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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十二章 西よりの使者と西へ
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636 殺った

「出やがったぞっ! セラ、一撃ブチかましてやれっ!」


「いくわよっ! 範囲を絞って、狙いは正確に……それっ!」



 なかなか回収に成功しない革袋のため、村の入り口ゲートから姿を現したのは宣教師風犯罪者。

 狙いを絞ったセラの風魔法が放たれ、空気の刃がその無防備な首を狙う。


 周囲後と吹き飛ばした方が確実なのだが、あまり派手にブチ殺すと衝撃などで村内に居る他の3匹に気付かれてしまう。

 もちろん近くでこの現場を見られていれば意味はないが、発見されない可能性があるというのなら、それを意識した攻撃をしなくてはならないのだ。



「当たったっ! でも首が……」


「今のでバッサリいかないってのか……ウェスタンな連中は本当に頑丈みたいだが、ほんとうに人間なのか?」


「とにかく今は止めを刺しに行くのにゃっ!」



 結果としてセラの風魔法はキッチリ直撃、敵の首をスパッといくか、静かに首から上を消し去るか、その程度の威力はあったはずなのだが、そうはいかなかった。


 首の半分がバサッと斬れた宣教師風犯罪者は、傷口からドクドクと血を流しながらも周囲を警戒し、追加的な攻撃から頭を守る仕草すら見せている。


 ……というか、これだけのダメージがあれば通常は死亡しているはず、ダメージを負い辛いというだけでなく、大ダメージを負った際の生命維持能力も異常ではないか?


 そしてこのままでは逃げられてしまう、攻撃して確実に止めを刺してやるのだ、もちろんこの宣教師風犯罪者自体がトラップで、出て行ったら逆に俺達が的に、という可能性がないとは言い切れない状況だが……と、ここでこちら側の仲間、森に潜んでいた中で最も近くに居たグループが動き出したようだ……



『ウォォォッ! 俺達の力を見せてやろうぞっ!』

『敵はコイツかっ! 手配書にあった4人のうちの1人だなっ!』

『必殺の獣撃拳を喰らえっ!』


「あいつら、本当にやかましくて隠密性に欠けるんだにゃ……」


「全くだ……しかも何かやられたみたいだぞ、宣教師風じゃなくてその横に転がっている村人の挽肉に攻撃し出したじゃないか」


「ええ、小さい玉みたいなのを投げていたわ、あの獣人部隊の人たちに向けて、てかどうしたらあの状態でそんなことが出来るのかしらね……」



 宣教師風犯罪者が横に居るというのに、まるでスイカ割りで外している残念な人の如くわけのわからない場所を攻撃し続けるこちらの仲間。


 しかもどういうわけかセラの追加攻撃を遮るようなかたちでだ、このままもう一度風魔法を使用した場合、宣教師風犯罪者よりも先に獣人部隊のメンバーが犠牲になってしまう。


 野郎め、どちらから攻撃が飛んで来ていたかぐらいまで確認出来ていたというのか?

 だとしたら相当厄介だが、逆にこの現状はこちらのチャンスも物語っている。


 獣人部隊があんな目立つ場所に居るのに村の中から反撃が出る様子はない。

 つまりは今俺達が出て行ったとしても、攻撃を受ける可能性は極めて低い、そういうことだ。


 ということで一気に出て行って、敵のアイテム効果で位置を惑わされないよう気を付けながらお片付けを……いや、その必要はなくなったか……



「ウサちゃん大活躍キィィィックッ!」


「ギョベェェェッ!」


「やっぱり、遠くから狙ったら当たるんだわっ! 地面を蹴ったようにしか見えなかったけど、最初に狙った位置を攻撃すれば良かったのね」


「でかしたぞマーサ! でもそいつ、まだ生きてるみたいだから止めを……いや、もう動けそうにはないな、ちょっと引き摺って来てくれ」


「任せなさいっ! って、あれっ? 何かわかんないけど掴めなくて……」


「いや自分で看破しといてもう忘れてんのかよっ!?」



 近付いた際に見えている敵の位置はおかしい、ゆえに遠くで狙いを定めて攻撃を加える。

 接近時には自分の攻撃ポイントがズレているように見えているはずだが、それを無視して攻撃を成し遂げたマーサは良くやった。


 もちろんここで『元々の位置』をしっかり把握して、見えていない場所の敵をスムーズに掴んで引き摺って来ることが出来ればなお良かったのだが……



「え~っと、ここかな? いやここっ! それともこっちに……あっ! 捕まえたっ!」


「よしよし、早く引き摺って来るんだっ! いつ敵が様子を見に来るかわからんからな」


「他の隊員も一時退くにゃっ! ここでの目的は達したんだにゃっ!」



『ウォォォッ! 俺達の勝利だぁぁぁっ!』

『大勝利おめでとうっ!』

『帰ったら祝杯だぁぁぁっ!』


「本当にむさ苦しい連中だにゃ……」



 何度か俺達と絡んだことによって活躍の場が生まれ、とんとん拍子に出世していったミケであったが、上になればそれなりの、そこでしか味わえない苦労があるということか。


 今までは自分も勝手に盛り上がる『むさ苦しい馬鹿』の立場であったにも拘らず、それをどうにかして抑え込まなくてはならないポジションに就いた時点でもうどうしようもないとは思うが……


 で、マーサが引き摺って来た宣教師風犯罪者を回収し、一旦本部連絡所へと戻る。

 戦闘の痕跡は虐殺された村人達の血痕だけでも十分誤魔化すことが出来るため、特に片付けは要しなかった。


 だが近くに来て改めてわかったのだが、最初にセラが付けた風魔法による傷はもう塞がりかけ、そしてマーサの蹴りで空いた腹の大穴も徐々に回復しているではないか。


 このバケモノは本当に何なのだ? 人族ではあるようだが俺の知っているこの世界の人族とはわけが違う。


 そういえば少し前、ドライブスルー専門店が襲撃された際にも、バッサリ斬られた状態で普通に走って逃げていたな、西方新大陸、そこの人間は益々わけがわからないぞ……



「ねぇ、コイツが気が付く前にどうにかして無力化しておかないと、捕まえたとはいえ力の源はアイテムだし、何をしてくるかわからないわよ」


「だな、しかしアレだろ、全裸に剥いて珍を切除しておけば大丈夫だろ?」


「この再生能力なのよ、もし切除してすぐに生えてきたら……」


「まぁ、それは地獄の光景といえるな」



 珍はともかく、コイツを無力化するためには『アイテムを一切使用出来ない状態』にしておくことが大切だということは少し考えればわかった。


 そしてこれまで見た限りでは、この連中は何か玉のようなものを投げるスタイルでアイテムを使用する。

 つまり、その玉のようなものを全て取り上げ、どこにも隠し持つことが出来ない状態にしておけば良いのだ。


 もちろんおっさんの全裸を放置しておくのは俺の仲間の純粋無垢な女の子達にとって毒、精神を冒されて闇堕ちしかねない程に危険なことなのだが、幸いにも今回は獣人部隊の薄汚い野郎共が一緒に居る。


 もう監視も拷問も、それから最終的な処刑もその連中に任せてしまおう、ただし、敵が所持しているアイテムの鑑定だけはユリナとサリナにやらせるが……



「よし到着だ、ミケ、こいつは任せておくからどうにかしてくれ、マーサ、ちょっと汚いし臭いからこっち来い、綺麗に洗ってやる、セラも手伝え」


『うぇ~い』



 ということで本部連絡所に到着、それぞれがそれぞれの仕事を始める……



 ※※※



「ほらっ、動くんじゃないよこのウサギめっ」


「そんなにゴシゴシしないでよね、敏感肌なんだから」


「何が敏感肌だっ! 普段から畑の土素手で掘って泥まみれになってんじゃねぇかっ!」



 本部連絡所で合流した仲間達のうち、ユリナとサリナには宣教師風犯罪者の所持品鑑定を、俺とセラ、あとはいつもマーサの面倒を見たがるマリエルの3人で汚くなったウサギさんを水場へ連行し、丸洗いを始めた。


 連絡所脇では既に宣教師風が磔にされ、殴る蹴るなどの暴行を受け始めているようだ。

 まだ気が付いてすらいないというのに、獣人部隊は本当に血の気の多い奴が大半のようだな……


 引き続きマーサをゴシゴシしながらその拷問らしき音を聞いていると、一瞬静まり返った後に再び騒がしくなった。


 最初の静寂はおそらく宣教師風が目を覚ましたことによるもの、そしてその直後からの大騒ぎの原因はひとつ、何か良からぬことが起こったのだ。



「すまん、ちょっと行って来るからマーサを頼む、綺麗にして、風邪を引かないようしっかり拭いてやるんだぞっ!」


「わかったわ、でも何があったのかわからないから気を付けてよね」


「おうっ」



 水場から離れ、宣教師風を磔にしてあった場所へと走る、木の陰で誰が何をしているのかは良く見えないのだが、少なくとも地面に血溜まりのようなものが出来ているのは確認出来た。


 宣教師風が突如として暴れた、または隠し持っていたアイテムが発動したなどしてこちら側に死傷者が出たのか? いや、そういう感じの混乱ではない、少なくとも退避したり、仲間を呼びに行っている様子はないからな……



「お~いっ! 何が起こったんだっ? って、え? 何ソレ……宣教師風犯罪者……だったものか?」


「そうなのにゃ、意識を取り戻したと思ったら突然禁断症状みたいになって、早く『だんご』をくれって、それで無視していたら突然体がグズグズになってしまったのにゃ、『だんご』というのはこいつらが常用している悪いクスリなのかも知れないにゃ」


「ダンゴか? アンパンとかじゃなくて、ここにきて全然ウェスタンじゃなくなったぞ……だが弱ったな、結局苦労して捕まえたコイツから得られた情報はそれだけってことか……」


「残念にゃ、でもかなりいい情報なのにゃ、コイツだけじゃなくて他の3人、そいつらもその『ダンゴ』がなければこういうことになる可能性が高いということがわかったにゃ」



 死んだ、というよりも『崩壊した』と言った方がしっくりくる状態の宣教師風犯罪者……であったモノ。

 しかしその『ダンゴ』というもので命を繋ぎ留めていたのだとすれば、所持品の中には必ずそれがある。


 死体の片付けはもうどうでも良いとして、まずはユリナとサリナにやらせているアイテム鑑定の様子を見に行くとしよう。


 水場に居るセラ達に事情を伝え、拷問に参加していた獣人部隊と一緒になって2人専用に張ったテントを目指す。

 中で唸っているのはユリナとサリナ、後ろにはジェシカが立っている……あとルビアがお昼寝をしていた、呑気な奴だ。



「おう2人共、元気してる?」


「何ですのご主人様、邪魔をしに来たというのなら後にして下さいですの」

「そうですよ、ちょっと私達にもわからないものが多すぎて困っているんです……」


「そうかそうか、例えばその中に『ダンゴ』みたいなものがなかったか? ヤバそうなやつ」


「あ、これのことですかね? 気になっていたんです、前に王都で乱用されていた『身体強化薬』みたいなもので、その完成版といったところみたいでして」


「ふむ、間違いなくそれだな、普通にどこにでもあるダンゴのようだが、実はかくかくしかじかで……」



 ユリナとサリナに事情を、宣教師風の死に様を説明しておく、まさしく離脱症状として現れそうなものであるらしい、クスリが抜けると崩れ去って死ぬなど、どの程度に危ないものなのかはもう言うまでもない。


 だがこれで確信が持てた、敵の強さタフさ、生命力の異常さなど、諸々のことがこの『ダンゴ』ひとつで

 理解に至るのだ。


 そして常に所持し、サリナの見立てでは1日に3回は服用しないとあの宣教師風のような状態になるということも。

 だとすれば残りの3匹、奴等はこれを大量に、それこそ大人数でお月見でもするかの如く所持しているはず。


 わざわざ殺さずとも、それを奪う、または破壊してしまいさえすればもうこちらのものだ。

 あとは勝手に死ぬか、ワンチャン殺されないことに賭けて投降するかの二択しかないのである。



「よし、じゃあ精霊様を戻してくれ、上空からの監視でこの『ダンゴ』の保管場所を探るぞ、きっと大箱だし、かなりわかり易いはずだ」


「それじゃ、すぐに呼んで来るのにゃんっ!」



 張り込みに出ていた精霊様は呼び戻され、また自分がどうのこうのと言いながらテントへと入って来た。

 未だ鑑定の途中である宣教師風の所持品に興味を示しつつ、同時に敵を1匹討伐したことも察したようだ。



「それで、今度は私に何をさせようっていうの?」


「え~っと、かくかくしかじかでこうでこうで、そんでもってブチッと一発かましてやろうと思ってな」


「なるほど、それらしきモノ、というかそのモノの保管場所を探れば良いわけね、それで、見つけた後は破壊して……」


「その破壊を根拠に降伏勧告を出す、もちろん降伏してきたら、おそらくリーダーであろうカウボーイ風のを1匹だけ残してあとは惨殺する、そんな感じだな」


「ええ、じゃあすぐに行くわね、あ、一応それらしきモノを探して来るけど、もし間違っていたとしても文句は言わないでよね」


「わかってるって、あとアレだ、奴等は1日3回この『ダンゴ』を服用しなきゃ死ぬみたいなんだ、だから食事のタイミングなんかはちょっと注意しておいてくれ、もしかしたら現物を取り出す瞬間に立ち会うことが出来るかもだからな」



 こうして精霊様を送り出し、綺麗になったマーサも再び張り込み部隊に合流させた。

 夕暮れ時、というか敵が夕食を取るタイミングで精霊様が何かを発見してくれると助かるのだが、とにかく今は報せを待とう……



 ※※※



「勇者様、そろそろ夕飯の時間みたいですよ、獣人部隊の人達、隠密行動だというのに大々的にバーベキューの準備を始めています」


「ああ、アホなのか? とも思ったが、良く考えたら宣教師風犯罪者の死はもう残りの3匹に知られている可能性が高いからな、むしろここで目立つことをして、村の周囲に散っている暗殺部隊や上空の精霊様が目立たなくなる効果に期待したい、ということにしておこう」


「ええ、まぁもう無理矢理そう考えるしかありませんね、作戦に便乗させて貰っているこちらが文句を言うわけにはいきませんし」


「だろ、もちろん何かあっても俺達の責任ではないし、むしろここはバーベキューにもキッチリ便乗して、食費の節約等を……と、精霊様のご帰還みたいだぜ」



 ミラとそんな会話をしている最中、上空から敵の大切な『ダンゴ』を捜索していた精霊様が帰って来た。

 夕暮れでイマイチ見えないその表情だが、どういうわけか前進に纏った『自信』と『ドヤ感』がオーラとなって見えている、何かを発見することに成功したようだ……



「おかえり精霊様、で、首尾は……上々のようだな」


「バッチリよ、奴等がそこのサンプルにある『ダンゴ』を儀式めいた感じで口にするところまで見ちゃったわ、ついでにもっと接近して聞いたの『アイツは死んでしまったようだが、そのお陰でダンゴがあと2ヶ月は持つ計算になった』って」


「なるほどな、それで宣教師風が戻らなくても落ち着いて、怒り狂ったりしないで居られたのか、敵も仲間のようでそうではない部分もあるってことだな」


「そうね、本来は結束が固いんでしょうけど、生きるために必要なものの数が限られているのであれば話は別だわ」



 だんだんと見えてきた敵の実情、そしてそのダンゴの隠し場所さえも精霊様によって見られてしまったのだ。

 もちろん空から破壊することも可能なのだが、精霊様の見立てでは『回収』も不可能ではない大きさらしい。


 であれば深夜に潜入して、おそらく交代で付いているであろう 見張りの1匹を殺害、または上手く誤魔化してスルー、そのまま『ダンゴ』を奪ってこちらの支配下に置いてしまうというのも手だ。


 もし『ダンゴ』が完全になくなってしまったのであれば、敵の残り3匹にはもう確実が待っていることになる。

 自暴自棄になって何をしでかすかもわからないし、未知のアイテムが多い状況でのそれはなかなかに危険だ。


 となれば作戦はひとつ、『深夜の奇襲によるダンゴ入りBOXの強奪』だ。

 少数精鋭でヨエー村内部に侵入し、ダンゴの入った箱を運び出すだけの簡単なお仕事である。


 もちろん敵の3匹が個人で所持している分もあると思うが、きっとそれは1日分か2日分程度、メインのものさえ確保してしまえばもうこちらのものだ。


 そしてもうひとつ、こちらには宣教師風の所持していた謎アイテム、そのうちでユリナとサリナによる鑑定の終わったものがいくつかある。


 幻術により、敵に対して位置や時間のズレを生じさせるやべぇクスリ、そこには存在しないはずのものを、あたかも居るかのごとく見せかけるやべぇクスリ、それから俺達を閉じ込めた霧のようなものを発生させるやべぇクスリなどだ。


 どれも少量だが投げるだけで使用することが可能であるということまで判明済み、敵もまさか自分達のアイテムを使われるとは思っていないはずだし、これはなかなか使えそうである。


 で、夕食を取りつつ奇襲部隊の編成などを始める、目的の場所を知っている精霊様、今回は活躍の場がなかったカレン、アイテムではなく幻術で敵を惑わすサリナ、そして何かあった際の殿を務めるジェシカの4人が候補として上がり、そのまま承認された。



「おしっ、じゃあこのまま深夜を待とう、俺達は村の入り口……いや、境界線のうち目的の場所から最も近い場所で待機しよう、入口は獣人部隊に任せて、本当にヤバくなったときに真っ先に駆けつけることが出来るようにしておこう」


「そうね、念のためリリィちゃんと私は航空支援の準備をして待機するわ、もうマジヤバになったら村ごと焼き払いましょ」


「うむ、大賎人のおっさん(オリジナル)の働きは完全に無駄になるし、そもそも本人の帰る場所がなくなってしまうがそれは仕方ないことだ、よし、じゃあ全員作戦通りに動くように、以上!」


『うぇ~いっ!』



 真夜中を待って作戦開始だ、『ダンゴ』の在り処は村の境界線、粗末な木造の塀からすぐ近くの場所らしい。

 そこから侵入していく選抜部隊のメンバー達、精霊様を先頭に村の奥を目指していく。


 さて、この作戦が成功すれば敵の正体、組織がどのようなものなのかにかなり近づくことが出来そうだが、果たして連中の規模や目的は何なであろうか……

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