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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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720 まとめて討伐

『ヌォォォッ! スミマセンッ! カミサマスミマセンッ!』


『グゥゥゥッ、で、でら痛いがっ! すまぬ鳥のような、ゴリラのような人よ、そなたの力、すべて奪わねばならぬようだ……』


『ヘヘーッ! ナンナリト、ナンナリトォォォッ!』


「何でも良いから早くしろよな、こっちは暇じゃないんだよお前等と違って……」



 カレンの策略によって元新キジマ―から全身全霊の一撃を喰らってしまい、そこそこのダメージを負った味噌ボス。

 というか不定形の味噌野郎にも拘らず、斬撃でダメージを負ってしまうのは納得がいかない、普通に練り直せば再生しそうなのだが?


 と、まぁそれは別に良いとして、味噌ボスはどうやら元新キジマ―を、その体内に取り込んで吸収してしまうつもりらしい。


 グネグネと動いた味噌の塊は、かなりの質量を誇っている元新キジマ―を完全に包み込む、表面から浸透し、そのボディーをベースにするかたちで取り込むのか……



『フヌヌヌッ! 人々よ、しばし待たれよ、この後我は最高の形、最高の力を兼ね備えた上でその前に立ちはだかるであろう、見事それを討ち果たし、この無様な、神であった何かに引導を渡してくれよ』


「何だそれ? 面倒だから勝手に死ねよな、どうしてお前のような奴の面倒を見てやらないとならんのだ?」


『……事を終えた暁には、我が味噌の力を最大限に用いた、この地域で提供される最高の料理を、ここに居る人々の望むままに提供しようではないか』


「おう、それを先に言え、ブチ殺してやるからサッサとその元新キジマ―の吸収を終えろ」


「……勇者君、これはアレかね、もう新キジマ―は戻って来ない可能性が高いと考えた方が良さそうかね?」


「かも知れないっすね、最悪ポン刀だけは救出しますよ」


「……イヌマ―、サルヤマー、そして二度目のキジマ―喪失か、今回の遠征はかなり被害が大きいね、またオーディションをするのが面倒だよ」



 肩を竦めてため息をついて見せる紋々太郎、別に残念そうではないし、全身入れ墨だらけのおっさんがそんなお茶目なポーズを取っても可愛くない、誰の心も動かすことが出来ない。


 で、そんな感じで待機していると、ようやく味噌ボスが元新キジマ―のボディーに浸透し切った、その機能の全てを吸収することに成功した様子……いや、何だかシェイプアップしているのだが? これでは元の元新キジマ―、つまり新キジマ―の頃と変わらない見た目である。


 つまり、ゴリマッチョ系ではなく素早さ系、最初の頃の、というか無駄なレベルアップを重ねる前の、最高の状態へと戻っているということだ。


 そして浸透した強烈な旨味を誇る味噌の力によって、その力は何千倍、何万倍にも膨れ上がっている。

 もちろん初期状態の味噌ボスよりもかなり上の実力、素早さだけであればもしかするとミラぐらいはあるのかも知れないな。



「……どうするかね勇者君、これはかなりの強敵だよ」


「それと勇者殿、今回俺はさすがに下がらせて貰う、おそらく一撃で殺されてしまうだろうからな」


「あぁ、フォン警部補は下がってくれ、紋々太郎さんは……大丈夫っすか?」


「……いや、おそらく3手、いや5手までは大丈夫な気がするがね、それ以上はもう生きていられる自信がないよ、普通に戦ったらまず敗北するだろうね」



 思いの外自信なさげな2人、確かに元新キジマ―味噌editionはかなり強い、どのぐらい強いかというと魔王軍四天王のうち、第3位であった西の四天王並みである。


 そういえば奴も格闘家タイプであったな、キモオタでメイドさんが大好きであるという点は、元々の硬派な新キジマ―と似ても似つかないが、戦闘の強さに関しては似たようなものに違いない。


 で、そうなってくるとこの場は俺が、いや俺が単体で戦うとガチの死闘になりかねないが、直接戦闘に長けた仲間が、もちろんあの四天王戦の頃と比べると格段に、いつの間にか成長していた仲間が当たれば怖くない。


 正直言って味噌ボスも、そしてそれが元新キジマ―を取り込んでしまったことによって出現したハイブリッドの姿にも、そして異常なまでの強さにも驚いた。


 だがその『異常なまでの強さ』というのは、最強すぎてこの世界で右に出る者など居ようはずもない、俺達勇者パーティーのメンバーにとっては、『まぁ強いんじゃない?』程度のものなのである。


 ということでこの場は勇者パーティーに任せて貰おう、手柄は独占となってしまうが、特に紋々太郎には、無理をして死なれても困ってしまうのだから……



「ふ~む、わかりました、じゃあ2人は後ろへ、リリィ、そっちに攻撃が行かないように頼むぞ」


「はーいっ! 代わりに後で味噌カツ奢って貰いまーっす!」


「よろしい、で、そうだな……マーサ、1人で奴を倒すとしたらどのぐらい時間が掛かる?」


「そうね、かなり強い、いえ本当に強敵だわ、たぶん30分ぐらいは必要なんじゃないかしら?」


「カレンは?」


「ちょっと素早さが高そうなのでキツいです、私の有効打1回じゃ倒せなさそうだし、1時間ぐらい掛かりそうです」


「そうか、なら2人でまとめていけ、それからセラがサポートを、20分やるからこれで倒せ、味噌カツだけじゃなくて何か色々と出るらしいからな」


『うぇ~いっ!』



 俺が予想していたよりも遥かに時間が掛かりそうな感じだ、マーサはともかく、戦闘に関してはかなり正確なカレンが、タイマンで打ち滅ぼすには『1時間必要』だと言っている。


 これは敵の防御力が見た目に反して高いということなのか、それとも回避力が段違いということなのか。

 いずれにせよこれから始まる戦いを見ればわかる、巻き込まれぬよう少し離れて、ついでに一番弱いフォン警部補にとばっちりが行かないような位置で観戦することとしよう……


 まずはこちらを向き、ポン刀を構えた元新キジマ―味噌edition、名前が長いので以降は単にキジマ―改と称しておきたいところだが、とにかく戦闘準備が整った様子だ。


 それに対してカレンを前に、マーサを後ろにというフォーメーションで構えたこちらサイド。

 陽動はカレン、そしてフィニッシュは攻撃力の高いマーサが担当するということか。


 どちらかといえば体の大きいマーサの後ろにカレンを隠すというやり方の方が……いや、やはりカレンの攻撃力では倒し切れないのか、サポートをする予定のセラも、室内ではそんなに巨大な魔法は放てないのでそれも無理であろう。


 となるとやはりマーサが、一点集中、一点突破が可能な拳を持ったこのウサギが、真の実力を発揮して敵を打ち滅ぼすべきなのである……



「いきますよマーサちゃん、敵の人が動いたらこっちも、合わせる感じで始めます」


「わかったわ、何だかわかんないけどドッカーンッてやれば良いわね?」


「そうです、ドッカーンッですっ!」


「おいお前等、何でも良いけど変なことするなよ、崩落事故とか勘弁だからな」


『うぇ~いっ!』


「ホントに大丈夫なのか……」



 ノリノリで動き出すカレンとマーサ、合わせるような感じ、まるで2人が見えない紐で電車ごっこでもしているかのような軽い動き。


 もちろんキジマー改はキッチリそれに反応し、左足で踏み出して攻撃を……と、その足元へセラによる牽制攻撃、パッと止まったため重心が後ろへズレる。


 そこを逃さなかったカレンとマーサの2人、まずはカレンが押し込むかたちで首元に攻撃を加えた。

 キジマー改はこれをギリギリで回避、だがそのせいで重心はさらに後ろへ、両足の裏が見え、まさに死に体となる。


 そこへ後ろからマーサの追撃、顔面に、ありったけの力で上から振り下ろすようなパンチがめり込む……



「てぇぇぇぃっ!」


『ブチュゥゥゥッ! ぺぽっ……』


「殺ったかっ?」


『ぶびゅっ……びゅるるるっ……』


「今ので生きてんのかよ、タフな野郎だなっ!」


「でもかなりダメージが入ったみたいね、味噌の力で形は戻るけど、回復まではしないみたいだわ」



 マーサのパンチを受け、一度は顔面がブチュブチュになり、さらに床に叩き付けられたことでその頭の中身をブチ撒けたキジマー改。


 すぐに起き上がり、その内容物を頭へ戻し、さらには顔面も自動で整形されていくのだが、息が切れて苦しそうなうえに、元に戻った顔面を痛そうに押さえている。



「マーサちゃん、元に戻っちゃうけど、何回か叩いていけば戻らなくなるかもです」


「10回ぐらい? もっとかしら? でも痛そうにしているし、このままやっていきましょ」


「じゃあもう一度、敵が動いたらでっ!」



 初期位置に戻ったカレンとマーサ、後ろのセラも攻撃準備は万端である、だが基本的にカウンターを狙う作戦ゆえ、敵が動かない限りはこちらも行動を開始しない感じだ。


 この間、敵のキジマー改はフラフラと、眩暈がして立っていられないかのような動きをしていた。

 まぁ一度頭を破壊されたのだから無理もない、通常であれば痛みを感じる暇もなくあの世行きなのだ。


 しかしこの前へ進まない状況にイライラを感じている者も……と、精霊様がセラの前に出て、挑発のための攻撃をキジマー改の足元へ放つ……



「ほら、これでも喰らって元気になりなさい」


『ぐぅっ……ギャァァァッ……ア……アシノ、オヤユビ……ガッ! ふぅーっ、やるではないか、まさか指定された者でない人……人ではなく精霊か、とにかく別のところから攻撃を受けるとは』


「当たり前じゃないの、情けない戦いをしていたら、観客だって何か投げ付けるわよ」


『確かにそうである、我は最後にひとつ、賢くなってしまったようである……』



 精霊様が放った水の弾丸を、足の親指に受けて悶絶したキジマー改……というか一瞬だけ、取り込まれる前の『元新キジマー』が表面化していたような気がしたが、もしかすると分離も可能なのか?


 で、精霊様による催促を受け、未だ頭のダメージからくる眩暈によって本調子でないキジマー改も、気を取り直してサイドの攻撃に出る構え。


 当然こちらの2人も構えを取り、敵の小さな動きを、ほんの僅かな部位の緊張を見定め、カウンターを掛けるつもりだ。


 ツッと音もなく動いたキジマー改、それに呼応するようにして姿勢が変わるカレン、次の瞬間にはマーサ諸共その場から消えた。


 空中でキンッと、金属同士がぶつかり合ったような音、直後にはこちらの2人の姿が見えるようになり、同時にキジマー改の手から消えたポン刀が、天井に深く突き刺さった瞬間を目撃する。


 さらに、キジマー改の首は複数個所で半ば切断され、腹に大穴が空いてそこから鮮血……ではなく熟成された味噌を噴出しているではないか。


 首にはカレンの爪武器による一撃が、そして腹の大穴は間違いなくマーサのパンチが炸裂したものであろう。

 見えなかったということは2人の最速、つまり全力でのコンビ攻撃を仕掛けたという証拠だ、避けられるはずもない。


 で、それでも、そんな状態でもキッと停止し、倒れることのないキジマー改、正直バケモノである。

 まぁこの程度のバケモノはこれまで何度も出会い、討伐してきたのだが、これまで仲間であった人物の姿形でやられると、また不快さが増すというか何というか……



「ちょっと退いてっ! あの首、切り落としちゃうわ、中途半端は良くないものねっ!」


「中途半端でごめんなさいです……」


「あ、カレンちゃんに言ったんじゃないわよっ! 中途半端なのはそっちのあんたっ!」


『ぷぺぽっ……』



 保留してあったセラの攻撃、おそらくカレンとマーサの素早さに付いていくことが出来ず、準備してあった魔法を撃ちそびれたということなのであろう。


 それを今になって、カレンが切断し切れなかったキジマー改の首を狙って飛んで行く、そして最も深かった傷に追い討ちを掛けるようにしてそれを切り落とす。


 変な音を出して首チョンパと相成ったキジマー改であるが、やはり胴体の方、そして地面に落下した首の方からも『味噌の糸』がウネウネと伸び、それらを結合しようと試みる。


 ここで動いたのはカレン、最初の攻撃の際、ダメージを受けたキジマー改がしばらく行動不能であったことを考慮し、今回はその回復の途上で追撃するという判断をしたのだ。



「えいっ、それっ、このっ……なんか気持ち悪い見た目になりました」


『かっ、ぷぺぺぺぺ……』


「もうそれグッチャグチャじゃねぇか、そのまま味噌として使えそうな勢いだぞ」


「凄い良い香りが漂ってきますね、きゅうりとかに付けて食べたらどうでしょう?」


「でもさ、中身は元々『新キジマー』なわけであってだな……」



 倒れ付したところにカレンの連続攻撃、それによってもはや『単なる練り込まれた味噌』となってしまったキジマー改。


 元が何であったのか、どんな見た目をしていたのかなど一切推し量ることの出来ないビジュアルであり、そもそも最初の味噌ボスであった頃よりも流動性が高まっているように見えなくもない。


 それでも全体がウネウネと動き、どうにかキジマー改の姿を取り戻そうと画策しているようだが、もう全身がそこら中に飛び散っているため、再生にはそれなりの時間を要するであろう。


 そしてその間にこちらが出来ることといえば……そうだ、焼き味噌にしてみたらどうであろうか? なかなか香ばしい感じに焼き上がって食欲を……と、そうではない、この目の前の物体は味噌ではあるが味噌ではなく、味噌を司る何かであって食用には適さないものなのだ……



「ねぇ、コイツこれでも再生するわよ、たぶん何か特別なことをしないと消えないと思うわ」


「そうだな、獄長みたいにストックが切れたらってわけじゃなさそうだし……こうなったら本人に聞いてみようぜ」


「そうね、ということで味噌の誰かさん、あんたの殺し方教えてくれない?」



 とんでもない質問をド直球で投げ掛けるマーサ、グチャグチャになった味噌ボスが広がった床を前にしゃがみ込んではいるものの、もし答えが得られなかった場合に備えて鉄拳制裁、一撃を加える準備は万端のようだ。


 で、蠢く味噌の塊は、そのまま形を戻しつつ、マーサに向かって一部を尖らせる……



『う……ウサギの人よ、我を倒すには……倒すには……そもそも我はどうやったら消え去るのだ? 消え去ったことなどない、この地に味噌が降臨して以降、ずっとずっと人々とともに歩んできた、その我を消すには如何様にすれば……』


「わかんないの? じゃあ殴るわよっ!」


『ギョベェェェッ! よ……容赦ないのであるなウサギの人よ……』


「だってもう面倒なんだもん、それっ! これでどうだっ!」


『ギャァァァッ! フンギョォォォッ! ぐふっ……あ、川の向こうにお花畑が……カツにされたはずの豚さんや磨り潰されて灰に混ぜられるという残虐な方法で殺されたはずのコンニャクイモさんが手を振って……』


「おっ、良いぞマーサ、もう少しだっ! そのまま攻撃を続けて……どうした?」


「あのねっ、私わかっちゃった、このままじゃ『送る』ことが出来ないわ」


「どういうことだ? てかどうすれば良いってんだ?」


「えっと、私のバッグは……あ、マリエルちゃん、私のバッグから野菜スティックを出してっ」


「はいはい、野菜スティックの袋は……これね、はいどうぞマーサちゃん」


「ありがと、で、これをこの味噌の誰かさんに近付けて……」



 マーサがいつも持ち歩いている野菜スティック、出かける直前にミラやアイリスから支給されている場合が多く、この場では決して瑞々しいとはいえないものの、ポリポリと齧るのにはうってつけの逸品だ。


 そして今回、マーサはその複数種類の野菜スティックの中から、最もお気に入りの野菜であるニンジンを、スッと取り出して床に広がり、蠢いている味噌に近付けた。


 もちろんじっさいにディップしたりはしない、だがダメージによって混乱している味噌ボス兼キジマー改にとって、その目立つオレンジ色のニンジンが、味噌である自分に近付けられるということ、そのこと自体が『美味しく戴かれている』と錯覚するのに十分な現象なのである。



「は~いっ、じゃあ美味しいお味噌をたっぷり付けて、野菜スティックをいただきま~っす……うんっ、これは最高ねっ、やっぱり生野菜にはお味噌だわっ!」


『ヌォォォッ! 我の、我の本当の喜びっ! 味噌として人々に、いや味噌であることを、味噌の味を得て美味いと思う人々の心を……本望である……』


「あら? 光り出して……昇天していくみたい……味噌の神は思念体になってこの地に拡散するようね、精霊として祝福しておくわ……」


「えっと、つまり倒したってことで良いのか? このまま味噌神様のボディーは消失してしまうってことなんだな?」


「そうみたい、でも見てよっ! ほらっ! キジマーとかって人が残るみたいだわ、しかもさっきまでのゴリラみたいな感じじゃなくて、最初に会った頃みたいな」


「本当だな……しかも生きているぞ、紋々太郎さん、どうやら新キジマーの回収にも成功したようです」


「……うむ、これで元に戻っていれば万々歳なのだがね、ところで……光り輝く天井から何かが出現するような……味噌カツに味噌田楽に、五平餅に……様々な料理だね」


「おぉっ! これこそあの味噌神様が言っていた報酬じゃないかっ! 皆、とりあえず腹拵えの時間だっ!」


『うぇ~いっ!』



 味噌ボスが昇天した余韻なのか、未だに光の粒の集合によって輝いている天井、そこからアッツアツの味噌カツやら何やら、とにかく『味噌系』の食事が凄まじい勢いで召喚されてくる。


 これは食べられる味噌だ、先程までの味噌を司るものではあるが味噌ではないもの、そういった類のものではない。

 そして料理自体も非常に美味であり、勝利の報酬としては申し分ないと言って良い内容だ。


 その料理を貪り食い、この庁舎全体の制圧を祝い合う俺達……そういえばこれで良かったのであろうか? これでこの場所におけるミッションは全て完了なのか?


 いや、何やらひとつだけ、大変に重要なことを忘れてしまっているような、そんな気がしないこともないのだが……

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