72 強敵は突然に
2020年になってしまったようです……
「皆無事か? 下手に動くなよ、水蒸気が消えるまで待とう!」
敵が投げた火球と、精霊様が防御のために張った水の壁がぶつかって生じた水蒸気により、何にも見えなくなってしまった。
というか火球を投げるとはどういうつもりだ、人に向かって投げてはいけませんと教わらなかったのか?
索敵でわかる限りでは、敵の方も水蒸気に包まれてしまったようだ。
元居た場所から全く動く気配がない。
「誰か今の奴の正体がわかるか?」
「ちらっと見えましたが、あれはこの間私が追い返した油ギッシュな課長です!」
「あら、マリエルちゃんが言っていたのはあいつのことなのね、私は今見えなかったけれど、状況からして魔将補佐の1人よ」
「マーサ、どんな奴なんだ?」
「隠れドM課長のシロブリーファーよ、ユリナと同じタイプの火魔法を使うわ、普段は厳格なのに実はドMの気持ち悪い奴なの」
またドMかよ、この世界はその類の連中が多すぎる。
というか今まで遭遇してきた大半の奴が変態なのだが?
「マーサ様、姉さまと同じ火魔法ってことは即ち凄く強いってことじゃないですか? 私は会ったことありませんが、そんな方が他にも居たんですね……」
「ええ、女王様気質のサワリンを崇めているから補佐に留まっているけど、正直あいつの方が強いかも知れないわ」
キモくて強いとか最悪である、というか油ギッシュな奴が火魔法なんて使うんじゃないよ! 自分が燃えても知らないぞ。
「霧が晴れてきますよ、また攻撃が来るかも知れません!」
「ミラ、まだ動くなよ、離れると精霊様の水壁を張る位置から抜けてしまうぞ」
徐々に視界がクリアになって来る、敵の姿も見えるようになった。
パンツ一丁のおっさんが居るのがわかる、駄王のブリーフ版だ。
攻撃前までは服を着ていたような気がするが、脱いだのか、それとも燃え尽きたのか、気持ち悪いから考えるのはよそう。
『こんにちは、勇者パーティーの皆さん、この間小生を口汚く罵ってくれたお嬢さんも居られるようですね、いやぁ、あのときは興奮しましたよ!』
「勇者様、あれはちょっと生理的に受け付けません、下がっても良いですか?」
「良いぞミラ、他の者も今回は逃げても構わない、アレはちょっとキモいとかそういうレベルではないからな」
クネクネと変な動きで近寄ってくる変態野朗、当然、こちらのメンバーはビビり切っている。
なんと精霊様までが顔を青くしているではないか。
「とにかく、魔法で攻撃出来る者は今のうちに叩き付けるんだ、こっちに来る前に少しでもダメージを与えておこう」
セラ、ユリナ、精霊様の3人は、思い出したかのように魔法を撃ち始めた。
ユリナは水魔法で戦う、相手が相手だけに火魔法は何かちょっと拙そうだからな。
『イエスッ! オゥイエスッ!』
ガンガン命中する魔法、しかし効果が無いようだ、というか喜んでいる。
『ブヒヒッ、今度は小生の技を拝見して頂きましょう』
攻撃してくるようだ、手に持った赤いローソクに火を灯す変態。
それを前に突き出すと、火魔法、というよりもレーザービームである、超高出力の赤い光線が発射された。
とっさだったので防御が間に合わない、直撃したコテージの柵が一瞬で真っ黒焦げになってしまった。
危ない、マジで危険な奴だ、あんなのまともに喰らったら穴が開くどころの騒ぎじゃないぞ!
「何ですのあの攻撃は? あれは私だって出来ませんわよ!」
「とりあえずアレには絶対当たるなよ、精霊様、あの光線と同じ色の水が出せるか?」
「着色なら出来るけれど、赤くすれば良いわけね」
「そうだ、おそらくだが全くの同色であれば薄い水の壁でもブロック出来るかも知れない」
確か元居た世界でレーザーを同じ色の風船に当てても破裂しない、みたいな実験動画を見たことがある。
原理は良くわからんが出来そうなことはやっておくべきであろう。
「いやぁっ! どんどん近付いてくるわよ、本当に気持ちの悪い奴ね、ねぇ勇者様、早く何とかしてよ!」
「とは言ってもな……誰かアレと近接戦が出来る者、挙手!」
居るはずがない、それ程にキモいのだ。
セラなんかおもらししていやがる、敵に近付きたいと考えている奴は絶対に居ないであろう。
正直、俺だってイヤですよ、あんなの、でも行くしかないんですよね……
「わかった、俺が行こう、魔法組は援護、ルビアもしっかり回復してくれよ、他は逃げ出す準備をしておけ、アレに触られたら何か変な菌が伝染りそうだ、ダメそうなら撤退だ」
薄く張った精霊様の色水、それからセラの風防に隠れながら敵に近付いていく。
敵のレーザー光線は何とか水の壁で受け止めることが出来るようだ、それでも射線上には入りたくないな。
というか接近すればする程に気持ち悪い、どうしてああなったんだ、昼間は優秀で厳格な課長なんだろうが。
『おやおや、一番興味の沸かない奴が近付いて来たようですね、チェンジだ、女の子を寄越しなさい!』
敵が手に持ったローソクを力強く振るうと、先端から液化した蝋が弾丸のように飛んでくる。
セラの風防も、精霊様の水の壁も突き抜けてこっちへ来た、一発、被弾してしまう。
痛い、固まった蝋が左腕に突き刺さった、後ろから来たルビアの回復魔法で傷だけは癒えるが、気分の方は最悪だ。
「おい変態課長、貴様のような奴はこの世界にとって必要ではない、不快すぎるんだよ、気持ち悪い面しやがって、さっさと死ねや!」
『生憎だが小生は男にそういう言葉を投げ掛けられる趣味は無くてですね、そんなリサーチも出来ない無能な部下は不要です、貴様が死ね!』
部下じゃねぇし、何だコイツ、パワハラ上司か?
死ねとか言うと訴えられるんだぞ!
聖棒を振り回し、ローソクを持った課長と打ち合う、溶けた蝋が飛び散って掛かる。
今度は距離が近いからすげぇ熱いぞ!
というか格闘も出来るのか、あんな短い武器で俺の長物を正確に受け止めている。
逆に間合いに入られたら終わりだ、あのローソクで根性焼きでもかまされたらひとたまりもない。
『ほう、貴様はその棒で敵を打ち据える攻撃をするのか、ならば近付くことすら出来ないようにしてやろう!』
何やらうにょうにょと踊り出した、手に持ったローソクの火が一際強く燃える。
なんと、その炎を使って自分に着火したではないか!
『アブラ魔法 自焼戦! 我が熱き抱擁で燃え尽きるが良い!』
「アツッ、アッツいから近付くなっ! もうっ! ルビア~っ、火傷したから回復してくれ~!」
先程の攻撃組と同じく、今思い出したかのような回復魔法が飛んでくる、しかも無駄に連続で。
ルビアめ、またボーっとしていやがったな!
5発飛んできた回復魔法のうち4発はしっかり俺に当たる、だが慌てていたのであろう、残りの1発は完全に狙いを外し、敵の変態野朗に吸収されていく。
『グギャァギグゲゴッ! ヴっ、おえぇぇっ!』
ダメージを受けているようなのだが、しかもゲロ吐くなよ。
飲み会ではしゃぎすぎたおっさんのその後みたいになってしまった。
頭にネクタイを巻いてやろう。
一旦、その場を離れて皆の所に戻る。
ここに居ると俺も貰いゲロしそうだからな。
「ルビア、効いているみたいだぞ、あいつに向けて回復魔法を撃つんだ!」
「わ……わかりました、でもどうしてこれでダメージが入るんでしょう?」
「わからん、以前俺が居た世界でも回復魔法で喰らうボスが居たからな、その類じゃないのか?」
ルビアの回復魔法を喰らい続ける変態はのた打ち回っている。
徐々に体が崩れてきたようだ、溶けかけたおっさん型アイスのようで気持ち悪い。
「あ、思い出したわ、確かアイツ、少しでも優しくされるとダメージを受けてゲロ吐くの、回復はそれと同じ効果があるのかも知れないわ!」
なるほど、本来ダメージを与えるべき魔法を喰らったときには喜んでいたからな。
回復魔法の優しい光に包まれるのは逆に耐えがたい苦痛なのであろう。
「しかしタフな奴だな、このままだとルビアの魔力を全部使っても相手のHPを削り切れないぞ……」
「大丈夫ですご主人様、部屋の中で私の荷物から鞭を出して来て下さい!」
「そうか、被虐スキルでルビアを強化してしまえば良いのか」
急いでコテージの中に戻り、ルビアの荷物を漁る。
鞭があった、ついでにパンツが見つかったので頭に被っておこう。
「いくぞルビア、ちょっと痛いけど我慢しろよっ! それっ!」
「イエスッ! オゥイエスッ!」
あんな気持ち悪い奴の真似をしないで欲しいのだが……
100発程打ち据えたところで、ルビアからストップがかかる、もう十分と言うことであろう。
超強化されたステータスで、全力の回復魔法を敵に放つ。
普通の人間ならグチャグチャの心肺停止状態からでも帰ってくるレベルの威力である。
『グォォォッ! これは……新世界ぃぃっ……』
魔将補佐である変態課長は光に包まれ、完全に砕け散った。
もしあそこでルビアが回復魔法を外さなかったとしたら、今頃はまだ苦戦していたか、それとももう逃げる体勢に入っていたであろうか?
本当に強力で恐ろしい奴であった、特にその言動が俺達の恐怖を駆り立てていたような気がする。
「あれで課長だったなんて、今まで戦った一部の取締役よりも遥かに強かったな」
「ええ、間違いなくシオヤネンとかゾゾビンよりは強いわね」
「でももったいなかったですわ、あの光線の魔法はちょっと教えて貰いたかったですの」
「それは拙いだろ、実力はあっても性格に難ありという感じだったからな、何を要求されるかわからんぞ」
「それもそうですわね……」
とにかく勝利した、俺の腕や顔はちゃんと当たった4発の回復魔法をもってしても、未だに火傷だらけである。
ルビアに回復して貰いたいが、既に魔力は空っぽ。
結局しばらくはこのままで待たされることとなった、超痛いんですけど。
「さて、戻ってバーベキューの準備をしましょうか、お腹が減っちゃったわ!」
「待て、セラはおもらししていただろう、コテージの中に入るのは洗ってからにしろ」
「……どうやらバレていたようね」
※※※
とりあえず魔将補佐2体のうち1体は片付いた、今日はこの後ゆっくりしよう。
次はおそらくもう1体の魔将補佐が攻めてくるはずだ、ついでにその情報を集めなくてはならんな。
「マーサ達は次に来るであろう魔将補佐のことを知っているのか?」
「それならギロティーヌが詳しいんじゃない?」
『ええ、あの子、ビーチャは私のいとこですから』
「つまりそれは再教育前のギロティーヌと同じぐらいに性格が悪いということか?」
『いえ、全く逆でしたね、見た目も表向きの性格も凄く真面目で清楚な感じの子です、ただし本性はエロエロでした』
隠れドM課長の次は清楚系何とやらか、本当にそんな奴らばっかりの世界だな……
あれか、高い能力を持っている奴ほど歪んでいるとかそういう感じか?
でも駄王とか低脳かつ変質者だからな、一概にそうだとは言えないな。
「でもあの子は戦えないから、サワリンと一緒に来るんじゃないかしら?」
「その魔将サワリンはどんな奴なんだ? 強いのか?」
「サワリンは表向き女王様気質で隠れドMよ、魔王軍の皆にはバレていないけど私は情報通だから知っているわ!」
そうじゃない、そこじゃなくてだな……
「でもマーサ様、えろ魔将様も私と同じサポートタイプだと聞いていますが、どういう攻め方で来るんでしょうね?」
「知らないわ、私は情報通だけど考えるのは苦手なの、そっちは全部マトンがやっていたわ」
サリナと同じタイプなのか、それならおそらく搦め手で来るであろうな。
そうなるとまた警戒しないといけないのか、正面から攻めるタイプの方が遥かにやり易い、小賢しい作戦を立てる敵は本当に苦手だ。
魔族達の話を聞くと、どうやら補佐のビーチャは頭が良いらしい。
ということは、そいつがブレインで攻撃して来るのは魔将のサワリンということになる。
とにかく姿を現すまで待つこととしよう。
「ルビア、魔力の方は戻ってきたか? 怪我が痛くてしょうがない」
「ええ、そろそろいけそうです、すぐに治療しますね」
「待った、お前の背中の傷の方が酷そうだ、そっちを先に治せ」
ルビアは別に後で構わないなどと言うが、服が裂け、背中が蚯蚓腫れになっているのがわかる程の状態である。
正直、見ているこっちが痛くなる、無理矢理先に治療させた。
……今のでまた魔力が切れたらしい、俺はもうしばらく火傷だらけのままだ。
「勇者様、そろそろバーベキューの準備が出来ますよ」
「待ってくれミラ、俺はさっき自分がバーベキューにされかけてそのままなんだ、手を火傷して箸も持てないぞ
「あら勇者様、それなら私が食べさせてあげようかしら?」
「おうセラ、気が効くじゃないか、ではそうしてもらおうかな」
手が使えない俺は、セラに食べさせて貰いながらバーベキューを堪能する。
焼けた肉を葉っぱのような野菜に包み、手移しで食べさせてくれた。
「どうかしら勇者様、私に食べさせて貰った感想は?」
「うむ、通常通り、特に普段と変わることなく美味しいぞ!」
「・・・・・・・・・・」
待てよ、セラは先程おもらししたパンツを手で洗っていたよな。
今はその直後、セラの手から直接食べ物を口に入れられている。
つまりは……最悪だ!
俺は容態が急変した。
※※※
「ハイ、これで完全に治りましたよ、全く大げさなんですからご主人様は」
「違うんだな、問題はそこではないところにあったわけだよ、わかるかねルビア君?」
「よくわかりませんが……どうせたいした話ではないと思うので、あえて聞かないでおきますね」
「薄情者め、後で目に物を見せてくれよう」
魔力が戻ったルビアの回復魔法により、俺が負っていた火傷は完全に回復した。
ここから先は自分で食べよう、そしてセラに食べさせて貰うのは二度とやめよう、トラウマである。
「しかしルビアちゃんの回復魔法がたまたま敵に当たって良かったわね、あれが無ければこの水の大精霊様でも敵の弱点を看破出来なかったわ」
「ええ、焦ってしまったのが逆にラッキーになりました、あのときはうっかり戦うのを忘れていましたから」
強敵との戦闘中にうっかりで戦うのを忘れるとかはやめて欲しい……
だが今日のMVPはルビアである、俺がお酌をしてやろう。
「勇者様、また食糧が無くなってきましたよ、リリィちゃんが食べすぎです、カレンちゃんも」
「そうか、でも日数的に明日には補給部隊が到着するだろうよ、心配することはないさ」
「そうだと良いんですが……」
「全く、ミラは心配性ね、さてそろそろお風呂に入りましょう、強敵との戦闘で疲れてしまったわ」
「セラはおもらしして突っ立っていただけだろうが」
「馬鹿ね、あれは私のスキルよ!」
この世界にはおもらししながら立っているだけのスキルがあるのか?
風呂では、ルビアが今日頑張ったご褒美としてマッサージを要求してきた。
俺が後ろから肩を、一緒に入っていたセラとカレンが両サイドから腕を揉み解す。
「どうだルビア、気持ち良いか?」
「イエスッ! オゥイエスッ!」
「だからそれはもうやめろ! こうしてやるっ!」
「いででっ! 脇腹は凝っていませんから、抓らないで下さい!」
調子に乗ったルビアを罰した後は、風呂から上がって布団に入る。
怪我は完全に治ったものの、疲労の蓄積は解消されていないようだ。
すぐに目を閉じる、気が付いたときにはもう朝になっていた……
おかしい、何か湿っているような感触がある。
しかも温かい、そしてなぜ1人用の布団なのに隣でジェシカが寝ているのであろうか?
……やられた! わざわざ俺の布団に潜り込んでオネショしてやがる!
「おいジェシカ、起きろっ! 貴様一体どういうことだ!?」
「ん……おう主殿、おはよう……うむ、作戦は成功したようだな、畏れ入ったか!」
チクショウ、そう言えばこの間俺の布団に潜り込んでオネショしてやるなどとほざいていたな。
まさか本当にやるとは、しかも時間差攻撃かよ、なかなかやりおるではないか。
「全く、とりあえず風呂に入るぞ、うわっ! 俺の服までビチャビチャじゃないか」
風呂で体を洗い、汚れ物を持って外に出る。
俺の分もジェシカに洗わせよう。
「ちゃんと洗えよ、布団もしっかり干すんだぞ! 大体どうして急に仕掛けてきたんだ?」
「昨日セラ殿がおもらししているのを見て思い出しただけだ、どうだ、私をいじめるとどういう復讐を受けるか思い知ったであろう!」
「黙れ、貴様も布団と一緒に干してやる!」
「待ってくれ主殿、向こうの方に見えるのはウチの輸送部隊のようだ、家臣達が来るのに干されているのは拙い、後にしてくれんか?」
「そのようだな、では後できっちり干して、布団叩きで引っ叩いてやるからな、覚悟しておけ!」
遠くに見えていたのは、やはりジェシカの実家から食糧を持って来た輸送部隊であった。
良かった、これで貧相な食事をしなくて済むぞ。
「いやぁ、毎度毎度ありがとうございます、大変感謝しております、ハイ」
輸送部隊は相当に疲れているようだ、全員目が虚ろである。
ボーっと、どこか明後日の方向を見たまま俺の言葉に反応しない。
これ、ちゃんと帰れるのか?
「きゃあぁ~っ! 何よこれぇっ!」
輸送部隊が持って来た木箱をミラが開けると、中から出て来たのは食べ物ではなかった。
カエル、ヘビ、サソリ、ムカデ、それからGの者である、わっしゃわっしゃ出て来やがる。
酒の瓶に入っていた液体なんか馬のションベンじゃないか!
「何だこれ……どういうことだよ?」
「ご主人様、この人達どうやら変な術に掛けられていますよ!」
「サリナ、解くことが出来るか?」
「ええ、ちょっと時間はかかりますが、おそらく大丈夫です、というか掛けた側はこれを一瞬でやっていますね、相当な力の持ち主ですよ……」
つまりこの輸送部隊の連中は、その正体不明の術者に何かされ、運んでいた食糧を奪われたということだ。
そしてその食糧の代わりに、先程出現したとんでもないものをここまで運んで来たのである。
おそらくこれは魔将サワリンの仕業で間違いないあろう。
遂に仕掛けてきやがったか……
本年もこのまま投稿を続けていきます。
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