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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第二章 王都到達
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⑤冒険者と勇者の違いを教えてください

前回の勇者「奴隷と拠点を手に入れた。」

目が覚める。おはよう、異世界生活3日目の朝。初めてちゃんとしたベッドで目覚めた朝。


うん、暖かい。いや、これは俺だけの体温ではないような気がするのだが…

右手で探るともっふもふ!左手で探るとぷりっぷり!

カレンの尻尾とルビアのお尻であった。


昨晩はカレンの尻尾を乾燥させる作業の途中で寝落ちしてしまったのだ。

で、どうしてこうなった?

カレンは俺の横に座らせていたのだからわからないでもない。だが最後の記憶では、ルビアは椅子で髪を乾かしていたはずだ。

今は横で寝ている。しかも全裸ですか。


寝ている2人をたたき起こす(物理)。


「わふっ!」「あう…もっとぉ」


一方は叩かれたことに対する反応が通常と異なる気がしなくもないが、とりあえず服を着なさい。


「カレン、ルビア、朝です!おはよう!」


「おはよふほ…ふぁ~っ、ざいま~す。」


「もっと…ん?あ、おはようごさいますご主人様。」


ルビアに服を着せ、とりあえず事情聴取をする。

昨晩、俺が寝落ちしてしまい、起こすわけにもいかないと考えた2人はセラにどうすれば良いかを聞きに行ったという。

そして、一緒に戻ってきたセラの指示で、俺の両隣に潜り込んだという。ルビアが全裸で寝ることもセラが許可したらしい。

なんだ、大体アイツの仕業か…後でシバき倒しておこう。


しかし俺はリリィを除く5人のメンバーがいるこの屋敷で一番最初に寝てしまったのか、情けない。

と、同時に不安にもなる。あの部屋にペンとインクがあったことは確認済みだ。セラとミラもそれを知っている。

大変貴重だという、この屋敷に1枚しかない鏡に向かい、額に『肉』の記載がないことを確認する。安心した。最初に寝た奴は何をされても文句は言えないのである。



※※※



ミラが昨日の残り物を調理し、朝食とした。それが終わった頃に、ようやくリリィがのそのそと動き出す。体温が上がってきたようだ。しかし今はいいが、この子は寒い冬になったらどうするのだろう?しばらく冬眠するとか言い出さないことを祈る。


「ということで、まずは着替えて冒険者ギルドとやらに行こう!」


セラとミラは一旦自室に戻り、俺たちも着替え出す。カレンはベッドの影でこそこそと、ルビアはわざわざ俺から見える位置で着替え出した。

俺は…俺の腹には『大魔導師セラ参上!』と書かれていた。

くそっ!着替えないとわからないタイプか!

いきなり変化球とは恐れ入る。

お強い大魔導師様には単騎で魔王の城に突撃していただくこととしよう。


着替え終わったら庭に集合する。出発だ。チョウチョを追いかけていったカレンを呼び戻す。

そうだ、今日はリリィに騎乗する練習もしなくてはならない。


「リリィ、とりあえずまだ飛ばなくて良いから、ゆっくり歩いてくれ!」


『はい、落ちないでくださいね。』


さすがに飛ぶのは怖い。いや、怖くなかったとしても町の中でそれはまずい。今日は歩くだけ、ということにした。慣れてきたら町の外で走ったり、最終的には自由に飛びまわれるようになりたい。


セラとミラの案内で、そんなに遠くないという冒険者ギルドへと向かう。本館は七丁目の中にあるそうだ。ちなみに反対側の三丁目には別館があるらしい。王都は広いからな…


道中、カレンが早く魔物と戦いたいと言い出した。

午後まで我慢しなさい。

リリィが串焼肉を店ごと食べたいと言い出した。

却下します。

ルビアが尻を叩いて欲しいと言い出した。

本当に何なんだお前は。


15分程で目的地に着く。ピカピカのデカい建物に『王都冒険者ギルド会館・本館』と書かれている。結構儲かっているようだ。


中に入る。冒険者と思しき人物が30人ほど居り、その一部はまだ朝だというのに酒盛りをしている。甲斐性なしの見本として資料館に展示したい。


奥にはカウンターが2つ、片方は受付、もう片方は食事と酒の注文に使うようだ。受付の方に向かう。


「あ、セラさん!おめでとうございます。異世界勇者様を生け捕りにしたそうですね!」


受付の女性がセラに声を掛ける。おっぱいが大きい。乳魔獣と呼ぶことにしよう。

どうやら生存している俺をセラとミラが発見したことは、既に王都の冒険者達の知るところになっているらしい。生け捕りにされたわけではないのだが。

そして当然セラが受け取ることになる『金一封』についても皆知っている。

というか金一封なら昨日国王が直接渡すべきだったのでは?


朝から酔っ払っている集団は、『セラ一杯奢れ!』と書かれた横断幕を掲げている。昨日のうちに用意したのだろうか?図々しいクズどもだ。


そんな連中は放っておいて、まずは俺達の冒険者登録だ。

いや、待てよ?俺は異世界から来た勇者で、皆はその勇者のパーティーメンバーだ。

既に国から請われて魔王討伐業務を請け負っているのである。

ここからさらに冒険者として登録する必要があるのだろうか?受付のお姉さんに聞いてみよう。


「あの…すみません、当方異世界勇者なのですが…そういった立場であっても冒険者として登録することが可能なのでしょうか?」


「ハイ!可能です。そもそも勇者と冒険者はその目的が異なりますから、そのどちらの立場を取ることも可能です。」

「勇者は魔王討伐を主目的に活動をする者であり、その成果物は魔王および魔族の首、または身柄のみとなります。それ以外の功績で公にその力を認められることはありません。」

「一方、冒険者は採集・魔物の討伐・盗賊の殲滅などを請負い、その活動の目的としては日銭を稼ぐこと、戦士として名を挙げることなど様々です。」

「そしてその活動実績に応じて、国ではなく冒険者ギルドから評価され、相応の地位を獲得することになります。」


へぇ~…よくわからん。


「もちろん、矮小な低ランク冒険者の中には魔王だとか上級魔族がどうのこうのとほざいている連中も居ります。ですがそういった輩は基本的に冒険者登録から1年も持たずに墓場の方にお引越ししていますね。」


「あ、そうですか…とりあえず勇者でも冒険者として登録できるってことですよね。」


「ハイ、承っております!」


「じゃあ今日は4人登録したいんですけれど…えっと、人じゃなくても大丈夫ですか?ドラゴンなんですが?」


「ハイッ!登録手数料さえお納めいただければ空き缶や吸殻でも構いません。」


「それでしたら今回は4人分の登録をお願いします。」


「承りました…おぉきゃぁくさまごぉ注文はいりやぁぁっす!ぼぉぉけぇんしゃよぉんん!」


『あぁ~りがとぉうございま~す!』


冒険者ギルドは店員がやかましいタイプのラーメン屋だった。

登録料は一人当たり鉄貨1枚とのことだったので、昨日リリィのバイト代として頂いた銅貨を渡し、お釣りをもらう。

こんなので儲かっているのだろうか?いや、おそらくクエストの報酬とかでたんまり中抜きしているのであろう。国からの補助金とか、そのあたりも怪しい…


「あのぉ…登録に際してまず冒険者の制度について説明していただきたいのですが…特に冒険者のランクとか…」


説明を聞く、どうやら冒険者のランクはアルファベット順にEランクから始まるらしい。ただ、登録初期はランク外とのこと。その区分は…


 下層

  ・見習い

  ・三下

  ・半人前

  ・Eランク

  ・Dランク

  ・Cランク

 上層


と、一般的にはここまでらしい。ちなみにセラはEランク、ミラは半人前だそうだ。大先輩である。


「Cランクで特に功績を認められた者はBランク、そこからさらにAランク。」

「そしてAランクなんかよりもさらにさらに活躍し、最強クラスと認められた冒険者に対しては『Sランク』または『Mランク』の称号が与えられます!」


Sランクまではまだわかる。Mランク冒険者の意味がわからない…


「現在、王都にもお一人Mランク冒険者の方が居られます、王都、というか国内で一人だけなのですが…」

「MランクになるためにはドMでなくてはなりません。力の強い冒険者は往々にして気も強いですから…その中でドMというのはかなり希少な存在なんです。」


もうこの説明に価値があるとは思えない。

あ、壁に現役Mランク冒険者の肖像画がある。筋肉ムキムキのおっさんだ。しかもドMらしい、気持ち悪い。

他にも、現役を含めた歴代Sランク・Mランク冒険者の肖像画が飾られている。背景以外の大半の描写が筋肉だ。気持ち悪い。


「ご主人様!私もMランク冒険者を目指したいです!」


ルビアがそう宣言する。気持ちわ…いや、超可愛いなこの子…


ちなみに冒険者は、Bランクでは100人力、Aランクは一騎当千、Sランク・Mランクともなると一人で勝手に戦争できるぐらい強いらしい。


俺・リリィ・カレン・ルビアの4人は『見習い』の冒険者としてギルドに登録することとなった。

俺は代表として、受付のお姉さんから紙のようなものを4枚受け取る。


「全員この紙に魔力をこめてください。その方のステータスやギルドランク、適切な称号が記載されます。」

「そのカードはご自身でお持ちください。なお、何をしても自動で書き換わるわけではないので、月1回を目途にここで更新してください。」

「あと、最初は馬鹿にしたような称号ですが、活動を重ねると徐々にまともなものに変化していきますよ!」


紙に魔力をこめてみる。俺の称号は『棒人間』。カレンは『バカ犬』、ルビアは『癒しの豚』であった。

外で待機していたリリィにもやらせてみる。リリィは冒険者の中でも選び抜かれた怖いもの知らずであろう連中にベタベタ触られていた。迷惑そうだ。逆鱗に触れるのだけはやめて欲しい。

リリィは『下等生物』の称号を得た。人間より遥かに上等だと思うのだがね…


「ちなみに、半人前以下の冒険者につきましては、1ヶ月以上何ら活動をしなかった場合のペナルティがあります。え~と、あったあった、こちらの許可が下りるまでこれをつけて活動していただきます。」


なにやらビブスのようなものを取り出す受付嬢、ビブスには『穀潰し』と書かれている。怠け者には厳しい組織のようだ。


その後、姉妹が俺を発見したことに対する金一封の受け渡し、それから魔物のコアなどの換金を行った。

ちょっと臭くなりつつあったドラゴンライダーの首級と、ようやくオサラバすることができたのである。


賞金である金貨を貰ってはしゃぐセラとミラ、俺を見つけたというだけで日本円に換算すると10万円相当の金銭を受領したのである。嬉しいに決まっている。

それ以外に受け取った硬貨は…数えるのが面倒だ。

とりあえず袋ごと受け取ってミラに預ける。パーティーの共有財産としよう。ちなみに、ミラに預けた理由はこの中で一番真っ当な人物であるためだ。セラに預けるのは不安だからな、そしておそらくだがカレンは詐欺とかに遭い易そうだ。ルビアはわざと失くしてお仕置きを要求してくる可能性がある。

リリィ?論外です。


最後に、初回登録記念として粗品が渡される。

有名冒険者の肖像画と、ギルドに登録されているステータスが記載されたトレーディングカードみたいなものだった。

…後でゴミ箱にしまっておこう。


金が手に入ったため、食堂の方のカウンターに行く。もっとも朝飯を食べたばかりだ。目的は携帯食の方である。そういったものもそちらのカウンターで扱っているらしい。


もう一つのカウンターに行く途中、壁に掲げられたクエストボードが気になった。

クエストを受けて報酬を貰うのも良いかな?と思ったが、ろくなものが無かった。

『庭の掃除をしてくれ』とか『一発芸を披露して欲しい』など、戦闘とは一切関係ないものばかりだ。

『介護職員募集』なんてのもあったが、ここの連中にその才能は無いと思うぞ…


カウンターで銀貨2枚分の干し肉みたいな食べ物を受け取る。結構な量だが何の肉だろうか?ビーフジャーキーみたいな何かだ。

まあいい、早めに森に向かってこれを今日の昼食に…おいこらカレンさん!今食べてはいけませんよ!


仕方ないので1枚だけ与え、残りを没収する。食べている姿は実に可愛いらしいが、そうも言ってはいられない。カレンに食べ物を預けることはできないようだ…


外にいたリリィを回収し、俺たちは冒険者ギルドを後にする。この後は、そのまま王都近くの森に向かうつもりだ。さぁ、新たな冒険の始まりだ!



※※※



森で最初に出会ったのは、牙ウサギとかいう魔物であった。

カレンが嬉々として飛び出す。速い!ミラよりも速い!どうなってんだコイツは。

遅れてミラも参戦。ミラは相手の攻撃を盾で受けるのに対し、カレンは回避することによって被ダメージを防止しているらしい。


セラはいつでも魔法を撃てる状態で待機。俺とリリィは手を出さない。聖棒の一撃やリリィのブレスでは一瞬で戦闘が終わってしまう。今は全員が戦い、強くなることが重要だ。


…さて、問題はずっとオロオロしているルビアである。回復魔法の準備もしていない。カレンが牙ウサギに噛み付かれて出血しているというのに、何もしない。いや、できないのである。指示が無いと行動できないタイプのようだ。


どうしようかと考えていると、牙ウサギがひっくり返った。ミラとカレンが倒したのである。セラは魔法を収める。戻ってくる2人。


「おいルビアっ!カレンを治療してやれ。」


「は…ハイッ!」


凄い!みるみる傷が消えていく。5秒ほどで完全に治ってしまった。

だがその凄い魔法を使う本人が使えないのでは仕方がない。無能な豚と呼んでやりたいところだが、喜びそうなのでやめておく。


その後も色々な魔物たちと戦闘を続けたが、この森には脅威となるほどの強さの敵は居ないようだ。

途中、ちょっと強めのオークが5体まとめて出現したときにはさすがにリリィが前に出たが、基本的には大丈夫な様である。

そしてやはりルビアは動きが悪い…今度シルビアさんに使い方を説明していただこう。



※※※



どのぐらい戦っただろうか?回収した魔物のコアや素材なんかはリリィが運んでいるが、これがかなりの量になってきた。

この分だと帰りは俺が乗るスペースがなさそうだ。歩きたくない…さりげなく狩りのペースを落とす方向に持っていきたい。

そうだ、食事を取るのも忘れていたし、一旦休憩にしよう。


「おいセラ、そろそろ休憩にしないか?」


「そうねぇ、結構疲れてきたしそうしましょう。場所は…とりあえずこの前の泉まで行くべきだわ。かなり近いわよ。」


ここは俺が異世界に来た最初の日に野営した場所のすぐ近くのようだ。ホントだ、すぐに着いた。周りは全部同じにしか見えないのだが、セラはどうして位置が把握できるんだろう?野生の勘とかだろうか?それとも逆に俺が馬鹿なのだろうか?


みんなで円になって座り、先程購入した干し肉を齧る。なんともいえない味わいだ。

肉々しい肉の味が凝縮されて、より一層肉々しい肉となっている。噛めば噛むほど肉々しい。

カレンとリリィは美味しいと喜んでいるようだが、この2人は何でも良いのだろう。

ついでに、セラとミラが元から持っていた同じ干し肉を新しいものと交換してやる。賞味期限があるのかはわからないが、できれば古いものから消費した方が良い。


食後は休憩、ただし戦闘で動きが悪かったルビアに関しては罰として石抱き責めにしている。というか拷問セットは誰が持ってきたのだろう?

セラとミラはお茶している。ティーセットは誰がどこから持ってきたのだろう?お湯はどうしたのだろう?

リリィは泉で60cm程のブラックバスを捕まえたようだ。ビッグフィッシュ賞である。重さも長さも測らず丸呑みにしてしまったが…というか何故ブラックバスが居るのだろう?誰が違法放流したのだろう?


膝の上に腹這いにさせたカレンの尻尾をもふもふしながら、沸いてくる多くの疑問に答えられないでいる俺。

今日はここでUターンして王都に戻ることにしよう。


帰りも戦闘と、ついでに美味しく食べられる野草やキノコを採集した。タダで採れるのに購入するのはもったいない。このわずかな節約こそが魔王討伐への第一歩なのである。

そして結局リリィの背中は荷物で一杯になり、俺は歩かされた。悔しい。


城門に着く頃には既に夕方になっていた。早く帰って夕食にしたい。

門兵はなんだか数が少なかった。聞くと、国王が脱走してしまったらしい。

今は居酒屋とエッチな店を中心に捜索が進められており、そちらに駆り出されている者が多いそうだ。

全くどうしようもないクズである。


町に入り、まずは素材やコアを換金するためにギルドへと向かう。

途中、べろべろになった駄王が兵士に抱えられていた。ようやく捕獲されたようだ。ツケを払いに着ただけだと言い訳していたが、その状態で誰が信じるというのであろう。

そして俺が居るのに気がつくと『おぉゆうしゃよ、しんでしまうとは…』などと訳のわからないことを口走っていた。泥酔状態である。

しかもお忍びとかではなく、余裕で王冠被ったまま大衆居酒屋で飲んでいたようだ。もちろんパンツ一丁で。信じられない奴だ。


ギルドに寄った後は、買い物をして帰宅する。もちろん今日も肉だ。

というか、このペタン王国は内陸に位置しているらしく、魚はほとんど売っていない。

川魚は時々見かけるが、お値段の方が明らかに高い。

しかもどうせ川魚を食べるなら屋敷の庭で炭焼きにしたい。肉もそうだが…

食事については今後の重要な検討課題となりそうだ。


食後は風呂に入ってさっさと寝る。

カレンとルビアは当たり前のようにベッドに侵入してくる。遠慮というものは無いようだ。

完全に布団に入ったところで、ルビアはゴソゴソとし、今まで着ていた寝巻きを床に捨てる。またしても全裸ということだ。

まぁ、こちらとしては一向に構いませんがね!


明日は朝から森で修行だ。ルビアもちゃんと使えるように調教しなくてはならない。

早起きを誓い、カレンの尻尾をもふもふした後、寝た…

今回の勇者「冒険者に登録した。」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 文章もわりと読みやすく、 ライトな感じでストレス無く読めるのが良いと思いました。 クスリときてしまう所があり、 作者の笑いのセンスを感じました。 [気になる点] 主人公は、もう少し突き抜け…
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