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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十章 海辺でバカンス
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62 イカ野朗との戦いと新たな武器

『おやおや人族のお嬢ちゃん、自分からぺろぺろされに来るなんて、本当にぺろぺろだね、イカのおじさんがぺろぺろしてあげよう』


「不要です! 死になさいっ!」


ミラと魚介魔将スクイードの戦いが始まった。

先制したのは飛び掛ったミラであるが、大きく剣を振ったその攻撃はあっさりと避けられてしまう。

敵はイカ部分から出る水鉄砲の反動を上手く使って横に飛んでいるのだ。


一方、相手の攻撃は多彩である、顔の前でウネウネと動く10本の足、そのうちの2本がニュ~っと伸びてミラに襲い掛かる、これは剣で払う。

すると今度は口から墨を吐く、通常そこからは出ないと思うのだが?

そしてミラはこれを盾で受ける、剣で払っても掛かってしまうからな。


その他も人間部分の腕で殴ってきたり、気持ち悪い台詞を吐いたりとやりたい放題である。



「ミラ、大丈夫か? 疲れてきたり怪我をしたら下がるんだぞ!」


「わかりました、でも今のところは大丈夫です、墨と腕さえ何とか避ければ間合いを詰めることが出来ます!」


カレンはいつでも出られるように前の方で待機、残りは俺とマリエル、それからジェシカが守って後ろに下げる。

その中でさらにマーサがユリナとサリナを守っている、この2人はリリィのようにドラゴンに変身したり出来ないからな、常に変態ロリコン魔将の脅威に晒されているのである。


「しかしミラの剣で払っているのに、あの腕は全然傷が付かないわね、私の風魔法でも切れたりしなそうだわ」


「ええ、ヌメヌメに守られている上に弾力があるんですの、あれを後ろから突然服の中に入れてくるんですわ、イカ臭いし、ヌメヌメと汚いし、気持ち悪いったらありませんことよ!」


臭い・汚い・気持ち悪いの3K変態イカ野朗である。

だがなユリナ、そのイカ臭いという表現は訂正しなさい。



「ご主人様、そろそろ私も前に出て戦っても良いですか?」


「待てカレン、察してやれ、ミラは幽霊との戦いで一切活躍出来なかったんだ、ここは1人でやっておきたいところだろう」


「わかりました、でももしピンチになったら出ますよ!」


「頼むぞ、墨で黒くはなっているがまだ余裕がありそうだ、よく見極めて動くんだ」



単騎で戦うミラの剣、盾、そして魔法少女の服までもがイカ墨で黒く染まる。

全てが黒になり、暗黒魔法少女と成り果てたとき、隠されていた本来の力が発揮されるのだ。

という設定にしておこう。




『隙ありっ!』


「きゃあぁぁっ!」


顔に掛かった墨を拭う一瞬の隙を突かれ、スクイードの触腕がミラの背中、服の中に入る。

しまった! 素肌を直接ぺろぺろされているようだ、、そのキモさに体勢を崩したミラにもう1本の腕が襲い掛かった。


今度はスカートの中に直接攻撃を仕掛けられる、拙いな、このままだと負ける。

既にカレンはミラの危機を察し、いつでも飛び掛れる状態である、攻撃の指示を出すか……いや待て、ミラが立ち上がった。


背中とお尻を直接ぺろぺろされながら、ミラは立ち上がったのだ。

既に全身が墨で真っ黒だが、その表情が凛としているのがここからでも良くわかる。



「あの色っ! ミラちゃん……ついに暗黒魔法少女の力を解放してしまったのね……」


いえ精霊様、イカ墨に御座います。



『ブッフォフォ! そのような表情でぺろぺろを受ける女の子は初めて見たぞ、さぁもっと近くに来なさい、残り8本の足も使って全身をぺろぺろしてあげよう!』


「お黙りなさい、あなたの足、全てこの剣でぺろぺろしてあげるわよ、覚悟しなさい!」


暗黒魔法少女ミラが突撃する、2本の触腕でぺろぺろされながら。


飛んでくるイカ墨を盾で弾き飛ばし、一気に距離を詰めた。

狙いは触腕以外、残り8本の足のようだ。

気が付いたスクイードはとっさにミラのスカートの中に入れていた腕を抜き、防御に回す。



ぶつかり合う剣と触腕、勝ったのはミラの振るった剣である。

刃に沿って綺麗に入ったその一撃は、スクイードの腕を切り飛ばす。



「これであなたの手数は大幅に減るわね、どう? まだもう1本の腕で私の背中をぺろぺろする?」


『おのれぇ、天使のように可愛らしいからといって調子に乗りおって、もうぺろぺろはヤメだ、ここからは痛みと恐怖を与えてやろう』


スクイードはミラの背中に入れていた触腕を抜くと、それを鞭のように振り回し始めた。

相当怒っているのであろう、イカ部分の色が何やら目まぐるしく変化している。



『ゲッヘッヘッ、これは補佐のメイちゃんも毎回泣いて謝ったブレイクぺろぺろモードだ! 服が裂け、肌が露出したら改めてそこをぺろぺろしてやる!』


結局ぺろぺろするんじゃないか、本当に不快な野朗だ。


おや、先程切り飛ばされたもう一方の触腕が動いて……


「危ない、ミラっ後ろ~っ!」


「へっ?」


何やら大爆笑のアレみたいになってしまったが、もちろん手遅れである。

切り飛ばされて地面に転がっていたスクイードの触腕がミラの体に巻きつき、完全に拘束してしまった。



『どうだ、それではもう動けまい、では遠慮なく攻撃させて頂こう!』


「いたぁっ! あいたっ!」


スクイードの残った触腕がミラに打ち付けられる、徐々にボロボロになる魔法少女の服。

前面を大方打ち終えると、今度は背中側に回って同じことを繰り返す、そしてまた前面へと……


ミラが受けるダメージはそれほどでもない、だが徐々に蓄積していく。


「ルビア、そろそろ回復魔法を送ってやってくれ」


「いえ、まだですご主人様、見てください、ミラちゃんの嬉しそうな顔を……」


本当だ、気持ち悪い鞭みたいなので打たれて喜んでいる。

ダメージがあるとはいえまだまだ大怪我というレベルでもない、しばらく様子を見よう。



『痛いか? 苦しいか? 降参するなら遠慮なく言え、ぺろぺろして傷を癒してやろうではないか!』


「まだまだ、このぐらいでは私はビクともしないわよ!」


『おのれ生意気な、ではもっと強く打ち付けてやる、喰らえっ!』


「いったぁぁぁぁぁいっ! いぃっ! ……さて、そろそろする側に回りたくなってきたわ、次はこちらから攻撃させて頂こうかしら!」



ミラの体に巻き付いていた触腕は、力を込めることによって簡単に弾け飛んだ。

元々限界まで長く伸ばして巻いていたのである、負荷を加えればすぐにでも千切れる代物だったのであろう。

そしてミラはそのことに気付いて居ながらあえて攻撃を受け続けたのであった、コイツも筋金入りの変態である。


先程地面に落とした剣を拾い上げ、構えを取るミラ。

スクイードの方はそんな馬鹿なといった表情である、馬鹿はお前だ、そもそも気持ち悪いんだよ。


「魚介魔将スクイード、あなたのぺろぺろには愛がありません、自分の欲望を満たすために、これまで一体どれだけの女の子に迷惑を掛けてきたのですか? それを悔い改め、ついでに滅びなさい!」


『小癪な、調子に乗るのもそこまでだ、大人しくぺろぺろされておけば良いものを、イカのおじさんに逆らったことを悔い改めるのはそちらだ!』


2手、3手と激しくぶつかり合う剣と触腕、だが触腕の方は所詮生モノである、金属で出来た剣と強く当たり続けたことにより、わずかずつではあるがダメージが蓄積しているようだ。


そしてさらに、イカ野朗の魔力が枯渇したようでもある。

ずっと吐き続けていたイカ墨が出なくなり、ぷすっぷすっと空気だけが漏れる音がする。



遂に、スクイードの触腕の中ほどから青い血が迸った。

それを逃すミラではない同じ箇所にもう一度斬撃を加え、完全に叩き切ったのである。


両腕を失ったに等しいイカ野朗、残った短い8本の足、それから人間の手足では思うように攻撃を繰り出すことが出来まい。

メインの攻撃手段である触腕も、それからイカ墨さえも失い、スクイードは呆然としている。




「暗黒魔法少女が勝ったようね、じゃあ魔法少女2号、私があのたらいに水を溜めるから、それを火魔法で沸騰させなさい」


魔法少女1号の精霊様が指示を出す。

堤防に置いてあったのは先日使用したたらい舟の余りである。

それに水を張り、魔法少女2号 ユリナの火魔法で熱湯風呂を仕立て上げた。



「殺りなさい、暗黒魔法少女よ! その地獄の釜で逆らう者全てを茹で上げるのよ!」


イカ墨塗れの暗黒魔法少女 ミラは頷き、立ち尽くしていたスクイードをたらいに向かって突き飛ばす。

刹那、正気に戻ったスクイードは、人間の手と足を使って熱湯風呂の縁をそれぞれ掴み、何とか踏み留まる。

あと一押しで落下するという程に危うい姿勢だ。



『おいっ! 押すなよ、絶対に押すなよ!』


「ダメです!」


片足を高く上げるミラ、熱湯風呂の縁を掴んで踏み留まっていたスクイードに対し、暗黒魔法少女の必殺技であるパンモロ踵落としが炸裂する。


悲鳴とともに、スクイードのイカ部分はほんのり赤茶色に変色していった。

完全に茹で上がったようだ。


『クソッ! 体組織に火が通ってしまった、これでは動くことも出来ぬわ!』


「あらそうなの? じゃあもう二度とぺろぺろ出来ないわね」


『・・・・・・・・・・』


イカ部分を切り離し、剣に刺して高く掲げる暗黒魔法少女。

魚介魔将スクイード、討伐完了である。




「よくやったミラ、服が裂けて肌が見えているぞ、タオルを掛けて村に凱旋するんだ」


「いいえ勇者様、この姿で戦ったんですから、村人の前にもこのまま出て行きます」


とはいえボロボロである、傷だけはルビアが治したものの、特に背中やスカートの後ろ部分がザックリ裂けて肌が露出している、あと、イカ墨で真っ黒だ。


まぁ良いか、本人がそれで良いというのであれば問題ないであろう。

念のため、セラがイカ墨を使ってボディペイント的な偽装をしておく。

全身真っ黒だし、遠目から見ればそこにも黒い服があるように見えるかも知れない。



「さて、一旦旅館に戻って報告をしよう、これでこの村も通常営業に戻ることが出来るはずだ」



※※※



「では勇者殿、そのイカがこの村を襲っていた連中の親玉である魔将なんですね!」


「ええ、先程までは人間の体が付いていましたが、イカ部分だけ切り離して持って来ました」


「これでようやくまともに漁が出来ます、観光客もそのうち戻って来ることでしょう、船もそろそろ直りますから、勇者パーティーの皆さんはしばらくこの村でゆっくりしていって下さい」



今日中には沖に出るための船の修理が一通り完了し、明日には漁に出ることが出来るという。

そしてその翌日、つまり明後日の夜には村を挙げた祭りを行うとのことである。

これに参加せずに帰るなどということは出来ない、それまで旅館でゆっくり待たせて頂くこととした。



「ミラ、さすがにその格好で建物に入るのは拙い、湯を貰ってくるから体を洗って着替えをするんだ」


「わかりました、では広場で全裸になって湯浴みをしてきます!」


「ここで隠れてやりなさい、勇者パーティーのメンバーが恥を晒すな」


ブルーシート的な何かで建物の角を一画覆い、その中で体を洗わせる。

セラとルビアに手伝わせて綺麗にした後、新しい服に着替えさせた、今まで着ていたのはもう使えないから捨てよう。



「待つさね、その戦闘服は村の方で貰っても良いかい? 村を守った伝説の暗黒戦士が着ていた防具として新たに祠に奉納するんよ!」


こんなものを欲しがる奴が居るとは……

結局、伝説の爪と魔族用のスキルカードは俺達に、そしてミラが着用して魔将と戦ったイカ墨塗れの魔法少女服は、空になった村の祠に新しく納められ、伝説として語り継がれることとなった。





「じゃあ部屋に戻って貰った伝説アイテムの確認をしよう、そしたら先に夕飯、それから風呂だ!」


カレンが颯爽と走って行く、よほど伝説の爪が気になるのであろう。

だがまずは正体のわかっている魔族用スキルカードの方からだ。



「マーサ、あ~んしてみろ、このお札を食べるんだ、メロン味らしいから安心しろ」


「うぐっ、うん、おいひいわ、本当にメロン味ね……特に変化が無いようだけど?」


マーサのスキルを対象物鑑定で確認してみる、スキルはちゃんと追加されていた。

『全破壊パンチ』とかいう名前の物騒なスキルであった、ここで試すのは拙い、明日外に出て実験することとした。



「さて、ようやく私の爪がお披露目ですね! 早く開けて下さい!」


とはいっても入れ物は厳重に封印されている、これはどこからどうやって開けるのであろうか?

と思ったら精霊様がブツブツと何か唱え、あっという間に封印を解いてしまった。

さすがは異世界である、何から何まで実に都合が良い。


「よぉし、開けるぞぉ~っ!」


カレンの尻尾が千切れて飛んでいってしまうのではないかと思うほど激しく振り回される。

体を乗り出し、ハァハァと息が上がっているのもわかる、完全に犬だ、これは狼などではない。



「あれ、爪じゃなくて腕輪が2つだぞ……でも同封の説明書には伝説の爪って書いてあるな」


「ご主人様っ! 説明書の字が難しすぎて読めません!」


「仕方が無い、ルビア、読んでやれ」


なぜ俺が読んでやらないかって? そんなの決まっているじゃないか、俺にも読めない字があったら困るからだよ。

異世界から来たチート勇者なのに字もまともに読めないんですか? なんて思われたらたまったもんじゃないからな!



で、ルビアが読んだ説明書に書かれていたのは……


・伝説の爪、聖なる最強武器のひとつです

・カラー:♯03 艶消しシルバー

・一度装備すると女神の許可がない限り外せません

・念じると光の爪が出て戦えます

・動作保証:初装備時から6,000年

・直射日光を避け、涼しい……


なるほど、腕輪だけに見えるがそこから光の爪が出てくると……

保証期間が異様に長い、さすがは伝説の聖なる武器といったところか。


「カレン、とりあえず装備……もうしてるのか……」



ご満悦のカレン、光の爪を出したりしまったりして遊んでいる。

爪の長さは自由に調整出来るようで、短ければ手の甲から少しはみ出るぐらい、最大では1mぐらいまで伸ばすことができるようである。



その新たな武器は攻撃力も高く、3,000もある、ちなみに聖棒が5,000、今までカレンが使っていた爪は155であったのだから意味不明な程に大きな差だ。

俺の聖棒と同じように魔族に対するダメージ増加の力が付与されていた。

勇者パーティー、大幅な戦力アップである。


「カレン殿、それは普通にしていれば武器には見えないからずっと装備していても咎められることはないぞ、とっさのときすぐ戦えるから羨ましいな!」


「ええ、これでいつでもどこでも悪い奴をやっつけられます!」




戦利品の確認も終わり、今日は夕食を待つのみとなった。

これで魚介魔将のグループは完全に討伐完了である。

明日はダラダラし、明後日は観光、そしてその夜には祭りに参加する予定。

ようやくバカンスを楽しむことだ出来そうだ。



※※※



「あら、今日の夕飯は昨日にも増して豪華なのね!」


「私の海藻サラダも凄いわ! 塩昆布とかいうのが入っているのね」



「漁が再開するでね、明日はもっと豪華、明後日なんか舌が爆発して死に至る程の料理が出るさね!」


よくわからんが殺害するのだけはやめて欲しい。


初日にカラカタイを討ったマリエル、翌日メイを釣り上げた精霊様、そして今日魔将スクイードを討ち果たしたミラの3人はトリプルお誕生日席である。


ちなみに1人だけ餌に銀貨を使い、その後もほとんど戦えないメイを降参させただけの精霊様が一番偉そうだ。

四つん這いにさせたマーサの背中をテーブル代わりに、そして尻尾を箸置き代わりにしている。

帰ったら俺もやらせて貰おう。



「そうだババールさん、引き渡した魚介魔将はその後どうしたんですか?」


「ああ、捌いて干してあるさね、まだ良く喋るけど気持ち悪いから少し黙っていて欲しいだがね」


茹でられてイカの部分だけ切り取られ、挙句捌かれてもまだ変態的言動は健在らしい。

というかどういう体の構造をしているのだ? タフすぎやしないか?



ついでにメイの現況についても聞いておいた、今日は会いに行っていないからな。

メイは気持ち悪がっていた上司のスクイードが討伐されたと聞き、大層喜んでいたそうだ。

もうあんな奴にぺろぺろされる心配はない、安心したことであろう。


村のガイドになるための勉強も順調で、明後日の昼間に俺達がトンビーオ村の観光するときには、一緒に回って実地学習をさせて欲しいとのことであった。



「ところでミラ、話は変わるが魔法少女ごっこはまだ続けるつもりなのか?」


「ええ、暗黒魔法少女の姿を見られてしまった以上、正式に魔法少女隊に入隊するしかありません」


「あ……そうですか……」


ミラもノリノリチームの一員となっていた、残る魔法少女見習いははジェシカのみだ。

ちなみにこの女は25歳、どの世界の感覚からしても少女とは言い難い年齢に達している。



「あの、主殿、私のあの格好も可愛らしいと思うか?」


「大人なんだから自分で考えなさいよそのぐらい」


「ずるいぞ、逃げるのか? せめて感想だけでも言うべきであろう、どこが良かったとか、ダメなところとか」


「ああ、良かったのは風でスカートが捲れてパンツが見えていたところか、ダメなのは……ほら、一番上のボタンを外さないとだろ」


「こ……これはおっぱいがポロリしてしまいそうなんだが!?」


「わかっていないな、お前達はひとつのチームなんだ、その中には少しぐらいポロリするようなキャラも必要なんだよ、で、それにはジェシカが適任だ」


もう一度ぐらい反発があると思ったが、どうやら今ので納得してしまったようだ。

正直言ってわけがわからないと思うのだがな。




「じゃあミラちゃんは5号、ジェシカちゃんが6号ね、それと1号からの命令よ、6号はもう2回スカートを折りなさい」


「しかし、それではちょっとしたことでパンツが見えてしまうではないか」


「あら、そういうキャラも必要なのよ、で、それにはジェシカちゃんが適任よ」


魔法少女6号ことジェシカさん、常にポロリの危機に晒されているうえ、スカートが短すぎて尻が半分見えそうな状態だ。

暗黒魔法少女に続き、猥褻魔法少女まで誕生してしまったのである。



精霊様が考えた決めポーズを取った瞬間、6号のおっぱいがポロリした。

町中でやって逮捕されるのだけはやめて欲しい。



さて明日は1日オフだ、今日はゆっくり風呂に浸かって、深酒でもしてしまおうか……

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