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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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936 押収品

「さてさて、箱の中身は何でしょうかといったところだな」


「勇者様、あまりベタベタ触らない方が良いわよ、触ったのがバレたら面倒だし、あとたぶんだけどすっごく汚いわそれ、この連中が運んでいたんだもの」


「うむ、確かにそうだな、だけどほら、こいつらがベタベタ触りながら来たことにすれば良いし、見たところ不潔さは感じない、もうちょっと……何だろう、中に入っているのは固い何かだな、梱包材も入っていないみたいだ」


「過剰包装が騒がれる世の中だし、梱包材がないのは仕方ないと思うわ、ほら、あまり揺らすと壊れるかも」


「この世界、過剰梱包について騒がれてたんだな……」



 この世界についての新たな情報を得つつ、それでも指紋鑑定などという技術は、少なくとも魔族と比べて劣っている人族には存在しないであろうという慢心の下、俺は『ブツ』が入った箱を触りまくる。


 中からはゴトゴトと、何やら固いものが入っているような音がするのだが、それは邪悪な何かとか、入れ物であって邪悪な何かがその中に封印されて、とかそういうものではない様子。


 つまり単に何らかの物体なのだが、これを王都内へ運び込んで一体何が起こるというのか? もしかして爆発か? 爆発するのか? だとしたらこのまま持って行くのは非常に危険なことであり、国家を揺るがすテロの片棒を担ぐことになってしまわないであろうか……



「なぁセラ、やっぱコレ、箱開けてみない? あとお前マジで顔面白いな」


「勇者様もでしょ、で、開けちゃダメよ、さすがに元通り、開けたことがわからないように閉じるテクなんて私にもないんだから、普通にバレてしまうわよ」


「う~む、そうなると困ったことになるな、マーサを連れて来れば良かったぜ、奴なら音で中身を判別することが出来たかもだからな」


「そうね、次からはそうするべきかも、カレンちゃんとかも連れて来てどこかに待機させて……でも今回は大丈夫よ、この中身がそんなに危険じゃないってことは、感じ取れるだけの魔力で判明しているわ」


「そうか、なら良いんだが……だとしたら早く戻ろうか、サッサと帰らないとそれこそ怪しまれるし、そもそも寝る時間がなくなってしまうからな」


「ええ、ちょっと急ぎましょっ」



 余計なことをしていた分時間を喰ってしまったではないか、その遅れを取り戻すべく、俺とセラは2人でリヤカーを、それが瓦解してしまわない程度のスピードで牽いて走る。


 当然後ろに積まれた『ブツ』もバッタンバッタン、正直なところ宅配業者であれば確実にクレームが入るであろう勢いで大暴れしているのだが、それはそれで構わない。


 先程確認した業務指揮書によると、やるべきことはこの『ブツ』の回収と、相手方の運び屋の始末のみ。

 つまり中身がどうなろうと、届けばそれで良いのだ、担保責任などどこにも書いていなかったし、ないと判断して良いのであろう。


 と、その仕事内容について今思った、そしてこれは成功、失敗に関係なく、非常に重要な要素なのだ。

 もうすぐ王都の南門に突っ込むというところにて急ブレーキで停止し、驚くセラに状況を説明してやる……



「なぁ、今思ったんだがな、この運び屋の仕事、俺達も帰ったら始末されるパターンじゃねぇのか?」


「あら、どうしてそう思うのかしら?」


「だってよ、向こう側の運び屋、つまり魔王軍が雇ったのであろうあのゴミ共は、きっと魔王軍からの要請があって俺達がブチ殺したんだろう?」


「ええ、それは確かにそうだったわ」


「で、この後だけどさ、もし俺達がその運び屋の類だとして、犯罪者ギルドに戻った後には……生かしておくと思うか? 向こう側の運び屋をわざわざ消して、こちら側だけ残しておく意味は全くないからな」


「……間違いなさそうね、じゃあどうする?」


「上手く演技しよう、殺される前に逃げ出したみたいな、で、あとこの箱の中身、やっぱちょっと見てしまおうぜ」


「そうね、すぐにはバレない程度に戻しておけば、殺されそうになって逃げ出す(演技)までの時間にバレることはないと信じておくわ」


「バレようがバレまいが、どのみち殺しに掛かってくるんだからどちらでも良いがな、え~っと、お、そこにバールのようなモノが落ちているだろう、これを使って開封してしまおう、至極丁寧にな」


「それで開けたら結構壊れると思うんだけど……まぁ良いわ」



 地面に落ちているアイテムは多彩であるが、この世界においてはその状況に応じて便利なモノが本当に多い。

 特にこのバールのようなモノ、普段は殺人などに用いているのだが、なんと荷物が入った木箱を開封することも出来るスグレモノなのである。


 先端部分を箱の上、隙間が空いた部分に挿入し、梃子の原理を用いてバキッと……蓋が壊れてしまったではないか、まぁ仕方ない、後でその辺に落ちているダンボールでも貼っておくこととしよう。


 で、その壊れた蓋を取り除き、中の様子を確認すると……何であろうか、大きな箱の中に入っていたのは小さな箱で、しかもこちらは頑丈そうな、真っ黒の金属製である。


 この箱が中でガタガタいっていたというのか、これ以上の開封はどうかといったところだが、この箱の中に何が入っているのか、それについても気になってしまって仕方がない。


 だがどうする、開封してしまったらもう元には戻せない、どころか何かが発動し、俺達がここで余計なことをしていたことにつき秒でバレるような状態になってしまうのではないか……



「……どうするよコレ? この先へ進んだら、俺達はもう『ちょっと面白い顔の流れ者』という地位を完全に喪失するやつだぞ」


「いえ、現時点でもうそんなノリなんだけど……と、ここにスイッチがあるわね、ポチッと」


「あっ! そんな気軽に押したらっ、ほら何かちょっと魔力が……箱が展開して……何だコレは……種なんじゃないのか何かの?」


「……野菜の種ね、これ、カボチャかしら? でもちょっとだけ魔力が溢れて……魔の野菜……なのかも知れないわね」


「なるほど、この黒い金属製の箱に入っていて、そのせいでそんなに大きくない魔力を全く感じ取ることが出来なかったってやつか、となると……上手く閉じておこう、これはアレだ、王都内であの魔の野菜を栽培するための、魔王軍による策略に違いない」



 昨日、というかもはやいつが昨日でどこから本日なのかわからなくなっているのだが、とにかく俺があの野菜卸の中級魔族を抹殺したことを知った魔王軍が、新たな作戦としてこれを王都内へ運び込もうとしていたに違いない。


 確かに『中級魔族が始末された』という現象からは、その辺の雑魚冒険者や一般兵士ではない、そこそこの強キャラ以上の者が関わっているのは容易に判断出来てしまう。


 そしてその判断の下、これ以上同じ作戦を取ったとしてもいたずらに人員を浪費していくだけだと、あの場所で同じように野菜を卸し、騙された、利益に目が眩んだ馬鹿な商人を騙すという作戦が破綻したと、そう判断していてもおかしくはない。


 或いは今朝早くに王都の広場で行った処刑、そこには犯罪者ギルドの連中が入り込んでいたわけだが、その連中から魔王軍へ、明らかな作戦の失敗を伝えたという可能性もなくはないであろうな。


 そしてあのとき奴等が言っていた、『自分達に任せろ』だとか、『ストックを開放して』だとか、王都に野菜を安定供給するという類の話はもしかして……


 いや、もしかしなくとももう確定で良いな、奴等はこの野菜の種、もちろん魔の野菜であり、ひとつ食べれば人が凶暴な魔物と化してしまうような特殊なものを、『困っている方々への援助』という名目で撒き散らそうとしていたに違いない。


 となると結果がどうなるかなど無関係に、コレをこのまま王都に運び込むのは非常に危険であるのだが……



「とにかく勇者様、この魔の野菜の種、全部回収しておきましょ」


「だな、箱の方は……うむ、この黒い箱についてはどうにか閉じられそうだ……ちょっと噛み合わせが悪いな、セラ、ガムテープ貸してくれ」


「はいはい、あ、接着剤しかないわ、これでも良いかしらね?」


「閉まってりゃOKだろこんなもん、で、中身の方は……適当に野犬のウ〇コでも入れておこう、はい閉じて……完成ですっ!」


「完璧な偽装ね、外箱の方はこのダンボールで良いかしら? ほら、ちょっと宅配の荷物っぽくなったじゃない」


「最高だ、じゃあこれをもう一度リヤカーに乗せてっと、で、もし疑われたら向こうの運び屋のせいにしておこう、どうせ死人に口なし、どころか奴等、人間ですらなかったからな、どうとでも言い訳出来るだろうよ」


「そうね、じゃあこのまま戻りましょ、時間喰っちゃったからちょっと急ぎで」



 こうして完璧な『未開封偽装』をした俺とセラは、目にも留まらぬ速さで、もちろん南門を守る兵士にも、その後夜警をしている憲兵にも見つからないような速度で、再び例の犯罪者ギルド会館へと舞い戻たtのであった……



 ※※※



「お~いっ、戻ったぞ~っ」


「おっ、戻って来やがったか、へへへっ、そのリヤカーごと中へ入って良いぜ」


「へいへい、ほれ、依頼された品を持って来た、ちょっと改めてくれ」


「……何でダンボールなんだ? 確か木箱に入っているはずなんだが」


「最初からダンボールだった、あとは知らん」


「そ、そうか、じゃあ中の……何か接着剤でくっつけてないこの箱?」


「知らん、最初から接着剤だったんじゃないのか?」


「お、おう、しかしこんな適当な、ふぬぬぬっ……開きもしねぇぞ、フンッ……って糞じゃねぇかぁぁぁっ! ゲェェェッ! 手に付いちまったぞぉぉぉっ!」


「汚ったねぇ奴だな、おい、報酬の金はお前が触るんじゃねぇぞ、穢れてしまうからな」


「ふざけんじゃねぇお前等ぁぁぁっ!」



 犯罪者ギルド会館へと戻った俺達、早速ダンボールの中の、接着剤でガッチガチの黒い箱を、無理矢理に開封したギルド員のおっさんは、中に入れておいた野犬のウ〇コに直接手を触れてしまった。


 激怒するおっさん、だがこれは俺達のせいではない、なぜならば俺達には中身を確認することなど許されず、受け取った荷物をそのまま、何も考えずに運んで来ただけ……ということになっているためだ。


 それをわかっているのか、こちらを睨んだおっさんも、さすがに手を出そうとはしない。

 もちろんそんな汚い手で攻撃を繰り出してきたとしたら、形振り構わず回避するのだが、今のところは安心なようだ。


 で、おっさんはすぐに中へ引っ込み、どういうことだと喚き散らしている様子だが……相手は魔族ではなく、このギルド内における担当者のようだな。


 ここで魔族の姿を確認することが出来れば、すぐに制圧に動いても良いところなのだが、なかなかそういうわけにもいかないらしい、今回に限ってはガードが固すぎる。


 ということで俺とセラはそのまましばらく待機、会館内に居るチンピラの、チンピラらしい動きを眺めつつ、無駄な時間を過ごす。


 どうしてチンピラというのは5匹程度で固まって、こちらを見てゲスな笑いを浮かべるようなことをするのか。

 そしてなぜナイフをペロペロするのか、アレか、ナイフから鉄分でも補給しているのか、わけがわからないな。


 と、そこで先程のおっさん、ではなく別の犯罪者チックなハゲ……ではなくスキンヘッドなのか、どちらでも構わないが、とにかく変な奴がカウンターの奥から出て来てこちらへ歩く。


 完全に殺る気だな、もちろんいきなりどうこうなどということはないであろうが、殺気の方がまるで隠せていない、殺し屋としては三流どころか素人だな……



「おい兄ちゃん達、ちょっとトラブルはあったようだが、仕事に関してはご苦労だったな……で、報酬の話をしてぇからよ、俺と一緒に裏の暗がりまで来てくれねぇか」


「あぁ、やっと報酬の話が出たか、行こうぜ、とっとと帰って寝たいんだよ俺達は、この仕事もまだ慣れてないし、疲れたんだ」


「だろぉなぁ、まぁ、すぐに寝られると思うぜ、へへへへっ」



 ということでそのおっさんに付いてギルド会館の外へ、明らかに金を渡す雰囲気ではないということはもう明らかであり、俺達を見ていたチンピラ犯罪者共も、その様子を見て大笑いしていた。


 もちろん俺とセラは気付かない振り、報酬に期待しているような感じで、ウッキウキな雰囲気を醸し出しつつ歩いて行った。


 会館の外から、当たり前のように裏路地へ入ったところで、おっさんは唐突にナイフを取り出してこちらに向ける。

 無言で、どういうことなのかはこちらに察するよう促す、そんな態度で攻撃姿勢に入ったのであった……



「死ねこのクズ共がぁぁぁっ!」


「うわ~、や~ら~れ~た~」

「あ~れ~」


「……え? 今刺したよなどっちも……何か失敗したか? もう一度っ!」


「これは敵わない~っ、ひとまず逃げるぞ~」

「あ~、殺される~」


「あっ、コラ待てこのっ、逃げんじゃね……速ぇぇぇっ⁉」



 計画通り、俺達は走って屋敷へ逃げ、正体もバレず、そして敵の追跡も許していないことを確認した。

 あの場であの野郎を殺してしまっても構わなかったのだが、こちらが『強い』ということが発覚してしまわないためにやめておいたのだ。


 で、手許に残ったのは例のブツ、魔の野菜の種が少々、これを鑑定し、予想通りのものであることがわかれば、少なくとも犯罪者ギルドと魔王軍の繋がりについて、全くの無ではないということまでは確定出来るであろう。


 既に寝静まっている皆を起こさぬようスススッと屋敷の中へ、マジックで顔に落書きしただけの変装を解除し、そのまま布団に入って就寝したのであった……



 ※※※



「……う~ん、朝でした……あ、ご主人様、いつの間に帰っていたんですか?」


「ん? あぁ、カレンか、昨日も深夜まで働かされてな、今日もちょっと辛いから、あと先に王宮へ行かなくちゃだから、戦闘開始前にそのことをゴンザレスとかに伝えて、本日勇者パーティーはそっちに合流するってことで頼む」


「わかりました、じゃあ早めに行きますねっ、朝ごはん朝ごはんっと」



 今日も戦闘に参加するということで生き生きとしているカレン、ついでにルビアも起こしておいて貰い、俺はまだ寝ている様子のセラを叩き起こしに行った。


 既に布団から出ていたミラの分が空いている、つまり2人用の布団にセラだけが寝ている状態なのだが、ここで誘惑に負けて横へ入るのは良くない、きっと目覚めたら夕方だ。


 とりあえず油性マジックを取り出して……などということをしている暇ではない、早速掛布団を取り払い、仰向けに寝て居たセラをひょいっとひっくり返す。


 俺の手には布団叩き、まずは寝間着の上から尻に一撃をお見舞いしてやろうではないか……



「喰らえっ! 勇者布団叩きクラァァァッシュ!」


「ひぎぃぃぃっ! いてててっ、ちょっと、不意打ちは良くないわよ勇者様」


「そうか、じゃあ次は尻丸出しになれ、眠気覚ましの一撃をくれてやろう」


「はいどうぞ……ひゃぁぁぁっ! き、効くわね寝起きの一撃は」


「そうだろうそうだろう、と、早く着替えろ、王宮へ行ってあの魔の野菜の種を……何かちょっと発芽してね?」


「きっとこんな部屋に運び込んだからね、ほら、寝ている間に誰かが漏らした魔力でこうなったのかも」


「微量でも反応するんだな……まぁ良いや、すぐに王宮へ持って行けば大丈夫だ、あそこなら何か起こっても俺達には関係がないからな」



 着替えを済ませて朝食を取り、酔っ払って朝帰りした精霊様に拳骨を喰らわせ、その3人で王宮へと向かう。

 他のメンバーは引き続き王都北門での戦闘に参加だ、俺達も要件を終え次第、そちらに移動することが決まっている。


 馬車は北門で借り、御者も兵士を供出させて王宮へ向かった俺達は、何やら先程より生長している様子の種を、可能な限り手放すべく王の間へと駆け込んだ。


 既に北門での戦いに出る準備が進められていた王の間であったが、俺達が入って来たことによってその日の出陣イベントは打ち切り、高位の戦闘員や将軍らをサッサと現地へ向かわせ、残った連中に対して昨日の報告をしておく……



「……なるほど、それでその種を持って来たのじゃな、というかそれ、種じゃなくて苗ではないのかの?」


「昨日までは種だったんだよ、魔力を供給すると勝手にアレしてしまう類のモノらしい、だからそれなりの箱に入れておかないとなんだ」


「ふむ、王よ、この件についてじゃが……まぁ、コレに聞いても無駄じゃの」


「オェェェェッ! オボッ……オロロロロッ……」


「あらあんた、昨日はそんなに飲んでいないというのに、そのザマは情けないわよ」


「おいコラ精霊様、仕事サボってこんなのと飲んでたのか昨夜は、このっ」


「あいたっ、しょうがないじゃないの、暇そうなのがコレしか居なかったんだから」


「お前は暇じゃねぇだろっ!」


「きゃいんっ……ちょっと、もっと大精霊様たるこの私様を敬いなさいっ、叩くなんてもっての……ちょっと、布団叩きはやめてよね……やめ、ひぎぃぃぃっ!」



 布団叩きを持って来ておいて正解であった、強烈な一撃によって破損、どころか完全に消滅してしまったのだが、精霊様と、それから衝撃波によって馬鹿な国王にはダメージを与えることに成功した。


 で、野菜の種、というか魔の野菜の苗か、それについては本日中に、研究所の方でそれが何かなのかを確定するとのこと。


 そして、その確定をもってほぼ容疑が固まったとして、犯罪者ギルドには家宅捜索を掛けるというのだが……さすがにそれはやめろと忠告しておいた。


 昨夜の侵入において、魔王軍の関係者は尻尾を見せないどころかその残り香さえも俺達に感じ取らせない、凄まじい徹底ぶりであったのだ。


 ここで余計なことをするよりは、その作戦を上手く妨害しつつ、チャンスを待った方が良いのは明白。

 引き続き監視を続けるべきだと主張し……なるほど、それは俺達がやらなくてはならないのか、墓穴を掘ってしまったようだな……

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