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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十二章 西よりの使者と西へ
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627 本領は

『放送席、放送席……はいっ! 大会決勝2日目の朝がやってまいりましたぁぁぁっ! 本日もテンション全開! 実況のエリナとぉぉぉっ!』


『はい、少し眠たいマリエルがお送りしま~す……ふぁぁぁっ……』



 朝からやかましいエリナと眠そうなマリエル、これが報酬に対してどれだけ前向きになることが出来るかの差である。


 生活のために必死になるエリナと微々たる報酬では心が動かないマリエル、両者を比較すればおそらくマリエルの方が報酬は高いのであろうが、元々のステータスが違うためその動きも違うのだ。


 誰かを100%のパフォーマンスで働かせたいと思うのであれば、その誰かに見合った報酬を。

 やりがいがどうのこうのと言って低賃金で搾取する奴は完全に間違って……と、目の前に姿身が設置されているではないか、高級な鏡だな……


 で、登場したのは精霊様とルビアの大精霊様チーム、そしてΩ4人組のチームである。

 この試合で勝ったチームは明後日、本日午後の試合で勝った方との準決勝に臨む。


 今回は精霊様達がディフェンスでΩチームがオフェンス、余裕の表情を浮かべる精霊様と緊張の面持ちを浮かべるΩ4人娘。

 ちなみにルビアはまだ寝ている、あまりにも起きないためリヤカーで会場入りし、決戦の場には布団ごと運び込まれたかたちだ。


 実力の差は歴然であるが2対4、ルビアが起きてこなければ実質1対4という数の利を活かし、Ωチームにも健闘して頂きたいところである。



『さぁーっ! 両チームがスタート位置に着きましたっ! ここで試合スタートですっ! 種族の関係で2人の大精霊様チーム! ルビア選手はまだ起床しないかっ! マリエル王女殿下さん、この試合はどう見ますか?』


『そうですね、今回は全員女の子対決ですから、視聴者で変質者の皆さんはアーマーブレイクが見られると良いですね』


『なるほど、良かったですね変質者の皆さんっ! この試合では衣装がブレイクして素っ裸になる選手がでてくる、その可能性が非常に高くなっておりますっ!』



 モニター越しに伝わる大歓声、変質者を自認している者がどれだけ多いのかと心配になってしまうところだが、真面目ぶったムッツリ変質者よりかはキモくないし安全な連中であろう。


 そしてその歓声を受け、眠れる獅子ならぬ眠れるおっぱいM奴隷が遂に目を覚ました。

 不快そうな顔で布団から這い出し、周囲の状況を確認する……すぐに『試合中』であることを把握したようだ、特に驚いた様子がないのが凄い。



『ここで目を覚ましたルビア選手! 精霊様選手から指示を受け、ターゲット前を離れて広場へ出たっ! 中央からはコパー選手とレッド選手、右からダイヤ選手、そして左からグラス選手が迫り来る中! その進撃を一手に食い止めようというのかっ!』


『おそらく最初にぶつかるのは中央で前を走っているレッド選手でしょうね、武器は……皮の鞭を持っています、ルビア選手の好きそうなやつです』


『え~っと、つまり鞭で打たれるために前に出たということでしょうか?』


『まぁ、たぶんそうでしょうね』


『というか、私もそんな気がしてきました……』



 広場内の若干ターゲット寄りの場所に陣取ったルビア、両手を広げて仁王立ちの構えだ。

 おそらくマリエルの予測は正しい、精霊様からは指示を受けたのではなく、レッドが武器として鞭を持ち込んでいることを伝えられたに過ぎない。


 もちろん精霊様も武器は鞭を選択しているのだが、今この場で精霊様がルビアを鞭打って『調教』するわけにはいかないのである。


 ダメージを与えてしまえばそのうち衣装がブレイク、ルビアは退場となり、精霊様が自ら戦わなくてはならない状況に追い込まれるのだから……


 と、ここで中央を走るコパーとレッド、そのうち先行しているレッドの姿がルビアから見えたようだ。

 全身に力を込めて待ち構える、対するレッドもそのルビアを敵として認め、攻撃を仕掛ける態勢に入った。



『さぁーっ! ここでレッド選手、現存する唯一のタイプSΩであるレッド選手の鞭がルビア選手に……入ったぁぁぁっ! 強烈な一撃がルビア選手の肩から腰にかけて、ビシッと綺麗に決まりましたっ! だがビクともしないルビア選手! おっと? 動いて……今度は後ろを向きましたっ! 敵に背を見せるとは良く言いますが、このドMのそれは一味違うっ! もっと鞭で打てとの挑発だぁぁぁっ!』


『ほとんど効いていませんね、あ、でもその隙にコパー選手が走り抜けて行きました、それと両サイドからの2人もそろそろ広場に到着しますね』


『あっと! これはΩチームの作戦かっ! レッド選手は1人でルビア選手と戦い、残りの3人でターゲット前の精霊様選手を叩くつもりだっ!』


『さっきから思っていましたが、精霊様選手って何か言い方面白いですね』



 さて、その後もビシバシと鞭で打たれ続けるルビアと打ち続けるレッド、ちなみにルビアぐらいの防御力があればレッドの鞭ではほとんどダメージが入らない、よってアーマーブレイクして素っ裸になるのはまだまだ先だ。


 当然のことながらそれを全く知らない、次元が違いすぎて理解に至らない雑魚キャラでモブキャラの観衆は大興奮、ルビアの衣装が張り裂けるのを今か今かと待ち望んでいる、本当に哀れで生きる価値のない連中だな。


 で、そんな2人の戦いは他の選手からはガン無視されている状況、3方向から同時に迫るΩに対し、ターゲットを守るのはレッドのものよりも長い鞭を携えた精霊様。


 Ωの3人は全く同時にその精霊様の下へと到達するよう、微調整を繰り返しながら走っている。

 そしていよいよその接近した3人が……精霊様の振るった鞭で打たれた……



『こちらも始まりましたぁぁぁっ! 襲い掛かった3人のΩ娘! だが精霊様選手の圧倒的な力、その鞭の前にして間合いに入ることすら許されませんでしたっ! そしてさらに続く鞭の嵐! Ωチーム、ここで3人がアーマーブレイクしてしまうのかっ⁉』


『いえ、精霊様……選手は全力で打っていませんね、もし本気を出したらΩの3人はもう素っ裸のはずです、何か策があるのかも知れません』


『なるほど、確かに打たれているΩの3人もそこまで……いやっ! 喜んでいますっ! 鞭で打たれるコパー、ダイヤ、グラスのΩ、3人共タイプM! 精霊様選手の鞭を受けて大喜びだぁぁぁっ!』



 2ヵ所になってしまった鞭打ち対決、当然ルビアに関しても大喜びでレッドの鞭を受けている。

 しかしこれはもう単なるショーだな、ターゲットを破壊する、というか殺害するための戦いはどこへ行ったのだ。


 ……いや、戦いは続いているようだ、精霊様の鞭はコパー達3人のタイプMΩを調教するためのもの。

 その真の狙いはアーマーブレイクさせることではないようだ、もっと別の目的がそこにある。



『続く鞭打ちっ! おっとここでダイヤ選手が膝を突いたっ! アーマーブレイクはしていないもののギブアップということか……いや違うっ! 精霊様選手に対しての服従を示す意思表示だっ! 次いでコパー選手、グラス選手も同様に膝を突くっ! これはどういうことだぁぁぁっ!』


『寝返りましたね、精霊様選手の真の狙いは3人を倒すことではなく、調教して味方に付けてしまうことだったのです』


『なんということでしょうっ! 鞭打ちによってタイプMΩの3人を軍門に下らせることにせいこうした精霊様選手! これで当初の2対4から5体1へっ! 数の利すらも逆転してしまったぁぁぁっ! さぁーっ! ここからどうするレッド選手! 周りは全員敵! 全てが自分に襲い掛かる厄災となって……いや、これは……あぁーっと! ルビア選手が寝返ったぁぁぁっ!』


『結局ただトレードしただけになってしまいましたね、ドMの仲間同士を』



 コパー、ダイヤ、グラスの3人が精霊様の側に付いたと思いきや、最初からレッドの鞭を受けていたルビアが、今度はレッドの側に付くという逆転現象が生じてしまった。


 これはどう考えても精霊様の作戦ミスだ、当初の予定では5人でまとまってレッドをフルボッコにする予定であったはずだが、味方に付けたΩ娘3人の総力を上回るルビアを逆に取られてしまうとは。


 精霊様はここからどう巻き返すつもりなのか? いや、おそらく単体でも、もし万が一他の5人全てを相手にしたとしても、それが普通の『戦い』であれば精霊様が勝利するはず。


 だが今回のは『試合』なのだ、ディフェンス側である精霊様がどれだけ強かろうが、隙を突かれてターゲットをブチ殺されればそれでお終い、敗北となってしまうのである。


 この状況を打開するために精霊様が取る行動は……手駒とした3人のΩ娘をルビアにぶつけるのだ。

 衣装ガチャでスクール水着を引き当てたΩチーム、そのうち3人がルビアに、こちらは衣装ガチャでマイクロビキニを引き当てたルビアに襲い掛かる。


 もちろんルビアも負けてはいない、レッドにけしかけられ、3人との直接対決に出た。

 コパー達もルビアも武器を持っていないため、もう何でもない取っ組み合いのバトルだ、まぁコパーに関しては腕が剣だの魔導キャノンだのと物騒なのだが。


 相手の衣装を引っ張り、頬っぺたを抓り、尻や背中に平手をお見舞いしていく。

 やはりルビアの方が優勢だ、多少はダメージを負ったとしても、叩かれれば叩かれるほどに強くなるルビアの性質に、3人のΩはまるで勝つことが出来ない。



『ここで最も攻撃が集中していたコパー選手、アーマーブレイクゥゥゥッ! 大観衆の前にその素肌を晒しましたっ! Ωとはいえ素晴らしいボディですっ!』


『ダイヤ選手、グラス選手ももうダメ……あ、今敗北しました、負けたのにすごく嬉しそうです』


『3人が堕ちたぁぁぁっ! これで精霊様、遂に、本当に1人になってしまったっ! 一方寝返ったルビア選手はまだ相当に余裕がある様子! 再びレッド選手の命を受け、先程まで仲間であった精霊様選手に向かって突撃していくぅぅぅっ!』



 レッドの奴、最後の最後でやらかしやがった、これは愚策中の愚策である。

 単騎で向かわせたルビアは確実に精霊様の『お仕置き』を受け、今度は精霊様に付く、再度の寝返りによって元の鞘に戻ることになるのだ。


 精霊様の力を警戒しすぎ、ルビアだけ行かせて自分は後ろに留まったのであろうが、ここでレッドも同時に突撃、ルビアの相手をする精霊様をスルーして先へ進めば勝機はなくもなかった。


 その本当にワンチャンスしかないタイミングを逃したレッドの負け、精霊様と接触したルビアは早速鞭で打たれ、方向を変えてレッドの方へと向き直る……



『再裏切りを見せたルビア選手、ここでレッド選手に襲い掛かる……そしてアーマーブレイクッ! Ωチーム、全員がブレイクしたためこの試合、大精霊様チームの勝利となりますっ!』


『凄いですね精霊様選手、あの場所から1歩も動かずに勝利しましたよ』


『あっ、確かにそうですっ! 精霊様選手は初期位置から一切移動していません、これがこの世界で最も上位に位置する、神に最も近い精霊の力だぁぁぁっ! っと、もう1人の生き残りであるルビア選手、レッド選手を倒した後精霊様の下に……四つん這いになりましたね……』


『きっと裏切った分のお仕置きを頂くのでしょう、試合は終わってしまいましたが、これはルビア選手のアーマーブレイクも見ることが出来そうですね』


『歓喜! わざわざ会場に足を運んだキモブタ共歓喜の瞬間ですっ! 特別サービスとして披露されるルビア選手のアーマーブレイクッ! それが今振り下ろされた鞭によって……成し遂げられましたぁぁぁっ!』



 何が面白いのかはわからないが、最初からマイクロビキニ姿であったルビアが素っ裸にされたことで大喜びの観衆共、本当に愚民の集まりだな。


 で、勝利した精霊様は全裸のルビア、そして同じく全裸となっているΩチームの4人を無駄に縛り上げ、そのまま引き連れて会場を後にした。


 鳴り止まない賞賛の嵐、精霊様は人気が高まり、今後お布施や貢物、お供えなどとして多額の金銭を受け取ることになるはずだ、少しあやからせて頂くこととしよう……



 ※※※



「うぅっ、順当な結果とはいえやはり負けると悔しいですね」


「レッドは惜しかったな、レッドだけは……他の3人、いやルビアも入れて4人か、もう掛けてやる言葉すら見つからない程度には残念だが……」


「あうぅぅぅっ! どうかもっとお仕置きをっ!」


「もう良いから服を着なさい」



 帰って来てもなお全裸のまま、精霊様に鞭打たれて喜んでいるルビア、そろそろ昼食の時間だというのに落ち着きがなさすぎる。


 で、これにて準決勝進出、ベスト4入りするチームのうち4つが確定したことになるのだが……残り1チームがどうなるのかは全くわからないところだな。



「は~い、お昼ご飯の準備が出来ましたよ~」


「うぃ~っ、さてカレン、ちょっと配膳を手伝ってやってくれ」



 会場から戻った6人も含めた皆で、もちろん明日の対戦相手となるウサギさん(悪)チームも一緒に食卓を囲む。

 魔導生中継モニターの向こう側では着々と次に試合の準備が進んでいる、食べ終わる頃には放送席のエリナが喋り出しそうだな……



「ねぇ勇者様、次の試合はどうするの? 会場の観客席へ行くなら少し急がないとよ」


「いや、こっちのモニターの方が全体を見通せる、ウェスタンコップチームが本気になったところを全部見たいからここで見よう、あと移動するのも面倒だしな」


「ええ、じゃあ他のチームは……皆ここで見るのね、わかったわ、お菓子でも持って来ましょ」



 ということで昼食を終え、セラがチョイスした菓子を開けてモニターの前に集合する。

 このモニターは今居る屋敷の地下が発信源、つまり最も鮮明に、かつ安定した通信で映像を見ているのは俺達ということ、これは勇者特権だ。


 しばらく待つと放送席に繋がったような音、ガサゴソと何かが通過し、係員が土下座しつつ座ろうとするマリエルの席を引いてやっているのがわかる……



『放送席、放送席、え~っ、間もなく準々決勝最終戦! インテリノ第一王子殿下率いる聖竜皇チームとっ! 紆余曲折あって追跡している犯罪者共の成績を受け継いだウェスタンコップチームの対決となりますっ! 解説はもうおなじみマリエル王女殿下! そして実況のエリナがお送り致しますっ! マリエルさん、今回の……』


『インテリノは私の弟ですから、非常に賢くて強いですから、あんな知らないおじさんのチームに負けることはありません、もう勝負は決まったようなものですね』


『だそうです、相当に偏った意見ですので無視して先へ進めたいと思いますっ!』



 今回はオフェンスがインテリノのチームになるようだ、そちらではなく相手方の動きを見たかったのだが……まぁ、接触すれば確実に映し出されるのだ、そのときを待とう。


 というか、今回は俺達と戦った試合以来、インテリノ、リリィ、メルシーのお子様チームも本気を出すことになる。


 あれから先の試合、インテリノ達は強いチームと一切当たらず、流しでどうにかなってきたため、メルシーの『聖魔法』についてはまだあの一度きりしか確認していない。


 今後成長と共に『本当の戦力』になっていく可能性が極めて高いメルシーの力もここでしっかりと確認しておこう。

 まださすがに戦い方など子どものそれであるとは思うが、凄まじい才能を秘めているのはもう明らかなのだから……



『さぁここで試合スタートですっ! まずは走り出す聖竜皇チームの3人! 今回はリリィ選手が先頭、次いでインテリノ選手、その後ろには最年少の聖魔法使い、メルシー選手だぁぁぁっ! そして迎え撃つはウェスタンコップチームのおじさん4人! うち1人は相当な馬鹿らしいですがっ! おじさんの顔など覚えたくもないのでどれがその馬鹿なのかはわかりませんっ!』


『きっと全部馬鹿なんでしょうね、というか、私の弟に楯突くなんて馬鹿の極みです、死刑ですね』


『あぁーっと死刑宣告だぁぁぁっ! 解説員としてお呼びしている王女殿下からの死刑宣告が入ったぁぁぁっ! これで4人のPOLICE、その命は風前の灯火! もっともここで敗北して殺される可能性が非常に高くなっていますがっ!』



 ちなみに俺は天才勇者様なので連中の顔を全て覚えている、途中で1人加速し、全速力で突っ込んだリリィを迎え撃たんとしているのがあの態度の悪かった馬鹿野郎その人だ。


 そこへ全力ダッシュでぶつかっていくリリィ、画面越しではなく、実際に会場の方から響いてきた轟音、馬鹿野郎の貧相な体など当然の如く粉微塵に……ならないのか……



『凄まじいことが起こりましたっ! 大地を震わすリリィ選手の強烈な突進! 観客席では転倒による死傷者が出ているようですがっ! なんと馬鹿野郎かも知れないおじさん選手は立っていますっ! 通常は砕け散って死亡するところっ! 効いていないわけではないものの倒れはしませんっ! なお、今の衝撃で観客席にてゴミが散乱した場合、付近の席に居たおじいちゃんとかが死亡した場合、観客席の皆さんで協力してゴミまたは遺体をダストシュートへ投下して下さいっ! 遺体は魔導振り分け装置で墓場へ直行するのでご安心をっ! 皆様のご協力に感謝申し上げますっ!』



 何なのだコイツは? 別に激ヨワモブ野郎さんだと思っていたわけではないが、ふざけたリリィに突進されて耐え抜くようなキャラだとは思わなかった。


 もちろん腕は骨折しているようだ、だが馬鹿野郎は立っているし、一旦下がって再び突進を仕掛ける構えのリリィに対し、またしてもそれを受け止めるようなポーズを取っているではないか。


 異常な防御力、そして立場的に4人のPOLICEの中で一番雑魚なのがこの馬鹿野郎であるはず。

 となると残りの3人はこれよりも強いというのか? 逃げて行ったカウボーイ他犯罪者共だけでなく、西方新大陸の人間は皆ここまで強いのか?


 わからないことだらけだが、とにかく今は試合経過を見守ろう。

 これはもう、どちらが勝ったとしてもおかしくない戦いだ……

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