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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十四章 これで半分
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81 魔将半分討伐記念集会

「おはよう、では宴の準備を始めようではないか!」


「勇者様、もう昼です、皆とっくに始めていますよ」


「それは失礼しましたミラさん、で、進捗の方は?」


「勇者様や精霊様がサボっているせいで遅れてはいますが、何とか日没には間に合いそうです、あとお姉ちゃんは邪魔っ! 向こうに行ってちょうだい!」



セラは全員でガン無視することと決め、宴の準備をする。

俺のために、重い荷物はわざわざ全部残しておいてくれたそうだ。

いやぁ~、本当に有難いDEATHね! 舐めやがって。


しかも良く見たら精霊様だけではない、ルビアだってまだ寝ているではないか。

まぁ良い、このまま寝かせておこう、後でシルビアさんが来たら、この忙しい日に何時まで寝ていたのか報告してやる。


酒瓶やら何やらと、重たいものを2階へ運ぶ奴隷労働をさせられながら、他の様子を見て回る。

なんと、汗をかいてしまったマリエルとジェシカが着替えをしているではないか!


「お前ら、何勝手に着替えをしているんだ? そういうときは俺を呼ばなくてはダメだろうが」


「なぜだ? 着替えなど普通は隠れてするものだろう、相変わらず主殿は頭が弱いな」


クソッ! 何も言い返せない、ジェシカの分際で調子に乗りやがって。

ここはひとまず退散しよう。



次はカレンとリリィのコンビを観察する。

2階のテラスにバーベキューコンロを運び、中に炭を入れているようだ。


いや待て、何かがおかしいぞ、どうして炭ではない何かが混入しているのだ?


「カレン、リリィ、その炭の下に入っているのは何だ?」



ギクッ、といった感じの2人、炭の下には竹の節が敷かれていた。

火を付けると爆発する奴だ、危険な悪戯はしないで欲しい。


「とりあえずやり直せ、このことはミラに報告しておくからな」


「ご主人様、それだけは許して下さい!」

「そうですよっ! ミラちゃんのお仕置きは強烈すぎです!」


「ダメだ、覚悟しておけ!」


しゅんとなって作業に戻る2人が可愛らしかったので、しばらく眺めていることにしよう。



「ちょっと勇者様、どうしてそんな所でサボっているんですか? ちゃんと働いて下さい!」



なんと、俺がミラに怒られてしまった。

言い訳代わりに2人の悪事を報告しておく。

宴前に風呂に入ることとなっているため、そこでお仕置きだそうな。

カレンとリリィの顔が青くなっている。



頑張った、酒の準備も終わったし、テーブルもセットした。

精霊様が座る和尚さんっぽい座布団も出しておいたからキレられることもない。



「よっしゃ、これで準備完了だな、とりあえず今日は先に風呂にしよう!」



「こんにちわ~っ! 勇者様、ちょっと早いけど来てしまったわ」


「おおシルビアさん、今ちょうど準備が終わったところです、これからお風呂ですけど、どうしますか?」


「まぁ、それなら頂いておこうかしら、で、ルビアは?」


「まだ涎垂らして寝ていますよ、あえて起こさずに放置しました」


「あら、全くあの子は、お風呂でお仕置きね!」



ルビアを叩き起こし、風呂に向かう。

精霊様も起きてきたようだな、誰にも文句を言われないからといって堕落しすぎである。



「じゃあセラ、カレン、ルビア、リリィの4人はひとまずお風呂サイドに正座だ」


「ちょっと勇者様、どうして私もなのよ?」


「セラは邪魔ばっかりするからだ、他の3人を超える巨悪だぞ貴様は!」


「わかったわよ、この大魔導師セラ様の華麗なる正座を見ておきなさい!」


「良いから早く正座しろ、セラだけはタオル無しだぞ」



残りの全員で、馬鹿4人に対して誰が刑を執行するのか決める。

ルビアは当然シルビアさんだ、残りの3人は……


セラがこっちを見ていたので抱えて連れて来た。

カレンはジェシカが、リリィはミラがお仕置きするようだ。



「さてセラ、他の皆が来る前に料理を配膳するからな、お前には罰としてそれを全裸でやらせる、良いな?」


「わかったわ、その代わり今はちょっとだけ抱えていてちょうだい」


「良いだろう、そしてついでにこちょこちょしてやろう!」


「あひっ! キャハハッ!」


他の3人もなかなか酷い目に遭っているようだ。

特にルビア、正座のまま完全に放置されている、シルビアさんは鬼畜である。



「さて、じゃあリリィのお尻ペンペンが終わったら風呂から上がろうか」


「びえぇぇっ! どうして私だけこんな目に遭うんですか!? きゃぁっ! いたぁぁいっ!」



※※※



「やぁ勇者殿、ご無沙汰しているな、今日はゆっくり飲ませてもらおう」



バトラーとキャリル、それから後ろにシールドとマトンも居る。


「どうだいバトラー君、帝国の子爵家を継いだんだろう、忙しいか?」


「そうでもないさ、だがこれからは戦のとき前線に立つ機会が減ってしまう、それだけが残念だ」



出来れば戦など無いことを祈るのだが……


後ろではマーサとマトン、ジェシカとキャリルが楽しそうにしている。

木魔将から略奪した実はマトンの手にも渡ったようだ。




「ところで勇者殿、今日はソフトドリンクもあるのか?」


「ああ、もちろんあるが、皆酒が飲めるだろう?」


「いや、キャリルがワンチャンありそうなのだ、今日は、というかこれからしばらくは酒を飲ませたくない」


「・・・・・・・・・・」



そういうことでしたら構いませんが、ジェシカにそのことを知られると拙いな。

あの女は何を言い出すかわからんし、年齢も25歳だ、よからぬことを企みかねない。




「ところで勇者殿、どうしてセラ殿は全裸なんだ?」


シールドの目を、マトンが必死で隠していた。

余計なものを見せてしまったようだ、マトンがこちらを睨んでいる。



その後もシールド、バトラーと他愛のない話をしていたのだが、2人はマリエルが姿を見せた瞬間平伏してしまった。

貴族は大変だな……


「マーサ、ジェシカ、とりあえずそっちの2人をお通しするんだ」



「あ、勇者様、この間は麻呂を捕らえて頂いてありがとうございます」


「むしろ悪かったな、調べていてくれたのにたまたまこちらで発見してしまった」


「いえ、今は本人と会話できるので、歴史研究が一気に進みました、魔族と人族の戦いが終わったら、私は歴史家として一旗あげたいと思います」


マトンは逞しい限りである、あと、前にいじめられていたというギロティーヌとの確執も精算させておいた、だからもう何の問題も無い。



玄関に居たままのシールドやバトラーが平伏して地面に頭を擦り付ける音が2階まで聞こえて来た。

駄王とインテリノ、それから総務大臣が登場したのであろう。



「おぉゆうしゃよ、今日は仕事が早めに終わってな、ちゃんと最後まで居ることが出来そうじゃぞ」


「それは良かった、インテリノ王子はオレンジジュースとぶどうジュース、どちらが良い?」


「勇者殿、馬鹿にしているようだが私は既にビールの泡を啜る程の年齢ですよ、ちなみにオレンジジュースでお願いします」


誰だ? 9歳の子どもにビールの泡を啜らせている親戚のおじさんは?



「勇者よ、わしは年寄りだから冷えるのじゃ、ぬる燗で頼むぞよ」


末期の水がお似合いのババァが何やら言っている。

この世界には冷蔵庫が無いからな、普通に握りしめておけば大体どれもぬる燗だぞ。



「確かゴンザレスは遅れるんだったよな? 先に始めてしまおうか」



2階の俺の部屋でそれぞれ着席し、俺が乾杯の音頭を取って宴を始める。



「姉上、私にもビールの泡を啜らせるのです、もう大人なのですからこれしきどうと言うことはありません」


「ダメですよインテリノ、それをすると背が伸びなくなるという伝説があるのよ」


「ぐぬぬ……」


今思ったのだが、このビール的な味の薄い飲み物はビールで良いんだな?

ま、泡が出ていてアルコール分5%ぐらいなら何でも構わん、麦芽とかの使用量など調べようがないのだ。



ビールの泡を啜ることを許されなかったインテリノは、不満げな顔でオレンジジュースを飲んでいる。

……ふと何かに気が付いたような顔をした。


「勇者殿、やはり私はぶどうジュースを所望します、皆さんがワインを入れているグラスでお願いします」


雰囲気だけ大人の真似をするようだ。

手元にあった甘い菓子をルビアの方にやり、ナッツとドライフルーツを手元に引き寄せた。

ミラとカレンもその真似をし出す……ぶどうジュース、足りるかな?



「そうだ勇者様、ちょっと試してみたい新メニューがありまして、テラスのコンロでちゃちゃっと作ってきますね」


テラスに出て行ったミラは、しばらくすると鉄の鍋を持って戻って来た。

ぐつぐつと煮える油……なんと、アヒージョではないか!



「油に塩が溶けなくて苦労しましたが、元々下味の付いた食材を使って何とかしました、美味しいはずですよ!」


ウマいっ! 特にごろごろ入っている川エビが最高である。

これはぶどうジュースだけでなく、ワインの在庫も心配になってきたぞ。



「やるわねミラちゃん、これは家で真似をするわ! でも具材が無くなった後の油はどうするのかしら?」


「シルビアさん、これはパンを浸してしまえば食べることが出来ますよ、オリーブオイルですし、そこまで取りすぎを気にしなくても良いはずです」



しかしこの世界でアヒージョに出会えるとは思わなかったな、鷹の爪も入っているし、俺の知っているものとほぼ同じだ。

以前に異世界シェフが転移してきたことがあるのかも知れないな?



「ささ、マーサちゃんもマトンちゃんも、野菜とキノコだけのものがあるからそちらをどうぞ」


アヒージョは人気が出た、じゃんじゃん作られて消費されてゆく。

それを楽しんでいる最中、どうやらゴンザレスが来たようである。



「おう勇者殿、それから王よ、ご無沙汰しておりますな!」


「おぉゴンザレスよ、死んだマゾッスルが帰還したようじゃの、良かったではないか」


「ええ、何分死体がぐちゃぐちゃでしてな、邪悪な儀式での復活も失敗して諦めかけていたのですが、魔の力でどうにかなったようです」


マゾッスルを殺害したマーサとマトンは全力土下座、一方でそれを復活させたサワリンは誇らしげである。

ちょうど良かったので、ここで全犯罪者は順番に前に出して謝罪させておいた。



「そうだサワリン、この王都でレーコ達が殺した民間人を復活できるか?」


「レーコ達が殺した? というのはこの辺りを彷徨っている1,700程の怨霊のことかしら?」


「多分それだ、悪人以外は全部蘇生して欲しいんだが」


「わかったわ、通常モードと破壊獣モード、どちらが良いかしら?」


「通常で頼む、作業はどのぐらいで完了する?」


「そうね、邪悪な祭壇を作って、それから適当な生贄も欲しいわ、1週間てとこかしらね」


「わかった、生贄は罪人で良いだろ、駄王、準備を頼む」



「おぉ、エッチな格好をした魔族の娘よ、承ったぞよ」


「魔将サワリンよ、運輸大臣だと名乗るものがおったら蘇生しなくて良いからの、あいつは本当に馬鹿ウ○コじゃったからな、総務大臣からのお願いじゃぞ」



リリィをいじめた運輸大臣は馬鹿ウ○コだったらしい。

サワリンがその魂を見つけた場合、呪術を使って永久に地獄の苦しみを与えるという方針で決まった。



「じゃあゴンザレスが祭壇設置を担当してくれるな、サワリン、儀式には毎日お前が参加しないといけないのか?」


「そんなことないわよ、私は最初の生贄を捧げるときと、最後のエッチな踊りだけ、踊りはなるべくパワーを集めたいから他の人も手伝って欲しいわ」



「そういうことならこのわしも一肌脱ごうではないか!」


「おい、やめろババァ! 貴様のエッチな踊りなど見たくない、というか逆に生きている人間が破壊獣化してしまうぞ!」


「う~む、そうか……それは至極残念なことじゃが、今回は諦めることとしよう」


王都壊滅の危機は去ったようだ。



「おう勇者殿、それでは明日のうちに筋肉団の方で広場に祭壇を設置しておこう、様式は邪神召喚のモノで構わないな?」


「そうだな、それでお願いするよ、踊り手が多くなるから巨大なものを頼む」


祭壇の完成が明日で生贄の儀式は明後日ということになる。

今日明日で逮捕した犯罪者は生贄のために生かしておくこととなった。


本日捕まった犯罪者の方、1日だけ長生き出来てよかったですね。




「ところで勇者殿よ、この油の飲み物は凄く美味いな、筋肉団のメニューにも追加したいところだ」


ミラがレシピを書いたメモをゴンザレスに渡す。

この料理を牡蠣でやりたいなどと言っていたが、俺もそう思う。


というかなぜゴンザレスは鉄鍋を素手で持って沸騰したアヒージョを一気飲みしているのだ?

『絶対にマネしないで下さい』のテロップが必要な光景だぞ。



アヒージョパワーにより、食材がほとんど無くなってしまった。

今日はこの辺りでお開きとしよう、リリィも眠そうだしな。

というかインテリノは完全に寝ている……


日本からの転移者が多いこの世界では、当然のように一本締めが普及していた。

とりあえずお手を拝借して終了である。



帰って行く面々を見送った後は、もう寝るメンバーを起こさないように角部屋に移動だ。

残った酒や開封してしまった乾きモノを消費するためである。



「シルビアさんはどうしますか? 泊まって頂いても構いませんよ」


「じゃあそうさせて貰うわ、私だけ馬車じゃなくて馬だから夜中は寒いのよね」


ゴンザレスも馬車ではなかったが、あいつは走って帰るから温かいだろうな。

そもそも外は明らかに氷点下なのに上半身裸だし。


寝ずに残ったのは俺とセラ、ルビアにジェシカ、精霊様、そしてシルビアさんである。

シルビアさん以外はいつもの夜更かしメンバーだ。



「さて、王都民復活の儀式では皆踊り手をやってくれるよな?」


「そうですね、総務大臣さんにやらせるのはビジュアル的に拙いですから、私はやりますよ」


「ルビアは他のメンバーの足を引っ張らないように気を付けなさいよ」


「もうっ! お母さんに言われなくてもわかっているわよ、でもミスしてお尻を叩かれるのも悪くないかしら……」




「ちなみに主殿、私も当然やるぞ」



「良し、じゃあルビアとジェシカは決まりな、セラと精霊様は?」


「勇者様、それは貧乳でも参加資格があるのかしら?」


「もちろんだ、その代わり他の皆よりハイレグ度が高い衣装で誤魔化すがな」


「それならやるわ、精霊様もやりましょうよ」



「私は報酬次第ね、金箔入りのすんごい酒を要求するわ」


「そのぐらいなら国が出してくれるだろうよ、精霊様も決定な」



「それで勇者様、私達にも当然参加報酬は出るのよね?」


「そうだな、がめついセラは報酬として3時間正座させてやろう」


「ちょっとっ、全然報酬になっていないわよ!」



その日は遅くまで飲み、翌朝は完全に寝て過ごした。



※※※



「おはようゴンザレス、祭壇の準備はどうだ?」


「おう勇者殿、もうほとんど完成しているんだが、あとはこの人骨や腐った魔物の死体をどこに設置するかなんだ」


「サワリン、どうしたら良い?」


「待って、儀式に関しての詳しいことはビーチャに聞いてちょうだい、私は踊り手だけでそういうごちゃごちゃしたのは苦手なのよ」


『ではここは私がやりましょう、微妙な飾りつけの違いでかなり効果が変わってきますから、なるべく最高効率でいきたいですからね』


ビーチャが前に出て来る、祭壇の詳細なセッティングは全て任せてしまっても良さそうだ。



「ところで勇者殿、なるべく生贄を集めたいから儀式は明後日からにしようという案が出ているのだ、どうだ?」


「明後日だとそんなに集まるのか?」


「おう、本来明日は邪教徒の一斉摘発キャンペーンが予定されていたらしいからな、そこで捕らえた奴を使いたいそうだ」


そういうことであるのならその方が良いであろう。

俺達勇者パーティーもその一斉摘発を手伝い、可能な限り多くの生贄を集めることとした。



邪教徒の摘発キャンペーンは憲兵団の管轄らしい。

連中の詰所で少し話を聞いておこう。




「いや、悪いな勇者殿、そちらの予定していたイベントと日程が被ってしまったようで」


「そんなことはないさ、こちらは昨日急遽きまたものでね、明日の摘発キャンペーンは俺達も手伝うよ、生贄が沢山必要な儀式をするからな」


「それは助かる、朝日の出と共にここに集合で、開会式の後チームごと新興宗教の施設に突入するんだ」



摘発する邪教徒というのはどうやら新興宗教らしい。

この世界にはちゃんと女神が居るのに、どうしてそんなものをわざわざ始めるのか?

とも思ったがどうせ金集めのためであろう。


で、当該新興宗教は特に詐欺臭く、訪問勧誘もウザいことで有名になってきているそうな。

ということで国への苦情が増える前に一斉摘発し、関係者を死刑か奴隷堕ちにするらしい。



「ちなみにもし抵抗されたらぶっ殺しても構わないんだよな?」


「当たり前だぞ勇者殿、ただ教祖を見付けても殺すなよ、詐欺の罪で公開処刑しないとならんからな」


「もう詐欺の証拠が挙がっているのか?」


「ハハハッ! 証拠なんて要らないさ、どうせ訪問勧誘の時点で処刑して構わんのだからな」


「ですよね~っ! そういう奴等は死なないと治らないからな!」



「では明日の朝、よろしく頼むぞ!」



邪悪な祭壇の飾りつけをしていたビーチャが仕事を終えるまで待ち、屋敷へと戻った。

シルビアさんも付いて来ていたのだが、さすがに店を放っておくわけにもいかない、そのまま帰って行った。



王都民復活の儀式では、俺を除くウチのメンバー全員が踊り手として参加することに決まった。

念のため、リリィにだけはあまりエッチな格好をしないように申し付けておく。

ミラは……別に良いか。


「よぉし、それじゃあ明日は邪教徒の討伐だ、なるべく人数を揃えたいからレーコ達も参加してくれ、居酒屋の営業時間前で大変だとは思うがな」


貰って来た極秘摘発計画書をよく読み、翌日のキャンペーン参加に備えた……

連休明けもこれまでどおり、1日最低1話を投稿していきます。

読んで下さっている皆様、これからもよろしくお願いします。

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