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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第七章 大小様々
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574 臨時の参加者

「はい、皆様グラスの方はお持ちですね、それでは乾杯と参りましょう、乾杯!」


『うぇ~いっ!』



 あたりが真っ暗になり、月明かりと篝火が照らすハーピーの集落にて、処刑イベント兼対Ω祝勝会兼神隠し事件解決記念兼散っていった王国兵の追悼式典兼……と、とにかく様々な意義を有する食事会兼飲み会がスタートした。


 まずは長である高齢ハーピーが何やら本当に良かった的なことを話し、次いでオンステージしたのは神隠しに遭っていたハーピー達、もちろんピノーも、それからギャルハーピーのハピエーヌもそこに含まれる。


 皆一様に、Ω化した際の激しい行動によって腕の羽根が抜け落ちており、一見すると普通の人族とそう変わらない見た目。

 だがギャルのハピエーヌだけは、全くのノーダメージ、この女、実はハーピーとして相当に強く、戦闘センスも非常に高いのだ。


 で、その並んだハーピー達の全員から、食事会の列席者に向けた感謝の言葉が述べられる……



「え~、皆さん、この度は謎の魔導兵器に寄生された私達を救出して頂き、誠にありがとうございました」


『ありがとうございました~』

「あざざっしたーっ」


「私達はこの感謝の気持ちを忘れぬよう、これからはより多くの方、もちろん種族問わずお役に立てるよう努力してまいります」


『努力してまいりますっ!』

「だぁーしてっま~っす」


「これハピエーヌ! お前はどうしてそういう態度なのじゃっ!」


「だってダリィッっしょこんなん、何でいちいち前出てあじゃじゃ~っとか言わないとなんねぇんだよマジで、ってことでじゃねーっ」


「あっ! 待たんかこのじゃじゃ馬がっ! コラーッ……」



 逃げてしまったギャルハーピーのハピエーヌ、今回の事件勃発の際には、こうやって逃げた先で『お尻Ω』に取り付かれ、そのまま寄生されてしまったのだが、さすがに脅威が去った今は大丈夫なはず。


 もっとも、せっかく救助してやったのにあの態度は如何なものかと思う。

 俺達やデュラハン軍団が居なければ、あのハピエーヌは今頃『なかなか高性能な素材』としてΩの本社工場へ送られていたのかも知れないというのに。


 夜空にも目立つハピエーヌを見送りつつ、この地を去る前にお仕置きしてやろうと誓う。

 ついでに礼代わりとしてあの目立つ羽根を2枚か3枚ぐらい貰っておきたいところだな。


 と、今はそんなことを考えている暇ではない、ハピエーヌにするお仕置きなど別にどうでも良くなる程度には激しい処刑が、ここから同じステージの上で始まろうとしているのだ。


 そちら、というか処刑の前に執り行われる拷問によって得られる情報を欠片も逃さないように、悲鳴の中に混じる供述に耳を傾けておくこととしよう。



「……え~、あのおてんば娘には後程灸を据えますが、続きまして第二プログラム、この集落に迷惑を掛けた、そしてご列席の皆様方にも、特に悪魔のお嬢さんには大迷惑を掛けたという重罪人の処刑を始めたいと思います、それでは死刑囚は壇上へどうぞ」


『ぎょぇぇぇっ! 体が、足が勝手にぃぃぃっ!』



 極小Ωに全身の大部分を支配され、本人の意思とは全く無関係にオンステージする迷惑なハーフΩ野郎。

 刑を執行するのはハーピーの被害者以外にも、紋章を不正使用されたユリナとついでにサリナ、それから精霊様である。


 方法は至ってシンプル、3人とハーピー被害者団が小さなペンチを持ち、それで野郎の肉を、致命傷になり辛い場所からジワジワと捻じり取っていくのだ。


 もちろんそんなに連続でやるようなことはせず、今晩の宴が終わるまではおよそ1分に1ヵ所程度、そして明日以降、1時間に1ヵ所かそのぐらいのペースで肉をブチッとやり、本当に時間を掛けてゆっくりと苦しめながら処刑する予定である。



「さてと、名前は何だったか忘れましたが、お前のような臭くて汚くて、内面までもアレな部下は必要ないと言ったはずですわ、もう一度処刑してあげるので感謝感激しながら地獄に落ちなさいですのっ!」


「姉さま、こんな奴地獄の方でも受け入れが拒否されるんじゃ……」


「そうよ、三途の川の渡しだって乗船拒否するわよきっと、不潔なお客様はお引取り願いますって」


「確かにそうですわね、でも生かしておいても良いことは何もありませんわ、とりあえず命だけはキッチリ奪っておきますの」


『ギィェェェッ! チクショォォォッ! どうして僕がこんな目にっ、悪いのは全部お前じゃないかっ!』


「黙りなさいですの、臭い息が漏れていますわよ」


「唇をブチッとやってやれば良いのよ、ほらブチッと」


『ヒョヘェェェェッ! あばばばばっ……』



 なんと精霊様、いきなり『唇をブチッと』やってしまったではないか。

 あれではまともに喋ることが出来ない、とんでもないことをしてくれたなマジで。


 取り急ぎルビアをステージに派遣し、精霊様達にはストップを掛けよう。

 放っておくとあっという間に『物言わぬ何か』の完成だ、それではここで情報を得るという予定が狂ってしまう。



「お~い精霊様~っ! ちょっとストップだ、なるべく情報が得られるように、言語機能だけは最後まで残しておいてくれ~っ!」


「すぐ治療に行きますからそのままで~っ」



 スカートの裾をたくし上げて走って行くルビア、よいしょとステージに上がる際、危うくパンツ、というかおそらく穿いていないので生尻がチラリするところであった。


 野郎である技術者やデュラハンも見ている前で無警戒な行動を取ったことを咎めるため、後で今まさに見えかけた尻を丸出しにして引っ叩いてやらねばなるまい。


 などと考えている間に治療は終わり、上唇の一部を失いつつも傷だけは完治した迷惑野朗、再び喚き出し、やはりユリナが悪いなどと意味不明な主張をする。


 当然沸き上がるバッシングの声、どう考えても自分が悪い、口が臭かったり顔がキモいのが悪く、それによって処刑されるのは当然のことだというのに、触れたくもない汚物にわざわざ接近、処刑してやった側に責任を擦り付けようとしているのだ。


 もはや意味不明、迷惑野朗に賛同したり、同情したりする者は皆無、というかこの世界のどこを探したと手、卑怯で卑劣な犯罪者を除けば誰もがユリナの方が正義であると断言することであろう。


 そんな大馬鹿の身勝手な主張を適当に聞き流したユリナは、手に持ったペンチをカチカチと鳴らして威嚇しながら、情報を得るための尋問を始めた……



「それで、お前はどういう権限であのΩ施設の長をしていましたの? 魔王軍からはとっくに除籍されているはずですし、あんな所で偉そうにしていればすぐにバレて殺されるはずですわ。まぁさっきまでの無敵状態であったならどうかはわかりませんが、少なくとも魔王軍から苦情があればΩの本拠地もお前を切り捨てて首を差し出すという手段に出るはずですの、それがどうして……と、普通に聞いても答えませんわね、ということでブチッと」


『ギョェェェッ! 肉がっ、肩の肉がぁぁぁっ!』


「早く質問に答えなさいですのっ! さもないともう一度ブチッと……」


『ひぃぃぃっ! ぼ、僕はもう魔王軍とは関係ない、ブルー系の企業に雇用されたんだよっ! 元魔王軍の魔将補佐だって言えばどこにでも、凄く簡単に採用されるからなっ、出来るだけ待遇が良くて、お前に復讐することが出来そうな場所を探したんだっ!』


「それでΩ交換センターの施設長になったんですわね、で、ついでにハーピーを騙すために紋章を不正使用し……いえ、それには私を誘い出す意味もあったんですわね」


『そ、そうだっ! Ωの拠点は確実に貴様達と敵対する、だから前もってあの紋章を使っていれば、確実に僕が蘇り、復讐を果たそうとしていることに気付くはずだと思って……』


「残念ながらお前のことなど完全に忘れていましたわ、ということでブチッと」


『ギャァァァッ!』



 本当にろくでもない野郎だ、わざわざユリナに自分のことを伝えるために、前に所属していた組織の紋章を不正使用、しかも俺達がここに着いたと見るや否や、馬鹿にしたような攻撃を仕掛けて笑っていたのだ。


 もちろんその自己主張は完全に無駄であり、『自分の仇』であるユリナには忘れられ、俺達の怒りを買い、今この場でこうやって処刑される運命となったのである。


 もしも真面目に戦い、ユリナに対して逆恨みをすることもなければ、きっと戦闘の終了と同時に、もしくは比較的ライトな方法で殺して貰えたというのに、調子に乗った結果がこれなのだから笑えないであろう。


 ユリナの尋問、というか拷問はそのまま継続し、肉を引き千切られながらそれに答えていく迷惑野朗。

 たいした情報は持っていないようだな、きっとこの性格と臭さゆえ、雇用主の方からもイマイチ信用されていなかったに違いない。


 と、ここで拷問係、というかペンチで肉を千切る係が被害者のハーピー達へ移るようだ。

 つまり質問の内容も変化してくる、次は『どうしてハーピーを拉致し、Ω化したのか』ということである。


 本日の戦いで見た通り、ハーピーという種族は上級魔族の中では比較的弱い方なのだ。

 飛行能力があることは確かだが、それもあまり高速で飛べば羽根が抜け落ちてしまう原因となる、そう、今ステージ上に居る被害者達のように。



「さぁっ! どうして私達にあんなことをしたのか吐きなさいっ!」


『フンッ! 誰が答えるかそんなこと、貴様等のような弱い魔族に話すことなど何もない、この出来損ないめがっ!』


「なっ!?」


「ちょっとあんた達、そこはこうしないとダメよ、ほら、ペンチで爪を挟んで……そうそう」


「せ~のぉっ、ブチッと」


『ギョォォォッ! ヒギィィィッ! こ、答えるかやめてくれ……僕は、僕はこの地域でハーピーを使って、空戦対応Ωを作成するという任務を帯びていたんだっ!』


「それで?」


『それで……それで尻から魔導ジェット噴射、あとツインおっぱいミサイルを搭載したハーピーベースの小型Ω戦闘機を……』


「サイテー、はいブチッと」


『ヒョゲェェェッ!』



 ハーピー達が怒るのも無理はない、空を飛ぶために貧乳小尻であるハーピーが巨乳豊満尻に憧れる気持ちを利用し、隙を見てミサイルだのジェット噴射だのの機能を持つΩを寄生させるという卑劣な手口。


 この野郎は本当に一度の死刑では足りない、本来であれば何十回、何百回と蘇生させ、その度に残虐な方法で、限界まで苦しめて殺さなくてはならない。


 だがそんなことが出来るはずもなく、出来たとしてもあの馬鹿女神の力を借りる、つまり要らないところで借りを作ってしまうことになるのだ、それだけは避けたいところである。


 よってこのゴミに対する処刑はこの1回きり、ここを大切に、ユリナにしろハーピー達にしろ、決して悔いのないよう、慎重にブチころして欲しいところだ……



「はいブチッ!」


『ヒョゲェェェっ! いだいっ、痛いから、や、やめてくれぇぇぇっ!』


「そんなのダメに決まっていますわ、ということでブチッですのっ!」


『(略)』


「イヒヒ、こんどはこの辺りをブチッと」


『(略)』



 その後も処刑は続き、ユリナはそこそこ満足したようで、ついでに腹も減ったようで自席に戻る。

 サリナも精霊様もそれに続き、ステージ上には処刑中の馬鹿ゴミ野朗とハーピーだけが残った。


 あとはハーピー達に殺らせてやろうという優しい心遣いだ、ユリナはいやな思いこそしたが、大切な羽根を失い、しばらく飛ぶことの出来ないハーピー達の被害の方がよほど重大であり、取り返しの付かないものなのだ。



「やれやれ、これでスッキリしましたの、あとは1週間後か2週間後か、あのお馬鹿さんの死亡の報せが届くのを待つのみですわね」


「まぁ死んだ後もかなり大変でしょうね、用もないのに魔導兵器と化して蘇るなんて、相当な重罪だと思うわ」


「間違いないな、結局奴は俺達に、というか主にユリナに迷惑を掛けるために蘇ったってだけなんだろ? マジで狂ってんぞそんなの」


「全くですわ、あ、そんなことを考えたらまたムカついてきましたの、ちょっと戻って爪楊枝をプスッとやってきますわ」


「おう、ほどほどにしとけよ~っ」



 こうして楽しい宴の時間は過ぎ、戦死した王国兵を弔うことなどすっかり忘れて酒を飲み続けたのであった。

 お開きとなったのはもう深夜、気が付いたら眠っていたミラとリリィ、それから眠そうではあるが食べることをやめようとしないカレンを抱え、用意された宿泊所へと移動、そのまま倒れ込むようにして就寝する……



 ※※※



『おはようございま~っす、起きておられますか~っ?』


「……ん? 何だろうか、おい、誰かちょっと出てやってくれ」


「はいは~い、今開けますね~」



 奥で朝食の準備をしていたミラよりも先に、風呂を沸かしていたアイリスの方がパタパタと入口へ向かう。

 扉が開くと立っていたのはハーピー……と、その横には網で絡め取られ、捕獲された様子のギャル、ハピエーヌが落ちていた。



「あ、すみませ~ん、今からこの子に罰を下すとのことなので、もしよろしければ皆さんも見ていかれないかと思いまして、それと、集落の上層部から何かお話もあるみたいですし」


「あ、は~い、え~っと、どうしますか~?」


「うむ、じゃあ俺とセラが代表して行こうか、おいセラ、そういうことだから行くぞ、朝食前の軽い運動だ」


「そうね、じゃあ行って来るから、帰ったらすぐにご飯を食べられるように、誰かルビアちゃんとマーサチャンと……精霊様は危ないから起こさなくて良いわよ」



 漁獲された魚の如く網に絡まったまま、ズルズルと引き摺られていくハピエーヌ、俺とセラもその引っ張るハーピーに続くと、やって来たのは昨夜の食事会場。


 ステージ上では今も大馬鹿迷惑ハーフΩ野郎の処刑が続いており、全身の至る所から、ほんの少しずつ肉を千切り取られた状態で、時折新たに千切られる瞬間には悲鳴を上げている、実に良い気味だ。


 で、そのステージの後ろにある集落のメイン建物では、歳のいったハーピー達が運ばれて来るハピエーヌを待ち構えていた。


 その姿を認め、一瞬だけビクッとなったハピエーヌであったが、次いで大きくため息を付き、全てを諦めた様子で網の中から這い出す。



「ハピエーヌよ、お前は本当にどうしようもない奴じゃの、ふむ、ちょうどお客人方も来ておられるようじゃし、この場で百叩きに処してくれようぞ」


「ひぃぃぃっ! ちょっ、どうして人前で百叩きなんかっ!」


「迷惑を掛けて詫びも、礼すら言わなかったのはお前じゃからな、ほれ、早く尻を出さんかっ!」


「へ~い……おねやしや~っす」


「では覚悟せいっ、仕置き開始じゃっ!」


「ひぎぃぃぃっ! ひゃんっ! いだいっ!」



 プリンと突き出した小さなギャル尻、かなり小さいことが、ついでに尾羽の方も赤く燃えるような美しい、特徴的なものであることがわかった。


 それがビシバシやられるところをセラと2人で見届けた後には、奥の方に居た集落の上層部連中から俺達に話し、というか要請があるようだが、果たしてどんな内容のものなのか……



「99……100! これで終わりじゃ、しっかり反省するが良い」


「いでで、クソッ、ババァに尻叩かれて人に見られっとかサイアクだよっ、じゃあこれで帰るから……」


「待つのじゃっ! お前にはまだ用があるのでな……それでお客人方、実は先程話し合った結果、この集落からもΩとやらを討伐するための戦士を派遣したいということになりましての」


「戦士を派遣? 構わないが、ハーピーはそこまで戦えないだろうに、出来てもせいぜい偵察だし、むしろ足手纏いにって可能性もある、それがわかって言っているのか?」


「もちろんですとも、我等ハーピーは本当に弱い、じゃが、そうではない者も居るというのは、お客人方ももうご存知なのではありませんかな?」


「……もしかしてコイツを連れて行けってか?」


「左様にございます、ハピエーヌの力があれば、本当に戦いをこなす方々の邪魔をすることなく、高速で高空から正確な偵察をすることが出来ます、如何でしょうか?」


「まぁそれなら構わんが、本人は……尻丸出しのまま逃げようとしてんぞ、セラ、ちょっと捕獲してやれ」


「はいはいっと、風魔法で上からチョイッと」


「ひぇぇぇっ!」



 飛び立って逃げ出そうとしたものの、杖すら持っていないセラの軽い魔法で撃墜されたハピエーヌ。

 ペタンッと地面に落ち、もはやこれまでという表情でこちらを、涙目で見てくる。


 このギャルはおそらくこの集落のハーピーの中ではダントツ、他の追随を許さない強さ、というか強さのベースを持っているはずだが、およそ修行のようなことをしていない以上、現時点での実力はこの程度なのだ。


 まぁ、少しスパルタなノリで教育すればすぐに使えるようにはなりそうだな、この先にもいくつかΩの施設があり、それを発見する要因としていちいち精霊様の体力を浪費する必要がなくなるのはデカい。


 ということで臨時の仲間としてハピエーヌを加えた俺達は、戻って仲間達、そしてデュラハン軍団にもそのことを伝える。


 最後にもう一度、挨拶を兼ねて出発の報告を済ませ、首なしウマの馬車に乗り込んで……と、リリィとカレンが何かを訴えるような目でこちらを見ているではないか……



「ご主人様、何か忘れているんじゃないかと思いますっ」

「そうですよっ! ダイオウシカとかってのはどうするんですか?」


「あ、やべぇ忘れてたわ、ということでハピエーヌ、かくかくしかじかであーでこーで」


「うぃ~、じゃあ『狩猟許可書』取ってくんでちょっと待ってくださー」



 一度馬車から降りてどこかへ行き、しばらくして数枚の紙切れを持って舞い戻ったハピエーヌ。

 その手には狩猟許可書と、それからダイオウシカが出現するという森のマップがあった。


 もちろんその場所での狩猟には集落の者が1人は参加していないとならないというのだが、それはハピエーヌが居れば足りること。


 次の場所へ移動する前に、食糧調達も兼ねてそのシカ……なのかは知らないが、とにかく狩っていくこととしよう。

 それが済んだらそのまま、次のΩ施設を破壊すべく、さらに東を目指すのだ……

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