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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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752 敵は確かにそこに

「はい、じゃあ戦闘員だけ付いて来て……そっちの悪魔と、それから何だか神聖な感じのする連中は来ないの? かなり強そうなのに」


「あぁ、この連中はまた特殊でな、それと悪魔のエリナさんも非戦闘員なんだよ実は」


「そう、馬鹿な貴様よりは遥かに使えそうなのに、残念なことね」


「さっきからその……馬鹿とか貴様とかってのやめない?」


「どうして? 最大限の敬意を表した呼び方がこれなのに、もしかしたら普通に『大馬鹿腐れゴミ虫けらウ〇コブリブリ異世界人野郎』とでも呼んだ方が良かった?」


「うん、もうそれ普通じゃねぇからな……」



 普通な感じで異常に態度が悪い超リンゴ里長、本来であれば引っ叩いているところだが、この場での支持率は圧倒的にこのおかしな女の方が上だ。


 ついでに言うと、ここでコイツとマジ喧嘩した場合、おそらく半径5㎞前後が灰燼に帰す。

 そうなればもう『白ひげの玉』どころの騒ぎではない、お土産のリンゴもおそらく手に入らないであろう。


 ゆえにここはグッと堪え、後で必ず痛い目に遭わせてやろうという誓いをしつつ、討伐の要請を受けているわけのわからない外敵が存在しているというエリアを、なぜか徒歩にて目指す。


 というか、そもそもこの超リンゴ里長、俺達が女神から没収してあった例の力の塊を取り込んだリンゴなのだ。

 ゆえに相当な強さを持っている、それはその外敵など余裕で打ち滅ぼすことが出来るであろう次元には。


 ……ひょっとして自らの強さをまだ認識していないのか? それとも単に手を汚したくない、貴重なエネルギーを消費したくないだけなのであろうか?


 とにかく俺達を先導し、リンゴの木だらけの森を進む超リンゴ里長、後姿はなかなかエッチな感じだな。

 リンゴの皮から生成されたと思しき衣服を身に纏っているのだが、これがまたピチッとした感じのワンピースで……



「ちょっと勇者様、どこを見ているのかしら?」


「ん? 超リンゴ里長様の全裸姿を想像していたんだ、後姿をガン見しながらな」


「全く最低ね、そんなことしているとまたディスられるわよ」


「大丈夫だ、たぶん気付いていないし、それにもう里の人間から見えるようなエリアじゃなくなる、そしたらこう、ガツンッと一発……」


「あのですね、そういうことはしないで頂けると助かるのよね、この大馬鹿腐れゴミ虫けらウ〇コブリブリ異世界人野郎さんっ!」


「はぁっ? てめぇさっきからおれのことを大馬鹿腐れゴミ虫けらウ〇コブリブリ異世界人野郎などとっ! 異世界勇者様舐めんなよっ!」


「何よっ! 大馬鹿腐れゴミ虫けらウ〇コブリブリ異世界人野郎に大馬鹿腐れゴミ虫けらウ〇コブリブリ異世界人野郎って言って何が悪いのかしら? 大馬鹿腐れゴミ虫けらウ〇コブリブリ異世界人野郎の癖に喋らないで欲しいのね、大馬鹿腐れゴミ虫けらウ〇コブリブリ異世界人野郎の癖にっ!」


「そうだぞ主殿、大馬鹿腐れゴミ虫けらウ〇コブリブリ異世界人野郎は少し静かにしていないと」


「おいジェシカ! 便乗してんじゃねぇっ!」


「いたたたたっ! ば、バレたかっ! ひぎぃぃぃっ!」



 などとくだらないやり取りをしつつ歩く俺達、1時間、いやもっと経過したであろうか、相も変わらずリンゴの木ばかりの森は、一向にその風景を変えることがない。


 そして敵の、超リンゴ里長が言う謎の外敵の存在も全く確認出来ない、おそらく弱すぎてその殺気や何やらを感じ取ることが難しいのであろうが、それでもこれだけ歩いて一度も気配がないというのは異常である。


 もしかすると1ヵ所に固まっているだけなのかも知れないと、そうは思うもののさすがに不安だ。

 本当にこちらで合っているのか、人の形を成したばかりの超リンゴ里長が、普通に行き先を間違っているのではないかと勘繰ってしまう。



「おい超リンゴ里長様、本当にこっちで良いのか? 間違っていそうなら早めにそう言ってくれ、今なら取り返しが付く、俺がブチ切れて怒鳴り散らすぐらいで済むと思うぞ」


「何を言っているのかな? 敵はもう私のすぐ近くに居るというのに……とにかくこっち、まだまだ先なの」


「もはや支離滅裂なんだが……」


「ねぇ、ちょっと私、この先を見て来ようかしら? 広めにサーチして見つからないのであれば、それはもうこの方角には何も居ないということよ」


「だよな、じゃあ精霊様に頼んだ、まぁ居たとしてもおそらくはアレだ、西方新大陸から来た犯罪組織のモブ連中だ、もし数が少なくて、周りにたいした被害を出さずに倒せるようであれば、もう精霊様の独断で殺ってしまって構わないからな」


「ええそうするわ、じゃあいってきます」


「いってらっしゃ~い」



 精霊様が飛び去ったのは俺達の向かう先、ピッタリ進行方向である、つまりこのまま行けばいずれその真下へ到達するということであり、最初からこうしていれば余計な心配をせずに済んだということだ。


 まぁ、精霊様がそんな行動を取るのを特に制止しようとハせず、そのまま黙って、方向を変えずに歩いている辺り、超リンゴ里長も特に何か間違いを隠しているというわけではないようだな。


 自信満々でまっすぐ進んでいるのは最初からだが、その終着点がどこにあるのかという点について教えてくれないのは非常に不親切と言わざるを得ないが……と、精霊様がもう戻って来たではないか……



「ただいまっ」


「おかえり精霊様、早かったじゃないか、敵の大軍団でも見つけたのか?」


「いいえ、もっと凄いモノを見たわよ、白骨死体の山、ちょうどリンゴの森が終わった辺りで、まともな人族が入ったような形跡はないけど、とにかく死体だけはバッチリ転がっていたわ」


「……それはどういうことだ?」


「さぁ? 何か異形の力によってそこで殺されて、放置されて骨になった人間が沢山居るってことぐらいしかわからないわ」


「殺害の方法は?」


「おそらく呪いの類ね、結構強烈なタイプで、喰らった者は『死にながらもその場所へ這って行く』ぐらいの強制力が働く超凄い呪いよ」


「へぇ~っ、で、敵とかそういうのは居なかったんだな?」


「影も形も、気配すらなかったし、もしその敵が普通のモブキャラだとしたら、とてもじゃないけどあんな場所で生存出来るとは思えない、そんな感じだったわよ」


「ふ~ん、だってよ超リンゴ里長様、もう怒らないから本当のことを言ったらどうだ? それか、その場所まで行ってから正解を発表するつもりなのか?」


「……今はノーコメントで、とりあえずサッサと歩いて欲しいと思っているの」


「あぁそうか、わかったよ」



 わかったよ、とは言ってみるものの、意図は把握出来ていないし、この先にどんな危険が待ち構えているのかについても一切わかっていないというのが現状。


 だがとりあえずということで、呪いや幻術の類に関してのエキスパートであるサリナと精霊様にアイコンタクトを取り、常に警戒するようにとの指示を出しておく。


 もちろんそんな指図など必要なく、既に2人共完全な警戒モードに移行しているようだ。

 というか、そもそも未だにこの超リンゴ里長を信頼しているのは、イマイチ疑うことを知らないお馬鹿メンバーが数人、それだけである。


 俺も聖棒を握り締めているし、隣ではマリエルも同じ感じで戦闘の準備を完了させ、いつ何がおっ始められても対応が可能なよう、臨戦態勢をキープしている状態。


 少し前を、勇者パーティーの前衛組に混じって歩いている紋々太郎は、和服様の衣装の懐からハジキを半分出した状態で、そっと撃鉄を起こしたようだ……と、隣のマリエルが話し掛けてくるではないか……



「……勇者様、やはりあのリンゴの方、敵だと考えて行動した方が良いかと」


「だな、まぁその精霊様が見たという白骨死体のエリアに到着し次第だな、そこまで何か仕掛けてくることもなさそうだし、まぁだからといって警戒しないわけにもいかないが、とにかくこのままその場所まで付いて行こう」


「そうですね、じゃあ……カレンちゃん、リリィちゃん、マーサちゃん辺りはどうしますか? 全然警戒していない様子ですし、あとルビアちゃんが半分寝ています」


「ルビアは完全防御だから大丈夫だとして、残りの3人は拙いな、戦力としてかなり大きい3人で、それが奇襲で行動不能にされたら厄介だぞ、リリィは後ろだが、前2人はちょっと呼び戻そう」



 ということで隊列を変更、最前列は紋々太郎と新キジマー、それにフォン警部補の3枚とし、その後ろにミラとジェシカ、さらに中衛組である俺とマリエルを挟んで、その後ろにお馬鹿な2人を放り込んでおいた。


 この期に及んでも状況を理解していない様子だが、それは頭でわかっていないだけの話のようだ。

 カレンは尻尾が逆立っていたし、マーサもその長いウサ耳がピンと垂直に張っていたのである。


 間違いなく何か、例えば『狙われている気配』というものを感じ取っているに違いない。

 まぁそれでも余計なことをせぬよう、このままの感じで先へ進むべきなのだが……そしてここで開けた場所が見えてきたか。


 おそらくその広いエリアが、先ほど精霊様が確認した『白骨死体の山』がある場所、何もない場所の周囲には木々が生えているのだが、もはやそれはリンゴの木ではない。


 単なる深い森の、人跡未踏……というわけではなく、まともな人族であれば生きて辿り着き、そして生きたまま帰ることなど不可能な地。


 その禍々しい気配は近付くごとに強くなっていくのだが、何かの仕掛けで遠くからは感じ取ることの出来ないようにされているらしい、おそらくここまで来ることがない限り、誰も気付きはしないであろう。


 しかしこの女、俺達をこんなとこへ連れて来て一体どうするつもりだというのだ?

 もちろん何かやらかす、おそらくは呪いの類を仕掛けてくるのだが、具体的なことがまるでわからない。


 そもそも俺達を狙う理由は? どうして呪って倒す必要がある? だいたいこの女はつい先ほどまで単なるリンゴであったのに、一体どうやってここでその……話題の白骨死体が見えてきた、凄まじい数である……



 ※※※



「……目的地に到着……したようだね、死者に対しての深い祈りを捧げたくなる場所だよここは」


「全くだ、それで、俺達はここでどうすれば良いんだ? 敵ってのはどこに? もしかしてだけどさ……」


「敵ならそこに居るじゃないの、ほら、例えば貴様のような馬鹿とか、とりあえず死になさいっ!」


「ようやく本性を現しやがったか、死になさいなのはおまブチュゥゥッ!」


「ちょっと勇者様、何で自分の顔面に全力パンチしてんのよ……あ~あ、凹んじゃって……」


「……フガガッ、フモモモモッ」


「何言ってんのか、そもそも何やってんのかすらわからないわよ、真剣に」



 超リンゴ里長が何をしたのか、俺には全くわからないのだが、とにかくその里長に殴り掛かろうとした俺の拳は、どういうわけか自分の顔面に深くめり込んだ。


 これは全く無意識に起こったことである、いつもの如く敵を成敗する動き、間違えるはずがない、というか多少間違えたとしても、相当なドMでもない限り自分にダメージを与えるなどということはしない。


 では一体何だというのだ? この件について呪術や幻術の類に大変詳しいサリナ先生の意見は……



「……う~ん、この場であのリンゴの人が何かしたような感じはありません、ご主人様が勝手にバグって……それは最初からですね、となると他に理由は見当たりませんよ」


「俺は最初からバグって……なわけねぇだろっ! このっ、尻尾を指で挟み込んでや……いでぇぇぇっ!」


「どうして自分の髪の毛を引っ張っているんでしょうかこのご主人様は……」


「やっぱりバグってしまったのですわ、ご主人様、もうちょっと落ち着いて、冷静になればそうなる原因も静まる可能性がありますのよ」


「ないないないないっ! 超いてぇんですかどっ! おい超リンゴ里長様! お前マジで何やってんだっ?」


「何やってんだって、私は何もしていないの、貴様が勝手に倒されているだけ、敵として、その敵を倒すべき者によって攻撃されているの、わかる?」


「わかんねぇっつってんだろぉぉぉっ!」


「……信じ難い馬鹿なのは間違いなさそうね、ご愁傷様でした」



 舐め腐った態度の超リンゴ里長、もちろん他の仲間は完全にフリーなのだが、それでも俺と同じことになりかねないことを考慮した場合、迂闊に攻撃を仕掛けることが出来ない。


 もっとも何を根拠に俺が俺を攻撃しているというのだ? 俺達は敵を、このリンゴの森に侵入してきた外敵を討伐するために契約をした、正義の味方100%の純粋な存在だというのに。


 こうなってしまうことへのキッカケは……まさか先程の契約書か? 俺達が『外敵』を討伐することを約したものであったのだが、もちろん『討伐者』は俺達である。


 そしてこの感じを考慮した場合、もしかすると『被討伐者』、つまり『外敵』の立場に立つのも俺達であり、それがこのような結果をもたらしているのではなかろうか……



「さぁ私の契約者、その外敵をサッサと始末してよ、殴る、蹴る、そして煮るなり焼くなり何なりと」


「てめっ、へぶしっ! このやぶちゅあっ! ぜったべっとっ! ゆるさげろぽっ!」


「主殿、喋るかやられるかどちらかにした方が良いと思うぞ、普通に馬鹿みたいだ」


「うるへげろぱぺぽっ!」


「無駄ね、もがこうと意識すればするほど、体の方は契約に縛られ、外敵とみなされた自らを攻撃し続けるの」



 まさかの事態である、さりげなく、特にないように目を通すこともなく、軽い気持ちでサインした先程の契約書。

 それがまさか、こんな悪魔との契約の如きものであったなど、あの場で誰が想像しようか。


 しかも面倒であったため、サインした際の名称は『勇者パーティー及びその全ての同行者』であり、俺のサインではなく『勇者パーティーの角印』をバシッと押印してしまったのである。


 つまりこの場に居る俺以外も、既に皆が警戒しているように超リンゴ里長の術中にあるのだ。

 動けば俺と同じことになるのは皆のお察しの通り、そしてこのまま黙っていたとしても、いずれはその『操られるとき』がやってくることになる。


 この契約からはもはや逃れられない、もちろん逃れない限りやってくるのは敗北なのだが、署名捺印してしまった以上、これの無効を主張、または撤回する手立ては見つけることが出来ない。


 しばらく時間を稼いで精霊様辺りが考え付く『逆転のアイディア』を待つか? いや、それにはもう時間がない、自分で自分を殴っている、どちらかというと防御力よりも攻撃力タイプの俺。


 もう力尽きるまでの猶予は数分、いやそれよりももっと短い、このままいけばあと数発の通常攻撃か……今まさにヒットせんとしているクリティカルで一撃だ……



「ひょげろぼっ……あぐっ……む、無念……」


「あ、死んだ、ご主人様~っ……つんつん……返事がない、ただのアレのようだ、ソーメン」


「フフフフッ、どうやら1匹目の豚が屠畜されたようだわ、無様な馬鹿だったと記憶しておくね」


「リンゴ里長殿の言う通りだな、全く主殿は、まるで雑魚キャラの如き死に様だな、ルビア殿、よろしく頼む」


「はいはい、じゃあ蘇生しますんでちょっと……ププッ、面白い顔をしていますね」


「え? ちょっと待って、蘇生とかするの?」


「ええ、ご主人様はこんなんでも一応勇者様なんで、別にちょっとぐらい死んでもセーフですから」


「セーフなの?」


「ええ、セーフです」


「神界の誰かがセーフって言ったの?」


「言ってないけど……まぁセーフだと思えばセーフなんです、ということで回復魔法でチョイッと」


「そっ、そんなぁぁぁっ⁉ あっ、いえ、取り乱してしまったかしら、別に驚いたりなんかはしていないからね」


「あ、はぁ……と、ご主人様、いつまでも死んでないで復活して下さい、そもそもアレぐらいで死ぬなんて情けないですよ」



 目が覚める、どうやらルビアの膝枕頭が乗っているようだ、上手く蘇生することが出来たということは、その光景からもバッチリ理解することが可能だ。


 で、死んでいたのはほんの数秒から数十秒のはず……いや、後でどうにかして顔を見ないと、もしかしたら数分後の蘇生であり、その間に落書きをするなどの非道を働いた者が居るかも知れない。


 で、もう起き上がることが出来そうなので顔を起こす、敵であることが確定した超リンゴ里長は元の場所に、若干内股気味で冷や汗をダラダラと流しながら立っている。


 ……いや、人ではなくリンゴなのだから汗ではないか、とにかく人化したそのリンゴの額からは、冷リンゴ汁がダラダラと流れて……この情報は別に必要ではなさそうだな。


 で、おそらく超リンゴ里長、俺が蘇生した、というか当たり前のように復活してきたことに大層驚いている様子。


 まぁ、それが普通の反応なのだが、この驚きはそうではない、復活したこと自体に対するものではなく、想定外の事象の発生を受けての驚きのようだ。


 おそらくは何か都合が悪いのであろう、契約によって自分で自分の顔面を殴り、無駄にジャンプして自分の顎に飛び膝蹴りをかまし、そして死んでいった伝説の勇者が、今一度この場に立っているということが、勝利プランの中に存在しなかったものであることはもう間違いない……



「……それで勇者君、どうして死んだんだね? いや生きているようだが、とにかくどういうことなんだい?」


「いえ、そういえばさっきの契約、俺に、というか俺達に『敵の討伐を委任』するものだったんすよ、だから受任者の死亡によって終了事由に該当するんじゃないかって」


「……なるほど、それで今の感覚は?」


「ええ、間違いなく委任契約は終了、俺は、というか俺だけは、あの契約書に関係のない、むしろ全く逆のことが出来そうですね、そう、コッソリ逃げようとしているリンゴの方がお困りになられるような……」


「ひっ、ひぃぃぃっ!」



 この隙に退散しようとしていた超リンゴ里長、もちろん逃がしはしないのだが、中身がどうあれ形状は可愛い女の子、殺す、というか破壊してしまったりはしない。


 まずはとっ捕まえて、どうしてこのようなことをしでかしたのか、それを白状させるのだ……

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