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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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885 武器

「それを売ってしまうなんてとんでもない!」


「いやだからさ、売るんじゃないの、このアイテムから武器を造って欲しいのっ」


「そんなやべぇものを加工するなんてとんでもない!」


「ブチ殺すぞテメェオラァァァッ!」


「NPCを手に掛けるなんてとんでもない!」


「ダメですね、何か手続きを踏まないと対応してくれないみたいです」


「チッ、マジで面倒臭せぇゲームだな」



 まるで話にならないケツアゴの武器屋、まぁNPCなので決まった回答しか出来ないのは仕方ないのだが、その顔のキモさも相俟って、この場でブチ殺してしまいたい気持ちはもう抑えるので精一杯だ。


 とにかく何かキッカケを見つけ出して、それをもって対幽霊専用武器の作成を進めていかないと、このままではそこそこまでは進めても、最終的なクリアまで辿り着きそうな気がしない。


 まぁ、何をするべきなのかについてはエリナパパに聞かないとわからないので、ここはしばらく待機して……と、もう俺達が困っていることに気付いてくれたようだ。


 エリナパパもプレイに慣れてきたということか、複数のセーブデータを同時進行させているというのに、キビキビと捌いている様子である。



『あ、え~っと、幽霊専用武器か、こっちでもちょっと詳しく見ていた……というか攻略本の詳細版を有料で押し付けられたのだが、とにかく情報は入った』


「そうっすか、てか商売されてるんすねそこで、まぁ良いや、とにかく教えて欲しいっす色々と」


『うむ、ではまず幽霊専用アイテムを……もう所持しているそうだな、それをそのまま武器屋に持って行ってもムカつくだけで……既に実践済みか、キレてNPCを殺害しなかったのは成長したというべきか、


「そうっしょ、俺は我慢強いって昔からアレで……」


『で、そこからだがな、まずは……武器屋の裏から入って話し掛け……ブン殴るらしい、死なない程度にな』


「何だ、簡単じゃないっすか、で、ボコボコにして脅して……それから?」


『胸ぐらを掴んで幽霊専用アイテムから剣を作成するようにと脅す、選択肢が出るから、そこは5秒以内に作れ、さもないと殺す、と答えておけば良い』


「うぃっす、じゃあ早速やってきます」


『それから、最後は証拠隠滅のために、ケツアゴ武器屋NPCを消しておくことを忘れないようになっ』


「うぃ~っ」


「良かったですねご主人様、得意の理不尽な暴力だけで解決出来そうですよ」


「あぁ、殴って脅して、最後は殺せば良いってんならこっちのもんだ、俺達の得意技だよな」


「勇者様、俺『達』ではなく自分と、それから精霊様ぐらいのものだということを……あいてっ、いてててっ」



 余計なことを言うミラの尻を抓りつつ、先程までの武器屋へ戻ってみると……確かに裏口、入ることが出来そうなドアが設置されている。


 RPGにおいても良くある、普通は表面から入る建物に裏口から入ると、その先に何かアレだ、そっち系のメダルが入ったタンスだの樽だのがあるという感じだ。


 で、今回はそんなアイテムが目的なのではなく、武器屋のケツアゴ主人をボコボコにして脅し、幽霊専用アイテムから武器を作らせるためにそこから侵入するのである。


 裏口の扉は特殊な、ドロボウの鍵などを使わずとも開き、俺達はまんまと武器屋の中へ入り込むことに成功した。


 その状況でも振り向かないケツアゴ武器屋、NPCらしく、話し掛けないと反応しないのは、悪徳領主の館で遭遇したケツアゴシリーズと同じようだな。


 ということでとりあえずそのNPCへ、話し掛けると振り向き、そのまま無表情で喋り出す……



『お客さんっ、そんな所から入られちゃ困るよっ』


「うるせぇボケ、オラァァァッ!」


『ギョェェェッ! 何するんだぁぁぁっ!』


「オラッ! オラッ! ブチ殺してやんぞオラァァァッ! おい皆、やっちまえコイツをっ!」


『ギャァァァッ! 誰か助けてくれぇぇぇっ! ぐぇぇぇっ!』



 4人で寄って集って殴る蹴るの暴行を加えていく、本来なら既に死亡しているはずなのだが、このゲーム内の俺達は力を制限されているためどうということはない。


 むしろここまで全力で暴行しているというのに、痛いだの何だのと叫ぶ程度で死にもしないというのは逆にムカつく。

 モブキャラというのは俺達主人公系キャラの前では無力、虫けらでも潰すかのように瞬殺されなくてはならないはずだというのに。


 そしておよそ5分後、一旦暴行を停止してみるのだが……多少傷が付いたビジュアルになっている程度で、骨折したり目玉が飛び出たりなどはしていない様子。


 なんとタフな野郎だ、いや、俺達が弱すぎるのだ、本当に情けないのだが、もうこの世界においては仕方ない。

 どうせこの後殺害するのだし、今はこのぐらいで良いにしておいてやろうか、さて、本題に入ろう……



「おいオラお前、わかってんのかオラァァァッ!」


『……貴様等こそわかっているのか?』


「何をだ? お前をブチ殺すことの意味についてか?」


『否、貴様等がここで処刑されるということだ、参るっ!』


「参るって何だよっ!? おいっ、コイツ……何だか知らんがとにかく敵みたいだぞっ!」


『ウォォォッ! 成敗してくれるっ、成敗してくれるっ、成敗してくれるぅぅぅっ!』


「うわっ、すげぇパワーだ、てか何でキレてんだコイツ? 俺達何か悪いことでもしたのかっ?」


「わかりませんっ、特に恨まれるようなことはしていないはずなのに、どうしてでしょうか?」


「いや主殿、ミラ殿、2人共本当にそう思っているのか? いないよなさすがに……さすがに」



 突如として豹変し、敵となって襲い掛かってきたケツアゴ武器屋、こうなってみてから初めて思う、なるほどこういうことであったのかと。


 武器屋の主人をボコボコにして、脅迫して武器を造らせるなど簡単すぎるのだ、その程度のことでミッションクリアとなってしまうのは、ゲームとして実にレベルが低いと言える。


 で、このゲームがそんなに低レベルなわけはなく、むしろ意地の悪い変質者であるニート神のやったこと。

 低レベルどころか難易度激高、ミッションクリアのためにデタラメな要求をしてくるのは明らかだ。


 その明らかであった結果がこれだ、強大な力を発揮した武器屋のケツアゴ、武器屋だけあって数々の武器を……選ぶのに時間が掛かっているようだが……



『う~む、貴様等を始末するのにはこの棍棒を使ってやろう、この店で最も強力な武器だっ!』


「嘘でしょ、後ろにミスリルっぽい剣とかあるんだけど、絶対その棍棒じゃないよね最強って」


『フンッ、剣などケツアゴに白刃取りされてしまえばそれでエンド、ケツアゴはソードブレーカーの役割をも持つ人類最強の防具だからな、剣ぐらいなら好きなだけくれてやろう、ただし、この我に勝利することが出来たのならなっ!』


「なるほど、そのノリで勝利して、剣なら幽霊専用のものを……みたいな流れでストーリーが進むって感じなのか、わかりますよ、うん」


『何を単独で喋っているのだ? そのまま死ぬか? それとも無駄な抗いをするのか? どちらであったとしても、貴様の命はあと5秒程度だがなっ!』


「きっ、消えたっ?」


「後ろです勇者様!」


「後ろ? あっ、グェェェッ!」



 消えるように動いたケツアゴ武器屋、すぐに背後に回られた俺は背中を棍棒で殴られ、50のダメージを受けた、もう早速瀕死だ。


 で、その攻撃の隙にミラとジェシカが武器屋の背中を攻撃、もちろん武器屋の壁に並んでいた強力そうな剣をパクり、勝手に使っている。



『ギャァァァッ……け、ケツアゴなら白刃取り出来るのに……背中とは卑怯な』


「フンッ、私はケツアゴではないが……その、尻で白刃取り出来るぞ」


「ジェシカちゃん、それは自慢になりません、単に変態なだけですから」



 ミラとジェシカ、2人揃っての攻撃でケツアゴに100のダメージ、これでもまだ半分も削れていない、ケツアゴ武器屋のHPは、冒険序盤にしてはそこそこ高いのだ。


 そして次は俺の攻撃、もはや立ち上がることは出来ないのだが、とりあえずケツアゴのケツアゴを狙って勇者パンチを……拳がヌルヌルになってしまった、やはりケツアゴはケツよりも遥かに汚い。


 最後にルビアによる回復魔法、普段と比べるとかなり微弱、というか無に等しいのだが、今の俺のHPなど1秒で満タンになる程度の力だ。


 元々が強烈である分、制限されたとしてもある程度の力を維持している、そういうことなのであろう。



「ふぅっ、やれやれ、これなら一撃で複数人がダメージを受けない限り大丈夫だぞ、あとルビアがやられなければな」


「そうですよご主人様、頑張って、命懸けで私を守るように心掛けなさい」


「何で命令口調なんだよお前はっ!」


「すみません、ちょっと調子に乗りたくなってしまって……お仕置きですか?」


「後でお尻ペンペンだな」


「まぁ嬉しいっ、で、またケツアゴの人が攻撃して来るみたいですよ、ご主人様に」


「ん? あっ、ギョェェェッ!」



 俺に55のダメージ、もう残りのHPは3ぐらいしかないのだが、ギリギリゲームオーバーにならなくて良かったな。

 で、その隙を突いたミラとジェシカの……まぁ、その後の流れは最初のターンと同じであった、とにかくケツアゴ武器屋を倒した。


 倒したはずのケツアゴ武器屋が起き上がって命乞いをしている、殺しますか? という質問に対して、一旦『いいえ』の回答をしておく、コイツにはまだ使い道があるのだ。



『グギギギッ、まだ死にたくない……何でもしてやるから命だけは助けてくれ……』


「その無表情で限界までの命乞い、見事だな、ブチ殺したいが、俺達の願いを叶えるまでは生かしておいてやる」


『わ、わかった、で、何をすれば良いのだ?』


「この素材から幽霊専用の武器を造れ、5秒以内だ」


『武器……となると棍棒で良いか?』


「棍棒じゃなくて剣だ、それぐらいわかれよ社会人なら」


『剣の硬さは?』


「バリカタで、あとニンニクマシマシで頼む」


『承知した、しばし待たれよ』


「5秒以内だって言ってんだろぉがっ!」


『ぐべほっ……』



 5秒以内とは言ったが、既に5秒など経過してしまっている、まぁ、この『5秒経過罪』によってこのケツアゴを死刑に処すということが確定した。


 ちなみにこの世界でケツアゴを死刑にするのはどういう意味があるのか、このケツアゴNPCは恐怖を、痛みを感じるのであろうか。


 もしそれらを感じるのであれば、可能な限り苦しんで、絶望してから死に至って欲しいし、俺はその過程を指差して笑いながら楽しむことをしたい。


 で、武器の完成を待つ間、俺達はもう俺達のものとなった武器屋の中で、好きなように、好きなだけ武器を回収しておくとしよう。


 まずはミラとジェシカの剣なのだが、先程使用していたものはある程度素早く手に取ることが出来そうなものを使ったに過ぎない。


 カウンターの奥に隠されていたり、鍵の掛かった宝箱にしまい込まれていたりして、客の目に付かないような場所に、重要で強力なアイテムがあるのは間違いないのだ。



「おい見ろジェシカ、この両手剣はそこそこ使えそうじゃないか?」


「むっ、それは単なる宝剣だぞ、儀礼用のな、見た目に騙されていては良い武器を見落としたり、鈍を掴まされるぞ」


「……武器に関してはいつもカレンに任せ切りだったからな、というか俺は元々聖棒しか使えないんだし」


「それは仕方ないですよご主人様、私も武器なんていつも持って行くことさえ忘れていますから」


「おう、セラが杖を2本持っていることがあるのはそのせいか」


「2人共もう少しシッカリしてくれないか……」



 うるさいことを言うジェシカはガン無視して、以降も武器探しを……と、良いモノを見つけた、鞭だ、乗馬用の鞭に近いタイプ、というかそのものだ。


 これは物干し竿を失った俺にとっては最高のアイテムであり、他の仲間達も喜んでくれる最高のアイテムである。

 ルビアに見せると、早速尻をこちらに向けて叩いて下さいとお願いしてきたではないか、もちろんビシッと

 喰らわせてやった。


 で、俺の武器は決まったとして、あとは……次はルビア用のそこそこ使えそうな杖を発見した。



「おい、これ面白くないか? 『マジカルプリティジャイアント魔法少女ステッキ(子ども用)』だってよ、ほれ、子ども用なのに2mはあるぞ」


「何ですかコレもうっ、先端に付いてるの明らかにウ○チじゃないですか、全然プリティじゃないですよこんなのっ」


「ウ○コの部分はそこそこジャンボだから、その点においては正解だけどな」


「イヤですよそんなのっ」


「勇者様、こっちも決まりましたよ、まともな武器が」


「おう、そっちは……なるほど、見た目は普通だが実用性が高い感じのを選んだんだな、うん、映えないわマジで」



 ルビアには強制的に巻き巻きウ○コが付いた杖を握らせ、その他の仲間も武器が確定した。

 もちろん俺は最初に選んだ鞭だ、これで敵ではなく、仲間に喝を入れまくってやろうではないか。


 その直後、ケツアゴ武器屋が無駄な大声を出し、どうやら武器が完成したということが判明した……



『出来た、出来たぞ、これは我が生涯最高の傑作、全てを、それこそ目に見えぬものも、物質でないものも切り裂く剣だっ!』


「あっそう、じゃあ早く寄越せ、お前は殺す」


『……えっと、もうちょっとあの……その』


「うっせぇなNPCの分際で、殺すって言ったら殺すんだよこのダボがっ、早くその剣を寄越せ、てか何だこのNPCは?」


「おかしいですよ勇者様、このケツアゴのNPCの方、ちょっと人間らしいというか……えっと、断じて人間ではないと思うんですが……見た目からも」


「そう言われればそんな気がするな、定型文じゃなくて会話が成立しているような気がしなくもないし、もしかしてコイツは……」


『そう、我はこの世界に送られたケツアゴクローン、ケツアゴ刑事の記憶は全て引き継いでおり、貴様等の蛮行は忘れなどしないっ!』


「あっそう、じゃあ死んでくれ、あばよっ」


『ぎょべぇぇぇっ!』



 友情出演であったのかどうなのかは知らないが、とにかく武器屋NPCとしてこの世界に参加していたケツアゴクローンをブチ殺しておく。


 その傍らに落ちているのは真っ白な、特に飾りのない剣である、磨かれてはいるが、それでも刀身と、それから柄の部分が全く同じ素材というのはいかがなものであろうか。


 とりあえず手に取ってみると……非常に重たい、こんなもの、今の俺に許されているパワーではとても振れたものではないのだが……ジェシカであればどうだ?



「ジェシカ、そっちの剣は捨て……捨てなくて良い、売れるかもだからな、とにかく鞘に収めて、こちの幽霊専用剣を持ってみてくれないか」


「おっ、ということはこの伝説の武器を私に……良い感じだ、これを私に使わせて欲しい」


「あ、じゃあそれで、つまり幽霊と戦うのは専らジェシカということになるがな」


「ひぃぃぃっ! ぜ、前言撤回だっ!」



 今更手遅れなジェシカはともかく、幽霊専用の武器をゲットした俺達は武器屋を出る、もちろんケツアゴ主人の惨殺死体は放置してのことである。


 なお、武器は確保したが防具の方は全く手を触れていない、未だにミラはバスタオルだし、ルビアとジェシカは素っ裸で引き回されている状態だ。


 最も、ミラのバスタオルも森へ突入したら没収し、その丸出しになった尻を、ここでゲットした鞭でビシバシとシバいてやるのだが……



 ※※※



「はい、じゃあこれからもう一度、幽霊の出まくる森へ突入しまーっす」


『ひぃぃぃっ!』


「どんだけビビッてんだよお前等、お仕置きっ! オラッ、そりゃっ、せいやっ」


「ひゃんっ」

「もっとっ」

「ありがとうございますっ!」


「では出発する」


『う……うぇ~い……』



 もう一度森へ入る、相変わらず俺には何も見えない、暗い夜の森でしかないのだが、すぐに反応したのは……ルビアであった、盛大におもらししたではないか。


 どうやらすぐ近くの木の上、そこに大量の幽霊が、受益に集るカナブンやクワガタなどのキモい虫の如く終結しているそとのこと。


 ルビアが指差してしまったことにより、他の2人もそれに気付いて悲鳴を上げ、ヘナヘナと……いや、ジェシカはダメではなかろうか、対幽霊用の重要武器を携えているのに……



「ひぃぃぃっ! もう許してくれぇぇぇっ!」


「おい立てジェシカ、おらっ、尻が痛いかっ」


「ひゃんっ、いてっ、ごめんなさいっ、頑張りますので許して下さいっ」


「よろしい、では立って幽霊に立ち向かえ、俺には何だかわから……見えるじゃねぇか……」


「どっ、どういうことだ主殿? 主殿は霊力がゼロのゴミカスのような人間ではなかったのか?」


「いや言いすぎだろうよ、で、えっと……あ、見えなくなった、どうやらこの剣だな、触っていると……おうおう、出まくりじゃねぇか」


「この剣に触れていると、史上最も雑魚と言われている主殿でも幽霊が見えるというのか、凄いな」


「ジェシカ、お前はディスりすぎだろっ!」


「ひっ、痛いっ! 追加の仕置きが超痛いっ!」



 どういうわけか武器屋に造らせた剣、元々対幽霊素材としてゲットした素材を用いて剣に変えたものなのだが、それに手を触れると霊感ゼロの俺にも幽霊が見えてしまう。



「ちょっ、ジェシカお前それ貸せ、代わりにこっちを持っておけ」


「主殿、私に鞭など持たせてどういうつもりだ?」


「それで自分の尻でもシバいておけ、ついでにミラとルビアにもお仕置きしておくんだ」


「わかった……あうっ! 痛いっ!」


「うわ、ホントにやり出したよこの人……」



 変態のジェシカは放っておいて……というか今回、どれだけの回数仲間達を放っておいて話を進めたのか、もう全くわからないな。


 とにかくこの剣を使って幽霊を討伐していくこととしよう、それが今回のミッションだ。

 もちろんパーティー全員でだ、1人も欠けることなく冒険を終えるのが。勇者パーティーのモットーなのだから……

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