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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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828 結界解除

「イヤァァァッ! ちょっ、こっち来ないでぇぇぇっ!」


「ハハハハーッ! モッコリーッ、モッコリーッ!」


「変質者ばかりではないかっ! チェンジ! 対戦相手のチェンジを要求するっ!」


『ギャハハハッ! ビビッてんのかー?』

『ヌルヌルだから変質者だとか、とんでもない偏見だぜお姉さんっ』

『良いぞーっ! とっ捕まえて撫で回して、プールに落としてしまえっ!』



 遂に開始されたイベント、最初から既に一方的な展開である……もちろんこちらが一方的に押されているということであって、いつものように俺達が笑いながら、敵が無様に死んでいくのを眺めるという状況ではないが。


 選抜され、結界の中から無理矢理に引き摺り出された8人、勇者パーティーからはミラ、ルビア、マーサにマリエル、ジェシカの5人、それと英雄パーティーの配下キャラであるわんころもち、カポネ、ハピエーヌの3人である。


 今のところハピエーヌだけは空に逃げて無事であるものの、他の仲間はバランスの悪い、プールに浮いた発泡スチロールの浮島の上を逃げ惑うばかり。


 どうして剣と魔法のファンタジー世界に発泡スチロールなど存在しているのかについてはともかくとして、ヌルヌルのモッコリ変態武闘家共に襲われては、いくら戦闘力の高い俺の仲間とてどうしようもない。


 しかもこの戦いに勝利する、つまりヌルヌル武闘家共をプールに叩き落してしまったとしたら、その身に着けている紙の胴着が水に溶け、連中の『生モッコリ』が露になってしまうという悲惨な結末を迎えることとなる。


 かといってわざと敗北すれば、8人全員が同じように身に着けている紙の衣装も水に溶ける性質を有していることから、その素っ裸が敵の、わけのわからない雑魚キャラ共に見られ、ついでに笑いのネタとされてしまう。


 それにその場合には何をされるかが全くわからないのだ、敗北してしまえば、当然に裸を見られるだけでは済まない。

 何かエッチな悪戯をされるのは確実であり、ひとまずその屈辱に耐えろというのは、さすがの俺も要請出来ない内容だ。


 で、そこへ参加する権利を得られなかった、残念ながら選抜されなかった俺や紋々太郎を含む残りのメンバーについては、プールの消毒臭いスタッフルームからその様子を眺めているしかないのであった……



「う~ん、やっぱりマーサちゃんが一番ヘタレなのよね、パワー的にはあんな雑魚一撃で、触れることなく葬り去ることが可能なはずなのに」


「まぁ、アイツはああいうキモいのが極端に苦手だからな、他の仲間は武器なしじゃそこまで出来ないだろうし、意外と考えられた参加者の構成だよな……まぁ、遠距離攻撃が出来る仲間を削っただけで、他は何も情報がなかったのだとは思うが……」


「いえ、でも私や魔法使い組を、しかもサリナちゃんまでキッチリ除外しているのをみると……やっぱり勇者パーティーに関しては何らかの前情報を持っていたみたいよね」


「でも姉様、ご主人様、もしかするとなんですけど……1人間違えているような気がしてならないんですよね」


「あ、私もそう思うわ、サリナちゃんを外したんだったら、どうしてあの、わんころもちちゃんが出されて……」



 そう言いながら、前に出て必死で応援をしているリリィ以外の皆が、同じく外の仲間に声援を贈っているカレンを見る。


 狼獣人と犬獣人という差はあるのだが、同じ系統の人種であるカレンとわんころもちだ。

 そして直接戦闘タイプなのが俺達勇者パーティーのカレンで、幻術系魔法使いなのが英雄パーティーのわんころもち。


 あの状況で、もちろん武器を持たされていないため、『パイナップル』を投げることの出来ないカポネを含めた8人の中で、どういうわけかわんころもちだけが違うタイプなのだ。


 本来であればカレンがそこに入り、術が危険なわんころもちはこちらに居るはず……やはり間違えたのか? てっきり可愛らしくはあるがチビでぺったんこで魅力のないカレンは意図的に外され、ダイナマイトボディではないものの、少しは成熟している感があるわんころもちは普通に引き出されたのだと思ったのだが……



「……うむ、これはもしかするとチャンスなのかも知れないね」


「そうっすね、あとはわんころもちの奴がこのことに気付いて、しかもビビらずに、聞く可能性のある場所に的確な幻術攻撃を……かなり難しそうっすけど……」


「とにかくあの子に頑張って貰うしかないわね、本人が気付かなくても、もしかしたらミラとかジェシカちゃんがこのことを察して指示を出すかも知れないわ」



 ということで頼みの綱はわんころもち、ということではあるが、大変残念なことにマーサと同程度の戦意喪失。

 今はスチロールの台座の上にへたり込み、めそめそと泣きながらカポネに助けて貰っている状態だ。


 このまま本人が何かに覚醒し、いきなりの大活躍を見せるというようなことはないのだとわかるが、果たしてどこかで、誰かの手によって転機が訪れるのであろうか。


 こちらとしてはもう頑張れと声を掛けつつ眺めるしかないのだが……どうやらこちらの音が向こうに聞こえないよう、シャットされてしまっている様子。


 だがとりあえず声援が、声としてではなく熱い気持ちとして届くかも知れない、そう信じて応援しよう、カレンとリリィがしているように、必死になって声を出していこう……で、その肝心の戦っている仲間達の方はというと……



「いやんっ、もうヤダ、水に入っちゃおうかしら?」


「ダメよマーサちゃん、そんなことしたら負けになっちゃうし、ホントにヘンなことされるかも知れないわよ、ほら立って」


「え~っ、だってキモいし……」


「マーサちゃん、マリエルちゃん、そこっ、変なヌルヌルが落ちていますよっ!」


『ひぃぃぃっ!』


「どうやらこのヌルヌル、モッコリの人達は塗っているんじゃなくて、体から分泌しているみたいですね、とんでもない生物ですよこれは」



 やる気のないマーサと、それを必死に励まし、しかしそのことによって周りが見え辛くなっているマリエル、そこに付いて戦うミラが3人でワンセット。


 そしてあまり動きが早くない、鈍臭いルビアを守る感じでジェシカが戦っているのだが、ルビアに関しては女神から借りパクした箱舟があるため、どうやっても汚い汁やヌルヌルが付着したりはしないのだが……まぁ、ジェシカが頑張っているのだからそのことは後々まで黙っておくとしよう。


 で、上空からフォローするハピエーヌと、わんころもちをガードしているカポネがこちらも3人でワンセット。

 カポネは満身創痍、というかモッコリ共がプールの水をバシャバシャとやった際の飛沫を喰らい、紙の服がかなり溶けてしまっている。


 このフォーメーションはあまり芳しいとは言えないな、まず英雄パーティー配下の3人、そこの戦力があまりにも雑魚過ぎて、10匹のモッコリのうち7匹がそこに集ってしまい、集中攻撃を受けているような展開だ。


 もっとも、配置を変えたからといって、モッコリに直接触れることなど出来ず、動きとしては単に回避を続ける以外にないのだが、それでもこの余裕のない状況からは少し遠ざかることが出来るはず。


 それに勘付いているのはミラとジェシカであり、どうにか立て直しをしようと試みている様子だが……やはりカポネが動けない分、ガード役の3人で連携が取れない。


 ここはマーサかわんころもちが気持ちを取り戻すか、マリエルが一旦マーサから離れる、或いはハピエーヌが上空から指示を……それが最も早そうだ、もちろん何を言っているのか、皆が理解出来ればの話であるが……



「うぇ~いっ、そっちオーラァィッ!」


「こっち? あっ、ちょっと隙間がありますっ、マリエルちゃん、こっちにマーサちゃんをっ」


「ほらマーサちゃん、あそこが安全地帯みたいなの……確かにステージの形が尖っていて、あんな不安定な場所にモッコリの人が乗ったら落ちてしまうものね」


「うぅ~っ、あんなのヒトじゃないもん……でもそっち行く……」


「すみませんっ、この子もそっちにっ!」


「わかった、では私とミラ殿で攻撃を抑える、その隙に早くっ!」



 発泡スチロール製のステージの、比較的安定性の高そうな部分にて、しゃがみ込んで水をバシャバシャとやっているモッコリ共。


 しかし水面にモッコリ共の手が届くのは、その体重によってステージが沈み込んでいるためであり、もしも今やる気のない仲間達が逃げ込んだような、意図的に沈み易くなっている場所へと移動したら大惨事、全員一斉に落下し、野郎共の生モッコリが会場にばら撒かれることとなるのだ。


 そしてもちろんモッコリ共もその危険性には気付いている様子で、ある一定の場所からは移動しようとしない。

 ステージは比較的広く、そこからではこちらのメンバーに水を掛けることが難しいにも拘らずである。



「やりましたね、このステージ、こちら側に来るとすぐに沈んでしまって簡単に落ちるように調整してあるんです、今あの人達がこちらに来れば、敵も味方もなく全滅ですよ」


「しかし最初から来ないということは、敵側はそれを知っていたということになる、卑劣極まりないな」


「まぁ、助かったんだから良いにしましょう、ところでこれからどうします? 考える余裕が出ましたよ」


「そうだな……とりあえず待機させられている組の指示は……何やら大騒ぎしているような……」


「ええ、きっと勇者様とお姉ちゃんはいつも通り何も考えていないんだと思います、カレンちゃんとリリィちゃんは純粋に応援しているだけですね、ですが他のメンバーまであの動きをしているとは」


「何か秘密がありそうだな、ほら、主殿が何となくジェスチャーで合図をしているような……ルビア殿、あのモーションが何かわかるか?」


「ええ、ちょっと人間らしい表現に翻訳してみます……えっと、ご主人様が言っているのは……あ、わかった、『ウホッ、僕は脳みそチンパンジー以下のサル人間だよっ、とっても頭が悪いんだ、皆よろしくねっ』というニュアンスです」


「何だ、いつも通りの主殿ではないか、全く役に立たないな」


「全くです、ちなみにお姉ちゃんですが、内容は違えど似たようなレベルの話だと思います……あ、くしゃみした、当たっていたようですね」


「となるとやはり他のメンバーの主張を理解していくしかないのか、よし、では戦いながら、主殿とセラ殿以外が何を言っているのかを看破していこうっ」


『うぇ~いっ!』



 ようやくこちらが何かを主張していることに気付いた様子のミラとジェシカ、その他諸々の連中。

 敵のモッコリ10人衆の方は、時折急降下して挑発を続けるハピエーヌに気が行き、今は比較的攻撃が緩くなっているようだ。


 このチャンスにどうにかわかって欲しい、わんころもちを奮い立たせるのだと。

 それなくして勝利は成し得ず、また、それさえしてしまえば敵の意表を突くことが出来るのだということを……



 ※※※



「頑張れーっ! 頑張れーっ!」


「危ないですのっ! マーサ! 落ちたらダメですのっ!」


「おうっ、敵が這い蹲って接近してんぞっ! だれか水を掛けて牽制しろっ!」


「……ふむ、どうやらこちらが何か言っていることに気付いたようだね」


「おい皆、コーヒー飲むか?」


「おうフォン警部補、悪いな」

「あっ、私もっ」

「……我も頂戴しようか」



 声援を送りつつ、閉じ込められているスタッフルームの奥にあった魔導自販機にて、フォン警部補が買って来てくれたコーヒーで少しブレイクする。


 というか、敵地の自販機でも金を入れてコーヒーを購入するのかこの男は、さすがはPOLICEだな、俺なら一撃喰らわせて中の飲み物を奪い、ついでに釣り銭も全て回収しておくところなのだが。


 で、チラチラとこちらを見ながら戦い、というか今は離れた場所同士での水飛沫の掛け合いにすぎないのだが、それをやっているミラとジェシカを眺める。


 俺達がまったりとコーヒーを飲み始めたのを見て、何やら怒っているようにも見えるのだが、それは別に良いので、早くこちらの意図に気付いて欲しいところだ。


 まぁ、主張しているといっても、まともにそのことをジェスチャーなどで伝えようとしているのはサリナと精霊様だけ。


 こちらでブレイクしている俺やセラ、紋々太郎にフォン警部補、ついでに普通に応援する組に編入されてしまったユリナに関しては、もはや単にこぶしを突き上げて叫んでいるのみである。


 とはいえ一番伝わり易いのは、わんころもちにやらせたいのと同じ幻術の使い手であり、そしてジェシカの元上司であるサリナであることは変わりない。


 今はとにかくそちらに意識が行くように、外から見てサリナの主張が目立つように……と思ったのだが、カレンの次に背が低いサリナだ、おそらく向こうからはリリィとユリナが邪魔で見えていないのではなかろうか……



「セラ、ちょっとこれ持っていてくれ」


「どうするの勇者様? また応援に戻るの?」


「じゃなくてだな……ほれサリナ、ちょっと持ち上げてやるから」


「あっ、ありがとうございます、でも出来ればこんな犬猫みたいな方法じゃなくて肩車の方が……」


「しょうがないな、ひょいっと」



 体の小さなサリナを左の肩に乗せてやり、反対側ではセラから受け取った感のコーヒーを啜る。

 これでサリナが一番目立つはずだ、そしてミラもジェシカも、或いはそれ以外のメンバーも、その動きをもっとも良く観察してくれるはずだ。


 ついでに下で暴れ狂っている通常応援メンバーも少し静かにさせ、精霊様にもサリナが目立つためのサポートをするように……いや、扇子を持って後ろで踊り狂えなどとは言っていないのだが、とにかくもうどうでも良いから気付いてくれ……



「……ん? 何だか向こうの様子が変わりましたよ、勇者様が……サリナちゃんを肩車しています、ついでに精霊様が踊り始めましたね」


「ついにサリナ様や精霊様まで主殿の影響下に、これは由々しき事態で……ん? サリナ様が何か……モッコリを……操って生贄に……どういうことであろうか?」


「モッコリを操るって、こんな気持ち悪い人達が言うことを聞いたりするんでしょうか? いえ、そんなはずはありませんね、そもそも人間かどうかさえ微妙なんですから」


「だな、このモッコリ達にも多少は知能があるようだが、それを操るなど私達の力では出来るはずがない、そんなことを出来るのは幻術を使うことが出来るサリナ様のみで……いや、のみではないか」


「サリナちゃんのみじゃあないですよね、この子に……出来ればですけど」


「わわわわっ、私ですかっ? 私がアレと戦わなきゃならないんですかっ? 無理ですよあんなの気持ち悪い」


「いえ、そうじゃないの、幻術で惑わせて、こっちの指示に従わせるだけで良いのよ」


「……あ、もしかしたらそれならいけるかもですけど、いけるかもですけど……ちょっと」


「ちょっと、困ったことがあると?」


「ええ、あのクラスの低知能な存在を幻術で操るとしたら、おそらく目を合わせる必要があるんですよ、でもそんなことをしたら目が腐ってしまいそうで」


「確かに、あのゴミのような物体と目を合わせるのは非常に危険だな……いや、自分の虜にするのには目を合わせる必要があるとして、それなら……」



 先程からチラチラとこちらを見ているジェシカ、先程まではサリナの方を見ていたようだが、今はどうやら俺の方を見て……俺に指示を出しているようだ。


 なにやら会場中央の方を見るように言っているようだな、何だかわからないが、とりあえず何かあるというのであればそちらを見て……⁉


 なんと、その指示通り俺が向いた方向においては、10匹のモッコリ共が並んで、無表情でこちらを凝視していたではないか。


 目が合ってしまった、あんな薄汚い連中と、しかも10匹それぞれと、順番に目が合ってしまったのだ。



「ぎょぇぇぇっ! 目がっ、目が腐るぅぅぅっ! ジェシカの奴何てことしやがるっ!」


「ちょっと勇者様何したのっ? ねぇっ、モッコリ達がこっちに来るわよっ!」


「何だとぉぉぉっ⁉ おいサリナ、どういうことだ一体?」


「おそらくですけど……これは作戦成功です」


「いや、どこが成功なんだよ? 俺の目が腐って、モッコリ10人衆がこっちに来てんだぞ」


「いえ、それで良いんです、まずは向こうで、おそらくわんころもちちゃんの術によって、一瞬だけあのモッコリの人達の意識をこちらへ」


「……それで?」


「それで、その一瞬の間に術式を切り替えて、モッコリの人達の足元に『次に目が合った対象を親愛なる御大将だと思い込む刷り込み』を発動させたんです」


「……それで?」


「モッコリの人達はご主人様と目が合って……それからこっちへ来て……というかもう来ました」


『馳せ参じましたっ! 新愛すべき御大将!』


「げぇぇぇっ! 何か来やがったぁぁぁっ!」



 これはどういうことだ、俺がモッコリ共の御大将に? 絶対に嫌なのだが、拒否することは出来ないのであろうか? というか目が腐っていて前が見えない。


 その腐って見えない目の、すぐ前の結界の壁、そこに貼り付くようにして存在しているモッコリ10人衆が確かに居るのが把握出来るのだが……これはどう処理せよというのだ……



「御大将! まずはこのモッコリ10人衆……いえ、あのもうどうでも良い元御大将のきめぇ麻呂野郎から受けたチーム名は忘れました、これからは『モッコリ勇者部隊』としてお仕えすることになります」


「イヤだぁぁぁっ! 何なんだよその名前はっ! 俺の地位が終わるからやめてくれっ!」


「そういうわけには参りませんっ! 我等10人のモッコリ……いえ、ここで9人となることをお許し願います、この中で最も雑魚なこの者が……」


「ハァァァッ! さらば我がモッコリよっ! ギョェェェェッ!」



 なんと、10匹のモッコリのうち1匹が、自らのモッコリをブチブチッと引き千切ったではないか。

 そしてそれを、俺達を閉じ込めている結界の壁に捧げ……そこがこじ開けられ、俺達はプール臭い部屋から解放されることとなった。


 なるほど、この感じでいけばあと9か所、同じ流れで結界を破壊することが可能だな。

 つまり、ここからが反撃の時間ということであり、ようやく兄弟麻呂と麻呂モッコリに手が届くということだ……

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