表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十七章 大海を越えて
640/1360

639 何かゲット

「あら? 見てよアレ、湖のど真ん中よ、誰か立っているように見えなくもないわ」


「さぁな、俺は霊感がないから見えないぞ」


「でもほら、トランペットみたいなの持って……こっちに来るわ……」


「あぁ、それはきっと『トランペット小僧』、妖怪だよ」


『ひぃぃぃっ!』



 さて遂に湖の怪がその姿を現したわけだが、残念なことに霊感ゼロの俺にはそれが見えない。

 だが皆の見ている湖の中央、そこに都市伝説的なバケモノが存在し、またこちらに近付きつつあるのは恐がり3人衆の怯え方から見て確実。


 しかしトランペット小僧とはまたアレな怪が出てきたものだ、確かに湖、というか池の都市伝説ではあったが……と、奴が居るということはまだ他にも……



「ご主人様! 向こうの方で何だかピョンピョン跳ねている人がっ!」


「あぁカレン、それは『ピョンピョンババァ』、妖怪だよ」


『ひぃぃぃっ!』


「あっ、ご主人様、あっちにも変なのが居ますよ、しかもめっちゃ速いですっ!」


「リリィ、それは『ダッシュジジィ』、妖怪だよ」


『ひぃぃぃっ!』



 どうやら3体の妖怪? 怪異? 何だかわからんが俺には見えないモノがこちらに接近している状態。

 そして吊るしたままの怖がり3人衆は恐慌状態、またおもらしすると困るので湯船の上からは移動させよう。


 で、迫って来た3体の怪異は俺達の入っている露天風呂の前まで到達し、そこからは無表情でジッとこちらを見つめているのだという。


 精霊様が話し掛けても全く反応がない、だがひとつだけわかったことは、マーサがこの3体のことを覚えていた、つまりこいつらはここの管理人達が化けて出たモノだということだ。



「それでマーサ、本当に間違いないんだな?」


「絶対にそうよ、合宿でここへ来たのは結構前だけど、おじいさんとおばあさん、それから楽器を持った子ども系魔族の3人で切り盛りしているって話していたわ、もちろん当時はもっと話しやすい感じで生気、というか命もあったみたいだけど……」


「ふ~む、じゃあこの3体はもう死んでいる、即ち死霊ってことだな、そしてまるで話が出来ないと……困ったな、俺には見えないのだし、どう転んでも事情を聞くことなど不可能だぞ」


「そうね、じゃあ勇者様、とりあえずもう熱くなってきたからお風呂から上がりましょう、この3人『だけ』残してコテージに移動よ」


「うむ、当初の計画通りだな、ということでミラ、ルビア、ジェシカ、どうせその感じじゃ寝られないだろうから、朝まで頑張ってその連中からここで起こったことに関する話を引き出しておいてくれ、じゃあおやすみな」


『ひぃぃぃっ! そっ、そんなことがっ!?』



 かわいそうだがこればかりは仕方がないことだ、この3人の幽霊に対する耐性の低さはいつかどうにかしなくてはならないとずっと考えていたのだが、もうこういう荒療治に出るしかないのである。


 また、それでこの死者3名(現怪異)の身に起こったことが聞き出せて、その事件か何かを起こした原因を排除、成仏させることが出来るかも知れないのだから一石二鳥だ。


 まぁ、今夜一晩で上手くいくとは限らないのだが、あまり期待せずに寝て待つとしよう……



 ※※※



「……で、風呂だけやたら綺麗になっているようだが?」


「そんなことないわ勇者様、3人共お肌スベスベになっているわよ、あと縛り方も昨日の夜と若干変わっているみたい」


「つまり、風呂掃除のついでに洗われたってことだな、それで、情報の方はゲット出来たのか?」


『全然ダメでした……』


「そうか、じゃあ今日もここに泊まりだ、お前等は上手く意志の疎通が取れるまで毎晩ここで待機だからな」


『ひょげぇぇぇっ! どうかお許しをぉぉぉっ!』



 翌朝の確認、3人は昨日吊るしてあった場所に残されていたのだが、怪異達は風呂の湯を抜いて掃除を施し、さらにこの恐がり共が暴れ狂うのを全く意に介さず、縄を解いて丸洗いにしたのだという。


 今は再び湯が張られ、冷めないように魔法が掛けられている状態の露天風呂。

 やはりあの怪異達は死してなおこの自慢の露天風呂が気掛かりなのだ、きっとこうして毎日掃除しているのであろう。



「あ、ねぇ勇者様、昨日は気付かなかったけど、ここ、ほら何か落ちているわよ、鉄……いえ鉛の玉ね」

「こっちにも落ちてます……あっ! これもしかしてあのウェスタンな悪い人達が使っていたっ!」


「おう、もうこりゃ間違いねぇな……」



 明るくなって初めて気付いた衝撃の事実、この露天風呂の周辺にはウェスタンな犯罪者連中が使っていた『拳銃のようなもの』から発射されたと思しき弾丸が無数に転がっているのだ。


 そして化けて出ている3体の怪異、それがマーサの言うようにここの管理人達であったとしたら、もうそこから導き出される答えはたったひとつ……



「うむ、こりゃ作戦の変更が必要だな、今夜は3人だけじゃなくて、全員でここに残ることとしよう、あの怪異が出現したらこちらから積極的な説明をするんだ、お前等の仇はもう討ったってな」


「そうね、ということで怖がりさんの3人は……もうミラとルビアちゃんが寝ちゃってるじゃないの、今の出安心したのかしらね」



 とりあえず吊るしてあった3人を降ろしてやり、寝てしまった2人はそのままコテージに運び、布団に寝かせる。

 もちろん昨夜のうちに怪異から情報を引き出せなかった分の罰は受けて貰うのだが、それは目が覚めた後でも良かろう。


 ただ、怖がり3人衆の中で唯一起きているジェシカは別だ、今夜の作戦、即ちどうやって物言わぬ怪異と意思の疎通を図るのかについての意見も拝聴したいし、ついでにこのまま罰を与えることとした。



「ほらジェシカ、向こうの空きコテージに移動するからサッサと立て」


「ん? 移動してどうするというのだ、それにこの『悪霊退散のお札』は何だ?」


「あのコテージは最も露天風呂に近いからな、実際に怪異が発生した際にお前ら3人が逃げ込むための避難所にするんだ」


「なるほど、それで内側にこのお札を隙間なく貼っておくと……」


「内だけじゃない外もだ、あと本来は全身に写経しないとならないんだがな、今回はそれをしなくても良いように精霊様が祈りを込めた強力なものを使う、ということで行くぞ」



 完成した分のお札のみ持って宿泊しているコテージを出る、避難所を設けて悪霊の立ち入りを封じるのだが、その避難所自体が元々は悪霊達の持ち物なのだから笑えない。


 まぁ、どうにか意思の疎通を取ることが出来ればそれで良いのだ、あの3体を悪霊化させた犯人共はもう今頃、残りの2匹も『ダンゴ』の効果切れでグズグズに崩れ去って死んでいる頃なのだ。


 今夜は単にそのことを伝え、安心して成仏して頂くというだけの簡単なお仕事なのだが……霊的なモノが一切見えない俺にはそのお仕事のハードルが高すぎる。


 ということで、俺は横からやかましく口出しするだけの残念かつ迷惑な人としてその場に同席することになるのだが、いざ邪魔だとなったのであれば、怖がり3人衆を守るという名目で避難所コテージに引っ込むこととしよう。



「よし、では私は内側を貼っていく、主殿はまず屋根の上から頼む」


「え、俺もやんのかよ……しかも勝手に楽な方を選択しやがって……」


「我慢してくれ、この日差しでは屋根の作業など肌に悪い、日焼けしてしまうではないか」


「全く身勝手な……まぁ良い、とにかくやろうぜ、追加の分はセラとかマリエルとかがどんどん持って来るはずだし、途中である分を貼り切ったら休憩すれば良いさ」



 結局外側の方が圧倒的に大変であり、途中でやって来た『お札運び隊』の面々とティータイムをするジェシカに対し、俺はずっと屋根の上、燦々と照り付ける太陽の下で休憩のない作業に従事させられたのであった……



 ※※※



「ひぃぃぃっ! で……出ましたっ!」


「そうか、じゃあ3人は退避だ、このままビビり続けて、露天風呂の近くでおもらしされたら敵わないからな、おそらく怪異達も激オコになる、すぐに行けっ!」


『はぃぃぃっ!』



 夜、やはり風呂に入っている最中に出現したという怪異、昨夜と同様の方法で登場しているというのだが、もしかして誰も居ないときでもそんなことをしているのであろうか?


 で、とにかく怖がり3人衆は昼間のうちに作っておいた避難所へ、まぁ朝になったら迎えに行けば良い。

 そしてこちらはやはり目の前までやって来たらしい3体の怪異と対峙、今日も何も言わず、ただ俺達が風呂から上がるのをずっと待っているような様子とのこと。



「おい怪異達よ、俺の声が聞こえるか? 残念ながらこちらからは姿が見えないんだがな、とにかく話を聞いてくれ……で、今どんな反応してる?」


「全然無反応よ、もうガン無視って感じね」


「ダメか……よし、じゃあアイテムを使おう、精霊様、防水加工したあの手配書を出してくれ」


「あ、はいはいコレね、ほらあんた達の仇のうちの1匹、カウボーイ風犯罪者よ」


『……めしや……うら……や』


「あっ! 今一瞬俺にも心霊現象的な声が聞こえたぞっ! ということは……」


「すごく怒っているわ、3体とも鬼の形相、トランペット小僧なんてもうゴリマッチョ化しているもの」


「うむ、どうやら予想は完全に当たったようだな、怒りの感情ではあるがこれで反応が得られた、ここから頑張って意思の疎通を図るんだ」



 通常であればこの状態は危険、悪霊の類を怒らせてしまっているのだから当然そうなる。

 だが何をしても反応が返らなかった以上、もうこのようにして相手の感情を動かすしかないのだ。


 そこからは主に精霊様とユリナ、サリナの3人が怪異達を宥め、どうにかこちらの話を聞くように催促すると同時に、仇が既に死んでいることも幾度となく説明の中に混ぜていく。


 メイン説得班3人の様子を見るに、どうやら相手側も少しは落ち着いてきたようだ。

 徐々に詳しい話に移行し、今はもう王都であったこと、ヨエー村での包囲作戦の話をしている。



「……ということなのよ、だからあんた達はもう成仏しても良いの、キャンプ場も普段は誰も来ないしね……え? 明日の夜……わかったわ、そういうことならもう1日ここに居ましょう」


「おいおい精霊様、一体どういうことなのか俺にもわかるように説明してくれ」


「えっとね、この怪異達を殺したのは確かにあのウェスタンな連中だって、で、何でこんな所に立ち寄ったのかを教えてくれたんだけど……奴等、湖の真ん中に何か隠したらしいのよ、明日の夜はこの怪異達の残った霊力全て使って、同時に私も手伝ってそれを引き揚げるわ」



「何か……きっと相当なお宝の類だろうな、これは期待が持てそうだぜ」



 犯罪者共がわざわざコテージの管理人達を殺害してまで湖に沈めた『何か』、元管理人の怪異達がその正体を告げることはなかったが、その正体は次の夜になればわかるのだ。


 怖がり、避難所コテージで身を寄せ合って震えているのであろう3人には申し訳ないが……いや、自業自得か、とにかくもう1日ここに滞在し、その引き揚げと霊力を使い果たした怪異達の成仏に立ち会うこととしよう。


 で、その後は風呂掃除をしたいという怪異達に急かされて湯から上がり、怖がり3人衆を迎えに行った後に自分達の宿泊するコテージへと戻った。


 ちなみに遅れ馳せながらではあるが、空きコテージの使用許可も貰ったらしい、まぁ、明日までの滞在ではあるのだが……



 ※※※



 翌日、明るいうちに夕食を終え、風呂も済ませた俺達は、昨夜怪異達が指定したという露天風呂の目の前、湖の畔の比較的足場の良い場所に集合していた。


 空は既に真っ暗、昨日や一昨日であればそろそろ風呂に入りに行こうと考えていたぐらいの時間帯だ。

 だが今日はここから、この地における最後のイベントして『何か』のサルベージが執り行われる……



「あ、今日も現れたわよ、どうも毎日出現する時間が決まっているみたいね」


「律儀な怪異だな、てか俺達が来るまでに誰か1人ぐらいには驚いて貰うことが出来たのかな?」


「さぁね……と、私だけ来いって、じゃあちょっと行って来るわ」


「おう、じゃあ気を付けて」



 怪異に呼び出されたという精霊様は宙を舞い、そのまま比較的近い湖の中心部分を目指していく。

 地形的に水深10m、いや15mぐらいあってもおかしくはないな、果たしてそこに何があるというのか。


 そしてある場所の上空でピタリと止まった精霊様、両手を広げているのだが、おそらくは怪異達と手を連結することによって霊力をどうのこうのしているのであろう。



「それで、今はどんな感じになってんだ? ここから何かするつもりなのはわかるが、見えない以上状況がわからないぞ、リリィ、ちょっと説明してくれ」


「えっと、皆で手を繋いで祈ってます、あ、ほらたぶんご主人様にも見えるようになってきますよ、精霊様の力が怪異の人に流れ込んでますから」


「ん? う~ん……おっ、確かに何かモヤモヤのようなものが……3つか」



 繋いだその手から怪異達へと流し込まれているという精霊様の霊力、そのお陰で全く霊感のない俺にも、ボヤボヤとしたわけのわからないモノとしてそれらが認識出来るようになった。


 さらに、その1人と3体が協力し、真下の水面に向かって力を放出していることも確認出来る。

 徐々に渦巻いていく湖の水面、水が避け、本来は見えないはずの深い部分が明らかになっていく。



「……⁉ 何か上がって来ましたっ! かなり大きいですよっ!」


「何だろうか……真っ黒い……船じゃないかっ⁉」



 霊力を当てられた水面、それによって生じた渦の中から上がって来たのは、月明かり程度の明るさの中でもはっきりとわかる船のシルエット。


 トンビーオ村でドレドが所有しているものよりはひと回り小さいのだが、見た目からして木製ではなく、金属製の頑丈なものであることは明らか。


 その船は徐々に高度を上げ、上空で力を込める引き揚げ班の真下まで来る……精霊様は怪異達にかなりの霊力を流し込んだようだ、もう俺にもハッキリと姿が見える、そして3体共に破裂寸前なのが見て取れる、このままではおそらくヤバい。



「っと、精霊様達はこちらへあの船を送るつもりのようです、少し下がって場所を空けましょう」


「うむ、じゃあマリエル、ここへ誘導してくれ、この場所なら比較的足場も良いし、あの大きさの船を置いたらちょうどいい感じになるはずだ」



 マリエルの誘導によってこちらへやって来た船、いや黒船的存在。

 それを操る精霊様は平気そうだが、3体の怪異はもはや秘孔を突かれて爆発するひとコマ前のような状態となり果てている。


 ズシッと、明らかにヘヴィー級のその船体を地面に付けた黒船、それと同時に怪異3体は悶絶するような表情を見せてブチュッと破裂し、そのまま光の粒となって消え失せてしまった。


 同時にやり切った感満載の表情で戻る精霊様、そしてとんでもないモノの出現に言葉が出ない様子の他のメンバー達……



「ふぅっ、これがあの怪異達の言っていたモノね、あ、ちなみにあの連中は安らかに成仏していったわ」


「いや嘘付けっ! 相当な苦痛にあえいでいたのが俺にも見えたからなっ、全く呪われても知らんぞ精霊様は……」


「それはしょうがないわよ、私だって向こうさんの依頼でそれをやっただけだもの、まぁ、あそこまで手助けしないとならないほどに霊力が弱い存在だとは思わなかったけど……ところでコレ、私達にくれるみたいだけどどうする?」


「どうするって……どうすんだよこんなん? アレか、なぜか巨大船がある湖として観光名所にでもするか? 言っておくがこんな巨大なのこれからの旅で持っては歩けないぞ、邪魔すぎる」


「いえ、でも勇者様、これって本当はあのウェスタンな犯罪者が持っていたものなのよね? だったらあの連中どうしてこんなものを、どうやってこんな所まで運んだのかしら?」


「む、確かにそうだ、ちょっと中を改めてみよう、もしかしたらそれで何かわかるかも知れないからな」



 ということで船内に入ろうとしたのだが、梯子なしで船べりを登るのは面倒だし、大ジャンプで甲板へ、という作戦もさすがに面倒だし俺には無理だ。


 この時間だと明かりも必要になるし、船内の捜索は明日、朝になって日が昇ってからにしようということに決まった。


 ここには俺たち以外誰も居ないわけだし、もしどこかに居たとしてもこんな巨大なものが盗まれたりすることは考えられない。

 船は一旦放置し、昨夜同様避難所コテージに引っ込んでいた3人を連れて戻り、就寝したのであった……


 翌朝、意外と早起きしたはずなのに、船の中に興味津々な他のメンバー達は既に起床済み、もはや俺待ちとも言って良い状態であった。


 主にカレンやりりィに急かされ、適当に朝食を取って昨夜湖の底から引き揚げられた船へと向かう……もうは梯子が架けられているではないか、精霊様だとは思うが仕事が早い。


 その梯子を登って船の甲板へ、外側は金属だが、ここは木の板が貼ってあってかなり腐ってきている様子、多少は修繕しないと踏み抜いて下へ落ちたりしそうだな。


 と、精霊様達はもう船室の中まで入り込んでいるようだ、何かトラップがあるかも知れないというのに呑気な奴らめ。



「お~い、どうだ~っ? 何か目ぼしいモノは見つかったか~っ?」


「こっちは全然、倉庫みたいな部屋があったけど空っぽだったわ」

「これは期待外れも良いところですね、怖い思いまでして待った結果がこれとは……あの怪異達を相手取って訴訟を起こしましょう」


「ミラ、奴等はもう成仏しているんだ、諦めた方が良いと思うぞ、で、精霊様の方は?」


「……この船、おそらく飛ぶわよ」


「そうかそうか、そりゃまたたいそうなことで……って、はぁぁぁっ⁉」



 精霊様の口から突如として飛び出した衝撃的な言葉、この船は空を駆ける船、いや意味がわからんぞ、一体どういうことなのであろうか……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ