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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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854 作業開始

『え~っと、じゃあ次の方どうぞ~っ……と、2人はカップルかね?』


「そうですだ、ちょっと色々と訳ありで、このでっけぇ町まで流れて来ましただ」


「それで、ここに来たら仕事があるって聞いたんですよ、ありますよね仕事?」



 行列に並び、順番が回ってきたところでようやく面接、面接官はやはり西方新大陸系の人間で、どうせ犯罪組織の構成員なのであろう風貌のおっさんが2匹。


 どうせ下っ端なのであろうが、この大都市においては、そんな下っ端であっても元々の住民の大半よりは上の存在、そういう感じの舐めた態度だ。


 きっとあの議事堂で調子に乗っていた政治屋の連中およびその取り巻きを除いて、この大都市を丸ごと国家とした国でこの連中に逆らえる者は居ないのであろう。


 で、この場でブチ殺してやりたいのをグッと堪え、偉そうな態度の面接官に対して普通の対応を、むしろ下手に出る感じを心掛けていく……



「それで、君達はどうしてこの都市国家へ来たんだ? 他にも行く所はあったんじゃないのか?」


「例えば地獄とかな、ギャハハハッ!」


「……えっと、言いにくいんですがその……ちょっと借金取りに追われてまして、ゆう……夫の事業が秒で失敗しまして」


「んだんだ、いんやぁ~、上手くいくと思っておったんですがね、『ケツに突っ込んで回せるドライバー』の特許が取れなんで、いんやぁ~っ」


「馬鹿なのかね君は? まぁ良いや、ここは人手不足だから……と、嫁さんの方はちょっとパワーが足りなさそうだな、魔力は?」


「えぇ、ちょっとだけなら、風魔法使いです」


「ちょっと、って言うとどのぐらいかね?」


「隣の夫を瞬殺出来るぐらいです」


「うむ、まぁそのぐらいなら大丈夫だな、じゃあ寮は2人で1部屋、作業時間は……どうする?」


「ケッ、素人は使えねぇからな、まずは小手調べで1日18時間からだ、それ以下は認めん」


「うむ、なら1日18時間勤務、休憩はナシ、食事は……泥水でも啜っていてくれ、以上、採用するから向こうの受付へ行ってくれ」


『ありがとうございましたーっ』



 とりあえず採用されたようだ、並んでいる間、どのような質問にでも答えられるようにと面接の練習をしていたのだが、それは杞憂であったらしい。


 しかし1日18時間労働で、なおかつ食事は泥水のみか、せめてバッタとか雑草を随時喰らう程度の許可は欲しかったのだが、まぁそういうわけにもいかないようだな。


 で、次の場所は受付、ここでは氏名を記入し、ついでに前職も……これは『会社経営』で乗り切ろう、ほかの質問事項といえば……



「勇者様、機密保持に関する誓約書、これ魔導のやつよ」


「それがどうした、何か問題でもあるのか?」


「この誓約書、サインしちゃうと他にこのこと、ここであったことを話すことが出来なくなるわ、どうする?」


「どうするって……しまった、偽名を使えば良かったな、まぁ仕方ない、もしアレだったら気合で打ち破ろう、セラの魔力なら出来るだろうよ、それと……と、担当者が来たようだ」


「余計な話はしない方が無難みたいね……」



 そこかしこにある監視の目、今の話は聞かれていなかったようだが、これからはかなり気を付けて行動しなくてはならない。


 しかし魔導的なご都合パワーで拘束する誓約書まで取ったうえで、かつここまで監視しているとなると……ここで行われているのはかなり重要なことなのであろうな。


 とにかく誓約書には本名で、自書でサインしてその場は良しとした、これで誰かが夜中に潜入して、俺達から情報を得ようと思っても何もいうことが出来ないこととなってしまった。


 当然無理矢理にその誓約書による拘束を打ち破れば、直ちに敵がそのことを察知する仕組みとなっているはずだし、これはいきなり、かなりのやらかしであったといえよう。


 まぁ、内部の人間同士、即ち同じく潜入している紋々太郎やフォン警部補とであれば、比較的自由にここの作業内容について話をすることが出来るはずだ。


 その点を唯一の拠り所とし、2人とは可能な限り密なコンタクトを取って、それぞれが得た情報を交換していくべきだな。


 で、誓約書へのサインも終わった俺とセラは……そのまま担当の場所へ連れて行かれるらしい、つまりいきなり労働現場へと放り込まれるのだ。


 予め全体を見渡しておくと、公園は本当に巨大で、どこかのドームでいえば数十個分程度の広さがあるように思える。


 だが大都市の中で不自然に緑化された、本当に公園然とした場所ではなく、どちらかというと鉱山、いや、ヒーローが活躍する特撮で爆発物を取り扱う、あのタイプの荒野に近い場所と言った方が適切か。


 とにかく味気ない場所で、その中にはかなりの数の人間が蠢いている、もちろんせっせと働いているのが現地人で、無駄話をしつつ、時折その労働者達を罵倒しているらしい動きなのが、監視役を務める犯罪組織の下っ端モブ野郎共。


 で、そのまま係員のような、もちろんモブのモヒカン野郎に付いて行った先、公園の端にある比較的小さな作業エリアにて、俺達は西方新大陸系ではない、現地雇用の『班長』のようなおっさんに引き渡された……



「おいクズ共、お前等の持ち場はここだ、ちょっと班長に紹介してやる、あ、ちなみに班長になると兆候待遇だからな、飲み水の透明度が上がったりとか、だから死ぬ気で働けよ、死んだら燃料にしてやるからな」


『わかりましたーっ』


「それで……おう班長、おいオラッ、ボーっとしてんじゃねぇよこの出来損ないがっ、新入りを連れて来てやったぞ、オラァァァッ!」


「オゲェェェッ! す、すみません、はい、すみません……」


「チッ、謝る余裕があるんだったらもっとキビキビ働けや、殺すぞっ、ほいっ、これそこの2匹の資料な」


「へ、へぇ……」


「じゃあせいぜい頑張れや、言っておくが1匹逃げたら連帯責任だからこの職場、福利厚生があるって書いてあった? そんなもん、さっき班長のクズにくれてやったパンチがそうさ、期待して損したな、ギャハハハッ!」



 下品な笑いを見せながら去って行った担当者、面接の時点ですでにこういう感じのキャラが居て、ほぼ状況を隠せていないような感じであったが……ここまでくるとさすがに露骨だな。


 で、殴られ、一度は腹を押さえて倒れたものの、すぐに起き上がってこちらへ歩いて来る班長。

 顔は笑っているが貼り付いたような笑みだ、近くに居る他の連中も、おそらくはあの担当者が見えなくなるまでは、この感じをキープするのであろう。


 で、その班長以下、この『現場』の幹部だと思しき連中が、新入りである俺とセラの所へやって来た。

 全員おっさんであり、若い奴はいないしもちろん女性もいない、というかセラ以外の『若い姉ちゃん』を見かけないような気がするのだが?


 まぁ、とりあえずこいつらと話をしてみよう、こちらへ近付きながらも、随時穴を掘るなどの作業を片手間で続けているのが凄いが……と、まずは何を造っているのか、そこから確認したいところだな……



「ようこそ『職場』へ、え~っと、君達は夜逃げしてこの大都市国家へ来たってことだね」

「若いのにかわいそうだな、まさか一発目でこの地獄を引き当てるなんて……」

「シッ、滅多なことを言うな、連帯責任になるぞ、お前等も必要なこと以外は喋るな、わかったら黙って頷け」


『・・・・・・・・・・』



 なんと、情報を得るどころではなかったではないか、ここでは監視の目が厳しすぎて、気軽に何をしているのかなど聞くことが出来ないということだ。


 いや、もしかしたらこのおっさん達の大半も、一体自分が何をしているのか、何のための工事をさせられているのかについて知らないまま、ただただ働かされ続けているのかも知れない。


 まぁ、それでも班長ぐらいは何か知っているのであろう、とにかく余計なことをしないように心掛けつつ、どうにかして情報を引き出す方法を考えることとしよう。


 それがむりならばもう、夜中に抜け出してコッソリと、広い公園内の作業場全体を確認するのだ。

 発見される可能性はあるが、その際には見た者を全て闇に葬れば良いのである。


 それにサリナが持たせてくれた『幻術のお守り』、つまりサリナの魔法を封じ込めた首下げ式の魔石だか何だかなのだが、それを強く握りしめれば、普段使って貰っている幻術と同程度の、存在を認識し辛くする効果が発動されるのだという。


 何だか良くわからないアイテムだが、万が一の場合にはもうそれしかない、万が一にならないのが腕の見せ所なのではあるが、それには多少の運も絡んでくるため絶対とは言えないし、そもそも俺に隠密の腕はない。


 と、ボーッとしていると監視のチンピラ野郎共に目を着けられてしまうな、ここは黙って、班長から作業の内容を聞いて真面目に働こう、本当は働きたくなどないのだが……



「え~っと、女性の方は風魔法使いだったね、ちょうど良かった、こっちの炉に風を送って、火力をアップして欲しい」


「わかりましたっ」


「えっと、俺はどのようにしたらいいですだ? ですだ?」


「君は……イマイチ使えなさそうな顔をしているね、きっと凄く馬鹿で無能だ」


「余計なお世話ですだ」


「そうかね、それは失礼した、で、その無能な君には……とりあえず運ばれて来た岩をその炉の中に入れて欲しい、重いから気を付けてくれよ、仕事が続行出来ないような大怪我をした者は、いつも『救護室へ』と言って連れて行かれて、それで絶対に帰って来ないんだ、まぁ、時折悲鳴は聞こえるがね」


「わかりましただ、じゃあこの石を……ふぬぬぬっ!」



 作業を割り振られたところで、まずは演技として『弱い振り』を見せてやる、本当であれば俺もこの程度の石ころ、何の問題もなく持ち上げる、どころか粉砕することが可能だ。


 そして隣で炉に微風を送っているセラ、おそらく本気になれば、炉どころかこの公園全体を飲み込む巨大な風の渦、それはもう『気象』の域に達するとんでもないエネルギーを放出することが出来、あっという間にこのエリアを更地に出来る。


 だがそれをしないのが俺達の作戦、ここで目立ってしまったり、怪しまれたりすれば全てが台無しになりかねない。

 それであれば最初から、真正面から突入し、全ての被害者を巻き添えにして敵を滅ぼせば良かったとなってしまうのだから……


 で、そんな感じで作業を進めつつ、ついでに『やっぱダメだコイツ』などと言われつつ、余力を使って周囲の様子を観察していく。


 疲れ切ったおっさん、疲れ切ったおっさん、疲れ切ったおっさん……もう嫌だ、右も左も疲れ切った、もう過労死寸前のおっさんばかり、下を見ても転がっているのはもうダメになって、まだ片付けられていないだけのおっさん。


 そして遂に、空からおっさんが降って来たのである、何もないはずの空から、凄い勢いでおっさんが降り注いだのである、しかも1匹2匹ではない、30匹近くだ。



「避けろぉぉぉっ! 空からおっさんが降って来たぞぉぉぉっ! 親方ぁぁぁっ!」


「まぁ落ち着きたまえ新入り君、ここでは珍しいことではないし、この程度のことで叫んでいたら声が枯れてしまうぞ」


「そうだ、こんなことここじゃ日常茶飯事だ、それにやかましくしてっと監視のやべぇ奴等の目に留まりかねないからな、ちょっと静かにしておけ」


「えぇっ、おっさん振って来てんですだが……」



 悲鳴と共に落下し、バチーンッという音を伴って地面に激突、そのまま物言わぬ肉塊と化すおっさん達。

 俺以外の作業員はそれをフル無視している、このような不可思議かつ危険極まりない現象の下で、当たり前のように作業を続けている。


 と、ここで班長の隣で作業していたおっさんに、降り注いだ側のおっさんがヒット、短い悲鳴と共に、両者揃って頭が潰れ、直後にこの世を去ったのだが……それでも他の作業員達は手を止めようとも、またそちらを見ようともしない、これは異常な光景だ。


 いや、この場ではむしろ必死になって落下物、ではなく落下おじさんを回避していた俺とセラの方が異常なのである。


 それは自分だけ予め避難完了していた監視係が、凄い形相でこちらを睨んでいることからもわかるし、ついでに周りの作業員らが俺達2人と、絶対に目を合わせない、関わらないようにし出したことからも明らか。


 皆は監視係に目を着けられたくはないのだ、俺とセラはそうなるに値する行動を取ってしまったため、極力とばっちりを受けぬよう、誰もが俺達から離れる行動を、もちろん普通に作業を続行しながら取っているのだ。


 そしてガン見していた監視係の興味がこちらから逸れたタイミングを見計らって、これまた作業を続行しながら、班長がカニ歩きでこちらへ近付いて来る、動きが非常に気持ち悪い……



「……ちょっと、ダメだよ君達、やっぱり奴等の注目を集めたじゃないか、頼むからこれ以上目立たないでくれよっ」


「いやそんなこと言われても、上から人が落ちて来て、それに当たったら死んでしまうですだ、危ねぇですだ」


「それはもう仕方ないことなんだよ、むしろここではね、そうやって一撃で死ぬことが出来れば凄くラッキーなんだ、我々にはもう生きる権利も、死に方を選ぶ権利もないんだ、全てあの、誰も投票していないはずなのに選挙で勝利した連中が、奴等のせいで……」


「ほぉ~っ、ちなみにそいつらが選挙に勝つ前は、どんな感じだったんですだかね?」


「それは……まぁ少なくとも過労で死ぬ確率はやべぇ企業でも5人に1人ぐらいだったし、政治屋の連中を批判したり、その不祥事を暴いたりしても、せいぜい社会的に抹殺される程度だったかな、まぁ中には殺されたような奴も居るようだがね」


「まぁまぁやべぇじゃねぇか……っと、何でもありませんですだ、以後気を付けますだよ」


「うむ、そうしてくれるとこちらも非常に助かる、ちなみに今の話は忘れてくれ、どこでどう漏れるか……チッまた監視員がこっちを見出した、話を止めよう……」



 結局どうしておっさんが空から降って来たのか、そのことについては一切判明しないまま、また通常業務が再開された。


 その後、セラが魔法で風を吹き込んでいた炉のダメな部分が破損し、そこから噴き出た炎によって2人が焼死。

 さらに、監視員によって『わざと炉を破壊した』と指摘された2人がどこか、というか都市近くの鉱山らしいが、そこへ行くべく連行されて行ってしまった。


 これで本日は俺達2人が増えたものの、逆にその倍以上の数が死亡または拉致によって消え去り、この作業エリアの仕事の負担は増大したこととなる。


 当然ノルマ? らしきものはその日のうちに終えることが出来ず、元々18時間労働のところを、3時間の残業を命じられて21時間労働となってしまう。


 その残業命令が伝達された際に、監視員によって殴られていた班長はかなりボコボコの顔で笑顔を作り、交代のためとっとと帰宅していくその殴った張本人を見送っていた……なんと情けない奴だ……



「オラァァァ! テメェらそんなんじゃ明日になっても終わんねぇぞぉぉぉっ!」


「す、すみませんっどうかぼへぽっ!」


「チッ、死にやがってこのクソがっ、ここのエリアの奴等、と、それから隣のエリアもにするか、連帯責任だからな、とりあえず残業50時間だ、死んだら負けな、オラ働けっ!」



 黙々と働いていた班長、そろそろ既定の残業、即ち18時間の後の3時間が終わるかという頃に現れた変なデブによって殴られ、首がおかしな方向に曲がって死んでしまった。


 それでもデブはまだ殴り足りないらしく、横で作業をしていたおっさんを1人殺し、さらに……なんと監視役の、犯罪組織構成員であるモヒカン野郎をむんずと掴み、そのまま捩じ切って殺し、上に掲げて滴る血を飲んでいるではないか。


 またわけのわからないバケモノが出現したな、身長の方は5m前後しかないが、体重は2tないし3t、いやもっとあるかも知れないな、とにかく異常な野郎だ。


 で、その突如現れて作業エリアを荒らしていたデブが、その巨体に相応しいデカ声で叫ぶ……



「テメェらぁぁぁっ! 良いかっ? ここで造られているのは世界最大、最強の艦船だっ! その魔導大砲はここから撃っても海を越え、山脈を越え、勇者パーティー? とかいうのが拠点としている国の、王都なるゴミ都市を消滅させるっ! 進水式ではテメェらを下敷き代わりにして、その飛び出した汁で海まで運んでやるんだっ! 感謝しやがれゴミ共! ギャハハハッ!」


「おう聞いたかセラさんよ、巨大艦船だって、王都消滅するって、どうする?」


「どうしようもないわよ、とりあえず邪魔して……」


「何だそこぉぉぉっ! おいっ! 何か話してやがったなっ! 何を言っていたのか答えろぉぉぉっ!」


「いえっ、それは素晴らしい、最高の兵器であり、その建造に参加させて頂いているのは本当に素晴らしいことだと、この者達はそう申しておりましたっ!」


「テメェに聞いてねぇよっ、死ねっ!」


「ブチュゥゥゥッ!」



 無駄話をしていた俺とセラを庇った、というか連帯責任を恐れたのであろう、どうにか取り繕おうとしたおっさんが、巨大な拳の一撃によって単なる肉塊に姿を変える。


 まぁ、良くわからんがその一撃、かなり上手く入ったストレートであったのだが、それで満足したらしいデカブツはご機嫌で帰って行く、馬鹿すぎて俺とセラのことはもう忘れてしまったらしい。


 しかし奴は良い情報を提供してくれたな、ここで建造されている艦船、おそらく相当に巨大なモノだ。

 それをパーツごと、小分けにしてそれぞれの作業エリアに分担させている、そして最後に組み上げる感じか。


 最初の誓約書のせいでこのことを外に漏らすことは出来ない、しようとすれば気合で契約を破棄する必要があり、それ以降は潜入を続けられないことを考えればデメリットの方が大きい。


 ここはひとまず、内部に入っていられる間をフルに使って、調査や探求をしていかなくてはならないな。

 そのためにまず必要なのは……まぁ俺とセラのどちらかが、事故で死亡した、死体さえも残らなかった振りをしておこう……

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