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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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826 登場と同時に

「ヒャッホー! イェェェイッ!」


「こらリリィ、ドタバタ走り回るんじゃないっ、夜明け前から迷惑……じゃなくて、敵にここを発見されたら全ての作戦が台無しなんだぞっ」


「……はっ、そうだっ、ゴロゴロゴロゴロッ!」


「転がり回るのも禁止だっ!」



 その後跳び回る、這いずり回るなどを繰り返し、ようやく飽きて大人しくなったリリィ、その間にも作戦に向けた準備は着々と進んでいた。


 まずは同じ顔をした兄弟麻呂だという敵の2匹に対し、確実にこちらが先制攻撃を仕掛けることが出来る、そのためのシステム作りである。


 大変残念なことに現状の仲間達には弓の使い手なるものが居らず、魔法攻撃を遠距離から放つことが出来る者にしてもその内容がアレで、とてもではないが『2匹だけ』を攻撃するのに用いられる規模のものではない。


 まぁ、最悪セラの風魔法や精霊様の水玉など、そういったものの威力を極端に絞ったうえで、性格に狙いを定めて放つことが出来ればまだ使えるであろうが、その場合でも周囲へのダメージは大きく、きっと無関係な死人が出る。


 というか、凶ドスゑとの約束を果たすため、最低でも裏切り麻呂の5匹は生け捕りにしなくてはならないのであったな、つまりユリナはもちろん、セラも精霊様も、今回の作戦では用いることが出来ない。


 ということで、ひたすら麻呂の頭、モヒカン烏帽子の部分のみを狙うための攻撃方法を……と、ミラがせっせと作っていた吹矢がふたつ、完成を見たようだ……



「こんな感じでどうでしょうか? 先端は毒とかじゃなくて尖っているだけで、敵のあのモヒカン烏帽子の中だけを破壊していく感じで」


「ふむ、良い出来だな……しかし麻呂のコアはモヒカン烏帽子の中のどこにあるんだ? まずはそれを突き止めないと、吹矢の一撃じゃ葬り去ることが出来ないぞ」


「確かにそうですね……じゃあこの矢の部分、散弾にします?」


「出来んのかよそんなことっ⁉」


「もちろんどうにでもなりますよ、ほら、こっちの『試作品B』はホローポイント弾だったんですが、人道的にアレだとか何とか、後でとやかく言われそうなのでやめておきました」


「もう吹矢どころの騒ぎじゃねぇな……」



 最新式の極めて殺傷力が高い吹矢、これであれば敵のモヒカン烏帽子を完全に破壊し尽くすことがかのうとなるはずだ、はずだが……頭ごと破壊してしまいそうで怖いな。


 まぁ、一応ホローポイント弾や散弾など、俺達の持っている遠距離攻撃の手段としては極めて弱いものだし、それゆえ周辺被害の可能性も最小である。


 ということでこの吹矢も候補に入れ、ふたつあるため使用者も2人抜擢して……そう思って振り返ると、既にいくつかの手が挙がっている状態であった。


 吹矢による攻撃係をやりたいのはカレン、リリィ、そしてなぜかルビアに、英雄パーティーからハピエーヌ、4名の立候補ということが確定。


 これから話し合いを進めてその中から2人を抜擢するのだが……正直誰でも良いと思う……



「えっと、じゃあリリィ、お前はダメだ」


「え~っ、もう悪戯しませんからっ!」


「そうじゃなくて、リリィは吹矢なんか使わなくても、いつもポケットに石を入れているだろう? それを使えばまぁ……大変なことにはなりそうだが、とにかく飛び道具は持っているからな」


「あ、そうだった、じゃあこんなの要らな~いっ」


「次にルビア、お前、吹矢を与えられたら何に使うつもりなんだ?」


「うっかり失敗してご主人様に直撃させて、後でお仕置きされることを狙っています」


「お前は今お仕置きだっ! ちょっとこっち来いっ!」


「あ~れ~っ」



 ルビアを別室へ引っ張っていく最中にも、実際に吹矢をどうするのか、外した場合の対策はどうなのかなどなど、話し合いの方は進んでいくようだ。


 まぁ、吹矢の使い手はカレンとハピエーヌの2人で決定したことだし、残りはフォローしていくメンバー、さらにその他周囲の雑魚キャラを、無関係の者や無理矢理何かをさせられている者に被害を及ぼさないよう討伐していく方法を考えるのみ。


 もちろん裏切りでない通常の麻呂も、何らかのかたちでその場に連れ込まれている、つまり裏切り麻呂や西方新大陸系の犯罪組織の構成員によって晒され、笑い者にされるために会場入りしている可能性があるのだ。


 それを殺してしまうようなことは絶対にあってはならない、まずは生存させたまま救助し、その性格がまともなのかカスなのか、そこを判断して処遇を決めなくてはならないのである。


 もっとも、話を聞く限り、そして昨日救助した10人の女性らの態度を見る限りでは、裏切っていない貴族的な連中も普通にカス共であり、野郎であれば成敗する対象であることが窺える状況。


 だがまぁ、カスであったとしても可愛い女の子であれば、それはもう怪我などさせられないし、成敗するにしても軽くお仕置きする程度だ。


 どうなっても構わないゴミのような麻呂共とは異なり、性格は悪くとも生きていることに価値があるのだから……と、今はまずこっちの処理だ、調子に乗った、いや乗ろうとしていたルビアを成敗してやらなくては……



「ほらルビア、この部屋へ入れっ」


「あたたっ、埃っぽく……はないですね、お仕置きされるのに十分な環境です」


「何を言ってんだ……まぁ、ひとまずここで面倒な会議を回避しつつ、ちょっと時間を潰そうぜ」


「あ、やっぱりその魂胆でしたか……」


「まぁな、ちなみにこのことはナイショだぞ、バレたら処刑されかねないからな」


「わかっています、でもバレないよう、ちゃんと私にお仕置きして下さい、はい叩き易いお尻をどうぞ」


「うむ、ではお尻ペンペンの刑に処す、喰らえっ!」


「ひゃうぅぅぅっ!」



 ということでルビアを成敗していると、何やらこの部屋の空気が先程までの場所と異なっていることに気が付く。

 なぜか温かいような、そして湿度も高いような気がしなくもない、何となく臭いも違うような気がしなくもない。


 それについてはルビアも同じ感想のようだな、尻を叩かれつつ、たまに周囲をキョロキョロと見渡している。

 やはりこの違和感は気になりすぎるということだ、この部屋以外、廊下も何もかも元居た部屋と同じであったのだから……



「あの、ご主人様、ちょっとストップして下さい、この部屋、やっぱり何かおかしくないですか?」


「だよな、温度と湿度と臭いが……この臭いは嗅いだことがあるような……」


「消毒……プールの消毒の臭いじゃないですか?」


「消毒って、この世界のプールでもアレか、塩素の錠剤撒いたりすんのか?」


「当たり前じゃないですか、もっとも錠剤じゃなくて魔導拡散で、水を良い温度に保つのも魔導ボイラーを使いますけど」


「また何でも魔導かよ……いや、しかしこの生温かさにしろ何にしろ、そう言われれば完全にプールなんだよなこれ……」



 てっきりこの世界にはないと思っていたもの、それは現代的な温水プールなのだが、どうやらこういったものについても『魔導』によって再現さていたようだ。


 きっと最初は俺のような転移者が、何らかの理由でそのシステムをこの世界に伝えたのであろうが……というか塩素はどうやって調達したのであろうか……まぁ良いや、どうせそれも魔導だ、はい魔導魔導……


 で、昨日確認した『イベント』が執り行われるプールの場所を思い出してみると、どう考えてもこの部屋の隣だの下だの、もちろん上でもなく、そもそもそんなに近くはない。


 なのにプールの臭いがするということは、何らかのかたちでこことプールとが接続されているということ。

 そしてこの建物が、施設内で働く使用人の宿舎であったということを考えると……まぁそういうことだ。


 魔導温水プールを魔法の力で維持し、さらに魔導塩素で魔導消毒していく係の人間、それがこの部屋で寝泊まりし、どこかにある最短ルートを用いてここからプールへ移動していたということである。


 もちろんこの臭いと、それから生暖かく湿度の高い空気は、その通路を通ってプールからやって来ているもの。

 特に秘密にする理由もないのだし、探せばすぐにその接続のための入り口が見つかるはずだ……



「よしルビア、手分けして……というのも面倒だな、プールへ続いているらしい出入口を探せ、これもお仕置きの一環だから拒否は出来ないぞ」


「え~っ、都合が良いですね……まぁ、とにかく探します、全裸で」


「うむ、そうするが良い」



 無駄に全裸になったルビアは、室内の至る所を漁り始めたのだが……さすがにゴミ箱の中には出入口などないはずだ。

 全く無駄なことをしやがる、ひとまず後ろから持っていた鞭で攻撃すると、無駄に大喜びしている、本当に無駄な奴だな。


 ということで無駄を省くため、そもそもそれが隠し扉の類ではない旨を改めて伝え、主に壁などを捜索させる。

 後ろから見ると先程まで引っ叩いていた尻が、プルンプルンと揺れて良い感じだな、後で振り向いた表面のダブルプルンプルンも確認しておこう。


 そのまましばらく待つと、ルビアは遂に壁に設置されていたプルンプルン……ではなく普通の扉を発見した。

 壁と同じ色をしていたため、薄暗い室内では良くわからなかったのだが、まぁしっかり見れば引き戸になっていそうなのがわからなくもない状態であった。


 そのようなものを発見するのにおよそ10分も要したルビアには、動きが遅いということでさらに10発の鞭打ちを加え、それを発見のご褒美も兼ねたものとする。


 引き戸を開けると確かにプールの臭い、そしてそのまま奥へと続く通路の向こうからは、何やらガヤガヤと話をする声が……かなり遠くだな、少し様子を見に行ってみるか……



「よしルビア、このまま入って行くぞ、念のため本当にプールかどうかを確認するんだ」


「わかりました、じゃあ水着に着替えてっと」


「おい、どこにそんな水着を持っていたんだ? しかもTバックじゃないか」


「どうです? 良い感じでしょう」


「敵とかに見られるからダメだ、そういう格好は内々で何かするときにしろ、ほら、腰に何かこう、オシャレな布を巻いてだな……」


「あ~れ~っ、とっても普通な感じに~っ」



 冗談はさておき、エッチな水着を装備したルビアと2人で通路の奥へ……思ったより長いが一本道だな、というか下っているということは地下か、他の施設の下を通ってまっすぐプールへ向かっている感じだな。


 それで、およそ300mは進んだであろうか、プールの消毒の臭いがキツくなってきたところで、ようやく終着点の扉が見えてくる。


 こちらも引き戸のようだが鍵は掛かっていない、前を歩いていたルビアに命じ、そっとそれを開いてみると……プールではなくその裏側、スタッフルーム的な場所に出たではないか。



「ご主人様、この部屋には誰も居ませんが、その向こうの引き戸、アレにはだれかが寄り掛かっているというか……無駄話をしていますね」


「なるほど……おっ、その連中が動くようだ、というかこっち来るぞっ」



 比較的ガッツリと開けていた引き戸を限界まで、ギリギリで向こうの様子を覗き込むことが出来るような状態まで閉め、俺はルビアの上に覆いかぶさるようにしてその隙間から覗くスタイルになる。


 で、ひとつ向こうの扉が大きく開いた、というか全開になったところで、その向こうには完全なプール……競泳用ではなく真四角の、どちらかというと飛び込みようのものが存在しているのを認めた。


 そしてその周りにはゴザのようなものが敷かれたり、高級な畳のようなものが持ち込まれたり、ついでにパラソルが差されたり、まるでプールを囲む茶会のような雰囲気。


 何よりもそこが室内ではなく、中庭のようなものであったのが驚きなのだが、とにかく飛び込み用風のプールと、そのプールサイドで催される和風のような茶会、そのような感じだ。



「……見て下さいご主人様、正面、一番良い場所はあそこですよ」


「ふむ、5人程度が入れそうな貴賓席だな、手前に何も置かれなければ、ここからまっすぐ狙うことが出来るぞ……と、連中が出て行ったぞ、俺達も動こう」


「わかりました、戻って報告ですね」


「そういうことだ、これはなかなかの大手柄だぞ」



 これを皆に伝えることによって、俺達がサボッていたわけではなく、プールに繋がっていると思しき怪しい通路の部屋を捜索していたと主張することが出来るはず。


 あの後会議がどうなったのかを知る由はないが、およそ20分程度のサボりでここまでの戦果である。

 褒め称えられこそすれ咎められるようなことはないであろう、俺達は単に戻るのではなく凱旋するのだ……



 ※※※



「2人共正座しなさいっ、正座!」


『はいぃぃぃっ!』


「全く、この水の大精霊様が働かされている、会議などというものに参加させられている間に、サボって探検なんて」


『すみませんでしたっ!』


「で、その探検の成果の方はどうだったの?」


『はいっ! 目的のプールに繋がる裏道を発見しましたっ!』


「あっそう、それは誰の手柄なのかしら?」


『精霊様にございますっ!』


「よろしい、皆聞いて、私のお陰で良い裏ルートが発見されたわ、そこから攻めるのが妥当みたい」


『・・・・・・・・・・』



 怒られ、精霊様に手柄を奪われてしまった俺達は、ひとまずその場で正座しつつ、皆が作戦のためのルートを変更していくのを眺めていた。


 それが終わった頃に声を掛けられ、今度はどうしてルビアが既に水着なのかと問い詰められ……散々理由を述べたが聞き入れられず、『プールを発見してバカンス気分で着替えていた馬鹿』ということにされてしまった、なぜかルビアだけでなく俺もである。


 で、ようやく出発ということで立ち上がり、痺れた足で皆を案内して先程の部屋へと戻ったのだが、やはり皆臭い臭いと、プールの消毒の臭いに反応していた。


 それと同時に温水から立ち上った生暖かい風を感じ、あっという間に例の引き戸を発見していたのはマーサ、先程ルビアでなくマーサを連れていたとしたら、きっと元の部屋へと戻るのが5分は早まっていたであろう。


 で、皆で例の通路を通り、プールに繋がる先程のスタッフルームのような場所へと移動する。

 引き戸を少し開けると、相変わらず準備中のような音はしているものの、向こうの、プール側の明かりが漏れてきている気配はない。


 おかしいな、先程は薄暗いこちらの明かりでもそこに引き戸があることがわかるぐらいに、向こうの明るさが、まだ夜明け前のため、焚かれた松明の明かりが向こうから漏れていたのだが……



「……うむ、少し出てみても構わないかね?」


「ええ、ちょっとだけなら、でも気を付けて下さいっす、さっきそっちから人が入って来たんで」


「……わかった、だがその心配はもうないと思われる、ほら、この引き戸であろう? 向こう側はこういう感じになっているのだよ」


「あっ、紅白の垂れ幕がっ、これじゃあ向こうの様子が見えないじゃねぇか……」


「……いや、逆に好都合なのだよ勇者君、少しばかり穴を空ければ、逆にこちらの存在を悟られることなく向こうの様子を見ることが可能となるのだ」


「バレなければ……っすけどね」



 紋々太郎はどこからともなく『魔導穴空け機』を取り出し、プールへと繋がる出口に掛けられていた紅白の垂れ幕の、その白くかつ目立たない部分にぷすっと穴を空け、同時にそこへ白い布をあてがって処理する。


 これで反対側からは穴が空けられているようには見えないはずだというが、果たして大丈夫なのであろうか。

 だがひとつ言えることは、この垂れ幕がされた以上、こちら側の部屋にはもう用がない、誰も入って来ることがないままに『イベント』が開始されるということ。


 つまり、俺達がこのままこの部屋で待機していたとしても、特に敵から発見されるようなことはない、まぁ絶対とは言い切れないが、その可能性はかなり薄くなっているはずだ。


 あとは会場の音をしっかり拾い、例の兄弟麻呂、それから敵の上層部連中が会場入りするのを逃さないようにすべきである。


 ということでカレン、マーサ、わんころもちをその垂れ幕がある引き戸のギリギリへと配置し、その瞬間を待った。


 そのまましばらく、いや正直1時間以上待ったであろうか、外の明るさは松明によって照らされたものではなく、いつの間にか陽の光が差し込んだ優しいものへと変化している。


 会場の準備は完全に終了したようで、何かを設置したりするガヤガヤという音は止み、代わりに観客らしきヒャッハーな連中の調子に乗りまくった声が会場内にこだましている状態であることが、聞き耳を立てていない俺達にも伝わってくる状況だ。


 で、その大騒ぎが一瞬だけ、シーンっとなったところで、聞き耳部隊の3人が同時に手を挙げ、イベントの開始を報告した……と、会場アナウンスがあるようだな、俺達も引き戸に接近して聞いておこう……



『……え~っ、お集りの皆さm、え~っ、ようこそお集り下さいました、え~っ、私はですね……』


『おいテメェッ! そんなしどろもどろだと殺すぞっ!』


『ひぃぃぃっ!』


『良いから早く貴賓席の入場をさせやがれっ、殺すぞっ!』


『わ、わかりました、ではえ~っと、まず、え~っと、貴賓席の方でですね、今回のイベントの企画者である麻呂の方々を……どうぞっ』


『うむ、我等が今回のイベント企画者にして上位麻呂、同面陀武瑠麻呂おなじかおのだぶるまろ1号と』


『それから2号でおじゃる……司会スタッフの不手際で迷惑を掛けたでおじゃる、貴様は死ぬでおじゃるっ!』


『ギョェェェェッ!』



 遂に現れた兄弟麻呂、いやダブル麻呂といったか、とにかく引き戸を少し開け、穴の開いた場所からその様子を窺う。


 確かに全く同じ顔の麻呂が2匹、犯罪組織の上位構成員3匹を伴い、先程ルビアが指摘していた最も良い席へと着いたのを確認。


 同時に俺とマーサがその場から下がり、吹矢係であるカレンとわんころもちを最前列に、そしてその後ろには万が一のときのサポート係が配置される。


 すぐに攻撃開始となる、狙うはダブル麻呂の頭にそれぞれあるモヒカン烏帽子、それをミラ特製である散弾の吹矢で打ちのめし、中のコアを破壊するのだ……

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