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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十二章 西よりの使者と西へ
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634 真っ暗闇を抜けると

「リリィ、精霊様、ちょっと今がどういう状況で、周りに何があるのか説明してくれないか?」


「えっと、何か薄い雲みたいなのがブァ~ッて、それで皆騒ぎ出して面白かったです」

「私は何かが馬車の中に入って来たのを察しただけよ、色の付いたガスとかは見えないし、今だって遠くでガックリ項垂れている獣人部隊が見えるわ」


「そうか、じゃあ精霊様、ちょっと行って俺達の無事……とは言わないが、一応暗闇の中でどうにか生存していることを伝えてくれないか?」


「いえそれがね……出られないのよ、ここ……」



 精霊様曰く、俺達には真っ暗闇に見えているこの状況は、2台の馬車がガスらしきものに周囲を包まれているだけであるとのこと。


 それは精霊様の目には無色透明に移っているのだが、とりあえず効果範囲を脱出しようとしたところ、なぜか『端まで行くと反対側に戻ってしまう』という現象の影響を受け、一向に出ることが叶わないのだという。


 完全な視界を有する精霊様と、ある程度は見えている様子のリリィには、とにかくこの真っ暗闇だけどうにかして打ち破って欲しい。


 そして可能であれば術者? アイテム使い? どちらなのかはわからないが、その正体を突き止め、ついでにブチ殺すか捕縛しておいて頂きたいところだ。



「拙いわね、遠くに居た獣人部隊が近付いて来るわよ、きっと捨て身で私達を助けるつもりなんだわ」


「おいおい、そんなことしたら皆この中に囚われて……」


「そこまで頭が回らない見たい、きっとあの子達には私達が何かに捕まって、消えてしまったように見えているんだわ」


「やべぇな、とにかく精霊様とリリィは動いてくれ、他は全員固まろう、悪いが精霊様、向こうの馬車のメンバーをこっちに引っ張って来てくれないか?」


「わかったわ、すぐに済ませる」



 そう言って端に居たルビアの手を離したという精霊様は、どういうわけか5分以上経過しても戻ることがなかった。

 リリィに確認させたところ、何やら焦ってパントマイムのような動きをしているとのこと。


 しまった、外界から隔絶されたのみならず、いつの間にか2台の馬車までも分断されてしまっていたのだ。

 しかも精霊様が向こうに移動したタイミングで、これは術者による故意か? それともたまたまそうなったというのか?



「リリィ、すまないがこっちの目はお前だけになってしまった、今は馬車から出ない方が良さそうだが、もし何か状況に、視界に変化があったり敵らしき輩が出現した場合には教えてくれ」


「わかりましたーっ! じゃあ、ちょっと手を離して上から……」



 カレンの手を離したらしいリリィ、そのカレンの空いた手は、反対側の端に居たルビアと繋がれ、リリィを除いた俺達『第一馬車班』は5人で円を組むような状態になっているらしい。


 離れたリリィは馬車の上へ、若干視界は悪いようだが、周囲を見渡して索敵をしてくれている。

 この状況で何かあった場合、それを察知することが可能なのはリリィと精霊様の2人のみ。


 ここは踏ん張って欲しい、この『敵による攻撃らしき何か』が未知のものである以上、その2人の目を掻い潜って接近された場合には非常に危険だ……



「あっ、あぁっ!」


「どうしたリリィ? 何か発見したか?」


「結構向こうの方、獣人の人達が居る場所の反対側なんですけど、ちょっと『ヒトっぽいの』が木の陰で動いたような気がします、思ったより近くですよ」


「そうか、となればこっちを監視している……敵意を持った何者かのはずなんだが、今のところは索敵にも引っ掛からないし、そもそもそんな近くならカレンやマーサが音で察知しているはずだな……」


「リリィちゃん、どうやら今は視覚情報以外はアテにならないらしいの、カレンちゃんにもわからなくて、勇者様が女神に貰った能力でもダメならそういうことよ、その『ヒトっぽいの』を徹底的に監視して、明日から朝食1品サービスするから」


「やったっ! じゃあアイツ、あの『ヒトっぽいの』をめっちゃガン見しときますっ!」



 あまり露骨に見ていると敵からも察知されてしまいそうなのだが、今はそれによって居場所がバレていることを悟った敵が離れてくれる、それだけで十分だ。


 敵の位置は近いとはいえそこそこ遠いらしく、精霊様にはその姿を確認されていない、つまりその『ヒトっぽいの』が見えているのはリリィだけ。


 使えるメンバーがさらに半減、というか2から1へと減少してしまったではないか、通常なら万事休す、もう諦めて切腹でもしようというところなのだが、生憎現状で唯一活躍しているリリィの辞書に諦めるという言葉はない、というかアホなので辞書そのものがなさそうだ。


 そしてそのリリィが監視している『ヒトっぽいもの』は、見られていることに気付くことなく、次の行動に出たらしい……



「何か投げましたっ! 玉? みたいな……あっ! 今あるのと同じモヤみたいなのがめっちゃ出てきましたっ! 精霊様も気付いたみたいですっ!」


「でかしたっ! きっとそいつが術者、いやアイテム使いだっ!」


「継続して何かを使って、私達をここに押し留めているのね、全く勇者様がやりそうなぐらいしょうもないテクだわ」


「おいセラ、ちょっと暗いがそこで尻を出せ、ペンペンしてやる」


「あら、出来るものならどうぞ、ほら出したわ……いちゃぁぁぁっ!」


「フンッ、ざまぁみやがれ、俺はセラとルビアの尻、それからルビアのおっぱいの位置は常に把握するようにしているんだ、こんな真っ暗闇でもな」


「……私のおっぱいの位置は把握していないのかしら?」


「そんなもの燦々と照り付ける太陽の下でも把握でけきょぽっ!」


「私は常に勇者様の顔面の位置を把握しているの、すぐに磨り潰すことが出来るようにねっ!」


「ず、ずびばずむでしだ……」



 セラにボコられて謝罪したときには、既に俺達を封入している黒い霧のようなものの数は『3』に増えてしまったらしい。

 慌てて駆け寄って来た獣人部隊の一部だ、まるでカレンのように落ち着きがないのだが、良く考えたら同種であった。


 そしてその種族的仲間であるカレンも、先程からやけに落ち着かない様子で俺の手を握り締めている。


 普段から聴覚や嗅覚を頼りに、俺が得ているものの数十倍の情報を得ていたカレン。

 それがこの状況、狭いうえに耳でも鼻でも周囲の状況を窺い知ることの出来ない状況においては相当に落ち着かないのであろう。


 そしてそれはもうひとつの馬車に居るマーサも同じであるはず、きっと隣でマリエルが落ち着かせているのであろうが、カレンと比べると、というか普段の気の強さに反して案外臆病なマーサがおかしな行動を取ってしまったりしないかは心配なところだ。



「リリィ、まだアイテム使いの顔は見えないか?」


「次に投げてくるときには……見えましたっ! ってかあの人です、臭いおじさんですっ!」


「マジかよ……」



 馬車には乗せることが出来ず、単独で、というか集団で徒歩移動している大賤人のおっさん軍団。

 もちろん王都に来て俺達と会っていたあの一団が、既にここまで移動している可能性はゼロだ。


 つまりリリィの視界に捉えられた大賤人のおっさんは離反したその一部。

 ウェスタンな宣教師に何かを吹き込まれ、悪の道に走ってしまったおっさんの構成要素ということ。


 王都でのゾンビ襲撃事件に使われた『ソレ』もそうであったが、このおっさんも殺害すれば元の鞘に戻るはず。

 そうであれば特に躊躇する必要はない、気兼ねなく、軽いノリでブチ殺してやるところだが……どうやって?



「う~む、まずはここから出る方法を……」


「ご主人様、その前に目が見えるようになる方法を考えて下さい」


「といってもな、この霧のようなものが何なのか、それがわかりそうなキャラは全部向こうの馬車なんだ、あっちで精霊様とか、あとユリナとサリナが何かに気付いてくれるのを待つしかなさそうだぞ」


「でも勇者様、この霧のようなものの正体がわからないうちに強行突破を仕掛けるというのは……」


「超絶危険だよな、かといって黙って待っているわけにもいかないし、さてどうしたものかといったところだ」



 どう足掻いても出られないという事実、範囲から出ようとすると反対側に戻される? まるでRPGで船を手に入れた際に体験する現象の如くだが、どこかに何か攻略のカギがあるはず。


 外側からは入ることが可能であるにも拘らず、内側からは出ることが叶わない、それは浸透圧の関係で水をどんどん取り込んでいくような……そうか、もしかしたら中に封入してしまうものの数には限りがあるかも知れない。


 黒い霧のようなものの力によってどんどん人やモノ、空中に漂う何かを取り込んでいくのだが、その取り込める量は一定。


 キャパオーバーになってしまった場合は、外側との圧が同等かそれ以下になってしまう、そしたら逆に出ることは可能でも入ることが出来ない、そんな感じに変わったりはしないものか。


 それに敵は今もこの霧のようなものを発生させるアイテムを投げ続けているのだ、それをしない限りは霧散してしまうか、モノを取り込みすぎて効果が薄まってしまうかのどちらかなのであろう。


 だがその後はどうやって攻撃、実際に俺達を倒すための攻撃をするつもりなのか……



「あっ、うわぁ~、これはキツいです……」


「どうしたリリィ、何があった?」


「えっと、臭いおじさんが出て来ました、沢山……燃えている炭みたいなのを持ってますね」


「なるほど、それでこっちを焼き払う……いやまさか⁉ 一酸化炭素中毒にして殺すつもりか? だとしたら相当に拙いぞっ!」



 何度も経験してわかっている事実、この世界は魔法が使えることによって化学等の発展がなく、未だに酸素が発見されていない。


 もちろん煙を吸い込むことによって死んだりするということは知っているのかもだが、炭火で攻撃してくるというのは考えにくい、俺達が来なければバーベキューをするつもりで準備していたというわけでなければ……


 しかし困ったな、向こうは消火が出来る精霊様も居て、さすがにそろそろ敵の存在に気付いているはず。

 しかしこちらは炭火に対する抵抗の術を持たない、セラの風魔法? 閉じ込められた範囲内に暴風が吹き荒れるだけだ。


 となるとやはり早急な対処が必要となってくるのか、リリィ曰く、幸いにも敵は本格的な攻撃の準備に手間取っているようだし、先程の仮説に基づいて脱出作戦を敢行しよう。


 そのために必要となるのは……まだ外側からこちらを見守っているという王都獣人部隊の残りだ。

 だがどうやってその連中にこちらの意志を伝えるのか、その方法がまだ確立されていない。


 きっと向こうから見た俺達は完全に黒い霧のようなものの中、外にもこちら側が見えている者が居れば良いのだが……



「リリィ、すまないがちょっと外の獣人部隊も良く見てくれ、もしかしたらリリィとか精霊様みたいに霧が薄くとか存在しないように見えている奴が居るかもだ」


「えっと……あっ! 何か目が合った人が居ますっ! もしかしたらこっちが見えているのかも、前に出て他の人に色々説明してるみたいだし」


「そうか、じゃあそいつの可能性に懸けよう、馬車の床板でも何でも良いから剥がして、そこに『俺達の方へ突撃しろ』みたいな感じでメッセージを書くんだっ!」


「字とか汚いし間違うかもだけど良いですか……」


「まぁこの際だし構わんだろ、わかれば良いんだわかれば」



 リリィが何かするガタゴトという音を聞きながらしばらく待機する……静かになった、外の音は聞こえていないようだし、現状がどうなっているのかわからない……



「どうだリリィ? 何かアクションがあったか?」


「ちゃんと気付いてくれました、200人ぐらいでこっちへ向かってますよ」


「わかった、さてこれでどうなるかだが……」



 ひとまず外との意思疎通は取れた、敵を直接叩こうとすればまたアイテムを投げられ、霧のようなものの中に囚われる人間が増えるだけだ。


 だが既に囚われている中にどんどん追加していくというのであればそうはいくまい。

 敵もどうしたら良いのかわからないであろうし、そもそも元からある霧のようなもののエリアの後ろから来るわけだから追加攻撃も困難。


 現状で把握出来ている霧のようなものエリアは3つ、俺達ともうひとつの馬車、そして積極的に前に出た獣人部隊の一部。

 まずは俺達のエリアから破壊していこう、次はもうひとつの馬車だ。


 ちなみに、警告があったということは俺達が来る前に囚われてしまった獣人メンバーが居るはずだが、その存在は確認していないため位置がわからず、今のところは保留とする。



「入って来ますよっ! 戦闘がもうモヤモヤに掛かりましたっ!」


「わかった、リリィはそのまま様子を見て、あと敵の監視も続けてくれ」


「はーいっ!」



 これでどういう結果になるか、もし『取り込みすぎてもう無理作戦』に失敗したとしても、この霧のエリアに収まるような数ではない人間が突入して来るのだ。


 少なくともはみ出したり、敵が追加的に大量の『霧のようなもの発生アイテム』を使わなくてはならないのは確実。

 アイテム数は無限ではないはずだし、先に少数を捕えてその後は手出ししていなかった辺り、そこまで大量のストックがあるわけではなさそう。


 数で押し切るのだ、数で……と、今僅かにだが握り締めているカレンの手が見えたような気が……



「ご主人様! モヤモヤが薄くなってきましたよっ! もしかしたらもう……やっぱり出られますっ!」


「そうかっ、最初に精霊様が行き来していた時と同じ状況だな、俺には真っ暗にしか見えないが、きっと霧のようなものが薄まってはいるんだろう、だがリリィ、今は少し待つんだ」



 獣人部隊はまだまだ俺たちの居るエリア内に進入している最中だ、最初の段階で既に薄くなった実感があるというのなら、これが全部入ってしまえばもっと、俺の視界さえ開けるような薄さになるに違いない。


 だが敵もそう易々と諦めるわけではないはずだ、残りのアイテムを目一杯使って、黒い霧のようなものに包まれたエリアが破壊されるのを防ぐであろう。


 事実、追加で投げ込まれたアイテムによって、リリィはまた外へ出られなくなってしまったそうだ……と、再度出られるようになったのか、一進一退の攻防である。


 だが間違いなく言えることがひとつ、総力であれば数で押し切るこちらが勝っているはずなのだ。

 敵はここを通る王都軍の『足止め』のみをする意図で、そこまでの量のアイテムを持たされずに派遣されたのは明らか。


 そこをたまたま通りかかったのが俺達で、大賤人の分身のひとつである敵は俺達の存在と危険性を知っているゆえ、そのまま倒そういう意図を感じるような行動に出たのだ。



「……おっ、何かまたちょっと見えてきたような気がするぞ」


「敵がもう何かを投げて来なくなりました、あと、もう私にはモヤモヤが全部晴れたみたいに見えていますよ」


「それで、突入して来る獣人部隊はあとどのぐらい残っているんだ?」


「まだ半分ぐらいですけど、敵が投げるのをやめたんでここからは一気に来るみたいです」


「わかった……と、セラの顔が見えたぞ、カレンの耳もだ」



 反対側、つまり俺の両隣に居るセラとカレン以外の2人はまだ見えてこないのだが、それもそのうちであろう。

 とにかく押し切ったかたち、大量の流入によって薄まり続けた霧のようなもので出来た檻は、その強化手段を失ってどんどん崩壊へと向かっている。


 リリィには警戒を続けて貰いつつ、そのまましばらく待機していると……遂にミラの顔が、そしてなぜか全裸になっているルビアのおっぱいも見えたではないか、ルビアの奴、見えないのを良いことに好き放題露出しやがって……



「だいぶ薄くなってきたわね、ルビアちゃん、早く服を着ないと敵に見られるわよ」


「ええ、その見られるか見られないかのギリギリのラインを……あいてっ! ごめんなさいっ! あでっ!」



 見えるようになったルビアをビシバシと引っ叩いておく、そのまま無理矢理服を着させ、いよいよ敵と対峙する準備が整った。


 まるで濃い霧の中に居るような状態だが、とりあえず馬車から降りてみる……行動範囲にはもう制限がないようだ、前に進むと突如として霧のようなものの効果範囲から外れ、強い陽光が照り付ける、脱出成功らしい。


 ということでまずは周囲を確認しよう、ひとつ、俺たち以外のパーティーメンバーが乗った馬車、それが真っ黒いドームのようなものに覆われているようだ。


 そこにあるのは確かなのだが中は見えない、そしてきっと中からは精霊様がこちらを見ているのであろう。


 同じものがあと1つ、いや見え辛い場所にもう2つあるが、それはおそらく先行した獣人部隊、それと俺達の救助に走った同部隊メンバーが閉じ込められているものだ。


 そしてその先、隠れていた木の陰から大慌てで逃げ去ろうとする大賤人のおっさんがおよそ10匹。

 分身体は索敵に引っ掛からないのか、それで見落としてしまったというのだな……



「さてと、皆もう出て来ても良いぞ、特にセラ、敵が逃げようとしているから始末してやってくれ」


「ええ、あ、え~っと、アレかしら? それっ!」


『ギョェェェッ!』

『ブチュチュチュッ!』

『ヒョゲロポッ!』



 様々な断末魔で絶命していくおっさんの分身共、今頃徒歩でこのルートを来ているオリジナルのところでは、ここで死んだ分が回収されたことが感覚として伝わっている頃であろう。


 さて、これであとは他の仲間達を閉じ込めた霧のようなものが霧散し、効果がなくなるのを待つのみなのだが……面倒なのでまた大人数で突撃をかましてしまおう。


 以降、合流する運びとなった獣人部隊(ヨエー村の完全包囲前にある程度周囲に張って警戒する役割らしい)と一緒になって霧のようなもののドームに突撃、次から次へと破壊していく。


 全ての処理が終わったところで一旦集合だ、ちょうど昼時だし、昼食でもしながらこれからの動きを摺り合わせしよう……

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