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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第五章 東のさらに東
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555 中継所

「おしっ、これで準備完了だ、忘れ物がないかの確認も済んだし、食糧もバッチリだな、あと魔族領域に100年居ても耐えられるぐらいには瘴気避けの魔法薬も持ったぞ」


「じゃあ出発ね、こっちが走り出したらアレも動くかしら……」


「たぶん……てかアレどうやってここまで来たんだろうな?」



 出発の朝、遥か東を目指す今回の旅に同行することになった王国技術者、屋敷の前に現れたその彼の乗り物は、馬が牽いていないどころか車輪すらないシロモノ。


 形状は丸く、まるで大玉転がしの大玉のよう、本人は昨日も来ていた女性部下の2人と一緒に乗り込み、設置された窓から手を振っている。

 そしてその周りを十数人の護衛の兵士が固めているのだが、どうやら兵士達は徒歩らしい、大丈夫なのか?


 というか彼等は気が付いたらそこに居たのだが、どうやってここまでやってきたのかは不明、出現するまで誰も気付かなかった時点で無音、またはかなりの静音タイプなのは確かだが、兵士の足音までしないというのは如何なものだ。


 いやはや本当に意味不明な車両というか何というか……と、浮かびやがったではないか、もうリアルUFOだな……



「ねぇちょっとっ! 何なのよあの乗り物っ! ねぇっ、攻撃して良いかしら?」


「ダメにきまってんだろ味方なんだから、遠巻きに眺めるだけで良いにしておけ」


「だって、大精霊たるこの私にも正体がわからないモノなのよ、それを人族如きが乗りこなしているなんて実に生意気だわ、制裁対象なのっ!」


「こらっ! 余計なことをするとお仕置きを……って、おい、そんなに気にすることもなさそうだぞ、中に乗っている3人を良く見てみろ」


「へ? あ、何よ、めっちゃ必死で漕いでるじゃないの……」



 天才技術者が、王国を始めとする人族世界の技術の結晶として作成したのであろうUFO、その謎に包まれた虚舟の正体は、何のことはない単なる足漕ぎの……いや、3人の足漕ぎで宙に浮いているというのはどういうことだ?


 おまけに脇を固める十数人の護衛も、足漕ぎ虚船から生じた魔力で少し浮いているではないか、相当な出力、一般人の足漕ぎエネルギーと、その変換した魔力だだけでそれをやってのけるのは通常困難、おそらくは凄まじい効率で力が用いられているはず。


 いや、効率どころではなく増幅さえしている可能性がある、もちろん強い力を持つ精霊様には、雑魚キャラである一般の人族にはあの乗り物を浮かせることが不可能であることは想像すら出来ないようだが、俺としては非常に驚きである……



「しかし本当に遅いわね、これじゃいつまで経っても目的地どころか、王国領から抜けることさえ出来ないわよ」


「確かにセラの言う通りだ、このまま行ったら帰りにここを通るのは来年の今頃になりそうだ」


「ご主人様、それじゃ食糧が持ちませんよ……」


「そうだな、もしそうなったらカレンは1年間お肉オアズケだ、野菜、ってかその辺の雑草でも食べているが良い」


「ひぇぇぇっ!? どうして私が草なんかっ!」



 冗談を冗談だと見抜くことが出来ずにガチ憤慨するカレン、尻尾の毛は逆立ち、『お肉オアズケ』の未来と真剣に戦おうという意思が見て取れる、ちなみに同じ肉食のリリィは早速寝ているので反応しない。


 いや、それにしても技術者達の乗った虚舟は遅すぎる、これは冗談ではなく本当に、今回の旅だけで年が明けてしまいそうなペースだ。


 最悪置いて行くか? いや、そもそも奴等が来ないと現地で発見するであろう様々なものの詳細な鑑定評価が出来ないではないか。


 俺達だけでは確実に拙い、もしゲットしたモノが何なのかぐらいまではわかったとしても、その使用方法、危険性の有無などは自力での判断を回避した方が良いのは明らかである。


 となるとこちらの馬車の力で牽引、またはあの虚舟ごとカートップにして……ダメだ、それだとこちらの馬が、大変希少で価値の高いお馬様が無駄に疲れてしまう。


 ではどうするべきなのか、乗り物は棄てさせて護衛は帰し、メインの3人だけ馬車に乗せてやる、或いはこちらの仲間のうち魔力の高い誰かが向こうに乗り込んで無理矢理に……



「あの~、ちょっとよろしいでしょうか?」


「ん? 何だダイヤ、発言を許してやるから用があるなら簡潔に済ませるように」


「はい、あの後ろのマシン、私が乗り込めばかなりスピードが出せると思うのですが……行って良いですか?」


「そうなのか? どう動かすのかちょっと見てみたい気もするし、それで速くなるなら万々歳だ、すぐに行ってやれ」


「わかりました、ではっ!」



 見た目は女の子とはいえ一応は魔導兵器であるため、念のため鎖でグルグル巻きにして荷台に積み込んであったダイヤであるが、そんな鎖如きブチブチと千切り、凄まじい勢いで馬車から飛び出す。


 後続の虚舟に飛び移ったかと思うと、慣れた手つきでハッチを開けてその中へ入り込むダイヤ。

 あれは知っている動きだ、もしかするとあの乗り物も、Ωシリーズの技術に基づいて創り出したものなのかも知れない。


 さて、そのマシンをダイヤがどう動かすのか……と、何のことはない、普通に技術者と場所を交代し、自らの足で漕ぎ出したではないか。


 だが次の瞬間にはフワッと高度を上げた虚舟、もちろん護衛の歩兵もそれと同時に、バランスを崩しながら高く浮き上がる。


 直後、一気に加速した虚舟は、俺達の馬車を追い越し一度遥か彼方へと飛び去った後、まるで忘れ物でもしたかの如く舞い戻り、以降はこちらにペースを合わせて進みだした。


 ちなみに歩兵は全て気を失っている、超高速で飛行した際のGでやられたのであろう。

 というかこれなら護衛など要らないのではないかという次元なのだが、良く考えてみれば、それだからといって帰してしまえば王国軍のメンツが潰れる、面倒だが連れて行くしかなさそうだな……



「さてと、これでスピード問題は解決だけど、今日の宿に到着するのはかなり遅くなってしまいそうね」


「うむ、だが人里で、屋根がある場所で寝られるのもせいぜい牛乳集落ぐらいまでだろ、多少遅くなっても泊まれるだけあり難いと思った方が良いな」



 今回の旅はセラとミラの故郷の村も、それからその他諸々の関係各所はほとんど通過しないルートである。


 唯一人族の地と魔族領域の境目である牛乳集落だけには立ち寄ることが出来るのだが、おそらくもう帰っているはずのキャシーは元気にしているのであろうか?


 キャシーは王都で捕まえてあるドロシーと、それに聖都が陥落したせいで王宮に留まっているメルシーとの3人で、また何かやって欲しくて呼ぶことがあるかも知れないが、せっかくなので立ち寄って挨拶をしておこうということに決まったのだ。


 馬車は進み、宿に泊まったり休憩したりを繰り返しながら東を目指す、何日か後、ようやく第一チェックポイントである牛乳集落が、どこか懐かしい高原の風景の中に見え始めたのであった……



 ※※※



「あっ、どうもどうもお久しぶりです、と言っても私は数ヶ月ぶりに過ぎませんがね」


「いえいえ、あの後も色々なことが目まぐるしく起こったものですから、かなり久しぶりな感じがしますよ」


「そうでしたか、今回もお忙しいとは思いますが、出来れば一晩だけでもゆっくりしていって下さい……と、お連れの役人風の方はウシと何を話しているんでしょうか……」


「あぁ、あれは放っておいてやって下さい、知能が高すぎてどうにかなってしまったという典型的な例なので」


「まぁ、それはそれはおかわいそうに」



 到着した牛乳集落で俺達がキャシーを始めとした人々との挨拶を交わしている間、技術者は牛小屋の前で、飼われている乳牛に対して説教を食らわせていた、なおウシはモーとしか答えない模様。


 というかどうもこの男、ウシの排出するメタンガスが環境に悪いことを感覚で知っているようなのだ。

 最初からしきりに『反芻するな』とか『ゲップは我慢しろ』、『それが環境のためだ』などと言っているのでもう間違いない。


 こんな世界でどうやってそのようなことを知ったのかは完全に謎、真相が非常に気になる、だがウシと会話する変なおっさんとはあまり関わりたくないため、この場は何も聞かないでおこう。


 部下に引き摺られて集落の中に入る技術者に対しては他人の振りを貫き通し、その日は集落の公会堂での会食となった。


 ここでの食事は偽村長討伐事件以来のことである、牛乳だけでなくミルク系の甘い酒、乳製品のつまみなども期待出来そうだ。


 と、食事だけでなく近況の報告も受けておかないとだな、ここは魔族領域にも近いし、東の四天王軍の残党が何かを企んでいてもおかしくはないのだから。


 ということで夕方、宿泊しているコテージにやってきたキャシーに連れられて行った公会堂で、早速集落の面々に、最近特に変わったことはないかということを尋ねる。


 こんな辺境の地にも気を配って下さるお偉い勇者様、こういう行動が伝説の勇者として永遠に崇め奉られることへの第一歩なのだ……で、肝心の異変の有無は……



「……う~む、そうですな……あっ、そういえば最近わけのわからぬ連中が、近くの草原に巨大な施設を造りまして、集落の者が不気味がっておりますの」


「巨大な施設? それは一体どういう……」


「それがですの、集落の若い者を偵察に出しましたところ、空飛ぶおかしな老人が東からやって来たと思いきや、すぐにまた別の老人が西へ飛び去るという現象が確認されておりますのじゃ、それも1人や2人ではなく、同じ顔をした老人が多数なのです」


「完全にΩじゃねぇかっ!? ちなみにそれはどの辺りですか? どういう目的で使われているのか判明していますかっ?」


「い、いえ、危険やも知れぬということでそれ以降は……ただ場所でしたらお教えすることが出来ます、いえ、むしろ勇者パーティーの皆様でしたらそのΩ? とやらを排除することが可能なのではと……」


「ええ、というか今回東を目指している目的がそれなんです、俺達はその『おかしな老人』の本拠地を叩いて、開発者とその親玉を地獄へご案内するために来たんですよ」


「なんとっ!? ではわしらは有力な情報を提供することが出来たうえに、住民の不安の種となっているあの巨大施設もどうにかして頂けるということですな?」


「その通りです、では明日、朝からその施設の様子を確認しに行きましょう、そしていけそうならそのまま滅ぼして、中で働いているゴミ野郎共を皆殺しにしましょう」


「わかりました、では集落の方で案内を出しますゆえ、どうかどうかあの不気味な者共を排除して下さいまし」



 思いがけないところで敵の情報を獲得することが出来た、その後、宴をしながら実際に偵察に行ったという若者を呼び、そのときの詳細を話させる。


 その施設の良く見える場所に設置されていたという看板、そこに表示されていたのは『ブルーエクスプレス(株)Ω中継輸送所』との文言であったらしい。


 そこへ西から来たΩが入り、別のΩが西へ、つまり王都やその他人族の住む町や村がある方向へ飛んで行く。

 つまりはそこでΩ自体を交換しているということだ、まるで運送業……普通に『エクスプレス』なのか……


 つまり、その施設はブルー傘下の企業であり、Ωを目的地まで、もちろん急行便で届ける役割を担っているのだ。


 そして、遥か東からここまでやって来たΩをそこで休ませる、というかエネルギーを充填させ、代わりに『充填済』、つまりそれより前にそこへ到達したΩを出発させるという方法で動いているのはほぼ間違いない。


 おそらくはΩ、とりわけシルバーΩの航続能力は、本社工場かそれに近い位置からだとこの辺りが限界。

 そこで単純に休憩を挟んでしまうのではなく、交代で飛ばすことによって素早い現着を実現しているのだ。


 これはとんでもなく近代、いや現代的とも言い得る手法だ、もしかするとここにも魔王軍、いや魔王の奴の入れ知恵があるのかも知れないが、敵が俺達の想像を遥かに超える、非常にシステマチックな動きをしているということだけは良くわかった。



「まぁ、とにかく明日だ、敵の施設がどんなものかってことを確認してからじゃないと動きを決められないからな」


「しかし主殿、今回はいつものように誰かが攫われているとか、あとその中に善良な人々が居るという可能性も極めて低いぞ、ある程度の確認が済んだら徹底的に破壊してしまって構わないのでは?」


「そうよっ、ジェシカちゃんの言う通り、なんなら明日の朝イチで私のウサちゃんパンチをお見舞いしてやるわっ!」


「ほらマーサちゃん、ご飯のときには立ち上がったらダメですよ」


「そうだぞマーサ、ジェシカもちょっと落ち着け、敵の施設には有力な情報とかが眠っている可能性があるからな、無闇やたらに焼き払えば良いってものでもないだろう」


「それに、お金に換わりそうなモノも沢山ありそうですから、全ての引き出しを開けて、それから樽と壷も全部割るまで施設自体の破壊はしないで下さい」



 本来手に入れるべきアイテムや金目のものの滅失も心配ではあるが、そもそも突然の攻撃に対して、敵がこの牛乳集落に被害を及ぼすような反撃に出る可能性がないとも言えない。


 たしかに真っ向勝負をすればこちらの勝利は揺るぎない、しかしその他諸々の要素を加味した場合、やはりここは慎重に、様子を見てから攻撃を仕掛けるべきであろう。


 そもそも敵の数もわからないのだし、余計なことはするべきではない、明日のうちに攻撃を開始出来る可能性は少し低いかも知れないな……


 そこからしばらく宴は続き、本格的な祭は俺達がそのΩ施設をどうにかし終えた後でということにしてお開きとなった。


 早速、まだ人族の領域からも出る前での足止めなのだが、この近くの施設がΩ軍団による侵略の拠点のひとつとなっているのは確実、そこを叩くことで、俺達は勝利に一歩近付くことが出来るのだ……



 ※※※



「おはようございます皆様、俺っちが今日の案内役、『偵察野郎Cチーム』に所属する伝説の斥候です」


「うわっ、何か知らんがキャラの濃いのが来やがったな、で、何でCチームなんだ、そのチームは何人居るんだ?」


「今のところ俺っちだけです、あとCチームのCは『チ○カス野郎』のCです、ノリで決めました」


「お前最低だなっ!?」



 翌朝、俺達が宿泊している場所へ迎えに来たのは変な野郎であった、見てくれからしてパンクバンドに所属しているのは間違いないし、『偵察野郎』にしては少々目立ちすぎる感が否めない。


 まぁ、とりあえず何かあったら見捨てて帰ろう、きっと集落の上層部もコイツのことを『捨て駒』とか『どうなっても構わない雑魚』ぐらいに思っているはずだ、間違いなくまともに仕事をしている雰囲気ではないからな。


 で、その偵察野郎に連れられ、先頭になった際に参加しないアイリスと、それからその護衛として連れて来たエリナを除く俺達は徒歩で、技術者の男は部下を連れず、単体でマシンを操ってえっちらおっちらと付いて来た。


 敵の施設はそれなりに遠いらしく、集落を出てから1時間以上も草原を進まされた。

 こんなことなら馬車で来れば良かった、そう思ったところでよやく、彼方にそれらしき建造物の姿が見える……



「ほえ~っ、でっかいですよご主人様、あれじゃ食べ物をしまってある場所が見つかりませんよ、どうしましょう?」


「ちなみにリリィ、あの施設は主にΩが利用しているんだ、ろくな食べ物がないと思うぞ、まぁ燃料用の酒は十分にあるだろうがな」


「おつまみの肉がないってことですね、大丈夫です、試しにあのΩってのを食べてみますから」


「いや、絶対に固いからよした方が良いと思うぞ、あと普通に汚さそうだしな……」



 リリィのΩ食べてみたい発言に対し、後ろで精霊様に見張られながら歩いていたコパーとダイヤが露骨な表情でドン引きする。


 口々に『私は食べても美味しくはない』ということをリリィに伝えようとするのだが、そういうのは逆効果であり、むしろ死亡フラグにさえなり得るということがなぜわからないのか?


 まぁ、そんな味方Ω達はまた再教育にかけるとして、とにかく今は敵の施設に近づいてみよう、目標は中での活動の様子がハッキリと見える位置だ……と、それなのになぜか立ち止まる偵察野郎、ビビッっていやがるとブチ殺すぞ……



「ちょっと待って欲しいです、俺っちの事前調査で判明していることなんですけど、ここから先は危険なんですよ」


「何が危険なんだ? 敵に見つかるとしたらお前のツンツンピンクヘアーが原因だぞ、ちょっと帰ってハゲて来いや」


「いえ、そうじゃないんです、何だか知らないけどこの先には『犬のウ〇コ』が滅茶苦茶多くて、うかつに踏み入れると普通に踏みますよ」


「おいそれっ、間違いなく犬のウ〇コΩだぞ、てことはこの先は……」


『地雷原……』



 とりあえず緊張の面持ちで『地雷原』ハモりをしてみたものの、そこに参加しなかったのはルビア、何やら作戦があるようで、1人だけ余裕の表情を浮かべている。



「ご主人様、何もそのΩを踏まなければ良いだけの話です、私に任せて下さい」


「いやっ、おいっ! せめて誰か他の……」



 余裕で歩き出したルビア、華麗なステップで地雷だらけの地に足を踏み入れ、まるでバレリーナのような動きで犬のウ〇コΩを回避……出来るはずがなかった。


 たったの10歩程度で地雷を踏み抜き、爆発してどこかへ飛んで行ったルビア、その着地点でも、その次の着地点でも直接地雷にヒットし、数十回の爆発の後、元居た場所に飛んで戻って来る。



「いててっ、失敗しました……」


「だから言っただろうがっ! お前、普通に歩いていてもそんなにすぐ引っ掛かったりしないからなっ!」


「ごめんなさい、あともうひとつごめんなさい、今ので敵に見つかったみたいです」


「……まぁ、そうなるだろうな」



 地雷原の先に見える施設の扉が開き、中から大量のシルバーΩが飛び出してきた。

 もう戦わざるを得ない、とにかく向かって来ている分だけでも全部始末してやろう……

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