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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第六章 空飛ぶ
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571 通路の先

「ここホントは結構暗いんだよな、ちょっとジメジメしているし」


「まぁ森の地下だからジメジメなのは仕方ないわよ、とにかくサッサと敵を見つけて、ギャフンとかほげぇぇぇっとか言わせてやりましょ」


「ああ、だがいきなり強攻撃はかますんじゃないぞ、激アツ情報を聞き出す前に死なれたりしたら大事だ、ユリナが悶々として夜も眠れなくなりそうだからな」


「姉さまなら大丈夫だと思いますよ、今は興奮していますが、適当に時間が過ぎれば落ち着きますしどうでも良くなるはずです」


「ちょっとサリナ、何か言いましたのっ?」



 ピョイッと目を逸らしたサリナであったが、今のは完全なる丸聞こえ、後で意地悪をされても文句が言えない程度には酷い発言であった。


 Ω施設から入った地下道、ここを通って施設長の魔族が逃走したことは、討伐したサーカス野郎Ωの供述によって明らかになっている。


 もちろん首だけになったサーカス野郎はまだ機能しており、もし施設長の逃走経路が嘘であった場合には、弱アルカリ性の液体に浸してジワジワ溶かすと脅してあり、嘘でなかった場合には適当に2日程度苦しむ方法で破壊してやる予定だ。



「しかしずっと一本道なのね、どこへ繋がっているのかしら?」


「さぁな、だが上空で見張っていたハーピー部隊が何も見なかったんだ、つまり、施設のすぐ近くに外側の出口がある可能性は極めて低いってことだな」


「まさかここまで来て行き止まりなんてことはないわよね? コイツのこと、イマイチ信用出来ないわ、鞭で叩いてきたし」


『めめめめ、滅相もございませぬっ! 確かにボスはあの部屋に居て、本来の入り口から出ていないのならばここ以外に出入口はありませぬっ! だからホントに、正真正銘正直に、正にこここそがボスの逃げた道なのですっ!』


「う~ん、ムカつくし、コイツは後で私に潰させてちょうだい、さっき痛かった分、2万倍にして返してあげるわっ」


『ギャァァァッ! 勘弁してくれぇぇぇっ!』


「まぁ別に構わんが、ちなみにマーサ、『2万』ってどのぐらいの数字かわかっているのか?」


「そのぐらい知ってるわよ、1万の次が2万なのよね?」


「……相変わらずのザックリで安心したよ」



 お馬鹿のマーサには呆れつつもどこか安心出来る部分がある、そう、コイツよりは俺の方が遥かに賢いのだ。

 上を見ず、常に下とだけ比較することによって己の尊厳を保つ、それが知能低い系勇者のやり方なのである。


 と、そんなことはどうでも良いとして、未だに地下道の終着点は見えてすらこない。

 このまま無限に続くのか、もしかしたら俺達をどこか別の次元に誘い込むための罠であったか。


 などと考えつつも、戻るわけにもいかないということで先へ進み続ける。

 1時間、いや1時間半以上は歩いたか、ようやくにして『出口まであと:5㎞』の表示が壁に掲げられていた。


 そこからは皆自然に、ほんの少しだけ小走りで先を急ぐ。

 あと5㎞、ほんの5㎞だけ歩けば、この薄暗くジメついた地下道から出られるのだ。


 終着点がわかっているというのは実に良いものである、逆にどこまで続くのか、どこで終わりなのかがわからない旅ほど辛いものはない、そう、この世界における果てしない冒険の旅がまさにそれではないか。


 早く魔王をどうにかしてやろう、その先のヤバめな神々も始末しよう、そして悠々自適な異世界ライフを手に入れるのだ。


 もちろんそのためには戦わなくては、戦い続けなくてはならない。

 これから先も、そして今戦うべきはもうすぐ目の前に迫った地下道の出口の、その先に居るはずである今回の敵、俺達を小馬鹿にした救いようのない敵の親玉である……



「あっ、ようやく出口ですっ!」


「やれやれ、一体どこに繋がっているんだろうな、てか、どこであってもハーピーの集落に戻るのが大変そうだぜ」


「全くね、歩いて来ちゃったし、首なしウマの馬車を持って来て貰える場所かどうかも……って、ここっ⁉」


「どうしたんだセラは、そんなに驚愕して……なんとっ⁉ これはとんでもないことだぞっ!」



 地下道の出口から顔を出し、眩しい外の明かりに慣れた者は皆驚いたのであった。

 そこはハーピーの集落、その入り口となる脇道のすぐ真横、街道のど真ん中にぽっかりと開いた穴。


 俺達が最初にここを通った際、このような出入り口があることなどまるで気付かなかった。

 普通に街道の良く均された地面であり、ハーピーの集落へと続く分岐点でもあったこの場所。


 だが今は完全に蓋の開いた状態であり、ここに地下道へ繋がる出入口があるのか? ということを聞かれれば、10人中9人がイエスと答え、ノーと答えた残りの1人は皆から馬鹿にされ、最悪無能馬鹿として叩き殺されるはずだ。


 そしてこの場がそのような状況になっているのは、もう間違いなく何者かがこの地面の蓋をオープンし、通過していったためである。


 もちろん誰がそれをやったのかは考えるまでもないこと、Ω施設の施設長であった魔族は、ここから出てどこかへ向かった……いやどこかではない、ハーピーの集落へ向かったのだ……



「主殿、こっちに足跡が残っているぞっ!」


「やっぱり、この向きは間違いなくハーピーの集落へ向かっているな、どのぐらい前にここを通過したのかはわからんがな」


「いえ、まだ臭いがします……スンスン……こっち……うわぁっ⁉ ウ〇チでしたっ!」


「これは……うむ、主殿、まだホッカホカのようだ、そう遠くへは行っていないぞ」


「意味わかんねぇよ、どうして『まだ温かい、そう遠くへは行っていないぞ』の流れに使用するのがホッカホカのウ〇コなんだよ、もっと他にあるだろ、あと敵から逃げている最中にこんな所でウ〇コしてんじゃねぇよ」


「そんなことを言ってもな……とにかく急がなくてはっ、集落に残っているハーピー達が危ないぞっ」



 リアルウ〇コ垂れ野郎を追うべく、脇道をハーピーの集落へ向けて走った。

 近づくと聞こえてくる騒ぐような声、もう敵の襲撃に遭っているのか、だが野郎らしき声も聞こえているということは、即ちハーピー以外の何かが応戦しているということでもある。


 見えてきた集落の入り口、何者かと戦っているのは派遣部隊のハーピーとデュラハン、おそらくは何かを発見して急ぎ戻り、俺達よりも先に帰還したのだ。


 そしてそれと相対する者、即ち敵の正体は……なんと俺達が連れて来た王国兵ではないか。

 一体どういうことだ? 裏切った? いや、まさかΩに寄生されたではあるまいな……



「お~いっ! どうなってんだこれは~っ?」


『あっ、どうして皆さんがここにっ?』


「事情の説明は後だ、とにかく今この場所で何が起こっているのかを教えてくれないか」


『ええ、実は我等が騒ぎに気付いて駆け戻った時には既に敵が……いえ、人族の兵士であったモノがΩ化し、ハーピー達と戦っておりまして、どこの何者がこの事態を引き起こしたのかまでは……』


「そうか……そうだっ、アイリスは、エリナは、他の連中はどこへ行ったんだっ?」


「ゆうしゃさ~んっ! こっちですよ~っ!」

「おかえりなさい~」



 敵の出現に大混乱状態のハーピー集落、俺達が最初に入ったメインと思しき施設の中にはアイリスやコパー、そして技術者とその部下の姿、あとはもう飛ぶことが出来ない年老いたハーピーや、先程救助した者達も一緒にそこで匿われているようだ。


 入り口はエリナと鹵獲Ωであるダイヤにレッド、それから作戦に参加していた数人の戦えるハーピーが固めており、中は比較的安全そうである。


 とりあえず超強化し、デュラハンと互角以上の戦いを繰り広げる『王国軍兵士であった何か』はスルーし、エリナ達の所へと駆け寄った。


 しかしΩ化したとはいえベースが人族ゆえ、空を飛ぶことが出来ないのは幸いしたな。

 一般のハーピーは空へ逃げればそれで良く、残りはエリナや鹵獲Ωの2人だけで十分にガード出来ている。


 武器を携えた状態で構えるエリナの横に滑り込みつつ、今度こそ事の顛末を見ていたであろうそのエリナに状況を聞こう……



「おつかれエリナ、こりゃ一体どういうことだ?」


「わかりませんが、とにかく何だか見たことあるようなないような魔族……ちょっとツギハギだらけだったんですけど、それが空中から虫みたいなのを撒き散らして、兵士の人の耳にそれが……」


「あ~あ、それはアレだ、極小タイプの寄生Ωってやつだ、1つだけなのかとも思ったが、まさか量産されていたとはな」



 エリナの言う『虫みたいなの』は極小の、先程ヒトのウ〇コという最低最悪な物質に寄生して俺達の前に立ちはだかったアイツと同じΩであることはもう疑う余地がない。


 そしてそれを撒き散らしたという、ツギハギだらけの魔族、それが今回の戦いにおける敵の親玉だ。

 エリナの『見たことがあるような』というフレーズは気になるが、そんなことよりもまずはこの状況をどうにかしなくては。


 現在のところ敵は数十、元々は王国兵であり、俺達と一緒にここまでやって来た連中である。

 だが今この瞬間はどうか、もう完全に『ヒト』ではなくΩと化しているではないか。


 俺達が入った集落の施設の手前、ちょうど見易い場所で対峙したデュラハンと元王国兵Ω。

 確かにΩの方が戦闘力は高いが、頭の方は全く働いておらず、デュラハンが小脇に抱えたその飾り物の頭の方がまだ性能が良いようだ。


 ということで押していたΩはその一瞬の隙を、もちろん数々の戦闘をこなしてきた歴戦の猛者であれば絶対に作らないようなチャンスをデュラハンに突かれ、切断された首が地面に落ちる。


 南無三、そんな顔をしつつ落下したその頭は……良くわからないが血液の糸のようなものに引かれて浮かび上がり、当たり前のように元あった場所に戻った、当然傷もあっという間に塞がった……



「おいちょっと待て、エリナ、これは一体どういうことなんだ?」


「私が聞きたいぐらいですよ、最初におかしくなった兵士、つまり敵の数が30ぐらいで、さっきからもう200体ぐらい倒しているんです、計算が合いませんっ!」


「それは大変に難儀なことで……うん、どういうわけか知らんが寄生型Ωによって再生能力をゲットしたみたいだな、っと、それっ……あ、やっぱ再生しやがったか……」



 ものは試しということで、接近して来た元王国兵Ωを聖棒で縦に一刀両断、しかし正中線でパックリと分かれたその体は、まるで巻き戻しでもしたかの如く元通り、体勢を立て直したうえで、何事もなかったかのように再び襲い掛かった。


 その元王国兵を弾き飛ばしつつ、やはり『既に当人が生存していない』、即ち今戦っているのが『返事すらしないただの屍』であることを確認する。


 意思を持っておいでなのは中に寄生したΩのみ、いや、最初に戦ったというかスルーしたというか、奴と同じものだと考えた場合、この兵士ではなく兵士の中の何かに寄生したΩが、その外側に何らかの力で作用しているのであろう。


 とにもかくにも胸糞悪さの極地だ、ここは何としてでも中身のΩを討伐し、ここまで苦楽を共にした、まぁひと言も会話していないモブ兵士達を成仏させてやらねばなるまい。



「それでエリナ、何か対策は考えたのか? もちろん考え済みだよな、だってお前頭良い系のキャラだし」


「何言ってるんですかもうっ、そんなの考える余裕なかったですよ、急にこんな状況だし、アイリスさん達を守るだけで精一杯でしたから」


「チッ、相も変わらず使えねぇ悪魔だな、お前明日から500年間おやつ抜きな」


「ひぃぃぃっ! それはあんまりですっ! 考えます、今からでも考えますからどうかそれだけはっ!」


「よろしい、ではサッサと頭を回転させろ、もちろんしっかり戦いつつな」


「あの……考えるのなら戦闘ぐらいは離脱しても……」


「ん? 何か聞こえたような気がするが、もちろん今のは空耳だよな?」


「アハハッ、きっと聞き間違いです、上空のハーピーの方々の会話が振動の関係でたまたま届いただけだと思いますよ、アハハ……」



 エリナを脅して無理をさせつつ、俺も色々と考えを巡らせる……もちろん考えているので戦いは免除だ、そもそも再生する敵は面倒だしやっていてイラつくからなるべく手を出したくない。


 というか考えるのも面倒だ、ここは後ろに下がり、後方で守られている先程救助されたハーピー達のうち、気が付いた者に優しく声を掛けるなどの文明的な役割に従事しようか?


 ……いや、そんなことを考えている間にお賢いエリナ大先生が何かを発見したようだ、ピコンッと気付いたような顔をし、頭の上には光り輝く電球が浮かんでいるかのようである。



「勇者さんっ! ちょっと聞いて下さい、今凄いことを思い付いたんですっ!」


「そうか、でも何か感じ的に鬱陶しそうだ、ユリナ、サリナ、従姉妹の好でお前等が話しを聞いてやれ、で、有益な内容だったら要約を俺に伝えてくれ」


「わかりましたの」

「しょうがないですね、ほらエリナ、聞いてあげるから早くお話しを」


「私の扱いって……って、とにかく聞いて下さいっ! 風魔法を使うんですよっ! この辺りの風を全て上に吹き上げるんです、それはもう近くに居るだけで耳が痛くなる程にですっ!」



 エリナは自信満々でそう語るが、風を吹き上げて……耳が痛い……どうやら気圧を下げるのが有効と考えたようだな、もちろんその理由は一切明らかにされていないのだが……


 だがそれであればセラに頼めば簡単だ、Ωとの戦いでは魔法が効かないことが多いゆえ、あまり出番がなく魔力は十分、早速お願いしてみると、特に理由を聞くこともなくOKしてくれた。



「それじゃやるわよっ! 全員距離を取ってっ! デュラハンの人達もよっ!」


「ほいほいっと、このぐらい離れれば、てかセラより後ろに居れば大丈夫か、それでエリナ、これには一体どういう意味があるんだ?」


「これはですね、あの小さい虫みたいなのが『被害者の血に寄生している可能性が高い』ということから考え付いた作戦なんです」


「血に寄生って、寄生虫にしちゃなかなか酷い方だな、で、だからどうなるんだ? そこから風魔法で気圧を下げてどうにかなるとは思えないんだが?」


「ふっふっふ、甘いですね勇者さん、風魔法を使ってある場所の風を完全になくなるまで巻き上げると、そこに居る者は皆『血が沸騰』したり『破裂』したりして死ぬんですよっ!」


「おいエリナ……1人で盛り上がっているところ悪いんだが……それ、ガセネタらしいぞ」


「そんなことはありません、昔読んだ『SF雑誌』に書いてありましたから」


「お前にとってのSF雑誌はどういう文献なんだ……」



 いい加減なことを言うエリナを今すぐ止めてやりたい、失敗して恥をかく前に思い留まらせたいのだが、既に作戦が始まり、Ωに寄生された兵士が集る場所には暴風が吹き荒れている。


 ちなみに方々へ散っていた敵は予め風で吹き飛ばし、一ヶ所にまとめておいたようだ。

 ゆえにその場に居る分だけで元王国兵Ωは全部なのである……そして科学的根拠のない攻撃が、今完成を見る……



『ギョェェェッ! 血液が沸騰して……』

『体がっ、体が破裂する……ついでに血液が沸騰して……』

『血液が沸騰してもうダメだぁぁぁっ!』


「えぇ……」


「やったっ! 作戦成功ですっ!」



 何だか知らないが上手くいってしまった、風魔法で創り出された、その場の空気を巻き上げるような渦の中心に取り残されたΩは、その寄生している故王国兵の血液が沸騰したことによって破壊された……らしい。


 まぁ、別にここは異世界だから何が起ころうとも知ったことではない、知ったことではないが不思議なことではある。


 もちろんこれまでに頭を使って何らかの法則を思い出し、それで敵を倒したということも何度かあったが、もしかするとそれもこの類なのかも知れない。


 俺はその現象を自分で見たわけではなく、単にどこかから得た知識で知っていたというだけ、そしてそれを戦闘に当て嵌めた上手くいっただけ。


 だが今回のように『それは間違いであった』ということを知っていた場合にはどうなのかということを試したことはなかった。

 それでも上手くいってしまうのがこの世界の理であるということを知ることが出来たのだ。


 もしかするとこの先、俺が転移前に居た世界において研究が進み、実は俺が見聞き、いや聞いただけで『そうであると信じていたこと』が、『実はそうではなかった』という風に変わる可能性は十分にある。


 それは良くメディアに取り上げられる胡散臭い健康情報然り、その他諸々の情報、そういえば何とか幕府の設立年が変わったようなこともあったらしいな。


 とにかく、そういう感じで事実だと思われていたことが否定されたとしても、相変わらずこの世界においてはそれが有効、つまり実験にしても戦闘に応用したとしても、普通に、ごく当たり前のように成功するのであろう。


 何とも不思議な話だがそんなものなのだ、で、このことがなにかこの世界に隠された秘密に繋がるのかどうかということは……現時点では何とも言えない……



「さて、これで全部片付きましたね、あとはさっき虫みたいなのを撒き散らした奴を捜し出してとっちめましょうっ!」


「そうですのっ! それこそが私の敵、いえ、皆の敵ですわっ!」


「まぁまぁ落ち着け悪魔達よ、で、そのツギハギ魔族はどっちへ行ったんだ? てかどういう理由で空を飛べるんだ?」


「え~っと、羽があったとかじゃなくて、あと向かった先はあっちの空……あっ! 戻って来やがりましたっ!」



 エリナが指差した空の彼方に、小さく浮かぶ黒い点のようなモノ、それは間違いなく人の形をしており、何か箱のようなものを携えたまま、ゆっくりと移動してこちらへ近づいて来る。


 奴こそが今回の親玉か、どういう奴なのか、そしてどうしてユリナや、そして俺達を小馬鹿にするような行動を取ったのか、その真相は本人をボコボコに叩き潰して、直接その口から捻り出してやろう……

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