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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第九章 怨霊軍団との戦
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49 王都の後始末と偽者の登場

「はぁ~、昨日もこの道を通って劇場に向かったのよね……て、勇者様私の話聞いてる?」


「ああ、聞いてるよ、セラのおっぱいは昨日も小さかったって話だろ?」


殴られたらちょっとだけ目が覚めたような気がする。


今日はまず、負傷者の治療に当たっているルビア達に朝食を届け、その後は昨日の朝まで劇場だった燃えカスの片付けである。

既に町中の店は営業しており、そこで全員分の食事を購入するために入った、しかし最早パンも肉も野菜も、飲み物すらも全て激辛の商品しか残っていなかった。

災害時あるあるだ。


「おぉ、ゆうしゃよ、来たか、早速じゃがちょっとここ任せて良いかな?」


「どこ行くんだよ? お前王だろ? 持ち場を離れるんじゃないよ」


「便所じゃよ便所、王宮の食糧庫もやられてしまったのでな、仕方なく町で激辛サンドウィッチを買って食ったらケツからファイアブレスが……」


汚ねぇ王だな、ケツを押さえながら走るんじゃねえよ、みっともない。




「あっ勇者様、おはようございます、昨日は帰れなくて申し訳ありませんでした」


「おうマリエル、お前はどこ行くんだ? ルビア達は?」


「ちょっとおトイレです、激辛サラダを食べたらお尻からファイアブレスが……」


汚ねぇ王女だな、親子揃って何やってんだよ。

第一王子のインテリノもトイレに向かって走っているのが見える、ここの王家はどうなっているのだ?



「ご主人様、こっちです! こっち!」


ルビアが遠くから手を振っている、ミラとジェシカも一緒だ。

3人に近づいて行き、激辛干し肉を渡すものの、察しの良いミラだけは拒否した。

ルビアとジェシカはひーひー言いながら食べている、ケツからブレスを出すのだけはやめて欲しい。


「で、被害状況はどうなんだ?」


「既に劇場でおよそ100名、闘技場の方では500名程の遺体が収用されたようです、王宮でも貴族が何人もぐちゃぐちゃになっているみたいです」

「全員無事なのは研究所だけですかね……」


研究所だけは先にマトンが避難誘導を開始していたし、ユリナ達がすぐに応戦した。

不意を突かれた劇場と闘技場、それから防御魔法が打ち破られた王宮ではそれなりの死者が出ているようだ。

知り合いには被害が無かったが、知り合いの知り合いぐらいまでいけば犠牲者も居るであろう、しばらくは慎重な言動が要求されそうだ。


「そういえばご主人様、昨日変な貴族を蹴飛ばしませんでした?」


「ああ、そう言えばそんな奴も居たな、犠牲者にはカウントしなくても良いだろう」


「いえ、ギリギリ生きていたので治療してしまいました、何やら文句を言っていたようですが」


「そうか、後で謝罪の一撃をお見舞いしてやろう、あのときはどこかへ行こうとしていたみたいだし、地獄に送ってやれば満足するんじゃないかな」


あのタイミングで王宮の前の馬車に居るということは、そのまま王都から逃げ出そうとしていたのであろう、貴族なのにな。

自分で殺すと怨霊とかウザそうだ、後で駄王に言って処刑して貰おう。




さて、瓦礫を片付けるとするか……


「勇者様、これはどこに運んだら良いのかしら?」


「知らない、食べちゃえば?」


「役に立たない異世界人ね、向こうでマリエルちゃんに聞いてくるわ」


瓦礫は一箇所に固めて置いてあるようだ、俺は一回に運ぶ量を極力少なくし、何度も往復して凄くやっている感を出した。

しかし掘れば掘るほど死体が出てくる、どれだけ死んだというのだ? 闘技場の方は満員のところをやられたらしいからな、これどころではないであろう。



初日は夕方までの作業であったが、まだ劇場の片付けは半分も終わっていない、闘技場はもっと進捗が遅いとのことだし、王宮に関しては手付かずだ。

これは相当時間がかかるぞ、ゆうれい魔将には多額の賠償金を請求しなくてはならない。


「おぉ、ゆうしゃよ、ちなみに以前リリィちゃんをいじめていたと言っておった運輸大臣がおったじゃろう」


「ああ、居たなそんな奴! あの野朗、いつかぶっ殺してやる!」


「死におったぞ、ぐちゃぐちゃに潰されての、明日死体を見せてやろうぞ!」


「遠慮しておくわ、気持ち悪いのは貴様の顔だけで十分だ」


「なんじゃ連れないのう、なかなかのアートだと思ったのじゃがな」


人間がぐちゃぐちゃのアートとか金貰っても見たくないわ!

そうだ、昨日の貴族のことも言っておこう。


「そういえばさ、昨日王宮の前で馬車を徴発した貴族が文句垂れてるんだってよ」


「その件なら既に耳に届いておるぞ、御者のじいさんに聞いたらやはり王都から逃げるよう指示されていたそうじゃ、こっちで殺しておくから復讐されることは無いじゃろうて」


「助かるよ、粘着されても適わんからな、じゃあ、また明日来るから!」


その日はルビアチームも屋敷に帰ることとなった、さすがに連日仮設の救護所では寝られないであろう。

瀕死の重傷者はもう全員こっちに戻るか向こうに行ってしまうかしたらしいからな、後は軽傷の者を順に治療していくだけだ。



※※※



「ご主人様、私はもう疲れました、肩を揉んでください」


どうして異世界勇者たるこの俺が風呂で奴隷の肩を揉んでやらないとならんのだ?

ルビアめ、調子に乗りやがって、手が滑っておっぱいを揉んでやろうか。


「なぁルビア、マリエルは良いとしてミラとジェシカはちゃんと役に立っているか?」


「ミラちゃんは前回の砦の一件で慣れていますが、ジェシカちゃんは治療向きではありません、セラさんとトレードしましょう」


お化けが怖くて使い物にならなかったジェシカ、今度は治療班でもお払い箱らしい。

今は罰としてカレンに頬っぺたを抓られている。


「ミラは使えたようなので許してやろう、ジェシカはこの後2時間正座な、あとミラ、食糧の様子を見てくれ、水でやられているかも知れん」


「わかりました、ついでに夕食を作っておきます、精霊様の分も必要でしょうか?」


「そうだった、精霊様もそろそろ許してやらないとだ」


社の鍵を外すと、不貞腐れたニート精霊が出て来た。

かなりご不満のようだが暴れるほど元気ではないらしい、これ以上の被害拡大は防ぐことが出来たようだ。



風呂上り、ミラが確認した食糧は半分ぐらいが使い物にならないらしい、腐ったものは後で王宮に献上してしまおう。

とりあえず助かった食材でささやかな夕食にする。


「ようやくまともな食事だ、主殿、今朝の激辛干し肉は最悪だったぞ、なぜあのような物を買ってきたのだ?」


「それしかなかったんだから文句を言うな、大規模な災害が起こると大体そういうことになるんだよ」


「そうなのか、一体誰がまともな食糧を買い占めているのだろうな?」


後日、食糧の転売でぼろ儲けしたシルビアさんが酒を奢ってくれたのであった……

貴様だったのかっ!





翌日も、そのまた翌日も、そしてその……とにかく連日片付け作業に従事させられた。

もうここのところ瓦礫と死体以外のものを見ていないような気さえする。

10日間の作業の末、わかったのは死者・行方不明者あわせて約1,700名ということ、研究所と王宮を優先して復興するため、しばらくは劇場と闘技場はナシとなることなどである。


聖国から派遣された人間が憑依されているか判別するだけのつもりだったのに、最終的には未曾有の大惨事となってしまったようだ。

そしてまだ魔将レーコ本人が残っている、この事件の責任を取らせるべく、さっさと退治してやらないとだ。



※※※



「勇者様、ここのところ見に覚えのない請求書が毎日のように届いているのですが……」


「良いだろ燃やしておけば、薪も炭も全部濡れてしまったんだ、誰かが燃料をプレゼントしてくれたんだろう」


「でもこの間の事件あたりからほぼ毎日ですよ、しかも王都ではなく近隣の町や村からのものばかりですし」


何だろう? 俺達はここのところずっと王都に居たからな、間違えて請求してくるにしても毎日というのは多すぎる。

ちょっと王宮へ行って調べさせるとしよう。


「ミラ、来ていた請求書を全部貸してくれ、王宮に持って行って真相を究明して貰うよ」


大量だった、ポストのどこにこんなに入っていたと言うのだ。

知らない飲食代、装備代、馬車や道案内、それからサービス代……は俺がこっそりセラと行ったエッチな飲み屋のやつだ。

なぜわかるかって? 俺はいつも領収書を切って貰うときには『異世界勇者パーティー』としている、経費で落ちるからな、請求書を送って貰うときも同様だ。

一方、よくわからん請求書の方は『異世界勇者アタル』と記載されている、俺個人の名称だ。

こんなもったいないことをするわけがないであろう、どこかに俺の偽者が居るに違いない。


「これは緊急案件のようだ、午後は王宮へ行くからミラは皆に内容を報告、セラは付いて来てくれ!」


賢いミラを連れて行きたいところではあるが、揉めたときにはゴリ押しで通せるセラの方が強い、お供の動物はセラに決定だ、後できび団子をあげよう。



※※※



ボロボロの王宮に着くと、まっすぐ王の間へと向かう、腰痛総務大臣は復帰しているようだ、さすがにこの状況で休む訳にはいかないのであろう。




「なっ! おかしいだろ、この日付は王都で襲撃があった日だ、その日に俺がここから馬車で2日もかかるような町で飯を食っているわけがないだろう!」


「うむ、それにそなたはこの日も確か王宮におったはずじゃ、あり得ない請求書が多すぎる、これはちと調べてみる必要がありそうじゃの」


「頼むぞ総務大臣、天に召される前に異世界勇者の危機を救ってくれ、女神の沙汰も寛容なものになるはずだ」


「失礼な異世界人じゃな……」


この請求書の山を全部実際に取り立てられるとなると相当に不味い。

今回の件は王都がやられ放題で報奨金どころではないだろうからな、このままだと異世界初の自己破産勇者が誕生してしまう。


「とにかくお願いした、何もわからずに死んだら貴様の死装束に乳首を描いてやるからな、覚悟しておけよ!」




セラと一緒にリリィに乗り、屋敷へ帰った、屋敷の前ではミラがニコニコ顔で立っている、どうしたのであろうか?


「お帰りなさい勇者様、お姉ちゃん、ちょっとこちらへ」


俺の部屋にはこれまたニコニコ顔のルビアとマリエル、何だよ気持ち悪いな……


「ご主人様、セラさん、この請求書は何でしょうか?」


「これはだな、えっと……セラが説明する!」

「いえ、勇者様が行こうって言ったのよ!」


王宮へ行くときに置いて行ったエッチな店の請求書が積み上げられていた、セラと出掛けたときに興味本位で入ったエッチなバーのもの、その後俺1人で通い詰めたもの……詰んだ!


「お姉ちゃん、まずは肩を揉んでもらおうかしら?」

「ご主人様、私もですよ、肩が凝って仕方ありません」

「勇者様、セラさん、私は後で王都3大スペシャルスゥィーツを全部買って下さい」


やられた、こんなミスでルビアに肩を揉まされることになるとは、しかも何だスゥィーツって、マリエルの奴発音良いな、さすが王女だ。

しかし何かが引っ掛かる、どこかがおかしいはずだ、探せ、奇妙な点を探すんだ……あっ!


「3人共、これらの請求書は一見してエッチな店から来ているとはバレないように偽装されている、どうしてそれを見抜くことが出来たというのだ?」


「……それは、その女の勘というか」

「ご主人様の行きそうな所を予想して……」

「私達を疑うというのですか……」


「ではもうひとつ聞きたいことがある、例えばこの店、俺1人のときは銀貨1枚程の料金だ、その前にセラと行ったときには約2枚、ここまでは良いな?」

「で、この中にある身に覚えのない銀貨3枚と銅貨2枚の請求書、3人前のような気がするのだが?」



「飲みすぎたのでは?」

「ご主人様、申し訳ありませんでした!」

「さぁ、何のことやら」


「おい、1人折れたぞ! 3人で行ったものも誤魔化して俺に払わせようとしたんだろう、ここがエッチなバーだと知っていたのも納得がいくなっ!」


「勇者様、この卑劣な3人に罰を与えるわよ!」


逃げようとしたマリエルをカンチョーで仕留める、ミラもセラが取り押さえたようだ。

ルビアは既に腹を見せて降伏のポーズを取っている。


「アッツアツの原泉でしゃぶしゃぶにしてやろうぜ!」

「それよりもこの請求書、全部支払わせましょう!」


結局、俺達の分も含めたエッチな店の請求書は、全部ミラ、ルビア、マリエルの3人が割り勘で支払うこととなった。

貯蓄性向の高いミラと王女のマリエルにとってはどうということなかったようだが、金遣いの荒いルビアは破産した。

債務超過分を俺が立て替え、ルビアは正真正銘、身も心も、財布すらも俺の奴隷へと成り果てた。

今は肩を揉ませている、次はおっぱいを揉ませて貰おう。


こうして正体不明の請求書以外はすべてが片付いたのである。



※※※



「勇者様、あの請求書の出所がわかりましたよっ!」


請求書事件の3日後、王宮に行っていたマリエルが帰ってくるなりそう口にした。

ババァ総務大臣が死ぬのと、請求書の正体がわかるの、どちらが早いのかと思っていたが、どうやら請求書の方に軍配が上がったようだ。


「マリエル、とりあえず夕飯にしよう、風呂の後ゆっくり話してくれ、これ以上飯を待たせるとリリィが壊れてしまう」


「ではそうしましょう、ごめんねリリィちゃん、ご飯待たせちゃって」


「早く食べましょう、早くっ! もうご主人様を食べちゃうか迷いましたよ~」


リアルに怖いからやめてくれ、ドラゴン形態ならガチで丸呑みだろう。


食事を終えて風呂に入った、その後はいつも通り俺の部屋に集合なのであるが、屋敷の修理が完了した今となっても全員がここで布団を敷いて寝ている、修学旅行スタイルだ、俺のベッドは隅に寄せられた。


「じゃあマリエルは請求書のことを話してくれ、マーサの尻尾はユリナがやってやれ」


「はい、あの請求書はやはり偽勇者パーティーのもののようです」


「やはり偽者か、偽皇帝といい、サリナは何か知ってるんじゃないのか?」


洗濯ばさみをカチカチしながら聞くも、サリナは顔を青くして首を横に振ったのみであった。

本当に何も知らないらしい。


「偽勇者パーティーは男1人と女2人、女の方はどちらも少女で、一方は貧乳、もう一方は巨乳だそうです、あとなぜか火を吹くトカゲを連れているとか」


「それって俺達勇者パーティーの初期メンバーを模してないか?」


まず俺と、貧乳はセラ、巨乳はミラ、そして火を吹くトカゲというのはリリィのことであろう。

俺達がはじめて王都に入ったときと同じ状況だ、ドラゴンはさすがに用意できなかったのか。


「もしもし、勇者様はその貧乳が私の役だと言いたいのかしら、貧乳がっ!」


「ああ、もちろんそうだ」


殴られた、痛い。


「というかさ、そこまでわかっているならすぐ捕まえろよ、殺そうぜ」


「それがそうもいかないんです、偽勇者パーティーはプルン聖国の聖女様が発行する異世界勇者認定証を持っているとか……」


「何それ、認定証なんてものがあるのか?」


「ええ、聖女様が女神様から直接お聞きして、それで確認が取れたら発行するものです」


「待て、俺も女神から登録勇者番号は貰った、だが認定証なんてのは一切聞いていないぞ」


「う~ん、そう言われましても、しかしそれがある以上は国の方で何かするわけにはいかないんですよ」



なるほど、そのプルン聖国の聖女様というのはかなりの権力者なのだな、大方しわくちゃのババァだろうが。

で、そいつの認定を受けているがゆえ、その明らかな偽勇者を討伐することができないと。



「しかしまた聖国か、やはりこの件もゆうれい魔将レーコが絡んでいそうだな……」


「勇者様、貧乳が私の役をやっているのは許せないわ!」

「私の役がトカゲなのも許せません!」


「よし、わかった、その偽勇者パーティーは俺達で始末しよう! この件で国に期待するのはヤメだ」


「しかしそうすると聖女様が……」


「聖女様も始末すれば良いんじゃないか?」


「……恐ろしく罰当たりなことを言いますね、まぁ良いでしょう、本物の異世界勇者様がそう言うのであれば女神様も許してくださるはずです」


あんな女神の許可を取って行動しようとなどは1ミリも思わないのだがな。

とにかく偽勇者パーティーの居所を探ろう。


「マリエル、王宮の方では偽者の動向は掴めているのか?」


「はい、連中は聖国からこの王都を迂回して西へ向かっており、そろそろ帝国領に入るのではないかといったところだそうです」


「となるとセラとミラの故郷の村が近いようだな、そこは確実に通っていくだろう」


「そうですね、砦を抜けないと帝国領にはは入れませんし、その前に2人の村で補給をすると考えるのが妥当かと」


「じゃあ決まりだ、明日発ってセラとミラの村へ向かおう、俺達だけで偽勇者を討伐するぞ! 交通費はさすがに国に請求するがな」


というわけで、翌日から偽勇者狩りに行くことが決まった、誰も反対はせず、むしろ馬鹿にされた形であるセラとリリィのやる気は俺よりも遥かに高かった。


これもゆうれい魔将のレーコが仕組んだことだとしたら、聖女様=レーコの可能性も高くなる。

速攻で偽者を始末し、それで聖国が文句を言ってくるのであれば、すぐにそちらへ攻め込むつもりだ。


「マリエル、明日朝一番で王宮に行ってこのことを伝えてくれ、俺達が勝手にやる感じにしたいからその辺りは上手く調整してくれ」


「わかりました、では馬車と宿の準備が出来次第戻ってきますね、そしたら出発しましょう」


「良い馬車と高級な宿を頼むぞ!」


その後、女神と念話して認定証のことを聞いた、返答はそんなものもあったようだが、人間が勝手にやっているだけでこちらは関与していない、といったものであった。

さらには聖女様とやらと話をしたことは無いという、そもそもがペテンだったのである。



まぁ良い、カレンの尻尾も乾いたようだしもふもふして寝よう、明日に備えるんだ……

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