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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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779 募集

『ギャァァァッ! し……死んでしまう……』


「何が死んでしまうだ、殺してんだから当たり前だろうよ」


「この人族のジジィ共は軟弱ねぇ、もう意識を失いかけているわよ」


「それに比べてさすがは魔族よね、この金の変なの、ここまでされてめっちゃ生きているじゃないの」


「あぁ、少なくとも大魔将かそれ以上の力は持っていたからな、もう俺達の敵ではないが」


「でもご主人様は負けて……いてててっ!」



 懲りずに余計なことを言うカレンはともかく、ミラはゴールデン屋台のおっさんの表面の金を回収し終え、旅館従業員らもそこそこ満足した様子。


 あとはこのゴールデンが息絶えるところまで見届けて、ついでにこの温泉街を救ったことに対する謝礼も兼ねた金銭や物品を受け取って、それからここを発つのだ。


 いや、この温泉街がこうなったのはそもそも俺達のせいだと? そんなはずはない、俺達が来たからこうなってしまったなどということはまずありえないのである。


 ということで、先に死んでしまった旅館の役員、いや元役員共の薄汚れた惨殺死体を除去し、最後に残った、この事件の黒幕に繋がる、つまりこの場において最も強大で罪深かった敵の処刑に集中することとしよう。


 攻撃を加えるのはやはり旅館従業員ら、そしてノーマル屋台のおっさんによって仲間を殺害されまくり、もはや半分以下となってしまった遠征スタッフらだ。



『ギョェェェェッ!』


「ふんっ、無様な奴だな、あんなに粋がっていたというのに、最後は名もなき雑魚キャラに寄って集ってブチ殺されるとは」


「ご主人様にとっては他人ごとでは済まないと思いますの……いえいえ、何でもありませんわよ」


「おいユリナ、何だか失礼な物言いをしていたようだな」


「ひぃぃぃっ! 何かの勘違いですのっ!」



 ユリナまでも余計なことを言いやがって、と、そう思っている間にゴールデン屋台のおっさんは急速に弱り、遂には声を発することさえしなくなってしまった。


 まぁ、最初にミラが斬った際の傷が最大ダメージであり、それが致命傷になったのであろうが、とにかくここまで苦しめることが出来たのはそこそこの成果だ。


 ということでこちらも薄汚い死体となり果て、表面の金がないゆえ全くの価値もない……と、溢れ出していた黄金の汁は棄ててしまって構わないのか? 価値のある物質では……なさそうだな、ミラも精霊様も反応していないし……



「よし、じゃあお礼の品でも受け取って出発しようか、主に海産物で長持ちするものをな」


「ご主人様、スルメ……」


「はいはいスルメな、あとは……面倒臭せぇ、生簀ごと活きたまま貰っていこうぜっ」


『うぇ~いっ!』



 ということで新たにこの温泉旅館の最上位となった支配人と交渉、どうせしばらくは営業することが出来ないとのことで、望み通り生簀ごと海産物を頂戴することに成功した。


 だが金銭の方はイマイチ、それでもあの役員共から、盗撮の代償として奪ったものがあるのだが、それ以上を受け取ることは出来なかったのである。


 まぁ、温泉旅館の立て直しのために、役員共の遺産は全て使用する必要があるわけだし、この辺りは我慢しておくこととしよう。


 最後にクズ共の死体を棄てた場所に唾を吐き、そのまま旅館従業員に見送られて北の大地を後にする。


 確かに温泉は堪能することが出来たものの、食事に関しては敵の討伐前につき、そこまでリラックスして楽しむことが出来なかったのが悔やまれるな。


 まぁ、それもこれもわけのわからない仕掛けを用意し、俺達を倒す、いや足止めしようと企んだ副魔王の奴のせいである。


 次の目的地、『赤ひげの玉』を開放すべき場所においては、必ずやこちらが先制攻撃を仕掛け、アッと言わせてやらねば、ついでに完全なる身柄の確保を成し遂げなくてはならない。



「そういえば勇者様、何か忘れているような気がしませんか? どういうわけか船内にオーラが足りないというか……」


「ん? 特に忘れ物はしていないはずだぞ、マリエル、ひょっとして財布を忘れたんじゃないのか? まず間違いなく言えることだが、この世界で最も強いオーラを放っているのはマリエルの財布だぞ」


「お財布は……忘れていませんよ、ほら、中身もちゃんと金貨2万枚、キッチリ入っていますから」


「どうやってその掌サイズのがま口に金貨を2万枚も……」



 金持ち王女様のマリエルがおかしなことを言っているものの、特に何かを忘れたような気はしない。

 結局そのまま船は進み始め、しばらくすると先程まで滞在していた北の大地は、遥か先に見える海峡の向こうとなっていた……



 ※※※



「よし、だいぶ人数は減ってしまったが、これからどうしようか?」


「……勇者君、まずは我々の拠点に立ち寄って頂きたいところだよ、ダンゴの補給もしておきたいし、何よりも仲間を補給したいのであろう?」


「仲間って消耗品なんだ……でもまぁそうっすね、とりあえず岡や……じゃねぇや、白桃とダンゴの地へ戻って、そこでついでに……イヌとサルのキャラはどうするんすか?」


「……それも『補給』しておきたいね、イヌマ―もサルヤマーも、今度はもう少し真っ当なものを選抜したいよ、ただ時間がないゆえ、今回も使い捨てのような雑魚キャラになってしまうかも知れないがね」


「あの変なシャブ中のじゃなきゃ大丈夫だと思いますよ、ということでとりあえず『英雄拠点』を目指しましょうか」



 紋々太郎の拠点には、もう何もかも、とんでもなく色々なモノが置き去りとなっている状態だ。

 少し前に長期滞在した『でらうみゃーっ』の地では、必要なほとんどのモノを回収しているにも拘らずだ。


 そして紋々太郎の英雄武器であるハジキが指し示す次の目的地についても、普通に英雄拠点の近くを通って移動して構わない、そんな方角を指し示しているというからナイスである。


 しかし、だからといって無駄に長期滞在しているわけにはいかないな、期限は長いとはいえ、それが刻々と迫っているのは確かなのだ。


 それゆえ、今のうちに『英雄拠点で何をすべきか』について詰めておくこと、そして到着後はそこで決まったことを速やかに実行し、可能な限り早く本来のルートに復帰しなくてはならない。


 ということでまずは作戦会議だ、空駆ける船の食堂に主要メンバーで集合し、話し合いを始める……



「え~っと、まずは物資を補給して、その間に新たなスタッフの募集だよな、勇者殿、他には何かあるか?」


「物資……人員……あとはエッチな本の最新号ぐらいだな、バックナンバーも3ヵ月分程度含めて積み込んでおこう」


「ご主人様、それは最初から『物資』のリストに入っていますよ」


「どうしてそんなモノが……」



 エッチな本については、きっとスタッフの中の何者か、おそらく調達担当者が物資リストの中に忍ばせたのであろうが、読み終わった後は燃料にもなるし、あって困るようなものではない。


 そもそもスタッフ連中は今回の件でもわかったはずだが、いつ敵の攻撃によって死亡したとしてもおかしくはないのだ。


 つまり、これ以降はより一層エッチな本の需要が高まるはずであり、もう1人1冊、好きなものを定期購読させても構わない程度には必要とされる物資である。


 で、そんなことはどうでも良いとして、そもそもの減ってしまったスタッフの募集だ、これを迅速に、しかも優秀な奴を選抜していくためには、通常のやり方でない方法を考案しないとならない……



「……うむ、およそ500人か、となると……拠点に到着する少し前に比較的大きな町がある、そこで募集しようではないか」


「てことはあれっすか、そこへいったん降りて、そこで募集を掛けて拠点に集合させると?」


「……いや、それよりも良い方法がある、上空からビラを撒くのだよ、それを拾って、そしてやる気のある者は1日以内に我等英雄の拠点へ来いと、先着で500名様を誉ある遠征スタッフとして採用する(命の保証は一切ない)としてだ」


「なるほど、それならば、その方法ならば労せずして人を集めることが出来ると、しかしビラを作成すること、そしてその撒いたものを拾わせることがネックになりそうな……」


「ご主人様、それは間違いなく大丈夫ですよ、これまでのエッチな本をバラして、その裏に募集要項を書いておけば良いんです」


「ほうほう、確かに屈強な野郎であれば空から舞い降りたエッチな本の断片を拾わないわけがないからな、その裏にも何かエッチな情報があると思って読むはずだ、よしっ、それでいこうっ!」


「どうしてそれでいこうと思えるのかしらこの異世界人は……」



 俺とルビアで勝手に盛り上がってしまったのだが、ビラ撒きに使う紙の調達方法としてはそれが良いと、一定の賛同は得られたようである。


 後はまぁ、適当に募集要項、参加希望者の集合場所とその締切を記載して、拾った瞬間に走り出した者、つまり故郷を棄ててどうこうを迷う必要がない、さらにその中で上位500人となる体力のある者を選別しよう。



「で、こんな感じで集まるんすかね? 意外と100人ぐらいしか来ないとか……」


「……それについては大丈夫だと思うよ、以前に人口1,000の小さな村で、英雄パーティーの臨時日雇い低給雑用を2名募集したことがあってね、そのときには募集開始7秒で11,000程度の応募があったのだよ」


「7秒でそんなにっ⁉ てかおよそ1万人はどこから出てきたんでしょうね?」


「……うむ、どうやら雑用がしたくて墓から蘇ったそうだよ、どおりでゾンビやスケルトンみたいなのが多いなとは思ったのだがね」


「あ、ゾンビでしたか……いや、人口の10倍って相当前のやつまで蘇っているような……」



 少し謎ではある、いや実際にそのようなことが生じれば相当な事態なのだが、人間が集まり易いというのであればもう何でも構わない。


 とにかくスタッフに関しては追加で500人、温泉街での戦いによって死亡してしまった分の補充を済ませてからでないとまともに組織が回らないのだ。


 なお、遠征スタッフの具体的な仕事としては、移動手段に使用している乗り物の維持と管理、食料やその他物資の積み込み、あとは調理や洗濯やその他諸々の事項、つまりかなり『重要な雑用』を全てこなしている。


 ちなみに遠征スタッフとして働くことによって得られるのは唯一やりがいのみ、また、この遠征の終了に伴って地元に帰った際に得られるのは、勇者や英雄の活動に従事したという経歴のみだ。


 それでも募集すれば人が来るのだから、この遠征軍、とりわけこの島国における英雄の存在感というのは凄まじいものがあるな。


 で、その存在感がある英雄のパーティーは本来4人で固定、今は死んでしまった、というか不要であるため殺処分したイヌマ―とサルヤマーの馬鹿の分、欠員が出てしまっている状態である……



「それで、英雄パーティーの補充はどうするのかしら?」


「……あぁ、スタッフ選別に要する時間にもよると思うが、最悪その辺に居る野生の者でも構わないよ、使い潰して、また余裕があるときに正規で募集すれば良いからね」


「それか英雄様、スタッフ募集の際にやって来た『それっぽい人』を採用してしまうと良いかも知れませんよ、チンパンジーの方が来るかわかりませんが、『サルっぽい人』であれば絶対に探せば居られますし」


「……うむ、どこぞの王女さんの言う通りだね、適当に、枠外としてその2つに合致する者を探してみよう、良い者を発見することが出来ればそのまま使えば良いし、試用期間でダメそうであれば、コンクリに詰めにして海へでも棄てれば良いからね」



 これで欠員となっていた英雄パーティーの補充の方法についてもおおよそ決まったこととなる。

 あとは普通に、寄り道などせずまっすぐに英雄拠点を目指せば良いだけだな……



 ※※※



「はいっ! これよりビラ撒きをしま~っす……はいそこ裏のエッチな本の断片を読まない、興奮しないっ!」


『うぇ~いっ』


「では町が見えてきました、かなり大きな町です、風向きは……わかんねぇや、とりあえず投下!」


『うぇ~いっ!』



 バサバサと音を立てて舞い落ちていくビラ、表面には有害図書の一部が、そして裏面には遠征スタッフの募集要項が書かれている。


 それをおよそ5,000枚、上空から投下して……かなりの割合で意味不明な方角へ飛んで行ってしまったようだ、大半が毒の沼地や巨大人喰い植物の間合いに落ちてしまっているようだが、スタッフに合格するような強者であれば、きっとその程度は搔い潜ってビラを拾うはず。


 ……と、早速反応している連中が居るようだな、米粒のようにしか見えないが、主に毒の沼地に突入、瀕死になりながら目的物であるエッチな本の断片を拾い……満足を得てそのまま沈んで行く者が多い。



「あっ……あ~、あっちの方で一番だった人、変な草に食べられちゃいました」


「しょうがない雑魚ばっかりだな、こんなので本当に優秀な人材が集まるのか不安だぜ」


「……うむ、ここの連中は少し軟弱なようだね、だがこの状況を勝ち抜く者だ、きっと目的地に到着するメンバーはそこそこの力を有しているに違いない……そう信じたいところだね」



 毒の沼地や人喰いの動植物に殺されまくっている候補者達、現状はほとんどがエッチな本の断片に反応しているだけなのだが、見事それを獲得した暁には裏面もご覧になるはず。


 そこで裏面の記載にも反応し、明日の正午までにこのすぐ近くにある英雄の拠点へ到着するというのは、おそらく通常程度の、こんな場所で死に晒しているような雑魚には不可能な話。


 ということで気楽に待つとしよう、俺達の下へ到達した猛者はホンモノの猛者であるということを信じてだ……



「うむ、じゃあ期待を込めつつ先に行って待っていようぜ、他にもやることは沢山あるわけだしな」


「そうですよご主人様、まずは食べ物です、スルメもそろそろなくなってきたし……」


「スルメがなくなってきたのはリリィがずっと齧っているからだろうに、まぁ良いや、着陸すれば何か美味いものがあるさ」


「うぇ~いっ!」



 テンション高めのリリィは未だにスルメを齧っているのだが、この空の旅の最中はずっとそんな感じであった気がする。


 せめて風呂場にまでスルメ、というかそんな湿気の多い場所へ乾物を持ち込むのはやめさせたいのだが……まぁ、それは後程としよう。


 で、俺達の乗った空駆ける船はそのまま英雄拠点たる例の場所へと向かう、接近するとすぐに地上の人間が気付き、英雄たる紋々太郎の船だとわかると必死で手を振っていた。


 目的地上空まで到着したのはそれからすぐ、スタッフの募集の際に設定した期限まではまだ20時間近くあるのだが……なんと、もう到着し、待機している奴が居るではないか……



 ※※※



「……え~っと、上空から撒かれたビラを見てここまで来た方?」


「はいっ! その通りにございますっ!」


「英雄、勇者連合軍の遠征スタッフに入りたいと?」


「いえっ! 別にどうでも良いですっ! ただこのエッチな本のほかの部分が気になってっ! 周囲に散っていたものは野生の強敵を倒しつつ、ライバルも蹴散らして確保したのですがっ! やはり不足しているページがございましてっ! もしかしたら裏に書いてあったこの場所へ来ればどうかと思いっ! つい先程町を出発してっ! ここまで来たのですっ!」


「……つまり君、遠征軍には入りたくないのかね?」


「いえっ! 入りたいかどうかはさておきっ! ここまでおよそ100km程度の距離! 到着に10分以上要してしまうこの私にはっ! イマイチそのセンスがないものかと存じますっ!」


「いやめっちゃセンスあるだろうよ……」



 降り立った地上にて、現地民への挨拶もそこそこにして、最初に接触したのは一番乗りであったという筋肉団員ばりのゴリマッチョ野郎。


 無駄にエロそうな顔をしていやがる、見かけで判断するのは申し訳ないが、およそ100kmの道程を、エッチな本の続き見たさに10分で駆け抜けてもおかしくはないビジュアルの野郎である。


 で、コイツはもう無条件で合格なのだが……他の連中、そこには既に10名を超える『到達者』が待機しているのだが、どいつもこいつもキモめのマッチョ野郎ばかり、少し見た目がよろしくないな。


 こいつらは確かに強く、そして素早い、だが無条件に採用したとして、こういうのばかりが船内を跋扈するというのは如何なものか。


 もしかすると、いやかなり高い確率で、俺達の神聖な移動手段が、空駆けるマッチョの箱舟になってしまうであろう。


 そうなってしまった場合の責任、特に俺以外の勇者パーティーメンバーから『キモい』と言う苦情が出た際の責任、それを負うつもりは更々ない。


 となれば……ここは紋々太郎に判断して貰うこととしよう、先程から何やら考えているようだし、もしかするとこのキモマッチョ共を有効活用する手段について策を思い付くかも知れないしな……



「ということで紋々太郎さん、どうしますかこいつら?」


「……うむ、今考えたんだがね、次の『サルヤマー』、つまり『新サルヤマー』だね、これはゴリラでいこうと思うのだよ」


「ゴリラで? しかしこいつらは単にマッチョな人族であって、ここから更にトレーニングを重ねたとしても、ゴリラにクラスチェンジするまではちょっと時間が……」


「……いや、大丈夫だよ、ここでは少しダンゴを用いることになるがね」



 突如として『新サルヤマー』、しかも今度はゴリラだと主張し出した紋々太郎であるが、その意図は何であるのか。

 とにかく目の前のゴリマッチョ(変態)共を用いて何かするつもりなのであろうが、それはわからない。


 その辺に居た現地住民に依頼し、到達マッチョ全員分のダンゴを持って来させたところまでは良いが……果たしてここから何をするつもりなのか、とりあえず事態を見守ることとしよう、きっと凄く良いことが起るのだ……

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