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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第四部 第一章 新たな戦いの幕開け
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506 出動と遭遇

 王都から見て西の地域、そこに点在するボッタクリバーへの降伏勧告のため旅立った兵士達を見送った後、拠点のメイン施設に戻った俺は、そこで『壊滅からの再生作戦』についての話し合いの場を開いた。


 もちろんまともに工事をしたことがない俺達、そしてここの連中も同じであり、このグチャグチャになってしまった拠点村を自力でどうにかするのは極めて困難。


 だが、この村を取り仕切っているうちの1人である丙の話の中から、建築物等の再建に関して有力な情報がもたらされる……



「へぇ~、じゃあ他の村とか町とか、あと地域メインの温泉郷から建設部隊を派遣して貰えば、わりとスムーズに俺達のハウスの再建が可能ってことで良いんだな?」


「そうなんですよ、立ち上げの後の整備でもこの地域に駐留している王国? でしたよね、そのモッフモフな兵士の方から色々紹介して頂いて……まぁもちろん私達が本当に大人しくしているか監視するつもりもあったんでしょうが……」


「まぁそれはあるだろうな、元々敵組織の構成員なわけだし、王都から送った連中だって本来囚人なんだ、あと全裸で扱き使われてる女共なんぞ人でなしの類だから、でもその監視のお陰で色々と事が進んだんだろ? となればまた同じように、今度はこちらから協力を依頼すれば良い」


「ええ、ですが今は何らかの作戦の最中なんですよね? 駐留している兵士の方々もそれには参加するはずですし、何かを頼むのはその作戦が終わってからでないと申し訳ないです」


「うむ、それは一理ある、奴等も暇じゃないだろうし、というか王国兵の中では精鋭中の精鋭だからな、今回も引く手数多だろうよ、場合によっちゃ俺達よりも機動力が高いからな」



 この西方地域を統括しているのは、元は温泉郷で観光地であった場所に都市機能を移転し、そこに駐留している王都獣人部隊の一部である。


 当該地域はかねてより獣人や魔族でも力の弱い者を蔑み、虐げ、そして場合によっては面白半分で殺害してきた連中だ。


 それに直接的な加担をせず、どうにか許されて今もそのまま暮らしている連中にも、当時はそれなりに獣人に対する悪感情があったはず。

 当初から持っていたその差別意識のようなものは、世界が180度変わった現在でも、連中の心の奥底に燻っているに違いない。


 そんな連中に対する一種の嫌がらせとして、王国は地域を統括する、そしてモッフモフ自治区などと適当な名称を付し、一般人に対して支配的な立場で臨む連中に獣人ばかりを据えたのである。


 反発する馬鹿は当然に残虐な方法で処刑すれば良いし、これまで下に見てきた獣人に命令され、理不尽に殴られ、意味もなく全裸土下座を強要されて、それで少しでも嫌そうな顔をした馬鹿も普通に処刑すれば良い。


 この地域に元から住んでいた連中は、これまで自分達が行ってきた差別の代償をそういったかたちで支払わされているのだ、実に良い気味、ざまぁみろこのゴミクズ共が、失意のうちに死に晒せ、などといったところだな。



「ではそちらの作戦が終わったタイミングで他の町村に声を掛けてみるということで、それまではちょっと窮屈かもですがこの施設内で過ごして下さいね」


「わかった、しばらく世話になると丁に、あとデフラにも言っておいてくれ、あいつは今回顔を見ていないが、別に村を出ているわけじゃないんだろ?」


「いえ、昨日から村の再建のための資材を買い付けに行くと言っていました、なのでしばらくは戻らないと思います」


「何だよ、せっかく来たのに入れ違いのすれ違いで会わずに終わりそうだな……」



 王都から移送した元犯罪的商会のセールスであるデフラも含めて15人の女共、王都の屋敷のすぐ横に設置したアパート風の収容所に住まわせ、領地や屋敷裏にある畑の手伝いなどさせていたのだが、新たにこの拠点村にて活躍の場を与えたのである。


 もちろん元々は犯罪者ゆえ、そこまで自由にその辺をフラフラして、というわけにはいかないが、正当な理由をもって村の外に出る分には特に問題とはならない。


 まさかここまできて逃げ出そうとは思わないはずだし、そもそも逃げ出したところで行くアテもないのだから……



「じゃあそういうことで、俺は何か作戦のことで呼び出しがあるまで部屋でゴロゴロしていると思うから、また何かあったら連絡してくれ」


「あ、は~い、ではごゆっくり~」



 その日の話し合いはそこで切上げ、宿泊している部屋に戻って用意されていた食事を取る。

 パッサパサの保存用パンに硬い干し肉、あとは何だかよくわからない草のスープだ。


 拠点村の支配者たるこの俺様に提供する食事として、非常に豪華なものが出るのを期待していたのだが、どうやら生ゴミ事件で大半の食材がダメになってしまったらしい。


 様々な買出しが済んで、この拠点村の機能が本格的に復活するまではこの食事が続きそうだ、いや、その前に俺達は呼び出され、どこか違う場所へ旅立たなくてはならないはずだ。


 そのときはまともな食事を、ついでにここへお土産として持ち帰る分の酒や食糧もゲットしておきたい。

 唯一のまともなドリンクである王都から持ち込んだ酒をチビチビと飲みながらそのようなことを考えた夜であった……



 ※※※



 サキュバスボッタクリバー摘発部隊を見送ってから4日、特に何事もなく、拠点村のスタッフ人が苦慮している復興作業を余裕の表情で眺めつつ日々を過ごしていた。


 もちろん待機も任務なのだ、いつお声が掛かっても良いように、酒は1日5合までと決め、常に万全の態勢を整えた状態でボーッとしているのだ。


 で、その日の昼過ぎ、ルビア、ジェシカ、精霊様と俺の4人で3本目の一升瓶を空けたところで、何やら文書めいた紙切れを持ったマリエルが部屋に入って来た……



「うぇ~いっ! マリエルも飲むか~っ?」


「いえ、私もそうしたいところなんですが、温泉郷に派遣された部隊から応援要請です、どうやら抵抗している店があるようですね」


「チッ、しゃぁねぇ行くとするか、チャッチャと制圧してサッサと戻ろうぜ」


「主殿、土産の食料品も買い忘れないようにしないとだぞ」


「馬鹿だなジェシカは、買わないよそんなもん、貰えば良いんだ、くれないなら奪う、それがこの世の理だからな」


「それは完全に賊の発想じゃ……」



 細かいことをいうジェシカはさておき、座ったまま飲み続けていたため地味に痺れた足でフラフラと馬車へ……そういえばルビアもジェシカも酔っているではないか、一体誰が馬車を出すというのだ?


 というかそもそも、今回の呼び出しは全員でいく必要がある事案なのか? もし俺達が総出でそこの処理に当たっている間に、他の場所からもっと急を要する、武力衝突寸前レベルの出動要請があったら?


 ……ここは少し考えなくてはならないな、とはいえ俺も、そして賢い組のうち、ジェシカと精霊様というツートップが飲酒状態なのだ、誰か他に色々と決定してくれるのは……まぁ良い、全員集合して会議をし、現地へ派遣するチームを編成しよう。


 そして馬車はこの拠点村の『公用車』を御者ごと出して貰えば良い、そうすればまだ飲みながら……ではなく万全の態勢で事案の処理に当たることが出来るのだ。



「それでどうするよ? てか抵抗しているボッタクリバーの数次第か、マリエル、その文書には何て書いてある?」


「え~っと、大規模な店が1軒、頑なに営業を終了しないと、敵の数は15~20程度だそうです」


「15~20か……2人居ればどうにかなりそうだな、あと直接交渉用にアンジュも引き摺って行くこととしよう」


「じゃあ勇者様、私と2人で行きましょ、メインである食糧調達の交渉は私に任せて、ボッタクリバーの対応は勇者様がすれば良いわ」


「もう何しに行くんだかわからなくなってきたような……」



 まともな食糧の調達も重要ではあるが、本来の目的は摘発に抵抗するボッタクリバーの説得である。

 そしてその説得にどうしても応じないというのであれば、こちらもやるべきことはやるぞと脅す、それでもダメなら強制執行だ。


 おそらく今は転移前にしばし見た、ヤクザの事務所の前に機動隊が整列して睨み合っているような状況なのであろう。

 もちろん現状においては敵の勢力が圧倒的に上、言うなれば『超巨大暗黒組織』と『こどもけいさつ』が対峙しているような状態。


 このままでは体制側に勝ち目がないということは明らかなのであるが、その『こどもけいさつ』の中に『超アダルト勇者』を放り込めば話は変わる。


 あっという間に立場が逆転し、暗黒組織、もといチンケな犯罪組織であるサキュバスボッタクリバーは、その関係者全員が恐怖に震え、小便をチビりながら降参する他なくなるのだ。


 もっとも有形力を行使する前に、その場へ連れて行くボッタクリバーの最高責任者であったアンジュによる『降伏命令』が効果を発揮するはず。


 ゆえに戦闘になることは想定せず、交渉担当は俺1人でも十分だとセラは判断したのである。

 まぁ、正直俺もそう思う、いくら何でもアンジュの言葉に耳を傾けず、その場で暴れて見せるようなことはしないであろうというところだ。


 その後もしばらく意見を出し合ったが、もう俺とセラのみで現地へ向かい、派遣部隊のサポートをするという点は確定したような感じのまま協議は進んでいく。


 今話しているのは『どんな食材を優先して持ち帰るのか?』であるが、もはや本来の完全に作戦とは関係のない、裏の極秘作戦が組み上げられているような状況である。


 そのまま1時間以上も話し合い、結果として栄養価の高そうなものを優先すること、酒はほどほどにすること、日持ちしない物は極力避けるべきことなどが決議された。



「よし、じゃあイモ系はかなり重要ってことだな、肉は塩漬けか乾燥したもので、あと干し柿がないか見てこよう、時期も時期だしな」


「お酒はなるべく度数の高いものを用意するのよ、運搬量には限度が歩けど、割って飲めるものならその分ボリュームが増えるわ」


「ご主人様、お肉は脂身の多い部位が良いです、その方が栄養があるんです」


「わかったわかった、じゃあ最後に全員それぞれの要望を書け、なるべく実現するように調達をしてくるから」



 完全に買出しの流れになってしまったのだが、とにかく俺とセラは2人で、ついでに説得係のアンジュも加えた3人で、拠点村の運営が用意した馬車に乗り込んで温泉郷を目指した……



 ※※※



『すみませ~ん、今日はこの先に見えている宿に泊まりま~す』


「あ、は~い、わかりました~っ」



 冬の夜は訪れが早い、そして非常に寒く、御者台から聞こえてきた声は若干震えているような感じ。

 縛って床に転がしてあるアンジュはともかく、横に座っているセラもどことなく寒そうだ。


 そして今日の旅はここまでということか、位置的に夜通し走れば朝には現着したのであろうが、長旅に慣れていない様子である御者の、誰なのか知らない、しかもバイトのお姉さんに対し、それに付き合えとは到底言えない。


 もちろんそのお姉さんがこの地域の元住民で、獣人や魔族に対する差別主義に加担していた可能性が高いというのであれば話は別。


 だが、どうやらこちらの方はそうではなく、ドリームを追及して新天地にやって来た類の夢追い人らしい、まぁ、何のドリームを追求していて、どうしてバイトで御者をしているのかは知らないが……



「お、着いたみたいだな、おいアンジュ、降りるからちょっと起き上がれ」


「どうするつもりなの? 足も縛られてるから歩けないわよ」


「しょうがないな、セラ、担ぐから足の方を持ってくれ」



 宿の前に到着し、御者のお姉さんが全員分のチェックインをしてくれている間にアンジュとその他の荷物を馬車から運び出し、とりあえず全てを外の壁に立て掛けておく。


 こんな所にしてはなかなか立派な宿のようだ、しばらくして呼びに来た御者のお姉さんは従者用の地下の部屋を、俺達は3人まとめて2階の広い部屋を使うことに決まったらしい。


 今度は俺が1人でアンジュを抱え、セラに荷物を持たせて階段を上がろうとしたところ、宿の従業員とはまるで関係ない、完全な部外者らしきハゲがこちらに、ニヤニヤとゲスな笑みを浮かべながら近付いて来る。


 気持ち悪い野郎だ、勇者侮辱罪で処断されたいのか? とは思ったものの、何か耳寄りな情報を持って来たのだとしたら聞かないと損だ、というか宿のロビーを血塗れにするのも申し訳ないし、一応話だけは聞いておこう……



「ケッヘッヘ、お客さん、なかなかの上玉をどこかで捕らえたようですね、しかもサキュバス、どうやってそんな凶暴な魔族を縛り上げたのかは存知ませんが、本当に良いサキュバスで……しかしですね、当方の紹介する『サキュバス娘』の方がそれはもう大変な美人揃いの激アツ、いや鉄板全回転リーチで……」


「おいコラ、何が言いたいのか簡潔に述べろ、さもないとブチ殺すぞ」


「ひぃぃぃっ! で、ではこれをっ、これをランタンの中にでも入れて、窓の外で燃やせばもうホントすぐに『コンパニオン』が伺いますのでっ、では私はこれでっ、失礼しまーすっ!」



 薄汚いハゲは、俺に名刺のような紙切れを手渡して去って行った、サキュバス、そしてコンパニオンという言葉。


 間違いない、あのハゲはサキュバスの運営するボッタクリバー、その関連でもっと凄いサービスを提供する派遣型の店のスタッフなのだ……



「ねぇ勇者様、今のは殺さなくて良かったわけ? 今ならまだ魔法で頭とか潰せるけど、どうする?」


「いや、後でキッチリ殺すのは確かだが、今のところは泳がせておくべきだな、奴が死んだら敵が警戒するからな、この名刺らしきモノを燃やしてもサキュバスが派遣されない可能性が高い」


「じゃあ実際に呼んでみて、それがどんなものなのか確かめた後に……」


「ああ、一網打尽にしてあのハゲもこの世から消す」



 ちなみに、アンジュにもその『派遣型サキュバスの何か』のことはまるでわからないのだという。


 おそらくボッタクリバーから、その経営しているうちの誰かが勝手に派生させたものなのであろうが、サービスどうこうよりも料金の方が気になる、きっと目玉が飛び出して衛星軌道に乗るレベルの請求書がお目見えするはずだ。



「え~っと、あ、この部屋ね……なかなか広くて綺麗じゃないの」


「よし、じゃあすぐに食事を頼んで風呂にも入って、そしたらさっきのコレを窓の外で燃やすんだったな」



 宿の部屋は広く、ベッドもきっちり3つあった、寒いので俺とセラは一緒に寝るし、派遣型サキュバスの何かを呼んでいる間、アンジュはクローゼットに隠しておく必要がある、もちろんそのまま朝まで放置だ。


 ゆえに使うベッドはひとつだけ、今日のルームメイク係はラッキーだな、まぁ派遣されて来たサキュバスと戦闘になって宿自体がどうにかなってしまう可能性は否定出来ないが……


 荷物を置いた後はすぐに下の食堂で夕食を取り、ちょうどすれ違った御者のお姉さんに手を振って部屋に戻る。

 持ち帰ったパンを『餌』としてアンジュに与えた後、3人一緒に風呂へと向かう。



「ちょっとっ、お風呂のときぐらい自由させてよねっ」


「ダメだ、お前はサキュバスだから全裸でも余裕で逃走するだろ? 恥ずかしいとかそういう概念がないらしいからな」


「だから逃げないしっ! っと、頭ぐらい自分で洗いたいんだけどっ!」


「いちいちうるさい奴だな、セラ、ちょっと手の縄を解いてやってくれ」



 荷物の分際でいちいちやかましいアンジュ、仕方ないので縄を解き、好きなようにさせてやった。

 だがもちろん派遣のサキュバスを呼んでいる間は静かに、クローゼットの中で物音ひとつ立てずに居ることを約束させる。


 風呂上り、しばらく休憩した後にアンジュを再び縛り上げ、今度は念のため猿轡を噛ませてクローゼットの中へと押し込む。


 もし音を立てたら100年間夕飯抜きの刑に処すと宣告してあるため、どうあっても静かにしようと試みるはずだ。

 これで邪魔は入らない、あとはこれから派遣されて来るサキュバス嬢とムフフな……じゃなかった、頑張って色々と聞き出そう。



「え~っと、この名刺みたいなのを燃やせば良かったんだよな? 窓の外でランタンに入れて火を点けると、何だかすげぇ色だな」


「ピンクの炎なんて初めて見たわね、これをどこかからスタッフが見て……待って勇者様、ちょっと周り見てよ……」


「ん? あっ!? マジかよこの状況はっ、これ、今日中に俺達の順番が回ってくるのか?」



 セラの驚いた声に反応し、言われた通りに周りを見渡す。

 1……2……全部で7つか、俺達以外にも7人、または7組の客が、窓の外にピンクの炎を出すランタンを掲げているではないか。


 というかこの宿、あんな所までサキュバス関連のスタッフが入り込んでいること、壁に明かりがあるにも関わらず普通にランタンが置いてあったこと、フロントを通過して来るのでであろうサキュバスが、そこで止められてしまうというビジネスホテルあるあるを想定していないことなど、いくつかの点でひとつの予想を成立させる。


 おそらくこの宿はサキュバスのボッタクリ系派遣型『何か』とグルだ。

 もちろん引っ掛かった客は破滅を向かえ、宿代の支払どころではなくなってしまうのだが、それを差し引いても儲けることが可能なマージンをここのオーナーは得ているはず。


 討伐するとしたら宿ごとか……しかし今夜寝るところがなくなってしまうため、またわりと繁盛しているゆえに、コラテラルダメージがとんでもないことになる。


 建物内で暴れるのはナシにしておこう、まずは派遣されて来たサキュバスを捕らえ、そこからこの宿が犯罪というかボッタクリに加担している証拠を引き出すのだ。


 そこまで考えたところで部屋のドアがノックされる、開いているのでどうぞと言ってみたところ、扉を開けたのはサキュバスの女の子が1人、あれほど混雑していたのに、実に素早い派遣で何よりである。


 俺とセラは、そのサキュバスの身柄を確保すべく、2人同時に飛び掛った……

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