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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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683 カチコミ

「オラァァァッ! カチコミじゃぁぁぁっ!」


「オウゥゥゥッ! ヒャッハーッ!」

「ウキーッ! ウキーッ!」


「……勇者様、私達は一体何を見せられているんでしょうか?」


「わからん……」



 島国の英雄である紋々太郎とその部下であり、英雄パーティーのメンバーであり、そしてやべぇ奴等でもあるイヌマーとサルヤマーの3人組。


 それが正義の執行として悪の組織の、古典的な組事務所に突入し、撃破する作戦を俺達は見学しているのだが……どう見ても『正義対悪』ではなく、『悪の組織同士の抗争』にしか見えないのが残念なところ。


 まぁ英雄が角刈りグラサンで全身刺青だらけのおっさんという時点でもうアレなのだが、とにかくいつの間にか褌一丁の姿になっていたその裸一貫の英雄は、背中に描かれた上手な絵を躍動させつつ、前に出て敵の親玉らしきジジィの正面に立つ……



「おうおうっ、お前等ここが『フンコロガシ一家』の事務所だと知っての狼藉かぁ? あぁんっ?」


「……間違えた、『ゴミムシ一家』じゃなかったのか、まぁ良い、我は島国の英雄、正義を成すため参上したことには変わりなし、往生しやがれゴラァァァッ!」


「え、英雄だとっ!? まさか貴様がっ! えぇい者共何をしておるかっ! わしだけでも逃げる時間を稼がぬかっ!」


「逃げようったてそうはさせねぇ、イヌマー、サルヤマー、やっちまいなっ!」


「ヒャッハーッ!」

「ウキーッ!」



 こうして始まった戦闘であるが、前に出たイヌマーとサルヤマーとは対照的に、紋々太郎本人は一旦下がってこちらにやって来る。


 どうやら説明をしながら戦ってくれるようだ、良かった、このままだと普通にヤクザ映画でも見せられているのと同等の効果しか得られず、またそういうフィクションの存在を知らない仲間達には何が起こっているのかさえ理解できなかったところだ。


 おそらくそのままで事態を把握出来るのは俺とおっさんであるフォン警部補、それから趣味が人殺しである凶悪にして偉大なな精霊様ぐらいのものであったはず。


 そしてせっかくの見学でそれは避けたい、という考えはやはり紋々太郎も同じであったということか。

 この戦闘に最も興味ありげなカレンを中心に、『周囲に迷惑を掛けない』戦い方のレクチャーを始めた……



「……良いかいお嬢ちゃん達、まずはイヌマー、あの短いドスを使った戦い、室内ではアレが基本だ、長物を振り回すと周囲の壁とか天井とかを破壊してしまうからな、後でとやかく言われることが多い」


「確かに、ご主人様とかいっつも壊してばかりです」


「おいカレン、扉を蹴破るのが常態化しているお前に言えたことじゃないからな」


「む? 君達は『出前持ち作戦』や『お届け物作戦』を使わないのかね? 扉を開けさせるのには最も効率的なのだが……」


「ええ、たまには使うんですがね、どうもそういうのが通用しない、あまり知的でない連中のアジトへ踏み込むことが多くなってしまって」


「そうか、まぁ人族でない連中との戦いが多くなるとそうなのかも知れないな、あとはバグッた犯罪者連中とか……それで、次は俺の持っている『ハジキ』、室内でこれを使う際は……っと、このクッションを前に出すと良い」


「どうしてですか? 威力がなくなっちゃうと思います」


「うむ、こうしておけば音がしないんだ、近所から人殺しの音がうるさいなどの苦情を受ける可能性が格段に減る、で、このクッションを当てたままゆっくり敵に近付いて……」


「ひぃぃぃっ! や、やめてくれっ! 金なら持って行って構わんっ! 金庫ごとくれてやるから……ぎゃぁぁぁっ!」



 火魔法が込められ、その勢いで弾丸を発射する『拳銃のようなもの』、それを用いて戦うのはこの紋々太郎にお似合いのやり方、というかそれ以外の武器の適合性が若干低そうにさえ見える。


 とにかくイヌマ―の狂ったような攻撃ラッシュと、クッションの羽毛が飛び散る紋々太郎の攻撃によって、そこそこの数であった敵組織はもう壊滅状態。


 残った連中も戦意を喪失し、親分のジジィを始め、全員が逃げの姿勢を取っている。

 窓から飛ぼうとしたり、俺達の横をすり抜けようとしたり、様々な方法での逃走を図るのだが……サルヤマーによって悉く阻止されてしまう。


 元々人間と比べてパワーのあるチンパンジー、それをさらに『太郎のお供たる動物』としてダンゴによって強化したサルヤマー。


 その立体的な機動力を活かし、敵事務所内を壁や天井伝いにパッパと移動、外へ逃げ出そうとする連中の襟をつかんでは放り、全てを1ヵ所に搔き集めていく。


 そして自身の『4大英雄武器』であるパイナップルのピンを抜き、それを持ったまま敵の1匹に接近……



「良いかい? 屋外でパイナップルを用いるときは投げたり、あと罠として仕掛けたりするものなんだが、こういう狭い場所での戦いにあの威力はちょっとやりすぎだ」


「昨日見たドーンッてやつですよね? 普通に使うとどうなるんですか?」


「人体が飛び散って大惨事になる、我も若い頃は見境なくパイナップルを投げていたものだが、あるとき馴染みの特殊清掃業者から苦言を呈されてね、『もっとスマートでクリーンな戦い方は出来ないのか?』とか、『汚れは清掃で落ちるが壁や床の損傷はどうにもならない』とかだな。それで使用方法を改めることにしたんだ、サルヤマーには室内での使用時、ああするように指示してある」


「ああする……え? お口に入れて……詰め込んじゃった……」


「ウキーッ! ウホホ、ウホッ、ウホホホッ!」


「ちなみにあれは『あばよ、この三下共がっ!』と言っている」


「何勝手にチンパン語訳してんですか? てか正直ウホウホ言っているだけでしょうに」



 サルヤマーによってパイナップルを口に突っ込まれた三下の1匹、込められた火魔法が発動し、ボンッと頭が吹き飛ぶ。

 なるほど、これなら周囲への被害が……いや、普通に大惨事だと思うぞ、飛び散った雑魚キャラ汁が少し服に付いたではないか……


 とはいえこれにて敵事務所の制圧が完了、あとは犯罪の証拠を押収し、また金目のものは全て頂いて、大半が犯罪組織に苦しめられている善良な島国の人々への援助金に充てるそうだ。


 もちろんその儲けからは、英雄パーティーへの報酬や必要経費、その他祝勝の宴を執り行う費用なども捻出される。


 つまりこの犯罪者討伐こそが、島国の各小国行政経由で紋々太郎達の生活を支えているのだ、俺達のように間接的にはろくな報酬が得られず、戦利品をちょろまかしてコソコソ儲けているのとはわけが違う、正当な利益に繋がるということ。


 敵のアジトからゲットした金銭を、何のうしろめたさもなく持ち帰ることが出来るというのは実に羨ましい限りだが、俺達がそれと同等の地位を得ようとした場合には、少なくとも最初に、自らが所属しているケチ臭い王国を滅ぼさなくてはならないであろう……



「それで、最初の見学はどうだったね?」


「私は楽しかったですっ!」

「パイナップルってやっぱ危なかったのね、あんなに美味しいのに……」

「俺はこの戦い方を西方新大陸に持ち帰ろうと思う、『島国の抗争の仕方』だとして紹介するんだ」

「でもどうして今回は全部殺したわけ? 生け捕りにしてあのBorn踊りに使えば良かったのに」


「それなんだがな、戦いを見ていてもわかったと思うんだが、ここの連中はどうも活きが良くなくてな、あまり力が奪えないのでダンゴ精製にロスが生じてしまうと判断したんだ」


「なるほど、生贄としてさえも使えないような雑魚ばかりだったのね」


「ああそうだ、今は犯罪組織との戦いで、島国全体でのダンゴ需要が凄いからな、発祥の地であり、最も多くの精製塔を保有する我等は可能な限り効率良く、多くの高品質ダンゴを精製していくことがその責務なのだよ」



 もうこの島国の連中が日常的にやっていることには付いて行けていないのだが、とにかくいきなりの皆殺しであったことについての説明だけは得られた。


 あまりの雑魚ではあの骨になってまで踊り続ける儀式の役にも立たない、逆に言うと、もっと活きの良い犯罪者であれば生け捕りにし、生贄として使う必要が出てくるということだ。


 ということで次の『見学』、初日午後の部では、実際に目星を付けてある、生贄向きの連中のアジトを急襲、実際に捕え、連れ帰る様を見せて貰うこととした。


 次は少し遠く、しかも離れ小島にそのアジトがあるとのこと、警戒されないように近付くにはどうすべきかと考え始めた紋々太郎に対し、俺達がジャケェ共和国から乗って来た屋形船の供出を受けてはどうかと提案しておく。


 それもアリかと頷く紋々太郎と馬鹿2匹の後ろに付いて歩き、ひとまず最初の集落へと戻った俺達は、居残りをしていたアイリスとエリナも含めた全員で簡単な昼食を済ませた後に、午後の部を開始するため海沿いの桟橋へと集合した……



 ※※※



「……え~、次の敵なんだが、ここから少し離れた場所にある小島、元々は海水浴が出来るビーチだったんだが、そこを制圧した犯罪組織がどんどん人員を集めていてな、対処が可能なうちに殲滅することに決まった」


「なるほど、それで英雄殿、敵はこの地図にある島のどの辺りを根城にしているのだ?」


「うむ、このビーチのここ、少し古い建物だが、かつてはまともなオーナーが『海の家』として使われていたものだ、ここに敵の幹部が集合して、毎日のように焼きそばを貪る生活をしているという」


「他人の経営する海の家を奪っただけでなく、そこで焼きそばを……クッ、これはとんでもない巨悪だな、確実に滅ぼさなくてはならない……」



 ジェシカが『海の家』と『焼きそば』のどの部分に反応してこんなにも怒りをあらわにしているのかは不明だ、というか知る必要は一切ない。


 だが少なくとも敵幹部の居場所がわかっているのだから、そこにカチコミを……と、今回は生贄用として生け捕りにする必要があるのか、敵は見晴らしの良いビーチで、しかも風通しの良い海の家をアジトにしている……これはなかなかに難しそうだ。


 迂闊に近づけばあっという間に発見され、もちろん最初は迎撃してくるであろうが、倒せないとわかればすぐに逃げ出すはず。


 それでも俺達、航空戦力を持つ勇者パーティーであれば簡単に追跡、追い付いて捕らえることも可能である。

 だがそういった能力を一切持たない、紋々太郎率いる英雄パーティーはどう対処するのか、そこに注目すべきだな……



「……よし、では君達の言っていた屋形船を借りよう、付近の海で新規に屋形船営業をしたい業者が、身かじめ料を払いに来た体で接近、突如襲い掛かって拘束する……すまないが君達、今回は生贄候補を取り逃がすのが惜しい、もしこちらに抑え切れない逃亡者が出た場合には捕獲をお願いする

 可能性があるからそのつもりで頼みたい」


「わかりました、じゃあ逃げ足次第で遅ければ俺とフォン警部補が、マシンを使うなどしてあまりにも早いようならリリィと精霊様が捕獲に当たります」


「うむ、手を煩わせることのないよう努めたいものだがな、では出発としよう……」



 今回は屋形船の船頭も必要となるため、未だにダラダラとこの地で過ごしていたジャケェ共和国の人々にもご協力願うこととした。


 船頭と、それから一般的な屋形船のスタッフに同行を求め、了承を得て敵犯罪組織の居る島へと向かう。

 遠くから見える島の、小さなビーチには人影がまばら、もちろん観光客ではなく、犯罪組織の構成員であることは明らかだ。


 本来であれば利用客で賑わい、海の家も営業していさえすればそれなりの利益を生み出しているはずの時期。

 それを犯罪組織のせいで奪われ、さらに焼きそばまで……と、ジェシカではないがムカついてきた、そういうことであったか……



「……見えてきたかね、あそこの木造建築物が敵の拠点となっている旧海の家、オーナー一家はどうにか逃げ延びたが、襲撃を受けた際に従業員が3人惨殺されている、しかも奴等はその死体を軒先に吊るして謎アピールをしていたそうだ」


「誰も見ていないってのにとんでもないことを……それで、上陸の際俺達はどうすれば良いですか? 一応新しい屋形船のスタッフっぽく変装した方が無難かもですが」


「……そうだな、うむ、とりあえず『女性陣が隣に座って酌などし、客に歌うことを勧め、また客の求めに応じて自らも歌い飲む』という感じのちょっとエッチな屋形船である、という具合にしておこうか、その方が都合が良い」


「わかりました、じゃあ早速変装だ、ミラ、全員分の『ちょっとエッチな格好』を用意してくれ」


「もう完璧です、ビーチがあると聞いて全員下は水着着用ですから、昼食後に勇者様が食器を下げているときに着替えました」


「うむ、完璧じゃないか、じゃあそんな感じでいこう……」



 徐々に近付く美しい夏の砂浜、そして俺達を出迎えるのは……まるで美しくないチンピラ共だ。

 なるほど活きは良さそうであるが、いかにもヒャッハーしていそうな、馬鹿そうな連中ばかりである。


 そしてもちろんこちらを警戒しているようで、全員武器を構えた状態でのお出迎え。

 お得意のナイフペロペロをしている舐め腐ったような奴も居るが、そういう奴に限って実際は凄まじく弱いのであろう。



『ヒャッハーッ! お前等どこの組のモンだぁぁぁっ! この島に近付くからには何か用があるんだよなぁぁぁっ!』


「……やかましい連中だな、だがここは我慢だ、何としてでも気取られずにあの海の家に接近しなくてはならないからな」



 挑発的な態度を取る雑魚チンピラ共、この場で全部粉々にしてしまうのは造作もないことであるのだが、それを堪えてターゲットを狙うのが真の勇者、そして英雄というものだ。


 念のため船頭役を買って出てくれたジャケェ共和国のおっさんを先に出し、俺達が新規で事業を立ち上げ、そのみかじめ料を支払いに来た者共だということを伝えさせる。


 ……どうやら簡単に信じたようだ、本当に馬鹿な奴め、で、上陸の許可が下りたことによってぞろぞろと屋形船を降りて行くのだが、やはりチンピラ共は仲間達の水着姿に釘付け、ミラめ、本当に良い衣装を用意していたな。


 で、敵の幹部と親玉が滞在しているという海の家に案内された俺達、紋々太郎が新しく屋形船を経営したい企業の代表、そしてイヌマ―とサルヤマーがその用心棒として前に出て、俺達は先程のカチコミと同様、後ろに付いて歩いて行く。


 しかし本当に焼きそばを喰っていやがるな、口から麺をぶら下げた状態で手を止め、仲間達の水着姿をガン見している犯罪者共、それを睨もうとするジェシカを宥め、案内に従って奥の方へ。


 カウンターの中の事務所には大物感を出した、しかし実は小物、小悪党であろうここの親玉、やはり焼きそばを喰っていやがる、どれだけ好きだというのだ……



「おう、お前等がここで新しく商売をしようって連中か」


「……そうだ、この海域を利用させて頂くに当たってそれなりの支払いをしに来た、いくらだ?」


「ケヘヘッ、そうだな、じゃあまずは金貨を5,000枚、これを毎月持って来い、支払いが遅れたら殺す、あとそっちの女共は全部こっちへ寄越せ、イヤなら殺す、これでどうだ?」


「……高すぎるな、それだとこちらも釣り銭として色々と受け取らなくてはならない、まずはお前と、この島に蔓延るクズ共、全員まとめてその身を差し出せ、生贄としてなっ!」


 なんっ⁉ しまったっ! コイツ良く見たら英雄、紋々太郎じゃねぇかっ!」


「抜かったっ! 誰かっ! いや近くに居る者は全員来いっ! お頭をお守りし……かはっ!」



 今更になって騒いだところで既に遅い、もう動き出していたイヌマ―とサルヤマーが手刀を用い、次々と犯罪者の、海の家内部で焼きそばを喰らっていた幹部クラスを重点的に気絶させていく。


 2匹の馬鹿シャブ中共は奮戦し、敵幹部を1匹も殺害することなく気絶させていく、騒ぎに気付いて飛び込んで来たその他の雑魚も同様、手刀の一撃で確実に仕留めている。


 このやり方は脅し、ある程度見せしめに殺して相手の戦意を喪失させ、『この場でこういう目に遭うなら従った方がマシだ、処刑の方がまだ楽に死ねそうだ』と思わせ、降参させる作戦とは一線を画すもの。


 おそらく簡単には真似出来ない、というか俺たちの戦闘力ではこんなにも手加減をした戦いを展開することなどかなり困難。


 しかしそれでも非常に効率良く、拷問して情報を引き出す用の生け捕りが可能な点は評価されるべきであり、出来ることであれば真似をしたいところでもある。



「……さて、外の連中もこの騒ぎに集まって来ているようだ、この機を逃さず全てを捕獲するぞ」


「ヒャッハーッ! 紋々太郎の旦那、そしたらダンゴと、例のシャブもくれよなっ!」

「ウキーッ! ウホォォォッ!」


「……ちなみにサルヤマーは『ウォォォッ! 俺の時代到来だぜっ!』と言っている」


「もういちいち通訳しなくて良いんで、出来れば黙らせといて下さいそのチンパンジー、あとシャブ犬も……」


「そうだな、最近は少しだけ黙って欲しい、いや永遠に音を発しないで欲しいと思っているよ、まぁそろそろ使い物にならなくなる頃だ、『廃棄』して新しいのに換えようかね」



 ちなみにキジマーは優秀であったため、その後任を見つけるのは大変とのことだが、イヌマーとサルヤマーに関しては、そこそこの力を持った犬獣人とチンパンジーであればどうでも良いとのこと。


 まぁこいつらが気に食わないのはそのウザさ、そしてモロにシャブ中であることぐらいなので特に恨みはないのだが、どういうわけかこういう奴に対して抱く『死んで欲しさ』は異常なのである。


 と、そんなこんなで敵兵力の捕獲はあっという間に終わった、全て気絶し、そのまま引き摺って屋形船に積載していく。


 あとはこれを使ってダンゴ精製の儀式を新しく始めるようなのだが、それに関しても気になるところだし、少し見学しておくこととしよう……

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