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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第六章 空飛ぶ
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567 事件と作戦立案

「たたたたっ、たいったたたたっ、たいへふへっ……」


「これ、何をそんなに慌てておるのじゃ? トイレなら外じゃぞ」


「いや絶対に違げぇだろこの感じは、とりあえず水でも飲ませて落ち着かせるんだ」



 会議場に飛び込んで来たのは1人の若々しい、瑞々しい肌と美しい羽根を有する顔もそこそこ可愛らしいハーピー、ちなみに前情報にあった通り、軽量化のためなのか何なのか大変に貧乳である。


 と、そんなことはどうでも良いとして、これは確実にトラブルが生じている雰囲気、ここまでは既に、彼女が慌てふためいた雰囲気を出しながら姿を見せた時点でわかっていることだ。


 だが問題はその内容、果たしてどういうタイプのトラブルかということ、Ω軍団が押し寄せているのか、それともユリナがかつて使っていた紋章の不正使用に気付いた魔王軍が、その差止めのために動いたか、或いは……



「プハッ! はぁっはぁっ……大変ですっ! ()()()()()が消えましたっ! 忽然と、さっきまで集落の中に居たのが目撃されているのにですっ!」


『ハピエーヌがぁぁぁっ⁉』


「いやハピエーヌ誰だよ、俺達にもわかるように説明してくれや」



 突如出現した名前だけの新キャラ、そんなことを言われても俺達には全くわからない。

 先程俺達だけで突っ走ったユリナの軍の紋章の話とは逆に、今度はハーピーのみが大騒ぎ、俺達は完全に置いて行かれた。


 で、しばらくして落ち着きを取り戻したハーピー達、とりあえず俺達の疑問、ハピエーヌとは一体何者なのかということに答えてくれるつもりのようだ……



「すみません、お客様方の前で取り乱してしまうとは、ハピエーヌというのはそう、皆様がここへ来る際に案内をさせましたが……大変な無礼を働いたあの大馬鹿者のことにございます」


「何だよ、それなら『消えた』とかじゃなくて『隠れている』の方が正解なんじゃないのか? あのまま捕まったら相当な罰は受けるんだろうしな、集落の周りの藪とか草むらを捜してみろよ」


「それが違うんですっ! 居ないんですよ本当にっ! まるで……まるで神隠しに遭ったみたいにっ!」


「まさかこのタイミングでΩがっ⁉ おいおい冗談じゃねぇぞ、俺達がここに来たってのに、まさか予見し得た被害が出たってことか?」


「これはちょっとダサいわね、というかむしろ敵が私たちの存在を知って、おちょくるために仕掛けてきたとしたら……」


「主殿、他の居なくなったハーピー達もそうだが、今回の件は看過出来かねるぞ、直ちに事案を解決して、馬鹿にし腐ったΩを粉微塵にしてやるべきだ」


「ああ、それとわざわざユリナの紋章を持ち出している辺りもアレだ、きっと施設長の魔族野郎も相当にムカつく奴で、しかも俺達のことを困らせたいに違いない、ギャフンというのを最後にこの世から消え去って頂くしかなさそうだな」



 今回の敵は明らかに嫌な奴、ピノーに寄生したΩとジェシカの恥ずかしい戦闘を記録したり、俺達がここに来たタイミングを見計らってハーピーを誘拐したのか何なのか。


 そして何よりも、Ωの施設を魔王軍のものと偽るための手段として使ったのがユリナの紋章であることが一番のポイントだ。


 ユリナとサリナを倒し、無理やりこちらに引き込んだのはもう1年も前のこと、そのときに使用が終了した紋章を、特に備品が流出したとかそういうわけではなく、それ単体で使用しているのは異常なこと。


 もちろんそれが使い易いはずもない、先程ユリナも言った通り、御璽は既に返還されて魔王軍のところにあるのだ。

 つまり今回の敵である何者かは、その紋章をゼロから偽造したということなのである。


 そういえばそんなことを、つまり紋章の偽造をしていた輩が過去にも居たと思うが……おそらくは奴が、あの牛乳集落の偽村長に王家の紋章やその他諸々のヤバいモノを与えた野郎が関わっている、いや、関わっていたに違いない。


 と、それも問題なのだが今回に関しては少し状況が違う、もはやそこを気にしているようなフェーズにはないのである。


 まぁユリナの紋章をどうやって手に入れたのかということも確かに重要なのだが、現時点で問題となるのはどうして今、わざわざそんなものを持ち出してきたのかということ。


 やはりそこが今回の敵の正体を知るカギとなる、そういうことである可能性が非常に高いのだ……



「ご主人様、とにかく今は対策を練りますの、敵の施設を破壊して、あのギャルハーピー他を救出しませんと、あとはそう……」


「うむ、ユリナの紋章を使った馬鹿の始末は自分でさせてやる、必要ならサリナとエリナと3人で痛め付けて殺すんだ、で、ハーピーの皆様方はどうだ? 俺達はもう敵を攻めることにするんだが、すぐに協力出来そうなことがあればして欲しいんだが」


「ええ、私共は空を飛べますので、それがお役に立てられれば……」


「確かに全員、いやピノーには申し訳ないが空は飛べそうだな、他には?」


『私も空が飛べます』

『私も飛べますっ! 結構速いですよっ!』

『私は何と背面飛行が……』


「……お前等リアルに飛べるだけなんだな」



 ハーピーの方はあまり戦力として期待することが出来ないようだ、だが空中からの偵察、そしてあまりこういう役目を担わせたくはないのだが、囮として敵に接近して貰うことも可能ではある。


 まぁ、いざというときのことを考えて、すぐ近くの空中にリリィ……は目立ってしまうので精霊様を待機させておけば大丈夫であろう。


 偵察にしろ囮にしろ、何もない見晴らしの良い場所であれば、万が一敵が仕掛けてきた、というか寄生しようと接近した場合に即時発見、まっすぐ向かって対応することが可能なのだ。


 すぐに多少は戦える、作戦に耐え得る力を持った若いハーピーに召集が掛かる。

 どの子も可愛らしい顔立ち、そして貧乳で尻もぺったんこなのだが、それはそれでまた何とも言えない。


 ……と、ハーピーの集団に紛れ込んだセラが認識出来なくなりそうだな、同じぺったんこでも美しい羽根を有していない、ノーマルのぺったんこがセラだ、その辺りを混同しないよう注意しなくてはならないな。


 セラを含むぺったんこをまじまじと観察しているうちに、会議が催されていた部屋に集まったハーピーの数が20を超えた。

 ぺったんこ祭りだ、もちろん集落に居るハーピーの中から戦闘力が高い順に選別したとのことだ。



「よしっ、これだけ集まれば十分だろ、あとはこの中から囮、つまり危険な任務に就く者を……立候補者はさすがに居ないか、しょうがない、ここはセラがハーピーに扮して……」


「ええ、何だかムカつくけどそれで構わないわ、ニセモノの羽根を腕に付けて、風魔法でどうにか浮き上がれば良いんでしょ?」


「うむ、それはそうなんだがな、飛び方が違うと色々と怪しまれないかな? 魔法で飛ぶなんて相当な力の放出が必要なわけだし、周りにもとんでもない風が吹き荒れるぞ」


「あ、確かにそうよね、そうなると私じゃちょっと無理かも……」



 良く考えてみればそういうことだ、もしも本来空を飛ぶ能力を兼ね備えていないセラが、風魔法の力だけで浮かぼうとした場合に必要なエネルギーはなかなかのもの。


 ヘリコプター、とまではいかないが、それでも周囲には不自然な風の流れが起こり、場合によっては近くを飛んでいる鳥や、最悪作戦に参加してくれるハーピーを巻き込んで墜落させてしまいかねないのだ。


 となるとこの囮役に適任なのは、比較的ぺったんこであり、しかもそのままの姿で空を飛ぶことが出来る……そう、精霊様以外には考えられない……



「まぁそういうことだ精霊様、羽根を装備させてやるから素っ裸になれ」


「ちょっ! どういうことよ? どうして私がハーピーの真似事なんかっ」


「そりゃそうさ、だって、弱いハーピーを囮にして、それを精霊様が見守るというのが第一案、で、精霊様自身がハーピーに化けて囮になるのが第二案、どっちの方が効率的で安全性も高いかなんてのは馬鹿にでもわかることだ、そうだよな? いや、もしそれがわからないというのであれば、それこそもう『精霊』などという称号は返上してゴミムシニートぐらいの身分からやり直すべきであって……」


「あぁぁぁっ! わかったわよっ! やれば良いんでしょやればっ!」


「うむ、次以降は最初から素直に応じるが良い」



 若干キレ気味で全裸になった精霊様、別にパンツまで脱ぐ必要はなかったのだが、脱ぎたいのであれば止はしない。

 なお、デュラハンや技術者などの野郎連中は予め退室させてあるので安心だ。


 うむ、改めて確認するとセラほどではないがそこそこぺったんこである。

 だが万が一のことを考え、まずはサラシを巻いておくこととしよう、賭場で丁だの半だのやっている女風にするのだ。


 ちなみに腕に取り付けるニセモノの羽根は、集落のハーピー達が取っておいた、工芸品やバドミントンのシャトルに使うための『抜け毛』を、瞬間接着剤……はさすがにかわいそうなのでボンドで貼り付けることに決めた。



「え~っと、先にこれを貼り合わせてっと……」


「ご主人様、羽根同士を合わせるのは蝋を使ったらどうでしょう? この『お仕置き用赤い蝋』を使えば結構良い感じに仕上がると思いますよ」


「おいルビア、蝋で固めた翼で空を飛ぶのはご法度だ、太陽の熱で溶けて墜落すると相場が決まっているからな」


「へぇ~、そうなんですね、ではこの蝋は自分で使ってしまいましょう……イエッス、オウイエスッ!」


「馬鹿なことやってないで真面目にやれやっ!」



 ルビアだけでなく、他にも何人かが遊び始めてしまった、ハーピー達も手伝ってくれているというのにこれは情けない、他にサボっているのはセラ、カレン、リリィ、そして俺だ。


 正直言って中学以降美術、そして技術家庭科に関しては、『全学年全学期オール1』であった俺にはこういう工作など向いていない。


 もちろん他の教科も『1』または『出来なさすぎて評価なし』以外取ったことがないのだが、特にこういうクリエイティブなものには非常に苦手意識を持っていたのだ、まぁ、簡単に言うとセンスがないのである。


 ということで皆が作業するのを、時折鬱陶しい監督風に口を出しつつ見守っていると、改造される対象の精霊様があることに気付く……



「ねぇあんた達、翼部分ばっかり作って、それだと材料が足りなくなるわよ」


「え? 別に翼が2枚あれば良いと思うんですが……もしかして精霊様、欲張って4枚欲しいとかそういうことでしょうか? トンボではないんですから2枚で我慢して下さい」


「いやマリエルちゃん、ちょっとその横に居る子のお尻を捲らせて貰ったらどうかしら?」


「お尻を? はい、じゃあちょっとだけ失礼して……あらっ、そういうそういうことですか……」


「どうしたマリエル? 俺が覗くわけにもいかないから詳細に伝えてくれ」


「この子、というかハーピーは全員なのだと思いますが、尻尾の代わりに尾羽が生えているんです、これも作らないとパンチラしたときにハーピーでないことがバレてしまいますよ」


「おうっ、そりゃ拙いな、敵のΩは下から来るんだ、確実にその衣装の中は見えているだろうしな、よしっ、じゃあそっちも製作開始だっ!」


『うぇ~いっ!』



 ということで2枚の翼部分と尾羽部分と、合計3つの『ハーピー変身セット』が作成された。

 何人もの羽根を搔き集めて作っているためかなりカラフルなのだが、これぞ『最強レインボーハーピー』という感じでなかなか良い。


 で、それを製作中ずっと全裸待機していたアホ……ではなく精霊様の腕と腰部分に装備させる……と、固まりかけていた白い木工用ボンドを強く押さえた結果、四つん這いになった精霊様の尻にぶっ掛かってしまったではないか。


 ちなみにこのとんでもない光景にドン引きしているのは一部のメンバーだけ、気にしている者は少ないし、リリィはジェシカが上手く誘って反対を向かせたので見ていない、つまりセーフだ。



「うむ、これであとは固まるのを待つのみだ、精霊様、しばらく動くんじゃないぞ」


「そう言われてもね……何だかお尻の方がムズムズするんだけど、大丈夫なのかしら?」


「大丈夫だ、どこも何もおかしいところはない……と思うよ、知らんけど」


「怪しいわね、変な悪戯がしてあったらこの世を滅ぼすわよっ!」



 久しぶりに出た精霊様の世界滅ぼす宣言に戦々恐々としつつ、そのまま時間を潰して『偽ハーピー』の完成を待った。

 しばらくして翼も尾羽もしっかりくっついたことを確認し、最後に集落のハーピー達と同じ、ミニスカ着物風の衣装を着せて完成だ。



「どう? 似合っているかしら」


「おう、かなりいい感じじゃないか、どこからどう見ても激カワのハーピーさんだぞっ」


「ふんっ、素材が良いのよね、この水の大精霊たる私という素材が」


「お、おうっ……」



 ハーピーにそっくり、それが素材のお陰であるということは即ち、自らのぺったんこ感を誇っているということなのであって……そう思ったがへそを曲げられたり、本当に世界を滅ぼされたりすると困るので黙っておいた。


 さて、しかしこれで作戦の要となる可能性の極めて高い『ニセモノの囮役』は完成だ。

 精霊様がそれを担うことにより、当初の懸念である『囮が本当にやられる』という事態はもはや想定しなくて良い。


 準備が完了したことで、そこからは作戦本番におけるそれぞれの具体的な動きの確認に移る。


 まずは20人のハーピー部隊、これは上空からの偵察と、それから『囮のを目立たせるためのネタ』としての役割を担う。


 つまり上空のハーピー軍団は、こちらが行方不明になっているギャル、ハピエーヌの捜索をしているということを敵に知らしめ、そしてその中で1人だけ、うかつに接近してしまう者が、敵にとっては新たな餌食が出てくるという寸法だ。


 もちろんその『うっかり近付きすぎた1人』というのは精霊様のこと、捜索の演技をしつつ、あたかも何も知らないハーピーがそこへやって来たかのように、無防備に飛行して敵を誘う。


 もしそれで敵が出れば、ハーピー達の知るその施設がΩの拠点であり、攻撃を仕掛けても構わないものだということを確定させることが出来る。


 向こうから仕掛けてきたことになるのだから文句は言えまい、そして敵の行動はそのまま、当該施設が敵であり、滅ぼすべき対象であるということを、これまで騙されて手を出さずにいたハーピー達にも示すことになるのだ。



「まぁ、上手くいくかはわからんが、とりあえず向こうが先に動いてくる可能性が高いのはこの手段だよな」


「それで勇者様、もし敵が囮に釣られなかったらどうするの? いったん撤退して玄関から入る?」


「う~む、そうだな、失敗したらいつもの如く『宅配便作戦』でいこう、中へ入りさえすればこっちのものだからな、あとは捕まっているかも知れないハーピーに危害を加えぬよう、敵だけを選別して殺害していくんだ」


「あとご主人様、親玉の馬鹿をいきなり殺してしまわないよう注意して欲しいですの、そこだけは全員に、もちろんデュラハン達にも徹底して頂かないと」



 当然のことながら、今回の件では敵の親玉に関して気に掛け、何度も何度もそれに言及するユリナ。

 俺達にとっては単に紋章の不正使用というだけだが、本人にとってはかなりの一大事のようだ。


 まぁ、紋章に関しては家紋がどうのこうので一度被害に遭っているマリエルやジェシカも共感しているようで、その3人で勝手に燃え、やる気を出している感じ。


 ちなみにサリナとエリナはそろそろ呆れているらしい、同じ魔王軍でも別枠で、事務官であったエリナが知らんぷりするのはは仕方ない気がしなくもないが、サリナは当時の関係者であったはずなのになかなかドライだな。



「では本日はこの場で夕食、その後暗くなる前に出発ということで良いですかな?」


「構わんが、ターゲットの施設まではここからどのぐらいの距離があるんだ?」


「そうですな、我々の飛行能力ですと30分もしないうちに到着します、おそらくデュラハンの方々が乗っておられる首のないウマでしたらもう少し早いかと……」


「なるほどな、じゃあ真っ暗になる前には作戦を開始出来るってことか、それならちょうど良い、敵が囮に引っ掛かる瞬間がクッキリ見えそうだぜ」



 ということで集落の上層部が提案した時間からの行動開始が決定、その後は作戦参加者も交えて、ハーピーが普段食べるという肉や魚、そしてナッツなどの並ぶ食卓を囲んだ。


 残念ながら今回は気になっていた『ダイオウシカ』とかいう鹿肉が提供されることはなかったが、どうやら数が少ないわけではなく、捕獲に苦労するゆえあまり狩りに行くことがないのだという。



「ご主人様、今回の件が解決したらで良いから、ハーピーの人達と一緒にそのシカをやっつけに行きましょうっ!」


「ん? まぁ集落の方がそれで良いなら……うむ、良さそうな感じだな、じゃあ作戦が成功した暁には、その何とやらをハントしに行くぞ」


「やったっ! じゃあ早く出発してΩなんてサッサとやっつけましょっ! ほら早く早くっ!」


「わぁぁぁっ! こらリリィ、引っ張るんじゃない、食器とかの片付けが終わるまで待つんだっ!」



 急かすリリィ、そして便乗したカレンの2人に引っ張られて外へ出る。

 かなり日が長くなったとはいえそろそろ夕方、現着する頃には良い時間になっていることであろう。


 今回の事案における第一目標は『神隠し』に遭ってしまったハーピーの救出、そして第二目標としてだが、ユリナがかつて用いていた紋章を、今になって勝手に持ち出してきた馬鹿野郎の正体を突き止めるというミッションがある。


 第二目標がどうなるのか、今回の一件だけで解決に至るのかはわからないが、せめて、最低でも第一目標は完遂し、あのギャルハーピーからまともな口調での感謝の言葉を引き出そう。


 そのための第一歩、まずは囮役の偽ハーピーが地面を蹴り、次いで本物のハーピー達もそれに続いた……

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