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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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873 求める場所

「ぷはっ……って何でケツアゴーレムに引っ張り出されてんだ俺は?」


「待て、派手に動くんじゃない、他のケツアゴが反応したら、またゴミ箱に突っ込まれてしまうぞ」


「け、ケツアゴーレムが喋った?」


「ケツアゴーレムではないからだ、良く見ろ、正真正銘、ホンモノの生ケツアゴをな」


「……は? あ、ケツアゴですな……って、お前ケツアゴ刑事かよっ!?」


「その通りだ、ちょっと野暮用でここへ来ていたら、偶然見知った顔を見つけてな、なぜか2人ゴミ箱に刺さっているし」



 ケツアゴーレムに助けられた、一瞬だけそう思ったのだが、実際にはそうではなかった様子。

 その喋るケツアゴは生モノ、生きて、人間として、そして刑事として活動しているケツアゴであった。


 なぜこのケツアゴがここに居るのか、それについて問い質すのは後だ、まずはマリエルを救出し、次いで安全な場所へということで、だるまさんが転んだ状態のまま別室へ、ゴーレムが一切居ないという小部屋へと向かう。


 しかし、どう考えてもこのケツアゴ刑事、ここに居る大量のケツアゴーレムの親玉にしか見えないな。

 違いといえばケツアゴの割れ具合と、それから普通に会話が可能だということぐらいである。


 もしかしてだが、この刑事をパックリ割ったら中からは非魔導式のゴーレムが出てくるのかも知れない。

 そうも思うのだが、コイツがフォン警部補と昔からの知り合いであるという点を考慮に入れると、それもまたおかしなことだ。


 とにかく安全な場所、ケツアゴーレムの視界に入らない場所へと退避した俺達は、全員揃った状態、プラスケツアゴ刑事を迎えてホッと一息付く。



「いや、このケツアゴは何だ? どうして知り合いなのだケツアゴと」


「あ、そうっした、エリナパパはコイツを直接見たことがなかったんだ、これ、ケツアゴ刑事っす、なんか知らんけどそういう生き物で、身元の確かさについてはかくかくしかじかで、まぁ疎明されているというか、まぁ良いんじゃないかという感じで……」


「その程度のかくかくしかじかであるか、それでどうしてこんなモノと行動を共に出来るのだ」


「叔父様、この程度のアレならまだマシなほうですわよ」


「そうですよ、もっととんでもない生物と行動を共にしていたりとか普通にしますから、このパーティーは」


「信じられないがそのようだな、しかし見れば見るほどに他のゴーレム共と……おえぇぇっ」



 ケツアゴ刑事、その名を『ケツアゴのHAGE』と呼ぶ、確かに気持ち悪いビジュアルなのだが、嘔吐するほどのことでもないと思うのは俺だけか。


 まぁ、エリナパパにとってこのケツアゴの初見はゴーレム、完全に敵の、しかも意思を持たない人以外の何かであったのだ。


 俺達のように最初から『人間らしきモノ』として接し、直後にフォン警部補の元同僚であることが判明した側とは、その捉え方が異なるのは致し方ないこと。


 しかしどうしてここがこのような状況、即ちケツアゴの園なのか、そしてどうして『園』を形成しているケツアゴ共が、ケツアゴ刑事と同じ顔をしているのか。


 それについては本人に聞くのが最も早そうだ、答えてくれるかどうかはわからないが、もし答えないというのであれば、この場でこの刑事を敵認定してボッコボコにしてしまえば良いのである。


 ということで質問を投げ掛けようと……その前にケツアゴ刑事の方からアクションを起こしてきた、何やら人の首……の皮だけになったもの、そんな感じのアイテムを多数所持しているのだが……



「良いか、これは我の用意した『ケツアゴマスク』だ、あのケツアゴ―レム共はケツアゴを確認して、それに基づいて仲間を認識しているのだよ」


「で、だからどうしたと……」


「君達もこのケツアゴマスクを被れば、奴等から異物と認識されることなくこの空間を行き来することが出来るということだ、さぁ、被るのだこのケツアゴマスクをっ」


「イヤに決まってるじゃないのそんなのっ、どうして精霊様である私が、そんな不潔そうな、しかも気持ち悪い顔のマスクなんて被らなきゃならないのよっ、冗談じゃないわよ、殺されたくなかったら他の方法を提示しなさい」


「そう言われてもな……他に方法といえば、もう『丸出しのケツを突き出して歩く』ぐらいしか方法がないぞ、それとこのケツアゴマスク、どちらがマシなのかは考えるまでもなくわかるだろう?」


「うむ、尻を出して歩いた方がマシだな、主殿、私は後者を選択するぞ」


「まぁ、一目瞭然よね、それを被るかお尻を出すかなら、間違いなくお尻を出す方を選択するわ」


「あの……ご主人様、私は第三の選択肢、『この場で待機』を選びますの、どっちもちょっと無理ですわよ、特にケツアゴマスクの方は」


「私も姉様と同じ意見です、そのふたつから選ぶよりは、不死なのに死んだ方がマシですから」


「……君達、そんなにこのマスクが嫌いかね?」


『当然、大っ嫌いですっ!』


「・・・・・・・・・・」



 猛反発を受けたケツアゴマスク、その様子を見て、自然な流れでそれを受け取って装備していたエリナパパも、気まずそうな感じで脱ぎ去って素顔に戻っている。


 しかしこの作戦が有効であることだけは事実だ、いや、本当に有効なのかどうか、ケツアゴマスクを被れば大丈夫であるという、実に確からしい情報がフェイクではないのか、それはこのケツアゴ刑事が、ここで何をしていたのか等をキッチリ聞き出してから判断するべきだな。


 今のところは特に敵意のようなものを感じることはない、ケツアゴ刑事はこれまでのケツアゴ刑事だ。

 だがそれにしても不審な点が多すぎるし、顔の方も相変わらず極めて気持ちの悪いビジュアルである。


 そういえば先程も、俺がケツアゴ刑事の情報に触れようと、口を開こうとした瞬間にマスクを取り出し、話題を逸らしたような気がしなくもないのだが……やはり一度聞いてみよう、それが得策なのは間違いない……



「えっとだな、ケツアゴ刑事、お前はどうしてここに……」


「ではここに残りたい者だけ残れば良い、それ以外は我に付いて来るのだ、ここから脱出するためのルートへ案内しよう」


「えっと、俺の話、聞いてる?」


「我は町中でおかしな格好をして、何やら怪しげな勧誘をしていた変質者の話など聞きたくない、さて、ここを出たい者は準備してくれ、すぐに出発だ」


「あの、ちょっと、もしも~っし……」



 そう言ってマスクを被り出すケツアゴ刑事、いや、顔が変わっていないのだが、ケツアゴなのにケツアゴマスクを被り、ひと回り大きなケツアゴになったにすぎないのだが……とにかく取り付く島がないというやつだなこれは。


 しかし、今の言動で他の仲間も警戒を強めた、エリナパパは手に持っていたケツアゴマスクを地面に落とし、強力な火魔法でそれを灰にした。


 尻を出そうとしていたジェシカもズボンのベルトを締め直しているし、もはやケツアゴ刑事に付いて行こうという者は1人たりとも存在しない。


 あるのはただ残されたケツアゴマスクと、皆から怪しまれるそのケツアゴの皮を被ったケツアゴだけ。

 皆からの信頼を失ったケツアゴはどう動くか、この次の動作によって、コイツの本性が明らかとなるのは言うまでもないことであろう……



「……実は我、ケツアゴなのだ」


「いや、それは知っているわよ、見ればわかるもの、それで、私達はあんたがどうしてここに居るのか、てかどうしてケツアゴーレムと同じ顔をしているのかを聞きたいわけよ、わかる?」


「我がケツアゴーレムと同じ顔をしているのではない、ケツアゴーレムが我と同じ顔をしているのだ」


「意味がわかりません、もう少し具体的にお願いします」


「我は……我はこのシスコンバレーで創り出された究極ケツアゴ生体兵器……だったのだ」


「だった? じゃあ今は何なんだよ?」


「POLICEの、刑事のケツアゴのHAGEだ、そういう名で生活し、もちろん人族であると自分自身の情報を書き換え……いや、情報の書き換えはあのニート神が行ったのだが、とにかく今は単なる人族、地上の大都市国家を守り、そしてその政局の悪化を憂う、真の正義を志す者だ」


「ん、おう、まず顔が信用ならないぜ」


「その顔で人族って言われてもね……まぁ、この件については徐々に明らかになっていくでしょうけど、とにかく今は……どうするコイツ? スイッチとか切ったら倒れないかしらね……」



 真実を語った、そういう体で話し始めたケツアゴ刑事だが、話の内容が突拍子もないこともあってか、誰もがその告白を信じようとはしない。


 むしろコイツとこのケツアゴ―レム共が関係している、まぁそれは一目瞭然であったのだが、それが本人の口から語られた時点で確定し、より当人の怪しさを増したのである。


 で、もちろん『生体兵器』である以上はスイッチなどなく、さらに人族であるというのはあのニート神が情報を書き換えた嘘で……と、もう味方として置いておくことは出来そうもないな、この場で直ちに殺してしまうべきか?


 と、それだとこの地についてのさらなる情報を得ることが難しくなるな、かといってこんなモノを連れ回すのも、また余計なトラブルの元となりそうで非常に嫌だ。


 ということでここは精霊様……は殺る気満々のようなので、ひとまずエリナパパに判断して貰うこととしよう……



「で、どうするっすこの状況?」


「いや、それを私に聞くのかね?」


「だって、精霊様に任せたら何も考える前に今ある答えを実行に移しますから、で、他のメンバーを見ても、精霊様に次いで賢さが高いのはエリナパパだし……どうっすか?」


「そうだな……うむ、では連れて行こう、しかし喋らせない、余計なことはさせない、とにかく私達を連れて歩いている一般のケツアゴ―レムという感じを出して、自然な感じで行動させよう、そうすればリスクを最小限に抑えて、かつコレを有効活用することが出来るのではないか?」


「なるほど、ケツアゴ刑事が連れて歩いているのであれば、俺達も異物ではなく他の何かだってことを、他のゴーレムに誤認させることが出来るって寸法か、うむうむ」



 もし相手、つまりその辺をウロウロしているケツアゴ―レムが、魔導式の意思を持ったものであったとしたら、きっとこの作戦は成り立たなかったであろう。


 間違いなく途中で疑われ、そもそもケツアゴ刑事のケツアゴが他のゴーレムと若干異なっていることなどにもツッコミを入れられ、俺達はまるで追い詰められた真犯人のような立場に立たされていたに違いない。


 だがここのゴーレムは全て『非魔導式』なのである、俺が転移前に居た世界で、そこにあったのと同じエネルギーで稼働する、そして予め設定された命令以外をこなすことの出来ない、単純極まりない存在なのだ。


 これならどうにか騙していくことが可能かも知れない、そしてその作戦のために、ケツアゴ刑事はこの場で処分せずにおくのが得策。


 そういう考えでいけば、既に水の刃でシュレッダーのようなものを形成し、殺すモーションに入る瞬間を待っている精霊様にも、少し待つのじゃぞと告げて攻撃を停止させることが可能だ。


 ということでそのようにしよう、さすがはエリナパパだ、娘からはゲロ以下の扱いをされているに違いないが、こういう場面では年長の、しかも賢い種族である悪魔の力が役に立つというもの。


 早速精霊様の襟首を掴んで持ち上げ、チョップを喰らわせて物騒なモノを瓦解させる。

 何やら文句を言っているようだが、ここは気にせず次の行動に移ることとしよう……



「おい良かったなケツアゴ刑事、この悪魔の叔父様のお陰で、あんたはもうしばらくだけこの世に留まることが出来たんだ、この俺様に感謝しろよ」


「え? 凄く上から目線なうえに、感謝するべき対象が横にスライドしているような気が……まぁ良い、とにかく我はこんな場所で倒れてはならないのだ、世に出てしまいそうなこの地を、再び地の底へ沈めてやらねば……」


「何だよその目的は? まぁわからんでもないが、しかしアレだぞ、モロにこの世界に介入してんのはそっち側、あのニート神の方だからな確実に」


「それはわかるのだが……クソッ、あのソーリー大臣がまさかここと繋がりを持っていたなんて、もっと早く暗殺しておくべきであった……」


「仮にも公僕が何言っちゃってんだよ、POLICEだろお前は一応、さて、これからどうする? どうやってケツアゴ共に干渉されないよう、俺達を重要拠点へ連れて行くんだ?」


「重要拠点へ行くだと? まさかこの摩天楼の中心、『エネルギーの蓄積、変換を行うべき場』へと行こうというのか? 何のために?」


「ニートをブチ殺すためだ、まぁ、そのための下準備も兼ねた見学だな」


「か……神を殺すとは……それには協力出来ない……と言えばこの場で殺されるのだな、うん、わかります」


「わかってんならサッサと良い方法を考えろ、5秒以内になっ」



 とりあえずケツアゴ刑事を死の恐怖に陥らせることには成功したのだが、果たしてそれで誠実に、裏切ることなく俺達を案内してくれるのかどうかという点が疑問だ。


 まぁ裏切ったらブチ殺す……ということをしてしまうと帰りが面倒だな、まぁ顔面のかたちが変わってハンサムになるぐらいまで殴ってやることとし、予めその旨を伝達しておこう。


 で、少しの間考え込んだケツアゴ刑事は、閃いたようにして顔を上げる、自慢のケツアゴがプルンッと揺れた……



「よしっ、では普通に付いて来るんだ、ただしまっすぐに並んで、そして列の中央と最後尾の者は、確実にこのケツアゴマスクを着用して貰う」


「っと、じゃあ列の中央にエリナパパを入れて……それと最後尾はケツアゴマスクじゃなくて、おうジェシカ、ちょっと尻を出せ」


「わかった、これで良いか?」


「どうしてこの女は平気で尻を……あぶちゅっ!」


「見るんじゃないっ! この変質者がっ!」



 ケツアゴ刑事には理不尽な制裁を加え、尻丸出しのジェシカを担ぎ上げて最後尾に並ぶ。

 隊列を組むに際しての俺のポジションにはエリナパパを入れ、絶対に振り返らぬようにとだけ忠告しておいた。


 ちなみに俺によって担ぎ上げられたジェシカが後ろを見ているため、背後からの襲撃には別段の警戒をしておく必要がない。

 あとはまぁ、流れだ、このまま進んで、ケツアゴ刑事が俺達の希望通りの場所へ案内してくれるかどうかの見極めである。


 というかジェシカが無駄に重い、いつもと違ってフル装備のまま抱えているのが原因だが、これでは横目で尻を眺めている余裕もない、とりあえず引っ叩いて、前に居るケツアゴ刑事への最速としよう。



「オラオラッ! 早く行かないと殺すぞこのケツアゴめがっ!」


「ぐぬぬぬっ、変質者の分際で我にそのような言葉を投げ掛けるとは」


「だから振り向くんじゃねぇっ! お前にジェシカのプリケツを見る資格はねぇんだよ、鏡の前で自分のケツアゴでも眺めてれば良いんだよお前みたいなわけのわからんキャラは、ほれ、サッサと行けオラァァァッ!」


「ギョエェェェッ! わ、わかった、わかったから攻撃するのはよせ」



 渋々、といった感じで歩き出したケツアゴ刑事、その後ろを付いてミラが、カレンとマーサが、そして中央にはマリエルとエリナパパ、その後に後衛組が続いて、最後はジェシカを抱えた俺である。


 まっすぐ一列に並ばなくてはならない、少しでもはみ出すと、前から見たゴーレムによっても、ケツアゴ以外の異物が混じっていることを認識されてしまいかねないのだ。


 そして横から見られた際、そのときは単に3体のケツアゴが連れているだけの『異物』として、認識させ、まぁそれは普通のことだと思わせる感じでスルーして貰う。


 もし変な動きをしてしまえば、機械的にしか判断出来ないゴーレム共が殺到してしまうことになる。

 その状況からひっくり返すのは非常に難しいことだし、可能な限り平穏無事に、何事もなくこのケツアゴーレムの園を通過したいものだ。


 慎重に歩いて行く俺達、たまに横を通過し、こちらに顔の部分を向けてくるゴーレムに対しては、その近辺に居るケツアゴないしケツアゴもどき、或いは単なるケツをサッと向けて、こちらが単にケツアゴであるということを誤認させていく。


 そしてしばらくの後、ようやくケツアゴーレムだらけの場所を抜けて通路へ、そこから先はほとんど的に遭遇することもなく、到着したのは何やら広い、薄暗いながらも内部がハッキリと見える……地下空間なのかここは……



「……うむ、ゴーレムは誰も付いて来ていないな、もうケツアゴ状態を解除して良いぞ」


「ふぅっ、ようやくこの暑苦しいマスクを外すことが出来るのか、何やら臭かったし、悪魔である私の被るようなものではないな」


「すまない、そのケツアゴマスクは我の使い古しだ、長年に渡って染み込んだ我のケツアゴ汁が、臭いとなって残存しているのだよ」


「ふむ、この生物、やはり殺してしまうべきだと思う、今この場でだっ」


「まぁまぁ、ほらジェシカ、もう降りて良いってよ」


「そう言うな主殿、どうせ帰りもあるのだし、このまま担いでいてくれて一向に構わないぞ」


「楽をしようとするなっ、コラッ!」


「きゃいんっ! もっと叩いてくれっ!」



 肩に担がれたままでいようとするジェシカを無理矢理に降ろし、周囲を見渡す……ここはもしかするともしかするかも知れない、いや、確実にそうだ、巨大なバッテリーを擁する、『蓄電施設』といった感じの場所であるに違いない。


 念のためケツアゴにここの用途を聞いてみる、と、すぐに返って来た答えは、俺の想像していたものとほぼ同じであった。


 つまりここを破壊してしまえば……それは大惨事だな、きっととんでもない爆発を起こし、摩天楼全体、いや崖を越えて地上の都市にまで影響を及ぼしかねない。


 では地道に破壊し、爆発を免れればどうか、実際にはそれも出来まい、作業の途中でニート神に気付かれるはずだし、そもそもここの、バッテリー的なものを破壊したら、それこそ『やべぇ液体』によって色々と汚染が進む。


 それにそんなことをしたら再利用が叶わないのだ、ここは当初の計画通り、『ケーブル全部の切断』という方法を取ることとしよう……

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