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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十一章 備えあれば
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620 二枚上手

『さぁ~っ、ではここで状況を整理しておきましょう! まずこの試合の脱落者は現状1名、なんと大勇者様チームから唯一の魔法使いにして勇者パーティーの副長、セラ選手が脱落するという異例の事態になっていますっ!』


『ほぼほぼ馬鹿勇者のせいですね、奴さえ居なければ世界は平和だったはずです』


『あ、ちなみに解説は王室擁護派にして勇者嫌悪派のキングスキー先生にお越し頂いています……でっ、その異例中の異例を引き起こした本人、将来の人族№1人物、インテリノ王子殿下率いる聖竜皇チームの1人、本大会最年少でもある聖女メルシー選手! コッソリ覚醒していた聖魔法を駆使して素晴らしい戦いを展開しましたっ!』


『ええ、4発、いえ5発も魔法を当てましたからね、アレが邪悪な馬鹿勇者であればですね、聖なる魔法が横を通過しただけで木っ端微塵、この世から消えていたのではないかと思います、いやはや、馬鹿勇者には死んで欲しかったです、はい』



 勝っても負けても解説員のおっさんだけは確実に殺害してやる、だがそれは今ではなく、試合が終了、即ち俺が隠密行動を解いた後の話だ。


 現状、素早いカレンがもう建物の上に居るリリィの足元へ、そしてミラはその反対側、セラを倒したメルシーの足元近くへと迫っているはず。


 時折ドカンドカンと聞こえてくる音は、おそらくリリィがカレンを狙って瓦礫を投げ付けている音。

 単体でヒットされることはそうそうないはずだが、それでも万が一、2発3発とまとめて喰らえばそこでお終いだ。


 さらにはリリィの攻撃だけでなく、メルシーにも一応の攻撃手段があることを忘れてはいけない。

 威力は低いがセラ程度の紙防御であれば5発でブレイク、一番固いミラでも10発から15発程度で素っ裸にされることであろう。


 そして問題はそれがリリィの攻撃と被ったとき、両サイドから飛び道具で仕掛ける両者の射程に納まってしまった場合、もう負けないためには一旦下がって安全を確保する他ないのだ。


 で、そうなればもうタイムアップまで粘られ、オフェンス側であるこちらの負けが確定してしまう。

 もちろんインテリノの待ち構えるターゲット前へ至るには広場を、つまり『そういう場所』を通過しなくてはならない。


 同時攻撃を受けかねない危険な場所は他にもあると思うが、主にターゲット直前が問題だな。

 そこはリリィとメルシーの射程内にあるだけでなく、最後の砦であるインテリノの剣も待ち構える、つまり3方向から同時に叩かれるということだ。


 こうなってくるとこの戦いの勝利は俺に掛かってきそうだな、だがここでエリナが気付いてしまう、先程からずっと俺が居ない、どこのどの場面にも登場していないということに……



『あの、え~っと、先生、どうもセラ選手がダウン、いえそれよりも前から勇者さん……大勇者様チームのリーダーである異世界勇者その人がどこにも居ないんですが……どういうことなのでしょうか?』


『あぁ、きっと便所にでも隠れてブルッているんですよ、本当に情けないゴミです』


『そうなのでしょうか? まぁ確かにセラ選手を押し退けるような相手ですから、彼の性格からして相当に警戒するはずです。そしていつもの如くズルを考えるのではないでしょうか? 私には隠れているなどとはとても思えませんね』


『フンッ、君はまだまだ分析が足りないね、一度ね、もっと近くで馬鹿勇者を見てみるべきだよ、アレがどんな生物なのか、出来れば半日程度は観察してみた方が良いね』


『……いえ、地味に同居しているんですが……とにかくっ! 異世界勇者の姿が見えないことだけは確かですっ! 本当にどこへ行ってしまったのかっ! 本当にトイレに隠れているのか、ブルっているのか、それとも普通にキバッているのかぁぁぁっ!』



 ちなみにキバッている最中だ、試合は進んでしまうのだが、精巧に造られた建物内の、同じく精巧に造られた便所を見たとき、どうしてもウ○コしなくてはならないという衝動に駆られてしまったのである。


 そして便所の窓から建物を脱出、隣の建物の厨房の窓から侵入して、それも通過して次の建物へ。

 エリナ、というか魔導中継端末には見られていない、残ったミラとカレンが目立つことに期待してこのまま進もう……



 ※※※



 一方こちらはミラ、向かって右側の入り組んだ街並みを縫うようにして進み、どうにかメルシーが居る建物のましたへ到着したのであった。


 その存在はバレているものの、メルシーからはちょうど死角になってしまう位置に隠れているため攻撃は受けない。


 だがここから1歩でも踏み出せば、メルシーだけでなくリリィからの攻撃、そして最後にインテリノを抜かないとターゲットには到達できないという状況。


 チラチラと広場を覗くミラの視界に、反対側を高速移動する小さな狼の尻尾がパッと見える。

 連携すればどうにかなる、リリィはカレンが惹き付け、その間にメルシーの攻撃を回避しながらインテリノを倒す、それが最善の行動と判断した。


 カレンが走り、リリィが反対側を向いた瞬間、意を決したミラが飛び出す……



「インテリノ君! メルシーちゃん! ミラちゃんがそっちに行ったよっ!」


「うん、見えているよっ!」

「攻撃するのじゃっ! ちょっとずるいが背中を撃つのじゃっ!」


「ちょっとリリィちゃんっ! どうして後ろの私がわかったのかしらっ?」


「だってカレンちゃんが走りながらそっち見てたし……」


「ひぃぃぃっ! 私のせいですかっ!? っと、おっとっ!」


「カレンちゃんっ! バレてたのはしょうがないから今は攻撃を避けることだけ考えてっ!」


「わかりましたっ!」



 鋭いリリィ、一体いつからこういう感じになってしまったのか、このまま成長したらどれほど眼光の鋭い、嫌な大人になってしまうのかは計り知れない。


 だが辛うじて、ミラとカレンは王宮前広場風の場所での乱戦に持ち込むことがで来たのである。

 ここでミラが最終目的を達することが出来れば俺達の勝ち、そしてそれが失敗しても俺のお陰で俺達の勝ちだ……



『さぁ~っ、ゲームが大きく動きましたっ! 遂に広場へ出た大勇者様チーム、ミラ選手! 聖竜皇チーム、メルシー選手の聖魔法による光の弾丸攻撃、そして時折余裕があるときに飛んで来るリリィ選手の瓦礫投げ付け攻撃を回避しながら進むっ! もちろんその先には聖竜皇チームリーダー、第一王子のインテリノ選手が待ち構えているっ!』


『素晴らしい戦いになりそうですね、いやはや、馬鹿勇者がこの場に居ないことは非常にラッキーなことでした、奴が来ると場の空気が悪くなりますからね、早く死んだ方が良いということに気付いて欲しいものです、と、ミラ選手がインテリノ選手と接触しますね』


『ここで剣を交えた2人! 攻めるミラ選手は片手剣、守るインテリノ選手は両手剣! だが子ども用であるインテリノ選手の両手剣はミラ選手の片手剣と同じぐらいの大きさだっ! 先生、この戦いは……』


『ふむ、一見ミラ選手が有利なように見えますね、メルシー選手の魔法が発動している以上、インテリノ選手は魔法が使えませんから。ですがそもそも王子殿下……インテリノ選手の魔法自体、あんな練習用の剣に付与したらその場で砕け散るようなシロモノです。むしろここではメルシー選手、そして時々にはなりますがリリィ選手の援護射撃、これによってインテリノ選手が有利に立っていると考えて良いでしょう』


『まさしくその通りっ! ミラ選手、力量では圧倒的に上回っているっ! これはもう間違いありませんっ! 普通に戦えばインテリノ選手が秒で負ける、それはこの忖度しない悪魔、実況のエリナが保証しますっ! ですが2対1、いやリリィ選手の分も考えると2.5対1といったところでしょうかっ? これを考えるとミラ選手非常に苦しいっ!』



 インテリノに対して攻撃を仕掛けるミラ、だがその足元、最後の軸足になろう左を踏み出した瞬間、そこにはメルシーの魔法攻撃が着弾。


 サッと避けた先でも着弾、避けて避けてひたすら避けて、遂に攻撃を当てられる千載一遇のチャンス。

 だがここではカレンとの勝負を繰り広げるリリィが反応、寸でのところでミラの攻撃を中止させる。


 もちろんミラの攻撃も時折だが入る、いや甘く入ると言った方が良いであろう。

 バランスを崩しつつ、どうにかこうにか大振りの一撃を放ち、それはインテリノによって防御される。


 それらはとても相手に被害を出すようなものではなく、インテリノがもう少し大人であれば、もう少し強ければ、その場で相手のチャンスに変化し、カウンター攻撃によって自分が沈んでしまう稚拙なものだ。


 こんな戦い方が通用するのは相対するインテリノの力がまだ完全に子どもだからであるのだが、それでもその辺のガキとはわけが違う、強く、賢く、洗練された最高級のガキなのである。



「クッ、なかなかやりますね、さすがは王子様、頭も良いみたいだし、お姉ちゃんか勇者様辺りと交換して欲しいぐらいよ」


「ミラさん、さすがにそれはちょっと……いえ、ですが私もいずれは勇者殿を超えるような戦士になろうと日々努力していますから」


「王子様、あの背中を追うとろくなことにならないわよ、せめてマリエルちゃんの背中にした方が良いのではなくて?」


「えぇ、姉上はちょっと……言い難くはありますがあまりにも知能が……その……父上に近いというか……」


「あら、わがままな王子様だこと」



 立て直しを図るため、一旦間合いから離れて会話を試みるミラ、もちろんメルシーの攻撃は避けながらだ。

 だがインテリノに近付かない限りはリリィの攻撃対象になることがない、リリィは基本的にカレンの相手で忙しいのである。


 とはいえ先程まで、つまりリリィがミラも意識していた隙に、カレンが広場へ抜けて来なかったということは、カレンの突破とミラとの合流、そしてそのまま2人でインテリノに攻撃、という最高の形への移行を成し得る可能性は極めて低いということ。


 しばらくすればリリィの手元に瓦礫がなくなるか? いや、常に足元を崩し続けているためその瞬間は訪れない、つまり隙が出来るタイミングはないのだ。


 そしてカレンはカレンで自分なりに考え、可能な限りリリィの意識ををミラとインテリノとの戦いから遠ざけるべく、広場とは逆の方向を向かせるようにして走り回っている……



『はいっ! ここで制限時間は半分が経過しましたっ! 一気に動くかに見えた戦いでしたがっ! ここにきてミラ選手が距離を取ったことによって再び膠着状態! いやっ、動いてはいますっ! 常に飛び交う瓦礫と聖魔法、それを回避するカレン選手とミラ選手! だが中央、インテリノ選手が攻撃を受けていないこの時点ではっ! 実質試合全体が止まっていると言っても過言ではないでしょうっ! しかし異世界勇者、チームリーダーはどこへ行ったっ?』


『奴は右側の街並みへ入りましたがね、道にでも迷っているんですよきっと、馬鹿だから。そう、例えば広場エリアなんぞとっくに通り過ぎてですね、会場のどん詰まりである王宮型建造物の後ろ辺りにでも出ているんじゃないでしょうか? もちろん馬鹿だから戻り方もわからず、そこで試合終了、どころか係員にも無視され、干からびてミイラになって、最後はゴミと間違えられてゴミ箱に……と、間違えるも何も最初からゴミでしたねあの馬鹿は』


『はいっ、解説員が開設を放棄して異世界勇者をディスり始めましたっ! こうなるともう止まりませんし、そのディスられている本人の居場所が掴めないのでどうしようもありませんっ! 今のところは膠着している広場での戦いに注目しておきましょうっ!』



 制限時間は残り半分、つまりは30分ということ、それを意識したミラが余計な行動に出てしまう可能性は十分にあった。


 だがそこでグッと堪え、最後のどんでん返しを待ったことは評価に値する、そして時間を気にせずひたすらリリィの攻撃を回避し続けた、本当は派手に戦いたいにも拘らず裏方に徹したカレンもだ。


 そこで一瞬、チラッとだけ上を見た、即ち王宮型建造物の屋上に目をやったミラ、そのふとした動きにインテリノは反応したものの、ミラの目線の先には会場内の所々に設置された時間を知らせるための砂時計があった。


 セーフだ、最後にミラがやらかしたかとも思ったが、偶然そこにあった砂時計の活躍により、ただ時間を気にしているだけ、いやインテリノからは『時間がなくてヤバいと思っている、焦っているミラ』が見えたはず。


 このままいけば勝てると思ったのであろうインテリノ、そしてリリィもメルシーもだ。

 大人はそんなに甘くない、姑息な手段でセラを素っ裸に剥いた分、キッチリとオトシマエを着けさせて頂こう……



『未だに膠着状態が続きますっ! そして時間だけがどんどん経過していくっ! このままなのか、大会3日目の最注目カードはこのままタイムアップという幕引きを迎えるのかっ! それはもう実質大勇者様チームのリーダーであるミラ選手と、聖竜皇チームのリーダー、インテリノ選手の駆け引きによってっ……と、何でしょうか? インテリノ選手の後ろ、即ちターゲットのある建物内に……砂? パラパラと何かが……これは?』


『激しい戦いに建造物が耐え切れなかったのでしょうか? 魔導生中継端末をひとつ中へ入れて確認した方が良さそうですね』


『ええそうしましょう、この白熱した戦いの幕引きがタイムアップどころかターゲット人形の事故死で終わっては敵いませんから、では浮いていた一機を中へ……いやっ! ここで大きく崩落っ! 王宮型建造物、ターゲットの設置された玉座のすぐ横が崩壊しましたぁぁぁっ! 舞い散る砂煙、とんでもない事故が発生してしまいましたっ! ターゲットは……』


『おや? 今ほんの少し何かが動いたような……ターゲットの人体模型に生命が吹き込まれたのですね、きっと』


『え? まさかそのようなことが、え? はっ? 確かに何か居るようですっ! これはまさかっ⁉』



 開設の馬鹿野郎による的外れな見解の垂れ流しもここで終わりだ、ターゲットに命がどうのこうのではなく、動いているのが何なのか、それを真っ先に看破しなくてはならない存在なのに、これだから馬鹿は信用ならない。


 まぁ、この戦いは次の瞬間に集結し、その次はターゲットが移行、即ち今度はこの解説員の馬鹿野郎が折れに殺される番、そのときまでの時間はもうほんの僅かである。


 舞い上がる土埃で視界が悪い中、すぐ横にあることがわかっていたターゲットの存在をうっすらと認めた。


 外で戦うミラでも、もうリリィの攻撃を何度回避したかもわからないカレン、その大活躍の2人を武器を差し置き、ターゲットに武器を突き刺すのは異世界勇者様であり、大勇者様チームのリーダーでもあるこの俺様なのだ。



「喰らえっ! 勝利を決める最後の一撃! 必殺勇者ドリルクラッシュだぁぁぁっ!」



『……⁉ ここで……ここでターゲットが破壊されましたぁぁぁっ! どういうことでしょう? あっ、土埃の中から現れたのは粉々のターゲット、そして勇者ですっ! 姿が見えなかった異世界勇者、実は町中を縫うように通って広場をスルー、王宮型建造物の裏から接近していたようですっ! そして上へ、屋上から破壊して中へ侵入、ターゲットの真横に降り立っていたぁぁぁっ!』


『何だこれはっ⁉ あってはならないっ、馬鹿勇者が活躍するなどあってはならないことだっ! こんなのは無効だっ! 取り消しだっ! 撤回だっ!』



『はいはい、やかましいので黙って……いえ……しかしどうやって物干し竿で天井に穴を……あっとぉぉぉっ! 異世界勇者、いつもの聖棒なる物干し竿では、その代用品ではなく、なんと氷上ワカサギ釣りのゴリゴリするやつ(特大)を武器として持ち込んでいたぁぁぁっ! ひとつだけ武器を隠し持つことが出来る今回のルールを上手く使いましたっ! というわけでこの戦い、大勇者様チームの勝利ですっ!』



 作戦は成功した、観客や実況も含めた全ての人間の意識をミラとインテリノの戦い、そしてカレン、リリィ、メルシーと、とにかくそちらに向けさせる。


 その間に、どうせいつもの如くあまり着目されないこの俺様が、右側の入り組んだ街並みを最後まで抜ける。

 もちろん広場には出ず、そのまま王宮型建造物へも向かわず、完全に会場の外れまで抜け切ったのだ。


 そこからはもう、さらに一層コソコソと接近して行くだけ、幸いにも王宮型建造物の背後には、精巧に造られた王宮南側の庭園が、さらに単なる飾りではあるものの、建造物の上部にも隠れる場所が目白押し。


 その合間を縫って進んだ俺が、最後の最後でようやく辿り着いた建造物の屋上、ターゲットのほぼ真上から、この間武器屋で購入したワカサギ釣りのドリル(特大)を用いて、中へ中へと、既にインテリノをスルーした位置を目指して掘り進んでいたのだ。



「こんな卑怯な手が認められると思うのかっ! 解説員の権限で審査を請求するっ! 審査員はもちろん私1人、つまり馬鹿勇者のあの行動は不正であって勝利は取り消し! 直ちに取り囲んで殺してしまえっ! おい実況悪魔! どうしてこの声を観衆に届けないのだっ! おぃぃぃっ!」


「ほう、誰を取り囲んで殺すって? それで、誰が返り討ちに遭って死ぬって?」


「なっ⁉ ば……馬鹿勇者……いつの間にこんな、待て、少し落ち着いて、まっ……」


「おっさん、俺達が勝ったんだ、当初の約束通り死にやがれ、無理なら手伝ってやらんこともないぞ、ほれ、勇者ドリルクラッシュ!」


「ぎぃぇぇぇっ!」



『殺ったぁぁぁっ! 殺りました異世界勇者! 試合中散々ディスッてきた解説員、キングスキー先生を殺害しましたぁぁぁっ! そしてこれがこの試合の幕引きとなりましたっ! 放送席からは以上ですっ!』



 どうにか勝利することが出来た俺達大勇者様チーム、これで連続の2勝目だ。

 以降も強敵、強チームと当たる可能性は十分にあるし、決勝では確実に当たるのだが、正直この勝利は本当にデカい、というか勝てて、威厳を保つことが出来て良かった……

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