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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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893 次の寄り道

『おうおうっ、貴様、木っ端役人の分際で座ってんじゃねぇぞ、そこは俺様の指定席だ。だいたい公務員がこんな真昼間に制服のまま飲食店に入るという行為はだな、それに血税を注ぎ込まれていることを意識しない、つまり市民の期待を蔑ろにする行為であって、そういう公務員に対しては何をしても良いというのが世論なんだよ。だから貴様のような木っ端役人は俺様の拳をもってこの場から排除するし、今回の件についてはしかるべき場所に通報、というかどういうことになっているのか、徹底的に確認させて頂くこととする。そもそも貴様はこの町の公務員ではないわけだし、管轄違いのこの平和な町で……(どうのこうの)……』


「すみません、話が長いです……あ、選択肢はとりあえず『いいえ』で」


「てか死ねやお前、『はい・いいえ』の他に『死ね』って選択肢がないのがダメだよな、『いいね』のボタンだけあって『キモいね』のボタンがないのと同一の至らなさを感じるぞ」


『何だと貴様! あ、いやそっちの怖そうな制服の方にではなくてですね……貴様だ、この木っ端役人めがっ、貴様のような奴は……(非常に不快でかつ長い話)……』


「……ダメですねこのNPCの人、言葉が通じないようです」



 小さな町の酒場で絡んできたのは冒険者……の格好をしたケツアゴNPCである、鬱陶しい性格の、立場の弱そうな者に対してのみ粋がる小市民タイプの存在だ。


 で、これが普段の冒険、俺達が本来存在しているべき世界での出来事であったのなら、こんなわけのわからん雑魚は秒殺して話を先に進めるのだが、ここではそうもいかない。


 コイツが何か重要なイベントフラグを成立させるキーであり、下手なことをするとそのイベント自体がナシとなってしまう可能性があるためだ。


 ということでまずは会話を試みる、絡まれているルビアではなく、もう一段階『恐そうな格好』である極卒長のコスプレをしたジェシカが応対すべきだな。


 ……いや、どうやら俺達はこの椅子から立ち上がることが出来ないらしい、良く考えればパーティーメンバーではないのだから、自由に動き回るわけにはいかないのである。


 選抜されている4人は未だにカウンターの方で何かをやっていて、俺達が鬱陶しい雑魚に絡まれていることに気付いていない様子。


 もちろん喋ることは可能なのだが、俺やミラ、ジェシカの位置から雑魚ケツアゴ冒険者を罵倒しても、その場だけ怯み、あとはまた元の態度に戻ってルビアを脅迫し続ける始末。


 で、実際に脅迫されているルビアは……対応がわからず困り果てている、まるで気弱な役所の窓口の人だ。

 そして、ここで粋がりメーターが振り切ったようすのケツアゴが、遂にルビアに向かって拳を振り下ろしたのであった……



『ヒャッハーッ! 木っ端役人は死に晒せぇぇぇっ! ゲッ!? 何だコイツ……オーラが凄すぎて……これ以上近付けねぇっ』


「あ、これは失礼しました、でも殴ったりするのは良くないと思うんです、それと、ちょと顔が近いので、その……向こうへ行って頂けたら……」


「ルビア、そういうのはもうやり返して良いんじゃないか?」


「え~っ、食事の前にこの変な方に触れるというのは……立ち上がれないということは手を洗いにも行けないということですし……あっ、ほら、でもマーサちゃんがこっちに気付きましたよ」


「っと、それなら大丈夫そうだな、お~いっ」



 マーサがこちらの状況に気付いた、というかケツアゴの物理的な攻撃という事象が発生したことにより話が進み、この世界の理によって気付かされた、気付くように仕向けられたのであろう。


 すぐにリリィの肩を叩き、何やらこちらを指差しているマーサ……リリィが何か頷いている、そしてクラウチングスタートの構えを見せて……走り出したではないか。


 一気に突進するリリィ、スタート直後には音速の壁を超え、周囲の椅子やテーブルを打ち砕きながらこちらへ向かう。

 そして一瞬の後、ルビアに絡んでいたケツアゴの前にビタッと、これまた凄まじい急停止を見せたのであった……



『ギョベェェェッ!』


「やったっ、触らずにやっつけましたっ」


「すげぇな、衝撃波だけで店内がメチャクチャだぞ……で、ケツアゴNPCの方は……大丈夫なのか?」


「大丈夫そうです、壁にめり込んではいますが、冒険者タイプなのでこのぐらいで壊れてしまったりはしないようですね」


「そうか良かった、じゃあリリィ、ついでだからセラに頼んで、俺と場所、というかメンバーを代わってくれ、そうすればここに座って食事の到着を待てるぞ」


「あ、はーいっ」



 ということでメンバーチェンジ、俺はリリィと、それから腹を空かせてチョロチョロと動き回っていたカレンをジェシカと交代させ、ようやく椅子から立ち上がることが出来た。


 メンバーのまま残った2人であるセラとマーサを伴い、壁にめり込んだままのケツアゴの下へと向かう。

 どうやらこの後会話イベントがあって、それが終わればコイツは処分してしまって良いようだ。


 ちなみに、セラ達の方はカウンターにて『酒場の説明』を受けていたとのことで、冒険に無関係な仲間を手に入れた場合、自動的にこの酒場に送り込まれてしまうことがわかったらしい。


 冒険に無関係な仲間というのが何なのかは今のところ把握出来ていないのだが、とにかくそれをパーティーや、馬車メンバーに加えたい場合には、各地にある酒場で元々のメンバーと交代させる必要があるとのこと。


 その交代されたメンバーはどうなってしまうのかという点についてはさておき、この酒場は冒険上、比較的重要なシステムであるに違いない。


 きっとそのうちに『冒険に無関係な仲間』の力を借りるべきときが来るに違いない、というか、この初めての酒場についてここで触れられたということは、その関連イベントの発生は、もうすぐ先のことなのであろう。


 で、それはそれで良いとして、まずは壁にめり込んだ哀れなケツアゴ、こちらについて処理していこう……



「おうお前、随分調子に乗ってくれたようだな、今のご気分は如何ですか?」


『……わかった、情報を提供しよう……南の山岳地帯へ行く前に、賢者のハウスに立ち寄ると良い』


「いきなり本題に入るのかよ、前置きとかもっとさ……」


「まぁ主殿、簡潔で良いじゃないか、で、『賢者のハウス』というのはどこにあるのだ?」


『……わかった、情報を……(以下同じ)……』


「ダメだな、何かしないと台詞が変わらないぞ、セラ、ちょっと魔法で腕を切り落として見てくれ」


「わかったわ、それっ!」


『ギョェェェッ! まだ情報が足りないのかっ、そうだ、賢者のハウスはここから南へ65,536歩、西へ16,384歩の所にあるっ!』


「結構遠いじゃねぇかっ!」


『ギャァァァッ!』



 このケツアゴの言う『ここから』というのは、おそらくこの町のマップを出てからということなのであろう、でないとまっすぐに進むことは出来ないからな。


 それで、町を出てから指定の距離を歩いて、ようやく『賢者のハウス』へ到着するのだが、マップを確認すると……目的地である南の山岳地帯へ向かう道からかなりズレた場所ではないか。


 とはいえ立ち寄らないわけにもいかないさそうだし、ここは我慢して、少し遠回りをするかたちでその『賢者のハウス』へ立ち寄ってやることとしよう。


 で、壁にめり込んだまま腕を落とされ、ついでに俺が腹に風穴を空けたことにより、やたらと苦しんでいる様子のケツアゴ冒険者である。


 念のため追加の情報がないかをキッチリと確認し、最後はセラの魔法を使って粉々にし、そのまま風で酒場の外へと流して処分した。


 それと同時に食事イベントが始まり、いつの間にか、というか自然な流れで席に着かされた俺達は、極普通にその場に出現した食事を摂り、次の冒険について馬車メンバーとなっていた4人にも話をする。



「へぇ~っ、じゃあそっちの賢者とかいうのの所へ行くんですね、遠回りか……ちょっと食糧を多めに持っていかないとですっ」


「そうだな、だが金はないし、ここもテイクアウトはやっていないだろうし……というかさ、この食事の料金ってどうなるんだ?」


「わからないわ、何かほら、このチケットみたいなのに金額を書いて渡したの、そしたら普通に注文出来たわ」


「それ小切手じゃねぇかっ、大丈夫なのか? そもそも誰の小切手なんだよそれは」


「まぁ良いじゃない、こんな紙切れみたいなのでお買い物出来るんだし、次はビッグに金貨2万枚とか書いちゃって、はいカレンちゃん、これで好きなだけ食糧が買えるわよ」


「やったっ! じゃあ帰りに交換して帰りますっ!」


「マジでやめておいた方が良いと思うんだが……」



 貨幣が中心であり、その貨幣もほぼ貴金属で造られているこの世界、というか現実世界においては、やはりこの紙切れでどうのこうのと、そういうイメージが欠落している人間が多いらしい。


 事実、セラにしろミラにしろ小切手に大喜びなのだが、俺以外にもジェシカが渋い顔をしている。


 その危険性について認識しているのだ、たとえ紙切れであっても、取引が出来る以上何か重要で、かつ使用に際して何か出捐があるということを……


 と、まぁ良く考えてみよう、目の前の小切手にセラがふざけて膨大な金額を記入したとしよう、しかしそれは俺の口座から引き落とされることがない。


 なぜならば現実世界の俺にそんな金はないからだ、そして勇者パーティーとしての資金もカツカツであり、差し押さえられることによって生活に支障が出まくるレベル。


 もちろん容易に換価出来ない、したくない資産の類は大量に存在しているが、それを押さえに来た執行官など殺せば良い。

 勇者によるその『冒険に重要なものをキープする』行為は、きっと犯罪を構成しないものなのだから。


 まぁ、最悪の場合は当該手形小切手訴訟などを扱っている裁判所を、襲撃して爆破するなどし、その裁判資料を全て毀損してしまえばそれでセーフだ、もちろん俺がやる分には合法である。


 ということで謎の小切手、まだまだ束は分厚く、これからもずっと使っていけそうな感じのものだが、これはあり難く使わせていただくこととしよう。


 どうしてこのゲーム世界の通貨単位ではなく、現実の金貨や銀貨、その表記で通用するのかが疑問ではあるのだが、そこには言及しないようにしておくのが得策だ。


 で、ある程度の食事を終え、ついでにカウンターで大量の食糧と、それから馬車に積み込む調理器具等を購入して酒場を出る。


 パーティーメンバーはセラとリリィ、ルビア、ジェシカとし、俺とミラ、カレンにマーサはお休みだ……



 ※※※



「寒いっ、何だか寒くなってきました、カレンちゃん、こっちへ」


「わう? むぎゅぅぅぅっ」


「おいおいミラ、カレンが潰れそうだぞ……いや、だが確かに寒いな、マーサ、ちょっとこっち来い」


「あっ、いやっ、ちょっと……むぎゅぅぅぅっ」


「ふむ、なかなかに温かいではないか」


「ふごふご……」



 小さな町のマップから出て、まずはフィールドマップを南へ6,5536歩進んでいる最中、どうにもならない寒さが襲い掛かってきた。


 南へ行けば行くほどに寒くなる、ということは、この世界のフィールドマップは南半球を想定しているのか? それとも意外と狭く、北も南も寒くなるというのか?


 と、ここまでの移動において、赤道付近の激アツ状態を通過しなかったことから、おそらくは前者の仮定が正解なのであろうな。


 そんなことはどうでも良いが、とにかくマーサを抱えているのが一番温かくて良い。

 本当はカレンの方がコンパクトで扱い易いのだが、ミラに取られてしまったため我慢することとしよう。



「ふぅ~っ、カレンちゃん、もうすぐ到着だけど、このまま抱えていても良いかしら?」


「わう~っ、動き辛いです……むぎゅぅぅぅ」


「ミラ、カレンを離してやれ、暖かい格好をすれば別に……って、無理なのか、ピッチピチの囚人服のままだもんな」


「そうなんですよ、でもこれから行くのは賢者の何とかなんですよね? そこへ行けば或いは……期待しないほうが良いかもですが」


「まぁ、それまでカレンは貸しておいてやるから、着替えられたらちゃんと解放するんだぞ」


「わかりました」


「むぎゅぅぅぅ……」



 ミラの腕の中で潰されているカレン、隙間からはみ出している尻尾が動いているうちは平気であろうから、かわいそうだがしばらくこのまま放っておこう。


 で、そんなことをしている間に南進は終わり、ついでに西へ16,384歩も進み終えたらしい。

 馬車の荷台から顔を出してみると、明らかに手作りの、極めていい加減な家らしきオブジェクトが見える。


 何もない草原マップの中にポツンとるのだが、もしここに住むとして、水や食糧の補給はどうするのかといったところなのだが……中身はどうせケツアゴNPCなのだ、食事も何も関係がないのであろうな。


 馬車、というか隊列はその家のオブジェクトの前に停まり、セラが後ろへ回って来た。

 未だにリーダーの座を俺に譲るつもりがないようなのだが、一応相談はしておこうということなのであろう……



「到着したわよ、それで勇者様、中へ入るメンバーはどうする?」


「う~む、俺とセラと……あとミラがちょっとな、それでカレンがこの状態だから、この4人で良いか?」


「むぎゅぅぅぅ……」


「ちょっとミラ、カレンちゃんを放してあげなさいよ、寒いのはわかるけど」


「その忠告はさっきしたんだがな、まぁ、後で焼肉だの焼魚だの、大量に請求されてしまえば良いさ、金貨5枚分ぐらいな」


「湯たんぽ料金もそこそこ高額なのね……」



 で、すぐにメンバーを入れ替え、俺は暖かかったマーサから離れ、寒空の下へと放り出される。

 建物のオブジェクトから中へ入っても馬車はそのままのようで、今回は4人だけでの突入となるようだ。


 マップ内は小さな庭と小さな木造家屋、他には……木造家屋の横に樽が3つ並んでいるではないか、全て破壊してみると、そのうちひとつから『犬のフン』を手に入れた、リアルに要らないし臭い。


 それ以外には別段これといったものが見当たらない、人間、というかNPCの気配もないし、ひとまずこのまま建物内へと突入してみようということになった……



「はい、失礼しま~っす……お、『賢者の服』を着たケツアゴが……寝てんのかコイツは」


「叩き起こしましょう、起きて下さぁぁぁいっ!」


『……む? 何だ貴様等は、勝手に家の中へ入りよって、人が気持ち良く寝ていたというのに』


「うるせぇボケ、寝ていたお前は気持ち良いのかも知れないがな、その汚ったねぇ寝顔を見せられていた俺達の方は気持ち悪くて仕方ねぇんだよ、わかるか? わかったら死ねやこのゴミクズ野郎が」


『なんと悪辣な、貴様、タダでは……そちらの囚人服の女をこちらへ引き渡せ、それで勘弁してやろう、どうだ?』


「ざっけんじゃねぇっ! どうしてミラをお前なんぞにやらなきゃならないんだよっ!」


『罪を憎んで人を憎まず、ゆえに、その囚人服の子が犯したのであろう罪は憎めども、その子は可愛いので許してやる、その呪いの囚人服から解き放ってやるためだ』


「ほう、じゃあその証拠を見せてくれ、本当に囚人服をテイクオフ出来たら、或いはってこともあるぞ」


『よかろう、では準備をしてくるので少し待つが良い、イヒヒヒッ』


「気持ちの悪いNPCですね……」



 囚人服のミラに反応したエロケツアゴ賢者、何が罪を憎んで何とやらだ、俺はお前が憎いし、この場で殺してしまいたいとさえ思っているのだぞ……と、それを伝えるのは全てを終えた後だ。


 ここでは呪いの衣装からの解放の他にも、何かストーリー上で重要なことが発生しそうな雰囲気だからな。

 あのケツアゴも、もしかしたら重要な……それこそ『酒場に飛ばされる仲間』なのかも知れない。


 というか現状ではその可能性が極めて高い、NPCでありながら、やけに人間らしい動きを見せたのが気になっていたが、もしかしてあのケツアゴは……と、何やら準備を終えて戻って来たようだ。


 ケツアゴが持っているのは何やら椅子のようなもの、というか見たことがある形状だな……これは処刑用の『雷撃椅子(Light)』だな、一般的な囚人で死なない程度の、しかしコメディアンが受ける罰ゲームよりはかなり強度の高い雷撃を発する椅子である。


 で、何をするのかということは一目瞭然、その汚らしい椅子に、ミラを座らせて処刑しようというのだ。

 たいして危険ではないものなのだが、それでもこれに座るというのは嫌そうな感じのミラ、カレンを抱えたまま戸惑っているのだが、巻き込まないでやって欲しい。



「……これ、ちょっと凄くアレなんですが?」


『何を言うか、この椅子に座ってビリッとやるだけで、その罪がたちどころに消えてしまうという、賢者の我が創り出したスグレモノなのだ、安心して座るが良い』


「あっ、ちょっと触らないで下さいっ、汚いっ、カレンちゃん逃げてっ」


「むぎゅぅぅぅ……」



 逃げて、と言いつつもより一層強く抱き締めてしまうミラ、そろそろカレンが潰れてしまいそうなので、この辺りで救出しておいてやる。


 で、ケツアゴの汚い手によって掴まれ、無理矢理雷撃椅子に座らされたミラは、そのままスイッチを入れられて……



「ひぎぃぃぃっ! こっ、これはシビレルゥゥゥッ!」


「ミラ、そのぐらいなら大丈夫でしょ? いしても服装とかが変わったりしないわね」


「あぁ、別に何か変化があるとかそういった様子は……おいケツアゴ、どうなんだこれ?」


『失敗だ、雷撃椅子に蓄積されていた罪が逆流し、溢れ出している、このままだとこのハウスの煙突を抜けて、外に被害が出てしまうな』


「ブチ殺すぞテメェオラァァァッ!」


『ギョェェェッ!』



 ひとまず雷撃椅子を停止させ、ミラを助け出す、もちろん囚人服のままである。

 で、影響があったかも知れないというハウスのマップの外へ出て、馬車の中を覗いてみると。


 そこでは呪われた衣装を着たまま馬車の中に居た2人、ルビアとジェシカがピッチピチの囚人服に衣装チェンジさせられていた、これでは逆に状況が悪化してしまったではないか……

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