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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十二章 西よりの使者と西へ
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637 有力情報

「ほら、あそこに屋根付きのシェルターみたいなのがあるでしょ? あの中に『ダンゴ』が入った木箱を確認したわ」


「うむ、今は見えないが反対側には見張りが居るだろうな、カレン殿、音なんかで人数を確認出来ないか?」


「う~ん……何人か居るんですけど、動いているのは全部この村の人ばっかです、あと変な臭いがして鼻が効きません」


「変な臭い……もしかしたら獣人兵対策がバッチリなのかも知れません」


「可能性はあるわね、でも作戦は通常通り、私とカレンちゃんで突撃して『ダンゴ』の回収、残りの2人はサポートよ」


『うぇ~い』



 唯一ターゲットの場所を完全に把握している精霊様の指示で動くのはカレン、そしてサポート役のサリナと万が一のときに殿を務めるジェシカ。


 前進がグズグズに崩れて死亡した宣教師風犯罪者の所持品の中からチョイスした使えそうなアイテムは全てサリナに持たせ、自分の幻術と共に使うよう指示してある。


 もちろん村の外側からはユリナの魔法が、そして飛び込む態勢が万全のミラとマーサが、さらにはセラとリリィの航空支援も準備しているため抜かりない。


 最悪の場合は俺とマリエルが箱だけ担いで逃走、残りのメンバー全員で戦闘に当たる手はずとなっている。

 ここまでやってなお『ダンゴ』を奪還されてしまうとしたら、それはもう敵のそれに対する執着が俺達の実力を上回ったものと見て諦めるしかない。


 ちなみにルビアは寝てしまったため、敵が追って来た際のフェイクとして木に縛り付けておいた。

 女神から借りパクした箱舟があるためダメージを受けることはないが、衝撃で目は覚ますことであろう。


 村の境界線である粗末な塀から中を覗いている俺達、その視界から月明かりに照らされたカレンと精霊様の姿が消える。

 作戦開始のようだ、なるべく素早く、手際良く目的を達して欲しいところだ……



「精霊様、あそこの木の影に隠れましょう」


「ええ、ただしシェルターの正面に居る敵から見つかり易くなるからちょっと慎重に、尻尾とかはみ出してちゃダメよ」


「わうっ、気を付けますっ!」



 前進し、シェルターの正面が見える位置まで移動した2人、幸いにも入口近くに篝火が設置され、暗がりの方からはそこの様子が見易い状態になっている。


 太い木の幹の横からスッと顔を出した2人の目には、シェルターの入口を塞ぐようにして立っている敵一味のメンバー、紳士風犯罪者の姿と、それを取り囲む、いや守るようにして配置されたヨエー村の村人達の姿であった。


 おそらく村人は『肉の壁』としての用途しかないのであろう、居眠りをしているのが大半だし、紳士風の怒りに触れたのか、既に物言わぬ肉片となって散乱している者も……



「え~っと、あそことあそこを通って、そしたら紳士の人が前に出て来るんじゃないですかね?」


「無理だと思うわ、奴はそうそうあの場所を動かないはずよ、何かこう、インパクトのある行動を取らないと」


「例えば?」


「そうね、こことは違う、村内の別の場所で何かが発生したとか、そんな感じよ、それも2ヶ所とか3ヶ所で同時にいった方が良いわ」


「むむ、なら一度戻って……」


「大丈夫、私に任せておきなさい、ちょっと村の案内マップを貸してちょうだい」



 精霊様の考えに頭が付いていかないカレン、勇者パーティーで最も賢い、頭の回転が速い精霊様と、最もお馬鹿なカレンのコンビではこうなることが必定。


 こういう場合にはもうカレンは『指示に従って正確に動く』ということに徹した方が良いのだが、そんなことさえも理解するのにはかなり時間が掛かるはずだ。


 で、精霊様の考えが読めず、自分の意見も纏らないまま持っていた村のマップを精霊様に差し出したカレン。

 次第に面倒になったため考えることは放棄し、精霊様がそのマップにいくつか印を付けていくのを眺めていた。


 ちなみに明かりを使っているため、2人はひとつのマントの中に頭を突っ込んでいるのだが、結局カレンの尻尾はそこからはみ出し、まるで獣でも隠れているかの如く暗闇でピョコピョコと動いている……



「う~ん、まぁこんな感じかしらね」


「おぉっ、地図に3ヵ所も印が付きました、それで、ここをどうするんですか?」


「新しく『陽動班』を結成させるわ、カレンちゃんはちょっとここで見張っていて、私が行って来る」


「わかりました、じゃあ隠れたまま待っていますね」



 被っていたマントをカレンに託した精霊様はそのままゆっくりと飛び立ち、一度村の外側に向かって移動した……



 ※※※



「あら? 勇者様、精霊様が戻って来ましたよ、何かトラブルでもあったんでしょうか?」


「かもな、手を振っているからそこまでアレな事態じゃないと思うが……」



 戻って来た精霊様から事情を伝えられ、急遽3組の『陽動班』を結成することになった俺達。

 いや、うち1組は襲撃すべき場所が村の本来の入り口付近だ、ということで獣人部隊に任せよう。


 そちらへはミラを伝令に遣り、次いでもうひとつ、今いる場所から見て村の反対側、ターゲットとなる場所から最も遠い地点については、空を移動出来るセラとリリィのコンビが担当することに決まった。


 それと最後にもうひとつ、これが一番重要になるのだが、実際に『ダンゴ』の見張りをしている紳士風犯罪者を誘い出す、見張り場所から移動させるための一手、シェルターから少しだけ離れたポイントで騒ぐ班だが……



「ここは俺と……あとはどうしようか? 音と光を出すことが出来るからユリナは確定として……」


「それでは私が行きましょう、おそらくあの紳士風犯罪者、犯罪者ではあっても『紳士』に徹しているはずですから、私のような『高貴っぽいレディ』には攻撃出来ないと思うんです」


「なるほど、それは一理あるな、いや通常なら無理筋だが、このクソいい加減な世界においては非常に可能性が高いといえよう、じゃあ『第3陽動班』は俺とマリエル、ユリナの3人だ、伝令に行ったミラが戻り次第作戦を開始するぞ」


「じゃあ私はカレンちゃんの所に戻っておくわ、1人で放っておくと何をしでかすかわからないし……」


「おう、カレンが大人しく待っているのは10分が限界だからな、まぁ、それでもかつては『3カウント』すら待ち切れずに飛び出していたんだ、成長した方だと思うぜ」


「まぁ、普通には程遠いけど頑張った方だと思っておくわ……」



 精霊様は再び村内へ、そしてしばらくしてミラが戻ったため作戦開始とする。

 今の場所はミラを指揮官として置いておくことを告げ、俺の部隊は塀を越えて指定のスポットを目指す。


 しかし、村人達に木を伐採する能力がないこのヨエー村は侵入する側にとって非常にやり易いな。

 逆に今回の作戦を終え、再びこちらの管理下になった場合にはどうにかしないとならないのだが……


 警戒しながら奥へ進んで行くと、すぐに精霊様の指定したポイントへと到達した。

 地図に×印が付された場所にあったのは、先程の偵察で確認されたという、敵が食糧庫として使っている建物。


 もちろんそれを破壊するのではなく、『破壊したかのように見せかける』というのが俺達の仕事だ。

 食糧をダメにしてしまうのはもったいないし、そもそも村を立て直すまでに村人の食糧が枯渇してしまう。


 ということでその手前に魔法を……いや、それよりも何よりもアレだ、食糧庫を見張っているのは分身大賎人ではないか、しかも3匹が槍のようなものを携えて警戒している。



「……どうしますのご主人様、大賎人は殺してしまった方が良いかもですのよ」


「だな、だが一撃で3匹をまとめて殺ることが出来るか? 仕留め損なったらアイテムを使われて厄介なことになるぞ、とくにあの閉じ込める霧のようなものを出す玉、アレを投げられたりしたら厄介だ」


「となると勇者様、私と勇者様が飛び出して直接攻撃、それと全く同時にユリナちゃんが魔法で残りの1人を始末する、それしかありませんよ」


「うむ、それでいこう、じゃあ最初に俺が少し前に出る、突撃は同時でいこう、ユリナは動かずにタイミングだけ合わせてくれ、じゃあやるぞっ」


『うぇ~い』



 マリエルと比べると走るのが遅い俺が多少前に出て、そこから俺のタイミングで同時に走り出す作戦。

 敵までの距離はおよそ50m、俺だけが40m程度まで詰めておくこととしよう、それぐらいが妥当だ。


 こちらが暗がり、分身大賎人の居る位置は篝火のすぐ隣という、これまた奇襲には絶好の条件。

 キョロキョロしている3匹の視線がこちらから外れるタイミングを見計らい、聖棒を突き出すようにして駆け出す。


 後ろに感じるのはマリエルの気配、足音がしないよう慎重に走っているが、その殺気は俺のところぐらいまでは伝わってくる。


 だが敵にはバレていない、そのまま駆け抜け、フッと目が合った瞬間には、俺の聖棒、そしてマリエルの槍、さらにはユリナのレーザー火魔法が3匹の大賎人にそれぞれ直撃、いずれも無音で崩れ去った。


 それとほぼ同時、村の正面入り口と思しき場所での雄叫び、そしてもうひとつの襲撃ポイントである敵の寝所だという場所から火柱が上がる。


 2つの陽動版が動いたのだ、これで俺達も最後の、ターゲット前の紳士風を移動させるための騒ぎを起こすことが出来るのだ……



「ユリナ、もう派手にやってくれて構わないぞ、村を吹き飛ばすようなのはNGだがな」


「わかりましたの、じゃあすぐ傍にあるあの『誰も居ないと思う』建物を爆砕しますわ」


「お、おう、たぶんというか確実に『分身大賎人』詰所って書いてあるが、まぁ別に構わない、殺ってしまえっ!」



 直後には燃え上がった分身大賎人詰所、中身がどうなったのかはもうそこから聞こえてくる悲鳴でわかってしまうのだが、どうせ最終的には殺す必要のある連中なので気にしない。


 さて、問題はこれで敵の1匹、紳士風犯罪者の野郎が釣れるかどうかだが……と、この感じは接近中のようだな……



 ※※※



 一方こちらはメインとなる精霊様のチーム、村の3ヶ所で同時多発的に発生した騒ぎに便乗し、敵の大切な『ダンゴ』を奪い去るためのチームだ。


 そして、食糧庫付近での炎上によってうっかり動いてしまった紳士風犯罪者、ターゲットを守るために残されたのはヨエー村の村人のみ、絶好のチャンスである。



「いくわよカレンちゃんっ! 一気に走って木箱を奪うのっ!」

「わうっ! 突撃ですっ!」



 村人の集団を綺麗に回避しつつシェルターへと向かう2人、バンッという音と共に屋根と壁が吹き飛び、中にあったかなり大き目の木箱が露になる。


 両サイドの持ち手を2人で掴み、そのままサリナとジェシカが隠れている場所を通過、駆け抜けた先の粗末な塀をジャンプで乗り越えた2人は、さらに走って森の奥深くを目指した。


 同時にミラが上げた『作戦成功につき撤収』の合図、村の至る所から見えたそれに従い、3組の陽動班、そしてサリナとジェシカも撤収を始め……いや、今のポジションであれば、戻りつつ紳士風犯罪者を挟み撃ちに出来そうだ。


 ここで『第3陽動班』と『メイン班サポート組』の5人が同じ考えで動き、ダンゴシェルター前と分身大賎人詰所のちょうど中間地点に居たその犯罪者を村の外れ、侵入ポイントの壁へと押し込んでいく。


 当然逃れようとした紳士風犯罪者だが、そこでひとつ大切なことに気づいたのであろう。

 俺達が狙っていたのは命に関わるアイテム、それはもう、確実にシェルターから持ち去られているということに。


 結局本人の意思もあり、壁沿いに居た仲間達も含めた3つの方向から紳士風を追い詰めることに成功した。

 戦果はダンゴ+コイツ、そしておまけに何匹かの分身大賎人の始末だ、なかなか上手くいったものと考えて良さそうだ。


 さて、追い詰められたことを察し、さらにダンゴの木箱がこちらの手にあることも知った様子の紳士風、コイツからはどのような情報が引き出せるのか、まずはこのまま村から引き剥がし、本部連絡所の方へ誘導するところから始めよう……



 ※※※



「おいっ! お前この『ダンゴ』がないと生きていけないんだろう? 1つやるからちょっとこっちへ来やがれっ!」


『ぐぬぬ……しかもそのようなレディ達を前に出した状態でそのようなことを……』



 取り囲みながら誘導していった先、俺達の本部連絡所のすぐ近くにて、奪ったダンゴの箱を見せつけながら紳士風犯罪者とのコンタクトを試みる。


 前に出しているのは戦闘用ではなく、フォーマルな格好をさせたマリエルとジェシカ、どちらもホンモノのレディだ、オーラからして他の人族貧乏小娘メンバー達とは違うことがわかるはず。


 そしてやはり攻撃を繰り出すことはおろか、その仕込み杖を抜くことすら出来ない様子の紳士風。

 このままマリエルとジェシカが攻撃すれば、全く無抵抗な状態でコイツを殺害することが出来そうだ。


 だがコイツは今ある中で最大の情報源、そしてかなりの確率で俺達に情報を提供してくれるもの。

 ダンゴがないと生きてゆけず、それのほとんどが入った木箱には今、灼熱の炎を宿したユリナの尻尾が突き付けられている。


 ……と、どうやら観念したようだ、両手を挙げて暗闇の中をこちらへやって来る紳士風、すかさず2人のレディがそれぞれ首元に武器を当て、こちらへと誘導した。



「やっと観念しやがったか、で、交換条件はこのダンゴひとつとお前等の耳寄り情報ひとつ、等価交換だ、それで良いな?」


「よかろう、ではまず何から教えてやれば良い?」


「え~っとだな、それじゃあ……」



 そこからはもう聞き放題、情報引き出し放題であった、敵もこの『ダンゴ』がないと生きていくことが出来ないため、必死になって俺達に有力な情報を提供せんとする。


 まずこの連中、宣教師風が死んで残り3匹となったウェスタンな犯罪者の所属する組織は、西方新大陸にある巨大マフィア的なものらしい。


 もちろんそんな感じゆえPOLICEやその他真っ当な連中とは対立し、追われ、殺され、もし捕まれば適当な裁判を経て処刑されるのだという、ちなみに処刑方法は縛り首、または椅子に固定して雷魔法をぶつけるというなんともウェスタンな方法だ。


 で、その組織内の小規模なグループが摘発され、命からがら逃げて来たこの連中が目指したのは東、その理由としては……



「我等はこのダンゴ、つまりPOLICE共と同等に戦うことが可能になる力を得るためのクスリですな、それを求めて東を目指したのだ」


「ダンゴを? 俺達は少し前に遥か東へ行ったんだが、そんなもん見たり聞いたりはしなかったぞ」


「東へ? では極東をさらに越えた先の島国については聞いたはずだ、ダンゴはそこにある、もっとも我々の組織はそれを『西の海を越えて』仕入れているのだ、しかし我等は知った、西ではなく、東へ進むことによってもそこへ、ダンゴの生産地域へと到達することが出来ることをな」


「なるほど、そういうことか……」



 このイマイチどころか一切ウェスタンな感じのしない『ダンゴ』、それもそのはず、西方新大陸に巣食うウェスタンな犯罪組織は、これを本来は極東の島と呼ぶべき場所に西から、黒船的な存在で海を渡って仕入れに行っていたのだ。



「で、ここからが肝心なんだが、お前等はこの危険極まりないダンゴを使って何を企んでいたんだ? まぁ、もちろん世界征服の類だとは思うが、どうなんだ?」


「ふんっ、もちろんそのような感じだ、だが我々の組織による世界征服は一味違う、強大な軍事力を手に入れ、それに基づいて他国、世界中に『進駐』する、それは正義の使者として、世界を守る『人々の味方』としての進駐、もちろんその裏ではやりたい放題、人も殺すし利権も奪うし、従わない者は『世界の敵』として撃ち滅ぼされることになろうっ! そう、我の属する組織は悪ではない、『世界のPOLICE』となるのだっ!」


「冗談じゃねぇよ、マリエル、ジェシカ、殺っておしまいっ!」


「はがっ! ギョベェェェッ!」



 どれだけアイテムを持っていようが、団子によって身体強化をしていようが関係ない。

 既に首元を捉えた2つの武器は正確に、ショボいアイテム性幻術などに惑わされることなくそれを掻っ切った。


 紳士風犯罪者もきっと幸せであろう、何といっても敬愛すべきホンモノのレディの手によって、本来とっくの昔に引っ越しているべき地獄へとご案内して頂くことが出来たのだから。


 さて、これでもう俺達がその西方新大陸、そしてその先、『さらに西の海を越えた先にある極東の島』を目指し、マフィア的なゴミの分際で『世界のPOLICE』を目指す組織の野望を食い止めなくてはならないことが確定した。


 ということで今日はもう寝よう、奪ったダンゴだけ奪い返されないよう注意しつつ、少し休息を取るのだ。

 きっと明日には徒歩移動中の大賎人オリジナルも到着するはずだし、ヨエー村の奪還はもう目の前だし、少しは余裕を持っても良い頃合であろう。



「じゃあダンゴの見張りはくじ引きで、2人1組、交代で朝までな、きっと獣人部隊も協力してくれるだろうから安心だ」


「あ、勇者様、ミラはもう眠そうだから免除してあげて」

「主殿、あとカレン殿とリリィ殿も限界のようだぞ」


「わかった、じゃあその3人抜きでくじ引きを……」



 結局朝まで何事もなく過ごし、翌日の昼には大賎人オリジナルの引き連れた集団が到着。

 オリジナルはかなりの数の分身を急襲したお陰で、かなり存在感を増していたためすぐにどれなのかわかった。


 さて、ここの後始末として残りの2匹、カウボーイ風、マフィア風の犯罪者を殺害して……と、マフィア組織の一員なのだから『マフィア風』は正しく『マフィア』であって、『風』というのは少し御幣が……


 などと考えているうちに村を包囲するための王国軍が続々と到着、2匹さえ倒せば俺達はもう移動しても構わない状況となった。


 サッサと片付けて移動しよう、もう能動的に動いて奴等を始末するのだ……

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