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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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671 敵同士の繋がり

「おはようございます皆様、本日はあのおかしな連中のアジトとなっている基地のような場所へご案内致します」


「うむ、そのまま討伐に移ることが出来れば一番なんだが、まずは発見されないようにコソコソと様子を見ることとしよう」



 火の魔族の集落へ到着した翌日、朝早くにやって来たおっさんに案内されて朝食会場へ向かいつつ、途中でおかしな連中のアジト襲撃について話をする。


 どうやらその連中は強化された人族でありながら少し特殊で、継続的にダンゴを喰らって強くなっているのではなく、また別の方法を用いているとのことだ。


 もちろんそれが何なのか、どういう魔法を使っているのかはわからないが、とにかく『強化』ではあるものの魔族よりは弱く、一般的な『ダンゴ強化戦士』と比較した場合にはかなり見劣りする実力らしい。


 まぁ、当然ながらその強化の秘密を暴き、それを解除してしまえば単なる人族だ、ただでさえカスレベルの相手だというのに、それがさらに弱体化するのだから笑いが止まらない。


 もしそうなれば今日中どころか午前中、いや2時間程度で完全な討伐を終え、昼食は祝勝会として大変に豪華なものとなることであろう……



「はい、では朝食はこちらになります、ライスとスープはかなり量を作ってありますのでご自由に、またライスの方はおにぎりにして持って行くことが可能です、干し肉のお供にどうぞ」


「おいおい、ライスが主で干し肉が従じゃないのかよこの世界は……てかスープってこれ味噌汁じゃね?」


「さすがは異世界から召喚された勇者殿ですな、いかにもこれは『島国限定超高級スープ』の味噌汁にございます。なんでも魔王討伐後この地に渡った始祖勇者が、それはもう毎日のように女神様にその存在を認めることをお頼み申し上げ、終いには積み上げられた嘆願書の束が月まで届いたとか。そんなご苦労の下、特別にこの島国のみでの利用を許された『味噌』と『醤油』、ですがまぁ勇者殿がご活躍の際は女神様からの特別報酬として頂くこともあるそうですね、とにかくそれ以外でこの食材が手に入るのは島国だけにございます、はい」


「それは素晴らしい、ぜひお土産として樽に500個分ぐらい買って帰りたいところだ、もちろん味噌と醤油それぞれ500樽な」


「いえ、それなのですが……どうやら女神様がお認めになったのはこの地『のみ』とのことで、かねてより持ち出しが固く禁じられているのです」


「何だとっ!?」


「はい、もし船に乗せて輸出しようものならですね、この島国の領海を出た途端にそれはもう激しい大爆発でして、基本的に生存者はいないといった感じです、さらに不正に輸出した事業者の主たる事務所も同時に大爆発、その業者が輸出しようとしていることを知っていながら黙認していた者の屋敷も大爆発と……」


「とんでもねぇな、あの女神アホめ、今度会ったら直ちにそういうことをやめるよう言っておかないとだな、もちろん聞きはしないだろうが、そういう場合は鉄拳制裁だ」


「どうでも良いけど勇者様、早く食べないとなくなるわよ」


「うむ、今はそうしよう……てかマーサは何やってんだ? 何それキュウリ?」


「そう、このキュウリをスティック状にしたものをね、こうやって味噌にディップして食べると凄いの」


「ほぼ酒のつまみじゃねぇか……今夜のスナックはそれで決まりだな……」



 意図せずして食卓に上がった味噌、そしてその他の提供されている料理には当たり前のように醤油が使われているではないか。


 女神が傲慢なせいでこの島国から持ち出すことが出来ないというのは非常に残念だし、こんなところでまた口にしてしまった味噌と醤油を求めて、どうにかしてまた女神の報酬を、ということになりかねないのは非常に危険だ。


 だが少なくとも島国に居る間はこれを堪能し放題ということもまた事実、制度の改革は後で女神の奴に強要するとして、今はこの転移前にはあった当たり前の味付けを堪能することとしよう……



「ほらカレン、リリィ、お前等は普段肉ばっかりだからな、こういう調味料こそがまともな栄養を取るチャンスだ、そっちの味噌焼き豚もキッチリ食べておけよ」


「食べますっ! 美味しいですっ!」

「ついでにお弁当として持って行きますっ!」


「よろしい、では俺はこちらの生姜焼きを……ウマァァァッ!」


『ウマァァァッ!』



 結局朝食の時間は1時間以上続いた、全員がそれに満足……いや、マーサだけはまだスティックキュウリをポリポリしているのだが、とにかく食事は一旦終え、集落のおっさんによる敵とそのアジトに関する詳細な説明が始まった。


 まず第一に、敵のアジトは昨日上空から見たとおり、この集落からすぐ近くに位置している。

 徒歩にて移動した場合はおよそ30分だが、周りが畑だらけで見通しが良い分、見つからないように接近するにはかなりの注意が必要。


 それゆえ出発から監視位置への到着まではおよそ1時間を見込むとのこと、早速『たったの○○時間で討伐完了、さすが勇者様だ』という俺の妄想が崩れかかっているのだが、まぁそれは仕方のないこと。


 そして敵に関してだが、連中は人族であるものの強化人間……と、先程食事会場へ向かう際に聞いた話からすると『弱』強化人間ということか。


 とにかくダンゴの劣化版である何かを使っている様子だが、監視していてわかったのは口から摂取するものではないし、定期的に何かを取り込んでいる様子もないらしい……



「まぁ、でもなにかやっているのは確実なんだろ? ユリナ、サリナ、それがどういうモノなのか想像が付くか?」


「私はわかりませんの、サリナは?」


「う~ん、半永久タイプの魔導アイテムを使っているのは確かだと思うんですが、完全に取り込んでしまえば最充填とかも必要になるはずですし……もしかしたらその敵の兵士? というか戦闘員? それそのものが使い捨てなのかも知れません」


「なるほどその可能性もないとはいえないな、わけのわからん連中だし、その中に支配層の奴が一定数居て、他はもう働きアリとか軍隊アリみたいな感じとか、そういう感じでもおかしくはないぞ」



 そういえば最初に漁港近くで聞いた話によると、連中は大陸側の居留地から仲間を呼び集め、どんどん増えているということであった。


 それが定期的に『使い捨てられるべき仲間』の補充だとしたらどうか? 次から次へと新しい者を呼び込み、使えなくなった者は廃棄。


 その過程で流入を減少よりも上回らせることで兵力を逓増、勢力を拡大し続けていると考えても良さそうだ……



「それで、その連中の特徴とか、そういう情報はないのか? そうしないとアレだ、もしかして攫われて監禁されているような善良な島国の民、そういうのが中に居た場合に困ってしまうからな」


「特徴ですか……そうですな、奴等は必ず左胸にバッジを付けていますね……」


「バッジを? それは一体どんな感じのバッジなんだ?」


「比較的小さな赤いバッジです、真ん中に奴等の、大陸側のかろうじて人族が住める領域を統治している将軍、確か『ジョン総書記』とか何とか言っていましたが、そいつの肖像画が描かれています」


「やべぇな、その肩書きにしてその名前はやべぇな……いやすまん、こっち、じゃなくて転移前の世界の話だから気にしないでくれ……」



 別に誰とは言わないし、特定の誰かを示しているわけではないのだが、とにかくその感じの奴がどういう奴なのか、だいたい想像が付いてしまうから恐ろしい。


 だがこのまま放っておくとやりたい放題になってしまうのも事実、ここはその将軍の配下であり、この平和な島国の一地域をどうこうしようとしている連中を、可及的速やかに根絶やしにしてしまう必要がある。


 ということですぐに出発だ、一旦宿舎に帰って荷物をまとめ、先にそれを終えて迎えに来たフォン警部補、そして案内係のおっさんを伴い、俺達は火の魔族の集落を出た……



 ※※※



「ほら、あそこに見えるのがそうです、全ての壁には鉄板が貼ってあって、その隙間から弓で攻撃してくるんですよ、威力はたいしたことありませんし、矢自体も火魔法をぶつけてやれば燃え尽きるようなものなので脅威ではありませんが」


「なるほど、戦おうと思えばどうにでもなる相手ってことだな……っと、1匹出て来やがったぞ、ちょっと隠れよう……」



 俺たちが隠れているのは広いイモ畑、ちょうど良い夏のイモの葉が茂っているため、その下に身を隠して敵のアジトの様子を窺う。


 出て来た敵の胸元には確かに小さな赤い何かが光っている、アレが『将軍様バッジ』なのであろう、本当に敵の全員が付けているとしたら非常にわかり易くて良いことだ。


 で、その1匹は周囲をウロチョロ、というか辺りを見渡して誰も居ないことを確認している様子。

 そしてその確認が終わると、木箱の中に入っていたトマトか何かをひとつ、サッと取って口に入れた。


 どうやらつまみ食いの類らしい、どうしても腹が減り、本来は手を付けるべきでない食材を狙ったのであろう。

 良く見たらガリガリだし、かなり栄養が不足している感じのおっさんだ。



「クソッ、奴等が喰らっているのは全て我々が大切に育てた野菜なんですよ、それを収穫直前に何の躊躇もなく、夜中に根こそぎ持って行きやがる、本当に許せない連中です」


「なるほど、じゃあもう殺そうぜ、今すぐに、まずはアイツからな」


「ええ、ですが奴等、というかこれはまだ未確認の情報なんですが、どうやら西方新大陸の魔導アイテムを保有しているとか何とか、迂闊に手を出すと投げ付けてくる可能性がありますからご注意を」


「西方新大陸の……なるほど、あの投げるタイプのアイテムか、わかった、それに注意しつつ攻撃を仕掛けていこう、で、雑魚は殺して親玉クラスは生け捕りにするぞ、そういうことなら拷問して、ウェスタンな犯罪組織との繋がりを吐かせる必要があるからな、よしいくぞっ!」


『うぇ~いっ!』



 まずは外に出ている1匹から、ご丁寧に周囲を確認し、自ら『周りには誰も居ない』ということを教えてくれた親切な敵だ。


 その恩に報いるため、静かに、断末魔どころか音すら立てる隙がない、ほんの一瞬の出来事でブチ殺して差し上げることとしよう。


 颯爽と飛び出したミラが、必死になってトマトを貪るその敵のおっさんに対し、完全に死角になった方向から近付く……バッサリといかれ、ホンモノのトマトとトマトのように裂けた頭部の区別が付かなくなってしまったではないか……トマトがもったいない。



「殺ったみたいだな、勇者殿、俺達はあの薄汚い野郎の死体を片付けるぞっ」


「おう、じゃあカレン、マーサ、2人で入口付近の索敵を頼む、他は突入の準備だ、サリナは一応幻術の準備を」


『うぇ~いっ!』



 俺とフォン警部補がまず茂みから出て、ミラが殺害した敵の雑魚キャラをその辺に積んであったから軒箱の中へ放り込んで処分する。


 夏だし、そのうちに腐ってきて大変なことになるのは確実なのだが、戦闘終結後にこの場所自体を焼き払ってしまえば構わないはずだ。


 今はどこかから攫われて来た人が中に居る可能性があるためそのんな大規模な攻撃は出来ないのだが、殺すべきを殺し、捕らえるべきを捕らえ、そして助けるべきを助けた後には何をしても構わない。



「ご主人様、この近くには5人、もっと奥の方にい~っぱい人が居ます」


「持っている武器はたぶん弓ね、矢筒の中身がカラカラいっているわ」


「そうか、たぶんそいつらがこの鉄板の隙間から弓を射てくるっていうアレだろうな、てか常時見張りしてねぇのかよ」


「休憩中じゃないかしら? ゲラゲラ笑っている声がするもの」


「それはサボッているだけだ、どこの世界に見張りが全員まとめて休憩する悪者のアジトがあるってんだよ」



 当たり前のように見張りを怠っている敵、俺達が隠れながら来たのが功を奏したのか、とにかく非常に都合が良い。


 だが鉄板バリケードに囲まれたアジトは意外に広く、奥の方に居るという数多くの敵に発見されぬよう、そこへ攻撃が届く場所まで行くのはさすがに厳しいか。



「あっ、何か5人いたうちの1人がこっちに来ますよ、他は動く感じじゃありません」


「おう、俺にも感じ取れているぞ、よしリリィちょっと石ころを投げてそいつを殺すんだ、出来るだけ近付いてから、静かにだぞ」


「わかりました、じゃあ狙っちゃいますよぉ~っ……きたっ! どりゃぁぁぁっ!」


『何だっ⁉ 出入口の方で凄い音がしたぞっ!』

『敵襲か? 敵襲なのかっ?』


「……静かに、と言ったはずだが?」


「あ、忘れてた、ごめんなさ~い」



 物凄い勢いで小石を投擲してしまったリリィ、ターゲットの敵モブは衝撃波で消し飛び、ついでに鉄板張りのアジト全体の3分の1程度に甚大な被害が……と、中は広間のようになっていて奥が見える、その手前にあったのはそれをグルっと囲う回廊のようなものであったか。


 その所々に弓を射るための穴が空いており、それで全方位を警戒することが出来るようになっていたのだな。

 で、その回廊の部分はリリィの攻撃で全損、広間の奥、かなり先には驚愕で開いた口が塞がらない様子の敵キャラ共。


 その場に居るので全員のようだが、少なくとも50、いやもっとかも知れない、それが全てこちらを見て……と、突然表情がなくなったではないか、幻術が十分に効くと判断したサリナが攻撃を発動したらしい……



「これで大丈夫、とりあえず全員動けないようにしておきました」


「よくやったサリナ、で、バッジを付けているのが敵で……いや、向こうの檻に入れられているのが敵以外ってことで良さそうだな、やはりどこかから攫われて来たと思しき人族が居るんだな」


「何のために連れて来たのか吐かせた方が良いな、よし、ここからはPOLICEである俺の領分だから任せてくれ……全員動くなっ! 逮捕するっ! 両手を頭の上に乗せてコサックダンスでこっちへ来いっ!」


「動くなって、そもそも奴等動けないし、動くなの状態から激しい運動の指示出しているし、もうムチャクチャだな……」



 サリナの幻術のお陰でボーッとした状態の敵キャラ共、もちろんフォン警部補の指示など聞いていないし、もし正常であったとしてもコサックダンスでここまで移動するのは困難だ。


 仕方ないので俺が手伝い、敵キャラは全員その辺にあった鎖でぐるぐる巻きに、攫われた人々と思しき敵キャラ以外は普通に救助してサリナに幻術を解かせた……



「……はっ! 入り口が爆発して……それからどうなったんだ? あれ? 檻から出されている……ということは助かったのかっ⁉」


「その通り、ちなみに助けたのは勇者である俺だ、その俺を神と崇め、今回の件は末代まで語り継ぐように」


「おぉっ! 異世界勇者様がこの島国にっ! ありがとうごぜぇますだっ!」


「よろしい、その勇者という存在に感謝する気持ちは絶対に忘れないように、で、お前等は何だ? どうしてこんな所に……しかもおっさんばかり捕まっていたんだ?」


「俺達はこの島国の各小国共通、『1級ダンゴ精製技術者』なんだ、その技術を狙われてここの連中に……奴等、俺達を西方新大陸から来た変な連中に売るつもりだったみたいだ」


「……なるほど理解した、おいフォン警部補、どうやらここの連中、この間ブチ殺した海賊船的なアレの奴等と繋がっているみたいだぞ」


「ということはつまり犯罪組織との繋がりも……」


「そうだっ! その連中はダンゴじゃなくて、その進化版のプロトタイプを新大陸の犯罪組織から供与されていたみたいなんだ、『衣服に貼るタイプ』とか何とか言っていたから調べれば出て来るかも知れない」


「貼るタイプのダンゴ? あ、もしかしてこのバッジが?」



 救助したのはまたしてもダンゴ関係の技術者であり、そしてその口からここの連中に関する情報が次から次へと飛び出してくる。


 まぁ、アジト内のこんなメインの場所に、当たり前のように檻を設置して攫って来た人々を押し込んでいたのでは情報も筒抜けであったに違いない。


 で、その中の最も重要な情報である『貼るタイプのダンゴ』、それはもう、間違いなくこの敵キャラの左胸に輝く『将軍様バッジ』がそれに決まっている。


 そういう系のアイテムに最も詳しいサリナは幻術の維持で忙しいため、ここはユリナに調べさせることとしよう……



「どうだユリナ、そいつらのバッジから何か変な感じとかしないか?」


「しますの、というかバッジの裏側からダンゴと同じ魔力が染み出て、それが直接心臓に取り込まれている感じですわね、でも普通に口から食べるダンゴと比べると吸収効率はかなり落ちますの」


「なるほど、ということはこいつらこのバッジを奪ってしまえば……どうだっ?」


「むっ……むむむっ……ほんぎゃぁぁぁっ! 溶け、溶けるぅぅぅっ!」


「うわ、もうこんなにグズグズになりやがって、臭っせぇ……」


「前にダンゴを与えなかった宣教師風よりも全然反応が早いですわね、おそらくはこのバッジを肌身離さず、ずっと身に着けていないと直ちにこうなると、そういうことですわ」


「なかなか恐ろしいな、離れた場所に居てもこのバッジで将軍様? への忠誠心を示していないとならないなんて」



 赤いバッジ、これがダンゴ摂取の代わりになっていることを確認するため、適当に雑魚キャラらしい敵の胸にあったそれを剥がしてみたところ、もうあっという間に全身が崩れ、まるで長時間煮込んだかのようなグズグズの状態になってしまった。


 おそらくは他もそうなのであろうが、このアイテムはなかなかに危険すぎる。

 一度取り付けられたらもう、それを没収される、つまり粛清されるまではずっとそのまま、逆らうことなど出来はしないであろう。


 そしてこれはプロトタイプとの話であった、もしかすると犯罪組織の奴等、プロトではなく完成品を用意し、攫ったダンゴ技術者を使ってとんでもない規模の製造、さらに実験等の研究開発をするつもりではなかろうか。


 だとしたら非常に拙いな、だが情報がない以上、まずはこの連中に色々と吐かせる必要がある……

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