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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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748 ぶっ飛び

「ヒャッホーッ! ウナギですよウナギ! めっちゃ沢山居ますっ!」


「こらリリィ、落ちるんじゃないぞ、もし落ちたらアレだからな、凶暴なウナギにジワジワと齧られて……」


「ひぃぃぃっ! そんなのイヤですっ!」



 食べるのは大好きだが食べられるのは大嫌いな様子のリリィ、まぁそれが当たり前であろう。

 ちなみに俺がリリィに与えたウナギのイメージは、どこかの川に居るのであろう『カンディル』的なもの……アレはナマズか。


 まぁそれについては特にどうでも良い、ここではウナギを眺め、そしてこのウナギを食すのが目的。

 敵を滅ぼした俺達は今、とりあえずということで湖の周辺、美味しいウナギが食べられるエリアを散策している。


 もちろん冒険は先に進めなくてはならないのだが、この湖の周りにはウナギがある、そう、それは避けては通れない、冒険の一場面としてのウナギなのだ。


 これについては紋々太郎も了承しているし、フォン警部補、それからその他大勢のスタッフ群はもはやノリノリである。


 当然全員に『ウナギ食べ放題』が行き渡るようなことはないが、それでも『うな重(並)』ていどは提供出来るよう、これから行くことになっている店と交渉したい。


 そんなウナギの美味しい店を案内してくれるのは、なんと周辺100店舗中97店舗で出禁となっている伝説の教祖様。

 縛り上げられた状態で俺達、船から降りて焼いたウナギの買い付けをすることを任された勇者パーティーを先導している……



「おい教祖様、本当にこっちに『美味いウナギの店』があるんだろうな? 騙して襲撃しようとか、逃げようってんならタダじゃおかないからなっ!」


「大丈夫なのじゃ、だから子どもみたいなお仕置きは勘弁して欲しいのじゃよ、あ、ほらあそこ、もちろんテイクアウトもやっておるぞ」


「ダメに決まってんだろ、ウナギ食べて満足した後にお尻ペンペン、夕食後にもお尻ペンペン、風呂上りにお尻ペンペン、それから寝る前に……それとこの移動中の時間がもったいないな、お尻ペンペンだっ!」


「ひぃぃぃっ! もう勘弁してたもっ! あいてっ! ひっ!」


「ちょっとご主人様、その子を抱えていたら案内になりませんわよ」


「おっとそうだった、命拾いしたなお子様、じゃない大人の女性たる教祖様よ」


「酷いことをする奴なのじゃ……」



 本当に酷いのはどちらだと問うてやりたいところだが、コイツはイマイチわかっていないまま、惰性で魔王軍の要請に応じただけ、おそらく依頼料金も二束三文なのであろう。


 再び歩かせた教祖様の後を付いて行くと、林の中にある小さな建物の前に立ち止まる……他に人工物らしきものは見当たらないし、これが『美味いウナギの店』であるに違いない。


 何となく懐かしさを覚えるような、転移前の世界で見た古い民家のような佇まいではあるが、その内部からは香ばしい、凄まじく良い匂いが溢れ出しているということぐらい、そこまで鼻の良い種族ではない俺にも理解することが出来た。



「それでは入るのじゃ……へい大将、やってるっ?」


「はいらっしゃい……って教祖様じゃねぇかぁぁぁっ! あっち行けっ! シッシッ、おい誰か塩とかウナギのタレとか撒いとけっ!」


「……追い出されてしまったのじゃ」



 一瞬顔を出した店主の凄い剣幕、そして飛んで来る塩とウナギのタレ、教祖様が足で開けた扉はピシャッと閉じられ、以降は何の音沙汰もなかった。


 しかしこの教祖様、というか『破魔な子』という組織、地域住民からどれだけ毛嫌いされているというのだ?

 まぁ、身近な場所に怪しい、しかも宗教めいた団体の本山的なものがあるのは最悪だが、これはもはやその次元ではない。


 まるで隣に激クサのハゲデブが引っ越してきたかのような、それを排除するかのような反応。

 村八分どころではない、きっと火事でも葬式でも手伝ってくれない、完全無欠の村十分であるといえよう。



「で、どうすんだよこの状況? もう一度チャレンジするか? 今度はウナギの骨でも飛んで来かねないぞ、あと串とかな」


「こ……こんなはずではなかったのじゃ、許して……許してたも……」


「でもさ、嫌われているのはこの子とかその仲間なんじゃない、それなら『破魔な子』を撲滅した正義のヒーローとして入店すれば或いは……」


「む、確かにマーサの言う通りだ、ウナギとか食べないのに良くそのことに気が付いた」


「ウナギとかは食べないけどセットになっているお漬物は10倍頂くわよ、たくあんと柴漬けのハーフ&ハーフ丼にするっ!」


「そうかそうかよしよしっ、で、じゃあ俺が入るぞ……へい大将、やってるっ?」


「はいいらっしゃ……おめぇ後ろに居んの教祖様だにっ! シッシッ! とっとと帰った帰ったっ!」


「いやそうじゃなくてだな、ほれ、教祖様はこの有様で……」


「む? ということは……何だにか?」



 そこからはくどくどと、これまでの状況についての説明を『大将』にしていく時間であった。

 既に空腹が限界なのだが、この地を荒らしていた『破魔な子』の末路について、このおっさんには教えておく必要がある。


 そうすれば普段高価であるウナギが格安で、いや場合によっては無料で提供されるに違いない。

 で、そうなるためには多少話を盛って……いや、施設ごと壊滅させたのだ、もうありのまま伝えても十分すぎる活躍だぞ。


 ということでそのまま話を続け、また悪い悪い『教祖様』が縛り上げられていることも証拠となり、俺達の主張はウナギの店の大将によって認められた。


 むしろ大将も、昨日の真夜中に響き渡った爆発音、俺達が作戦を完了した後、空駆ける船からユリナが放った『腹いせ火魔法』の音が何であったのかと疑問に思っていたらしい。


 何となく転移前の世界でも見たような恰好の『大将』ではあるが、もちろんこの荒れ狂った世界の人間であるゆえ、多少の爆発や数百人単位の殺戮などでは驚かないのもまたアレだ。


 昨夜は爆発音を聞いて一度外に出た後、『誰かが大規模魔法戦争の火蓋を切って落としたのであろう』と予想し、普通にそのまま就寝したのだという。


 まさかそれが、その大爆発が、この湖を湛えるウナギの地を大迷惑の渦に巻き込んだ史上最低の組織、『破魔な子』の終焉を表現したものだとは思わずに……



「いや~っ、そういうことだったっけだか、俺は『ウナギの店のダニエル』だによ、まぁ気軽に大将とでも呼んでくれて構わん、それよりもお前等、ウナギ食っていくら?」


「何だその良い感じのタイトルみたいな名前は? ちなみにこちら数百名様だけど、対応出来るのか?」


「あったりめぇだっ! 数百人でも数千万人でも、出来立てホヤホヤを3秒以内に提供するにっ! あと食べ放題もあるにっ!」


「ふむ、ではうな重の並をテイクアウトで……1,000人前ぐらい、あそこに浮かんでいる空駆ける船にデリバリーしてくれ、話はそれからだ」


「……既に完了している」


「何だってっ!?」

「本当よっ! 船の中の人達がうな重を食べているわっ!」


「で、お客さんらはどうするだ?」


「・・・・・・・・・・」



 大将が動いた様子はなかった、だが先程まで、いやつい今までは腹を空かせ、船べりから上半身だけを覗かせていたクルー達が、今ではその船べりに座り、反対を向いてうな重を食べているのだ。


 実に都合の良いアレなのだが、大将がウナギを捌いて焼いて、うな重を作り上げ、そして名前すら与えられていないスタッフ軍団にそれを提供するという、無駄な描写を省くことが出来たのである。


 とまぁ、その件はこれで終わりとして、俺達の方は予定通り、この店内に入らせて貰って『ウナギ食べ放題』という、転移前の世界では確実に体験することが叶わない激アツイベントを堪能しよう。



「それでお客さんら、食べ放題のコースはどうするだに?」


「食べ放題の……コース?」


「おう、まずひとつ目はご注文からお届けまで30分程度お時間を要しますのに食べ放題の時間が15分で、相当に運が良くない限り金だけ払って店を追い出されることになる『くれだましコース』、これが最もスタンダードかつお手軽だに」


「何も食えねぇじゃんっ! 次は?」


「その上のコースかい? そうなるとなんとお時間無制限、ただしあまり食べ過ぎると途中でオーナーからの泣きが入ってやかましいという『経営破綻危機コース』、これになるんだに」


「どんだけ飛躍してんだよっ!? その間が重要だろ、両極端だし、そもそも泣き入れてくるオーナーとかあんただろうに……で、他は?」


「おっとお客さん、これでも満足いかないならもう最上級コースしかねぇっけよ、こちらなんと時間無制限&どれだけ長居しても、最悪マンスリーで泊り込んでも誰も文句なんか言わねぇ、『資源枯渇コース』だに、その人数でやられたらこの湖はお終いだと思うに」


「もうおかしいだろ、色々と……」



 この店には『ちょうど良い食べ放題コース』というものが存在しないのであろうか、まぁウナギの食べ放題がある時点で想像も付かないのだが、やはり調整が難しいのか。


 いや、難しいといってもこれはないであろう、このままではカレンやリリィ、それにがめつい精霊様などが、貴重で有限な資源であるウナギを絶滅させる方向でオーダーをしかねない。


 事実、横でノリノリの様相を呈しているカレンが、尻尾を振りながらこちらを見ているではないか。

 これは『どうして直ちに最上級コースを選択しないのであろうか?』の顔である、純粋にそう思っているのだ。


 どうする俺、ここの回答次第では、この店主がアホである店はともかく、地域全体の重要な産業に破滅のときが訪れるのは必至。


 一時の欲望に任せて消費を続け、結果として資源を枯渇させてしまうような行為は、俺が転移前に住んでいた世界では日常茶飯事であった、それをこのこころなしかバグッた異世界でも再現してしまうというのか……



「……ご主人様、何を悩んでいるんですか? 別に考えるようなことじゃないと思いますよ」


「いや、それがな……どう説明したら良いか……」


「……勇者君、色々と考えてしまうところだが、実はその必要はないのだよ」


「……!? っと、紋々太郎さん、いつの間に?」


「……つい今、事情を察して船から降りて来たのだ、この島国の英雄としてね」


「まさかこの店から『ショバ代』だの何だのを……」



 突如として現れた紋々太郎、単独で、しかも口の周りに飯粒が付着している辺り、最後の『ウナギのタレが染み込んだ最高の白飯』を一気に掻き込んでしまい、急いで来たのであろう。


 そうまでして俺に伝えたかった内容とは何か、考える必要がない? そしてこの刺青だらけのやべぇ奴確定なおっさんが出現したというのに、それに対して特に反応しない大将もアレだ……



「……実はな勇者君、君はこの地域の資源の枯渇、ウナギの絶滅を危惧しているようなのだが、英雄がこの地にある限りそれは起り得ないのだよ」


「いや意味わかんねっす、どういうことで……」


「……英雄には代々特殊な魔法……ではないのだが、とにかく凄い術式が継承されていてね」


「特殊な術式って、もしかしてウナギの成長を促すとか、マーサが使うニンジン魔法みたいな?」


「……いいや、それでは資源の枯渇に対してあまりにも無力、そうではなく、英雄には『シラスウナギ生成術式』が使えるのだよ、夜中、港で明かりと網と小さなバケツを儀式に用いることによってね」


「そのナリで『シラスウナギ』とか言わないで欲しいっすねっ! もう完全にアレじゃないっすか、ヤ……、まぁ良いや、これ以上言うのはやめておきましょう……」



 紋々太郎によるとんでもない発言があったものの、夜まで待てばシラスウナギを密漁……ではなく、資源が枯渇しないよう『生成』してくれるのだそうだが……これは信じてしまっても良いものか?


 いや、島国の英雄であらせられるこの男がそう言っておられるのだ、であれば選択肢はひとつ、大将オススメの『資源枯渇コース』を、この場に居る全員で注文することだ。



「……大将、じゃあ資源枯渇コース、え~っと、アイリスとエリナも、それに紋々太郎さんも含めて15人前……あ、フォン警部補と新キジマーも来ていたのか、やっぱ17人前で」


「へいよっ! それと憎き敵である『教祖様』にはこれをくれてやる、喰らえっ! 大将流串打ちカンチョーだっ!」


「はうぅぅぅっ! ま……参りましたのじゃ……ガクッ」



 もののついで感満載で討伐された『教祖様』をその辺に寝かせておき、俺達はいよいよウナギの無制限食べ放題、その最初の1匹の提供を待つこととなった。


 炭火に滴って焼けるウナギのタレの香ばしい臭い、それと同時に、大将の手元ではタレに漬かっていないウナギも着々と焼かれて……なるほど、白焼きというやつか……


 しばらく待つと第一弾、それは茶色く香ばしい匂いを放つ、ふっくらとした蒲焼きであった。

 ひと口齧る……ふわっと広がる山椒の香りに、脂の乗ったウナギの美味さが……と、椅子からぶっ飛びそうになってしまったではないか。


 というか一部のメンバーはそのまま転げ落ち、フォン警部補に至っては発射されて天井に突き刺さっている有様。


 質素倹約を常とするしがない公務員の身分で、この高級すぎる、おそらく1枚で銀貨を出さなくてはならないウナギには耐性がなかったのであろう。


 良く見ると天井の至る所に穴が空いているな、フォン警部補と同じように美味すぎて椅子からぶっ飛び、突き刺さってしまったものが多いに違いない。


 そしてそれは蒲焼きだけでなく、肝吸い、副産物の骨せんべいにしても同じことが言えそうだ。

 また、先程からマーサが齧っているお漬物も、自家製で味の良い、そして彩りが豊かになる最高の逸品。


 だが俺達の待っているのはそれではない、いやそれも次から次へと提供して頂きたいのだが、本命はそう、先程から皆で焼けるのを待ち焦がれている、真っ白な『白焼き』なのである。


 皆同じ気持ちだ、同じ気持ちだが、この場でそのことを切り出すことが出来る度胸を持った者というのは……ここで紋々太郎が動いたではないか……



「……大将、そろそろ白焼きの方を頼めないかね?」


「おっ、さすがは島国の英雄たるもの、白焼きの素晴らしさに気付いているみたいだに」


「……うむ、それは皆そうだと思うがね」


「まぁ、これは今ここで食べて貰おうと思っていたっけだけん、やっぱやめとくことにしたんだに」


「……どうしてだね?」


「ぶっ飛ぶのさ、天井に刺さるとかそんなもんじゃねぇ、馬鹿ぶっ飛ぶんだ、だから船に戻って、自己責任で食べて欲しいと思ったっけだよ……きっと空駆ける船ごと『とうほぐ地方』辺りまでぶっ飛ぶことになるに」


『それだぁぁぁっ!』



 ここにきてまさかの、いやどれだけご都合がよろしいというのであろうか? ここで提供されるウナギを齧ると、ひと口で美味すぎて人がぶっ飛ぶ。


 そしてそれがウナギのうま味を最大限に活かした白焼きであって、船に戻って全員でバクッといった場合、勢い余って船ごと、目的地である『とうほぐ地方』までぶっ飛んでしまうのだ。


 あり得ないことだがこれがこの世界における現実、ウナギの白焼きをひと口齧るだけで、この先の長く険しい旅を一瞬で完遂することが出来てしまうのである。



「じゃあ大将、その『とうほぐ地方までぶっ飛びそうなぐらい美味い白焼き』を……5,000人前、船にデリバリーしてくれ」


「あ、ついでに温かいままにしておく魔法とかそういうのもお願いします、ホックホクのまま食べたいですから」


「ぶっ飛びそうなぐらい美味しいお漬物と、それから野菜のお味噌汁も追加でっ」


「へいよっ! 5,000人前だとな、俺1人じゃ……5分ぐらい待って欲しい、すぐに作ってデリバリーするに」


「1分1,000人前かよ、どんだけ速いんだって本気出すと……しかも最初の『くれだましコース』矛盾しまくってんのがまたアレだな」



 超高速で白焼きを仕上げていく大将、もちろん合間合間で俺達に提供する蒲焼きも、ごく普通のペースで提供され続けているから凄い、しかも捌き、串打ち、焼きまで全て1人でやっているのが恐ろしい。


 で、しばらくすると紋々太郎が立ち上がり、店を出たうえで湖に向かって何かを念じ始める……今夜やるべき『シラスウナギ生成』の準備であろうか、それとも今日の大量虐殺によって散り、俺達の胃袋に納まっているウナギ達への供養であろうか……


 そのままウナギ食べ放題パーティーは、もう本当に無限ではないかと思うほどに続いた。


 カレンやリリィが満足したのはおよそ3時間後、空になった重箱が、2人の横にそれぞれ高く積まれている……○○タワー何個分、そういう方法で表現すべき高さまでである。



「ふぃ~っ、私はもうお腹一杯です、リリィちゃんは?」


「う~ん、ドラゴンの状態ならまだまだ……でもこれぐらいにしておかないとこの後の白焼きが……チラッ、チラチラッ……」


「……大将、白焼き1,000人前……3,000人前追加で」


「へい白焼き3,000人前、そうくると思ってもう完成してるにっ!」


「筋肉団みたいなおっさんだな……いや何でもない、こっちの話だ」



 その後、あっという間に完成してきた白焼きが船に送られ、しかも温かいまま食べられるというお墨付きまで得た状態で食べ放題を終了する。


 動物性タンパク質を欲しないマーサは、オマケとして壷浸けの壷ごと10程度受け取って満足なご様子。

 他の皆も名残惜しいという顔をしているものの、夕食にも、今度はぶっ飛ぶ美味さの白焼きが出るということで、比較的すんなり店を離れることが出来た。


 あとは資源回復のための『儀式』を紋々太郎が執り行い、それから白焼きを齧って出発である。

 おそらく『とうほぐ地方』へ行くためには、恵方巻きよろしく皆でそちらの方を向いてバクッといくのが望ましいのであろう。


 とにかくこれでかなりの時短が出来た、あとはその『とうほぐ地方』にて、白ひげの玉を解放するのみ……と、その前に何かやるべきことがあるようだ、カンチョーによる気絶から復活した『教祖様』がそう主張している、とりあえず聞いてやらねば……

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