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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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773 ご指摘の点

「ほれっ、ちゃんとゴシゴシ洗うんだっ」


「わふっ、耳は自分で洗いますからっ、ちょっとっ」


「動くなってば……ん、マーサが気付いたようだな、精霊様も出て来るぞ」



 カレンの頭をわっしゃわっしゃと洗いながら会話する声を誤魔化しつつ、その音で両隣の部屋に俺達が露天風呂へ出て来ていることを気付かせる。


 マーサに関しては先程までも接触していたのだが、精霊様は本当に久しぶり……でもないが、とにかく最初にこの露天風呂へ入って以来の顔合わせだ。


 で、気付いた2人が中へ戻り、すぐにその他全員を引き連れ、風呂の準備をして出て来る。

 というか話は既に伝わっていたようだ、イベントの開始を30分遅らせる、その情報だけで何がしたいのかを把握するには十分であったらしいな。


 そして当然、隣を隔てているゆえなかなか様子を窺うことが出来ていなかった悪魔娘部屋からも、3人が揃って風呂に入る準備を整えた状態で出て来る。


 ここからは適当な話をしつつ、やるべきことも決めていかなくてはならないのだが……両端の部屋はどうやら外の盗聴豚野郎に気付いていないようだな、アレの詳細な動きがわかったのはカレンとマーサだけということか。



「いや~、この後あの盗撮犯共が処刑されるの、実に楽しみだな~(盗聴されている、余計なことは喋るな)」


「あら勇者様、あまりにも残虐な光景で、せっかく食べたものを戻しても知らないわよ(台詞と内心を使い分けるにしても無理があるわよ)」


「全くだ、主殿はいつも強がっておきながらヘタレな所があるからな(とりあえずユリナ様達にもそのことを伝えておこう)」


「いやいやいやいや、俺とか最強だし、ちょっとグロい処刑ぐらいでゲロ吐いたりとかしないし(頼んだぞ、とにかく敵に悟られないようにするんだ)」



 どうしてこれで『内心』が伝わるのかは謎だが、常に一緒に行動しているがゆえ、以心伝心の仲となってしまっているということなのであろう。


 とにかく話を進め、一旦はそれぞれの部屋ごとに下の階へ行き、案内された部屋で適当に待機する。

 そしてある程度時間が経過したところで、他の部屋の仲間が来ていなかったら指摘をしてみる感じだ。


 その際、まずは『どうして誰も来ないのだ? 刻限の延期は伝えて貰ったが、その移動先の時刻を間違えたのではないか?』ということを聞いてみることとした。


 これにより、俺達が分断されていることに気付いているのではなく、単に伝達ミスが生じているがゆえこのような事態になっているのではないかと感じている、そう思わせることが(たぶん)可能になるはず。


 もちろん敵、またはその黒幕的存在が、通常有していなくてはならない程度の知能があるとしたら話は別。

 こちらの動きの怪しさにはすぐに気付き、逆に『わかっていない振り返し』を使ってくるに違いない。


 そうすればこちらは良くわからない方向に誘導され、さらに悪い状況へと誘われてしまう可能性がある。

 いや、その危険性を有しているのはこの部屋、つまり賢い系のキャラが存在しない俺の部屋だけであるというのも、十分に言えてしまうことゆえ情けないな。


 しかしだ、どうせ今回の敵も信じられないぐらいの馬鹿である、そのことは容易に想像出来てしまう。

 どうせ馬鹿が、馬鹿馬鹿しい理由でこの馬鹿としか思えない攻撃を仕掛けている、そうに違いないのだ。


 もし本当に賢い敵であれば、こんな回りくどい仕掛けを用意することもないし、そもそも露天風呂の空間接続を絶っていないなどというミスは犯さないはずである。


 ということで今回もおおよその例に漏れず、『敵は大馬鹿者』という仮定の下に動くのが妥当だ。

 きっと作戦は上手くいくし、上手くいかなかったとしても、勇者パーティー得意のゴリ押しがあればどうにかなる。


 まずは残りの部分を詰めておこう、全員でほぼ同じ行動を取り、分断されつつもシンクロした動きで敵を翻弄するのだ……



「いや~、そろそろ時間かな? 行った方が良いかも知れないぞ(で、もし指摘後10分経って他の仲間が来なかったらだ、出直して来るから伝達をしっかりしろと言って席を立つ)」


「ちょっと待ちなさい、リリィちゃん、最後に肩まで浸かって、100数えてから出るのが良いとされているわ(その後はこの場所に集結して、全員で同じ部屋から出るのね、そしたら旅館ごと一気に滅ぼせば良いと)」


「そういうことだぞリリィ(それと皆もわかったか?)」



 ということで作戦も決定、リリィが100数えるのを待って皆で湯から上がり、それぞれの部屋、分断された空間へと戻って行く。


 ここからしばらくはまた別行動だ、打合せ通りに動き、必ずや敵を打ち滅ぼしてくれん。

 その決意を胸に、まずは体を拭いてそれなりの服装に着替える、まぁ、用意されている浴衣的なもので良いであろう……



「ほらカレン、ちゃんと頭を拭け(グヘヘヘッ、ルビアのおっぱいボイーンッだぜっ)」


「あの、何だかご主人様の至極くだらない内心が読み取れるようになってしまったようなんですが……」


「何を言っているんだルビアは? わけのわからない奴だな(ムヒョーッ! 良い尻してんじゃねぇか、知ってたけどな、ブヒヒヒッ)」


「・・・・・・・・・・」



 何だか良くわからない感じのことを言っているルビアはさておき、着替えを終えた俺達はいよいよ部屋を出て階段を降り、処刑イベントが執り行われるべき部屋へと向かう。


 途中から仲居さんが誘導してくれたのだが、おそらくこの仲居さんには他の部屋の仲間、俺達とは別の次元に居る勇者パーティーのメンバーも見えているのでは……と、1人動きがおかしい仲居さんがいるな。


 隣を歩いていたカレンもそれに気付いたようで、ちょこちょこっと俺に近付き、コソッと耳打ちをする、ちなみに背が低すぎて耳までは届いていない。



『ご主人様、あの人誰かと話をしているみたいですよ、てか空気とお話ししてます』


『いや、あそこに誰か居るんだ、間違いなく他の部屋の仲間がそこに居て、その仲間が居る空間との接続が保たれている仲居さんはそれと話が出来るんだ、わかるか?』


『ぜんっぜんわかりません……』


『そうか、これ以上混乱すると困るからな、もう聞かなかったことにするんだ』



 前を行っているのが一体どの部屋の仲間なのかはわからないが、風呂上がりに行動が素早いとなると、比較的髪が短い者ばかりのセラの部屋か、精霊様は元々乾かす必要がないからな。


 しかしかなり離れて誘導されているな、そう思いつつ後ろを振り返ると、かなり先でお辞儀を繰り返す仲居さんの姿。


 やはり怪しいことにならぬよう、お互いの部屋同士が触れ合わないような感じで誘導しているのか。

 近くに居る仲間と会話さえしないのは異常だし、その様子を仲居さんや一般のスタッフに見せないように配慮しているのは確実。


 そして上で案内係の仲居さんがやたらにヘコヘコしている、いや命じられてそうしているのも、時間を使わせて『時間差で誘導』することを心掛けているためだ。


 ここで勇者パーティー以外の仲間、つまり紋々太郎やフォン警部補、それから新キジマ―などが通ったら、というか反応もなしに素通りしたらどうか?


 それこそ不自然な感じになるのだが、そのことに関してもきっと対策済なのであろう、あの3人はここを通らないし、そして1階の部屋を使っているスタッフらにも出会うことのない、特殊なルートで会場へ誘導されているのだ。


 その感じで誘導された俺達は、1階のロビーの隅を通らされ、そこからさらに従業員用と思しき別の廊下へと連れて行かれる……



「……えっと、1階じゃないのか? ずいぶん遠いようだが、会場はどこなんだ?」


「はい、あの盗撮豚野郎共と、それから少しかわいそうですがそこの仲居を罰する会場は地下となります」


「地下で? そんなところで盗撮豚野郎の炙りをしても大丈夫なのか? 煙が充満してしまうぞ」


「いえ、直火で炙り殺すのではなく、今回はアッツアツの原泉をブッカケして処刑したいとの、オーナーのご意向でして……それについて何かご不快な点がございましたら仰って頂けると……」


「いや大丈夫だ、あの豚野郎共が焼け爛れて、長い時間を掛けて死亡すればそれで満足だからな」


「はい、ありがとうございます、ではもうしばらく行きますので、少し暗いですがご容赦下さいませ」



 そう言って俺達を案内する仲居さん、ちなみに実行犯に仕立て上げられた方の仲居さんは、特に縛り上げたりしてはいないものの俺達の後を付いて来させている。


 まぁこの仲居さんに関しては処刑されるわけではなく、一応の情報提供もしてくれたため罪は軽い。

 場合によっては減給10%を3か月間という罰も取り消して、尻100叩きで勘弁してやっても良いほどだ。


 なお、もしこの実行犯が美しい仲居さんではなく、普通の汚らしいおっさんであった場合、これは当然重大な犯罪として検挙、この処刑イベントのネタのひとつとなっていたことであろう。


 で、暗く長い従業員用の廊下を進み、これまた薄暗い階段を降りると、かなり強烈な温泉の、硫黄の臭いとよく言われるものが漂って来た。


 この近くに原泉を汲み取る場所があるのか、そしてそれがある方角は聞かずともわかる、先程捕えられ、処刑待ちをしている豚野郎共の無様な命乞いが聞こえてきているのだ。



「おうおう鳴いてる鳴いてる、ざまぁみやがれって感じだな」


「臭いしうるさいですね、ご主人様、サッサとやっつけて帰りましょう」


「待て待て、こういうのは時間を掛けて楽しむのがベストなんだ、ケチな犯罪者が無様に死ぬのは面白いだろう?」


「う~ん、まぁ、やっつけるのは楽しいです、でも弱っちいのだとつまんないです」


「うんうん、良くわからない、というか答えになっていないがそういうことだ、とにかくしばらくは黙って座っておけよ」


「はーいっ」



 作戦中に余計な動きをしそうなカレンにはくぎを刺しておく、これは他の部屋でも、おそらく悪魔娘部屋以外の2部屋では似たようなことが行われているはずだ。


 で、豚野郎がしている命乞いの凄まじい鳴き声が反響する方へ、引き続き仲居さんの案内を得て進んで行くと、ようやく『激アツ原泉室』という部屋の前へと辿り着く。


 ドアを開けるとさらに強い温泉の臭い、そして排出され続けてはいるものの、それでも間に合わず部屋に溜まっている大量の湯気。


 一瞬で黙り、こちらに目をやる盗撮豚野郎1号から3号、1号は俺が顎を砕いて口にシケモクをブチ込んだため喋ることが出来ず、3号に関してはもう諦めた様子。


 騒いでいたのは2号の奴か、本当にやかましく鬱陶しい野郎だが、もちろん既に処刑台へのセットが完了しているため、わざわざこれ以上手を出す必要はない。


 やるとしてもせいぜい爪を剥がす程度か、いや、そんなライトな拷問によって死期を早めたり、失神するのを助長したりしてはならない、とりあえずは黙ったのだからそっとしておいてやろう。



「どうぞご入室下さい、あと、イベントとはいえ処刑という厳粛な儀式ですので、始まるまではお互いに会話などなされないようお願いしたいとのことでした」


「わかった、じゃあこの後オーナーとかが来るんだな?」


「ええ、私達のような下々の者はこれで退室させて頂くことになります、ではこちらにお掛けになって、お時間までごゆっくりどうぞ」


「うむ、そうしよう」



 なるほど、今度は『厳粛な儀式につき無駄に喋るな』ということでこちらの会話を封じたか。

 もちろん前に来ていた部屋の仲間はここに居るのであろうが、俺達にはそれが認識出来ていないため会話などしようがないのだが。


 で、もちろん向こうからもこちらが見えていない、そのどちらもの存在を把握しているのは、間違いなく分断された空間に居ないこの仲居さんのみである。


 そしてその仲居さんも退室、なお、処罰を受ける方の仲居さんは前の方で、豚野郎共が固定されている処刑台のすぐ近くに正座させられた……かなり怒りの籠った目で豚野郎共を見ているな……


 などと思っているとその次の『やたらとお辞儀を繰り返し、誰かと話している様子の仲居さんのみ』が入室し、すぐに退室。


 その次も全く同じことが繰り返され、おそらくこれにて分断されている各部屋のメンバーが全て揃ったと思われる状況である。


 とりあえずは俺達だけになったのか? いや、まだ先程のような盗聴豚野郎がどこかに潜んでいるかも知れないからな、迂闊には動かない方が良い。


 ここはひとまず静かに、指示された通りに待機することで、敵から怪しまれることなく話を進めることが出来る。


 他の、見えはしないがここに居る仲間もそうしているはず、見えてはいなくとも、仲間の行動がどうなのかはわかるのだ……と、ここで廊下から複数の足音、遂に敵らしき連中のご登場か……



「はい、失礼致します、本日はこの盗撮豚野郎共がお客様方に多大なるご迷惑をお掛け致しまして、えっと、その件に関しましてはですね、深く謝罪の方をさせて頂きたいと存じておりましてですね、ではそろそろ豚野郎の処刑の時間ですが、ご準備はよろしいでしょうか?」


「いや、ちょっと待ってくれ、俺達勇者パーティーは全員が被害者なんだよ、だから全員、メンバーと非戦闘員合わせて14人が揃うまでは待ってくれないか?」


「……お、おおおおおっ、おかしいですな、そろそろ来られると思うのですが……ちょっと君、確認の方をお願いしたいのだが」


「ええええっ、えっと、その、かっ、畏まりましたっ……確認、確認ですね……」


「ととととっ、とりあえず……あっ、もしかしたら忘れておいでかも知れないですね、お客様のお部屋に直接来訪させて頂きますので、しばしお待ちを……」


「あっ、関係ありませんよ、これはこちらの話でして……え? あっ、他の部屋の方、えっと……」


「あーっ、あーっ、本当に何でもございませんから、ええ、お気になさらずに、そしてどうかお静かにっ」



 最初のオーナーの発言を皮切りに次から次へと怪しい言動を取る温泉旅館の上層部連中。

 きっと見えていない他の仲間も一斉にツッコミを入れたのであろう、かなり動揺した様子だ。


 やはりこいつらの関与は確定のようだな、あとはこいつらが自分の意志で、何らかの目的があってこの分断作戦を仕掛けたのか否かなのだが……


 まぁ、見た感じからしてもうアレだな、裏側に何かが居て、この馬鹿共はその何かの指示で動いていることが窺える状況だな。


 おそらくはあまりにも激安であったこの旅館の宿泊料金も、そして温泉街でスタッフを殺害していたあの同じ顔をした屋台のオヤジ共も、きっとその『裏に居る何か』がスポンサーとなって補填したり、用意したりしたに違いない。


 となるとだ、今この場でこいつらを締め上げたとしても、本当に降りてきている、そこまで重要でないような情報以外は獲得することが出来ないであろう。


 ここは一度撤退するか? それとも当初の予定通り、不手際に対して怒りを表明した後、部屋に戻って露天風呂で合流、この連中だけでも処断するか……



「あっ、その、今聞きに行っていますので、お待ち下さい……え? 悪魔との契約を違えるとヤバい? ええ、まぁ……その……はい、後程お伺いしますので、それまではお部屋でお待ち頂ければ……」



 タジタジになるオーナー、どこか、おそらくユリナの部屋だが、そこが動いたらしい。

 つまり強制的な合流作戦に移行するということだ、俺達も動くこととしよう。



「おいっ、何を漫才しているのか知らないがな、他の部屋の連中に話が伝わっていないならもうダメだ、一旦部屋に戻るから、今度はキッチリ、上手く事が運ぶよう調整してからもう一度来い、わかったな?」


「へ……へぇ、畏まりました、申し訳ございませんでした」



 その後も2回、ほぼ同じ内容の謝罪をしていたオーナー、いやオーナー豚野郎であったが、これは他の2部屋も戻る動きに移行したということなのであろう。


 ほぼ一斉ではあるが、残りの2部屋が少しだけタイミングをずらしたのは、おそらく怪しまれないためであろう。

 とにかくダッシュで戻って合流だ、かといって焦らず、単にご立腹なだけのウザ客を演じつつ撤退するのだが。


 で、戻ったへやでひと呼吸、両隣のカレンとルビアに目線を送ると、黙ったまま頷いたためそのまま歩き出す。

 窓の外の温泉へ、そしてこちらから見て右側の境界線へ、既に反対側のセラの部屋のメンバーはそこへ向けて移動している様子だ。


 俺達3人は黙ったままそこへ、マーサ達の部屋も、そしてユリナ達の部屋も全員が揃った。

 ここからはもう、何も考えずに正面突破、まずターゲットとするのは旅館の上層部、特に事情の全てを知っているのであろうオーナーである。



「……よし、もう普通に会話しても良いだろう、皆、温泉街では色々な事案が生じたと思うが、その件に関してはまた後だ、いまはとにかく潰すべきを潰そう」


「そうね、なるべく殺さないように、生け捕りにして話を聞きましょ」


「あぁ、もしかしたら黒幕から実際に依頼を受けているのがオーナーではない可能性もあるからな」


「それでご主人様、どこの部屋から出る感じでいきますの?」


「そうだな……あ、俺達の部屋から出ないとダメだ、実行犯の仲居さんと分断されてしまうことになるからな、さすがに放っておくのはかわいそうだし」


「ええ、じゃあそうしましょ、ほら行くわよリリィちゃん」



 勝手に別の方へ行ってしまいそうなリリィやマーサ辺りをキッチリと抑え、全員で俺の部屋から廊下側へ、本来は俺の部屋のメンバーと、遠征スタッフの一部のみが存在しているはずの空間へと出て行く。


 さて、こういう感じで戻ったことに対し、旅館オーナー以下敵と通じているらしい連中はどういう反応をするのか。


 とにかくそれらの捕縛、そして拷問からだ、どうにかして奴等に指示を出している、黒幕的な存在を炙り出そう……

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