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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十二章 西よりの使者と西へ
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635 来た、見た

『お~いっ! 敵の遺品の炭火、あとバーベキューコンロもあるぞぉ~っ!』

『肉だっ! イノシシの肉が大量にありやがるっ! シカの肉もだっ!』


「だってよ、やっぱり奴等は単にバーベキューをするつもりだったんだな、あの人数でコレというのは相当に豪勢だが」


「でもせっかくだから貰っちゃいますよね? 今からバーベキューするんですよね?」


「おそらくはな、でもリリィ、実は罠で毒とか入っているかもだし、精霊様に検査して貰ってからにしような」



 俺達を閉じ込めたドームの中に『炭火』を投げ込もうとしていたらしい分身大賤人共であったのだが、どうやら酸欠を狙うという高度な術式ではなく、単にバーベキューに使うための炭がちょうどあっただけというパターンのようだ。


 まぁ、酸素がなくなると色々ヤバいということを奴等が、もちろん分身大賤人だけでなくウェスタンな犯罪者の連中が知らないということの証明にはならないが、今回に限っては一応『現代的な殺り方』を取ってきたわけではなさそうであるということ。


 セラの風魔法に殺られてグッチャグチャになっている大賤人共の死体は、王都で処刑したときのようにそのままだが、きっと魂はオリジナルの所へ帰還しているはずだ。


 しかし、どういうわけかこの連中に関しては『しっかり洗ってある』ようだな。

 服も綺麗なものを来ているようだし、この血まみれ状態でもオリジナルが来ているものより遥かに清潔である。


 ウェスタンな犯罪者連中の近くに居たがゆえ、特例として洗浄されたのか、それともおっさんの頭の片隅に残っていた『清潔の概念』が具現化した部分として分離したものであったかはわからないが、とにかくこういう大賤人の分身も居るのだなということがわかった。


 この先にもまだまだ敵と化した分身に出会うことがあるはずだし、その際には『見た目の綺麗さ』に騙されず、正確に判断して即殺そう。


 まぁ、たまには間違えて無関係の一般人を殺害してしまうようなこともあるはずだが、似ているということはおっさんなのであり、おっさんであれば別に死んでもこの世界にとっての損失とはならない。


 ということで今後、分身大賤人と間違われて俺に殺されたおっさんには、自分が悪かったと諦めて成仏して頂くこととしよう、もちろん抵抗したら強制的に『祓う』しかないが……



「それで、そっちの部隊のリーダーは……そこで半生の肉喰らってる頭が斑模様の猫獣人だな、おいミケ、久しぶりじゃないか」


「にゃっ? あぁお久しぶりですにゃ、今回の作戦では間違いなく会うと思っていましたにゃ、というかとっくに見つけていたのに挨拶よりもいい焼き具合のお肉を優先して……」


「酷い奴だな、まぁ良いや、で、これからの動きなんだが、どうする感じだ?」


「ひとまず周囲の森から私の部隊300人で監視を決め込むのにゃ、村からはアリ1匹も出さないつもりで見張って、もし手配書にある敵が外出しようとしたら襲撃して仕留めると、そんな感じで動くのにゃ」


「そうか、確かに今のところは連中も食料調達に苦戦しているだろうからな、たかだか4人分だが、きっと俺達が今バーベキューの用に供しているこの肉も、本来であればあの分身大賤人だけじゃなくてウェスタン共の口に入っていたはずのものだ」


「なるほどにゃ、それでこんなに量があったのにゃ、まぁ全然足りないから結局持って来た分の食料も消費しているのにゃ……」



 そのまま(元)王都獣人部隊のメンバーであり、現在はかつて俺達の拠点村が属していた地域の都市である温泉郷に駐留しているミケと作戦会議を続ける。


 ヨエー村では確実に食料の問題に直面する、いやこれを見る限りではすでに直面し、今まさにその調達に失敗したウェスタンな犯罪者共。


 それが腹を空かせて村から出たところを、森での戦闘に長けた獣人部隊が襲撃を仕掛ける。

 これは良い作戦かも知れないな、しかもカレンやマーサ、目立たず空を飛べる精霊様など、勇者パーティーから派遣出来る戦力もあるのだ。


 なかなか上手くいきそうな感じだし、メンバーを供出しさえすれば俺達のメンツもバッチリ保てるというもの。

 ということでこのミケ達の作戦には勇者パーティーも乗っかることに決め、仲間の下へ戻ってその旨報告した……



「なるほど、じゃあ私とマーサちゃん、あと精霊様は軍の人達と一緒に森の中に隠れるんですね?」


「そういうことになる、もちろん実力面ではお前等の方が圧倒的に上だと思うが、向こうにも手柄が必要なのは事実だ、だからムチャクチャはせず、余裕がありそうなら敵の首とかラストアタックとかを譲ってやるという心がけも必要だ、わかるなカレン?」


「う~ん……わかりました、と思います」


「ホントに大丈夫なのか……」



 カレンはやる気満々、マーサは言われたことはやる感じで、そして精霊様は毎度毎度の任務派遣に不満を漏らしながらも、作戦時に獣人部隊とどうこうすることに承諾した。


 残りのメンバーは獣人部隊の包囲よりも遠く、その本部連絡所となる場所にて待機である。

 もちろん敵が出現したらそちらへ向かうがそれでも『奇襲』に失敗したときのバックアップとしてだ。


 そういう話が全て済んだところで食事休憩が終了となり、そこそこの部隊が居た痕跡を消し、十数人程度の小規模な部隊がここで食事をしたと思わせるような偽装をして出発となった。


 これなら敵が調査のため、新たに分身大賤人を派遣したとしても安心だ。

 村全体を包囲する数で、しかも森に溶け込む獣人部隊がここを、ヨエー村へと続く道を通ったという痕跡は消えたのである。



「それじゃ、私達は先に森を抜けて行くのにゃ、この人数が見つからないように街道は使わないのだにゃ」


「おう、じゃあこの座標の本部連絡所予定地で落ち合おう、それまでまた別のルートだ」


「わかったにゃ~んっ!」



 それで再びミケ達獣人部隊と離れ、2台の馬車を走らせてヨエー村付近を目指したのであった……



 ※※※



「え~っと、ほら、あそこ、テントが見えているわよ、あの場所が本部連絡所だわきっと」


「そうらしいな……と、誰かのモッフモフ尻尾がコンニチワしてるぜ……と思ったらおっさん獣人兵士じゃねぇかっ! オェェェッ!」


「窓から吐かないでよ汚いわね……」


「と、とにかく到着だ、オェェェッ! オロロロッ……」



 モフりたいモッフモフ尻尾に厚い情念を抱き、そしてそれが無骨なおっさん兵士のものであることが判明したときの衝撃。

 ゲロを吐くには十分なインパクトだ、むしろショック死しなかっただけマシな症状であったと言いたい。


 で、歩きゲロをしながら辿り着いたのは森の木々に隠すようにして張られた迷彩模様の小さなテント。

 この世界にも迷彩柄で身を隠すという発想があったのか、そして本部連絡所までこんなにわかりにくくする意味があるのか……



「あっ、やっと到着したのにゃ、もう作戦が始まっているので、選出されたメンバーはこっちへ来て欲しいですのにゃっ」


「よしっ! 私、頑張っちゃいますよぉぉぉっ!」

「それじゃあ行って来るわ、ちょっと今日は暑いから、帰ったらすぐにニンジンジュースとか飲めるようにしといてくれるとホントに助かるわね」

「お酒を樽で用意しておきなさい、獣人部隊からは幹部用のものをひと樽、あとはパーティー用のをひと樽よ」



 暗にとモロにとを問わず報酬を請求してくるマーサと精霊様、どうせこの後の獣人部隊との食事で大量の肉が出ることを察しているカレンは何も要求せず、普通にやる気満々だ。


 3人には頑張れよとだけ告げ、具体的な行動は完全に任せて見送った。

 敵はおそらく数日中に村を出るはずだ、村人にまともな食料を獲得する力があるとは思えないし、そうでもしなければ飢え死にだ。


 ……と、早速森の中に展開された部隊のひとつから連絡があったようだ、村の入り口に近い場所、思いの外早く引っ掛かったのか?



「大変です隊長! 村付近で変な奴が目撃されましたっ! ターゲットではありませんが……あの動きはゾンビやも知れませぬぞ……」


「ゾンビ? そういえば王都でもゾンビ騒ぎがあったらしいのにゃ、心配だからちょっと様子を見に行くのにゃん」


「セラ、俺達も付いて行こう、もしかするともしかするかもだからな」


「わかったわ、まぁどうせアレだと思うけど……」



 俺と、セラの予感は的中した、村の入り口の目の前に居たのは普通の村人、まるでムーンウォークのような動きをしているのだが……



「な……何なのにゃアイツは? ちょっと村に近いけど誰か行って殺すのにゃっ!」


「待つんだミケ、アレは間違いなくヨエー村の一般村人、モブだ、それをここで殺害したら包囲していることが露見しかねないぞ」


「でもあの動きはっ、もしかしたら何か強力な術式を準備している生贄とかかも知れないにゃっ!」


「大丈夫、ここの連中にそんなことが出来るはずがない、きっと『歩き方を忘れてしまった』だけだ、この程度の奴は俺達の滞在中にも良く居たが、ここの村人としてはかなり優秀な方なんだよ」


「なんてことなのにゃ……」



 ミケには世間の、いやヨエー村の厳しさを教え込んでおかなくてはならない、他にも『殺人事件かと思いきやコバエが顔に当たった衝撃で死んでいただけ』とか、『一気に100mもいどうしたことで疲れ果てて死亡』など、通常では考えられないことが次々に起こるのだ。


 そしてムーンウォーク風の村人もそろそろ……といったところで響き渡る轟音、そして全身が木っ端微塵に弾け飛んだ村人。


 これは敵の姿が……見えない、ウェスタンな犯罪者共の誰かが『拳銃のようなもの』を使用し、使い物にならない村人を殺害したのは確実なのだが、どうもかなり遠くから狙ったらしいな。


 そういえば一味のうち、宣教師風だけは『火縄銃のようなもの』を持っていた。

 それを使えば見えない位置からでも狙撃することが可能か? いや、そもそも精度的にどうなのだ?



「今のが報告にあった火魔法の筒なのかにゃ? 何かがピュッと飛んで来ていたのにゃ……でも音ばっかりでたいしたことないと思ったのに、あの村人が吹っ飛んでしまったのにゃ……」


「それも大丈夫、普通だ、ここの村人はかつて『蚊に刺殺されていた』ぐらいだからな、普通に痛いような攻撃をされれば砕け散る」


「どんだけ弱いんだにゃん……」



 ミケが驚愕するのはここの連中の弱さに順応していないためだ、きっとそのうち慣れて当たり前の光景になるのだが……それよりも今は敵だ、敵がこの近くに隠れている。


 いや、隠れているというよりも単に見えていないだけか、もちろん村人からは自分が、崇め奉られる存在の自分達がその村人を殺害しているのがバレないようにしているのだとは思うが。


 で、あの木っ端微塵になった村人はおそらく食料調達、または大賤人の様子を見に行くために派遣された『村一番の優秀野郎』だ。


 俺達が皆殺しにしてしまったため帰還しない、イノシシの肉を持った分身大賤人の一団。

 そろそろ発見した王国軍部隊の足止めというメインのミッションを完遂し、村へ戻る頃なのである。


 しかし、こんなにすぐに確認または食料調達のための人員を村から出すとは、奴等は相当な食料不足に陥っているはずだ。

 そおれであればここの勝負は早いかも知れないな、もちろんそれが終わっても、この西にはまだまだ敵が跋扈しているのだが。



「よし、ここはもう良いから一旦本部連絡所へ戻ろう、間違いなく近いうちに動きがある」


「その可能性は高そうなのにゃ、あの吹っ飛んだ人の所、明らかに今聞いた状態の人達で作れるモノじゃない感じの革袋が落ちているのにゃ」


「本当ね、あんなの巨大な魔物とか野獣を倒さない限りは作り出せないものだわ、きっとウェスタンな連中が貸し与えたものね」



 確かにそうだ、革袋自体はそこらに売っている多少高級なものなのだが、それがこのヨエー村に存在している可能性は極めて低い。


 そして逃亡中であるウェスタンな犯罪者連中であれば、その程度のものは持っていて当然であり、失っても特に気にするものでは……いや待てよ、それも無限に存在しているわけではなさそうだ、となると……



「ちょっと待つんだ、これはもしかするとここに残った方が良いかもだぞ」


「どうしてよ勇者様? 確かにこのメインの出入り口から敵が出てくる可能性はちょっと高いけど、その分張り込んでいる人員は多いのよ、私達までここに残る必要は……」


「いやな、もしかしたらあの革袋、『やっぱ必要だから回収しよう』ってなるんじゃないかと思ってな、血塗れだが洗えば使えそうだし、この村で調達出来ないようなものなのは敵も薄々気付いているはず」


「あ、それだと1人ぐらいは出て来てもおかしくないわね、そこを叩けばまず一撃よ、敵はたったの4人だけなんだし、かなりの戦果になるわ」



 ということでその場に待機、もちろん村の入り口とそこに広がる血溜まりを監視することが可能な場所で、かつセラが敵を狙撃出来るポジションをキープしてだ。


 そんなシビアな場所選びをした結果、なぜか木の洞の中で俺がセラを抱えるかたちになってしまったのだが……相変わらず肉の少ない奴だ……



「ちょっと勇者様、膝がお尻に当たって痛いわよ」


「狭いんだから我慢してくれ、お仕置きだと思ってな」


「あら、お仕置きなら仕方ないわね、もっと痛くして良いわよ」


「この変態ドMめがっ! こうか? これが良いのか?」


「ひぎぃぃぃっ! き……効くっ……」


「ちょっと静かにして欲しいのにゃ……」



 ミケに怒られてしまったので遊ぶのはやめた、ちなみにそのミケの指示で出て行ったおっさん獣人兵が、付近に居る仲間を可能な限りこちらへ寄せるための指令伝達をしているのだという。


 敵キャラのどれか1匹が出現したら確実に仕留める、いや、可能であれば生け捕りにしてやりたいところなのだが、それは最後の1人で成功すればそれで良し。


 最初、敵が4匹全員生きているこの状況では、まず何よりもその戦力を削ぐ必要があるのだ。

 よってセラには最初から一撃で殺害するつもりの攻撃をさせる、出し惜しみは禁物である。



「さて、そろそろ出て来るかな、おそらくは殺した1匹が普通に仲間の所へ戻って、そこでどいつかがあの革袋の貴重さに気付いて指摘をするってパターンになっているだろうな」


「で、不用意に出て来たところをドカンッと……あ、早速誰か来るわよ、ドカンの時間はもう目の前ね」


「いや待て、敵じゃなくて村人だ、奴等、自分では動かずに人を遣いやがったんだ」


「あら、本当に堕落したカス共なのね、それかチキンだから村の外が怖くて出て来られないのかしら?」


「まぁ、どっちにしろこれじゃ計画が……と、アイツ、革袋を持ち上げられないのか……」



 革袋の回収に派遣されたらしい村人、だが村の中でも相当な雑魚キャラらしく、なんとたったひとつの革袋すら持ち上げることが出来ず、1人で気張っているではないか。


 こんな奴が今までどうやって生きてきたのかと不思議に思ってしまうぐらいだが、ここ数か月の間大賤人のおっさんによって鍛えられ、それでもなおこれなのだから笑えない。


 結局その村人も轟音と共に消し飛び、ウェスタンな犯罪者共の大切な革袋はさらに汚れた。

 自分で取りに来ればこんなことにはならなかったというのに、もっとも、その場合には命さえも失ううことになるのだが……


 で、次に出て来たのも村人、今度は革袋を持ち上げることが出来たのだが、後ろに見える村の入り口がどこなのかさえ分からなくなってしまった様子、キョロキョロと周囲を見渡して混乱している。



「お、アイツこっちに向かって歩き出したぞ、馬鹿なのはわかるが、さすがに村の入り口ぐらい覚えておけよな」


「でも革袋が移動してくるのは良いじゃない……と、殺されちゃったわ、10メートルは近付いたかしら?」


「だな、そろそろ本命が出て来てくれると助かるんだが、村人には任せられないと察してな」



 だがその次に出現したのも村人であった、今度は全力で踏ん張ってようやく革袋を持ち上げられる程度のおっさん。

 まるで重量挙げの如くその500g程度のアイテムを持ち……やはりこちらに移動してきたではないか。


 今度は村の入り口がわからなかったのではなく、まっすぐ以外に進むということを知らない、つまり反転して元居た方向へ戻るということが出来ないタイプの馬鹿であったようだ。


 結局そのおっさんも革袋をさらに10m程度俺達の方へと近付けるという大活躍を見せた後に処分された。

 いや、かなり良い角度だなこの後回収に出した村人を『射殺』しようとした場合、俺やセラから姿が見える可能性のある位置に出なくてはならない。



「……⁉ 見えたわっ! 今チラッとだけ敵の姿が、ほらあそこの岩の後ろ……もう隠れちゃってるわね、宣教師風だったわ」


「ふむ、だが隠れているということは警戒しているということだな、こっちには気付いていないと思うが、それでも『敵が張っているかも知れない』という気持ちで動いているんだろう」


「で、どうする? このままここから狙っちゃう? 岩ごと粉々にしちゃう?」


「いや、それはやめた方が良い、そんな目立つ攻撃で宣教師風だけをブチ殺してもアレだ、他の3匹がカメになって出て来なくなる、ついでに地下から逃げられるようにトンネルとか掘り出したりしそうだ。」



 そのまま敵が出てくるまで待つのが正解だ、警戒する敵と張り込みを続ける俺達、どちらの根性の方が長続きするか、本当に我慢比べの対決となった。


 まぁ、どのようなかたちでも出て来てくれればこちらの勝ち、俺達以外にも続々と集まっていると思しき獣人部隊の刃が届くことも考えられるし、圧倒的に有利なのはこちらだ。


 そこから数十分、村人が派遣されることもなくただただ時間を過ごしていたのだが、ここでようやく敵が痺れを切らしたようだ、岩陰から現れた宣教師が村のゲートへ向かう……

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