敵に逆戻りなのだが……と、ここで精霊様が再び前に出る。


 そして3人の衣服を、それぞれ魔族の戦闘員らしい、スカートではあるが『悪』を感じさせるスタイルのそれを、一気に剥ぎ取ってパンツ一丁にしてしまったではないか。


 恥ずかしがる3人、だがそれを当たり前のように無視した精霊様は、その辺にあった火種、というか魔王軍の攻撃によって炎上していた家屋の燃えている部分にそれを放り込んで、普通に燃やしてしまった。



「……これでOK、さすがにこの格好じゃその辺をウロウロしたりなんて出来ないでしょう、で、あとは穴を掘らせて……ほら、サッサと掘りなさいっ!」


『はっ、はいぃぃぃっ!』


「ふむ、パンツ姿で穴掘りをさせられる敗者か、これはなかなかの光景だな、ついでにパンツも剥ぎ取ってやるっ!」


「ちょっ、やめろ主殿、さすがにかわいそうだ、というかもう見ていられない」


「そうよ、これだけでもちょっとやりすぎ……と、別の敵が来るわよっ、今度は……おっさんのようね、上級魔族だけど気持ち悪い顔だわ」


「あ、何か見たことある顔ですね、えっとあの方は……誰でしょうか?」


「私も何か見たことがあります……誰だかはわかりませんが」


「フハハハハーッ! 貴様等、こんな所に居たとはなっ、苦節3ヵ月、武器屋の派遣バイトとして、人族として過ごした甲斐があったぞ、ここで勇者を屠ることが我の最大の功績になれろばっ!」


「誰かと思ったら最近武器屋で働いていた派遣の奴か、そこで死んどけ」


「かぺっ……ぽっ……」


「まだ生きてんのか、精霊様、ちょっと火貸して」


「あ、はいはい、油もあるわよ」


「やめ……て……ギョエェェェッ!」


「……と、こうなりたくなかったらサッサと穴を掘れ」


『ひぃぃぃっ!』



 同じ魔族のマーサやサリナが、パンツ一丁で穴を掘らされる女の子魔族を見てかわいそうだなどと言ったことから、少し安堵の表情を浮かべていたのだが、それもこの件で一変した。


 調子に乗りながらいきなり、アポなしで出現した馬鹿のおっさん魔族が、自己紹介の途中で殴られ、火を掛けられ、今は黒焦げになってのたうち回っているのだ。


 上級魔族であり、生命力が高いタイプのキャラであったがゆえ、その程度で死んでしまうようなことはないのだが、それでもこれから確実に、凄まじい方法でコレが殺害されるのはもう誰の目から見ても明らか。


 そこまではされないものの、言うことを聞かなければ相当な苦しみを与えられると悟った3人は、そこから必死になって、自分1人をスッポリ収納する程度の穴を掘ったのであった。


 完成直後、予想していた通りそこへ入るように、地面から頭だけ出す格好で土に埋まるように命じる精霊様。

 素直に従った魔族の3人は、そのままカレンによって掘った土で埋められ、かなり残念な状態となってしまったのであった……



「はい、じゃあここから絶対に出ないように、もし居なくなったりしていたら、また捕まえて今度はパンツも剥ぐから、そのまま首輪を付けて四つん這いにさせて、『世界一周引き回しの刑』にするから、わかった?」


『は~い……』


「よし、これでこの場は片付いたな、あとはこのおっさんの方を……ちょうど良い所に『石臼』が落ちているな、これで磨り潰して粉にしてしまおう」


「か……勘弁してくれ……その女達は助けたのに……どうして俺ばっかり……」


「何言ってんだお前? お前如きがそっちの可愛らしい女の子らと同じ罰で済むとでも思ったのか? 生かしておく価値がないんだよお前のようなゴミは、せいぜい苦しんで死んで、来世は害のない矮小な生物にでも転生することだな、はい処刑始めっ!」


「やっ、やめっ……ぎょべろばきょ!」


「ケッ、ざまぁ見やがれってんだこのド畜生めが」



 もう1匹の上級魔族、どうやら武器屋の派遣バイトとして王都に潜入していたらしい魔族については惨殺し、俺達は本来の目的、王宮前広場を占拠している副魔王の下へと向かった。


 途中、何度か上級魔族や中級魔族の襲撃を受けたのだが、もう会話したり、そこで立ち止まることさえも面倒であったため、普通にブチ殺して通過する。


 そのような感じでしばらく走って行くと、ようやく王宮前広場、そして副魔王とその取り巻きの魔族の姿が見えた……副魔王を囲んでいるのは全て上級魔族、その数はかなりのものだ、最初に精霊様が確認したときと比べて増加しているようだな。


 そういえば王都内で暴れている魔族についても、これまでに遭遇した分だけで当初の報告よりもかなり多いようであった。

 おそらく隠れていた魔族が、副魔王による作戦が開始されたことを察し、本性を現し続けているのだ。


 つまりこの混乱は王都内に潜む魔族が全て姿を見せ、それが討伐されるか、或いは俺達がこの場で副魔王をコテンパンにして、戦闘を停止するよう命令させるか、いずれかのときまで継続するということ。


 だとすれば副魔王をどうこうしてしまう方が遥かに早いであろうな、王都内に散って掃討作戦を続けている他の主力部隊の活躍にも期待しつつ、俺達は俺達に出来ること、即ちこの王宮前広場での勝利を目指すこととしよう……



 ※※※



「来ましたっ! 異世界勇者の一団が……回復魔法使いは居ませんっ!」

「ですがやはり精霊の姿がありますね、ドラゴンは足止め出来たようですが」

「勇者、接近しますっ!」


「おいゴラァァァッ! 副魔王出て来いやぁぁぁっ!」


「ひっ⁉ 何か凄く怒っていますっ、副魔王様!」


「気を付けなさい、あの男は凶暴です、落ち着いて、『何か無駄に強いチンパンジー』を相手にする気持ちで臨みなさい」


「誰がチンパンジーじゃオラァァァ!」



 広場のステージ上から俺達を見下ろしてくる副魔王、なんと取り巻きの部下も大半が女性で、チラホラと見える野郎魔族に関しては、上級、中級問わずかなり身分が低いらしい、まぁ当然のことだ。


 その野郎魔族共がまずは俺達の前に並び、かなり不安な様子で武器を構えているのだが……これは殺してしまって構わないということだな。


 おそらくはこの連中の死をもって、こちらがどの程度の強さであり、どの程度の危険さであるかということを、自らの大切な部下に教えてやろうというのが副魔王の魂胆のようだ。



「しっ……死ねぇぇぇっ!」


「いやお前が死ねよ鬱陶しい」


「ギャァァァッ! わ、我の腕がぁぁぁっ!」


「脚も要らなさそうだな、そっちも『削除』してやろう」


「ギョェェェェッ!」


「……なんと恐ろしい、これが勇者というものなのですか」


「そうです、私達も捕まれば散々な目に遭いますから、どうにかここで勝利して、いえ、最低でも再交渉が出来るだけの戦果を挙げて、自分達の身を守るのです」


「わかりました副魔王様、しかしあの者……いえ、周りはもっと強いということですね」


「そうです、あのパーティーの中においては勇者などカス同然、他が相当に強くて成り立っているような組織ですから……ほら、あちらの小さい悪魔の子、あの子は元々ウチの魔将補佐だったのですが、今ではあの、居たでしょう? 気持ち悪い方の副魔王、アレを圧倒するほどの力を有しているのです」


「それは大変ですね、いや、しかし勇者も……1人であの地位や名誉に拘るダメ魔族共を殲滅してしまいました……」



 俺が1人で、それほど時間と労力を掛けずに野郎の上級魔族を全て殺害した頃には、副魔王の取り巻きである残りの、女性の魔族についても、こちらの恐ろしさを十分に把握した様子であった。


 ひとまず残しておいた野郎1体の腕を放り投げてやり、それが飛んで来てキモいだの何だの、キャーキャーと喚く様子を楽しんでおくこととし、それをこちらからの最初の攻撃とする。


 で、まだ死にたてホヤホヤの腕を、そしてうっかり消滅させ忘れ、生きた状態で転がっていたどこかの雑魚上級魔族の首を、それぞれ投げ付ける、蹴り入れるなどの行為を受けた敵は、それなりに恐怖に満ちた表情へと変化した……もちろん副魔王本人以外は、であるが……



「おいお前、降りて来て戦えよな、卑劣にも奇襲を仕掛けやがって、ボスキャラだったら正々堂々とだな……」


「それをしたらあなた方の卑劣な手に堕ちるのは自明、ゆえにこちらからこのような策を取らせて頂きました……で、まだまだ、この王都内に潜んでいた私の部下は、時間差でその正体を現し、そちらの兵員を殺害し続けますよ、それに対してどうされるのですか?」


「どうもこうも、お前を殴って止める以外に方法はないだろうよ、トップが縛り上げられて吊るされて、その状態で情けなく戦闘の停止を告げる、それが俺達の目指す未来のビジョンだ、わかる?」


「わかりたくもありませんね……あなた達、少し下がっていなさい、この敵には正直私も勝てるかどうか、しかし……」


「しかし何だ? こっちが全員揃っていないってことについてか? お前のせいだろうが普通に」


「ええ、上手くいったようですね、いくらあなたにダメージを与えても、回復魔法使いが居ればどうにかなってしまう、そしてその回復魔法使い本人は、何やら不思議な力で守られ、攻撃を受け付けないことがあると、ですがそれを分断した、遠くへ追いやったことは、この戦いにおいて私達のアドバンテージとなるはずです」


「コイツ、やっぱりわざとだったのか……」



 わかりきってはいるのだが、やはりあの弱体化エリアの用途は、単に俺達をおびき寄せ、その隙に王都内で作戦を開始するためだけのものではなかった。


 予め回復魔法の使い手を、もちろんメインターゲットはルビアであるが、その他も含めて多くを分断し、こちらの、本命の戦いには参加させないようにするためのものである。


 俺達王国側はそれにまんまと嵌まり、『適性がある』と判断した回復魔法使い達を、『合格者』として例のエリアへ送り込んでしまったのである。


 その後副魔王が嬉しそうに説明してきたところによると、どうやらあの弱体化エリア、回復魔法使いが放っている魔力の波長を研究して作られたものらしい。


 それから乖離している、つまり魔力を持たなかったり、完全な別系統の力を有していたりする場合には、そのパワーを発揮することが出来ない状態に追う込んでしまうようなどうとやらで……説明が難しすぎて良くわからないな、とにかく『凄い』ということだけは伝わってくる。


 で、魔王軍の方も試行錯誤を重ね、どうにか『回復魔法使いを足止め』しつつ、同時にとんでもない脅威であるドラゴンと精霊を、そのエリア内に誘い込もうとはしていたらしい。


 だが精霊様の力と、回復魔法使いの放つ力とでは波長が合わず、結局どちらかを選択して、こちらの言う『合格者』にせざるを得なかったと、そういうことであったようだ。


 しかしドラゴン、つまりリリィの方は、多少回復魔法使いの中でもズレが生じてしまう者、つまり俺のように『不合格』だとか、セラやミラ、ユリナのように『補欠合格』となってしまう者が出てきてはしまうが、それでも上手く波長を合わせることに成功したのだという。


 それでルビアとリリィが、完全な耐性を持つ者としてあのエリアの探索および敵の発見、殲滅に選ばれることとなったのだ。


 こちら側がその耐性を見抜いて、上手いことやって2人を選抜したと思ったのだが……どうやらそれは逆で、最初からその2人が『足止めすべき要員』として狙い済まされていたようだな。


 まずはこちらの完全なる『作戦負け』である、回復役のルビアが居ない、そして勇者パーティーにおいて№2の実力を持つリリィも同様、さらには『補欠合格』した3人も……かなりの戦力ダウンになっているのは明らかだ……



「……さてと、そういうことでですね、あの回復魔法使いが居ない、そしてドラゴンが居ない、さらにはここまで上手くいくとは私も思っていなかったんですが、攻撃魔法が使える2人も、どうやら向こうに残して来てしまったようですね」


「あぁ、お前のせいでな、もちろんその分のオトシマエはキッチリ付けさせて貰うぞ、覚悟は良いな?」


「ええ、敗北するつもりはありません、なぜなら私が、私が負けたら……あまり考えたくはありませんね、ですが安心して下さい、今のところ一般人の死者は出ていないはずですから、私の命令通りであればの話ですが」


「そうなのか、じゃあアレだ、ほら、城門の部分だけでも結界をどうにかして、民間人が外へ逃げられるようにしろ」


「それは出来ませんよさすがに」


「どうしてだ?」


「だってあなた方、この王都に民間人が一切居なくなったらどういう行動に出ますか?」


「え? もうフルでブッパしてお前等ごと瓦礫の山に沈めて、そこから間髪入れずに追撃をかましていくが?」


「それが問題なんですよね、わかって頂きたいところです」


「フンッ、何言ってんのか知らねぇが、とにかくお前もここまでだ、皆、一気に畳んじまおうぜっ!」


『うぇ~いっ!』



 弱体化エリアに突入したルビアとリリィ、さらに補欠合格者としてその場に残ったセラとミラ、ユリナの3人。

 その合計5人を除いた勇者パーティー7人で副魔王との戦いを始めることとなってしまった。


 そしてその7人のうち、元々魔王軍の関係者であるマーサとサリナはかなり遠慮がちな様子。

 さすがにこの副魔王を相手取って、全力でダメージを与えにいくような攻撃は出来ないかも知れない。


 そう考えるとまともな戦力となり得るのは残り5人か……俺とカレン、マリエル、ジェシカ、そして精霊様の5人である。


 広場のステージからフワッと浮き上がる副魔王、それを迎え撃つべく、武器を構えて戦闘態勢に入る俺達5人。

 ルビアが居ないので怪我などは出来ないし、セラもユリナも居ない分、遠距離攻撃などまるで使えない。


 この状況で最大の敵とぶつかるのは少々気が引けるのだが……まぁ、ここでどうにかなるのはワンチャンとして、とにかく全力でぶつかっていくこととしよう。


 もちろん怪我なく、無理をせずにということだけは、全員につき必須である。

 もし今回がダメでも、またチャンスが訪れた際に、回復魔法が使えるときに、どうにかすれば良いのだから……

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