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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第五章 東のさらに東
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557 接続された者

「すっごい数よっ! でも人間っぽい感じの足音じゃない……てかウシとかウマじゃないかしら……」


「私もそうだと思います、4本足で走っているのが沢山、しかも結構速いです」


「となるとウシじゃなくてウマか、もしかすると騎馬系のΩか、完全にウマタイプのΩが投入されたのかも知れないな」


「でも勇者様、それだと来るのが早すぎるような気がしない? 飛ぶならともかく、いくら高原地帯とはいえ本拠地からここまで走るのにはかなり時間が掛かるはずよ」


「いや、ここと同じような拠点がまだどこかにあるんだろうよ、で、そこが昨日のうちに報告を受けて、俺達の再来に対処すべく増援を送ったと……」



 ウマであることが推定される新たなΩ、それがこの人族と魔族の地を分かつ高原を、凄まじいスピードで、そして大集団で駆け、こちらに向かっているのは確実だ。


 更なる予測としてここ以外にも、おそらく魔族領域に入った先のどこかに、同じような施設が存在し、そこの常備軍たるΩがこちらに送られた、そう考えることが可能である。


 それから数十秒後には小さな、カタカタと揺れるような振動を感じ、さらに時間が経過すると、その振動は小規模な地震程度の揺れへと変わった。


 直後に見えたのは東側から迫る土埃、さらに待つと、その土埃の中に大量の……弓を携えた人間タイプに見えなくもないのだが、どういうことだ?



「なぁ、俺にはウマじゃなくてヒトに見えるんだが、カレンはどう思う?」


「ご主人様、土埃の下を良く見て下さい、上は人間だけど下はお馬さんです」


「ケンタウロスってやつか、走行性能と攻撃性能、どちらにも優れた戦闘タイプのΩであることは明らかだな」


「速いし攻撃も強そうです、新製品ですかね?」


「さぁ、少なくともこの間見たカタログには載っていなかったよな、とりあえず『ケンタウロスΩ』とでも名付けておこうぜ」



 迫り来る新たなΩの仮の名称も決定し、迎え撃つ準備をしてその場で待機する。

 だがケンタウロスΩは俺達には目もくれず、一直線に施設の、開いた状態の扉へと吸い込まれて行った。


 その数はおよそ500、昨日戦ったΩ軍団とほぼ同数だが、戦闘力に関してはこちらの方が数段上であると考えておくべきであろう。


 そしてもちろん、敵の攻撃方法には弓が含まれるはずだ、鏃に毒を塗ってある可能性が高いため、特にそういう状態異常系に対して弱いリリィなどは後ろに下げておかなくてはならないな。


 ケンタウロスΩを全て収納し終えたところで、施設の扉は一旦閉じてしまう。

 俺達は残った地雷を踏まぬよう慎重に、そして念のためバレそうな案内係の馬鹿をその場に放置して建物に接近する。



「……どこかに見張りが居るみたいな感じはないわね、もしかすると地雷を踏んで爆発しないと外の警戒を始めないんじゃないかしら?」


「かも知れないな、だが一応は気を付けつつ接近しよう、今入っていった奴等の弓も心配……と、扉が開いたじゃないか……」


「あっ、ケンタウロス型のΩが整列していますっ! そのまま突っ込んで攻撃する気では?」


「気付いていないわけじゃなかったってことだな、とりえずこの場で迎撃しよう、態勢を整えるんだっ!」


『うぇ~い』



 中で何をしていたのかは知らないが、とにかく整列してこちらに突撃を仕掛けるケンタウロスΩの軍団。

 と、どうやら前の者は弓を背中に戻して槍を持ち、突進で俺達を潰すつもりのようだ、今まではその準備をしていたということだな。


 全てのケンタウロス野郎が施設の建物から出た後、またしても扉はピッタリと閉じ、もはや誰も入れないという構えを見せる。


 外のΩは全て見殺しか? この数で俺達に勝てるはずがないと悟って、指揮官クラスが逃走するための時間稼ぎとしているのか?

 だとしたら戦いながらでも、建物から何者かが逃げ出すかどうかの確認をしておく必要があるな……



「来るぞっ! ガンガン叩いて蹴散らすんだっ! さすがにシルバーよりは強いだろうが、それでも俺達の敵じゃな……おいあんたっ! 危ないからもっと下がっていてくれっ!」


「いえ大丈夫です、私は自己責任でここに居りますので……う~む、しかし気になる……」



 もうすぐ接敵するというのに、どういうわけか前に、前衛と中衛の間に入り込んでしまった戦闘力皆無の技術者、死にたいとしか思えない行動だ。


 だがそれは一般人においての話、この天才にとっての前に出る行動は、単なる自殺行為に過ぎないものではなく、何か俺達には計り知れない意図があってそうしているのである。


 その理由は直後、迫り来るケンタウロスΩの軍団をガン見していた技術者の、ハッと何かに気が付いた顔から、すぐに説明がなされるものであるということがわかった……



「皆さんっ! このΩですが、下半身のウマ部分はΩではありませんっ! Ωとして機能しているのはヒト部分のみ、その繋ぎ目を狙って下さいっ!」


「繋ぎ目? てことはアレか、おいセラ、ちょっと風魔法で……もうやってるってか……」



 下の『ウマ部分』がΩではないとの技術者の判断、それに最も早く反応したセラが、巨大な風の刃をスタンバイしている。


 俺を含めたそれより前に居る仲間がサッと身をかわすと、次の瞬間には横幅が20m以上もある風魔法で創られたカッターが頭上を通過した。


 それはΩ軍団の、ちょうど『ウマとヒトの繋ぎ目』の高さを通過していく、もちろんその高さにある全てを分離切断しながらだ。


 Ωそのものには魔法攻撃への耐性があり、今のを受けてもサラッと流されていたはず。

 だがその繋ぎ目部分は脆く、スパスパッと斬られたケンタウロスの『ヒト部分』が地面に落下すした。


 その一撃、たった一撃でおよそ7割の敵Ωが斬られ、戦闘不能に陥って地面を這いずり回っている。

 残った者は同じようにセラの魔法で、また運良く俺達の目の前まで到達することが出来た者も、セラとジェシカが剣のひと振りで始末していく。



「おうおう、何だか知らんがあっさり片付いたな、ヒト部分はまだ生きているようだが……ところでウマ部分は……これはどういうことだ?」


「全部走って逃げてます、首のないウマなんて見たことがありませんよ、美味しくなさそうです」


「うむ、マジでわけがわからんな……」



 カレンによるウマがウマそうかどうかの判断は首のあるなしだということが発覚したのだが、正直それは今どうでも良い。


 どうして千切れたΩの、いや技術者によってΩではないと判断された部分が生きているのだ?

 首なしウマはそのまま、徒党を組んで東へ、魔族領域を目指して走っていった、当然千切れた上半身は置き去りである。



「ねぇサリナ、あのウマって……」


「デュラハンの首なしウマ……かしら?」


「おいユリナ、サリナ、そのデュラハンの首なしウマってのは何だ? 首がないのはデュラハンの本体だの方だろう? まぁウマの方も首なしだったかもだが、それが単体でウロチョロするもんじゃないだろうよ」


「いえご主人様、この先、つまり東の魔族領域にあるデュラハンの里ではああいうウマを育てていますの、なかなかの名馬揃いで、他の上級魔族からもかなり人気があるんですわよ」


「でも姉さま、東のデュラハンの里で育成している首なしウマがあの数だと……」


「そうですわ、『国がいくつか買える』ぐらいの莫大な金額になるんですの、もちろん血統書がないとダメだとは思いますが」


「げぇぇぇっ!? そんなにすんのかよあの変なウマがっ!」


「あくまで血統書があれば、という話ですわよ、今から追いかけて捕まえようとかしないで欲しいですの」


「そうなのか……もう精霊様が行ってしまったみたいだがな」



 首なしウマを追いかけていった精霊様であったが、すぐに、どういうわけか1頭も捕らえることが出来ずに帰還した。

 どうやら凄まじい速さらしい、これまでは上に邪魔なΩが乗っていたのだが、それがなくなった途端に本来の素早さを発揮したようだ。


 悔しそうにする精霊様には『血統書』の存在を伝えて宥め、どうせあのウマの件に関してはこの先の旅路でまた、何らかのかたちで関与してくるはずだということも言っておいた。


 さて、ケンタウロスΩの上半身部分のみを潰しつつ、施設の方へ近付いて……と、今度は本命、昨日と同じシルバーΩ中心の迎撃部隊が現れたではないか。


 昨夜のうちに用意してあった牛乳パックスコップに換装し、金属バットをサブウェポンとする。

 迫り来る、そしてもちろん懐から汚らしいブツを取り出して投げ付ける敵に対し、必殺の一撃でそれを圧倒していく。


 ついでに隙を見て、施設自体の閉じたシャッターにもブツ入りの牛乳パックをお見舞いしてやろう。

 シャッターもΩシリーズと同じく魔法やその他の攻撃を受け付けないタイプらしいが、どういうわけかΩによる攻撃、即ち同士討ちであれば効果があるのだ。


 しばらくの攻防の後、牛乳パックを消費しながら接近していく俺達に、そして施設の壁やシャッターが徐々にボロボロとなり、今にも穴が空きそうなことに、中で指揮をしているΩが焦ったのであろう、作戦を変えてきた。


 今度は南の大陸での海岸と同じスタイル、シルバーΩによる自爆攻撃だ。

 こちらも本来であれば脅威なのだが、対策を持った俺達にとっては別にどうということはない。



「全員装備をバットに変更! 施設のシャッターを狙って打ち返すんだっ!」


『うぇ~いっ!』



 白髪とはいえ髪の毛のあるシルバーを打ち返せばゴッと、ハゲさせることによって空気抵抗を減らした高速タイプのシルバーを打ち返せばカキーンッと、それぞれ良い音と共にシルバーが飛んで行く。


 その一部は元居た群れの中に、一部は施設の、既に脆くなったシャッターへと向かい、そこで爆発を起こす。

 さらに前進しつつそれを続けていくと、シルバー軍団の消滅とほぼ同時に、完全に崩壊した施設入口の目の前へと辿り着いた。


 後続部隊が出て来る様子はない、そしてそこからも、そして施設のその他の場所からも、敵の親玉や指揮官のΩが逃走したような形跡は見当たらない。


 つまりそれらはまだ中に居る可能性が高いということ、全員が通過出来るようにシャッターの残り部分を破壊したカレンとマーサにそれぞれご褒美の干し肉と干し野菜を咥えさせ、目がどこかの通貨単位のマークになっているミラを先頭に中へと突入した……



 ※※※



「……結構明るいんですね、ランタンや松明の明かりとは違う、何というか不思議な感じです」


「これは自然の光を取り込んでいるんだな、夜になったらどうするのかは知らんが、日が出ている時間帯なら無条件に明るくなるよう配慮して明り取りの場所を決めているみたいだ」


「そもそも松明はエコではありませんっ! 有料化しましょうっ!」


「いや松明もその油もたいがい有料だからな」


「では増税を、エコでないモノの価格のおよそ半分以上が税となるようにすれば……」


「エコで庶民の暮らしを破壊しようとすんなっ! それもうエコじゃなくてエゴだからなっ!」



 本来は環境の専門家である天才技術者と押し問答をしながら施設内を進む。

 明るく敵も居ないが、非戦闘員がちょいちょい前に出て来るのは勘弁して欲しい。


 しかし天才でエリートで、おそらく良家の出身であろうこの男は厄介だ。

 確かにやっていることは立派なのだが、自らの高すぎる理想のために、その辺に居る意識低い系の住民を全て犠牲にしかねない危険を孕んでいる。


 俺は真の天才なのに、考え方の方はズブの庶民で良かった、これなら誰にも恨まれることはないのだと安心しながら、先を進むと、どうやら今歩いている通路よりもかなり広い、施設のメインと思われる廊下に到達した。



「う~ん、どうもここがこの施設のちょうど真ん中、それを突っ切るようにしてこの広めの廊下が繋がっているんだわ」


「でも入口からはかなりズレているな、まぁアレか、あのシャッターの部分から侵入した敵が、ストレートにこの大事な部分に辿り着いてしまうのはちょっとNGなのか」


「そういうことね、で、こっち、この先に何かこの施設のクリティカルなモノとか場所があるに違いないわ、行ってみましょ」



 案内図すらない施設内部だが、セラが指差している方に何かあるということは、もう誰もが、感覚的にわかってしまうこと、そういう雰囲気なのである。


 そもそもその先だけ暗く自然のものではない明かりで照らされているという時点で雰囲気は抜群。

 おそらく明り取りなどの脆い構造をどうしても設けたくない場所、それが重要でない可能性は極めて低い。


 念のためトラップ等が発動していないかを確認しつつ、慎重にその先へ進んで行く、踏むと矢が飛び出す仕掛け、トラバサミ、床にへばり付いたガムなど、危険な罠が盛りだくさんであった。


 これでこの先に重要な施設等が存在する可能性が高まった、いやもう確証を得たと言っても過言ではない……と、反対側からも何か来るようだ、もちろんその何か、というのが味方であったり、敵以外の何かであるとは思えない。


 だが、とにかくその何かは2体、喧嘩をしながらこちらへ向かっているということと、それから喧嘩に夢中で、俺達がここに居ることに気付いてさえいないということだけは確かである……



『オラァァァッ! だから言ったんだよオメェェェッ! 逃げるときトラップだらけじゃやべぇってよぉぉぉっ!』


『うっせぇボケェェェッ! 何ビビッってやがんだこのカスチキン野郎がぁぁぁっ! オラッ! ビクビクしてねぇでサッサと進めやこのfucking Son of a ……(お伝え出来ない表現です)……』


『はぁぁぁっ? 何調子乗ってんのお前? ねぇっ、俺上級魔族様、魔王軍からの出向、で、お前魔導兵器、単なるモノ、どっちの方が立場が上かわかってんのかオラァァァッ!』


『だからどうしたってんだこのボケジジィ、じゃあアレか? お前この場でタイマン張って俺に勝てるとでも思ってんのか? は? やんのかコラァァァッ!』


『ギョェェェッ! ま……末代まで祟ってやる……』


『へんっ、私のような魔導兵器に末代なんてもんはありゃしねぇぜ、一代限りの呪い、ご苦労さんっした、アハハハッ!』



 どうやら片方、おそらくはΩの方が、ここの代表か支配人か、その類の存在として魔王軍から出向していた魔族を、仲間割れというか子供じみた諍いの末に殺害したようだ。


 ちなみに声は女だが姿が見えない以上、可愛らしい見た目をしているかどうかは判断することが出来ない。

 まぁΩであればおそらくは美女や美少女の形をしているはずだし、いきなり攻撃して破壊するようなことはしないよう心がけよう。


 殺人者であるそのΩらしき物体は、余裕綽々、軽快なステップで暗い廊下の先からこちらへ……姿が見える直前で、さすがにこちらの存在を察したらしく、はたと立ち止まる。


 だがもう遅い、サッと動いた前衛の4人が、無数のトラップを避けながらその背後に回ったのだ。

 少し近づくとシルエットが見える、どうやら手を挙げて降参しているらしい。


 さらに近づくと、ミラの剣を首元にピタリと当てられた状態で青い顔をしているΩ……ダイヤとそっくりの顔をしているものの、髪型と服装が違うΩがそこに居た。


 赤髪は後ろで束ね、エッチなタンクトップにエッチなショートパンツ、顔には無駄に縫ったような痕がある、これはつまり『エロエロ女軍曹タイプ』ということだな、きっとドSキャラだ、とりあえず話をしてみよう……



「おいお前、もう降参するってことで良いんだよな? ちなみにここのΩを指揮していたのはお前だよな?」


「ひぃぃぃっ、そ、そうさ、ここのΩの指揮官は私、もう降参するから壊さないでおくれ……」


「何だよ情けない声出しやがって、さっき魔族を殺した時の威勢はどこへ行ったんだ?」


「うぅぅっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんんさいっ!」


「……まぁ粋がっている奴ほどこういう状況では弱いってことか、おいお前、プレス機に掛けられたくなかったらちょっと言うことを聞け」


「はいぃぃぃっ! 何なりとお申し付け下さいましっ!」



 女軍曹風のΩはきっと、これまでの戦いの指揮を通して俺達の強さを知っていたのであろう。

 逃げ出そうとしていたこと、そして捕まればアッサリと降参することなどからそう推測出来る。


 そして施設内にあったシルバーのストックを使い果たし、逃げようとしたところでノロマの、先程殺害された馬鹿そうな魔族が足手纏いになり、結果として逃げ遅れたと。


 この後はコイツに色々と案内させよう、広い施設だし案内看板の類も存在していないのだから、中を見知っているガイドが必要なのは確実だからな。


 で、まず調べるべきは……とりあえず施設の中枢へ行って、そこで次に東からやって来るΩ軍団について、詳細な到着時間等を知っておく必要がありそうだ。


 それからあのケンタウロスΩ、あのウマ部分はどうやって手に入れたのか、東の魔族領域にあるデュラハンの里というのはブルー系の連中の味方なのか、色々と聞き出したい。



「おらっ、まずはお前等が今まで居たここの指令室か何かに案内しろ、もちろんトラップの類は全部無効化しろよ、ひとつでも残っていたらお前のおっぱいをもぎ取るからなっ!」


「わかりましたっ! わかりましたから怖いことしないでっ!」


「じゃあサッサと歩きやがれこのウスノロめがっ!」


「ひぃぃぃっ! 自分が部下のΩに言っていたのと同じことを言われる日が来るなんて……」



 完全に諦め、タンクトップのまま両脇が良く見えるようにして手を挙げた状態の女軍曹Ωは、そのままトラップの類を無効化しつつ前を歩き、暗がりの廊下を通って指令所へと案内してくれる。


 すぐに到着した、異世界とは思えない現代的な扉を開けると、そこにはこの部屋が指令室であると声高に主張するようなモニターだらけの空間が広がっていた。


 中央の椅子には先程死んだ、廊下に転がっていた死体の魔族が偉そうに座っていたのであろう。

 その後ろにはこの女軍曹が立ち、その1匹と1人で施設全体の指揮をしていたに違いない。


 ごちゃごちゃした空間だが、とにかくここにはかなりの情報がありそうだ、特に、ここ以外のΩの中継所に関しては、机の上に広げられたマップから容易に確認することが可能なはず……

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