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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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718 再攻撃開始

「皆さんっ! 準備はよろしいですかっ? これより向こうの庁舎へ、こういうことになってしまった責任を有する相手の所へ向かって、『平和的な』デモ行進を行いますっ!」


『ウォォォォッ! 首長様万歳! どこかの国の王女殿下万歳!』



 何だか知らないが、勝手に盛り上がっている民衆と、神輿から降り、目的地に向かってそれを先導、いや扇動しているかたちのマリエル。


 行き先であるもう1匹の裏切り者が鎮座しているはずの庁舎へはまだまだ辿り着かないが、それでもその庁舎を分厚く取り囲んだ、『青チーム』の民衆とはすぐに接触する。


 決して攻撃してはならない、こちら側、つまりボールカッターを支持する『赤チーム』の民衆にはそう厳命してあるのだが……うむ、良く考えたら相手方にはそんなものが通用するはずもない。


 早速飛んで来た石ころやゴミ、バナナの皮を始めとする設置式トラップ、さらには砲丸や火炎瓶など、これまで庁舎を守っている敵の、犯罪組織の構成員に投げ付けられていたものが、一斉にこちらへ向けられたのであった。


 もちろん怒り狂う赤チームの面々、そして挑発を繰り返す青チーム、ダメだ、このままではすぐに乱闘が開始され、付近一帯がカオスな状況になってしまう。


 ……まぁ、正直なところ俺達にとってはその方がやり易いのだが、そうなると赤チーム、青チーム、そして庁舎から出て来るであろう無限沸きの敵モブキャラ、三つ巴の戦いとなり、とんでもない数の死者が出ることは必至。


 そしてその状況は紋々太郎、つまり島国の英雄が許容するところではない、もちろんどうしてもそうなってしまうのであれば仕方ないが、ここで対策を打たず、ただ事が起こるのを見守るというのはナシだ、というか普通に背信行為である。


 ということでこの状況をどうにかしなくては、ひとまず青チームの面々を落ち着かせ、赤チームと協力……はまずもって無理なことだが、同じようにして庁舎の敵、島国の外から来た連中と退治するよう仕向けねばならない……



「マリエル、どうにかしてこの赤と青の集団を分離出来ないか? 水と油みたいに反発する連中だし、綺麗に場所を分ければ混ざり合って、それで爆発を起こすようなこともなくなると思うんだが」


「う~ん、難しいことを言いますね、でも早くそうしないと取り返しの付かないことになりそうですね……」



 赤チームでは既に数名の死者が出ている状況につき、放っておけば非暴力の原則を早速忘れてしまうような輩が出てきてしまう、それは確実だ。


 で、もし赤チームからの反撃が始まり、それに対して青チームのさらなる報復が……という具合で収拾が付かない方向へと走るのは目に見えている。


 ここでストップを掛けなくては、しかし呼び掛けるだけのマリエルにとってそれをやってのけるのは至難の業。


 いくら王族とはいえそれは『どこか遠い国』での話、ここの民衆がその言葉に耳を傾けているのは、少なくとも信仰の対象であるボールカッターが神輿に乗り、その横で『それっぽい人』としてスピーチをしたためなのだから。


 と、ここで神輿の影からひょこっと顔を出した人物が、これから向かう庁舎の、そこに巣食う主敵の秘書であるツンツンメガネだ……



「おいコラ、お前が出て来てどうするんだ? 顔を知っている奴に見られたらそれこそ作戦の破綻だぞ、『敵の人間と仲良くしている』とか思われてな」


「いえ、縛り上げられてこんな所に放り込まれているのを『仲良くしている』とは言いませんから……ところで私にひとつ案があります、このままで良いので神輿の上に、青チームの人達に見えるように私を掲げて下さい」


「……良くわからんが、まぁ有効な作戦だというのであればやってみよう、もし失敗したらまた尻を叩くし、状況が悪化したら赤チームの中に『好きにして良い敵の捕虜』として放り込むからな、覚悟しておけよ」


「大丈夫です、絶対に大丈夫ですから任せて下さい、ほら早くっ」



 自信満々のツンツンメガネ、何をするつもりかは知らないが、とにかく本人の望み通り、縛り上げたままの状態で神輿の上に、目立つ場所へと引き揚げてやる。


 赤チームも青チームも、それから庁舎の窓に見えている敵のモブキャラ共も、一斉にその姿に注目、騒がしかったその場は一瞬だけ静まり返った。


 そしてツンツンメガネはそのタイミングを逃さない、間髪入れずに話し始め、その声を付近一帯に響かせたのである……



「聞いて下さ~いっ! 特に青チームの皆さんっ! 私は青チーム、皆さんの信じる首長閣下の秘書ですっ! 皆さんっ! ここは争うところではありませんっ! 今まさに、憎き敵であるこの町の首長が、こんなボロボロの状態でこの場に転がっていますっ! ざまぁっ! と思うでしょうが実は違いますっ! これを、敵をこの状態に追い込んだっ! 平和的でないっ! 不当な実力行使によって権限を握ろうとしたのがっ! 我等が首長様、この国の皇帝様であるとっ! この赤チームの連中は疑っているのですっ! それが、その支持者である皆さんがここで暴力を振るったらどうなりますかっ? 少なくとも、関係のない方々はっ! 『あぁ、青チームは暴力的だし、きっとそのトップもこういうことをするんだな』とか思うに決まっていますっ! どうですかっ? ここはひとつ、全てを後の裁判に委ねるとしてっ! この場では手を出さない、殺すのは後だということにしませんかっ! うっかり赤チームの捕虜にされている私からは以上ですっ!」


『ウォォォォッ! 青チーム万歳! 首長閣下万歳!』



 何だか知らんが非常に上手くいったようだ、青チーム、つまり今取り囲んでいる庁舎の中に居る裏切り者の信者共は、赤チームへの攻撃を止めて建物の方へと向き直る。


 これには無限沸きモブ共も戦々恐々、まるで蜂の巣でも突いたかのようにその『沸き』の量を増大させ、赤青2つの大集団を受け止める構えを見せた。


 さて、俺達はこの隙に庁舎の中へ……と、ここで紋々太郎、新キジマー(筋肉Ver)、それにフォン警部補がこちらへ向かっているのを確認する。


 どうやら俺達が群集を上手くコントロールすることに成功したのを見て、もはや向こう側の庁舎を赤チームの大集団から守っている意味はないと判断したのであろう。



「……やぁ勇者君、どうやら上手くやってくれたようだね」


「ええ、この場は通過して、ついでに無限沸きの敵もここへ釘付け、俺達は普通に中へ入って、ちょっと強めの無限沸きじゃない敵をブチ殺しながら親玉を目指すだけ、そんな感じになりましたね」


「……あぁ、では早速向かおうか、巨悪を討ち滅ぼし、といっても殺さずに捕らえなくてはね、最後はこのボールカッターの奴と並べて、やらかした事実を列挙した後に処刑するのだ」


「そうっすね、じゃあ行きましょう」



 赤と青のデモ隊は綺麗に真ん中で分かれ、俺達はその間を通るようにして庁舎の建物、正面玄関へと向かう。

 歓迎もされなければ制止もされない、もはやこの集団は居ないのも同じと認識されて、いや認識さえされていない様子。


 もちろん敵も、それから先程までは怒りに震え、誰彼構わず襲い掛かる勢いであった民衆も、誰一人として俺達の前に立ちはだかることはなかった。


 入口の扉を開け、中へ入ろうとする、そこで中から出て来たモブキャラ10匹程度の集団と、危うくぶつかってしまいそうになったのだが……普通にスルーされてしまったではないか、本当に眼中にない感じだな……



「で、こんな感じだけど、ここからどうするべきなんすかね? 敵の親玉、裏切り野郎はどこに居ると思います?」


「……そうだね、まずは上、最上階だ、馬鹿と煙と、それから権力者は高いところが好きだからね、特に角部屋、その辺りを重点的に探していこう」


「それと勇者殿、やはり敵の数、もちろん雑魚ではなくてちょっと違った雰囲気の奴だが、まぁ『ネームドモブ』みたいな感じのか? そういうのが濃い、というか出現率が高い方に行けば、自ずとボス的な奴に出会えると思うぞ」


「ふむふむ、じゃあ最上階を目指しつつ、敵キャラの出現率が高い方を目指して行けば最後には……という方向性でいきましょうか」


『うぇ~いっ!』



 全員の同意を得たことにより、この作戦で庁舎を踏破していくことに決定した。

 前回の案内係であったカマ野郎お珍は死亡してしまったため、ここからは現状この庁舎に最も詳しいツンツンメガネによるご案内とする。


 まずは1階の踏破だ、このフロアは主に無限沸きの雑魚モヒカン野朗が詰めていたため、今ではもう誰も居ない、まるで土日の閉鎖された庁舎のような雰囲気。


 だがもちろん上階に行けばそうではないはず、敵もそれなりに残っているはずだし、場合によっては獄長クラスの強敵と遭遇する可能性もないとは言えない。


 まぁ、どんな敵が出現するのかはわからないが、とにかく先へ進もう、案内のお陰で道に迷ったりはしないし、スムーズに敵の目の前へと到達出来ることを祈ろう……



 ※※※



「えっと、ここは……」


「3階ですね、さっきまでは4階で、一度5階に上がった後一気にふたつ分降りて3階です」


「上の方は何だかダンジョンみたいな庁舎だな、1階とか2階ぐらいまでは普通だったのに、地下の刑場も……まぁ変な通路から接続されてはいたが、しかしどうしてこうなったんだろうな……」


「ご主人様、骨が落ちてますよ、モヒカンの骨!」

「こっちはスキンヘッドの残骸ですっ! 美味しくなさそう……」


「本当だ、まだ死んでからしばらくって感じだな、ここへ攻め込んだ際に遭難して、見捨てられてそれっきりになった敵キャラだろうよ、マジでとんでもねぇ、人喰い迷宮じゃねぇか」


「そうでしょうか? 毎日通って慣れているので気が付きませんでしたが、確かに向こうの庁舎が改装されるとこちらも張り合って、みたいな感じでしたから、無秩序に増築した感はありますね」


「なるほど、ボールカッターの奴に負けたくない、その一心で凄まじいモノを創り上げてしまったんだな、しかしここまでくると……ほら、やっぱり出た……」



 長く続いた廊下の先の暗がり、そこに何かが待ち構えているのは確実である、雰囲気からも、そしてこちらが異変に気付いて足を止めた瞬間から、待ち切れなくなったのか小さな唸り声を発していることからも。


 他の仲間達もそれに気付いていないというようなことはなく、いやルビアは全く感じ取っていないようだが、とにかく戦闘態勢でその様子を注視している。


 と、どうやら向こうから来るようだ、のしっ、のしっ、と表現するのが相応しい足音、2足歩行のようだが、デカすぎてほぼ四つん這いのような、言うなればゴリラが前傾姿勢で歩くようなスタイルで移動しているらしい。


 しばらくそのまま待機、すると暗がりの向こうにうっすら見えた影は……人間? だとは思うが、とにかくデカい、いや獄長と比較すればそうでもないのだが、立ち上がれば身長が5m程度にはなるはずだ。


 そして顔や服装その他、どう考えてもモヒカンの雑魚キャラ、といっても筋骨隆々としており、いわば『強雑魚』といった感じの出で立ちである。


 というか、装備しているトゲトゲの革ジャンやテッカテカのズボン、その他一切のものが『ありがちな雑魚』のものなのだが、サイズに関してはピッタリ、おそらく特注品なのであろう。


 で、近付いて来たその強雑魚は、頭を天井にぶつけて崩しながら、こちらに向かって叫び声を上げる……



『ウォォォッ! ハカイ! ハカイスベシッ!』


「ねぇっ、何なのコレ気持ち悪い、人族なのかしら?」


「わからんが、まともじゃないこと、それと元々は外に居るような無限沸きの雑魚だったんじゃないかってことは想像に難くないな」


「……これは、これはきっとダンゴの過剰摂取だね、それもおそらく粗悪品の」


「というと?」


「……あぁ、敵は色々と実験していたに違いない、質の悪いダンゴしか精製出来ない中で、どうやればこの島国にあるような、今はこの新キジマーが使っているような『良いダンゴ』と同等の効果を得られるのかについてね」


「それでありったけ喰わせてみたのか……でも生きているってことは継続して摂取していたんだろうから、コイツの維持費は馬鹿にならないんじゃ……」


「……そうだね、まぁこのわけのわからない状態のモンスターが、敵にとっては『比較的成功した』と捉えられている部類なのだろう、普通に雑魚ではあるがね」



 強雑魚で、しかもインパクトのある見た目ではあるのだが、所詮雑魚は雑魚なのである。

 その雑魚に対し、最近は暑さのせいであまり戦っていなかったカレンが黙って前に出て、ウォーミングアップも兼ねるような動きで飛び掛った……



「やっ、よいしょっ!」


『ギョベェェェッ! ハカイ……サレタ……』



 身に着けていたものも含め、全体にツーッと筋が走った強雑魚、一瞬の後にそこから赤い飛沫が迸り、バラバラに崩れ去って絶命する。


 カレンはその飛沫を、そして勢いで飛び散った肉片を全て回避し、一切汚れることなく討伐を完了。

 一瞥して敵の死亡を確認した後、トコトコと歩いてこちらへ戻り、隊列の元の位置へと戻った。



「メチャクチャ弱いです、ご主人様、ここの敵は全部こんなのばっかりなんですか?」


「う~む、もっと強い奴が出てくれないと張り合いがないんだが、たぶん西方新大陸系の敵はこの程度だな」


「そうね、カレンちゃん、警戒すべきはここのボスの裏切り者、それが温めている計画に関わっている奴よ、きっと凄い改造をされているわ」


「強ければ何でも良いです、とにかく戦わないと鈍っちゃって困りますから」



 出来るだけ強い敵と戦いたいと所望するカレンであるが、こちらとしてはそんな奴に出合いたくないという気持ちも若干ある……まぁ、戦いたい本人の前でそんなこと、口が裂けても言えないのだが。


 で、そこからもツンツンメガネの案内に従って普通に歩き、時折わけのわからない敵に遭遇しつつも、迷宮状態の庁舎内を徐々に上へと進む。


 敵は先程のような巨大化したモブや、明らかに現地人を実験台にしたような、複数の人族が集合して成ったバケモノ、それから溶けかけてドロドロの巨○兵のようなものまで、千差万別ではあったものの、どれも不安定でまともな状態の生物ではなかった。


 しかしそろそろ最上階かという所で、遂にこれまでとは違う雰囲気を持った存在を察知する。

 階段の先に設置された大きな扉の向こうだ、明らかに何かありそうな感じなのだが、実際に何かあるのはもう確実。


 そして、この扉を前にして、ここまでまっすぐに、一切迷うことなくこの迷宮庁舎を案内してくれたツンツンメガネが、当惑したような表情を見せているのが非常に気掛かりだ……



「どうした? そんなに困ったような顔をして……これから戦いだから、お前もそこに居て貰わなきゃならない可能性もある、トイレなら先に済ませて欲しいところだぞ」


「そんなっ、私は秘書なのでトイレには行かないんですっ! でもここ、ちょっとおかしくて……」


「何だトイレじゃないのか、で、何がおかしいってんだ?」


「いえ、私のようなスタッフは普段、ここじゃなくて反対側の裏口から首長様の部屋へ入るんです……でもこっちにこんな扉があったなんて知らなくて、いえ、つい先日まではこんなものなくてですねっ!」


「そういうことか、まぁ『何か』をここに留めておくように、そのために新しく設置したんだろうよ、本当にごく最近、完成した『何か』のためにな」



 ちなみに、この扉の先には小さな、それでも高級な広い部屋があり、それが前室となって首長、即ちあの声だけの裏切り者の執務室へと繋がっているという。


 つまりこの先に居る『何か』さえ突破してしまえば、もはや奴の首にリーチが、そして俺達の実力であればもはや一発ツモが確定した状態となる。


 ならばサッサとこの扉を……開きそうにないな、魔法も無効、物理も無効の超堅牢な扉ではないか。

 その堅い守りは当然どこかからエネルギーを得てそうなっているようだが、今その源を捜索、破壊しているような時間はない。


 ならば連続攻撃を加え、力ずくでその何らかの力を削ぎ落し、単なる『強い扉』へと変えてやるべきであろう、先程ウォーミングアップを終えたカレンと、いつも通りのマーサがその準備を始める。


 ……だが、どうやら扉側が俺達の来訪に反応したようだ、攻撃が一切効かない力は維持したままゆっくりと開き、その奥にある部屋の明かりが漏れ出した。


 ついでに感じられる強烈な気配、さらにもうひとつ昨日と同じ『天からの声』というか館内放送に類似した気配も感じられる……奴め、またしても声だけでのご出演を狙っているようだな……



『フハハハハッ! ハーッハッハッハッ!』


「何いきなり笑ってんだよ気持ち悪りぃな、サッサと死ねやこのボケナスがっ」


『ハーッハッハッハッ! まぁそういうことを言うものではないよ、ところで貴様等のような低俗な下級人民に対して、上級人民でありこの帝国の支配者でもあるこの我からプレゼントがある、受け取ってくれるかね?』


「金目のものならな……と言いたいところだがその可能性はないらしいな、要らないから収去しろ、5秒以内に」


『フハハハッ! そう遠慮せずとも貰っておくが良い、もっとも、その対価として貴様等の命を貰うわけだがなっ! ギャーハッハッハッ!』


「うるせぇ奴だなマジで……」


『それではいつの日か、貴様等が首だけとなった後にお目に……ブッ……ブブッ……』


「あの人、あんなとこから喋っていたんですか?」


「……まぁ、そんなところだね」



 やたらとテンションの高い敵のラスボス、その声を届けていた上空の魔導スピーカーに対し、ハジキを持った紋々太郎が攻撃を加え、ひとまず黙らせる。


 で、残ったのは開いた扉、その先の部屋の前に立つ俺達と、それを迎え撃つつもりらしいバケモノ……黒い、花壇の土のような色をした不定形の物体であった……

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