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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第九章 才能開花
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594 スカーレット

「おいっ、何だかわからんがとにかく正体不明の物体が出現したぞっ」


「どこよ? ひょっとして空に新たなバケモノが召喚されたとか?」


「違うっ、祠の中だっ!」


「本当ね、ちょっと青い結晶が……ってコレあのおっさんが探している、何だっけ……あ、コバルトブルーっていう毒の宝石じゃないの?」


「……確かにそうみたいだな、だがどうしてケツアゴの首の代わりにこんなモノが?」


「わからないわ、でもこの宝石……なのか単なる無価値な鉱石なのかはわからないけど、これを産出する洞窟の近くにこの祠があるわけでしょ、何か関係があるのかも知れないわ」



 ケツァゴルコアトルスの首を捧げた祭壇、それが消えた後もしばらく儀式を続けていたところ、なんとこの地に滞在し続けている目的である青い結晶、コバルトブルーと呼ばれるものの結晶が出現したのであった。


 どうしてそれが出てきたのかはわからない、封印と何か関係がある? 単に封印の副産物なのか? はたまたこの地の名産であるこの鉱石は、強大な力を持つ異形を封印した者へのボーナスなのか?


 ……と、そのまま続いていた儀式に反応してか、祭壇には次なる鉱石が出現、最初のものと合わせて2つとなった。


 もしかするとこれは儀式で捧げた価値の、つまり今太鼓の撥で打ち据えられている生贄代わりの2人の尻が、ケツアゴを封印してなお余りあるパワーを祭壇に捧げたため、その見返りとしてこの鉱石が払い出されている、そういうことである可能性があるようなないような……



「あらっ、3つ目が出てきたわよっ!」


「おう、これなら洞窟探索なんかしなくても良さそうだな、ここでマーサとジェシカをブッ叩いていればお目当てのコイツが手に入るんだ、ちなみに2人共、尻の方はまだ耐えられそうか?」


「あうっ、平気よっ、もっとハードにしてくれてもいいぐらいだわっ!」

「……私は少し限界が近い……というかもう許してくれぇぇぇっ!」



 まだまだ余裕のあるマーサと限界に近いジェシカ、この場にルビアが居れば、2人を回復させてお仕置き……ではなく儀式を続行するところなのだが、今から呼びに戻るのは非常に面倒だ。


 ということでもう半泣き状態のジェシカをどうにかしないとならない、望み通り許してやるか、それとも……押さえ付けて無理矢理尻を突き出させるかだ……



「ジェシカ、すまんがもうちょっとだけ我慢出来ないか? というかそもそも悪いことをしたのは自分なんだからな、我慢しろ」


「いでっ、きゃっ、あと、あとどのぐらいだっ?」


「う~む、まぁ1時間ってとこかな」


「ひぃぃぃっ! 無理、無理だっ! どうかお許しをっ!」


「いやジェシカ、申し訳ないが押さえ込ませて貰うぞっ」


「イヤァァァッ! ひぎぃぃぃっ!」



 マーサの方は精霊様に任せ」、俺はジェシカをガシッと抱え込んで儀式を続ける。

 4つ、5つと例の青い結晶が姿を現したところで、精霊様からそろそろこれで十分であろうというアイコンタクトが入った。


 そこで儀式終了、払い出された5つの青い結晶を慎重に取り出し、祠の扉を閉じたうえで封印を施す。

 これで二度とあの禍々しいバケモノがこの世に姿を現すことはなくなった、あとは祭壇が長い年月を経て祠ごと朽ち果て、忘れ去られるのを待つのみだ。



「ほらジェシカ、立てるか?」


「うぐっ……すまなかった主殿、どうやら情けない姿を晒してしまったようだな、主殿如きの弱い仕置きであんな無様な声を上げる嵌めになるとは」


「それだけの減らず口が叩ければ十分だな、おんぶはしてやらんから、帰りも自分で歩けよ」


「そんなっ、申し訳ございませんでしたっ! どうか帰り道は背負って帰って下さいっ、な、良いだろう主殿?」


「仕方ないな、今回だけ特別だかんな、あとマーサは……平気そうだな……」



 ヨレヨレになったジェシカを引き起こして背負い、マーサの状態を確認する。

 もう自力で起き上がって精霊様にスリスリしているではないか、防御力が高く、全然平気なようだ。


 ということでマーサは自分で歩かせ、危険で猛毒だという触れ込みの青い結晶、コバルトブルーは精霊様がズタ袋に入れて持ち帰った。


 森を抜けて皆の下へ戻ると、予想外の戦利品に目を輝かせた技術者が小躍りし、ついでに再び薄暗い洞窟へ突入する必要のなくなったエリナとΩ3人娘はホッと胸を撫で下ろす。


 もう少しで夕食の時間か、そして温泉の方は一応、完全に丸く地面が掘られ、そこに湯が溜まっている程度のものではあるが、完成といえば完成、そして衝立で男湯と女湯、それから勇者パーティー湯と、3つに分けてあるのが非常にGoodな点である。



「おっと、ちょうどデュラハン軍団も戻って来たようだな、じゃあ食事の前にひとっ風呂としよう、余興は……『ハリボテーΩ大武闘会』としよう、奴等にデスマッチをさせるんだ」


「それは良いわね、このゴミ共はちょうど用済みになったところだし、『ホンモノのハリボテ』の2体をシード選手にして、それ以外から始めさせましょ」


『待つのだっ、温泉を発見し、それをここまで掘った我々にはもう、放免されて自由に生きる権利があるはずだっ!』

『そうだぞっ! 我々が居なければここに温泉が掘られるなどということはなかった、貴様等はこれを、旅の帰りにも使うのであろう、その際、この温泉発見の立役者が既にこの余に居ない、しかも貴様等に殺されてというのはおかしなことだと思わないか?』


「いや、全然おかしくないし、お前達のようなポンコツには『自由に生きる権利』なんぞ与えられるはずもない、悔しかったら来世……なんてモノが魔導兵器にあるのかは知らんが、次は『可愛い女の子型』に転生することだな、とにかく今世は諦めろこのゴミポンコツスクラップ共が」


「キャハハッ、もうっ、木材とコンビニに売っている素材だけで造ったハリボテに、来世なんてモノがあるわけないじゃないの、こいつらが帰るのは無よ、無から出でて、最後はまた無に帰るの、その際に痛みと恐怖を感じるように設定したのは私の功績ね」


『ひぎぃぃぃっ! くっ、悔しいっ! これは祟りを起こすしかあるまい』

『呪ってやる呪ってやる呪ってやる呪ってやる呪ってやるっ!』



 無に帰るということが理解出来ない程度には馬鹿なのか、祟りだの呪いだの、全損した後にそんなことが出来るはずがないという異に気付かないらしい。


 まぁ、それが出来ると思い込み、こちらの指示に従って楽しい余興をしてくれるというのであればそれで構わない。

 とにかくこのハリボテーΩ共を並ばせ、俺達は風呂に入る準備をしよう……



 ※※※



「ふぃ~っ、これはなかなか良い湯加減に調整してあるものだな」


「ええご主人様、私がずっと張り付いて監修していましたから、温泉の機能的な部分はもう抜かりありません」


「うむ、誠にファインプレーであったぞ」



 遠征に出てからどれほどの月日が流れたであろうか、温泉など本当に久しぶりに浸かるのだがやはり広くて落ち着く王都の屋敷か、西方拠点のハウス隣接温泉に入りたいとは思う。


 まぁ、それももうすぐ、あとは主敵であるブルーとやらの息の根を止めるだけで好きな所で好きなものを食べ、好きな温泉に入るという、俺達にはほとんどない休暇が手に入るのだ。


 しかしここの温泉はどのような効能があるのか、技術者曰く普通の温泉と変わらないとのことだが、とにかくその普通の温泉というのが何なのか、食事の際に……



『アァァァッ! そういうことかぁぁぁっ!』



 ……食事の際に質問してみようと思った技術者の叫び声、何やら気付いてしまったような感じなのだが、周りで風呂に入っている連中にとっては迷惑千万、直ちに死んで欲しいことであろう。


 で、風呂に入っているという様子ではなく、ひたすらに何か水質検査めいたことをしていたらしい技術者が……当たり前のように俺達の入る『勇者パーティー湯』の方へ走って来たではないか。



「皆さんっ! これは本当に大発見ですよっ! コパーさんの髪色が燃えるよう真紅に変化した理由が判明したのですっ!」


「わかった、わかったから風呂を覗くんじゃないっ! 出来れば衝立の向こうから話をしてくれ、そしてそれがイヤなら殺すっ!」


「ふ~む、いつも思っているのですが、やはり相手の姿が見えないのは話をし辛い、しかしそうしないと殺されてしまうというのですね、ふむふむ、それを天秤にかけると……」


「いや普通に命の方を取れよなっ!」



 本当にわけのわからない技術者であるが、とにかく説得して衝立の向こう側に……女湯の方へ行きやがった、部下の女性2人が洗い桶や石鹸を投げ、魔導ミサイルを発射して追い払う音が聞こえる。


 しばらくすると反対側の衝立から、ボロボロ担ったと思しき技術者の声、死ぬ寸前だ、ルビアに回復魔法を使わせ、衝立越しではあるものの一定の効果を得て技術者は一命を取り留めたのであった……



「それで、何がわかったってんだ? コパーに関することだったか? 本当にそれで正解、確実な話なんだろうな?」


『ええ、この予測の的中率は99.999%です、既に帰無仮説などブリッブリに棄却した、真実と呼んで差し支えないものですから』


「ほう、で、そのコパーの髪色がこんなになってしまった理由とは?」


『ヒントはこの温泉でしたっ! わかってしまったのですっ! この温泉に含まれる成分、そしてコパーさんの髪に含有された、限界まで熱せられた銅の成分、それが反応してそのような色となったのですっ!』


「……つまりこの髪の色は『緋銅』、そういうことだな?」


『その通りっ! 大変珍しいことに理解が早いですねっ! 少しは知能の方がマシになりましたかっ!』


「いやブチ殺すぞマジで」



 ファイアブレスとそれに伴う有毒ガスの爆発によって、限界まで熱せられたコパーの銅を含んだ髪の毛。

 それに温泉、おそらく成分はホウ砂なのであろうが、それをジャストタイミングでブッ掛けしたことにより、コパーの髪は見事に緋銅となったのだ。


 技術者はここまで熱せられたこと、そして洞窟の中の毒の成分だけに着目して調査を続けていたのだが、意外なところにその原因となるものがあったということ。


 もちろんタイミングが合わなければ上手くいかなかったわけだし、この変化は非常に貴重なものであるといえよう……



「それで、この変化によってコパーに何が起こったんだ? 本人は力が漲るようなことを言っていたが、とても戦闘能力が向上したようには見えないんだが?」


『おそらくは全体的な処理能力が上がっているはずです、魔力やその他の力の流れを制御するための処理能力が、そしてこれはとても素晴らしいことなのですよっ!』


「何が素晴らしいんだ? 別に強くなったわけじゃないのに、頭でも良くなったってのか?」


『いえっ! 私が研究しているもうひとつのΩ関連事項、そうっ! コバルトブルー回路が完成した暁にはっ! それをそのままコパーさんに、そうっ! 今のコパーさんであればそれを受け入れ、直ちに運用することが出来るのですっ!』


「なんとっ! じゃあこの髪色の変化ってのは……」


『その通りっ! 全てのΩを支配下に置く最強のΩ、その前段階、リーチ……というほどではありませんがおそらくは一向聴ぐらいの位置にある、現時点で最強に最も近いΩなのですっ!』



 予想外の事態に最も困惑しているのはコパー自身である、何やら髪の色が変わっただけ、それで少し力が漲るような感覚を得たというだけ。


 それなのに最強のΩの2歩手前ぐらいまで来ていると言われれば、それはもうわけがわからないということ以外には何も感じないはずだ。


 湯船に映り込む自分の髪色を必死で確認しようとしているコパーにはまだ自分の姿がどのようなものなのかはっきりとはわかっていない。


 だがこの色はもうコパーと呼ぶには少々アレだ、本来であれば『スカーレットΩ』とお呼びして差し上げなくてはならないものである。


 まぁ、突然名前が変わると本人も困ってしまうはずだし、これからも呼称は『コパー』で、そしてその実態を、現時点で最も頂点に近い、『スカーレットΩ』であるとこちらで認識しておけば良いのだ。



「う~ん、何だかわかりませんが私は超強化されたのですね? しがないメイドさんから指揮官クラスにランクアップしたんですね」


「おう、だがまだその状態で戦闘能力を有しているわけじゃないからな、これからも実戦の際には後ろへ入って身を隠せ、そして余裕があれば敵のΩを操ることにもチャレンジしてみるんだ」


「わかりましたっ、あと引き続きメイドとしてもお使い下さい」


「大将がメイドまでやるのかΩってのは……」


「でもアレね、ここでコパーちゃんが強化されたってことは、ここからの対Ω戦はもう少し楽になりそうね」


「そうだな、今の段階では敵軍団を全部コントロール出来ないにせよ、少なくとも一部を操って同士討ちさせることぐらいは可能なはずだ、あ、それにはあのプラグインが必要なのかな? 尻からインストールするやつ」


「それは不要なはずよ、私の目から見ても何となくだけどコパーちゃんの『Ω格』が上がったような気がしなくもないわ、何もインストールしていない現時点であとの2人よりも格上になっているはず」


「ということはプラグインなしで指揮能力を発動出来るのか……うむ、そうなるとプラグインの挿入口には……」


「あの、可能であれば何も捻じ込まないでくれると助かるんですが……」



 湯船の中で尻を押さえて警戒するコパーをからかうのはそのぐらいにしてやり、一旦その話を終える。

 この次はコパーの更なる強化、コバルトブルー回路をどう創り上げ、そしてそれをどうやって取り込ませるのかという研究が必要だ。


 幸いにも俺と精霊様……ではなくマーサとジェシカの活躍により、祭壇から現れた5つの青い結晶が手元にある状態。

 そしてそれの純度は非常に高く、すぐにでもコバルトブルー回路、どころかその他諸々の魔導兵器の作成に使えるシロモノなのだという。


 これだけの量があれば目的の品を完成させることが出来るはずだと意気込む技術者、そしてどうやらこの鉱石が、あのケツアゴの封印に当たった古の戦士達の残骸であるということも、技術者の知っていた伝承から明らかになった。


 つまり、古の戦士達というのはついこの間コンビニへ客として訪れたゴツゴツ魔族、その先祖の者であった可能性が非常に高い。


 でなければ普通の人族や魔族にとっては有毒であるというこの結晶を、敗北して死亡した際の残骸として遺すようなことはあり得ないのだから……



「……と、良く考えたらアレだな、この結晶1つがゴツゴツ魔族の戦士1人分だとして、全部でいくつがあの祭壇の中に収納されているんだ?」


「あ、その伝承なら私も知っているわよ、最凶の異形、ケツァゴルコアトルスを封印するのには、最後の1人も合わせて15人が犠牲になったとか何とかって、それは昔読んだ絵本にも書いてあったわ」


「お姉ちゃん、どうしてそんな昔のことを覚えているのかしら?」


「ミラ、セラはミラと違ってその後勉強らしいことは全くしなかったんだ、だから記憶が刷新されていなくてろぺぽっ!」


「イチイチうるさいっ!」


「す、すびばせむでぴた……ほげっ!」



 セラの新関節技である『二十六文字固め』を湯船の中で喰らい、脚の形が『26』になってしまった俺。

 当然骨はバッキバキである、これのどこが関節技なのであろうか、普通にへし折ってあらぬ方向に曲げているだけではないか。


 で、冗談はさておき、今のセラの話が、というかセラの知っている絵本に書いてあったという伝承が本当だとすれば、即ちあの祠の祭壇の中にはまだ10個のコバルトブルー結晶が封入されているということになる。


 もっとも、今あるものも含めてそれは故人の遺品なわけであり、それを容易く持ち去り、勝手な研究に用いるのは普通に考えてアウトだ、それこそ祟りがあってもおかしくない。


 だが俺達は世界を守る勇者パーティー、この世に平和をもたらすためであれば、誰かの家や城へ勝手に侵入し樽や壷を破壊してその中身を、挙句宝物庫に忍び込み、鍵の掛かった宝箱を開封してその中の最凶アイテムをゲットしても許される身分。


 つまり俺達が祠の祭壇からこの結晶を持ち去ることに関しては、世界的にも、そしてそれを管理している女神的にも正当だと判断されることであり、当然散っていった古のゴツゴツ戦士達も文句は言わないはずだ。



「よし、じゃあ明日はあの祭壇をもう一度ご開帳だ、儀式をやって残り10個のコバルトブルーを手に入れるぞ」


「そうね、おそらく『最後のひとつ』がそのケツアゴと相討ちになったっていう戦士のものだろうし、明日はちょっと気合入れて頑張りましょ、ジェシカちゃんもね」


「うぅぅっ、またあのような目に遭うのか……いや、だが少し嬉しくなってきたぞ、明日が待ち遠しいような……」


「どんだけ変態ドMなんだよお前は……まぁ良いや、とにかく明日は1日掛けて儀式、それで夕方から移動だ、マリエル、そんな感じでいきたいと他の連中にも伝えてやってくれ」


「わかりました、では行って参ります」


「ちょっ、体を拭いて服を着てからにしろっ!」



 翌日、朝から森へ入った俺達は、およそ3時間程度を要して残りの結晶、ピッタリ伝承通りに10個を獲得し、野営している洞窟前へと戻る。


 最後に出てきた結晶がやはり古の最強戦士のものであったらしく、それを見た技術者が『純度100%だっ!』などと大喜びしていたが、正直言って普通のものとの違いは俺にはわからなかった。


 そのまま早めの夕食を済ませ、明るいうちに馬車で出発、さらに東を目指す。

 敵の本拠地まではもうすぐだ、それまでの移動中に技術者の研究がどれほど身を結ぶのか、それが俺達の勝利の鍵となるはず。


 コパーの超強化さえ完了すれば、Ωの大群など『歩』の固まりも同じ、支配し、逆にこちらの駒として利用してやるのだ……

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