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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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798 供物は多いし何かウザいし

「え~っ、次はですじゃ、少し話を変えてですの、実際に『赤ひげの玉』を開放していくにはどうしたら良いのかについてのお話ですじゃ」


「やっと、やっと本題に移るのか……」


「なお、この話は一般の探索者等にはしませんのでな、頭ボンッして死亡するのを防ぐべく、くれぐれも勇者や島国の英雄と無関係な者には教えることのなきよう願いますじゃ」


「おうよっ、ブリブリだぜっ、ささっ、早くその重要な話を」


「うむ、ではどこから始めますかの、まずは……始祖勇者の遺せし『赤ひげの玉』、その鎮座する祭壇の前まで到着後、まずはとにかく『赤いモノ』を捧げるのですじゃ」


「例えばこの赤リンゴとか、火属性のマグロとか、そういうものっすか?」


「そうですな、そのリンゴもマグロも、かなりポイントが高いと思われますゆえ、おそらくそれぞれ50ktぐらい捧げれば、それだけで玉が解放されますのじゃ」


「それは凄まじい量なんですが……」



 ようやく始まった『赤ひげの玉』の開放に関する話、だが早速無理難題を押し付けられてしまったではないか。

 赤リンゴ、火属性のマグロ、ただでさえ希少な、この地では得ることが出来ない物を、それぞれ50kt捧げるなど到底不可能だ。


 いや、しかしポイント制なのか……となればだ、まずは赤リンゴと火属性のマグををありったけ捧げる、その後何度も里と現地を往復して、とにかく『赤いモノ』を搔き集めて捧げる、そんな感じで開放していくことが可能な気がする。


 問題はその『赤いモノ』をどうやって調達するのかということと、何をどのぐらいの量捧げればポイントとやらが溜まっていくのかについてだ。


 で、それに関しては続きの説明から、玉に捧げた供物のレア度や鮮度、栄養価などによって変動するポイントを、総計で1兆ポイント蓄積させれば良いのだという。


 1兆ポイントなどとインフレの極みに達してはいるのだが、例えば黒ひげの玉のように、『仲間を生贄にしろ』などという試練の内容ではないことが実にあり難い。


 というかもう生贄に捧げるべき『要らない仲間』など居ないわけだし、モブキャラのスタッフではいくら捧げても不足してしまうであろう。


 まぁ、とにかく一旦目的地へ向かうこととしよう、往復する以上、そこへ行って帰るのにどの程度の時間を要するのかということについては把握しておかなくてはならないからな。



「よしっ、じゃあとりあえず突入部隊は現地へ行ってみましょうかね、早くしないと取り返しが付かないことになりそうだし」


「おーっ!」

「トホホ、どうして私がそんな劣悪な地下道に……」



 俺と精霊様は仕方ないとしても、リリィとマリエルの落差は実に凄まじい、やる気満々のリリィに対して嫌々で、しかも服を汚さないためジャージのような服装に着替えたマリエル。


 なお、常に無表情である紋々太郎を除いた英雄パーティーのメンバーだが、こちらの3人もほぼほぼマリエルと同じ反応をしている。


 わんころもちは露骨に嫌そうな顔をしているし、突然呼び出されて英雄パーティーのメンバーにされたうえ、いきなり過酷なミッションに従事することとなってしまったカポネとハピエーヌもそこそこ文句がありそうな顔だ。


 まぁ、3人共ここでとやかく言っても仕方がない、決定事項は覆らないということを弁えているようで、マリエルのようにグチグチと苦言を呈したりしないのが良いところである。


 で、もちろん案内係に任命されているのはこの里の出身者であるアスタ、ここまでの冒険ではイマイチ活躍の場がなかった、というかほぼ一般の遠征ばりにスタッフ雑用しかしていないのだが、最後となるここでは大活躍してくれることを期待しよう。


 そのアスタに先導され……うむ、コイツもかなり嫌々といった表情なのだが、後で引っ叩いてやろう、とにかく里の中央にある大きな井戸に到着する。


 ……と、言われていた通り、全く動こうとしない、直立不動の明らかにNPCとしか思えない『担当者』の存在を認めた、目に生気がないし、おそらくこちらが話し掛けるまで何も喋らないつもりであろう。



「……この者に話し掛ければ良いのかね?」


「ええ、そうだと思うっすよ」


「……そこの君、我々はこの井戸の中へ入り、地下へ潜りたいのだが」


『……やぁ、ここは火の魔族の里、ダンジョンに挑戦するなら届出済証を発行して貰ってくれ』

『おっ、今度は届出済証を持って来たようだな、実はそれ以外に同意書というのが欲しいんだ、それも用意してくれ』

『うむ、ここを通って良いぞ、気を付けてな……』


「一気に全部喋りやがったじゃねぇか……」



 明らかにNPCなその担当者は、最初の導入挨拶から、クエストを開始するかの如き必要なモノの提示、そしてそれを既に持っていると知ると、さらに用意されていたと思しき定型文を口にする


 もちろん同意書も取ってある俺達だが、それに関してはもう最初から提示しつつ接近したため、特に間を開けることなく次の定型文が続く。


 さて、ここから『セーブ』すると思うのだが……どう話し掛けたらその流れとなるのか、それは前に出たマリエルが話し掛ける……



「あの、えっと……回復とセーブをお願いしたいのですが……」


『……この者達に祝福あれ』


「……おぉっ、これは確かに回復魔法ですよ……全然弱っちいですが、これでは何の足しにもなりませんね」


「そりゃいつもルビアの回復魔法を受けているからな、常人……コイツが常人なのかどうかはともかく、普通の能力の奴が使う魔法なんて、俺達を全回復させるためには100回も200回もやらないと……」


「そうですね……って、やるつもりのようですよ……」


『この者達に祝福あれこの者達に祝福あれこの者達に祝福あれこの者達に祝福あれこここここっ……こここっ、こっこのモチモチ……』


「何か壊れちゃいましたね」


「あぁ、セーブとやらはどうするんだろうな?」



 延々と微弱な回復魔法を放ち続けるNPC担当者、どう考えてもおかしくなっているのだが、俺達にそれを治す技術もないし、そもそもそうしなくてはならない義務も存在しない。


 まぁ、ほんの少しずつではあるが、体力は回復し、英雄パーティーのメンバーらについてはもう全回復、体力が漲った状態になっている様子。


 俺もマリエルもそろそろそんな感じなのだが……リリィと精霊様を完全な状態まで持っていくのはかなり難しいはずだ。


 特に精霊様は、元来底なしの体力と魔力、そして万が一キャパオーバーしたとしても、おそらくは中で色々と圧縮することにより、さらにスペースを空けることも可能であるに違いない。


 つまりこのままこのNPCが回復魔法連打を続けたとしても、いつまでもその作業が終わらず、前へ進むこともないということになるのだ。


 だがセーブはともかく、届出済証や同意書の確認をもって、俺達はこの井戸の中へ入る権利を獲得している。

 ならばもうセーブなど無視して、このまま先へ進んでしまっても……構わないというわけではないらしい。


 サッサと先へ進もうと井戸の縁に足を掛けた俺であったが、全くの無表情のままのそのNPCによって、ガシッと肩を掴まれ、制止されたのだ……



「おい何だよお前? もう回復魔法とか良いから、先を急いでいるんだよ俺達は、よってその手を離さないと引き千切る、どうする?」


『この者達に祝福あれこの者達に祝福あれこの者達に祝福あれ……ここでセーブしていくかね? この者達に祝福あれこの者達に祝福あれ……ゆうべはおたのしみでしたねっ!』


「うるせぇよボケがっ! だがとりあえず『はい』だ、セーブとやらをしても構わないぞ」


『そうかそうか、ではそこのお前からだ』


「俺から? まとめて全員分じゃいけないのか?」


『もちろんセーブは個別だ、では……ふむ、お前は異世界勇者で……20年と少し前に異世界で誕生、幼き頃より馬鹿でアホで、しかも粗暴で性格も悪く、馬鹿ゆえ丈夫で風邪もひかず、家系的にも長生きしそうだと判断され、付いたあだ名が固定負債。成長期に入ると度々暴力事件を起こし、その度に適当な言い訳をして逃げることを繰り返し、そんな状況であるにも拘らずこれからは大卒の時代だ、などとほざき出す始末。挙句名前さえ書ければトップ合格及び主席卒業が確定と目される超Fラン大学に、2浪したうえでようやく補欠合格するなど……』


「おいやめろぉぉぉっ!」


『ぶちゅぅぅぅっ!』


「あっ、殺しちゃダメじゃないの」


「だってよ精霊様、コイツが俺の秘密にしたかった過去をベラベラと」


「大丈夫よ、秘密になんかしなくたって、概ね今もそんな感じじゃないの」


「そうでしたか……」



 本当に失礼なことを言う担当者であったのだが、どうやって俺の過去情報、それもこの世界ではなく、転移して来る前の世界で経験したことを知ったのであろうか。


 まぁ、ムカついたのと動揺したが合わさって、うっかりその担当者を殺害してしまった、つまり殴っても返事を得られない今では、どうしてなのかということを聞き出すすべはないのだが。


 と、良く考えたらこのセーブ、俺のような20年そこらしか生きていない若造でもかなり長くなるもの。

 歳を重ねるごとにその『セーブに係る記述』は長くなり、完了までにそれなりの時間を要するということだ。


 精霊様がそれを受けたらどうなるか? きっと1日や2日では終わらない、至極膨大な情報の中に、本当に、俺のモノなどミジンコレベルの恥ずかしい過去情報が含まれていたことであろう。


 となると、俺が殺らなかったとしても、いずれは誰かの手によってこの担当者が殺されていた……いや、いずれ殺されていたというか何というか、既に……



「なぁ、副魔王はどうやってここを通過したんだろうな? セーブで、しかも出生から現在に至るまでの膨大な個人情報をここで口に出されて告げられるわけだろう? そんなの現段階で終わっているわけないじゃないか」


「確かにそうですね、人族、というか私や勇者様、わんころもちさんぐらいの年齢でしたらまだそんなに長くはなりませんが、魔族の、しかも立場的に上位の方の年齢となると……1週間やそこらでは終わりそうもありませんね」


「……某国の王女さん、その中には我が含まれていないようだが?」


「ええ、さすがにちょっと年齢的にですね」



 紋々太郎が実質的にディスられ、おそらくグラサンの下で半泣きになっているのであろうが、いつもそれレベルのディスりに耐えている俺をむしろ尊敬して欲しい。


 で、それはともかくだ、副魔王の『セーブ』、これが今は死体となった担当者による強制的なイベントであったとしたら、今現在もまだこの場で、延々と自分の過去を振り返るムカつく馬鹿の話を聞かされているはずだ。


 それがそうではないということは、おそらく副魔王の奴も実力行使でここを突破したということであろう。


 いや、だとしたら当たり前のようにここに居たこの担当者は何なのだ? 俺が無視して先へ進もうと思った際には、ガシッと肩を掴んで制止してきたのである。


 もし副魔王もそういった感じで留められたのだとしたら、殺害していないにしてもその掴んだ腕の1本程度、当たり前に消滅させているはずなのだ……



「なんだかわけがわからないな、コイツ、代わりが居るのか?」


「ストックがあるんじゃないかしら? ほら、普通の人間じゃないみたいだし、きっとそうよ」


「ご主人様、どうでも良いから早く行きましょう、もう邪魔する人も居なくなったんですから」


「だな、じゃあ入ろうぜ、とにかく最初は距離の把握だ」


『うぇ~いっ』



 ということで順番に井戸へ入り、ロープを伝って降りた先で全員の集合を確認する、よし、誰も逃げ出してはいないようだ、いないようだが……


 俺が忘れ物をしてしまったではないか、すぐに開くことが出来るようにと手に持っていたマップの類である。

 それをあの担当者を殺害した際、一旦地面に置いたのを忘れ、そのまま来てしまったではないか。


 精霊様に頼んで、飛んで取りに行って貰うか? いや、そんなことをしたら代金を請求されるに違いない、そしてそれはハピエーヌにしても同じであろう。


 ここは少し待って貰って、自力でロープを伝って取りに行くしかないな……



「すまん、さっきのあの馬鹿担当者のせいでマップを上に忘れた、ちょっと待っていてくれ」


「待機料金は1分毎に鉄貨1枚よ、急ぎなさい」


「結局金取られんのかよ……」



 おそらく2分程度は掛かるであろうと予想し、余剰分も含めて手持ちの鉄貨3枚を全て精霊様に渡しておく。

 手持ち財産を全て失ってしまったのだが、財布が軽くなった分俺の素早さは1上がった。


 この感じであれば1分でいって帰って来ることが出来そうだ、早く行って早く戻って、より多くの鉄貨を精霊様から取り戻すこととしよう。


 そう思って駆け出し、バッと掴んだロープを登っているレンジャー勇者様たるこの俺様。

 澄んだ空気に太陽が眩しい地上へ出たその俺様が目にした光景は、とんでもないモノであった……



『やぁ、ここでセーブしていくかね?』


「復活してんじゃねぇぇぇっ! てかまだグッチョグチョじゃねぇかっ! 完全に再生してから喋れや、あと再生じゃなくてさ、死体が消えてリポップするとかさ、あるだろうもっとやり方がっ!」


『やぁ、ここでセーブしていくかね?』


「きめぇんだよボケがぁぁぁっ!」


『ぶちゅぅぅぅっ!』



 どうやら『再生するタイプ』であった様子の担当者、鬱陶しいのでもう一度ブチ殺し、今度はしばらく再生できないほどに粉々にしてやった。


 しかし厄介だな、もしここの地下道の最深部と、それから『赤いモノ』の調達原泉を行き来するのだとしたら、毎度のように復活している担当者とのやり取りが生じることとなる。


 正直なところそんなことをしている暇ではないし、毎回、目が合った瞬間にブチ殺すというのも倫理的にどうかと思う。

 とはいえまともに相手にしていたら時間が……と、そうであった、今は時間がなかったのだ。


 その後、ダッシュで戻った俺であったのだが、精霊様からは不足分としてさらに鉄貨3枚の請求を受けた。

 もちろんそんな大金は持ち合わせていないため、ツケにでもしておいてくれと頼む、まぁ踏み倒してやろう。


 で、何はともあれマップは……回収してくるのを忘れたではないか、もう一度行かなくてはならない……



「すまん、担当者が復活していやがってよ、あまりのキモさにマップの回収を失念した、もう一度行って来る」


「延長料金は5秒毎に銅貨1枚よ、いってらっしゃい」


「すげぇボッタクリじゃねぇか……」



 冗談ではないということで、もう一度ダッシュを掛けて井戸に垂れ下がったロープを登って行く。

 今度はすぐに戻るわけだし、担当者の馬鹿野郎も相当程度に破壊しているし、きっと大丈夫であろう……



『やぁ、ここでセーブしていくかね?』


「ほとんど肉片の集合体じゃねぇかぁぁぁっ!」


『ぶちゅぅぅぅっ!』


「クソッ、どういう状況にあっても復活だけはするんだな、形状がどうとかは関係ないのか、いや、でもどのぐらいの時間経過で……」


『ちょっとーっ! 早くしないともう金貨を頂くことになるわよーっ!』


「ぬぉぉぉっ! ちょっと待て、待ってくれっ、今戻る……じゃなくてマップを、しまった風で……ぬわぁぁぁっ!」



 強風で舞ってしまったマップやその他必要資料等を回収し、ようやく井戸の底へと戻った際には、既に精霊様の『待機料金』が天文学的な数字になってしまっていた。


 仕方ないのでマリエルに土下座して、そのポケットマネーで肩代わりして貰ったのだが、何というかイマイチ納得がいかないな……そもそもどうして俺が精霊様なんぞに金を払わなくてはいけないのだ。



「それで、ずいぶん時間が掛かっていたようだけど、上で何があったの?」


「担当者がまた復活していやがってよ、しかもほとんど再生してないのに、蘇生だけはしてやがったんだ、それからこのマップが風で飛ばされたり何だりして……」


「ちょっと待って、あの担当者、さっきのほんのちょっとの隙に蘇生していたの?」


「あぁそうだ、同じ定型文で俺に話し掛けてきやがったから間違いないぞ」


「で、風に舞ったマップとか何とかを搔き集めている間は?」


「復活しなかったな、まだ動きもしない肉片が散乱していたぞ」


「おかしいわね、あんたが帰って来るまでの時間の方が長かったわよ、明らかに、それなのに復活していないと……ちょっと待っててね」


「お、おう、何のつもりなんだ精霊様は?」



 何かに気付いた感じで飛び立って行く精霊様、直後に『気持ち悪いっ!』というその精霊様の叫び声と、明らかに強力すぎる、人里で使用して良いものではない次元の攻撃音が聞こえた。


 直後、精霊様はふわりと、パンツ丸見えの状態で井戸を降りて来る……右側が食い込んでいるようだ、後で後ろから襲撃しつつ直してやろう。


 で、そんなパンツ食い込みの精霊様が言うには、やはりあの担当者の奴が再び蘇生して、先程よりもさらに気持ち悪いであろう状態で精霊様を迎え、定型文を口にした……というか発したのだという、おそらくもう口という器官は存在していない。



「それで、奴が蘇生するタイミングについて、何かわかったことがあるのか?」


「ええ、たぶん人が居なくなると蘇生するの、つまり、セーブした集団が全員中へ入って行ったら、担当者もリセットされる感じよね」


「なるほど、それがリポップする魔力をケチって、そのままの姿で、しかもあの弱っちい回復魔法で再生しつつって感じなのか」


「間違いないわ、あの感じだとしょっちゅうムカついた探索者に殴られたり殺されたりしているだろうし、まぁ、でもあんなにメチャクチャに破壊されるとは思わなかったでしょうね」


「あぁ、しかしこれなら対策が立てられるな、ハピエーヌ、じゃなかったNEW新キジマ―、ちょっと行って誰か呼んで来てくれ」


「うぃっ」



 これで鬱陶しい担当者の問題はどうにかなりそうな予感だ、次はこの先、溶岩が溢れ出すというこの地下道を攻略しつつ、終着点までの道程を覚え、往復に要する時間を探っていくこととしよう……

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