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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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724 強いおじさん

「それでさ、すぐに創り出すって何を? 誰が戦うつもりなの?」


「ギャーハッハッハッ! フヒーッ! 誰がって、この『おじさん』に決まっているではないかっ! そんなこともわからないのかこの能無し馬鹿野郎はっ! フハハハッ!」


「いやその『おじさん』はどう見ても普通のおっさんだろっ! そろそろ良い時間だから退社しとけや、それとも今日は残業なのか?」


「馬鹿を言うでない、この『おじさん』はな……と、遂にエネルギーの充填が終わったようだ、我がダンゴ精製塔はな、他の地域のゴミと違って素晴らしいのだ、儀式をせずとも予め生贄を捧げてストックを……」


「何がどうしたって? もう話とか色々付いていけないんだけど、とりあえず行動するなら早くしろ、もちろん黙ってな」



 敵の後ろに控えた普通のおっさん、郊外に出現した5本の精製塔が凄いモノであることは一目瞭然なのだが、どう考えてもこのおっさんが強い、というか戦うことが出来るとは思えない。


 普通にハゲだし腹が出ているし、謎の出っ歯で凄いメガネ、戦闘力の基準としてはそうだな……出っ歯仲間でハツカネズミ辺りと比較するとちょうど良い、互角の戦いを繰り広げるであろう。


 そんな弱っちいおっさんを前に出し、構えを取らせる敵の裏切り者、おっさんの表情は一切変わらない、感情がないのか、それともあの無限沸きのモブのように、作り出された何かなのか。


 いや、もしかしたらこのおっさん、どこかに存在しているはずのモブキャラ無限沸き装置から出た、突然変異の個体なのかも知れないな……と、どうやらダンゴ精製塔の力がここへ集まるようだ……



「ハヒーッハッハッ! 見よっ! このおじさんも今は普通のおじさんっ! 雑魚で臭くて、家でも会社でも虐げられているような、むしろ上と下からの板挟みで疲弊する、かわいそうな中間管理職のおじさんだっ!」


「だからそんなの見りゃわかるんだって、それがどう変化するってんだよ?」


「そう、このおじさんが変化するのだっ! 生まれ変わるのだっ! 出でよ、究極の精製ダンゴよっ!」


「……クッ、勇者様、これは凄い力よっ!」

「拙いわね、皆もっと屈んで隠れて、何が起こるかわからないわよっ」



 おっさんの立っている場所の少し前、その空中に強く、そして真っ白に輝く光の玉が出現する。

 その光の玉は徐々に丸い、5つの黒く丸い物体……串に刺さっているようだ、ダンゴが……



「これはっ!? 今まで見てきたダンゴとはちょっと違うみたいだな、数も5個ってことはアレか、精製塔1本につき1個ってことか? ちょっとトクベツなんだな」


「……いや勇者君、これは『トクベツ』などというひと言で済ませて良いモノではないかも……これだけの力を持ったダンゴが5個もというのは……はっ!? まさかそんなっ!」


「何がまさかで?」


「……まっ、まさか……『みたらし』だとぉぉぉっ!?」


「あ、そこビックリするとこなんすね……」



 もはや完全にその形を整え、光り輝くのをやめたダンゴ、串に刺さった5本……確かに『みたらしダンゴ』のようなのだが、だからどうしたという印象しか持たない。


 で、それに対して恐れ戦いているのは紋々太郎と新キジマー、つまり島国の人間、高度に精製されたダンゴについて誰よりも良く知っている人間だ。


 その2人がこの反応ということは、この『串に5本刺さったみたらしダンゴ』というものに何かがあるということ、とんでもない力を秘めている可能性があるということ。


 果たしてその力が何なのかということについては全くの不明なのだが、とにかくそのみたらしダンゴがゆっくりと高度を下げ始め、下に居たおっさんの手によって、串の余った、持ち手の部分がキャッチされる……



「それで、確かにあのダンゴが『高度精製ダンゴ』であることは良くわかるんですけど、そんなにヤバイと? あれを摂取してもせいぜい新キジマーぐらいの強さ、いやベースを考えると普通に雑魚のままなんじゃ……」


「……いや、あの『串に5本刺さったみたらしダンゴ』というのはね、トクベツどころではなくもはや伝説なんだよ」


「意味わかんないんすけど、どの辺りが?」


「具体的に言うとね、あの『串に5本刺さったみたらしダンゴ』、アレはそんない甘くないんだっ!」


「ハーッハッハッハッ! ギャハハハッ! おいそこの貴様! 良く知っているじゃないかこの野郎、少し賢いようだねっ! で、今言った通りこのみたらしダンゴは、この地域独特の『5本タイプみたらしダンゴ』はそんなに甘くない、甘辛いという表現がしっくりくるのだっ! しかも香ばしい焦げ目が付いて、これには酒飲みのおじさんも大満足なのだよっ!」


「何ぃぃぃっ! それはとんでもないことだぞっ!」

「凄いっ! そんな甘味がこの世の中にっ!」



 うっかり反応してしまったのは俺とルビア、純粋にもう少し独特なつまみをと思っていた俺と、甘味に関して、そして酒のつまみに関しても思いの強いルビアの2人だ。


 他の仲間達はだからどうしたという顔をしているのだが、この連中はまるでわかっていない。

 ひたすらに甘いのではなく、ほんのり甘辛い感じの方が間違いなくみたらしとして……そんなことはどうでも良い。


 とにかくこの謎のみたらし、しかも通常串に刺さっているダンゴは4個が多いところ、なんと5個も食べることが出来るという特徴を持ったこのダンゴ。


 それが今、全く表情を変えない雑魚キャラのおっさんが口に入れ……齧った瞬間、とんでもない力のバーストが周囲を襲う。


 まるでマイクでもハウリングさせたかのような、グワングワンと頭にくる凄まじい力。

 それの向かう先はおっさんの口の中、齧られたダンゴから溢れ出した分も含め、全てが吸収されていく。



「すっ、すげぇ力だっ!」


「ちょっと、これ勇者様よりも強くなるんじゃない?」


「マジでその可能性もあるな、全員で掛かれば……いや、顔のキモさとかでマイナス補正が掛かるはずだ、あと元々持っている節々、内臓の不調とかでな、そもそもこんなおっさんが勇者様たるこの俺様よりも強いなんて許されないからマジで」


「けど……攻撃方法によってはかなりのものになるわよ、どんな武器を使ってくるかわからないけど、どう思うカレンちゃん?」


「そうですね、あの猫背な感じなら短剣とかでしょうか、相手の懐に潜り込んで……とうっ、みたいな」


「おっと、おいカレン、俺を相手役にして実演するんじゃねぇっ!」


「ちゃんと避ければ大丈夫です、えいやっ!」


「危ねぇっ! てかコレふざけている暇じゃないだろ、相当にヤバいぞ正直!」



 2つ、3つとダンゴを齧っていくおっさん、その表情は変わらず、そして見た目も一切変化していない。

 だがその持っている力の方はとんでもないことになっている、通常の人間であれば破裂、いや消滅してしまうほどのパワーを体内に取り込んでいるのだ。


 その状況で一切何もない、苦しむこともなく淡々とダンゴを、今は4つ目を口に入れたおっさん。

 おそらくは特殊な人間だ、どこかで拾って来たとかそういうわけではなく、やはりこのために創り出された人間のようなものなのか……



「やいこの裏切り者! そんなやべぇ『入れ物』、どうやって創り出しやがったんだ?」


「ハーッハッハッハッ! 貴様のような低能人間にもこのおじさんの素晴らしさがわかるか? だが残念、これは我が創り出したものではないのだよっ!」


「じゃあどうしたってんだ? まさか西方新大陸の犯罪組織なんかよりもっと禍々しい存在から……」


「いや、普通にパチンコの景品で取ったのだ、タコ負けしたときに自暴自棄になってな、うっかり余り玉と交換してしまったのだよ」


「馬鹿なのか? どこの世界のパチンコ屋におっさんの景品が置いてあるんだ、飴でも貰っとけやハゲ! てか普通にパチンコなんてあるんじゃねぇよこの世界にっ!」


「フハハハッ! ここはそういう『土地柄』ゆえな、しかし今にして思えば良い景品交換であった、まさかこんなおじさんが凄まじい力の『入れ物』になるとはなっ! ギャーハッハッハッ!」



 本当に頭が悪いとしか思えないのだが、なるほど味噌にコーチンにきしめんに、それから巨大な二枚貝に甘辛の5本刺さったみたらしダンゴ、それがこの地域の特色、特産品の類だ。


 ここまでくればもう、異世界であっても、剣と魔法のファンタジー世界であっても、カジノの代わりにパチンコ屋ぐらいは存在している地域であると考えても特に不思議はない。


 で、肝心なのはその余り玉で景品交換されたおっさんが、5個目のダンゴを飲み込んだところで何が起こるのか、どのような力を発揮することになるのかということだ。


 その瞬間が今、全くもって何の反応も示さないおっさんによって迎えられる……と、少し苦しそうだ、げっぷをして……どうやら『人を5人ぐらい容易に消滅させる分』ぐらいの力が入り切らず、漏れ出してしまったようである。


 そのおっさんのげっぷは凄まじい威力、セラの風魔法を彷彿とさせるような、凄まじい空気の弾丸としてこちらへ襲い掛かった。


 精霊様が張った水の壁は大きく歪み、もう少し舐め腐っていれば貫通されてしまうところであったぐらいだ。

 そしてもちろん、勢いを失ってなおそのげっぷの力は脅威である、それはもう、色からして確かなこと……



「ご主人様、あのおじさんの吐いた息、というかげっぷですか? 何か茶色いです、私と同じようなブレスなんですかね?」


「そうじゃないぞリリィ、アレはとんでもねぇ臭いが可視化されたものだ、ヤニ、アルコールに胃もたれ、歯槽膿漏に逆流性食道炎、それら全てによって生じる『臭っせぇ息』なんだ、わかるか? わかりたくもないよな……」


「聞かなければ良かったです……」



 どんな力を持っていようとも、どんな力の器であろうとも、その存在がおっさんである以上はおっさんの臭いがするのだ。


 息だけでなく脇も、体全体も、そして髪の毛……は臭気を放つほど残ってはいないか、とにかく強さに加えて『とんでもなく臭っせぇし汚ったねぇ』ということが、このげっぷによって確認出来たのである。


 そしてその吐き出してしまった以外の、ダンゴに封入されていた凄まじい力、おそらく生贄1万人分程度の生命力を、高い変換効率によってダンゴとしてものなのだが、それらは全て体内に取り込んでしまったおっさん。


 今これを攻撃したとして、その衝撃で腹や頭に穴が空いたりすればどうなるか? きっと大爆発を起こし、この世界、神界や魔界はどうなるかわからないが、少なくとも今俺達が居る地上は消滅してしまうに違いない。


 そんな力とそれに基づく危険を孕む『おっさん』の様子はどうかというと……まるで変化がない、やはりその辺の汚らしい、少なくとも洗濯物を一緒にされたくはないタイプのおっさんのままだ。


 しかし周囲に纏ったオーラは相当に異なってしまっている、これまでの『ショボい中間管理職おじさん』から、『強大な力を持つ未知の生命体』へと、雰囲気だけが変化してしまっているのであった。



「……どうやら完全体が出来上がってしまったようだね、もう我々には対処不可能な存在だ、勇者君、どうにかなりそうかね?」


「え~っと、タイマンだとかなりキツいと思いますけど、パーティーで一斉に掛かれば……あまり刺激しないように気を付ければどうにかなりそうです、皆、とにかく『斬る・焼く・蒸す・衝撃を加える』ってのは禁止で頼むぞ」


「主殿、それでは何も出来ないではないか、せめて攻撃のガイドラインを策定して……と、敵が居ないぞっ!」


「上ですっ! 微妙な手汗の吸着力で天井に貼り付いていますっ!」


「早速きめぇな、しかしどうしたものか……いっそのことこのまま動かせ続けて、エネルギーを全部消費させてしまうとか……」


「ご主人様、それだとおそらく1週間ぐらい、不眠不休で頑張らないとなりませんの、もしこのままの動きだったら……」


「つまりユリナよ、奴がもっと激しく動くように、より強力で消費の多い攻撃を放つように誘導すれば良いってことだな?」


「まぁ、そうすれば比較的早くエンプティに出来るかも知れませんわよ」



 ユリナの予測では、このまま、例えば今のように天井に貼り付いていたり、目にも留まらぬ高速移動を繰り返したりする程度では、あのおっさんの体内に蓄えられた力を出し切るのに相当な時間が必要だとのこと。


 しかし『強攻撃』を連続で繰り出させることが可能であれば、そしてそれが実現したのであれば、その期間を相当に短縮してしまうことが出来るやも知れぬのだ。


 しかし一体どんな攻撃をしてくるのやら、丸い、牛乳瓶の底のようなメガネの奥にあるおっさんの瞳はこちらからハッキリとは見えず、その感じで何を企んでいるのか、いや、それどころか誰を狙っているのかさえ分からないという状況。


 自ら動いて天井に貼り付いたということは、もちろん先制攻撃を仕掛けてくるつもりなのであろうが……果たしてどうくるのか、初撃が気になるところだ……



「……動きそうだね、殺気が満ち溢れてきたよ、表情は変わらないのにな」


「ええ、ちょっと下がっていて下さいっす、マジで何をしてくるのか見当が付かないんで……皆も気を付けろっ!」


「凄いっ! 足の吸着力だけで天井に貼り付いて……手からは……いけないっ! きっと酸を飛ばしてきますっ! 服を溶かされますよっ!」


「結局いつもみたいな、変わり映えしない攻撃なんだな……っと、俺も狙われてんのかっ⁉」


「ちょっと、勇者様が服を溶かされても誰も喜ばないわよっ」


「わかってるって、コイツ、完全に無差別攻撃だなっ」



 どうやらこのおっさんには『見境』というものがないらしい、ひたすら酸性に偏り切った手汗を、指先まで垂れたその薄汚い汁をこちらに向かって飛ばしてくる。


 しかも完全な無表情のままであるのが妙に不気味だ、笑ったり、興奮したりするのがこういう変質者の特徴なのだが、全くの無心、賢者モードに近い状態で変態攻撃を繰り出しているのは非常に恐ろしい。


 しかも腕を振るスピードも速く、手汗の雫のリリースポイントもバッチリであるため、ほぼすべての水分がその形を保ったままこちらへ、超高速で飛んで来るのだ。


 こんなものをまともに喰らったらひとたまりもない、まぁ物理的な実害としては少し痛いのと、それから服に穴が空いて最終的に全裸になってしまうというだけなのだが、『そんなモノ』をブッカケされたという精神的ダメージはおそらく一生涯消えることがないのである。


 ということで必死にその攻撃を避ける、避ける、避ける……そのうち体内の水分を使い切り、この攻撃は諦めることになるはずだ、そのぐらい尋常でない勢いで手汗をかき、飛ばしているのだから……



「あっ、降りて来るみたいですよ、ちょっと早い気もしますが、なかなか当たらないから諦めたんですね、きっと」


「なぁミラ、スカートの裾、めっちゃ溶けてんぞ」


「へ? あぁぁぁっ⁉ そ、そんなっ! バーゲンセールで買った激安の布地が……」


「それよりもパンツが丸見えになっている方を心配したらどうだ? まぁ良いや、敵はもう地上で攻撃出来る態勢になったみたいだし、そんなことで凹んでないで早く立ち直ってくれ」



 ガックリと膝を突き、ショックを受けるパンツ丸出しのミラ、まぁ、攻撃が来たらさすがに避けるか盾で受けるかするはずだし、しばらくこのまま放っておいても大丈夫であろう。


 今はともかく降りて来たおっさんに、かなり力を消費するような、それでいてこの建物が倒壊したり、世界が消滅したりしない規模の攻撃を繰り出させることが先決だ。


 しかし今度は何をしてくるのか、見たところ武器のようなものは持っていないように見えるのだが、あれだけの力があればそれは全くわかったものではない。


 おそらく念じれば、いとも簡単に強力な武器、防具を、何もない空間から精製してしまうことが可能なのだ。

 おっさんはそれぐらいの力を、膨大な量のエネルギーをその内部に留保しているのだから。


 で、その予想通り、無表情のまま右腕をバッと上げたおっさんは、何やらブツブツと、独り言なのかそれとも呪文なのか、とにかく不気味で小さな声を発し始める。


 同時に出現した光の玉、先程の、『串に5本刺さったみたらしダンゴ』が召喚されたときほどではないが、それでも目の眩むような強烈な光、それがひとつだけ空中に、その突き上げられた掌の上に出現した。


 間違いなく何かを召喚、というか精製するつもりだな、ミラも慌てて立ち上がり、パンツ丸出しの状態を一切気にすることなくこちらへ戻る。


 他の仲間達も1ヵ所に固まり、セラと精霊様が張った二重の防御壁の裏側に身を潜めた……と、そろそろ光が収まってきたようだ、おっさんの手には何やら金属の盃のようなものが……しかもそれ専用の座布団と、小さな、本当に手のひらサイズの太鼓の撥? のようなものが付属品として出現したようだ……



「……ご主人様、何でしょうアレ? 私の好きなお仕置きグッズ……のようには見えませんね……」


「なぁルビア、あの物体でどうやってお仕置きするのかは後で確認したいところだが……アレはそういうのじゃなくてだな、まぁ何というか、『供養グッズ』とでも言っておこうか」


「供養ですか? 一体アレをどうすることによって供養になると?」


「うむ、あの撥みたいなので器を叩くんだ、するとチーンみたいな、実にあり難い音が鳴り響くという仕組みのものでな、転移前の世界ではどこのご家庭にもあったものだ」


「へぇ~、でもどうしてそんなものを……あ、鳴らすみたいですね、使い方もご主人様の言っていたのと同じで……何か飛んで来ますっ!」



 大変あり難いお仏壇の『チーン』のやつ、どういうわけかそれを、いやそれではないと思うのだが、似通った何かを召喚したおっさん。


 そしてその『チーン』が打ち鳴らされた瞬間、途轍もなく高速の、矢のような飛来物が1本、セラと精霊様の防御を突き抜けてこちらを襲ったのであった……

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