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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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817 乱入者

「よっしゃ、じゃあそこの店、ほら、今モヒカン共が出て来たところ、あそこで休憩がベストっしょ」


「……うむ、ではこのモヒカン共を……もう仲間にしたのかね」


「さすがに凄いな、あれだけヒャッハーしていたモヒカン共が、あっという間に仲間になりたそうな顔でこちらを見ているじゃないか」


「あぁ、サリナだけじゃなくてわんころもちの力も加わっているからな、このように英雄パーティーも強いし、フォン警部補の出番はあまりなくなってくるぞ」


「元々ほとんどないんだが……いかんな、このままだとネタとして殉職させられかねない、少し気合を入れねば」



 既にこちら側のモヒカンとなった元敵モヒカン、ついでにスキンヘッドも少々なのだが、とにかく雑魚キャラ然とした雑魚キャラ共であるのは確かだ。


 この調子でモヒカンをゲットしていき、最後には大集団で敵の親玉、つい先程までこのモヒカン共が仕えていた対象を襲撃するとしよう。


 で、その前に重要なのが腹拵えである、本来はエリア制圧後に昼食としよう、などと考えていたのだが、敵の数が多く、また既に発見されて侵入がバレてしまったため、戦いながらではそうそう素早く制圧など出来ない。


 ということで地道に進みつつ、所々でモヒカンの仲間を増やし、ついでにあと4匹の麻呂も討伐しながら、最終的な目標を目指していくかたちにシフトしたのだ。


 そしてその最初の休憩スポットとして選択したのは、先程モヒカンがワラワラと飛び出して来た料理店のような建物。


 こういう連中に人気があるということは、間違いなくガッツリ系の効果ロリーな食事を提供してくれる店のはず。


 だが問題がひとつある、店主が善良な民であって無理矢理犯罪者共の食事を作らされているのか、それともそうではなく、自らの意志で敵側に付いているのかということだ。


 もし後者であればそれはもう敵であり、俺達に対してまともな食事を提供するとは思えない。

 間違いなく毒を盛ってくるであろうし、それ以外にも色々とやってくるに違いないな。


 ということで入店すると同時にその様子を窺い、何か隠していそうなことはないか、実は敵であるものの、表面上は取り繕ったりしていないのかを見極めていこう……



「へいらっしゃいっ……何だよお前等? 犯罪組織の方々じゃねぇのかよこのクソ共がっ!」


「おっと、わかり易い野郎で助かったな……てかお前この島国の人間じゃねぇだろ」


「だからどうしたってんだ? あっ、今まで居た客が……テメェ、俺のお客様をどこへやりやがったんだ? まだ金払って貰ってねぇのによっ!」


「そいつらなら俺様の配下となった、今は外で雑用している、それがどうかしたか?」


「配下だとぉっ? 優秀な西方新大陸の民にして、その中でもいずれ世界を統べるであろうと言われているほどに優秀な、犯罪組織の正規構成員の皆様だぞっ、テメェのようなゴミ野郎の配下となるなどあり得なげろぱっ!」


「とりあえず死んどけ、で、ここは……」


「……どうやら乗っ取りの被害に遭ったようだね、コイツは西方新大陸の犯罪組織が連れて来た料理人なのであろう」


「そういうことか、じゃあここの店主は……あそこか」



 カウンターの隅、明らかに惨殺された感じのミイラ化した遺体がひとつ、黄ばんではいるが服も帽子も白いあたり、間違いなくここの店主の成れの果てである。


 しかもよく見たら昔、というよりも乗っ取られる前のものと思しきメニュー表が、ズタズタに引き裂かれてそこらに落ちているではないか。


 破片を見てみると、どう考えても先程殺した犯罪料理人が出すようなものではない、地場産野菜をふんだんに使ったいかにもヘルシーな感じのメニュー画像が並んでいる。


 もちろん写真ではなく絵なので、そこまで詳しくは判断出来かねるのだが、どう考えても乗っ取り後、店のコンセプトまで変えてしまった様子。


 全くとんでもないことをしやがる、しやがるのだが……まぁ、大ぐらいな仲間が居るこちらとしては逆に都合が良いかも知れないな、殺害されて店を乗っ取られたこのご遺体には申し訳ないのだが……



「ご主人様、こっちにお肉が沢山ありますっ! 全部凄い量のスパイスが擦り込まれていますよっ!」


「本当だ、めっちゃいい匂いがするじゃねぇか、この雑魚、ゴミ犯罪野郎ではあるがそっちの腕は普通に料理人そのものだったんだろうな」


「殺してしまう前に料理をさせれば良かったですね、まぁもう私の回復魔法でも蘇生出来ませんが」


「確かにな、だがしょうがないさ殺してしまったものは、カレン、とりあえずそこのトマホークステーキをありったけと、それから塩コショウも追加で、マーサ、野菜の新鮮そうなのを探してくれ、火は熾してあるみたいだからサッサと焼いて食おうぜ」


『うぇ~いっ!』



 この飲食店の建物は2階建てであったため、死体が転がっているこの場所よりも、2階の広い部屋を用いて皆で食事をしようということを決定し、焼き上がった肉を持って階段を上がる。


 2階の大部屋には畳のようなものも敷かれ、普通にしゃがみ込んでローテーブルで食事をすることが出来る仕様だ。

 都市へ入ってから歩き詰めであったし、ここで少し腰を下ろして休憩しておくというのもアリだな、寝てしまいそうではあるが。


 外は洗脳したモヒカン共に見張らせているし、肉もその他の食材もなかなかのものだし、腹が一杯になったら動きたいなどとは思わなくなるに違いない。


 ゆえに休憩時間は食後1時間……と言わず2時間3時間と取って……おや、そんなことを考えながら食事をしていると、何やら外が騒がしくなったではないか。


 もしかすると別の敵集団がここに俺達が入ったことを嗅ぎ付けて、徒党を組んで襲撃に来たのかも知れない。


 少し窓を開けて様子を見て……うむ、モヒカンとスキンヘッドだらけであって、どれが味方のそれで、どれが敵のそれなのか全くわからない状況だな。


 だが少なくとも、血塗れになって生きているのか死んでいるのか、とにかく倒れ伏している雑魚が複数居ることを考えれば、間違いなく敵の襲撃によるものであると言えそうである……



「サリナ、わんころもち、また新しい『仲間になりたそうな雑魚』だぞ、ちょっと行って、サクッと洗脳してやってくれ」


「え~っ、面倒ですから、食事が終わった後でも良いですか? それまで放っておいても別に死人が増えるだけで、こっちには特に影響がないと思いますよ」


「私もそう思います、今はちょっと落ち着いてこのお肉を食べていたいです」


「そうか、それならしょうがないな、まぁお供モヒカンの数は減ってしまうが、ここは放っておくこととしよう、で、うるさいから窓閉めんぞ」



 ということでこの件は保留、窓を閉めても少しは外の声が聞こえてくるのだが、その辺りは普通の、活気に溢れた町に居ると思えばどうということはない。


 そのまま普通に食事を続け、少しぐらいなら酒も……と思って動き出し、その行動から何をするのか察した様子のミラに足を引っ張られて転倒し、頭部を強打して瀕死の重傷を負ったところで、外の様子が通常ではない、なにかがおかしいということに気付く。


 何というか、騒ぎ方がおかしいのだ、どう考えても『こちら側が勝っている戦』のものではなく、むしろ『押し込まれてもうヤバイ』ないし『一点を突破されて本陣、即ちこの店への敵の侵入を許してしまいそうだ』などといった感じである。


 これはもしかして強敵の出現か? まぁ、もし攻め込まれても俺達の相手になるような奴ではないと思うし、本気でやれば0.001秒以内に500匹程度消滅させられる程度の強さであろうが。


 それでも食事を邪魔されるのはあまり気分が良くないな、念のため窓を開けて外を確認してみよう。

 とはいえ俺はまだダメージから回復していない(面倒臭い)ため、誰かを代わりに遣る……窓際に座っているマリエルで良いか……



「すまんがマリエル、ちょっと窓を開けてくれないか」


「どうしたんですか勇者様? それはもしかして最後の望みで外が見たいとか何とかですか? そもそも柱の角に頭部を強打した程度で死なないで下さいよ」


「いやそうじゃねぇよっ! っと、あまり興奮すると傷が開く、とにかく外の様子を確認してくれ、騒ぎが戦闘によるものなのは確かだが、明らかに何かおかしいだろう? なぁマーサ」


「そうねぇ、さっきから『うわぁぁぁっ! 何だこいつらはぁぁぁっ!』とか、『こやつ、で、出来るっ、のわぁぁぁっ!』とか、『ダメだ、こんなのぜってぇ敵わねぇやっ!』とか、あと『つ……つえぇ、バケモノじゃねぇか……ぐふっ』そういった声が聞こえてきているわね、気にしてなかったけど」


「さすがにそこまできたら気にしろよな」


「う~ん、そういうことでしたら何かが起っているのは確実ですね、確かにちょっと様子を見てみた方が良さそうで……あ、はい、そういうことなんですね……」


「どうしたマリエル、どんな感じだ?」


「えっと、今ですね、何だか茶色と白のギザギザ模様の法被? を着た集団が、30人ぐらいでしょうか、こっちに……」


「こっちに?」


「いえ、今したの扉を蹴破って入って来ました、何だかハピエーヌちゃんのそれ、『ポン刀』でしたっけ? そんな感じの武器を装備していますよ」


「そりゃやべぇな、何か知らんがそこそこの戦闘集団みたいな感じじゃないか……と、来たみたいだな……」



 ちょうどルビアから受けていた回復魔法が終了し、完全な状態に戻った俺は立ち上がる。

 ドカドカと階段を駆け上がって来る音、一直線にこちらを目指しているのは確実だ。


 まぁ、きっと俺達がこの店に入ったことを確認してから接近して来たということと、それにあからさまに『裏切ったモヒカン』がここを守っているということ。


 そのふたつのポイントからして、ここに、この店舗の中に何か重大なキャラが存在しているのは確実であって、そこを目指して来るというのはよほどの馬鹿でない限り……いや、至極馬鹿そうな格好の連中が現れたのだが……



「オラァァァッ! 天誅じゃぁぁぁっ!」

「ブチ殺してやんぞおらぁぁぁっ!」

「成敗! 成敗! 成敗! 成敗!」


「……何なんだね君達は?」


「はぁっ、はぁっ……我等か、我等は『汚染組』であるっ! 天誅!」


「何が天誅だこのすっとこどっこい共め、てかお前隊長か? 良い歳して馬鹿やってんじゃねぇよ……いや、ちょっと待って、お前等臭くないか? ねぇ、その法被みたいなのの茶色いのってさ……」


「これか? これはもちろん『ウ○コ染め』だ、当然だろうっ! 天誅!」


「他人様が食事してるところにそんなもん持ち込んでんじゃねぇぇぇっ!」


「ギョェェェッ!」


『たっ、隊長ぉぉぉっ!』



 カチコミを仕掛けてきたのは何というか、『○撰組』の茶色、いやウ○コバージョンであった。

 本当に許し難い連中だな、俺達の食事休憩を邪魔するどころか、台無しにまでしてしまうとは。


 これは確実に皆殺し……いや、情報源として1匹か2匹は残して拷問し、その後に汚物として炎か熱湯で消毒してしまうべきであろう。


 まずは残りのウ○コ野郎共、汚染組といったか、とにかくその汚らしい連中の数をある程度減らしておかなくては、もちろんこの食事会場ではなく、建物の外でだが……



「うぅっ、家族同然で育った隊長を殺されてしまったではないか、こんなことって……」


「そうだっ、どうしてくれるんだ一体! 天誅に来たのに、まさか俺達が喪中になってしまうなんて」


「黙れオラ、クソつまんねぇよお前、で、この不潔野郎共! ちょっと表へ出やがれっ!」


「ダメだっ! 天誅は室内で、しかも食事中を襲うと決まっているのだっ!」


「え、そうなの? てかさっきから天誅って何のこと?」


「惚けるなっ! この中に危険でご法度な『短筒』を用いた野郎が居るのはわかってんだ、天誅!」


『天誅!』


「短筒って……もしかしてだけどさ……」



 この新○組を模しているとしか思えないカチコミ集団、そしてそれが探している『短筒』の使用者。

 で、ここで疑問となる『短筒』という存在についてなのだが、どう考えてもアレ、紋々太郎の『ハジキ』だ。


 それ以外に『短い筒』で、使用すると遠くからでもそれがわかるような凄まじい音を放ち、もちろん兵器として使用される危険なもの、そういう条件に合致するものが存在しないのだから。


 もちろんこの点については紋々太郎本人も、明らかに気付いているような反応をしている。

 懐の中にある『ハジキ』を握りしめ、万が一に備えるような構えであることが窺える姿勢。


 そして、俺と相対する、というかこのままだとすぐに死亡して退場してしまう『汚染組』のメンバーの1人が、その紋々太郎の様子を察知、同時に『ハジキ』の存在も確認したようだ……



「天誅! あったぞっ! あの者が『短筒』を持っているではないかっ! 天誅!」

「何だとっ⁉ あっ、本当だっ、貴様それをどこで手に入れたっ? 天誅!」


「……これは我が、我のみが英雄として授かった『ハジキ』なる武器である、決して君達の言う『短筒』などというものではないのだがね」


「おそうか、それはすまんかったな……って、天誅! そんなはずがなかろうっ、我等はこの都市の新支配者様に仕える暴力装置、そして唯一再現出来ない英雄武器を探して……ん? 貴様今英雄と言ったか? 天誅……」


「……うむ、我こそがこの島国の英雄、紋々太郎である」


「天誅ぅぅぅっ! ということはつまり……その『短筒』はホンモノの……俺に寄越せぇぇぇっ!」


「はいお前『天誅』って言ってない、死ね、天誅!」


「ギャァァァッ! て……天誅……」


「仲間を殺しやがった……しかもUN……じゃなくて天誅って言ってないってだけでか……家族同然じゃなかったのかお前等?」


「しかも天誅天誅うるさいですわね、声が大きいし、耳が良い子が迷惑そうにしていますわよ」



 何だかわけのわからない連中、とにかく紋々太郎の持つ『ハジキ』を狙ってやって来た、というかそもそもそれが目的の集団であるようだ。


 まぁ、自分達のことを権力者、しかも正統でない者の『暴力装置』などと言い張っている時点でもうアレなのだが、とにかくこの連中に『ハジキ』を渡してはならない。


 そんなものを与えてしまえばきっと、西方新大陸にも存在している『火縄銃のようなモノ』と組み合わせ、またろくでもない兵器を誕生させることが目に見えているからだ。


 というか、こいつらの持っている『ポン刀』のような武器、というか完全に『刀』なのだが、これも英雄武器を模したものなのであろうな。


 いや、だとすると残りふたつ、『ドス』と『パイナップル』はどこにあるのだ? 先程の雑魚キャラによる発言を参照すると、間違いなく『ハジキ』以外の英雄武器はこの地で再現されている。


 もしそれの完成度が極めて高い、ないしオリジナルを上回る威力を持ったシロモノであったとしたらどうか。


 きっと『ドス』に関しては大丈夫だが、『パイナップル』の方は相当にヤバいな、使用によって町の景観が崩壊しかねないし、西方新大陸の犯罪者共はそのようなこと、この都市の歴史的価値など気にも留めずに最大限の攻撃を加えることであろうから……



「……勇者君、この状況、討伐してしまうべきはこの連中だけではないようだね」


「そうっすね……おいお前等! 死にたくなかったら俺達に教えろ、まぁ教えても殺すが、まずお前達の持っている武器は『ポン刀』だな?」


「違うっ! これは『太刀』という武器だっ、覚えておけっ、天誅!」


「一緒じゃねぇかっ!」



 どうやら呼び方が『その筋っぽくない』様子のこの連中、というかこの地域の敵キャラは全てそうなのか。


 ここまで『ハジキ』が『短筒』、『ポン刀』が『太刀』と、それなりに合致してはいるが、知らなければ同じものを示しているとは思えない感じの呼び名である。


 まぁ、別に何が変わるわけでもないし、逆に紋々太郎の持つ英雄武器である『ハジキ』が、この後別の敵に発見されるリスクが低いと考えるとこちらにとってはメリットだ。


 それでも敵がパチモンとはいえ英雄武器を有しているのは事実、『パイナップル』、いや『パチナップル』実戦に投入されてしまう前に、どうにかしてその使用者、または使用している集団を叩かなくては。


 それは同時にこの都市の敵、西方新大陸系犯罪組織とそれに与する馬鹿共の討伐にも繋がるわけだし、一石二鳥ということで作戦を進めていければそれで良い。


 まずはこの生き残った『汚染組』の連中から、『パチモン英雄武器』についての情報を得るところからなのだが……臭くて敵わないので外ですることとしよう……



「オラッ! 今度こそ表へ出やがれ、天誅すんぞマジでお前等!」


「天誅! 決闘であるか、良かろう、天誅!」

「おいおいっ、コイツは隊長を瞬殺した野郎だぜ、さすがに今回の天誅は……天誅!」

「フンッ、このまま黙っていても殺されるだけだ、そうとなれば我等の道を示すべく……」


「ゴチャゴチャうっせぇよっ! 表出ろって言ってんだこのウ〇コ野郎共!」


『ギャァァァッ!』



 天誅汚物集団を気合のみで弾き飛ばし、その勢いで窓から外へ押し出してやる……とはいえ、誰もこの状況で食事を再開する気分にはならないであろうな、休憩は一度中断だ。


 で、外に転がっていた汚染集団のうち、どうにか生き残っていたラッキーな、いやこれから受ける責め苦を考えれば非常にアンラッキーな1匹に近付き、その辺に落ちていたバールのようなもので脛を打ち据えてやる。


 鈍い音と悲鳴、おかしな方向に曲がってしまった脚、それだけでもかなりの苦痛なのであろうが、この程度は序の口であることをわざわざ伝えてやる、それがさらなる苦痛を惹起するのだ。


 で、何でも答えるのであればそれはナシに、この場ですぐに殺してやるが、どうするかとの問い掛けに、必死で頷くウ〇コ汚染野郎。


 どうやら情報は得られそうだ、どのような敵が目的物を有しているのか、そしてこの連中や、それからこの先の敵を倒すことが、果たしてこの地域の制圧にどの程度資するのか。


 それを見極めて、可能な限り早く作戦を立て、すぐに行動に移すこととしよう……

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