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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第三章 交換の後に
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526 今度は何だ

「ぎょえぇぇぇっ! わしはロリコンなどではないっ! というかどこへ連れて行こうというのだっ?」


「うるせぇから黙れやこのキモオヤジ、お前をどこへ連れて行こうがこっちの勝手だ、ロリコンの分際で口を開くんじゃねぇよこのゴミがっ!」


「勇者様、そんなので遊んでいないで積み込みを手伝ってよ、まだまだ重い荷物は沢山よっ」


「あ、は~い、ほらぁぁぁっ! お前のせいで怒られたじゃねぇかぁぁぁっ!」


「ぐふっ……」



 ロリコン野朗の入った檻を蹴飛ばし、衝撃波でダメージを与えて気絶させる。

 臭くてキモくてロリコンで、しかもやかましいと来たらこうせざるを得ない。


 念のため殺してしまわないよう慎重にかましてやったのだが、どうやら鼓膜が破けて大変なことになっているようだ、まぁ、死にはしないからこのままで良いか。


 ロリコン野朗の入った檻はそのまま船へと積み込み、今のところ『労働者』として使ってやっているアンジュ達サキュバス軍団に監視させる。


 まぁ、とはいってもあんなキモい物体、そういう系に耐性があるサキュバスであってもかなりキツいようだ。

 話したり直接見たりはしないとのこと、分厚い布を掛けて臭いすらもシャットアウトしている。



「はい荷物の積み込みはこれで終わり、あとは食糧を買い込んで、それから村の人に挨拶をしておかなきゃね」


「うむ、その辺りはもう誰かに頼んだ、俺は……あそこでサボっているルビアという娘がおるじゃろ? 奴に制裁を加えておくから、買出しにはカレン、挨拶に行くのはリリィを派遣しよう、2人共、しっかりやるんだぞ」


『はーいっ!』



 ご褒美のジャーキーを口に咥えた2人は、それぞれ買い出しに行くミラ、そして挨拶に行くセラとマリエルに同行して船から降りて行った。


 俺は2つ並んだバカンスチェア、そのうち精霊様ではない方に狙いを定め、上に寝そべって寝息を立てているルビアごとひっくり返してやる。


 ポンッと宙を舞ったチェアとルビア、横に置いてあったドリンクはナイスキャッチ……真昼間だというのに『ハードドリンク』ではないか、しかもなかなか度数が高そうだ。


 地面に落下してなお寝ているルビアを引き起こし、ついでに目を覚まさせる。

 寝惚けた感じで眼を開いたルビアは、どういうわけか遠い外洋を見つめたままだ……



「……おはようございます、で、アレは何なんでしょうか?」


「アレって……あぁ、あの遠くの波みたいなのか、別に、普通にその辺のUMAとかじゃないのか? ほらシーサーペントとかよく言うだろ」


「な~んだ、てっきりもっと凄いモノを発見しちゃったのかと思いました、UMAなら珍しくも何ともありませんね」


「それよりルビア! お仕置きの時間だっ!」


「精霊様だってサボってるのに~っ、あ、でもお仕置きならいつでもどうぞ、はい、お仕置き用の革の板ならいつも持ち歩いてますから」


「全くしょうがないドMだな、じゃあそこで四つん這いになって尻を出せ」



 嬉しそうに四つん這いになったルビアの尻に強烈な打撃を加えていく、だがその間もルビアは海上、つまり先程発見した謎の波が気になって仕方ない様子。


 たいしたモノではないと思っていても、最初に注目してしまうとそれ以降はもう頭の中から排除することをし辛いのである。



「オラッ! このっ! どうだっ……ルビア、やっぱり海が気になるか?」


「ええ、だって何だか近付いているような気がして、ほら、しかもさっきより大きくなってないですか?」


「確かにそうだが、まぁUMAなんだから急激に成長したりもするだろうよ、あと変身したりもな」


「UMAを何だと思ってるんですかご主人様は……とにかくアレは異常だと思います、精霊様を起こして確認した方が良いかもですよ」


「ヤダよ起こすと恐いし、あんなの今のところ脅威でも何でもないんだ、俺は寝起きの精霊様の方がよっぽど危険だと思うね」


「う~ん、まぁそうかも知れませんね」



 とはいえ俺もあの波の正体が気になってしまった、転がっていたバカンスチェアを引き起こし、ルビアも抱えてそこに2人で寝転がる。


 それをしている間にも波は大きく、そして右往左往しながらも徐々にこちらに近付いている様子だ。

 パッと見で全長は50m程度、動きからして非生物ということは考えにくい、やはりシーサーペントか?


 だとしたらリリィ辺りが喜びそうだ、あいつは前に淡水に生息する池サーペントを喜んで食っていたしな、しかも刺身で。

 それが本家本元のシーサーペント様であったらもう天地がひっくり返るほど大喜びするに違いない。


 というか、池サーの奴は魔物の分際で喋っていたよな? となるとシーサーペントも喋ったり、もしかするとあの大きさであれば高い知能を持っていたり……まぁ、それはそれで何とも言えないな……



「おっ、今度は左へ行ったぞっ」

「何だかちょっと潜りましたね、でもまた浮いて来ました」

「イワシの群れでも追ってるのかな? だとしたら村周辺の漁業資源がアレでアレで、いつかアレなことになってしまうぞ」



 もうすっかりその波の正体は『シーサーペント』だと思い込んでしまった俺とルビアは観察を続ける。


 実はそれが別の存在、つまり『ヒトガタ(ニンゲン)』や『クラーケン』などかも知れない、はたまた映画でしか見たことのない巨大怪獣なのかも知れない、そういったことは一切頭に浮かばなかった。


 そこへ買出しと挨拶に行っていた2つのグループが戻る、サボっているルビアに制裁を加えると息巻いていた俺が、今では同じチェアに横になって海を眺めている。


 一見するとミイラ取りがミイラになった状況に、戻った5人はやれやれといった感じ。

 だがこれには理由があるのだと主張し、俺達が必死で監視を続けた正体不明の敵……敵かどうかはわからないが、とにかく巨大海洋生物についてその存在を指摘してやった。



「……ご主人様、アレ、サーペントじゃなさそうですよ、茶色いし、人間みたいな形をしてます」


「そうか、リリィは視力が良いな、おいルビア、やっぱりシーサーペントじゃなくて『ヒトガタ(ニンゲン)』だったみたいだぞ、わりと珍しいタイプのUMAじゃないのか?」


「こんな所まで『ヒトガタ(ニンゲン)』が? もっと南の氷河ばっかりの地域に居るという噂なんですが……夏の異常気象のせいでおかしくなったんでしょうか?」


「いえ勇者様、ルビアちゃん、他の皆も、アレはUMAなんかじゃないわよ……」


『せ、精霊様!? いつの間に起きていたんだっ?』



 巨大海洋生物に関して適当でいい加減な、何の根拠も持たない議論を始めた俺達の真上に、先程まで横のバカンスチェアで昼寝していたはずの精霊様が浮かんでいた。


 その表情は真剣そのもの、話題のUMA、いやUMAではないとする生物をしっかりと見据えている。

 残念ながら浮かんでいるゆえパンツ丸見え、真面目な感じを出してもまりキマっていないのであるが、とにかくふざけているような事態でなことは確かであろう……



「つい今起きたのよ、というか嫌な予感を察知しちゃって、それで強制的に起こされたの」


「嫌な予感とは?」


「う~ん、何と説明したら良いのか……とりあえず悪いニュースが2つあるけどどっちから聞きたいかしら?」


「それと対になるものとして本来あるはずの良いニュースは?」


「ないわ、じゃあまずは悪いニュース①、私の見積りが甘かったわ、ウンウンウンチウムの危険性を認識していなかった、というところかしら……それともうひとつ、悪いニュース②ね、あのおっさん、めっちゃ進化してるみたい……」


「またウ○コの話しか、精霊様は本当にウ○コが好きで……ってもしかしてだが、あの……何というか……」


「ええ、沈めたはずの敵№37、ウンウンウンチウムおじさんよ、バケモノになって暴れてるみたいなのよ」


「ぎぃぇぇぇっ!? あんなのが巨大化してんのかぁぁぁっ!」



 深い深い海溝に沈んでいったはずのおっさん、もちろん精霊様もそのときは完全に大丈夫だと、もう数百年以上は陸に上がってくることはないであろうと感じていた。


 だが奴は通常の人間とは組成からして異なっている、タンパク質や脂肪で出来ているのではなく、ウ○コのような新素材によって造り上げられた人外モンスターなのだ。


 もちろん名前からして超ウラン元素であるその口に出すのも憚られる禁忌の物質は非常に重く、それゆえおっさんは海底を這うようにして移動するしかなかったはずなのである。


 だが現におっさんは、何らかの方法によってその姿を変え、遊泳能力を獲得してこの村に迫っている、それが今目の前にある現実なのだ。



「……わかったわ、あそこで奴が沈んで行ったのは本当に深い場所、それで私達が攻撃して撃沈した他の船の積荷、というか兵器の類もそこへ行ったに違いない」


「あ、私とリリィちゃんで5隻は沈めたわよ、他にも大破してグッチャグチャになってた船があったし、そういうのからも色々流れ出しているわねきっと」


「てことはアレか、敵の船に積んであったヘヴィーウ○コ弾が奴の沈んで行った海溝に溜まって、それを吸収、というか過剰摂取した結果……」


「未知のバケモノに進化してしまったってこと、ちなみにあのままだとどんどん進化していくわよ」


「拙いな、これじゃ俺達も村から出られないし、そもそもあんなのが居たら村の漁業が崩壊しかねないぞ、どうにかしないとだ、とりあえず全員船室に集合だっ!」



 緊急対策会議である、今から『おっさん改』が港に到達するまでの間に何らかの手立てを確立しておかなくてはならない。


 このまま上陸を許せばそれこそ悲劇、せっかく守り抜いた南方拠点のこの村が、村人達の笑顔が、それどころか周辺地域丸ごと消滅させられかねないのだ。


 すぐに集まったメンバー、それに戦力となるはずのエリナも、あとオブザーバーとしてアンジュも加え、アイリスが出してくれた茶を啜りながら会議を始めた……



 ※※※



「……で、ユリナよ、奴を絶命させるのは不可能なんだな?」


「ええ、おそらくそうだと思いますの、もうアレは生物の領域を脱した恐怖の存在、人とウ○コの中間を漂うモノ、この世界にある法則は全く通用しないはずですわ」


「姉さま、あまり汚い言葉を使うのは悪魔としてどうかと……」


「あら、それは確かにそうですわね、先程の『ウ○コ』を『排泄物』に訂正しますの」


「どうでも良いとこばっか拘ってんじゃねぇっ!」



 しかし殺せない、そしてもはや沈めることも不可能になった奴をどう始末するか? 封印するにしても相当な力が必要だし、和解して友達になることなど出来ようもない。


 そもそも狂ったように泳ぎ回っている状態なのだ、僅かにおっさんであった頃の意識が残っているのか、何となく岸の方を、つまりこの村への上陸を目指しているような気がしなくもないが、おそらくはもう人語を解さない『何か』になっているというのが現時点で最も有力な予想だ。


 従って友達になることなど出来ないどころか、目が合った瞬間攻撃を仕掛けてくる可能性が非常に高い。

 こちらから何か説得して、母なる海に帰らせるということも不可能であろうし……これは一体どうすれば良いのだ?



「あ~あ、あんなバケモノでも『反物質』さえあれば簡単に消滅させることが出来るのに、下界にはそんなもの存在しなさそうね」


「何だ精霊様、どうして反物質の存在なんて予言してんだ?」


「予言じゃないわ、神界に行けば普通に存在しているもの、それこそコンビニでも買えるわ」


「コンビニで反物質!? 神界やべぇな……」


「まぁ、もっともパッケージから出すとすぐに消滅しちゃったりするんだけどね」


「まぁそりゃそうだろうな、で、その反物質、というか『反ウンウンウンチウム』を手に入れることが出来れば、もしかするともしかするかもってことだな?」


「ええ、あのバケモノを対消滅させることが出来るわ、問題はそれをどうやって手に入れるか、あと誰があんなのに特攻して反物質をぶつけるかなのよね」



 通常であればウ○コの反物質など入手したいなどとは到底思えないのであるが、今はそれが希望の光、俺達が勝利し、この村やその他諸々を守り抜くためにはそれが必要。


 しかしその反ウ○コ、そもそもこの世界自体には存在していない、存在していたとしてもごく微量であると考えられる。

 それをあの巨大なバケモノが完全に消滅する分だけ集めるのは不可能、となるとここはやはり神界で……


 そう思ったのとほぼ同時に、宙に浮かんでいた精霊様の手はアイリスのポケットの中に突っ込まれていた。

 取り出されたのは護身用デバイス、そのうち白い方のボタンを躊躇なくポチッとする。


 淡く白い光、次第に人の姿を取るそれは、どういうわけか毎度の如く服を着ていない女神へと形を変えた……



「……えっと、私はお風呂に入ろうとしていて……勇者よ、またあなたの仕業ですか?」


「いや、今回は精霊様だ、だが呼んでしまったものはもう仕方ないな、早くウ○コの反物質を出しやがれ」


「何ですかその不潔極まりない物質は? 言っておきますが何かの反物質など、そう易々とこの世界に持ち込むわけには……」


「いえ、ちょっと待ちなさい、はいあっち、窓から見えるでしょ? あのバケモノはどう考えてもこの世界のエラー、ウンウンウンチウムを摂取して人間があそこまで変異したの、どう考えても運営側、つまり神界の責任よ」



 船室の窓を開けそこに掴んだ女神の頭を突っ込む精霊様、そのままの状態でキョロキョロとしていた女神だが、最終的に海で暴れ狂う巨大な影にピントが合ったようだ。


 そこからしばらくの間それを凝視する女神、浮いたり沈んだり、また左右にも移動しているそのモノの正体を探るのには時間が必要であるのは確か。


 だがかなり接近してきているゆえ、海面まで上がって来たときにはくっきりとその姿が見えているはず。

 もちろん俺にも見える、茶色の、およそ100m前後にまで巨大化した泥人形のような人間タイプのバケモノの姿が……



「ん? あら……えっ? ひぃぃぃっ! 何なんですかあのモンスターはっ!? 勇者よ、あなたはまたわけのわからないモノを召喚してっ!」


「いや俺じゃねぇし、そもそもそんなの召喚したことなんぞ一度もないからな、今回のは精霊様がやったんだ、半ばバケモノと化したおっさんを海に沈めたら完全体のバケモノになって復活してきたんだよ、マジでビビるだろ?」


「ビビるどころの騒ぎではありませんっ! すぐに『反ウンウンウンチウム』を神界から……通販だと品切れで入荷待ちのようですね、お届けまで1週間以上とされていますのでそれまでどうにか耐えて下さい」


「冗談じゃねぇよっ! すぐに行ってコンビニで買って来いやぁぁぁっ!」


「あ~れ~っ!」



 アホの女神を上空に向かって蹴飛ばしてやる、キランと光って消えたのだが、おそらくそのまま神界へ行ったのであろう。


 というか全裸でコンビニへ行って逮捕されないと良いのだが、その辺りは神界のルールによるものなので俺にはわからない。

 まぁ神なのだから服を着ていないような奴も居るのであろう、多少は全裸でも問題ないはずだ。


 女神の帰りを待つ間、甲板に出て巨大ウ○コ生物の動向を監視する。

 かなり近付いているようだが、それでもやはり右往左往、まっすぐ進むということはしないようである。


 というかもしアレがまっすぐにこちらへ向かっていたら都考えると恐ろしい。

 既に村は蹂躙され、人々は再び緊急避難、速度的にどうかはわからないが、そのまま北上すれば明日か明後日には王都までやられてしまう。


 それが海上にあるうちに対処を始められるのだ、この件に関しては不幸中の幸いであったと考えておこう。


 しかしそれにしてもこのままでは拙いな、こんな港の近くであの質量のモノを対消滅させるのだ、当然一気にやれば世界が壊れてしまうゆえチマチマと攻めるのであろうが、それでも放出されるエネルギーは莫大、それこそ村は終わりだ。



「……あれじゃちょっと近すぎるわね、私が行って後ろから挑発してみるわ、リリィちゃんも手伝って」


「はーいっ!」


「じゃあ今回は俺が乗って行こう、リリィも、精霊様も気を付けて行くぞっ!」



 ということで引き離し作戦に出る俺とリリィ、精霊様の3人、敵を後ろの上空から攻撃して注意を向けさせ、村ではなく俺達の方へと向かうよう誘導するのだ。


 リリィの背中に乗って甲板から飛び立つ、接近し続ける敵をすぐに飛び越え、外洋側からブレスを、そして精霊様は水の弾丸を浴びせる。


 茶色いドロドロの体表面、そこに熱と、それから物理によるダメージが入る……やはりあっという間に再生してしまうようだ、普通に倒すのは不可能ということだな。


 だが前回の戦い、まだコイツが人間の形を保っていた際には散々無視され、何事もなかったかのように振舞われてしまった俺達の攻撃に対し、今回は理性を失っているゆえか無視出来ず、頭らしき部分にある2つの白い瞳をギョロッとこちらに向ける。


 ……反転した、これまでどうにかこうにか村を、上陸を目指していたバケモノが、今度は俺達を追うべく、外洋側に向かって進み出したのだ。


 もちろん左右にフラフラと、目だけはこちらを向いていても、体の方はまっすぐ泳ぐことすら出来ない、というか体を構成する物質が重すぎ、泳いでいるだけで精一杯といった感じ。


 変異したとはいってもそこまでか、これであれば逃げ回るのは簡単、女神が戻るまでであれば十分に時間稼ぎをすることが出来そうだ。


 飛び道具には十分に注意しつつ、なるべく村から離す方向で飛ぶリリィと精霊様。

 もしかするとこのまま南の大陸まで引っ張って行けそうか? リリィはおそらく無理だが、精霊様ならいけるかも知れない。


 と、そこまで考えたところで女神の降臨らしきエフェクトが空中に生じた。

 まぁ、倒せるのであれば倒してしまおう、それは女神の持ち帰った反ウンウンウンチウムが……何だか少なくないか……

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