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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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725 ボウ

「え? ちょっと何よ今のはっ!?」


「変な高さだったな、足でも狙ってんのか? てかどこから発射されたんだ?」


「ご主人様……あそこです、ほら……あんま言いたくないですけど……」


「何だカレンそんな顔して……うぉぉぉっ!? おいお前っ! ちょっ、それはないだろぉぉぉっ!」



 俺達の間を駆け抜け、壁に突き刺さっていたのは確かに矢であった、それが超高速で発射されたのは確実、一瞬でわかってしまうことであったのだが、肝心の発射元がわからずにいた。


 だが前衛に居るカレンの、いつになく呆れ果てた表情、そしてその指差した先には、『お仏壇のチーンのようなもの』を持った敵のおっさんの、ズボンに存在している社会の窓が全開になっている光景。


 だからどうしたといったところだが、なんと、その社会の窓の奥から、明らかに装填された『次弾』がひょっこりとお目見えしたのである。


 もはや間違いない、あの壁に突き刺さった矢は、奴のチ……社会の窓から発せられたもの。

 そしてチ……っと、こちらは大丈夫なやつだ、とにかく『チーンのやつ』は、それを発射するためのトリガーなのであろう……



「勇者様、ショックを受けているうちに次が来ますよっ! 真剣に避けないと拙いですっ!」


「おっ、おうっ! だがあの野朗、プルプルさせてどこに飛ぶかわからないようにして……まるでションベンをし終わった後の……」


「隣で不潔なことを言わないで下さいよ……」


「おっと、王女様の横でその話は拙いか、すまんすまん……きやがったっ!」



 今度は確かに確認することが出来た、ビュッと飛んで行ったその矢は、コース的には後ろのユリナとサリナ辺りを捉えていたのだが、直撃したセラの空気の壁と精霊様の水壁、その2つを通過するにあたって向きがズレ、明後日の方向へと飛んで行った。


 勢いもかなり殺せているし、この感じで、防御壁2枚の状態で迎え撃てばどうにかなるか……問題はこれが奴の限界なのかどうかということ、もしかするとこの程度の、通所の矢を飛ばす行為ぐらいは小手調べなのかも知れないし……



「ギャハーッ! ギャハハハッ! どうだっ! これぞ我がおじさんの最終究極奥義、『チーンBOW』なのだぁぁぁっ! ハーッハッハッハッ!」


「チ○ぼ……くそっ! 精製塔といい、さっきからまともに表現出来ない『ブツ』ばっかり用意しやがってっ!」


「でも勇者様聞いた? アレが『最終究極奥義』らしいじゃない、つまりこの攻撃さえ切り抜ければどうにかなるわよ」


「ええ、エネルギーの消費も凄いですの、普通に撃ち続けたらあと……50万発は撃ち続けられますわね、結構アレでしたわ……」


「50万発も耐えられねぇよっ! ほらまた来たっ!」


「あっ、今度のはちょっと変ですっ!」



 予想以上に長持ちしそうな、『打ち止め』までは時間を要しそうなおっさんの『チーンBOW』、このまま通常の矢を放ち続けるのかとも思ったが、ここで色違いのものが飛び出してきた。


 放っているオーラからして毒の矢である、大丈夫だとは思うが、状態異常にすこぶる弱いリリィにヒットすると大変なことになりかねない、念のため聖棒で弾いておこう。


 ということで前に出て、その俺の真横を通過する際、カッと弾いて起動を逸らしてやる。

 後衛の方はおろか、2重の壁にすらぶつからない角度で飛んで行った矢は、広い部屋の隅の、透明な壁に直撃して止まった……



「やれやれ、毒の次は何が……どうしたマリエル?」


「いえ、勇者様、その……武器がちょっと何か……」


「武器? おれの聖棒がどうかしたって……黒くなってるぅぅぅっ!?」


「矢が当たった直後からですよ、今は侵食が止まって……黒い部分が小さくなってきていますね、どうやらこれ……毒なんかじゃない、何か別のものかと思いますよ、たとえばほら、呪いとか……」


「呪いだとっ? これはまた厄介な、ということらしいから皆気を付けろ、今のは聖棒だったからこの黒い部分は消えていくがな、他の武器屋防具だとどうなるかわかったもんじゃないし、素手なんてもってのほかだからな」


『うぇ~いっ!』



 俺も防御壁の内側へ戻り、敵が発する次の攻撃が如何なるものなのかに注目する。

 なお、あの真っ黒い、のろいと思しき矢を放つのには、おっさんもかなりのエネルギーを消費したようだ。


 相変わらず無表情だが息切れして、次弾の装填にモタついているおっさん、この辺りは普通の、単なるショボいおっさんのままだ、強くなっても人間の本質は変わらないらしい……まぁ、コイツが人間なのかどうかはさておきだが。


 そしてここは、このタイミングは作戦会議のチャンスでもある、いつあの危なっかしい攻撃が来るとも知れぬ状況では、まともに話し合いなどすることが出来ないからな……



「で、どうするよこの状況? ユリナ、まだあまり派手な攻撃をぶつけない方が良いよな? てかそれはずっとか?」


「そうですわね、もうしばらく待って、あの汚いおっさんの全体に『凄いエネルギー』が浸透すれば、今みたいに突ついて破裂して、みたいなことはなくなるかも知れませんわよ」


「うん、その可能性も出てきたわね、さっきからジワジワとだけど、おっさんに力が馴染んできている感じだもの」



 まるで小麦粉を捏ねた後、出来上がった生地を馴染むまで寝かせる……そのようなイメージの馴染ませ方なのであろう。


 とにかくこのまましばらくすれば、衝撃を受けたおっさんのボディーが破裂、中で圧縮された『凄いエネルギー』が暴発してこの世界がなくなってしまうような、そのようなことが起こり得ない状況を迎えるかも知れないとのこと。


 だが、力が馴染むということは、今は溜め込んだそれでパンッパンのおっさんが、今以上によい動きをし出す、つまり強くなるということではなかろうか?


 もしそうだとしたら行って来いだ、もちろん能動的に討伐することが出来るようになるというメリットは存在するのだが、その危険性がさらに増してしまうこととなる。


 まぁ、その結果になるのが確実とは言えない、言い切ることが出来ないのだが、ユリナと精霊様がその可能性が高いと主張しているのだから信じてみよう。


 だからとにかく今は耐えて、おっさんに攻撃を加えることが可能になるタイミングを待とう……と、ここで次の攻撃準備が終わったようだ、その前に後ろの裏切り野郎が何か言いたそうな気持ちの悪い笑顔を見せているのだが……



「フハハハーッ! どうだねどうだねおじさんの『チーンBOW』は? しかもお察しの通り呪い効果付き、その矢に最後に触った奴は呪われるからなっ! おじさんの菌の呪いは凄いんだからなっ! ハーッハッハッハッ!」


「菌の呪いだとっ? それはアレか、最後に触った奴はしばらくの間『菌』として扱われる系のやつか?」


「その通りっ! まぁせいぜい避けるが良い、触ったら貴様が菌だからなっ! 気を付けることだよっ! ギャハハハーッ!」


「なんと低俗な、今時そんな呪い、初等部のお子様でもしませんよっ」


「えっ? やんないのか? 次の休み時間まで菌になる呪い……面白いのに……」


「やりませんよそんなのっ、そもそも着席したらセーフになるとか、もう設定ガバガバじゃないですか」


「……確かにそうだな、非常に現代的でない低レベルの呪いだ」



 昔、もちろんこの世界に転移して来る前には良くやった遊びなのだが、最近の、この異世界のガキにはあまり評判が良くないらしい。


 もっとも魔法や呪い、不思議な力が当たり前のように存在しているこの世界においては、その『呪い』がホンモノの『呪い』なのであって、『菌』になってしまった鈍臭い奴は本当に『菌』なのであって……うむ、あまりやりたいとは思えないな……


 と、それはともかくだ、このおかしな呪いを喰らうわけには、もちろん俺や紋々太郎に新キジマ―、フォン警部補が喰らうぶんには笑い話で済むのだが、他のメンバーにとってはそうもいかない。


 そもそも汚いし、菌の呪いなど受けて真っ当で居られるほど不潔耐性のある仲間達ではないのだ。

 そして俺以外の野郎キャラ3人も、強さ的な面で、おそらくあの矢を喰らった時点で終わり、死んでしまうに違いない。


 となるとあの不潔で不快なチーンBOWを真っ向から受けるのは……俺しかいないのか、本当に最悪な展開だ、今すぐに帰宅して酒でも飲んで忘れたい、現実から逃避したいぐらいである。


 まぁ仕方がない、ここさえ乗り切ればあとはこの裏切り者を処刑して、ついでにこの地にある始祖勇者由来の、黒ひげの玉を開放して次のエリアへと向かうだけ。


 最後、本当にこれが最後の戦いなのだ、そうは思えない程度には残念な感じなのだが、それはいつものことであって……と、どうしてフォン警部補が前に出て来るのだ……



「おいちょっとフォン警部補、危険だから下がっていてくれ、アレを喰らったら『菌』とか『呪い』とか関係なくヤバいだろあんたはっ! 死ぬぞマジでっ!」


「いや、ここは俺に任せてほしい、あの技を見てようやく合点がいったよ、ここは、こここそが俺の漢の見せ所だってな」


「あのしょうもない技を見てどうしてそうなるのか、疑問が噴出して爆発しそうなんだが……まぁ良いや、自信があるなら任せるけどさ、死んでも助けたり、あと蘇生とかしないからな」


「わかっている、とにかく任せてくれ」



 どういうわけか自信満々で前に、もちろん二重の防御壁よりもさらに前へ出るフォン警部補。

 何か秘策があるのか、それともこの戦いが異常すぎてどうにかなってしまったとでもいうのか……



 ※※※



「……ふぅっ、これで準備運動は終わりだ、さぁ来い変質者! POLICEであるこの俺が相手だっ!」


「ガハハーッ! POLICE如きが何を言っているかっ! ゆくのだおじさんっ! その勘違い野郎の腹に、下腹部に大穴を空けてやれっ!」


「・・・・・・・・・・」



 敵のおっさんは裏切り野郎の言葉に返事をせず、それでいて当たり前のように従う。

 チーンBOWの先をフォン警部補に向け、射……ダメだ、これ以上はもう汚すぎて表現出来ないぞ。


 で、その薄汚いおっさんの、全開となった社会の窓から不潔な、菌を多分に含む真っ黒な矢が放たれる。


 直後、フォン警部補は動かない、いや、小さく動いたか、それでもあの高速の矢を避けることの出来る動きではなかったし、何よりも矢自体がこちらへ飛んで来ない、つまりは……



「……どうなったんだ? あっ、その落ちているのはっ⁉」


「ギャーハッハッハッ! ハッハッ……ハッ? 貴様! どうしてその矢に、チーンBOWから放たれた矢に触れて呪いの状態異常を受けないんだっ?」


「なぁに、呪いを受けるか受けないか、ギリギリのところで叩き落とした、たったそれだけのことだ」



 こちらからは見えないが、きっとしたり顔をしているのであろうフォン警部補。

 その足元に転がった真っ黒な呪いの矢を見て、裏切り野郎は驚愕の極致に達した表情。


 一体何の技を使ったというのだ? 俺でも、いや俺以上に素早さの高い仲間達であっても、今のように『呪われないで矢を叩き落とす』という芸当は出来かねる。


 きっと物凄い術、いやフォン警部補は物理格闘タイプだからな、未知の格闘技をもって対処したに違いない。

 それがどんな格闘技なのか……ということに対しては本人が自慢げに語り始めるようだ……



「やはりな、この技を使えば『チーンBOW』にも対抗出来るということだ」


「ギャハーッ⁉ 一体どういうことだ? おじさんのチーンBOWを防ぐことなど、これまで誰にも出来ず、どの学者によってもその防御可能性が否定されたもので……」


「そうだぞフォン警部補、アレをまともに受けておいて『菌』にならないとは、どうすればそんなことになるんだ? 不正なチート行為か?」


「フッ、この技は、いやこの格闘技自体は比較的有名なものだ、昨年も俺が定期購読している『月間世界の格闘技』で特集されていたほどの一子相伝の拳法なんだよ……1,000年以上前に失われたんだがな」


「じゃあ何でフォン警部補がそんなのを使えるんだ」


「いや、この間その秘伝書を偶然見つけてな、フリマで」


「誰だよそんなものを売り払ったのは……」



 この世界には馬鹿しか居ないのか、そう指摘したくなる場面であったが、フォン警部補の語りはまだ続くようである。


 ひとまずそれを聞いて、随時ツッコミないし批判を入れていくこととしよう、まぁ、正直もうこんなのどうでも良くなってきたのだが、無視して早く帰りたいのだが……



「……それでだ、その秘伝書、実はホンモノではなかったようでな、まぁ文字の下にうっすらと『COPY』とか浮かんでいたから察しは付いていたんだがな」


「車検証のコピーじゃねぇんだよ」


「まぁ、とにかく秘伝書は劣化コピーだったんだがな、それでもなかなか良いコピーで、『ウルトラ最終秘奥義』の放ち方に関するもの以外の全ての事項について習得することが出来たんだ」


「……その、何だ、『ウルトラ最終秘奥義』ってのは?」


「敵が今使っている『チーンBOW』のことだ」


「そこに着地するんじゃねぇぇぇっ!」



 結局意味不明なのだが、とにかくフォン警部補が今使っている格闘技は1,000年以上前に失われた、格闘家界隈ではそこそこ有名なもの、そして敵の使っている『チーンBOW』は、その格闘技の『ウルトラ最終秘奥義』だということがわかった。


 ちなみに会得することが出来なかった『ウルトラ最終秘奥義』を、どうしてフォン警部補は叩き落としてしまうことが出来ているのかというと、それ以外の全ての事項、つまり『ウルトラ最終秘奥義キャンセラー』まで、その劣化コピーの秘伝書から得ることが出来たためだという。


 そしてもちろん、単に叩き落とすだけの技のみではない……というか『ウルトラ最終秘奥義』をその格闘技の中にある技でどうにか出来てしまうというのはかなり問題な気がするのだが、とにかくその上を行く技もあるのだそうな。


 その名も『ウルトラ最終秘奥義クーリングオフ』、この技は、要らないのに押し付けられた『ウルトラ最終秘奥義』を、そっくりそのまま敵にお返しすることが出来るという、当該格闘技最後の技である。


 まぁ、だからどうしたという以外の感想はないのだが、とにかくこの技を使いさえすれば、現状かなりの脅威となっている呪いの矢を、逆に敵に対して飛ばすことが可能となるのだ……



「まだ撃ってくるみたいだな、勇者殿、それから他の皆も良く見ておけっ、これが失われた伝説の格闘技、そのウルトラ最終秘奥義を返す究極終焉秘奥義だぁぁぁっ!」


「良いから叫んでないで早くしろよ、もう飽きたんだよ実際……」



 社会の窓からピュッと飛び出した敵のチーンBOW、通常フォン警部補がそういう技を使うと知っていれば、絶対にその攻撃を繰り出すことなどしないはず。


 だがおっさんには自我がなく、そして後ろで戦いの推移を見守る裏切り野郎も、非常に頭が悪いためと目に入るようなことはせず、むしろ煽っている感じだ。


 で、高速で飛んだ矢はフォン警部補のすぐ目の前へ、そこで死角に入って俺の視界からは消えた。

 それとほぼ同時、全く逆を向いたその真っ黒な矢が、今度は敵の方へと向かって飛んで行く……



「ガッ! ひょぉぉぉっ!」


「どうしたんだおじさんっ! あっ、呪いのチーンBOWが……」


「どうだっ! これがチーンBOWをそっくりそのままクーリングオフする技だっ! ちなみにボディーには傷を付けていないから爆発の心配はないぞっ! 破壊したのはあくまでチーンBOWの発射体のみだっ!」


「へぇ~、良くわかんないけど凄いじゃん、おつかれ」



 カランカランッと音を立てて、おっさんの持っていた『お仏壇のチーンのようなもの』が床に転がる。

 チーンBOWによる攻撃はこれで完全に封じられた、それと同時にこれまでそこら中に突き刺さっていた黒い矢が徐々に細く……



「あらっ? 何か矢だったものが落ちて来たわよはらはらって……毛……かしら?」


「触るなセラ! それはおっさんのアレだ、どういうわけかテーブルの上とかに落ちていることがあるあの毛だっ!」


「ひぃぃぃっ! とんでもないモノじゃないのっ!」


「大丈夫か? 誰も触っていないよな? こんなのに触れたら呪いどころの騒ぎじゃないからなっ!」



 撃った分だけその、何とも言えない『毛』が落ちているということになるのだが、フォン警部補はこれを素手で掴んで投げ返したというのか?


 そのとんでもない胆力は賞賛に値するところだが……しばらくの間フォン警部補が触れたものには触れない、近付かないよう注意しておこう、少なくともお肌のターンオーバーがどうのこうので不潔さがこそぎ落とされるまではだ……


 なお、チーンBOW発射体を破壊され、そこで初めて台詞、いや声にならない声を上げたおっさんだが、今ではすっかり立ち直り、攻撃を受けたことも、そもそもチーンBOWなど最初から存在しなかったかのような涼しい顔をしている。



「これさ、まだ何かやってくるのかな? もうそろそろ終わりにして欲しいところだよな」


「でも勇者様、敵のボディーに浸透していったエネルギーが今まさに良い感じなのよ、何もしてこなかったとしても、素手で攻撃してくるだけで結構強いんじゃないかしら?」


「そうだな、マジで厄介だが、飛び道具がなければ普通に……なければってことなんだがな……」


「あらっ、そんな貴重なモノを使うなんてとんでもないっ!」



 攻撃の要であったチーンBOWを失ってしまったおっさん、このまま体に馴染んできたダンゴ精製塔の力を使い、肉弾戦に持ち込むのであろうというのが大方の予想であったのだが、どうやらそれは早とちりであったようだ。


 無表情のまま頭に手をやり、そして毛を、大変希少となっている頭髪を、何の躊躇もなくブチブチッと引き抜いたおっさん、凄まじい覚悟、いや人格などないのか。


 とにかくその毛を複数本、掌に乗せた状態で息を吹きかける、フワッと舞った毛、抜け毛は、風を掴みながら形を変えて……小さいおっさんに変化したではないか……

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