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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第二章 資金源
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513 人質を

長くなりそうなので一旦章を変えました。このまま続きます。

「やれやれ、ようやく拠点村が見えたな」


「ええ、早く南方面の情報を貰わないと、派遣されていた部隊の人達が心配だわ」


「ああ、それと俺達ももう限界だな……」



 急いで帰還したため、ほとんど休憩という休憩を取ることが出来なかった。

 馬車に乗っていただけの俺とセラはまだしも、御者のお姉さん、そして縄で繋いで後ろを歩かせているサキュバス達がヨレヨレである。


 ゲートを潜って拠点村に入ったところで、たまたま働かされていた全裸元人種差別主義者奴隷を捕まえ、俺達が戻った旨を誰かまともな人物に報告するよう命じ、とりあえずそのまま温泉施設へと向かった。


 途中通りかかった俺達のハウスの跡地、既に誰かが連行してきたと思しきサキュバス達が、せっせと資材を集めており、また自分達で可能な箇所は建設を始めているようだ。


 そのまま進むと、当然だがダッシュで走って行った奴隷が先に到達したのであろう、丙と丁が建物の前で俺達を出迎えてくれた……



「よぉ丙、丁、すまないがこの連中を任せた、荷台にも2人居るから地下牢に放り込んでおいてくれ、俺達はすぐに戻らなきゃだからな、おいアンジュ、お前はこっちだ」


「わかりました、ではサキュバスの皆さんはこちらへ、薄汚い地下牢へご案内します」



 ついでに御者のお姉さんへの手当て増額を要請しておき、急いで皆の待つ部屋へと向かった。

 バンッと扉を開けると、中では……なぜこの状況下で全員ゴロゴロしているのだ……



「……えっと、とりあえずただいま、で、貰った文書からだとかなりの緊急事態に思えたんだが?」


「おかえりなさい、ええ、最初はそう思ったんですが、どうやら捕らわれた兵士達に命の効きが迫っているわけではないようなので、とりあえず勇者様達の帰りを待とうということになりまして」


「ふむ、では少し状況を説明してくれ」



 俺とセラは適当に座り、マリエルから南方で起こっていることの詳細に関する報告を受ける。


 まず裏切ったのは南方への派遣部隊に入っていた野郎共、階級も低く、人数調整のために放り込まれた使えない馬鹿ばかりで、帰りはそのまま海に捨てようかとさえ考えられていた程の無能揃いだそうな。


 で、普段からうだつの上がらないその野郎兵士共の中のさらに一部が、俺達、というよりも王国、いやこの世に生けるすべての人々の敵である反勇者・反王国連中に懐柔され、南の大陸に到着すると同時に反旗を翻し、待ち構えていた大量の敵と共に女性ばかりの派遣部隊を人質としたとのこと。


 ちなみに反乱の発生を知って状況を偵察に行った現地駐留軍からの報告によると、裏切り者共はその後用済みとして処刑、海岸に死体が打ち捨てられていたらしい。


 その他、反乱には加わらなかったものの、敵と戦う意思も持たずに逃走したその他の野郎雑魚兵士も、ある者はそのまま敵に見つかって殺害され、どうにか逃げ切った者も現地駐留軍に捕縛され、敵前逃亡の罪で火炙りの刑に処されて地獄に落ちた……



「ふむふむ、じゃあ裏切った馬鹿も逃げ出して死んだ馬鹿も、全部が全部無能で生き恥を晒すだけの給料ドロボウだったってことだな?」


「給料ドロボウどころか糧食ドロボウ、空気ドロボウ、待機スペースドロボウとまで呼ばれていた兵士達ですから、死んでくれたのは王国にとっても凄くプラスです」


「うむ、だが人質にされた女性兵士達が酷い目に遭っていそうな気がするんだ、その辺りはどう対処しているんだ?」


「ええ、敵は本当に人間のクズみたいなモノの集まりなわけですから、多少はエッチなこととかされているでしょう。ですが人質としての価値がある間は殺されないというのが通説ですから、まぁ捕まってしまったものは仕方ありません、彼女らにはしばらく我慢して貰うしかありませんね」


「なるほどな、王国の中枢はそういう考えなのか、で、敵の要求は?」


「王都を明け渡して勇者様、それとお父様と全大臣の首を寄越せと……」


「そうか、図々しい奴等だな、肥溜めに嵌まって惨たらしく死ねって言っておいてくれ」


「ちょっと勇者様、あんな連中を落としたら肥溜めが汚れてしまうわよ」


「お、そうかそうか、確かにそうだな、じゃあそういう馬鹿共は規定通り全部消毒するか、汚物としてな」



 とりあえず状況は把握した、人質になってしまった女性兵士達には悪いが、油断してそのような連中に敗北、囚われの身となってしまったのは自分達にも責任があると思い、救出作戦が始まるまで我慢して欲しい。


 で、こちらも温泉郷で情報を得た『ロリ・コーン師関与』の件について皆に話しておく。

 もちろん南方での人質事件にも関与しているのであろうそのテロリストだが、王女のマリエルや貴族令嬢のジェシカはその名前を知っていたようだ。



「全くあのロリコンめっ、主殿、あのようなゴミがのうのうと生きているこの世界をどうにかせねばならん、ロリコンは犯罪だからな、思想良心の自由に関わりなく、ロリコンであることが発覚した時点で死すべきなのだ」


「お、おう……そうなんだな……」



 怒るジェシカ、だが良く考えて欲しい、ここまでロリ・コーン師がロリコンであるとの情報は一切ない。

 完全に名前で損をしているのだ、まぁ、流れ的には実際にロリコンであるはずだが、特に知りもせず、その名称のみをもって他者を糾弾するのは如何なものか。


 とはいえコーン師がテロリストであることは事実、ロリコンであるか否かはどうあれ、確実に、早急に始末せねばならない対象であることだけは確かだ。


 ここから南の大陸へ渡るには、まずトンビーオ村に移動して船を出して貰わなくてはならない。

 そこからさらに数日、天候によってはもっと時間を要するのだが、とにかくなるべく早く行き、事件の解決と関係者の処刑を済ませたいところ。


 ということで協議の結果、あと1日だけ休息を取って疲れを癒すこと、王都には戻らずそのまま南を目指すことなどが決議された。


 王都にはマリエルがその旨を伝達、おそらく南以外の方面に派遣されていた部隊もすぐに転進するはずだ。


 だが機動力的に、一番最初に南の大陸へ到達するのはおそらく俺達、軍の連中が来るまでに強敵は片付け、あとは雑魚の殲滅だけすれば良い状態にしておくべきだな。



「まぁ、じゃあそういうことで、ところで皆は応援要請を受けてどこかへ行ったのか?」


「ええ、ちゃんとその辺の町とか村に行きましたよ……と、連絡係のマリエルちゃんとコソコソ逃げようとしているルビアちゃんは除いてですけど」


「おいコラ、どこ行こうってんだルビア、とりあえずそこに正座しなさい」


「はっ、はいぃぃぃっ!」



 曰く、ずっとこの部屋に残っていたのはルビアにマリエル、それと非戦闘員のアイリスに、そもそも無関係者のエリナ、合計4人とのこと。


 もちろんマリエルは王国の本隊との連絡係としてあえて残った、そしてアイリスも厨房の手伝いなどしていたという。


 つまり、特に義務を負わないエリナは別に良いとして、『戦闘員』のはずなのにここで食っちゃ寝していたルビアの行動は明らかにおかしなものである、そういうことだ。



「それで、どうしてルビアだけ出動しなかったんだ?」


「え~っとですね……それは……その……」


「ご主人様、ルビアちゃんは出動の順番が最後で良いって言って、その最後の日に寝坊して、しかも起こしても全然起きなくて、仕方ないので置いて行きました」


「あわわわっ、カレンちゃん、余計なこと言っちゃダメなのっ!」


「ふっふっふ、これは本当にあった話ですから余計じゃありません」


「ひぃぃぃっ! 恐ろしやぁぁぁっ!」


「なるほど、それは本当に恐い話だな、もちろんルビアのみにとってだが」



 悪いルビアには罰として正座3時間、夕飯抜き、そして心霊スポットに1時間放置という酷刑3つの中からひとつを選ばせる。


 悩んだ挙句部屋の隅に正座したルビアは放置し、それぞれの行き先で遭遇したこと、大変だったことなどの話に花を咲かせつつ、テーブルの上にあったルビアの菓子を皆で抓む。


 その後、やって来た丙と丁に話をし、翌々日の出発に際してはサキュバスの一団を連れて行く必要があるため、牢付きの馬車を何台か用意して貰えるよう手配を済ませる。


 その後は夕食、そして温泉に浸かり、久しぶりに何もない、オフの夜を迎えたのであった。

 まぁ、酒でも飲んでゆっくりすることとしよう……



 ※※※



「ご主人様、どうか私にもお酒をっ!」


「ルビア、お前は本当に図々しい奴だな、たかだか3時間正座した程度でこれを受け取る権利はないぞ」


「じゃあもっとお仕置きして下さい、はい、お尻に鞭をどうぞ」


「よろしい、100叩きの刑が終わったら酒をくれてやろう、喰らえっ!」


「ひゃぅぅぅっ! あうぅぅぅっ! もっと、もっとキツくして下さいっ!」


「この変態ドMめがっ! お仕置きだっ! どうだっ! 参ったかっ!」


「ごめんなさいでしたぁぁぁっ! アウッ・・・…」


「ちょっと勇者様、ルビアちゃん、遊んでないで作戦会議をするわよ」


『あ、は~い』



 ルビアを鞭で打ち据え、さらに酒が入ってエンジンが掛かってきたところで、セラが会議の開催を申し出る。


 本来ならば素面でやるべき内容なのだが、酒を飲んでいた方が率直な意見など気兼ねなく出せるのではないかという魂胆、いやそういった感じの理由付けだ。


 とにかく如何にして人質となった女性兵士達を救出し、卑劣な手段で優位に立とうとしたゴミクズ共を処断するのかを考えていく……



「う~む、奴等、人質を取るとはなんと卑劣極まりない連中だ、人でなしにも程があるぞ」


「それを主殿がいうのか、世も末だな……」


「ん? ジェシカ、何か意見があるならもう少し大きな声でハッキリというんだ、じゃないと皆に聞こえないぞ」


「いや、今のはその……何でもないんだ、ただの独り言だからな」


「そうか、ちなみに俺には聞こえていたぞっ!」


「ひぃぃぃっ! あ、謝るから脇腹を抓るのはやめてくれ……」



 今度は調子に乗ったジェシカを、酒が入るといつも……いや、入っていなくてもこうだ。

 そのうちこの勇者様の威厳を知らしめる再教育を施してやらないといけないかも知れないな。


 とにかく、人質となってしまった兵士達を取り戻す方法として挙げられたのは、まず第一に『逆に人質を取る作戦』、ちなみにこれは正義の人質作戦なので攻められる謂れはない。


 次点で候補に挙がったのは夜中に人質を収容している施設に侵入し、全員解放したうえで敵を皆殺しにするという作戦。


 前者は卑劣な敵が人質など見捨てて、その交換に応じないという可能性が考えられる。

 一方の後者は、侵入に失敗したり、全員逃がしきれなかった場合に捕らわれているこちら側の人質に累が及ぶ可能性があるという反対意見が出た。



「まぁどっちも一長一短よね、そこで両方組み合わせてみるのはどうかしら? あと人質を凄く高級な奴にするとか、敵が無視出来ないようなし資金提供者とか」


「おっと精霊様、それだ、間違いなくそれが有効だ、敵は卑怯卑劣極悪非道、人外外道のゴミクズ共だからな、多少仲間が殺られそうなぐらいじゃ別に対策を取らない、むしろ自分がそういう目に遭わなくてラッキーぐらいにしか思わないだろうよ、だが資金源となる『強キャラ』を押さえれば……」


「何らかの反応をせざるを得ないわね、別にお金が入る場所は1ヵ所じゃないはずだけど、一度そういうのを見捨てた『前科』が付くと他からも信用を得られなくなる、だから人質と交換してでも助ける、そう考えて良さそうね」


「よし、ということでそれでいこうか……だが問題はどうやって資金提供者なんぞ発見するか、どうやって捕まえるかだな」


「今捕まえてあるのじゃ不足かしらね?」


「うむ、あのおっさん共だけだと少し弱いかもだ、悉く小物感が凄かったからな、もっとこう、大物が欲しいんだよ、目玉商品としてな」



 現状、敵である旧共和国領に資金を提供している馬鹿の中で、最も目立つのは例のロリ・コーン師。

 奴を捕らえ、それと交換というかたちであれば、敵は人質となっている王国兵を泣く泣く返さざるを得ない、そんな気がする。


 だがそれ以外の雑魚資金提供者ばかりだと、どれだけ数を積み重ねようが敵の判断は微妙だ。

 そもそもその程度の連中の失踪や死亡など、隠蔽しようと思えば簡単に出来てしまい、『協力者の一部が見捨てられ、殺られた』という事実が広まらない可能性もないとは言えない。


 ではやはりロリコン野朗、かどうかはわからないが、コーン師あるいはそれに近い重要人物を捕らえる、もちろん生け捕りにする必要がある。


 どこに隠れているのかすらわからないような状況から生け捕り、しかも早急に済ませなくてはならない。

 かなり難しくはあるが、やってみて損はないはず、ダメならダメで夜襲作戦、それもダメなら正面から強行突破すれば良いのだ。


 まぁ結局いつも通りグダグダになりそうな予感はするが、それでも精霊様の提案した良い作戦を無駄にするわけにはいかない。


 ここは多少必死をこいてでもコーン師を発見、捕縛、そして人質交換に利用するべきである。

 もちろんそのコーン師だが、こちら側の人材の無事が確認された後、一気に敵を攻め落としたうえで再捕獲、例に倣って惨たらしい方法で公開処刑しよう。



「じゃあそんな感じで、明日は1日OFFだが、明後日からはいどうしつつコーン師の情報を探ろう、マリエルはもちろんだが、ジェシカも実家の方に連絡をしてくれ、もしかすると帝国でも暗躍してるかもだからな。あと王国の庶民に関してはミラが実家へ、それに王都はルビアからシルビアさんに何かそういう噂みたいなのがないか手紙で聞いておいてくれ。それと……まぁそんなところかな」


『うぇ~い!』



 作戦はこれで確定だ、コーン師がどこに出没しているのか、どこにその情報が、名前が流れているのかまるでわからないゆえ、可能な限り広範から情報を掻き集める必要がある。


 もちろん調査の主力は王宮と、それから今は帰還途中なのか、それともまだ現地に留まっているのかはわからないが、各方面に派遣された部隊だ。


 問題となっている南には元々王国軍の駐留部隊が居るわけだし、その連中に頑張って貰えばある程度の情報が集まるはず。


 とにかく第一には人質となってしまった女性兵士達の一刻も早い救出、第二にそのような卑劣な真似をする反勇者や反王国の連中、即ち崩壊した旧共和国領に蔓延っている馬鹿共の消滅だ。


 これからの作戦に際して、獲らぬ狸の皮算用ではあるものの、先に奴等に与える『地獄への交通手段』を考える。

 火炙りや八つ裂きなどは正直もう十分にやってきたし、見る側、盛り上がる側の庶民も飽きてきたことであろうというところからの判断だ。



「やっぱコレよ、こういう器械を造って死刑囚を中に入れて、それでゴリゴリ削っていくの」


「ほう、この感じは俺が前に居た世界でも見たことがあるぞ……食事用だったけどな……」



 精霊様が提示したのは、パスタを食べる際にチーズをゴリゴリと削って粉にするのと瓜二つの器械、もちろんサイズは『人間用』のつもりなのであろうが。


 しかしこの中に放り込まれ、ハンドルを回されたらどうなるか? 見せられるのは庶民が最も喜びそうな光景だ、そして吐き気を催す、数日は食事に手が付かなくなるレベルのグロい光景ともいう。


 だがそれぐらいはしてやらないとこちらの腹の虫が収まらない。

 王都での安眠妨害だけではなく、マナー悪くゴミを放置、破壊や落書きといった行為、近所迷惑に業務妨害など、奴等が俺達にしてきたことは枚挙に暇がないのだ。


 ああいう連中との戦いは最初、俺達の新しい店を取材に来た雑誌記者が『そういう系』の奴であったところから始まったのか、それともその前であったか。


 とにかく総本山で世界の情報を操作していた連中を滅ぼしたにも拘らず、また次から次へと同じようなゴミ共が現れては消え、というか俺達に殺されてきたのである。


 そしてわかってきたことは、そのようなゴミをどれだけ掃除しても、その行為はまるで無駄だということ。


 言うなれば奴等はウ○コだ、ウ○コをいくら流したところで、ウ○コを製造するその大元を破壊しなくてはウ○コの産出は止まらない。


 だがそのウ○コ製造機は巨大にして抽象的、それを、思想のようなものを手に取り、物理的に破壊することはまず不可能なのだ、叩いても叩いても壊れはしないであろう。


 では一体どうやってそのウ○コを製造し続けるゴミのような思想を打ち壊すのか? その方法はウ○コの元となる栄養、即ち資金を断つこと見つけたり、そういったところである。


 金の切れ目は縁の切れ目、栄養が供給されなければウ○コも算出されない、それは間違いなく、そして至極簡単なことであったのだ。


 ゆえに、今回の戦いでメインの資金供給源であると思しき、そしてその他から集められる大半の資金の流入を決定付けてさえいると思しきコーン師を排除することにより、今あるウ○コを消すだけで世の中を大変クリーンな方向へと導くことが出来る。


 今のうちから楽しみだ、コーン師が泣き喚きながら、最後に少しだけでも『児童ポ○ノ』を見せてくれと懇願する姿、そしてそのままチーズグレーターの中に収納される姿、さらに削られ……そこは考えるのをやめよう。



「それでは勇者様、この文書を王宮宛に送っておきますね、他に何か書いておくことはありますか?」


「転進するから金と食糧、あと酒を送れと言っておくんだ、酒は極上のやつな、食糧は保存の利くものを旬のもの、何人か過労で死んでも良いからダッシュでトンビーオ村に運ばせるんだ」


「わかりました、ではそう伝えておきますね、え~っと、勇者様がまた無茶なことを言ってっと……」


「おい何か違うだろマリエル!」



 とにかくここからは南へ、先にロリ・コーン師の情報集め、そしてその捕縛というミッションが追加されたが、人質の救出後にやるべこことは同じ。


 旧共和国領にサキュバスの群れを放ち、連中の掻き集めた『活動資金』を簒奪、ついでにそれを起因とした仲間内での殺し合いでも起こってくれればなおのことGOODである。


 まぁ、やれることから順次やっていくこととしよう……

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