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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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710 破裂させる

「左……違うっ! 今度は右曲がりの攻撃ですっ! 勇者様避けてっ!」


「おう右曲がりな、見えているから大丈夫だ、何が右曲がりなのかは知らんが、とりあえず回避! ついでにチンパンジーガードだっ!」


「ウギィィィッ⁉ ギョォォォッ!」



 敵の攻撃3発目、ここにきて遂にその正体が見えたのだが、やはりボールカッターは移動しておらず、その場から魔法……でもないようだが、とにかく何らかの遠距離攻撃を放っていたことが確定した。


 狙われた俺はその攻撃を回避、ついでにその辺に転がり、痛みに苦しんでいたチンパン野郎を手に取り、射線上に投げて攻撃を受け止めさせる。


 既に『○○』を失い、生物としての全ての存在価値を喪失していたチンパン野郎であるが、今度は攻撃が顔面に直撃、『○○』と同じく2つセットで配置されている眼球が弾け飛んだのであった。


 しかし恐ろしい技だ、もしかするとこの攻撃、人体における『2つセットの何か』が有効範囲内に存在した場合、確実にそれを破壊するような、即ち大事なモノを遠くから、不意打ちなどによって失わせることが出来るものなのかも知れない。


 だとすると危険極まりないな、この術の使い手が他に居ないとも限らないが、ひとまずコイツ、このボールカッターの野郎だけは、この場で確実に息の根を止めておかなければ、もう夜も安心して眠ることが出来ないではないか……



『クソだがやっ! おみゃ~らどうして我の攻撃を見破ることが出来たん?』


「おいおいキモ顔魚野郎、共通語はどこへ行ったんだ? ご自慢の技を見破られたのがそんなに悔しいのか?」


『……絶対に許さぬぞ、この場で息の根を止めてくれるわっ!』


「おう、それに関してはこちらも同意見なんだ、気が合うじゃないか」


『気が合うのは良いが、どちらかの希望以外通らぬがな、そして通るのは我の希望だ、我がここに居る限り、貴様等は翻弄され、なにも出来ぬまま敗北するっ!』


「そうかそうか、でもその……翻弄するためのアイテム? 後ろに隠しているつもりなんだろうけど、それ、もうエネルギー切れだぜ?」


『フハハハッ! 何を言うかと思えば、このヤクザ石のエネルギーはなっ! 犯罪者の連中によって変なキャンプに閉じ込められた、1人1票しか持たない分際で調子に乗っておる有権者共の対立感情を……あれっ?』


「お気付きでしょうか? それもう動かないから、残念だったな」


『え? マジちょっと待っといて、こういうのアレだから、叩けばだいたい直るやつだから、このっ、おいっ!』


「いやたぶんだけどそういうのじゃねぇから……」



 その場を動き、今まで必死になって背後に隠していた『ヤクザ石』をたたき続けるボールカッター。

 全てがバレ、そしてその大元となっていたアイテムも動作を停止、これがもう自身の終わりを意味しているということがわからないはずもあるまい。


 だがこのおっさん、往生際というものが非常に悪いようだ、ヤクザ石からスッと手を離し、降参するのではなく戦闘継続の構えをもってこちらに向き直る。


 徐々に散っていく室内の臭い、ヤクザ石が力を失い、自然な空気の流れによって拡散して行ったのであろう。

 その臭いの影響を喰らっている仲間達も、このまましばらく放っておけば元に戻るはずだ。


 そして次に、こちらへ向き直った放ったボールカッターの攻撃は、もう何も考えずとも回避することが可能なものであった。


 本体が動いたように見えるわけでもない、そして術式を発動するモーションが丸見えの状態。

 当然の如く狙われた俺がサッとそれを避け、攻撃は床にヒットして空しく消えてしまう。


 焦った表情でもう一度……今度は避けるまでもない、後ろからごく小さな魔法を飛ばしたセラが、いとも簡単に弾き飛ばしてしまったのである……



『……クソッ、クソォォォッ! なぜ我の攻撃を受けぬぅっ! 噛み千切っているわけではないと看破された? それで何が変わる? わが攻撃は必中、狙いを定めた全ての○○が炸裂するはずなのだぎゃぁぁぁっ!』


「はいはいご愁傷様、で、こっちはどうやって攻撃しようか? さすがに近付きすぎるとヤバいぞ、ゼロ距離でやられたら避けられないこともあるかもだ」


「……それなら我々に任せて欲しい、といってもまぁ、新キジマーはポン刀だし、こういう状況には向かない、ということでここはこの、最強の英雄武器であるハジキで敵のドタマをブチ抜いてしまおう」


「ええ、もうこれがどういう異世界のどういうストーリーなのかわからなくなってきましたけど……とりあえずもう何でも良いです……」


「……そうかね、ではこのハジキが敵の……オラァァァッ! 往生せいやぁぁぁっ!」


『ぎょべっ! いででででっ! 何だぎゃいきなりっ!?』


「……あまり、いやほぼ効いていないようだね、これではどうしようもないよ」


「詰むの早っ!? てかボールカッター意外にタフすぎんだろマジでっ! どうするんすかコレ……」



 正確無比な一撃が敵を襲った、おそらくは俺が転移前の世界で知っていたそういう系の武器よりも、威力だけであれば数十倍を誇るであろう紋々太郎の英雄武器、全力撃ちでは周囲の破壊が起るほどの意味不明威力なのだ。


 だが、それにドタマをハジかれたというのにだ、ほぼほぼ効いていない様子のボールカッターは頭を押さえ、まるで小石でも当たってしまったかのような反応を見せている。


 頭だけが特別に硬いのか? それとも全身があのように硬質、または別の何らかの理由で高い防御力を有しているのか。


 それはわからないのだが、とにかく紋々太郎、さらには新キジマーのポン刀攻撃、そしてフォン警部補の格闘術も通用しないであろう次元の硬さ。


 となるとやはり俺達のうち誰かが攻撃を仕掛けて、焼き尽くすなり何なりといったことをしてやらなくてはならないのだが……果たしてこの状況で誰が攻撃を仕掛けるべきなのかという点だ……


 まず俺はとても敵には近付けない、下手なことをして攻撃を受けてしまえば一貫の終わり、漢として終了してしまうのだからそれは避けたいところ。


 そして現状、あの臭いの残った力にやられ、ダウンしてしまっているのが4人、マーサ、ユリナとサリナ、それに精霊様だ。


 ついでに言うとカレンは術というかヤクザ石から発せられたシャブやられたのではなく、強い臭いそのものでダメージを受けてダウン、リリィもルビアの後ろに隠れている辺り、それと同様の喰らい方をしているらしい。


 こうなると戦うことが出来るのは5人、まず前衛からはミラとジェシカ、中衛でマリエル、後衛からはセラとルビアである。


 で、可能であれば誰か1人は俺を守って欲しい、その中でも特に対応が素早く、敵の攻撃を打ち消すだけの魔法力を持っているセラには、絶対に俺への攻撃が届かないよう監視して頂かなくてはならないのだ。


 ちなみに、野郎キャラは俺を除いてあと3人、もちろん既に『○○』を喪失した犬畜生とチンパン野朗は除いた3人なのだが、彼等にはぜひ、自己防衛という形でどうにかして欲しい。


 セラには『俺を守ること』に集中して頂かなくてはならないのだ、万が一ということもあるし、どうしても俺は『○○』を喪失したくないのだから……



「ということでミラ、ジェシカ、何か良い作戦はないか? 今動くことが出来る中からセラを除いて、4人で出来る攻撃方法だ」


「4人でか……ルビア殿を少し前に出して貰えるなら或いは……っと危ない、敵はランダムに狙い始めたようだな、まぁアレだ、前に4人出して戦うことが可能であればないことはないぞ」


「4人か、ルビア、念のため女神から借りパクした箱舟、それから出ないように戦うんだぞ、最悪コレ、おっと、この攻撃を俺が喰らった場合に、ルビアが余力を残していればどうにかなるかも知れないからな」


「あの、ご主人様、いくら回復魔法でも再生医療はちょっと微妙かと……まぁやってはみますが、それでとんでもないモンスターが爆誕しても怒らないで下さいね……」


「いや、それなら先にあっちのチンパンジーとかで……いや、そもそも俺が攻撃を喰らわなければ良い話だ、ジェシカ、その案は普通に実行に移してくれ、俺は回避に集中する、セラはそのままサポートをっ!」


『うぇ~いっ!』



 そこからしばらくの間、俺はとにかく回避に集中し、ついでに敵の意識をこちらに向けることにも尽力することとした。

 時折セラのサポートを受けつつ、かなり広い室内の、攻撃班の邪魔にならない場所を移動しつつの回避だ。


 そうやっている間にジェシカの作戦が準備完了すれば良い、何やら4人でバスタオルを用意して着替えをしているようだが、一体これから何が始まるというのであろうか?


 と、そちらに俺の意識が向くのはさすがに拙いな、回避が疎かになる可能性もあるし、作戦バレのリスクも増大してしまう。


 意図に気付いて俺の方へと移動した残り3人の野郎メンバーも、瀕死の犬畜生とチンパン野朗を盾代わりにして奮戦を始めた。


 このまま、どうにかしてジェシカの発案による攻撃作戦準備の完了まで持ち堪えよう……



 ※※※



「ご主人様、準備が完了しました、コッソリこっちに寄って下さい」


「わかった、敵の視線が変な方向へ行かないように気を付ける」



 回避している俺のところへ寄って来たのはルビア、水泳の授業でもあったかの如く、体にタオルを巻いてその服装を隠している。


 何か秘密の恰好で攻撃に出るつもりなのであろうか、とにかく俺は『目立つ役』を残り3人の野朗達に任せ、攻撃班が何をするつもりなのかの確認に急いだ。


 ……4人共にルビアと同じ恰好だ、タオルの色も目立たないものに統一されており、敵は未だに、同じ室内で女子がお着替えをしていたという事実に気付いてさえいない状況、完璧である。


 で、立案者のジェシカから、俺に対して具体的な作戦の説明があるようだ、紋々太郎は回避で忙しいことだし、ここは俺が代行して作戦の承認をすることとしよう……



「良いか主殿、まずは私達のこの服装を見てくれ」


「服装ってタオル……ビキニアーマーじゃねぇかっ! しかもルビアに至っては『お縄アーマー』かよっ!」


「静かにするんだっ……確かにコレはビキニアーマーだが、あの収容キャンプで使ったものとは一線を画す、超極小、Tバックマイクロビキニアーマーなんだ」


「お、おう、その鎧面積なら絆創膏の方がマシだぞ、隠す所はちゃんと隠すべきだし、そもそもこの4人だと普通にポロリするぞ、既にモロ出しのルビアを除いてな」



 タオルの下はとんでもない服装、ほぼ何も身に着けていないのと同義のビキニアーマー、そして1名はトンデモお縄アーマーであった4人。


 かなりエッチなスタイル、というかもう全員逮捕された方が良いレベルの露出なのだが、特徴的なのは全員が自分の固有武器ではなく、ごく小さなナイフのようなものを装備しているということ。


 これではかなり接近しない限り攻撃が届かないはずだ、もちろんこの4人には『○○』がないため、比較的安全ではあるのだが……あの汚物から生まれたような敵に、吐息が掛かるほどに接近するのは不可能に近いと思う。


 いや、このナイフはアレか、投げナイフ的な遠距離攻撃武器なのか、だとすると1人1本では心許ない気がしなくもないのだが、まぁ詳細についてはこれから説明があるはずだ……



「さて主殿、私達はこのビキニアーマー、そして恣意的なポロリやモロ出しを用いて敵を討伐しようと考えている、それで構わないか?」


「いやちょっと待て、いかに防具がそのすんげぇ感じだったとしてもだ、そんなナイフだけでどうやってあの防御力を突破するってんだ?」


「これか、このナイフは念のためであって、もしもの場合に急所を突くために使う」


「まさか、接近して『賃粉切り』をするつもりじゃなかろうな? 危険すぎるぞ『賃粉切り』はっ!」


「いや『賃粉切り』はしない、ナイフは投げて確実に当たるんだ、ターゲットが巨大だから、それはもう間違いのないことだ」


「いや……奴はどう見ても粗末な……」



 モノのサイズを見誤るようなジェシカではないと思ったのだが、ボールカッター、敵のボールをカットしてしまう恐ろしい敵の『自らのモノ』は大変粗末であり、投げナイフが簡単に当たるものとも思えない。


 さがそれでも不適に笑うジェシカ、ターゲットが巨大とは? もしかしてジェシカの言う急所は、俺の考えているごくありふれた急所とは違うものなのか……



「すまないがジェシカ、もうちょっと詳しく説明してくれ、どうやって『賃粉切り』以外の方法で敵の……ソレを突くというのだ、特に慣れない投げナイフなんかで」


「良いか主殿、私達の今の服装は凄まじい攻撃力を誇っているだろう? それは私だけでなく、他の3人もほら、こう……この私達をを見たらどうなるか……」


「おそらくだが『立ちん坊』するだろうな、敵が正常な感性を持っていればの話だが」


「そう、その『立ちん坊』の状態を狙うのだ、いやむしろ『立ちん坊』を限界を超える程度に極大化させて……そのまま破裂させることを目標とする、『賃粉切り』はその破裂作戦が失敗したときの保険だ」


「そ……そんな恐ろしい技を……いや、もうそれしかあるまい、敵の弱点が見えない以上、普遍的な急所を、しかもすんげぇ服装を用いたすんげぇ方法で狙うしかあるまい」


「わかってくれたようだな、では私達4人の成功を祈ってくれっ!」



 激アツの作戦、もちろん率直な感想としては『馬鹿じゃねぇのか?』というものがあるが、今ここでソレを指摘しても何も変わりそうもない。


 とりあえず4人が上手くやってくれることを祈るしかなさそうだ、当然敵も何らかのアクションを起こしてくるものとは思うが、意外とどうにかなりそうな、なってしまいそうな気がしなくもないのである……


 で、すぐにタオルを取り払った4人が、部屋の反対側で『○○』を破裂させてしまう恐るべき攻撃を乱発している敵へと向かう。


 前に出ているのはミラとジェシカ、その後ろにルビアとマリエルといったフォーメーションだ。

 ちなみに移動の際、ミラは既に片方がポロリしてしまっている、もう普通に犯罪者であるのだが、ここではそんなことを言ってもいられない……



「いくぞっ! おいそこの変態! 私達の姿を見て貰おうかっ!」


『ん? 何をして……ブゥゥゥッ! そ、その恰好は……マイクロビキニアーマー……しかもTバックだがやぁぁぁっ! しかも1人はど……ドMお縄アーマーッ!』


「そう、この姿を見た貴様は否応なしに『立ちん坊』してしまうはずだ、そしてそのまま膨らみすぎて破裂、全てを失うのだっ!」


『ヌォォォッ! そ、そのようなことをさせてたまるかっ! だがこれは……揺れて……しかもポロリしただとぉぉぉっ! いかん、これはいかんっ!』


「ほらほらどうですか、ちなみにこちらの槍使いの女性、実は某国のお姫様なんdねす、超大国の、そのお姫様がこんなあられもない恰好で……と、そんなこと言っている間に私も『Wポロリ』してしまったようですね、見ますか?」


『あぁぁぁっ! やめろ、見せるんじゃないっ! そんなに凝視したら本当に破裂……クッ、こうなったら瞑想だっ! 5歳以上は大人、10歳でババァ、15歳だともう骨壷……』


「そんなっ!? ジェシカちゃん、せっかくの『立ちん坊』がっ!」


「何という精神力、すまない、さすがの私もこれは想定外だった」


「どうしますか? 5歳以上は大人とか、もうとんでもないこと言い出してますけど……」



 ここにきて敵は新たな防御策を取ったようだ、強度の自己暗示によって完全なロリコン野朗と化し、おっぱいボインボインの4人に対しては全く反応しない、まさに完全な耐性を得たのだ。


 当然これまで膨張を続けたその『立ちん坊』は急速に縮小、元の粗末なモノ、とまではいかないが、破裂など程遠い状態へと戻ってしまった。


 この状態では『賃粉切り』さえも難しい、ボールカッターはデブで腹が出ているゆえ、投げナイフでも、さらには接近して攻撃を仕掛けたとしても、その粗末すぎるモノに攻撃を届かせるのは難しい。


 これでは作戦が失敗してしまう、どうにかしてこのロリコン化したクソ野朗を再び反応させ、自ら破裂するように追い込むための手立てが……あった、戦闘とは関係ない場所にまだあったではないか。


 現状ガチロリのリリィは臭いのせいで使えないし、そもそもいくら使えたとしても倫理的に問題がある。

 そして比較的ロリ側に寄ったミラも効果ナシ、同じくロリ系のビジュアルを有するカレンはダウン。


 だがもう1人、やられてはいるがダウンはしていない者が居るではないか、しかも実年齢では300歳代前半の合法ロリ悪魔としてだ。


 今は何やら改心し、ユリナと2人で必死になって床掃除をしているのだが……別に見た目が変わったわけではないのでこのまま使ってしまおう……



「ジェシカ! 受け取るんだっ!」


「……!? あっ、こらっ、サリナ様を投げるんじゃないっ! おっとっと……大丈夫ですかサリナ様?」


「いえジェシカ、私はもう何をされても文句が言えないような悪い悪魔なの、でもこれからは清らかな悪魔として……」


「清らかな悪魔というのがどういうものなのかはわかりませんが、とにかく床掃除などされて、お召し物が汚れてしまっていますよ、すぐにお着替えを……そういうことかっ!」


「どうしたのジェシカ? 何かあったのかしら?」


「サリナ様、お着替えをしますから両手を挙げて下さい、ほら、上を脱がしますよ」


「そうね、いくら心が綺麗になったとはいえ、外側が汚れていてはダメだもの、ついでにパンツも穿き換えようかしら」


「そうですね、じゃあほら、向こうに見せ付けるようにしながらお着替えを……」


『こっ、これはっ! 美幼女悪魔の生お着替えぇぇぇっ! し、しまった……自己暗示が裏目に出て……立ちん坊が……ギャァァァッ!』



 何だか良くわからないのだが、とにかく敵であるボールカッター自身の『○○』は、その構成部分の膨張に耐え切れずに破裂、本体は意識を失った。


 これは……勝利なのであろうか、意味不明の極みともいえる状況なのだが、とにかく敵が倒れていることだけは確かだ……

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