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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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840 出発進行

「おぉぉぉぃっ! 早く退避しろぉぉぉっ! とんでもねぇのが来るぞぉぉぉっ!」


「ご主人様も早くしないとっ、もう見えてきましたよっ」


「ホントだ、しかもデカくて装甲も除雪車みたいで……マスなのか、名前的にもそうだったが……」


「ええ、鉄の箱にマスの頭が付いた変な奴でしたの、ちなみにレインボーですことよ」


「そんなもん、わけがわかれという方が無理なんだが……とりあえずこのままじゃいかんな」



 爆走してくるマスの頭付きの何か、列車のようで、こちらはメタルオオウナギと違ってジョイント部分があり、『○○両編成』で表現出来そうな感じである。


 もちろん頭だけでなく、列の最後尾には『尾』も付いて、尾頭付きの高級列車になっていることだと思うが……今はそんなことを考えている場合ではない。


 遠くで作業していたり、出現した野生のチンピラと戦闘したりしている遠征スタッフらがまだ100人以上、『鉄の道』の上に残存してしまっているのだ。


 そして反対から来る『路線管理特殊車両型魔導兵器 破綻者欧鱒』とやら、とりあえず『マス』と呼んでおくこととしよう、とにかくその接近にも、俺の大声にも気付いていないのである。


 このままではその100名前後が丸ごと召されてしまう、募集を掛けるのが面倒などの理由からこれ以上スタッフを失うことは許されないため、どうにかして警告を届かせないと……いや、別に『マス』の方を一旦停止させれば良いか。


 見たところかなりの『やべぇ奴』なのだが、そこまで強大な力を有しているというわけではないようで、俺が前に立ち塞がり、片腕でも突き出しておけば余裕で止められるはず。


 まぁ、あのマスの顔の部分がどういう材質で出来ていて、どの程度ヌメッとしているのかがわからない以上、あまり迂闊に触るべきではないのだが……と、他の仲間達も異変に気付いて戻って来たようだ。


 奴を停車させる役目はリリィ辺りにやらせるか、いや、それだと間に合わないな、高速で移動する『マス』はもうすぐ、あと10秒もしないうちにここへ到達してしまう、もうその喋る声さえ聞こえ始めたのだから……



『オラオラオラオラッ! 退け退け退け退けぇぇぇぃっ! 俺様のお通りだぁぁぁっ!』


「はいちょっと待って、そこで停止! おう停止だ停止! 赤信号だぞっ!」


『ぬわぁぁぁにぃぃぃっ! 赤信号、気合で渡れば、恐くない! オラオラオラオラッ!』


「ざけんじゃねぇよコラ、よいしょぉぉぉっ!」


『ぶびぃぃぃっ! かぺっ、かぺぺぺっ……』



 物凄い勢いで突っ込んで来た『マス』であったが、思いのほか簡単に停車させてしまうことが出来た。

 まぁ、考えてみれば質量的には転移前の世界で見ていた、そして乗っていた『電車』とさほど変わらない。


 今の俺にとってその程度のものは、以前の世界において誰かが投げて寄越した缶コーヒーをキャッチするのと同等。

 特に苦労することもなく、本当にハナクソを穿りながらでも受け止めることが可能なのだ。


 で、やはりヌメヌメしていたマスの顔部分は、衝撃であり得ない形状へと変化して……と、しばらくしたらポンッと元に戻ったではないか、衝突事故に備えているのか知らないが、どうも意外と丈夫らしい……



『ふぅっ、おい誰だお前ぇぇぇっ! 俺様の進路を妨害してんじゃねぇぇぇっ!』


「やかましいから叫ぶんじゃねぇ、俺様はな、お前がミッションを依頼した、ほら、この悪魔、ユリナの仲間だよ、てかちょっと落ち着け、暴れ狂う牡牛かお前は」


『おうおうっ! そういうことかっ、俺は、いや俺様は路線管理特殊車両型魔導兵器 破綻者欧鱒ってんだ! この鉄の道の保守管理のために、古の技術で造られた超傑作だぜっ!』


「いや別に自己紹介とか要らないからね、てか何なのお前? そんなに飛ばしてどうするつもりだったんだよマジで」


『そりゃ鉄の道の上にあるゴミとかをふっ飛ばして、常にここを清浄な状態に保つのがこの俺様だっ! こういう役回りだからな、皆からはドクターレインボーと呼ばれていた、久しぶりの稼動でワクワクしてんだぞっ!』


「あぁはいはい、わかったわかった、いちいち声のデカい奴だな……で、コイツを使ってどうするつもりだったんだユリナは……」



 まぁ、用途としては『鉄の道』の清掃と、使える状態までの復帰ということ以外にはなさそうなのだが、果たしてこんなヤバそうな魔導兵器にその重要なミッションを任せてしまっても良いものなのであろうか。


 何だかムチャクチャをして、『久しぶりだから失敗しました、もう鉄の道は二度と使えません、ゴメンネッ!』ぐらいの軽いノリで『全て』を終わらせそうな気がしてしまう。


 というかただでさえこんな意味不明なビジュアルなのだ、それにこの性格、誰が何のつもりでこういう風に設定したのかわからない、この魔導兵器の仮想人格が合わさって、より一層とんでもないことをしがちな馬鹿に見えてくるのだが……



『おうおうっ! それでどうするよ悪魔の姉ちゃん方! 俺様、もうここまで来たら止まってなんかいられねぇよっ! 早くっ、早く発射させてくれぇぇぇっ! あぁぁぁっ、発射してぇぇぇっ!』


「ちょっ、何ですのその言い方はっ! あの、ご主人様、何だか気分が優れないのでバトンタッチして下さいですの」


「おう、この感じはさすがにな……」



 あまりにもキモい言動を見せ付ける『マス』、何だ何だと集まり始めていた他の仲間達も、この一瞬の光景を確認して若干下がり気味となった。


 まぁ無理もないか、発車したい、というか発射させて欲しくて悶えているわけのわからない魔導兵器と、進んで対話しようなどという者はメンバーの中にはまず居ない、もちろん俺を除けば全員女の子であるからだ。


 ということでもう仕方がない、さすがに俺もキモいし話し掛けたくないし、そもそも声がデカくて鬱陶しいと思うのだが、それでもここに居られたら普通に邪魔だし、少し交渉してみるしかなさそうである。


 それに、上手く使えばコイツのみの力をもって、線路に転がるゴミや人間の死体、それに最も厄介といえそうな、隠れている野性のチンピラなどを始末してしまうことが出来るかもしれないのだから……



「おい変態マス野郎、何ちゃらレインボートラウトだっけか? お前ちょっと良いか?」


『んっ? 何だお前はっ、さっき話をしたような気がするが印象が薄すぎてもう完全に忘れ去ったなっ、で、何用だっ、発射させてくれるのかっ?』


「おう、発射は良いが……と、そろそろ退避の方も完了しているようだな、順々に警告が伝わっていたようだ……で、お前もう出発……じゃない、発車しても構わんぞ」


『そうかわかったっ! ミサイル発射!』


「ちょっ、発車じゃなくてとんでもねぇもん発射してんじゃねぇぇぇっ!」



 発車、ではなく発射されてしまったのは、どうやらミサイルらしい通常の、食べ頃サイズのニジマスであった。

 もちろん魔導の、金属で出来た食べることが出来ないやつなのだが……それにしてもリアルだな。


 で、その『ミサイル』はまっすぐではなく、微妙に右へズレながら飛んで行き……退避していた遠征スタッフらの集団に直撃、30名程度が木っ端微塵となって他界してしまった……



「……おいお前、冗談じゃねぇぞマジでっ!」


『はぁっ、はぁっ、発射して良いって言ったじゃん、だから発射しちゃったんだよぉぉぉっ!』


「キモッ! とにかくもうお前行けよ、あ、これ以上俺達のスタッフを殺したらどうなるかわかってんだろうな? スクラップにして溶解再利用すんぞコラッ!」


『わかったっ! では今度は発車! じゃあなぁぁぁっ!』


「ついでにその辺のチンピラを殺して行けよっ、じゃあなーっ!」



 走り去って行く『路線管理特殊車両型魔導兵器 破綻者欧鱒』、破綻していたのは性格だけであって欲しいが、とにかくこれで『鉄の道』が綺麗になった。


 先の方では時折ビームのようなものが発車され、マス野郎がゴミを燃やしているのか、それとも潜んでいた野生のチンピラを発見し、処刑しているのかといったところ。


 まぁ、それがどうであったとしてもだ、俺達がもうすぐにでもこの『鉄の道』を用いることが出来るというのは確かなこと。


 ここへ俺達を案内すると同時に、それぞれ自分達に割り当てられた仕事へと戻っていた英雄パーティー、それとフォン警部補を呼びに行くこととしよう。


 一応この都市で購入することが出来そうな物資はそうして、それ以外はもう無理に探したりせずに出発すべきだ。

 目標はこの島国のメインを張っている、いや張っていたが、今は犯罪組織に制圧されてしまった大都市である……



「よっしゃ、じゃあ伝令は……あっ、サボってどこかに行っていた精霊様にやって貰おうか、残りの仲間は一緒に……どうしたユリナ、何か問題でも生じているのか?」


「いえ別に、でもあの何でしたっけ、とにかくニジマスの変なの、どこからエネルギーを供給して走っていたのかと、ちょっとだけ疑問に思ったんですわ」


「あ、確かにそうだな、『鉄の道』に用いる魔導装置の類は全部外されて、凶ドスゑに使われていたんだもんな、俺達が受け取ったのはそのうちいくつかで、それも既にメタルオオウナギの方に装備されていると……」


「まぁ、きっとエネルギー内蔵型だったんですわ、そういうタイプの魔導兵器も存在していますし、アレもきっとそうだったと思わないと、何か引っ掛かるままじゃやってられませんことよ」


「だな、そういうことにしておこうぜ、別にそうでなかったとしても俺達には関係がないことだからな」



 そう言いながら振り向き、去って行ったニジマス野郎がもう見えていないし、その移動に際して伴う轟音も聞こえていないのを確認する。


 気が付くと『信号らしき魔導装置』の色は赤から青へと変化していた、別にそういう意味があるということを確認したわけではないのだが、とにかくもう、メタルオオウナギの奴を発車させてしまって構わないであろう……



 ※※※



「ほえ~っ、中もピッカピカです、ご主人様、壁に顔が映っていますよ」


「何だか趣味も悪いし居心地も悪いな、とりあえず壁に布でも貼り付けておこうぜ」


「確かに、このままじゃ間違いなく落ち着けないわね」



 おおよその感じで前から3両分程度、といっても1両に30人以上は乗ることが出来る感じなのだが、せっかくなので贅沢に車両を使うこととしたのである。


 その広いメタルオオウナギの内部は、外側にも増してピッカピカに輝いており、まるで鏡の部屋に居るかのようだ。

 床も鏡面仕上げとなっており、皆のパンツが映り込んでいる辺りは非常にナイスなのだが……


 と、スタッフが鼻の下を伸ばしながらこちらに接近しているではないか、処刑をチラつかせてビビらせ、せめて皆のパンツを悪い視線から保護していかなくてはならないな。


 ということで皆のパンツを盗み見ようとしたスタッフらを呼び出し、その衣服を全て剥ぎ取って床へ敷くというファインプレーにて、鏡のようなそれに色々と映り込んでしまうのを防止した。


 全裸にされたスタッフらは風邪を引いてしまうなどと抗議してきたのだが、紋々太郎が自業自得だと言った時点で島国出身の者が簡単に言うことを聞き、引き下がっていったことによって収まったようだ。


 で、あとはこのメタルオオウナギを走らせるだけか、途中、わけのわからない場所で一時停止するのが常のようだが、そこに何もないようならすぐに出発させれば良い。


 その場合は一気に東へと駒を進め、目的地まで一直線に到達するのだ……



「……勇者君、これはどのようにしたら動くのか、わかっているのかね?」


「あ、俺は知らないっすけど……ユリナ、ちょっと前に行って聞いて来てくれ、メタルオオウナギそのものであれば、動かすのにどうやるのかぐらいは当然に知っているだろうからな」


「わかりましたの、じゃあちょっと動くように言って……あら、ここからでも通じたようですわね」


「便利な奴だな……すげぇムカつくけど……」



 ここでやいのやいのとやるだけで、勝手に意図を理解して、というかまぁ、騒いでいる仲間達ではなく、一応自分が配下となっているユリナ、或いはその妹であるサリナ辺りの声を聞いているのであろうが、とにかくそんな感じで動いてくれるらしいメタルオオウナギ。


 これで真っ当な性格をしていれば万々歳であったのだが、どうもコイツのことは好きになれない。

 ミッションのための使用が終わり次第、光り輝くボディーに落書きをしまくってやって、以降は薄汚いゴミウナギとして生きて頂くこととしよう。


 もちろん途中でより一層ムカつくようなことがあれば、そのときには容赦なく破壊してしまうし、あの都市の貴族女共のように、裏切ることがあれば容赦はしないということだけを付け加えておくのだが。


 で、そのメタルオオウナギの方は出発の準備が整い、そろそろ動き出すようだ……



『チャンチャンチャンチャランッ……今日も、東○道新○線にご乗車頂き、誠にありがとうございます。このメタルオオウナギは、西の都市発、東の首都行き、途中、掛○にて3日ほど停車致します……』


「何だよこのアナウンスはっ!? しかも静○よりもっととんでもねぇとこに停まりやがるじゃねぇかぁぁぁっ!」


「3日ってどういうことなのよ……私達しか乗っていないんだし、早めに再出発して欲しいところね」



 わけのわからない、しかしどこか懐かしい、転移前の世界を彷彿とさせるようなアナウンス。

 この世界へ来る直前には、なかなか貰えない内定のためにちょくちょく乗って、中でビールを飲んでいた際に流れていたのがこんな感じのアレだ。


 なお、超凄い大学に二浪してまで入った俺は、受ける企業といえば、『株式会社漆黒のブラック』だの、『自転車操業合同会社』だの、『宗教法人 樹海への道』だの、世に言うトンデモな所ばかりであったと記憶している。


 まぁそんなことはどうでも良いのだが、とにかくこのメタルオオウナギは東の地、俺達が目的としている大都市へと向かうということは確約されている状態だ。


 たとえこの馬鹿な魔導兵器であるウナギ野郎がとんでもない裏切りをしたとしても、ここが『鉄の道』の上である以上、その軌道を進む以外には選択しがないのだから。


 後はどれだけの速度で……と、体感からして凄まじい勢いだ、窓はないのだが、あきらかにマッハの速度で移動していることがわかる、このままの速度で行けば……



『あぁぁぁっ! ぶつかっ』


『ギャァァァッ!』


「おい大丈夫かっ!? カレンはどこへ行ったんだっ?」


「壁に刺さっていますっ! でも無事ですよっ!」


「いやすげぇタフだなっ、しかし一体……何かの障害物に追突したのか……」


「ねぇ、ちょっと私外へ出てみるわね」


「おう、頼んだぞマーサ、変なのが居たら無理せず、戻って来て報告するんだぞ」


「ええ、大丈夫そうなら殺すけど、キモいのだったらお願いね」



 そう言って外へ出て行ったマーサ、すぐに、ほんの数分でドアから戻って来て、これはダメだと言わんばかりのモーションを披露してくれた。


 どうやら事故が起こったらしい、どうしようもない、マーサが1人で外へ行ったからといって解消することの出来ないタイプの大事故だ。


 事情を聞くと、何だか知らないがメタルオオウナギが何かに追突してしまったとのことである。

 ウナギ自体は無事なようであるが、追突された側はもう……まぁ、何に追突したのかは今のところわからないのだが。


 で、さらに悪いことには、後ろの方に乗っていたに遠征スタッフのうち複数、というか結構な数が、内部でミンチになって死亡している可能性が極めて高いとのこと。



「もうね、グッチャグチャなのよ、何だかわからないぐらいに」


「しょうがないな、マリエル、ちょっと一緒に来てくれ、あとユリナ、メタルオオウナギの奴に今のことについてちょっと問い詰めをしておいてくれ、あとは待機だな、紋々太郎さん、こっちはお願いします……死傷者の集計とか」


『うぇ~いっ』



 ということで外へ出てみる……なるほどグッチャグチャだ、メタルオオウナギの前面が何かに突き刺さって……これはもしかして、『路線管理特殊車両型魔導兵器 破綻者欧鱒』ではないのか……


 いや、ではないかどうかという次元の話ではない、このフォルム、そしてボディーの質感、間違いなく奴、『路線管理特殊車両型魔導兵器 破綻者欧鱒』だ。


 名前が長いゆえ以降『マス』としておくが、それであることが明らかな感じであり……どうしてこんな場所に、いきなり突っ込んでしまうような感じで存在していたのかを知りたい。



「おいおいマジかよ、こんな大事故、きっと相当な被害が……おっ、『マス』の奴、まだ辛うじて機能停止はしていないみたいだな、お~いっ!」


『ギギギギッ、ケツが、ケツが掘られて……我がケツガァァァッ……むふぅ~んっ、もう最高……』


「ヤダッ、何か超気持ち悪いんですけどっ!」


「マーサはちょっと後ろに居るんだ、マリエル、保護してやってくれ、で、おいコラ変態魔導兵器野郎、こりゃどういうことだ? 説明しないと溶かして鉄インゴットにすんぞワレッ!」


『ギギギギッ……ちょっと、エネルギー切れで停まっていたら、こんな、こんな……最高なことにっ!』



 どのような状況にあっても大変に気持ちの悪い変態、それがこの『路線管理特殊車両型魔導兵器 破綻者欧鱒』の本質であるようだ。


 メタルオオウナギの尖った先端にケツを抉られ、マスの尻尾部分が木っ端微塵に砕け散り、その他のパーツやら破片やらがそこら中に飛び散っている。


 これはおそらく最初の、あの出発点の荒れ果てた状況よりも更に悪いもの、まともに片付けをしていたらいつまで経っても再出発することなど出来ない。


 加えてこの気持ちの悪い性格のマス野郎……せっかく上手くいきそうだと思っていたのに、やはり無用なトラブルに巻き込まれることとなってしまうのか……

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