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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第四部 第一章 新たな戦いの幕開け
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501 湿った本

「勇者様、そろそろ起きてよ勇者様ったらっ」


「何だよ、今日は休みにしようって言っただろ?」


「だからって昼過ぎまで寝ないの、休みでもやることが一杯あるでしょっ」


「本当にブラックな労働環境だな、闇の勇者もビックリの黒さだぜこの世界の勇者ってのは、あ~、やってらんねぇ、労基さん呼ぶぞマジで」


「馬鹿なこと言ってないで早く布団から出なさいっ!」



 王都に帰還した翌日、せっかく寝ているところをセラに叩き起こされた俺は、冬の澄んだ空気を突き抜けてくる太陽の光に目を細めつつ、布団から出て立ち上がる。


 ついこの間までは何かと戦いのことばかり考えていたのだ、四天王をどうやって倒そうかとか、そもそもどんな奴なのかとか、考えても考えても答えが見つからず、また押し寄せてくるプレッシャーは尋常なものではなかった。


 それから解放され、ようやく本拠地である王都に帰還したというのに、勇者というのはオチオチ寝ていることも出来ないというのだ、すぐ横で涎を垂らして眠りこけているルビアが羨ましい。



「それで、本日は何をしろってんだ、朝から体操か? それとも近所のジジババと一緒にドブさらいでもするのか?」


「う~んそうねぇ……特に決めてないわ、でもほら、何かやることがあるはずよ、だって昨日まであんなに沢山思い付いたじゃないの、処理すべき何とかって」


「うむ、まず用もないのに叩き起こしたセラにお仕置きしてやらないとだな、ということでこれでも喰らえっ!」


「ひゃんっ! だめっ、くすぐったい……」


「ちょっと2人共、日の高いうちから何をしているんですか? 暇なら庭の掃除、或いは薪拾いにでも行って下さいっ!」


『す……すみませんでした……』



 お玉で鍋底をガンガン叩いて威嚇する凶悪なモンスター、もといミラに怒られた俺達は、仕方なく屋敷を出て王都北の森へと薪拾いに向かう。


 もちろん徒歩でだ、今は昼過ぎだが、戻って来る頃には夕方前になっているはず……朝食か昼食、せめてどちらかは頂いておくべきであったな……


 などと考えながら、自分の領地である広大な更地を通過し、そして経営しているドライブスルー専門店の横を抜ける際には、従業員達に1秒も休まずにキッチリ働くようにと告げて北を目指す。


 コリンの奴、客足が途絶える時間帯だからといってカウンターの裏で雑誌を読んでいやがったではないか。

 労働者に休憩する権利などないのだから、過労で倒れるまで、いや倒れてからもゾンビとしてシャキシャキ働いて欲しいところだ。


 こういう連中がしっかり働かないから、異世界勇者様たるこの俺様が、寒空の下森で薪拾いなどという苦行を強いられる羽目になっているのだから、その点に関しても理解して反省し、ついでに言うと今度から代わりにやって頂きたいものだな。



「やれやれ、やっと薪になりそうな木があるところまで来たわね」


「全くだ、何かやらせるならせめて送迎ぐらい付けてくれよな、俺様は大勇者様なんだから」


「もう勇者様ったら、最近図に乗り方がハンパじゃないわね、一遍神罰でも喰らった方がいいと思うわよ……」



 セラのありがたい忠告は無視して、北の森の入口付近で必死に薪拾いをする。

 ちょうど良い太さの木をお互いの背中にある二宮金次郎像的なアレに乗せ、どちらも一杯になったところで屋敷へ戻るべく歩き出す。


 ……というかこれは帰ったらこれの整理整頓もやらされるパターンではないか? だとしたら明るいうちに帰るのは誤りだ、日が落ちてから、『今日はもう外での活動は出来ません』という状況になってから屋敷へ辿り着くべきだ。


 もちろんミラは怒るであろうが、偶々先行者の超巨大ゴリマッチョが居て、薪になりそうな木を森中から掻き集め、なんと50tも近く持ち帰ってしまったなどと言っておけば良い。


 この世界においては、その程度のことは日常的に起こるのだし言い訳としては完璧だ。

 セラもその作戦には賛成のようなので、しばらく暇を潰すため、踵を返して森の中へと戻る……



「それで、何をして暇潰しをするわけ? 宝探しでもする? それとも冬眠中のクマでも狩る?」


「う~ん、宝探しだな、クマとか恐そうだし、何よりもお宝を見つけて帰ればそれだけで遅くなった理由として正当なものになる、それでいこう……と、でも森の宝なんてもう誰かに獲り尽くされてんだろ……」


「いえ、天然のもの、例えば前にマーサちゃんが掘っていた山芋とかトリュフとか、そういうものなら可能性はあるわ、ということで探すのは主に地面ね」


「なるほど、じゃあ道からかなり外れた場所で、ひたすら地面を……って、帰って働かされた方がマシな作業かも知れないぞそれは」


「良いから行くわよっ!」



 すっかりその気になってしまったセラに引っ張られ、大量の薪を背負ったまま森の奥へと突入して行く。


 そこからはわりと本気で宝探しをしたのだが、見つかるのは森で魔物に喰われた方々の遺品ぐらい。

 当然遺された金銭はあり難く頂いたが、そもそも護衛もなしに森へ入り込み、魔物に殺されている人間が大金を持っていることはない。


 よって集まったのは少々の銅貨と、錆びて使い物にならなくなった鉄貨が数枚のみ。

 これではダメだということでさらに森の奥へ、もはや目的は薪拾いの遅延行為から、本格的な宝探しへとシフトしていた。



「……ダメね、マーサちゃんを連れて来ないと、さすがに私達じゃ地面に埋まった『お宝』を嗅ぎ当てることなんか出来ないわ」


「もう諦めて帰ろうぜ、多少は小銭もゲットしただろ、ほら、銅貨が1、2、3……7枚もある、俺達2人が半日働いた分の稼ぎよりは遥かに多いぞ」


「確かにそうね……実に情けないけどその通りだわ、仕方ない、ミラには怒られるかもだけど帰りましょ、土下座して地面に額を擦り付けて、それから3時間正座すれば許してくれるかもだわ」


「セラ、言っておくがお前の方がお姉ちゃんなんだからな……」



 散々探し回った結果、山芋もトリュフも、それに貴重なお宝の類も発見することも出来なかった。

 ここは森の奥深く、人通りは限りなくゼロに近い場所ゆえ、これ以上行っても安定収入である死人の遺した小銭は手に入りそうもない。


 事実、ここまで来る途中ですれ違ったのは薪5tを持った巨大ゴリマッチョ男性ぐらいのもので、普通の人間がここまで来るようなことはまず間違いなくないのだ。


 もうしばらくしたら暗くなるし、ここは大人しく帰っておこう、そう思って再び南へ、王都の方角へ歩き始めた矢先、セラが地面に落ちていた何かを発見する……



「何コレ? 湿った本……誰かが捨てたエッチな本ねっ!」


「おいおい、それはないだろ、わざわざ危険を冒してまでこんな所へ来て、たった1冊のエッチな本を不法投棄するってのか? だとしたらさすがに頭が悪すぎるぞ」


「でも確かに本よ……あ、でも書いてある文字が読めないわね、挿絵も意味わかんないのだし、きっとさっきの超巨大マッチョおじさんが落としたんじゃないかしら?」


「拾ってんじゃねぇよ汚ったねぇなっ! しかも持って帰るのかよっ!?」



 俺の背中の薪の間に、森の奥深くに落ちていた湿った本、しかも書いてある字すら読めない本を勝手に挟みこむセラ、こんなものを拾って持ち帰るのは意地汚いし、そもそも物理的に汚い。


 しかし貧乏とは恐ろしいものだ、何でもかんでも拾得し、無主物とあらば占有する、ときにはそれを口に入れることすら辞さない構えでないと生きていけないのだから……



「あ~あ、これは通常の10倍程度怒られるやつだな、今のうちに正座に備えたストレッチをしておかねば」


「大丈夫よ、きっとこの本は非常に価値のあるものだわ、王宮へ持って行ったらすぐに学者が群がって、凄い数の金貨と交換して貰えるの」


「なわけあるか、どんだけ都合の良い妄想なんだよ一体……」



 まぁ、ここでブツブツ言っていてもセラがこの謎の湿った本を諦めることはないであろう。

 帰ったら俺は真っ先に逃げる、そう決意して夕暮れの街道を進み、屋敷へと戻った……



 ※※※



「……で、こんなものを拾っていて遅くなったというんですね?」


『すみませんでした』


「まぁこれはこれで誰か読める人に見て貰うとして、とりあえず拾って来た小銭は回収です、2人共薪を太さごとに整理したら庭の掃除、それからゴミ捨てとお風呂の排水溝掃除とそれから……」


『もう夜なんで勘弁して下さい』


「問答無用ですっ!」



 結局怒られ、正座は免れたものの各種掃除等をさせられる羽目になった俺達は、ぶつくさと文句を言いつつ作業に従事し、全て終わったところで夕飯に呼ばれた。


 セラが拾った本は玄関に放置されていたようだが、これから食事だというのにそんなものを触りたくない。


 まぁ、空気も乾燥しているし、そのうちに少しは乾いてくれるであろう。

 それを全員に見せて、誰か書いてある字が読めて、挿絵の意味が理解出来る者を探すのだ。


 雰囲気的にはおそらく魔族の文字、ユリナやサリナであればもしかしたら読めるかも知れないといった感じのものであったが、果たしてどうであろうか。


 ということで食後風呂へ入る前に、ユリナとサリナ、ついでにオマケのエリナも連れて玄関へ向かう。

 マーサも呼ぼうかと思ったのだが、どうせこんなモノを見ても興味を示さないであろうと思ってやめておいた。



「どうだ、こんな文字なんだが……」


「ご主人様、コレをどこで拾って来たんですの?」


「ん? セラが森の中で発見してな、貧乏性という決して癒えない病の症状によって持ち帰る羽目になったんだ」


「この本、魔王軍が、しかも魔王城で配布しているものですの、ゾンビ向けの文字で書かれていますが、中身は魔王城のガイドマップ、『ようこそ魔王城へ』で間違いありませんの、ねぇサリナ」


「ええ、しかもコレ、『第277版5刷』になっていますね」


「何だよ277版って、どんだけベストセラーなんだ?」


「それは大昔から同じものが配られ続けていますから、途中で変更があった箇所なんかを修正していけばこうなってもおかしくはありません、ですが問題はこの版……発行が先月なんですよね……」


「いやいや、先月魔王軍が発行した魔王城のガイドマップが王都の横の森で湿ってんだよ、意味がわからんぞ」


「う~ん、そう言われましても確かにそうなんでして……」



 ユリナとサリナの主張はおかしい、ちなみにエリナはあまり興味がなかったのか、風呂へ行ってしまった。


 で、話を戻すと魔王軍発行というこの本、というかガイドマップか、そんなものが人族の領域に落ちているはずがないのだ。


 なぜならばこのガイドマップが配布されている魔王城はどこかの空に……いや、どこかというのはどこかである、そのどこかというのはこの付近のどこかという可能性がないわけでもなくて、森の上空のどこかを通過した際に、どこかで偶然落下したこのガイドブックが、どこか、ではなく今日俺とセラが宝探しをしていた場所に舞い降りた、そう考えることも可能ではないか……



「とにかくだ、この本が王都上空を通過した魔王城から落下したのだとしたらだな、奴等は何らかの目的でここを、この王都や俺達の屋敷、それから俺達のプレハブ小屋しかない領土を見に来たってことだろ?」


「まぁ、そうなりますわね」


「てことはアレか、もしかするとその場で攻撃開始とか、あと適当に落下傘部隊でも落として大暴れ、王都滅亡、なんてことも出来たってことだな」


「まぁ、そうなりますわね」


「やべぇじゃねぇかっ! 限りなく普通に相当に極めてやべぇじゃねぇかっ!」


「まぁ、そうなりますわね」


「すまんがユリナの返答からはイマイチやべぇ感じが伝わってこないぞ……」



 これはかなりの緊急事態、どう考えてもこの王都、人族の地の中心となっている王都が、敵の攻撃の射程圏内に入っているということなのだ。


 だが魔王城がどういうモノなのか知っているはずのユリナ、そして横で頷いているだけのサリナが、その事態に際してここまで薄い反応であるのも気掛かりである。


 もちろん今更俺を裏切り、その首を持って魔王の下へ戻るなどということは考えられないが、なにかこう、このタイミングで魔王城が直接攻撃してくる可能性が薄いことを知っているのであろうか?



「おいユリナ、サリナ、お前等のその余裕の根拠を示すんだ、じゃないと俺が不安で仕方ない」


「ご主人様は意外と弱気ですのね、良く考えて見て下さいですの、ここまで負けに負けた魔王様が、ここで最終的には孤立して全滅させられるような落下傘部隊なんて送って寄越すはずがないですわ、そんなことをして余計に人族側の怒りを買うなら、その兵力で自分を守らせる方が得策ですのよ」


「へ~、そうなんだな、魔王の奴も色々と保身的なこと考えてんだ」


「それとご主人様、ご主人様は天空の魔王城が変な魔導ビーム兵器とかでここを攻撃してくると思っているようですが、そういうおかしなのは付いてないですから、普通に」


「えっ、ビームないの? もしかして超大口径魔導砲もか?」


「まずもってありません、魔王様のことだから作ろうとはしていると思いますが、見えないぐらいの高空から地上を狙う攻撃なんて、せいぜいゴミ箱をひっくり返して生ゴミを落とすぐらいです」


「生ゴミって、実に現実的で夢がないな、まぁそのお陰で攻撃されないってんなら万々歳だが……」



 それでも不安は拭えない、かつては王都を爆撃されたり、変な奴の工作によって乗っ取られたりしたのでる。


 もちろん全て魔王軍またはその関与によるもの、そもそもここのところ対応に苦慮している反勇者のゴミ共にしても、もとはといえば魔王の奴が転移前の世界で効果的とされていた嫌がらせのひとつとしてこの世界に紹介したものだ。


 奴が、俺と同じ世界から来た魔王がここから何をしてくるかわからないのだ、ユリナとサリナの話を疑うつもりはないが、念のため警戒は怠らないようにしておこう。


 その後はもう風呂に入ろうということになり、魔王城のガイドブックであるという湿った本は庭に、あからさまなゴミとして放置しておいた、そのうち自然に還るか、アイリスが発見して処分するに違いない。


 と、風呂へ向かうために2階のテラスから階段を伝って外へ出ようとしていたところ、先に湯船に浸かっていたマリエルの所へ影がササッと近付き、何かを伝えて離れて行ったのを目撃する。


 どう考えても伝令に来たマリエルの子飼いであるイレーヌだ、俺が近付くと豚野郎だの何だのと罵ってくるのであまり関わりたくない。


 しかし伝令が来たということはまた王宮で用があるのか? 四天王討伐に関してはミジンコの涙ほどの報酬を既に受け取ったわけだし、この後こなすべき残務についてももうわかっているのだ。


 となると他の用事が……きっと魔王軍をさらに追い詰めたことを祝う祭でもするつもりだな、まぁもちろんやるのは構わないし、俺達も美味い料理と酒を求めて参加するのだが、魔王城がこの王都の上空を通過していた可能性があるということをしっかりと認識し、安全に配慮した催しとして頂きたい。


 敵さんも馬鹿ではないのだ、祭などでワチャワチャしているときを狙って、先程ユリナが否定したような落下傘部隊を投入、暴れるだけ暴れさせて混乱の中を離脱させる、というような作戦を取ってこないとも限らないのである。


 そう思いつつ下へ降りて掛け湯をし、湯船に浸かると、早速マリエルからお話があるようだ……



「勇者様、今王宮から伝令がありまして、明日以降の大まかな予定が決まりましたよ」


「うむ、教えてくれ」


「まず明日は王の間に女神様がご降臨なされて、私達に四天王討伐のご褒美を下さるとのことです」


「おぉっ! 王の間を使うということはかなりボリュームのある物品を寄越すってことだな」


「だと良いですが……まぁとにかく、明日は朝から王宮へ行きますのでそのつもりで。それから明後日は勝利を祝うささやかなイベント、その翌日には世界中のボッタクリバー撲滅に向かうための出発式が催されて、そのまま私達は西の方の摘発部隊として王都を出ることになります。こんなところですが、大丈夫ですか?」


「おうだいたいわかった、おそらく大丈夫だろうよ、で、ちょっとあの湿った本から新たに判明したことがあってだな……」



 ユリナとサリナ以外のメンバーにも、先程判明したとんでもない事実を伝える。

 本というか魔王城のガイドブックを拾った張本人のセラが、それ見たことかとまるで鬼の首でも獲ったかのように威張りだしたが、別に何も偉くはないのだよ諭しておいた。


 だが安心すべきはひとつ、明後日開催される『イベント』が、そこまで大規模で、王都中を熱狂の渦に巻き込み、侵入者の出現に気付かないようなものではないということだ。


 それなら『落下傘部隊の襲撃』などがあったとしてもすぐに発覚、討伐出来るし、ユリナの言うように無駄とわかっていてそのようなことをしないと考えることが出来る……



「ご主人様、それじゃあ魔王城はそのまま攻めて来るんですか?」


「いや、ユリナとサリナの分析だと、せいぜい上空1万m以上から生ゴミを投下してくる程度らしい」


「へぇ~、ゴミじゃ食べられないですね……」


「そうだ、特に価値もないし汚いだけだ」


「……主殿、それは十分に脅威だと思うぞ、ゴミとはいえ魔王軍の出したゴミだからな、瘴気に汚染され、ついでに言うと『魔王城全体のゴミ』というのであれば、それは凄まじい分量になる、正直言ってかなりヤバい」


「う~ん、まぁ確かにそうだが、魔王軍もそこまで暇じゃないだろ、やってくるとしてもせいぜい雑魚キャラが部屋のゴミ箱をひっくり返すぐらいじゃないのか?」


「その程度で済めば良いのだが……」



 ジェシカは不安を口にしつつ、綺麗な月の出た冬の夜空を見上げた。

 今は魔王城がこの真上にある可能性は極めて低い、雲ひとつない星空が広がっているためだ。


 もし雲が、真冬の空に似つかわしくない巨大な雲がそうとの上空に出現したら、そのときはそのときで警戒することとしよう、腐った生ゴミが降り注ぐことがあるかも知れない……

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